JPS62148597A - 芳香族が水素添加された置換芳香族炭化水素類の用途 - Google Patents

芳香族が水素添加された置換芳香族炭化水素類の用途

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JPS62148597A
JPS62148597A JP28922285A JP28922285A JPS62148597A JP S62148597 A JPS62148597 A JP S62148597A JP 28922285 A JP28922285 A JP 28922285A JP 28922285 A JP28922285 A JP 28922285A JP S62148597 A JPS62148597 A JP S62148597A
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Kimiya Mizui
水井 公也
Shunsui Furuta
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水添置換芳香族炭化水素類からなる動力伝導
媒体に関する。更に詳しくは、トリシクロドデカイル基
を核水素原子に置換させた置換芳香族炭化水素類を更に
水添して得られる水添置換芳香族炭化水素類を用いた動
力伝導媒体に関する。
〔発明の背景〕
本発明者は、トリシクロC5,2,1,0)デカ−3−
エン類を用いた芳香族炭化水素類の誘導体についての研
究過程において、前記トリシクロ〔5.2.1.02,
2゜1.0〕デカ−3〜エン類と芳香族炭化水素類との
反応物を更に水添することにより新規な水添置換芳香族
炭化水素類を与えること、およびこの水添置換芳香族炭
化水素類が動力伝導媒体としてきわめて有用であること
を見出し、本発明を完成させるに至った。
〔発明の概要〕
従って、本発明は、芳香族炭化水素類の少(とも1個の
核水素原子が、低級アルキル置換若しくは非置換のトリ
シクロ〔5.2.1.02,2,1,0”’)デカ−3
−イル基(I)またはトリシクロ〔5.2.1.02,
2,1,0)デカ−4−イル基(n)によって置換され
たものの水素添加物である水添置換芳香族炭化水素類の
利用に関する。
ただし、R1:1位、7〜10位に位置する低級アルキ
ル 同−又は異なるものである。
R2 :2〜6位に位置する低級アルキル基であって、
m個のR2は、同− 又は異なるものである。
n ;0〜5 m :0〜5 本発明はかかる水添置換芳香族炭化水素類からなる動力
伝導媒体である。
〔製造原料〕
本発明で用いる水添置換芳香族炭化水素類の一方の製造
原料である芳香族炭化水素類としては、通雷炭素数が6
ないし14、好ましくは6ないし9であり、側鎖に不飽
和基を有さないものであり、例えばベンゼン、ナフタリ
ン、アントラセンをはじめ、これらの各種アルキル基置
換体であり、具体的にはトルエン、0−キシレン、m−
エチルトルエン、p−エチルトルエン、n−ブチルベン
ゼン、イソブチルベンゼン、sec−ブチルベンゼン、
し−ブチルベンゼン、各種ジエチルベンゼン、1−メチ
ルナフタリン、2−メチルナフタリン、9−メチルアン
トラセンなどを挙げることができる。本発明に用いられ
るその他の芳香族炭化水素としてはビフェニル、ターフ
ェニル、インダンなどを挙げることができる。これら芳
香族炭化水素類の中では、ベンゼンおよびモノもしくは
ジアルキル置換ベンゼン、とくにトルエン、エチルベン
ゼン、キシレンが好ましい。
これらの芳香族炭化水素類の少くとも一種と反応せしめ
る、下記一般式(1)で表わされるトリシクロ〔5.2
.1.02.2.1. 0  )デカ−3−エンとして
は、非置換のものが好ましいが、それ以外に1位、7〜
10位あるいは2〜6位が少なくとも1個の低級アルキ
ル基、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソ
プロピル基、ブチル基などで置換されたものが用いられ
る。その低級アルキル基の置換位置としては、例えば6
−位を除く3ないし10−位のモノ置換体、5.7−位
、5.8−位、5,9−位、5,l〇−位、4、7−位
