JPS6214797A - ドリグリセライドの定量方法 - Google Patents
ドリグリセライドの定量方法Info
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- JPS6214797A JPS6214797A JP15135085A JP15135085A JPS6214797A JP S6214797 A JPS6214797 A JP S6214797A JP 15135085 A JP15135085 A JP 15135085A JP 15135085 A JP15135085 A JP 15135085A JP S6214797 A JPS6214797 A JP S6214797A
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- reaction
- triglyceride
- nadh
- atp
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- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はピルビン酸を反応生成物とするトリグリセラ・
Cドの定量方法に関するものである。
Cドの定量方法に関するものである。
一般に、血液などの検体中のトリグリセライドを測定す
るには最終段階でピルビン酸を生成させ、生成したピル
ビン酸をLDH(乳酸脱水素酵素)によって乳酸に変換
し、この際NADH−)NAD+の共役反応によって減
少するNADllの量を340nmで測定し定量してい
た。
るには最終段階でピルビン酸を生成させ、生成したピル
ビン酸をLDH(乳酸脱水素酵素)によって乳酸に変換
し、この際NADH−)NAD+の共役反応によって減
少するNADllの量を340nmで測定し定量してい
た。
しかし、この反応系では必ずピルビン酸を生成するため
に、そもそも検体中に存在するピルビン酸や遊離のグリ
セロールが測定値に含まれてしまって、正確な定量を困
難にしていた。
に、そもそも検体中に存在するピルビン酸や遊離のグリ
セロールが測定値に含まれてしまって、正確な定量を困
難にしていた。
そこで、検体中に存在するピルビン酸や遊離のグリセロ
ールを前処理で、LDHによって乳酸に変換させてしま
えば問題はなくなるのである。しかしながらNAD+→
NADHの逆反応でNADHに戻す必要があり、この際
イソクエン酸を基質としてiCDH(インクエン酸脱水
素酵素)とマグネシウムイオン又はマンガンイオンなど
の金属イオンによって共役反応を生起させることができ
る。この反応系は、次の式(夏)に示される。
ールを前処理で、LDHによって乳酸に変換させてしま
えば問題はなくなるのである。しかしながらNAD+→
NADHの逆反応でNADHに戻す必要があり、この際
イソクエン酸を基質としてiCDH(インクエン酸脱水
素酵素)とマグネシウムイオン又はマンガンイオンなど
の金属イオンによって共役反応を生起させることができ
る。この反応系は、次の式(夏)に示される。
トリグリセライド
式(1)に示されるように、検体中の遊離のピルビン酸
やグリセロールの消費とトリグリセライドからもたらさ
れたピルビン酸の測定は同じ共役反応によって行うこと
ができるのであるが、検体中のピルビン酸や遊離グリセ
ロールの消費が完了し、NAD+→NADHの反応が完
全に停止されてはじめてトリグリセライドからもたらさ
れたピルビン酸の正確な定量が行なえるのである。
やグリセロールの消費とトリグリセライドからもたらさ
れたピルビン酸の測定は同じ共役反応によって行うこと
ができるのであるが、検体中のピルビン酸や遊離グリセ
ロールの消費が完了し、NAD+→NADHの反応が完
全に停止されてはじめてトリグリセライドからもたらさ
れたピルビン酸の正確な定量が行なえるのである。
そこで、問題となるのは、式(1)におけるN A D
IIgNAD+においてNAD+→NAD11の反応
をいかにして完全に停止させるかである。従来NAD+
→N A D Hの反応。
IIgNAD+においてNAD+→NAD11の反応
をいかにして完全に停止させるかである。従来NAD+
→N A D Hの反応。
のみを完全に停止させることは知られていなかった。
本発明者らは、上述の式(1)におけるイソクエン酸→
αKGの反応のみを完全に停止させる方法cDIl を求めて鋭意研究したところ、高濃度のATPの添加に
よって、インクエン酸→ α−KGの反応を完i Cl
)H 全に停止させることに成功し、そして、トリグリセライ
ドの正確な測定を可能としたのである。
αKGの反応のみを完全に停止させる方法cDIl を求めて鋭意研究したところ、高濃度のATPの添加に
よって、インクエン酸→ α−KGの反応を完i Cl
)H 全に停止させることに成功し、そして、トリグリセライ
ドの正確な測定を可能としたのである。
本発明は、検体にLDII、NADII、ATP、 P
E[’、グリセロキナーゼ、ピルビン酸キナーゼ、イン
クエン酸、マグネシウムイオンまたはマンガンイオンな
どの金属イオンおよび1cDIIを添加混合し、混合液
中にすでに存在するピルビン酸や遊離のグリセロールを
消費せしめ1次いでさらにATPを添加し、i CD
l(反応を停止し、これと同時もしくはしかる後リパー
