JPS62149918A - 耐熱性アクリロニトリル系繊維の製法 - Google Patents

耐熱性アクリロニトリル系繊維の製法

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JPS62149918A
JPS62149918A JP29082885A JP29082885A JPS62149918A JP S62149918 A JPS62149918 A JP S62149918A JP 29082885 A JP29082885 A JP 29082885A JP 29082885 A JP29082885 A JP 29082885A JP S62149918 A JPS62149918 A JP S62149918A
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JP
Japan
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acrylonitrile
yarn
fibers
liquid phase
concentration
Prior art date
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Pending
Application number
JP29082885A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruhiko Sugimori
輝彦 杉森
Yoshinori Furuya
古谷 禧典
Naoyuki Fukahori
深堀 直之
Toshiyuki Yasunaga
利幸 安永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は溶融紡糸法にて作成したアクリロニトリル糸1
!l!維の耐熱性改良法に関するものである。
〔従来の技術〕
アクリロニトリル系繊維を耐炎化処理したもの、芳香族
ポリアミド繊維、フェノール繊維等の耐熱性繊維位防火
カーテンやメカニカルシール材、防火作業用層等、工業
用資材として広く利用されてきている。
従来、上述の如き用途に利用する耐熱性を備えたアクリ
ロニトリル系繊維の開発も進められておシ、このような
耐熱性繊維を得るには、湿式紡糸方法によって得たアク
リロニトリル系繊維を加熱空気等の酸化性ガス雰囲気下
で熱処理する方法によってなされてきたが、この方法で
は耐炎化処理に際して繊維間融着などの不都合が生ずる
ばか多でなく、溶融紡糸法によって製造したアクリロニ
トリル系繊維の耐炎化法としては全く採用し得ない状態
にある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
そこで本発明者らは、従来は不可能視されていた溶融紡
糸法によって製造したアクリロニトリル系繊維の耐炎化
性付与法を開発することを目的として検討中のところ溶
融紡糸方法によって得られたアクリロニトリル系繊維に
特定の酸化処理方法を適用することによって処理するこ
とによシその目的を達成しうろことを見出し本発明に至
った。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち、本発明の要旨とするところはアクリ四ニトリル6
0〜95重量%と他の共重合可能な単量体40〜5重量
%との共重合体であシ、かつ還元粘度が0.2〜1.0
であるアクリロニトリル系重合体を溶融紡糸して得られ
た繊維を液相酸化処理することを特徴とする耐熱性アク
リロニトリル系繊維の製造方法である。
本発明を実施するに際して用いるアクリロニトリル系重
合体としては重合体中のアクリロニトリルの共重合量は
60〜95重景%な貴簡合であることが好ましい。重合
体中のアクリロニトリルの共重合量が60重fX未満の
ものを溶融紡糸しても良好な強度、伸度等の優れた繊維
性能を有する繊維を製造すること力Sできない。
一方、アクリジニトリルの共重合量df95重量%を越
えた共重合体はその溶融特性に難点があシ、溶融紡糸が
困難となる。アクリロニトリルと共重合せしめうる他の
単量体としてはメチルメタクリレート、エチルメタクリ
レート、ヘキシルメタクリレート、メチルアクリレ−1
−、エチルアクリレート、ブチルアクリレ−1・、グロ
ビルアクリレートなどのメタクリル酸又はアクリル酸の
エステル類、塩化ビニル、臭化ビニル、塩化ビニリデン
等のハロゲン化ビニル類、メタクリル酸、アクリル酸、
イタコン酸、クロトン酸、ビニルスルホン酸等の酸類お
よびそれらの塩類、あるいはマレイン酸イミド、フェニ
ルマレイミド、アクリルアミド、メタクリルアミド、ス
チレン、α−メチルスチレンなどを挙けることができる
。これらの単量体は単独で又は2種以上を混合して用い
ることができる。
また、本発明で使用されるアクリロニトリル系重合体と
しては還元粘度が0.2〜1.0のものである。ここで
還元粘度とは重合体0.59をジメチルホルムアミド1
00酊に溶解し、25Cで測定した粘度値(ηsp /
 a )である。この還元粘度が0.2未満のアクリロ
ニトリル系重合体は溶融賦形性が不足するばかシでなく
、得られる繊維の機械的性質が十分なものではない。一
方、還元粘度が1.0を越えたアクリロニトリル系重合
体はその溶融紡糸性が悪く好ましくない。
還元粘度が0.2〜1.0の範囲のアクリロニトリル系
重合体#1160〜2sOCK加熱するとグリコールや
そのエステル或いは水などのアクリロニトリル系重合体
用可゛塑削がなくとも容易に溶融し、かつ不都合な環化
反応をきたすことなく繊維化することができる。また、
還元粘度0.2〜1.0の範囲のアクリロニトリル系重
合体は水系懸濁重合法、乳化重合法等によって作ること
ができ、重合の際添加するメルカプタン等″の分子量調
節剤の添加量を調節する等の手段を用いることによって
可能である。
上記方法によって得られたアクリロニトリル系重合体は
粉末状で、あるいはベレット状に予備成形した後、押出
機に供給、加熱溶融し、ノズル孔よシ吐出し、延伸、熱
セントを施すことKよ多繊維化することができる。溶融
紡糸温度は用いる重合体の性質に応じて変えうるが通常
160〜250C好ましくは180〜230Cの温度範
囲で行なうのがよい。
次に上記の如くして得たアクリロニトリル系繊維を液相
酸化によシ耐熱性を向上せしめるには過マンガン酸カリ
ウムや重クロム酸カリウム等の酸化剤が用いられ、これ
らの酸化物は硫酸、塩酸、硝酸等と組合せて酸化処理浴
とすることが好ましい。
液相酸化条件は酸化剤の組合せKよシ適宜選択すること
ができるが、最適条件は酸化剤、用いる酸の濃度及び酸
化剤溶液温度のうちいずれかの条件を決めれば他の条件
は必然的に決まるものである。例えば過マンガン酸カリ
ウムと硫酸との組合せにおいては過マンガン酸カリウム
濃度0.01〜5N、好ましくは0.1〜5N、硫酸濃
度0.01〜1ONtFf−ましくは0.1〜5N。
処理溶液温度は30〜80p好ましくは50〜80tl
Gの条件が適洛である。酸化剤、使用する醗及び溶液の
濃度及び温度がこれらの範囲よル低濃度、低温の場合は
アクリロニトリル系重合体フィルムの耐熱性4処理操作
効率の低下をきたすので好しくない。また、酸化剤、酸
及び溶液の濃度及び温度が前述の範囲より高濃度、高温
の場合はアクリロニトリル系繊維に対する急激な酸化が
起こるため収縮現象や毛羽立ち等の繊維特性の維持に好
しくない影響を与える。
本発明で得られる繊維は空気中240Cで30〜60分
放置しても繊維の溶断などの起らない耐熱特性を備えて
お)柔軟性も良好でおり、織物、編物、不縁布等の繊維
製品やその他の耐熱性を贅求される工業用資材として用
いることができる。
〔実施例〕
以下、実施例によシ本発明をさらに詳しく説明する。
実施例1 アクリロニトリル85重量%、アクリル酸メチル15重
量%なる組成の単量体混合物を乳化重合し還元粘度0.
42のアクリロニトリル系重合体を製造した。
このアクリロニトリル系1合体をスクリュー型溶融押出
機に供給し、ダイス孔径0,3.、φ、ノズル孔数72
、ノズルのL/D=2のダイスよシ紡糸温度230 C
,巻取速度1500n/分なる条件で紡糸して得た未延
伸糸を130Cに加熱した熱板上で3.0倍延伸し、延
伸糸を得た。
かくして得たアクリロニトリル系繊維を過マンガン酸カ
リウム濃度IN、硫酸濃度1Nの水溶液よシなる50C
の酸化処理浴中に30分間浸漬した後、水洗、乾燥した
得られた繊維の物性を未処理繊維の物性とあわせて表1
に示す。
表  1 繊維性能の測定はテンシロン■型引張試験機を用いて試
長2011rI11引張速度20 m /分、測定雰囲
気20C,65%RH,測定本数は10本の平均値とし
て示した。
〔発明の効果〕
本発明の方法によると、従来は耐熱性の付与が困難とさ
れていた溶融紡糸法にて作成したアクリロニトリル系繊
維の耐熱性付与を極めて効率よくなすことができる。ま
た、耐熱性付与処理による繊維性能の低下率はそれ程大
きく々るものではなく、耐熱性が要求される用途や、コ
ンクリート補強材として或いは銅などの導電性金属を付
着せしめた導電性繊維や、電磁波シールド角り繊維、更
には迫浸バッキング材などその用途は極めて広いもので
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アクリロニトリル60〜95重量%と他の共重合可能な
    単量体40〜5重量%との共重合体よりなり、かつ還元
    粘度が0.2〜1.0であるアクリロニトリル系重合体
    を溶融紡糸して得た繊維を液相酸化処理することにより
    改良された耐熱性を付与することを特徴とする耐熱性ア
    クリロニトリル系繊維の製法。
JP29082885A 1985-12-25 1985-12-25 耐熱性アクリロニトリル系繊維の製法 Pending JPS62149918A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998031852A1 (en) * 1997-01-17 1998-07-23 Acordis Fibres (Holdings) Limited Manufacture of elongate members
CN102251320A (zh) * 2011-06-30 2011-11-23 东华大学 一种快速氧化的聚丙烯腈纤维的制备方法
JP2014012918A (ja) * 2009-03-31 2014-01-23 Donghua Univ 炭素繊維及びその原糸、プレ酸化繊維の製造方法
JP2017529464A (ja) * 2014-09-29 2017-10-05 フラウンホーファー・ゲゼルシャフト・ツール・フェルデルング・デア・アンゲヴァンテン・フォルシュング・エー・ファウ 繊維の熱安定化のための方法、及び当該方法にて安定化された繊維

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49527A (ja) * 1972-04-20 1974-01-07
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