JPS6215245B2 - - Google Patents

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JPS6215245B2
JPS6215245B2 JP53102289A JP10228978A JPS6215245B2 JP S6215245 B2 JPS6215245 B2 JP S6215245B2 JP 53102289 A JP53102289 A JP 53102289A JP 10228978 A JP10228978 A JP 10228978A JP S6215245 B2 JPS6215245 B2 JP S6215245B2
Authority
JP
Japan
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activated carbon
air
carbon filter
ozone
conduit
Prior art date
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Expired
Application number
JP53102289A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5528756A (en
Inventor
Nobuyoshi Umiga
Toshiaki Seki
Hiroshi Hayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication of JPS6215245B2 publication Critical patent/JPS6215245B2/ja
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  • Treating Waste Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は紫外線灯により生成されるオゾンを用
いた腐食性ガス除去装置に関する。
従来工業地帯、下水もしくはし尿処理場、地熱
発電所等では、腐食性ガス、例えば二酸化イオウ
(SO2)、硫化水素(H2S)、二酸化窒素(NO2)、
一酸化窒素(NO)、塩素(Cl2)、塩化水素
(HCl)などが雰囲気中に存在し、これが空気中
の水分と一諸に金属表面に作用し腐食現象を引き
起していた。この大気にもとづく腐食防止は、表
面塗装や内部の完全密封化により外気と接触を断
つて行なつていた。しかし精密機器などは、機器
内部の冷却を常時必要とするものが多く、大部分
のものは機器内部に換気用フアンを取り付け、強
制的に外気を導入して冷却を行なつている。
このため外部雰囲気中に腐食性ガスが存在する
と、機器内部で腐食を発生し、接点不良などから
誤動作の原因となつた。
従来、空気中からの腐食性ガスの除去には、薬
液含浸吸着剤、鉄粉、活性炭などを用いていた。
これらのうち、活性炭が最も確実であるが、腐食
性ガスが多成分から構成されることが多いため、
選択的吸着特性の強い活性炭のみでは不十分であ
つた。このため酸化力の強いオゾンを添加混合
後、活性炭表面で酸化させ、吸着力の強いものと
して吸着除去させていた。例えば、第1図で示す
ように、被処理空気導管1内に活性炭フイルタ2
を取り付け、その前段に拡散器4を配し、オゾン
発生器3で生成したオゾンを上記拡散器4を通し
て被処理空気に混合させ、気相での一部酸化反応
と活性炭フイルタ2の固体表面での酸化反応によ
り、吸着されやすい酸化生成物としてから活性炭
で除去していた。また、第2図は活性炭フイルタ
2の性能を長く良好にするため、拡散器4の前段
に除じんフイルタ5を取り付けた例である。しか
し、これらにはオゾン発生器3が別に必要とな
り、その保守点検、冷却水の確保などが必要で、
活性炭フイルタ2の消もうも大きいなどの不都合
があつた。
ここで、多成分系の腐食性ガスは、オゾンを加
えて酸化しなくともすでに高い酸化状態にあり、
十分活性炭に吸着保持されるものと、低い酸化状
態あるいは還元状態にあり活性炭フイルタを破過
通過しやすいものが混合している。このため、前
段に活性炭フイルターを設け、それを通過したも
のに対し、紫外線ランプから紫外線照射を行なえ
ば、空気中酸素から生成されるオゾンによるオゾ
ン・光酸化もしくは直接の光酸化によつて、腐食
性ガスを高い酸化状態とすることができ、後段に
設けた活性炭フイルタで完全に吸着除去すること