ゼを添加して、生成するピルビン酸を定量することを特
徴とするトリグリセライドの定祉方法である。
E[’、グリセロキナーゼ、ピルビン酸キナーゼ、イン
クエン酸、マグネシウムイオンまたはマンガンイオンな
どの金属イオンおよび1cDIIを添加混合し、混合液
中にすでに存在するピルビン酸や遊離のグリセロールを
消費せしめ1次いでさらにATPを添加し、i CD
l(反応を停止し、これと同時もしくはしかる後リパー
ゼを添加して、生成するピルビン酸を定量することを特
徴とするトリグリセライドの定祉方法である。
ここで、金属イオンとはマグネシウムイオン、マンガン
イオン、鉄イオン、銅イオン、亜鉛イオン、スズイオン
、カルシウムイオンなどを云うが。
イオン、鉄イオン、銅イオン、亜鉛イオン、スズイオン
、カルシウムイオンなどを云うが。
これらのイオン種に制限されることはない。
α−KG
↑
ATP又Iシ及びキレート剤
本発明は高濃度のATPの添加によって上記式(!■)
→式([1)への変化を行なわせるものである。
→式([1)への変化を行なわせるものである。
即ち、検体中のピルビン酸又は/及び遊離のグリセロー
ルの完全消費を式(n)で行わせ、完全消費ののち反応
系にさらにATPを添加し、NAD+→NADI+の反
応を停止させるものである。
ルの完全消費を式(n)で行わせ、完全消費ののち反応
系にさらにATPを添加し、NAD+→NADI+の反
応を停止させるものである。
iCDHの反応を停止させた後は、ATP又は/及びキ
レ−1〜剤の添加と同時もしくはその後リパーゼを添加
し、生成したピルビン酸から乳酸への共役反応としてN
ADH→NAD+の反応にともなう340nm吸光度の
減少によって物質を定量するものである。
レ−1〜剤の添加と同時もしくはその後リパーゼを添加
し、生成したピルビン酸から乳酸への共役反応としてN
ADH→NAD+の反応にともなう340nm吸光度の
減少によって物質を定量するものである。
トリグリセライドからピルビン酸を生成せしめる反応は
次の式(IV )に示される。
次の式(IV )に示される。
即ち、リパーゼ、グリセロールキナーゼ、ATP。
NADII、LDH,ホスホエノールピルビン酸及びピ
ルビン酸キナーゼの添加によってトリグリセライドが測
定できるものである。
ルビン酸キナーゼの添加によってトリグリセライドが測
定できるものである。
本発明においては、検体中のトリグリセライドを分解し
、NADII→NAD+の反応によってNAD)lを消
費して正確な被検物の定量を行うものである。
、NADII→NAD+の反応によってNAD)lを消
費して正確な被検物の定量を行うものである。
本発明において用いる、高濃度のATPによるiCDH
反応の停止は一反応を停止したそのままの媒質でNAD
H−+NAD“の反応を用いトリグリセライドの定量が
行える点できわめて有用である。
反応の停止は一反応を停止したそのままの媒質でNAD
H−+NAD“の反応を用いトリグリセライドの定量が
行える点できわめて有用である。
反応系に対するATPの添加量は151以上であればよ
い。第1図はiC叶活性におよぼすATP濃度の影響を
みた図であるが、 ATPe度が15mM以上で1cD
llは完全に活性を失っているのが分る。
い。第1図はiC叶活性におよぼすATP濃度の影響を
みた図であるが、 ATPe度が15mM以上で1cD
llは完全に活性を失っているのが分る。
次に本発明の実施例を示す。
実施例l
KCl 100 mMM
gSO43mg ATP 1 mMホス
ホエノールピルビン酸 1 、5mMインクエン酸
5 mMNADII
0.2mMLDII
6u/mlピルビン酸キナーゼ
30u/mlグリセロキナーゼ 2u
/m1icDH2u/ml を含有する0、IM トリエタノールアミン塩酸(pH
7,5)2.9mlに50mMグリセロールを含む様々
な濃度に調整したトリグリセライド(TG)含有検体(
A = 50mg/d1、B=100n+g/di、C
=300mg/dl、D=500mg/dl、E=75
0mg/di) 207zl添加した。それぞれ37℃
で10分間保温した後、ATP、リパーゼ濃度がそれぞ
れ20mM、5,000u/mlになるように、 AT
P、リパーゼ混液を100μm添加し、分光光度計によ
り37°Cでの340nmにおける吸光度の減少を測定
した。
gSO43mg ATP 1 mMホス
ホエノールピルビン酸 1 、5mMインクエン酸
5 mMNADII
0.2mMLDII
6u/mlピルビン酸キナーゼ
30u/mlグリセロキナーゼ 2u
/m1icDH2u/ml を含有する0、IM トリエタノールアミン塩酸(pH
7,5)2.9mlに50mMグリセロールを含む様々
な濃度に調整したトリグリセライド(TG)含有検体(
A = 50mg/d1、B=100n+g/di、C
=300mg/dl、D=500mg/dl、E=75
0mg/di) 207zl添加した。それぞれ37℃
で10分間保温した後、ATP、リパーゼ濃度がそれぞ
れ20mM、5,000u/mlになるように、 AT
P、リパーゼ混液を100μm添加し、分光光度計によ
り37°Cでの340nmにおける吸光度の減少を測定
した。
ΔE;八=へ、023、B=O,O/1G、C=0.1
39、D=0.235、E=0.351.であった。
39、D=0.235、E=0.351.であった。