、4,8−位、4.9−位、3,8−位、3,9−位、
1,4−位などのジ置換体が挙げられる。
(ただし、R1、R2、。、□,前記定義と同じである
。) 7、4 かかるトリシクロ〔5.2.1.02.2.1. 0 
 )デカ−3−エンは、例えば特公昭47−11818
司公報に記載されているように、ジシクロペンタジェン
類を選択的に水率添加して得ることができる。
本発明で用いられる場合には、この物質は純粋であるこ
とが好ましいものの、約60重量%以上の純度を有して
いればこれを用いることができ、これ以外にシクロペン
テン、トリシクロ〔5.2.1.02.2.1.、 0
2°4〕デカ−8−エン、シクロペンタジェンオリゴマ
ー(二量体以上)の部分水添物などの重合性成分やトリ
シクロ〔5.2.1.02.2。
1、0〕デカンまたはその誘導体などの非重合性成分を
含んでいてもよい。
〔置換芳香族炭化水素類の製造〕
反応は、芳香族炭化水素類に対してモル比で約1〜50
倍量、好ましくは約1.2〜10倍量のトリシクロ〔5
.2.1. 0  )デカ−3−エンを用い、必要に応
じてペンタン、ヘキサン、ヘプタン、ジクロルメタン、
塩化エチル、1.2−ジクロルエタン、クロロベンゼン
などの反応溶媒の共存下に、フリーデル−クラフッ型触
媒を用いて行われる。
フリーデル−クラフッ型触媒としては、1タリえばAl
Cl2 、AIBra 、BF3 、SnC14、Sn
Br4、FeC13、BeC12、CdC12、ZnC
12、BEI−]、3Br3 、TiC1,a、TiB
r4、ZrC14、アルキルアルミニウムジクロライド
などのルイス酸、BF3とアルコール、フェノール、エ
ーテルとの錯体、AlCl2と芳香族炭化水素およびハ
ロゲン化水素との3元錯体などのルイス酸の錯体が用い
られ、中でもBF3 、AlCl2またはそれらの錯体
が好んで用いられる。これらの触媒の使用量は、触媒の
種類、反応原料両者の種類や純度、反応温度などによっ
ても異なるが、一般には反応原料たる芳香族炭化水素類
に対して約1〜50モル%の割合で用いられる。
反応は、一般に約−10〜200°C2好ましくは約0
〜150°Cの温度で、常圧または加圧条件下で、約1
〜10時間行われる。操作の順序としては、まず反応原
料両者および必要に応じて用いられる反応溶媒を、所定
の温度および圧力に保持しておき、これを攪拌しながら
触媒を添加すると反応が開始する。所定時間反応させた
ら、常法に従って残存する触媒を除去し、未反応成分お
よび反応溶媒を蒸溜によって除去し、目的とする新規置
換芳香族炭化水素類を得ることができる。なお、原料物
質として用いられるトリシクロ〔5.2.1.02,2
,1,0)デカ−3−エンは、それ単独では殆ど重合し
ないため、目的物たる置換芳香族炭化水素類を比較的高
純度で得ることができる。
〔水添置換芳香族炭化水素類の製造〕
本発明に用いる物質である水添置換芳香族炭化水素類は
前記置換芳香族炭化水素類の構造に含まれるベンゼン核
を水素添加することにより製造することができる。水素
添加は、適当な水素添加触媒の存在下に溶媒を用いて行
われる。触媒としては、周期律表■族および■族の金属
また)まその化合物、例えばニッケル、クロム、パラジ
ウム、白金、コバルト、オスミウム、レニウム、ルテニ
ウム、ラネーニッケル、硫化ニッケル、酸化ニツγル、
亜クロム酸銅、コバルトモリブデン、硫化モリブデン、
酸化白金、酸化コバルト、酸化レニウム、酸化ルテニウ
ム、スポンジ鉄、酸化鉄などが用いられる。また、溶媒
としても種々のものが使用でき、例えばペンタン、ヘキ
サン、ヘプタン、イソへブタン、オクタン、イソオクタ
ン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、デカリン
など脂肪族系、脂環族系などの各種溶媒が用いられる。
また、所定の反応温度で前記置換芳香族炭化水素類が液
状低粘度であれば無溶剤下でそのまま水素添加すること
もできる。
水素添加は、バッチ法あるいは連続法により、通常20
ないし300°C1好ましくは約10Ω〜240°Cの
温度条件で、減圧下乃至加圧下、一般には大気圧乃至約
300kg/CII!G、好ましくは約10〜150k
g / cnt Gの圧力条件下に、約10分間乃至約