ができる。
これにより活性炭吸着除去性能は向上し、紫外
線ランプからの光の利用効率も、前段活性炭フイ
ルタによる高次酸化状態の腐食性ガスの完全な除
去により上昇する。
しかし、この構成では、腐食性ガスである被処
理空気が直接紫外線ランプ表面と接触するため、
比較的早く紫外線ランプの表面が汚れ、紫外線の
照射力が低下し、除去効果の減少を生じていた。
本発明の目的は、オゾンを生成させる紫外線ラ
ンプに直接被処理空気が触れることなく、処埋後
の清浄空気でオゾンを生成するように紫外線照射
部を分離し、紫外線ランプ表面の汚れによる除去
効果の減少をより少なくした腐食性ガスの除去装
置を提供することにある。
以下本発明の一実施例を図面について説明す
る。第3図において、腐食性ガスを含有する被処
理空気は被処理空気導管11に設けられた前段の
活性炭フイルタ12を通過し、これによつて塵埃
と高次酸化物が除かれ、混合室13に導かれる。
次に紫外線ランプ14で生成されたオゾンが紫外
線照射部1から拡散器16を介して混合添加され
る。しかる後、後段の活性炭フイルタ17を通過
し、腐食性ガス成分が活性炭フイルタ17の表面
で主として酸化し、活性炭保持力の大きな酸化生
成物として吸着除去され、清浄空気となる。なお
この清浄空気の一部はポンプ18により吸引され
て上記した紫外線照射部15に供給される。
したがつて、処理後の清浄空気には、腐食性ガ
スや還元性物質がなくなり、又紫外線ランプ14
の表面の汚れの原因となる高沸点の高次酸化物を
生成することはなく、空気中酸素を原料とした紫
外線によるオゾンの生成効率は高くなり、長期間
の使用に耐えることができる。
すなわち、このような腐食性ガスの除去装置が
設置される場所の周囲には清浄な空気が存在しな
い場合がほとんどであり、紫外線照射部15を導
管11内に対し別置にしても、周囲の空気を原料
空気として導入したのでは、導管11内に紫外線
照射部を構成した場合と同じか、或いはより悪い
雰囲気条件となり、充分なオゾンを発生できず、
早期に紫外線灯の表面が汚れ紫外線の生成を困難
にしていた。これを防ぐためには別の空気清浄装
置等が必要になり、設備の大規模化を招き好まし
くない。しかし、本発明のように、後段フイルタ
17を通過し、清浄となつた空気の一部を紫外線
照射部15に導びくと、オゾンの生成が充分に行
われ、紫外線灯14の表面が汚れることはなく、
しかも特別に空気清浄装置等を設ける必要もな
く、長期間に渡つて所期の除去性能を得ることが
できる。
なお、被処理空気中の腐食性ガスを気相で酸化
する場合には、第4図に示すようにすればよい。
即ち第3図と同一部分に同符号を付した第4図に
おいて、腐食性ガスを含む空気は被処理空気導管
11内の前段の活性炭フイルタ12を通過して、
すでに高次酸化状態にある腐食性ガスの吸着除去
と除塵を行なつた後、混合室13で紫外線照射部
15からのオゾンを混合添加され、さらにこの混
合室13に設けられた紫外線ランプ21からも紫
外線照射を受ける。これによつて被処理空気に含
まれている腐食性ガス中の紫外線吸収物質は、自
から励起状態となり直接光酸化を受ける。また、
紫外線吸収の少ない腐食性ガスでも、共存するオ
ゾンが紫外線を吸収して励起し、さらには発生期
の酸素を伴なつた光分解を起す際いわゆるオゾ
ン・光酸化を受け、高次の酸化生成物となる。こ
の腐食性ガスの高次酸化生成物は、後段の活性炭
フイルタ17を通過して吸着除去され、清浄空気
が得られる。
この気相での紫外線照射によりオゾン・光酸化
を行う場合は、後段の活性炭フイルタ17の表面
酸化反応がなくなり、腐食性ガス濃度の少ない場
合でも、過剰オゾンによる活性炭の消もうをなく
すことができる。また、オゾン生成と紫外線照射
による酸化促進を別個の紫外線ランプで行なうこ
とにより、オゾン生成では常に清浄空気を用いる
ことができ、ランプ表面の清浄さ、つまり、一定
のオゾン生成量が確保できる。さらに、被処理空
気導管11の内部に設けられた紫外線ランプ21
では、表面に多少高沸点の酸化生成物が付着する
ので、オゾン生成に必要な短波長側(184.9nm)
の放出量が低下する。しかし、オゾン・光酸化の
促進に用いられる長波長側(253.7nm)の放出に
はあまり影響を与えず、腐食性ガスの励起、共存
オゾンの励起分解を起すことができる。この紫外
線ランプ21はオゾン生成を必要としないため、
一般用として多量に製造されている低圧水銀殺菌
灯がそのまま利用でき経済的にも有利となる。