これを次式により計算した結果、検体中にすでに存在し
ていたグリセロールは完全に消去され、引きつづき測定
されるトリグリセライドの定量に影響なく、検体中のト
リグリセライド含址が定量された。
ていたグリセロールは完全に消去され、引きつづき測定
されるトリグリセライドの定量に影響なく、検体中のト
リグリセライド含址が定量された。
トリグリセライド量
ΔE =NADHの減少による吸光度変化6.2 =N
AD11の1mMの吸光度3.02=全反応液量(ml
) 0.02=検体量(ml) 885=トリオレインの分子量
AD11の1mMの吸光度3.02=全反応液量(ml
) 0.02=検体量(ml) 885=トリオレインの分子量
第1図はiCDH活性におよぼすATP濃度の影響をみ
た図である。 代理人 弁理士 戸 1)親 男 第 1 図 ATP漬度mM
た図である。 代理人 弁理士 戸 1)親 男 第 1 図 ATP漬度mM
Claims (1)
- (1)トリグリセライド含有検体にLDH、NADH、
ATP、PEP、グリセロキナーゼ、ピルビン酸キナー
ゼ、イソクエン酸、マグネシウムイオンまたはマンガン
イオンなどの金属イオンおよびiCDMを添加混合し、
検体中にすでに存在するグリセロールを消費せしめ、次
いでさらにATPを添加し、iCDH反応を停止し、こ
れと同時もしくはしかる後リパーゼを添加して、生成す
るピルビン酸を測定することを特徴とするトリグリセラ
イドの定量方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60151350A JPH06102040B2 (ja) | 1985-07-11 | 1985-07-11 | ドリグリセライドの定量方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60151350A JPH06102040B2 (ja) | 1985-07-11 | 1985-07-11 | ドリグリセライドの定量方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6214797A true JPS6214797A (ja) | 1987-01-23 |
JPH06102040B2 JPH06102040B2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=15516637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60151350A Expired - Fee Related JPH06102040B2 (ja) | 1985-07-11 | 1985-07-11 | ドリグリセライドの定量方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06102040B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6410846B1 (en) | 1998-12-15 | 2002-06-25 | Vanguard Products Corporation | Electromagnetic interference shielding device |
US6613976B1 (en) | 1998-12-15 | 2003-09-02 | Vanguard Products Corporation | Electromagnetic interference shielding gasket |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61247968A (ja) * | 1985-04-26 | 1986-11-05 | Oriental Yeast Co Ltd | ピルビン酸を反応生成物とする生体物質の定量方法 |
-
1985
- 1985-07-11 JP JP60151350A patent/JPH06102040B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61247968A (ja) * | 1985-04-26 | 1986-11-05 | Oriental Yeast Co Ltd | ピルビン酸を反応生成物とする生体物質の定量方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6410846B1 (en) | 1998-12-15 | 2002-06-25 | Vanguard Products Corporation | Electromagnetic interference shielding device |
US6613976B1 (en) | 1998-12-15 | 2003-09-02 | Vanguard Products Corporation | Electromagnetic interference shielding gasket |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06102040B2 (ja) | 1994-12-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |