JPS62151154A - ミルク様香気を有する香料添加剤 - Google Patents
ミルク様香気を有する香料添加剤Info
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- JPS62151154A JPS62151154A JP60291994A JP29199485A JPS62151154A JP S62151154 A JPS62151154 A JP S62151154A JP 60291994 A JP60291994 A JP 60291994A JP 29199485 A JP29199485 A JP 29199485A JP S62151154 A JPS62151154 A JP S62151154A
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- butyl
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Links
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はミルク様香気を有する新規香料添加剤に関する
。
。
(従来の技術)
従来よりミルク様香気を有する化合物としてはアミル乳
酸チオエステル(%開昭50−94172号)、チアゾ
ール誘導体(特開昭55−151577号)等若干知ら
れている。本発明者等は従来知られたこれらの香気成分
とは異なる構造特性を有し、製造容易にしてすぐれたミ
ルク様香気を有する香気成分を開発すべく鋭意検討した
結果、特定の5及び/または6−アルケン酸エステルが
ミルク様香気を有することを見出した1、 香料素材としてすでに知られてC・る不飽和脂肪酸エス
テルとしては2−ノネン酸メチル、3−デセン酸メチル
、4−ドデセン酸メチル等2,8、あるいは4位に不飽
和を有するアルケン酸エステルがあるがミルク様香気を
有する化合物は全く知られていない。
酸チオエステル(%開昭50−94172号)、チアゾ
ール誘導体(特開昭55−151577号)等若干知ら
れている。本発明者等は従来知られたこれらの香気成分
とは異なる構造特性を有し、製造容易にしてすぐれたミ
ルク様香気を有する香気成分を開発すべく鋭意検討した
結果、特定の5及び/または6−アルケン酸エステルが
ミルク様香気を有することを見出した1、 香料素材としてすでに知られてC・る不飽和脂肪酸エス
テルとしては2−ノネン酸メチル、3−デセン酸メチル
、4−ドデセン酸メチル等2,8、あるいは4位に不飽
和を有するアルケン酸エステルがあるがミルク様香気を
有する化合物は全く知られていない。
(発明の説明)
(式中nは1から4までの整数を表わしRは炭素数4の
アルキル基を表わす。また点線はいずれカ一方が二重結
合を有することを表わす。)で示される5及び/または
6−アルケン酸エステルがミルク様香気を有し食品香料
、香粧品香料、飼料用香料及び煙草香料等へ添加するこ
とによりその個性を引き立たせ品質を向上させることが
出来ることを見出した。特に乳製品香料への添加はその
天然調を著しく増強することがわかり幅広い調合素材と
して極めて有効であることが明らかになった。
アルキル基を表わす。また点線はいずれカ一方が二重結
合を有することを表わす。)で示される5及び/または
6−アルケン酸エステルがミルク様香気を有し食品香料
、香粧品香料、飼料用香料及び煙草香料等へ添加するこ
とによりその個性を引き立たせ品質を向上させることが
出来ることを見出した。特に乳製品香料への添加はその
天然調を著しく増強することがわかり幅広い調合素材と
して極めて有効であることが明らかになった。
5及び/または6−アルケン酸エステルであってもアル
コール部の違いにより香調が異なる。例えばメチルエス
テルは新鮮なグリーン調の香気を有し、エチルエステル
はマイルドな甘さのあるグリーン調の香気を有しまたイ
ソプロピルエステルはフルーティーなグリーン調の香気
を有する。
コール部の違いにより香調が異なる。例えばメチルエス
テルは新鮮なグリーン調の香気を有し、エチルエステル
はマイルドな甘さのあるグリーン調の香気を有しまたイ
ソプロピルエステルはフルーティーなグリーン調の香気
を有する。
さらにインアミルエステルは甘さのあるフルーティな香
気を有する。これに対しn−ブチルエステル、インブチ
ルエステル、5aC−ブチルエステルはミルク、バター
調の香気を有することがわかった。即ち、5及び/また
は6−アルケン酸エステルは香料素材として有用である
ことがわかったが特にアルコール部の炭素数が4のアル
キル基だけがミルク、バター調の香気を有することが明
らかになった。またこれらの化合物はいずれも新規化合
物である。
気を有する。これに対しn−ブチルエステル、インブチ
ルエステル、5aC−ブチルエステルはミルク、バター
調の香気を有することがわかった。即ち、5及び/また
は6−アルケン酸エステルは香料素材として有用である
ことがわかったが特にアルコール部の炭素数が4のアル
キル基だけがミルク、バター調の香気を有することが明
らかになった。またこれらの化合物はいずれも新規化合
物である。
本発明の化合物として対象となる化合物名を具体的に示
すと、カルボン酸部としては5及び/または6−ノネン
酸、6及び/または6−デセン酸、5及び/または6−
ウンデセン酸さらに5及び/または6−ドデセン酸が掲
げられる。
すと、カルボン酸部としては5及び/または6−ノネン
酸、6及び/または6−デセン酸、5及び/または6−
ウンデセン酸さらに5及び/または6−ドデセン酸が掲
げられる。
またアルコール部としてはn−ブチルエステル、インブ
チルエステル、5ee−ブチルエステルが掲げられる。
チルエステル、5ee−ブチルエステルが掲げられる。
該化合物の二重結合はシス体、トランス体が存在するが
、いずれのものでも良(、また任意の割合での混合物で
も構わない。
、いずれのものでも良(、また任意の割合での混合物で
も構わない。
該化合物が効果的な芳香を生じるために使用可能な量は
使用目的により多少異なるが、香料に対し0.01ない
し10重fi%の範囲で使用するのが好ましい。しかし
必ずしもこの範囲内でなくても、購わない。
使用目的により多少異なるが、香料に対し0.01ない
し10重fi%の範囲で使用するのが好ましい。しかし
必ずしもこの範囲内でなくても、購わない。
本発明の化合物は公知の方法に準じて調製出来る。例え
ばBull、 Sac、 Chim、 Fran
ce、 1 9 64(4)、728に記載の方法は
いわゆるRamberg−Backt1Lnd反応を利
用するもので、シクロペンタノンを出発原料にすると5
−アルケン酸がまたシクロヘキサノンを出発原料にする
と6−アルケン酸が各々得られる。これらを常法により
エステル化することにより本発明の化合物へ誘導出来る
。
ばBull、 Sac、 Chim、 Fran
ce、 1 9 64(4)、728に記載の方法は
いわゆるRamberg−Backt1Lnd反応を利
用するもので、シクロペンタノンを出発原料にすると5
−アルケン酸がまたシクロヘキサノンを出発原料にする
と6−アルケン酸が各々得られる。これらを常法により
エステル化することにより本発明の化合物へ誘導出来る
。
また薬学雑誌、75.606(1955)に記載の方法
は、6−ブロモデカン酸メチルを脱臭化水素することに
より5及び6−デセン酸メチルの混合物を得ている。こ
のものをエステル交換することにより本発明の化合物へ
誘導出来る。
は、6−ブロモデカン酸メチルを脱臭化水素することに
より5及び6−デセン酸メチルの混合物を得ている。こ
のものをエステル交換することにより本発明の化合物へ
誘導出来る。
この様にして得られた5及び/または6−アルケン酸エ
ステルはその一方だけでもまた両者の混合物でも香料添
加剤として用いうる。
ステルはその一方だけでもまた両者の混合物でも香料添
加剤として用いうる。
以下実施例を渇げて詳しく説明するがこれにより本発明
は制限されるものではない。
は制限されるものではない。
参考例1゜
5−ノネン酸の製法
無水エタノール(600IILt)へ金属ナトリウム(
13,8,!II)とブチルメルカプタン(64,8,
@)を加えたものへ2−クロロシクロペンタノン(71
,1/)の無水エタノール(600JL/)溶液を滴下
して低温下−晩装置する。次にエタノールを減圧下回収
しエーテルに溶かし酢酸水溶液で中和し溶媒を留去しこ
れを蒸留すると2−ブチルチオシクロペンタノンが90
7得られた。
13,8,!II)とブチルメルカプタン(64,8,
@)を加えたものへ2−クロロシクロペンタノン(71
,1/)の無水エタノール(600JL/)溶液を滴下
して低温下−晩装置する。次にエタノールを減圧下回収
しエーテルに溶かし酢酸水溶液で中和し溶媒を留去しこ
れを蒸留すると2−ブチルチオシクロペンタノンが90
7得られた。
0.2−ブチルスルホニルシクロペンタノンノ合成2−
ブチルチオペンタノン(88&)に80%過剰のモノ過
フタル酸のエーテル溶液を0℃で反応させる。反応後過
剰のモノ過フタル酸は亜硫酸ナトリウムで処理した後洗
浄して溶媒を留去しこれを蒸留すると2−ブチルスルホ
ニルシクロペンタノンが78 & 得うレ丸ハ+ 5−
ブロモ−5−ブチルスルホニルペンタン酸の合成2−ブ
チルスルホニルシクロペンタノン(10,2,9)へ6
0℃下水素化す) IJウム(0,055mol )の
ベンゼン溶液を滴下する。水素の発生が止すると0℃で
臭素(8,1)を滴下し0℃で30分撹拌する。次に2
N水酸化カリウム(120m)を0℃で30m6%処理
する。水層を12%HC1で中和しエーテルで抽出後洗
浄して溶媒を留去し酢酸エチルとシクロヘキサンで再結
すると5−ブロモー5−ブチルスルホニルペンタン酸が
8.69 得うレタ。
ブチルチオペンタノン(88&)に80%過剰のモノ過
フタル酸のエーテル溶液を0℃で反応させる。反応後過
剰のモノ過フタル酸は亜硫酸ナトリウムで処理した後洗
浄して溶媒を留去しこれを蒸留すると2−ブチルスルホ
ニルシクロペンタノンが78 & 得うレ丸ハ+ 5−
ブロモ−5−ブチルスルホニルペンタン酸の合成2−ブ
チルスルホニルシクロペンタノン(10,2,9)へ6
0℃下水素化す) IJウム(0,055mol )の
ベンゼン溶液を滴下する。水素の発生が止すると0℃で
臭素(8,1)を滴下し0℃で30分撹拌する。次に2
N水酸化カリウム(120m)を0℃で30m6%処理
する。水層を12%HC1で中和しエーテルで抽出後洗
浄して溶媒を留去し酢酸エチルとシクロヘキサンで再結
すると5−ブロモー5−ブチルスルホニルペンタン酸が
8.69 得うレタ。
5−ブロモ−5−ブチルスルホニルペンタン酸(6,@
)に2N水酸化カリウム(60m/)?添加し100℃
で2時間反応する。次にottで冷却し12%HC1で
中和しエーテルで抽出後洗浄して溶媒全留去しこれを蒸
留すると5−ノネン酸が2y得られた。
)に2N水酸化カリウム(60m/)?添加し100℃
で2時間反応する。次にottで冷却し12%HC1で
中和しエーテルで抽出後洗浄して溶媒全留去しこれを蒸
留すると5−ノネン酸が2y得られた。
参考例2゜
参考例1に於いて使用した2−クロロシクロインタンに
変え2−クロロシクロヘキサノンを用いて以下参考例1
と同様に行うことにより6−デセン酸が得られた。
変え2−クロロシクロヘキサノンを用いて以下参考例1
と同様に行うことにより6−デセン酸が得られた。
参考例8、
活性亜鉛−銅触媒(11,5g)、酢酸ブチル(4g)
、トルエン(5g)、ヨウ化ブチル(11)、ヨウ素(
3■)の混合物fr、llO〜120℃で2時間加温し
たものに0℃でアジピン酸エチルクロライド(15,7
g)tM下し反応を行う。反応終了後氷水を加え希硫酸
水で分解し油ノーをエーテルで抽出し重ソウ水洗、水洗
、乾燥を行い溶媒を留去してこれを蒸留すると6−オキ
ソデカンエチルが8.1y得られた。
、トルエン(5g)、ヨウ化ブチル(11)、ヨウ素(
3■)の混合物fr、llO〜120℃で2時間加温し
たものに0℃でアジピン酸エチルクロライド(15,7
g)tM下し反応を行う。反応終了後氷水を加え希硫酸
水で分解し油ノーをエーテルで抽出し重ソウ水洗、水洗
、乾燥を行い溶媒を留去してこれを蒸留すると6−オキ
ソデカンエチルが8.1y得られた。
0.6−オキソデカン酸の合成
6−オキソデカン酸エチル4gを常法に従ってケン化し
エタノールト石油エーテルで再結すると6−オキソデカ
ン酸が2.71得られた。
エタノールト石油エーテルで再結すると6−オキソデカ
ン酸が2.71得られた。
6−オキソデカン酸(1,86,9)、酸化白金(0,
5F)、木酢r!!2(30d)(7)混合物に水素1
98.2mを35時間で吸収させる。濾過して氷酢酸を
留去してエタノールと水で再結すると6−ヒドロキシデ
カン酸が1.7g得られた。
5F)、木酢r!!2(30d)(7)混合物に水素1
98.2mを35時間で吸収させる。濾過して氷酢酸を
留去してエタノールと水で再結すると6−ヒドロキシデ
カン酸が1.7g得られた。
6−ヒドロキシデカン酸を常法によりメチルエステル化
した6−ヒドロキシデカ/酸メチル(2,3F)と臭化
水素水(281d)′(il−閉管内で105〜110
℃で6時間撹拌した後エーテルで抽出し重ノウ水に移し
てジアゾメタ/を作用させ洗浄、乾燥後、溶媒を留去し
て蒸留すると6−ブロモデカン酸メチルが0.95.9
得られた。
した6−ヒドロキシデカ/酸メチル(2,3F)と臭化
水素水(281d)′(il−閉管内で105〜110
℃で6時間撹拌した後エーテルで抽出し重ノウ水に移し
てジアゾメタ/を作用させ洗浄、乾燥後、溶媒を留去し
て蒸留すると6−ブロモデカン酸メチルが0.95.9
得られた。
ホ、5及び6−デセン酸メチルの合成
6−ブロモデカン酸メチル(1,21I)とキノリン(
1,2g)の混和し240℃で5分間反応させる。反応
終了後エーテルで抽出し希塩酸で洗浄して水洗、乾燥後
、溶媒を留去して蒸留すると5及び6−デセ/酸メチル
の混合物が810〜得られた。
1,2g)の混和し240℃で5分間反応させる。反応
終了後エーテルで抽出し希塩酸で洗浄して水洗、乾燥後
、溶媒を留去して蒸留すると5及び6−デセ/酸メチル
の混合物が810〜得られた。
実施例1゜
5−ノネン酸イソブチルの製法
5−ノネン酸(10,9)とイソブチルアルコール(9
,5、lit )(7) トルxン(40m)溶液Km
硫rI!(0,2g)を添加して8時間共沸脱水を行う
。反応終了後水洗、重ソウ水洗、食塩水洗した後無水備
酸マグネシウムで乾燥して溶媒を留去してこれを蒸留す
ると5−ノネン酸イソブチルが12.9g得られた。
,5、lit )(7) トルxン(40m)溶液Km
硫rI!(0,2g)を添加して8時間共沸脱水を行う
。反応終了後水洗、重ソウ水洗、食塩水洗した後無水備
酸マグネシウムで乾燥して溶媒を留去してこれを蒸留す
ると5−ノネン酸イソブチルが12.9g得られた。
実施例2゜
6−デセ/酸(IOJ/)とループチルアルコール(8
,71)を用いて以下実施例1と同様の操作を行うと6
−デセ/酸n−ブチルが12.6,9得られた。
,71)を用いて以下実施例1と同様の操作を行うと6
−デセ/酸n−ブチルが12.6,9得られた。
実施例8゜
5及び6−デセン酸愕−プチルの製法
5及び6−デセン酸メチル(5−デセン酸メチル:6−
デセン酸メチル=50:50.1#)をシアン化カリウ
ム(o、26I/)のが−ブチルアルコール(40m)
へ加え室温下19時間攪拌する。終了後溶媒を留去しエ
ーテルで抽出して水洗、飽和食塩水洗した後無水硫酸マ
グネシウムで乾燥して溶媒を留去してさらにこれを蒸留
すると5及び6−デセン酸n−ブチル(5−デセン酸ブ
チル:6−デセン酸ブチル=50:50)が181g得
られた。
デセン酸メチル=50:50.1#)をシアン化カリウ
ム(o、26I/)のが−ブチルアルコール(40m)
へ加え室温下19時間攪拌する。終了後溶媒を留去しエ
ーテルで抽出して水洗、飽和食塩水洗した後無水硫酸マ
グネシウムで乾燥して溶媒を留去してさらにこれを蒸留
すると5及び6−デセン酸n−ブチル(5−デセン酸ブ
チル:6−デセン酸ブチル=50:50)が181g得
られた。
実施例4゜
下記の処方で示される基礎ミルクフレーバーに対し、5
及び6−デセン酸n−ブチル(1/1)10部を添加し
た。
及び6−デセン酸n−ブチル(1/1)10部を添加し
た。
このようにして得られたミルクフレーバー(添加品)と
基礎ミルクフレーバーについて官能試験を行ったところ
10名の審査員が一致して添加品は良しとした。そして
その理由は添加品はミルク的なマイルドな甘さが強調さ
れより天然的な感じが出ているということであった。
基礎ミルクフレーバーについて官能試験を行ったところ