24時間、好ましくは約10分間乃至約24時間、好ま
しくは約10分間乃至約7時間水素ガスと処理すること
により行われる。
水素添加後は蒸留等の常法により溶媒、未水添の置換芳
香族炭化水素類および水添置換芳香族炭化水素類のそれ
ぞれに分離することができる。しかし、水添置換芳香族
炭化水素類を後述の接着剤用添加剤に用いる際には未水
添の置換芳香族炭化水素類を必ずしも分離する必要はな
く、両者が混合したままで用いることもできる。この場
合は、混合物の全水添率は好ましくは10%以上、とく
に好ましくは40%以上である。
〔本発明に用いる物質〕
このようにして得られる新規な水添置換芳香族炭化水素
類の好ましいものとしては、例えば下記−船側式CIV
)で示すことができる。ただし、トリシクロC5,2,
1,OJデカ、3−イル基またはトリシクロCD、2−
1.0”’ )デカ−4−イル基(いずれも低級アルキ
ル置換または非1換である。)を、単にXと略記して記
載する。
Xc。
t (式中、Rは低級アルキル基であり、Sは1ないし3の
整数でXが2以上のときは互いにメタ位にあり、tは1
ないし2の整数である。)以下、一般式(IV)で表わ
されるものを含む本発明の物質を例示する。
X            X X X            X           
 X× なおヘンゼン環が一つである化合物についてはヘンゼン
環が完全に水添されていないシクロヘキサジエン環、シ
クロヘキセン環であるものは実質上生成していない。
〔動力伝達媒体〕
本発明で用いる新規な水添置換芳香族炭化水素類Aは種
々の機械装置における動力伝達媒体としても優れた性質
を有する。
特公昭53−36105号、特公昭46−338号、特
公昭46−339号、特公昭47−35763号等の公
報にも記載されている如く、種々の物質が種々の装置の
動力伝達媒体として利用されている。またこれらの公報
にも記載されている如く、動力伝達媒体として要求され
る特性は様々であるが、トラクションドライブ又はトラ
クション摩擦クラッチを利用する可変速度動力伝達系に
使用される媒体、即ちトラクションオイルを例にとれば
、駆動側と被駆動側の接触部の摩耗、焼付き等を防止し
、さらに動力を効率よく伝達できるものが要求される。
このような動力伝達効率の指標としてトラクシコン係数
Yカ(=トラクション(摩擦力)/法線荷重)が用いら
れ、該係数の高いものが要望されている。トラクション
係数が高いi@?’k ?da ()ラクションオイル
)を用いることによりトラクションが太きいため自動車
等・においては燃費の減少に寄与し、また法線荷重が小
さいため変速機の寿命を延ばすことに繋がる。
本発明で用いるAは上記トラクション係数が高く動力伝
達媒体として優れている。本発明で用いるAは単一品で
も、あるいは二種以上を混合して用いてもよい。本発明
で用いるAのうち、とくに好ましいものとしては、シク
ロヘキサン環にX。
Y又はZが1個結合したもの、あるいはメチルシクロヘ
キサン環にX、Y又はZが1個結合したものを挙げるこ
とができる。
本発明のAを用いた動力伝達媒体はへのみから成ってい
てもよいが、種々の要求される性状、機能を満たすため
に他の潤滑油を加えてもよく、また通常添加される添加
剤、たとえば酸化防止剤、分散剤、金属不活性化剤、粘
度指数向上剤、磨滅防止剤、錆抑制剤、腐蝕抑制剤、泡
抑制剤、シールスウエラー、摩擦調節剤などが含まれて
いてもよい。
本発明のAを用いた動力伝達媒体としての性能を後記実
施例にて示す。
実施例において、Aの一般的性状評価を次の方法によっ
て行った。
(1)軟化点 JIS K−5665 (2)色相ASTM D 1544−58Tガードナー
ナンバー(G、No)で表示した。
(3)分子量 電界脱離イオン化質量分析法にて測定し
た。
(4)屈折率 アラへ屈折計により25°Cで測定した
〔5.2.1.02)粘 度 芝浦システム社肥ビスメ
トロンにより25°Cで測定した。
〔実施例〕
参考例1 ナフサ分解で得られるCs留分を150°Cで3時間加
熱し、そこに含まれていたシクロペンタジェンをジシク
ロペンタジェンに変換し、ペンタン、ペンテン!20.
1%、ベンゼン0.5%、ジシクロペンタジェン72.
1%、イソプレンーシクロペンタジエンコダイマ−4,
8%、シクロペンタジェンオリゴマー2.5%からなる
組成の粗製ジシクロペンタジェンを得た。金属オートク
レーブ中に、この粗製ジシクロペンタジェン100重量
部(1710g ) オよびパラジウム径タブレット状
水添触媒(東洋シー、シー、アイ社製品 C31−1八
)4重M部を仕込み、反応温度50°C1水素圧10k
g / cn!の条件下で、12時間攪拌しながら水素
化反応を行った。口過して触媒を除き、蒸溜してトリシ
クロ〔5.2.1.02,2,1,0”’)デカ−3−
エン(9,10−ジヒドロジシクロペンタジェン)留分
90重量部を得た。ガスクロマトグラフィーの分析結果
は、ペンタン’J 19 、9%、トリシクロC5,2
,1,0’自デカー3−エン70.9%、ジシクロペン
タジェン0.1%以下、イソプレンーシクロペンタジエ
ンコダイマー水添反応物4.5%、トリシクロ〔5.2
.1.02,2,1,0”’)デカン2.1%および不
明成分2.6%の組成を示した。
参考例2 温度径、攪拌剤、冷却器と滴下ロートを備えた容量50
0m1の四日フラスコにベンゼン195g(2,5モル
)と粉末化した無水塩化アルミニウム2gを窒素雰囲気
下で加える。攪拌しながら滴下ロートよりトリシクロ〔
5.2.1.02,2,1,0”bデカ−3−エン含有
留分(純度70.9% 参考例1で得たもの。後の実施
例においても同様。) 94.5g (0,5モル)を
加え、70°Cで2時間加熱攪拌する。メタノールを加
えて反応を終了させ、中性になるまで反応液を洗浄した
。次いで、蒸溜し、塔頂温度150〜155℃、圧力5
 mmHgでほぼ無色の留出液12.5 gを得た。分
子量212(下式としての理論値212)、赤外スペク
トル(第1図に示す)からトリシクロ[5,2,1、0
”’)デか4−イルベンゼンであることがわかった。屈
折率<r’tr))は1 、5558であった。
参考+9113 温度径、攪拌剤、冷却器と滴下ロートを備えた容量1離
型剤の四日フラスコにトルエン400g(4,35モル
)と粉末化した無水塩化アルミニウム5gを窒素雰囲気
下で加える。攪拌しながら滴下ロートより、トリシクロ
〔5.2.1.02,2,1,0”づデカ−3−エン含
有留分(純度70.9%) 126.9g (0,67
モル)を滴下し70℃で5時間反応させた。
メタノールを加えて反応を終了させ水洗いした。反応液
を蒸溜し、沸点158−162°C/ 5 mm11g
で無色の留出液90gを得た。分子量226(次式とし
ての理論値226) 、赤外スペクトルおよび液体クロ
マトグラフィー法から2−および3へおよび4−トリシ
クロ〔5.2.1.02,2,1,0当デカ−4−イル
トルエンの混合物であることがわかった。屈折率(nf
 )は1.5582であった。
参考例4 参考例3と同じ装置にエチルベンゼン461g(4,3
5モル)と粉末化した無水アルミニウム5gを窒素雰囲
気で加える。攪拌しながら滴下ロートよりトリシクロ〔
s、2.1.a”〕デか3−エン含有留分(純度70.
9%) 126.6g (0,67モル)を加え、6゜
Cで2時間加熱反応させる。メタノールを加えて反応を
終了させ中性になるまで反応液を洗浄した。
次いで蒸溜し、沸点170−174℃15mmHgの留
分115gを得た。分子! 240 (次式としての理
論値240)、赤外スペクトルから2−および3−オよ
び4−トリシクロ〔5.2.1.02,2,1,0当デ
カ−4−イル−エチルベンゼンの混合物を主とすること
がわかった。
参考例5 参考例2の装置に混合キシレン(n+−キシレン45%
、エチルベンゼン51%、0−およびp−キシレン4%
) 79.5g (0,75モル)に粉末化した無水塩
化アルミニウム3gを窒素雰囲気下で加える。攪拌しな
がら滴下・−トよりトリシフ・〔5.2.1.02,2
,1,0”’Eデカー3−エン含有留分(純度70.9
%) 283.5 g(1,5モル)を加え、60℃で
2時間加熱攪拌する。
メタノールを加えて反応を終了させ、中古になるまで反
応液を洗浄した。次いで釜温150’c、圧力20mm
t1gで未反応物を除去し、ガードナー色相l0125
℃粘度10,800c、p、屈折率(几音) 1.54
82の粘稠液体49gを得た。分析の結果、トリシクロ
〔5.2.1.02,2,1,0”’)デカ−3−エン
:混合キシレンの1/1付加物59重量%、同2/1付
加物39重量%、その他8重量%からなることがわかっ
た。
実施例1 参考例2で得られる1へジシクロ〔5.2.1.02,
2,1,02“5デカ−4−イルベンゼン34g、三井
へキサン(三井石油化学り  118gおよび水添用触
媒として耐硫黄製ニッケル触媒(日輝化学rN−113
BJ )2.5 gを鋼鉄m 500m1オートクレー
ブに入れ、反応温度200℃、反応圧力40kg/ad
G 、反応時間5時間で水添を行った。冷却、脱圧、窒
素置換後、触媒を濾別し、濾液を蒸溜し、塔頂温度14
4−150°C1圧力フmm11gで無色の留出液33
gを得た。分子量218(次式としての理論値218 
)、赤外スペクトル(第2図に示す)なと′から)、リ
ン・クロCD、2.1.0’°6)デカ−4−イルシク
ロヘキサンであることがわかった。
屈折率(九び)は、1.5110であった。
実施例2 参考例3で得られる2−および3−および4−トリシク
ロ〔5.2.1.02,2,1,02°6〕デカ−4−
イルトルエンの混合物80gを実施例1と同様の操作に
より第1表に示す条件により水添反応を行った。
水添後、触媒を濾別し、濾液を塔頂温度154−158
℃、圧カフimHgで蒸留し無色の留出液78gを得た
。分子量232(次式としての理論値232)などから
2−および3−および4−トリシクロ[5,2,1,0
’°)デカ−4−イルメチルシクロヘキサンの混合物で
あることがわかった。
昆fr率(九かは1.5080であった。
実施例3 参考例4で得られる2−および3−および4−トリシク
ロr5.2.1.6〕デカ−4−イル−エチルベンゼン
の混合物を第1表記載の条件により実施例1と同様の操
作により水添反応を行った。水添後、触媒を濾別し、濾
液を塔頂温度163−168℃、圧カフ+n+IIgで
蒸留し無色の留出液98gを得た。分子量246(次式
としての理論値246)などから2−および3−および
4−トリシクロ〔5.2.1.02,2,1,02′カ
デカ−4−イル−エチルシクロヘキサンの混合物を主と
することがわかった。
実施例4 参考例5で得られるトリシクロ〔5.2.1.02,6
〕デカ−3−エン:混合キシレンの1/1付加物59三
量%、同2/1付加物33M量%、その他8重量%から
なる混合物を第1表記載の条件により実施例1と同様の
操作により水添反応を行った。水添後、触媒を濾別し、
濾液を釜@150℃、圧力20コH8で溶媒i除去し、
25℃粘度10600cp、屈折率(九8)1.502
8の粘稠液体39gを得た。
分析の結巣、トリシクロ〔5,z、1.o”zデか3−
エン:混合キシレンの1/1付加水添物59重量%、同
2/1付加物33重量%、その他8重量%からなること
がわかった。
実施例5ないし8、比較例1ないし3 実施例1ないし4で得られた水素新規置換芳香族炭化水
素類について、それぞれ実施例5ないし8として、沸点
、粘度、流動点、トラクション係数を表2に示す。
比較例として、比較例1にはα−メチルスチレン線状二
量体を水素添加して得られる2−メチル−2,4−ジシ
クロへキシルベンクン、比較例2には水添ポリブテン(
出光石油化学工業製ポリブテンOH)、比較例3にはナ
フテン系鉱物油(シェル化学製、シェルフレックス37
1JY )の性状を挙げた。
なお評価方法は以下の通りである。
粘 度二東京計器社 E型粘度計 流動点: JIS K−2269 トラクション係数二東洋精機社製インコメータ(Bi2
型)にて回転数120Orpmでのトラクション係数(
弄光)を次式より求めた。
紅=Ft/Pn ただし Ft:トラクション、 Pn:法線荷重(2500g ) 表から分るように、本発明で用いるAは動力伝達媒体、
とくにトラクションオイルとして有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ実施例1、実施例2で得
られた反応生成物の赤外吸収スペクトルを横軸を波数と
して示したものである。 出願人  三井石油化学工業株式会社 代理人  山  口     和 筒   1   g 第   2   図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)芳香族炭化水素類の少なくとも1個の核水素原子
    が低級アルキル置換若しくは非置換のトラシクロ〔5.
    2.1.0^2^,^6〕デカ−3−イル基またはトラ
    シクロ〔5.2.1.0^2^,^6〕デカ−4−イル
    基によつて置換されたものの水素添加物である水添置換
    芳香族炭化水素類からなる動力伝達媒体。
JP28922285A 1985-12-24 1985-12-24 芳香族が水素添加された置換芳香族炭化水素類の用途 Granted JPS62148597A (ja)

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JP (1) JPS62148597A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62270688A (ja) * 1986-05-17 1987-11-25 Nippon Steel Chem Co Ltd 潤滑油基油組成物及びその製造法

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JPS62270688A (ja) * 1986-05-17 1987-11-25 Nippon Steel Chem Co Ltd 潤滑油基油組成物及びその製造法

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Publication number Publication date
JPH0334794B2 (ja) 1991-05-23

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