JPS6215159Y2 - - Google Patents

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JPS6215159Y2
JPS6215159Y2 JP4332981U JP4332981U JPS6215159Y2 JP S6215159 Y2 JPS6215159 Y2 JP S6215159Y2 JP 4332981 U JP4332981 U JP 4332981U JP 4332981 U JP4332981 U JP 4332981U JP S6215159 Y2 JPS6215159 Y2 JP S6215159Y2
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JP
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sheet
air
foam sheet
synthetic resin
cushioning
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JP4332981U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は荷物輸送用および梱包、包装用の緩衝
保護材に関する。
[従来の技術とその問題点] 家具等の荷物を輸送する場合、荷物同士の接触
や他物との接触による損傷を防止するために、一
般には薄蒲団や毛布類を荷物上部に被せたり、荷
物間に介在させるようにしているが、前記薄蒲
団、毛布類はかなり重くて取扱い難くしかも滑り
落ち易いもので荷造り作業性が劣り、また吸水性
があつて雨等により濡れ易く、濡れると一層重く
なりかつ乾き難いといつた欠点があつた。
そこで、上記の欠点を解消し、軽量で取り扱い
易く、しかも表面が柔軟でかつ全体に良好なクツ
シヨン性を保有する緩衝保護材を得べく、特に多
数のエヤー収納小室を有するエヤー保有シートを
内部材とし、柔軟な合成樹脂発泡シートを外装材
として前記エヤー保有シートの外側に被装した複
層構造にして用いようとしたものである。
しかし、この種の荷物輸送用の保護材として
は、家具等の荷物の天部に置いて両サイドの角部
に沿わせたり、荷物間に介在させる関係で折曲し
て使用することが多いが、前記のようなエヤー保
有シートと発泡シートとの複層構造である場合、
両シートが全面的に接合一体化されていると、保
形性は良いが折曲に伴う変形作用に対応し難くか
えつて折曲し難くなるし、また折れ線に利用でき
る薄肉部分を有さないものであると、かなりの厚
みがあつてかつ弾力的な復元性に富むゆえやはり
折曲し難くて、仮に柔軟性によつて折曲し得たと
しても手で押えていなければすぐに元に戻ること
になる。そのため荷物への装着および荷物間への
介装作業が面倒になるといつた問題が生じる。
本考案は、上記に鑑みて、家具等の荷物の輸送
用に用いる緩衝保護材として、軽量で取り扱い易
く緩衝保護効果に優れるとともに、家具等の荷物
の角部に相応するように折曲し易くてかつ操作容
易に装着使用できるようにしたものである。
[問題点を解決するための手段] 上記の問題点を解決する本考案の緩衝保護材
は、合成樹脂フイルムの積層体であつてかつフイ
ルム間に各々独立した多数のエヤー収納小室を形
成してなるエヤー保有シートを内装材とし、柔軟
性のある合成樹脂発泡シートを外装材として、前
記エヤー保有シートの外側に前記発泡シートを被
装するとともに、縦横一方向もしくは両方向の中
間部所要個所において表裏が凹陥状をなすように
略直線状に接合し、該接合部分で折曲可能にした
ことを特徴とするものである。
[作用] 上記した本考案によれば、全体としてかなりの
厚みのマツト状をなすにも拘らず、軽量で取り扱
い易く、しかも外装材の発泡シートが柔軟なため
に家具等の荷物に対する当触感も良好でかつ滑り
難いものであり、またこの発泡シートの弾力性と
内部材であるエヤー保有シートのクツシヨン性と
によつて家具類等に対し非常に優れた緩衝性を発
揮し得る。
特に本考案の場合、保護材全体としては接合さ
れたエヤー保有シートと発泡シートとの両シート
によりかなりの厚みを保有しかつ優れた弾力性を
具有するものであるにも拘わらず、両シートが一
部的に接合一体化されているだけであつて、折曲
による変形作用に対応し易く、また表裏が凹陥し
て厚みが他部分より薄くなつているため、前記接
合部分において弾力性による抵抗をほとんど受け
ず、容易に折曲でき、かつその折曲状態をそのま
ま保持できる。そのため、直線状の接合部分5を
折れ線として利用でき、荷物形状に相応した形に
容易に折曲げ得るとともに荷物間に介在させるに
適した大きさに折畳むことも容易である。
[実施例] 次に本考案の実施例を図面に基いて説明する。
図において、1は内部材であるエヤー保有シート
であり、ポリエチレン樹脂フイルムその他の比較
的柔軟な合成樹脂フイルムの2枚を、片側のフイ