10名の審査員が一致して添加品は良しとした。そして
その理由は添加品はミルク的なマイルドな甘さが強調さ
れより天然的な感じが出ているということであった。
基礎ミルクフレーバー処方(重量部)
ジメチルスルフィド 0・1オクタツール
0.22−ウンデカノン
0.22−ノナノア 0.3エチ
ルシクロテン 0.4レブリン酸エチル
0.8エチルマルトール 1
.0酪酸 2.0 カプロン酸 2.0カプリル酸
8.02、=す:/3.。
0.22−ウンデカノン
0.22−ノナノア 0.3エチ
ルシクロテン 0.4レブリン酸エチル
0.8エチルマルトール 1
.0酪酸 2.0 カプロン酸 2.0カプリル酸
8.02、=す:/3.。
アセトイン 5.0ブチルブチリル
ラクテート5.0 カプリン酸 6.0δ−デカラクト
ン 18.0δ−ウンデカラクトン
20.0δ−ドデカラクトン 23・Oプロ
ビレ/グリコール 900,0計 990 実施例6゜ 実施例4で示される基礎ミルクフレーバー990部に対
し5及び6−ドデセン酸イソブチル(1/1)を10部
添加した。このようにして得られたミルクフレーバー(
添加品)と基礎ミルクフレーバーについて官能試験を行
ったところ10名の審査員のうち9名が添加品はやや甘
さのあるミルク様香気を有し良しとし1名は変わらない
とした。
ラクテート5.0 カプリン酸 6.0δ−デカラクト
ン 18.0δ−ウンデカラクトン
20.0δ−ドデカラクトン 23・Oプロ
ビレ/グリコール 900,0計 990 実施例6゜ 実施例4で示される基礎ミルクフレーバー990部に対
し5及び6−ドデセン酸イソブチル(1/1)を10部
添加した。このようにして得られたミルクフレーバー(
添加品)と基礎ミルクフレーバーについて官能試験を行
ったところ10名の審査員のうち9名が添加品はやや甘
さのあるミルク様香気を有し良しとし1名は変わらない
とした。
実施例6゜
実施例4で示される基礎ミルクフレーバー990部に対
し5−ノネン酸イソブチルを10部添加し弯このように
して得られたミルクフレーバー(添加品)と基礎ミルク
フレーバーについて官能試験を行ったところ10名の審
査員が一致して添加品はやや青さのあるミルク様香気を
有し良しとした。
し5−ノネン酸イソブチルを10部添加し弯このように
して得られたミルクフレーバー(添加品)と基礎ミルク
フレーバーについて官能試験を行ったところ10名の審
査員が一致して添加品はやや青さのあるミルク様香気を
有し良しとした。
実施例7゜
実施例4で示される基礎ミルクフレーバー990部に対
し6−デセン酸n−ブチルを10部添加した。このよう
にして得られたミルクフレーバー(添加品)と基礎ミル
クフレーバーについて官能試験を行ったところ10名の
審査員が一致して添加品は豊潤な柔らかさのあるミルク
様香気を有し良しとした。
し6−デセン酸n−ブチルを10部添加した。このよう
にして得られたミルクフレーバー(添加品)と基礎ミル
クフレーバーについて官能試験を行ったところ10名の
審査員が一致して添加品は豊潤な柔らかさのあるミルク
様香気を有し良しとした。
実施例8゜
下記処方に沿ってモダンブーケの香りを調製する。これ
とこれに5及び6−デセン酸 処 方 (重量部) インド−Vノ 2.0ヘデイオン
10.0インジヤスモ/
0・5ジャスミンアブソリュート4.0 ペンタリッド(ソダ) 15.0レモンオイ
ルCP 28.0ベルガモツトオイル
10.0ベンジルアセテート 5
.0ペンジルペンゾエー) 10.0シトラ
ール 2・0オークモスアブソ
リユート 1・Oす/ダルウッドオイル
2.0ペデイパープルボン 8.0エツセ
ンスアーモワーズ 5.0計 98
.0 n−ブチル(1/1)を2部添加したものについて官能
試験を行ったところ10名の審査員が一致して添加品は
フルーティー、フローラル感を増強しまろやかさが出る
とともに香気全体を個性的で魅力あるものにするとして
良しとしたO 実施例9゜ 以下に示す組成により煙草用香料を調合した。
とこれに5及び6−デセン酸 処 方 (重量部) インド−Vノ 2.0ヘデイオン
10.0インジヤスモ/
0・5ジャスミンアブソリュート4.0 ペンタリッド(ソダ) 15.0レモンオイ
ルCP 28.0ベルガモツトオイル