なお本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、被処理ガス量の増大により、ランプ表面で
のガス混合撹拌や複数ランプの使用などももちろ
ん可能である。
以上のように本発明によれば、周囲雰囲気に影
響されることなく長期間に渡つてオゾンを発生
し、前段および後段の活性炭フイルタと共に腐食
性ガスを除去することができるので工業地帯、下
水、し尿処理場、地熱発電所などの腐食性ガスの
存在する場所に設置する精密機器の通風用等に適
用すれば、精密機器の単なる腐食防止だけでな
く、腐食による機器の誤動作をなくすことがで
き、安定したプラントの運転を確保することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のオゾン・活性炭による腐食性ガ
スの除去装置の構成図、第2図は第1図と異なる
従来のオゾン・活性炭による腐食性ガスの除去装
置の構成図、第3図は本発明による腐食性ガスの
除去装置の一実施例の構成図、第4図は本発明の
他の実施例を示す構成図である。 11……被処理空気導管、12……前段のフイ
ルタ、13……混合室、15……紫外線照射部、
16……拡散器、17……後段のフイルタ、18
……ポンプ、21……紫外線ランプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被処理空気が流通する導管内に、空気流通方
    向に間隔を保つて配置されかつ導管を塞ぐように
    設けられた前段活性炭フイルタおよび後段活性炭
    フイルタと、 上記後段活性炭フイルタを通過した空気の一部
    を吸引するポンプと、 このポンプにより吸引された空気を原料空気と
    して導入し、外気としやへいされた状態で紫外線
    を照射しオゾンを生成させる紫外線照射部と、 前記導管内の前段活性炭フイルタと後段活性炭
    フイルタとの間の空間中に設けられ前記紫外線照
    射部にて生成されたオゾンをこの空間中に添加す
    る拡散器と、 を備えた腐食性ガスの除去装置。 2 被処理空気が流通する導管内に、空気流通方
    向に間隔を保つて配置されかつ導管を塞ぐように
    設けられた前段活性炭フイルタおよび後段活性炭
    フイルタと、 上記後段活性炭フイルタを通過した空気の一部
    を吸引するポンプと、 このポンプにより吸引された空気を原料空気と
    して導入し、外気としやへいされた状態で紫外線
    を照射しオゾンを生成させる紫外線照射部と、 前記導管内の前段活性炭フイルタと後段活性炭
    フイルタとの間の空間中に設けられ前記紫外線照
    射部にて生成されたオゾンをこの空間中に添加す
    る拡散器と、 前記導管内の前段活性炭フイルタと後段活性炭
    フイルタとの間の空間中に設けられた紫外線灯
    と、 を備えた腐食性ガスの除去装置。
JP10228978A 1978-08-24 1978-08-24 Removing method of corrosive gas Granted JPS5528756A (en)

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JP10228978A JPS5528756A (en) 1978-08-24 1978-08-24 Removing method of corrosive gas

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JPS5528756A JPS5528756A (en) 1980-02-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109999635A (zh) * 2019-04-30 2019-07-12 山东默锐环境产业股份有限公司 一种锅炉烟气中nox部分氧化还原脱除方法及脱除装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56170204U (ja) * 1980-05-14 1981-12-16
JPS57207593A (en) * 1981-06-16 1982-12-20 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Removing method for malodor

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