ルムの多数個所を膨出させた状態で積層すること
により、フイルム間に各々独立した多数のエヤー
収納小室2が配列もしくは散在状に形成された積
層体よりなる。3はポリエチレンやポリプロピレ
ンおよびこれらを主体とする共重合体等のポリオ
レフイン系樹脂発泡体、ポリ塩化ビニル樹脂発泡
体その他の軟質合成樹脂発泡体等の柔軟性のある
合成樹脂発泡シートであつて、外装材として前記
エヤー保有シート1の外側に被装されている。そ
して第1図あるいは第4図のごとく、縦横一方向
もしくは両方向の中間部所要個所において表裏が
図示のように凹陥状をなすようにヒートシールあ
るいは縫製手段によりエヤー保有シート1と共に
一体的にかつ縦横一方向もしくは両方向さらには
斜め方向等の略直線状に接合されている。前記接
合部分5を特に家具その他対象物品のコーナー部
に相応して折曲できるように設けることができ
る。
発泡シート3の被装形態として、第1図〜第5
図に示す各実施例では、発泡シート3とエヤー保
有シート1とを重ね合せた状態で発泡シート3が
外側になるよう二つ折にするとともに、その表裏
を両端部が重なる一側端でヒートシール手段ある
いは縫製手段等により接合し、全体を扁平なチユ
ーブ状に構成し、さらに前記側端の接合部分4の
ほかに、上記のごとく縦横一方向もしくは両方向
の中間部所要個所に略直線状の接合部分5を設け
ている。この実施例の場合、内部材であるエヤー
保有シート1が表裏二層となり、その外側表裏に
外装材である発泡シート3が捲回被装されている
ことになる。エヤー保有シート1は第1図および
第2図のように平滑表面を発泡シート3との対接
側にしても、また第3図のようにエヤー収納小室
2の突出側の面を発泡シート3との対接側にして
もよい。
上記のほか、本考案は、第6図のように内部材
である一層または複数層のエヤー保有シート1に
対し発泡シート3を表裏に捲回するように被装し
て発泡シート3がチユーブ状をなすよう一側端で
エヤー保有シート1とともに接合したり、第7図
のようにエヤー保有シート1に対し表裏に別体の
発泡シート3,3を重ねて両側端で接合4,4す
る等、種々の被装手段による実施が可能である。
また本考案は第8図のように四方の各側端を発
泡シート3の折返しまたは接合により完全に閉合
した形態での実施が可能で、これは上記のいずれ
の実施例についてもいえる。これらのいずれの実
施例の場合にも、上記したと同様に縦横一方向も
しくは両方向の中間部所要個所に折れ線に利用で
きる略直線状の接合部分を設けておく。
なお、内部材であるエヤー保有シート1として
は、多数のエヤー収納小室2を片面への突出状に
形成した図示のごときもののほか、2枚の積層フ
イルムの双方を膨出させてエヤー収納小室を両面
への突出状に形成したもの、あるいは3枚のフイ
ルムの積層体で両側の表面フイルムをそれぞれ膨
出させて中間層のフイルムを境に両面に各々独立
したエヤー収納小室を形成したもの、さらに補強
フイルムを積層したもの等を使用することができ
る。
エヤー収納小室2の大きさは、使用態様、層数
等によつて異なるが、例えば直径5〜50mm、高さ
5〜50mmとし、その形成密度は通常相隣るエヤー
収納小室2,2間の間隙がエヤー収納小室2の直
径より大きくならないように設定するのがよい。
また発泡シート3の厚みは2〜10mm程度が好適で
ある。さらに本考案に係る緩衝保護材としての大
きさは、例えば縦120cm、横240cmの長方形に形成
し、その厚みは10〜100mm程度が好適であるが、
用途によつては前記以外の寸法に形成することも
できる。
上記の構成よりなる緩衝保護材aは、例えばタ
ンス等の家具類その他の荷物を輸送する場合に、
第9図のように従来の毛布、蒲団類の変りに荷物
上部に被せたり荷物間に介在させるようにして、
あるいは物品の梱包、包装の際に被包装物品と梱
包材との間に介在させるようにして、荷物や被包
装物品を保護するのに使用するものである。
しかして緩衝保護材aは、上記したように多数
のエヤー収納小室2を有するエヤー保有シート1
を内部材とし、その外側に柔軟性のある合成樹脂
発泡シート3を外装材として被装したものであつ
て、かなりの厚みを保有できるとともに、厚みの
割に非常に軽量で取り扱い易いものである。しか
もエヤー保有シート1および発泡シート3がいず
れも構造および性質的に折曲性が良いばかりか、
特に発泡シート3をエヤー保有シート1の外側に
被装して、縦横一方向もしくは両方向の中間部所
要個所において表裏が凹陥部状をなすように略直
線状に接合してあるので、マツト状の保護材全体
としてはかなりの厚みを保有しかつ優れた弾力性
を具有するものであるにも拘らず、両シートが一
部的に接合一体化されているだけであつて折曲に
伴う変形作用に対応し易く、また前記接合部分5
が薄肉になつているために、該接合部分5におい
て弾力的な復元性による抵抗をほとんど受けずに
容易に折曲でき、かつ折曲状態をそのまま保持で
きる。
そのため、直線状の接合部分5を折れ線として