10.0ベンジルアセテート 5
.0ペンジルペンゾエー) 10.0シトラ
ール 2・0オークモスアブソ
リユート 1・Oす/ダルウッドオイル
2.0ペデイパープルボン 8.0エツセ
ンスアーモワーズ 5.0計 98
.0 n−ブチル(1/1)を2部添加したものについて官能
試験を行ったところ10名の審査員が一致して添加品は
フルーティー、フローラル感を増強しまろやかさが出る
とともに香気全体を個性的で魅力あるものにするとして
良しとしたO 実施例9゜ 以下に示す組成により煙草用香料を調合した。
成分 重量部
紅茶エキス 20・0コーヒーエキ
ス 30.0ラム洒(50@)
450.0エチルステアレー)
10・0エチルオリニー)
10.0アニソール 3.0δ
−デカラクトン 0・1マルトール
5.0ベラトラルアルデヒド
10.0フエンネルオイル
1.095%エチルアルコール 100.
0計 999.0 上記処方に6−デセン酸n−ブチル1.0部加えた調合
香料と無添加の調合香料を市販のたばこの刻またはフィ
ルターに0.01ないし160重fr%注入し10名の
専門パネラ−が比較したところ全員が一致して本発明の
化合物を添加したたばこはたばこらしい香喫味が助長さ
れ特に喫煙時の煙りのきめが細かくなり刺激、くせ(く
さみ、苦、渋、辛味等)が抑制されマイルドで軽い香喫
味が得られたとして良しとした。
ス 30.0ラム洒(50@)
450.0エチルステアレー)
10・0エチルオリニー)
10.0アニソール 3.0δ
−デカラクトン 0・1マルトール
5.0ベラトラルアルデヒド
10.0フエンネルオイル
1.095%エチルアルコール 100.
0計 999.0 上記処方に6−デセン酸n−ブチル1.0部加えた調合
香料と無添加の調合香料を市販のたばこの刻またはフィ
ルターに0.01ないし160重fr%注入し10名の
専門パネラ−が比較したところ全員が一致して本発明の
化合物を添加したたばこはたばこらしい香喫味が助長さ
れ特に喫煙時の煙りのきめが細かくなり刺激、くせ(く
さみ、苦、渋、辛味等)が抑制されマイルドで軽い香喫
味が得られたとして良しとした。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中nは1から4までの整数を表わし、Rは炭素数4
のアルキル基を表わす。また点線はいずれか一方が二重
結合を有することを表わす。)で示されるアルケン酸エ
ステルからなるミルク様香気を有する香料添加剤。 2)アルケン酸エステルが5及び/または6−デセン酸
n−ブチルであることを特徴とする特許請求の範囲第1
項記載の香料添加剤。 3)香料添加剤が乳製品香料用香料添加剤であることを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載の香料添加剤。 4)香料添加剤が食品香料、香粧品香料、飼料用香料ま
たは煙草香料用香料添加剤であることを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の香料添加剤。
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JP60291994A JPH0614846B2 (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | ミルク様香気を有する香料添加剤 |
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JP60291994A JPH0614846B2 (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | ミルク様香気を有する香料添加剤 |
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-
1985
- 1985-12-26 JP JP60291994A patent/JPH0614846B2/ja not_active Expired - Lifetime
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