利用でき、荷物形状に相応した形に容易に折曲げ
得るとともに荷物間に介在させるに適した水きさ
に折畳むことも容易であり、これが全体として軽
量で取り扱い易いこと、および外装材である発泡
シート3がその柔軟性により家具等の荷物との接
触において適度の摺接抵抗を保有し得て滑り止め
となること等とも相俟つて、家具類等の荷物上部
への被着作業および荷物間への介在作業が行ない
易く、荷造り作業を容易にする。
さらに上記の緩衝保護材aは、外装材である発
泡シート3が柔軟で家具類等の表面が繊細な荷物
に対する当触感が良好であるとともに、エヤー保
有シート1もエヤー収納小室2のエヤー保有によ
り大なるクツシヨン性を有しており、全体として
非常に優れた緩衝保護効果を発揮できる。特にエ
ヤー保有シート1が多数のエヤー収納小室2によ
るものであるから、仮に一のあるいは局部のエヤ
ー収納小室2が破れてもその周囲に存する他のエ
ヤー収納小室2によつてカバーでき、全体のクツ
シヨン性維持に優れる。しかもエヤー保有シート
1を外装材である発泡シートにて保護でき、エヤ
ー収納小室2の破れを防止でき、耐久性を高め反
復使用を可能にする。
またエヤー保有シート1が合成樹脂フイルムの
積層体で吸水性および透水性を有さず、仮に外側
の発泡シート3が吸水性を有するものであつても
全体としての吸水率はさほどでなく、殊に発泡シ
ート3が独立気泡のものであれば吸水性をほとん
ど有さないので、これを防水カバー兼用に使用で
き、また濡れてもそれほど重くならないし乾き易
い。
[考案の効果] 上記したように、本考案によれば、表面が繊細
で傷付き易い家具類等の輸送用の緩衝保護材とし
て、特に荷物等の物品に対応するように折曲し易
くて容易に装着使用できるもので、荷物同士の接
触や他物との接触による損傷防止効果に優れ、包
装しない状態での荷物輸送も容易に可能となる。
このほか、本考案の緩衝保護材を通常の梱包用の
緩衝材あるいは包装材としても使用でき、同様の
優れた効果を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであり、第1図
は斜視図、第2図は同上の幅方向に切断した拡大
断面図、第3図は前図の変更例を示す断面図、第
4図は他の実施例を示す斜視図、第5図は前図
−線における断面図、第6図〜第8図はさらに
他の実施例を示す斜視図、第9図は使用状態の1
例を示す正面図である。 1……エヤー保有シート、2……エヤー収納小
室、3……合成樹脂発泡シート、4,5……接合
部分。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 合成樹脂フイルムの積層体であつてかつフイ
    ルム間に各々独立した多数のエヤー収納小室を
    形成してなるエヤー保有シートを内装材とし、
    柔軟性のある合成樹脂発泡シートを外装材とし
    て、前記エヤー保有シートの外側に前記発泡シ
    ートを被装するとともに、縦横一方向もしくは
    両方向の中間部所要個所において表裏が凹陥状
    をなすように略直線状に接合し、該接合部分で
    折曲可能になしたことを特徴とする緩衝保護
    材。 2 合成樹脂発泡シートが、ポリエチレンやポリ
    プロピレン等のポリオレフイン系樹脂発泡体の
    シートよりなる実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の緩衝保護材。
JP4332981U 1981-03-26 1981-03-26 Expired JPS6215159Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4332981U JPS6215159Y2 (ja) 1981-03-26 1981-03-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4332981U JPS6215159Y2 (ja) 1981-03-26 1981-03-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57156466U JPS57156466U (ja) 1982-10-01
JPS6215159Y2 true JPS6215159Y2 (ja) 1987-04-17

Family

ID=29840311

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JP4332981U Expired JPS6215159Y2 (ja) 1981-03-26 1981-03-26

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JPS57156466U (ja) 1982-10-01

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