JPS62143032A - 調光体 - Google Patents

調光体

Info

Publication number
JPS62143032A
JPS62143032A JP60282119A JP28211985A JPS62143032A JP S62143032 A JPS62143032 A JP S62143032A JP 60282119 A JP60282119 A JP 60282119A JP 28211985 A JP28211985 A JP 28211985A JP S62143032 A JPS62143032 A JP S62143032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrolyte
light control
electrode
control body
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP60282119A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0693067B2 (ja
Inventor
Junichi Nagai
永井 順一
Yuzo Shigesato
有三 重里
Tadatoshi Kamimori
神森 忠敏
Mamoru Mizuhashi
水橋 衞
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP60282119A priority Critical patent/JPH0693067B2/ja
Publication of JPS62143032A publication Critical patent/JPS62143032A/ja
Publication of JPH0693067B2 publication Critical patent/JPH0693067B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野J 本発明は、低抵抗のリードを併用して応答速度を速くし
ただエレクトロクロミック(E C)物質を用いた調光
体に関するものである。
[従来の技術] EC現象を利用した調光体としては、調光窓、調光鏡等
が知られているが、通常表示素rであるECDに比して
面積が大きく、その駆動に大電流を要し、通常着消色に
時間ががかる傾向があった。
[発明の解決しようとする問題点] EC物質の着消色は電気化学反応であり、EC物質を形
成した表示電極でのイオン(電子)の反応、電解質中の
イオン(電子)の移動、および対向電極でのイオン(電
3′−)の反応により生じているため、大面積になるほ
ど電流値が大きくなり、透明電極中での電圧低下による
応答速度の低下という問題点があり、調光体の大型化に
大きな問題となっていた。
この対策として、調光体の端子への供給電圧をトげると
すると、調光体の端子付近では高い電圧がかかりすぎる
ため、消色ができないような不可逆的な異常に濃い着色
や過消色を生じたり、ガスの発生や金属の溶出等の好ま
しくない副反応を生じたりし、実用状大きな問題であっ
た。
このため、調光体の少なくとも一方の透明電極に低抵抗
の金属等の導電性の線状物を積層して、透明電極による
電圧低下を防ぎ、着消色にようする応答時間を短縮する
ことが提案されている。
第2図は、このような例の調光体の断面図であり、いく
つかの種類の状態を説明するためにセル内部の構成が部
分的に変えられている。
第2図の左側の基板(IIB)の左側のように透明電極
(12B) hに低抵抗の金属等の導電性の線状物(1
3B)を形成した場合に、導電性の線状物(13B)と
電解質(17)との接触により電圧を印加した際に金属
等が電解質に溶出する危険性があった。
この金属の溶出防止のため、第2図の上側の基板(II
B)の右側のようにまず導電性の線状物(+30)を基
板上に形成し、その上に透明電極(120)を形成する
ことも提案されているが、透明電極には通常ピンホール
を生じやすく、ピンホールがあればそこから電解i (
17)が侵入して前記欠点を生じやすく、これを防ぐた
めに透明電極を厚くすると光の透過率が低下するととも
に黄色っぽく包着いて見えるため、厚みに限度があり、
このピンホール現象を皆無とすることは困難であった。
また、第2図の下側の基板(+1^)の左側のように透
明電極(12A)上に低抵抗の導電性の線状物(+3A
)を形成し、さらにその土にEC物質層(15)を形成
した場合においても、EC物質層は着消色しうるように
電解質(17)と接触しやすくされるために多孔質とさ
れており、導電性の線状物(13A)のEにEC物質層
(15)があっても導電性の線状物は電解質と接触する
こととなり、やはり前記の欠点を生じやすいものであっ
た。
このため、大型化されても低抵抗であり、着消色の応答
速度が速く、電極の溶出やガスの発生というような副反
応を生じなく、かつEC物質の劣化による/、1命の低
ドを生じないような調光体が望まれていた。
[問題点を解決するためのf段] 本発明は、前述の問題点を解決すべくなされたものであ
り、EC物質層を有する表示電極を形成した表示型8+
基板と、対向電極を形成したり、1向゛市極基板とを有
し、該表示電極基板と該対向電極基板の少なくとも一方
には透明電極と該透明・電極よりも低抵抗の導電性の線
状物が積層されており、該表示電極ノ、(板と該対向電
極基板とを電極面が対向するように電解質を介して配置
してなる調光体において、該線状物の表面が電解質によ
る酸化還元反応を阻止しうるオーバーコート材でvaわ
れでいることを特徴とする調光体である。
本発明では、このような構成をとることにより、大型化
されても低抵抗であり低?[圧で駆動可能であり、着消
色の応答速度が速く、電極の溶出やガスの発生というよ
うな副反応も生じにくく、かつ部分的な過若色や過消色
といった現象を生じにくいため、EC物質の劣化による
寿命の低rを生じにくいという利点を有するものである
本発明に用いる調光体は、調光窓のような透過型のもの
でも、調光鏡のような反射型のものでもよい。
第1図は5本発明の代表的構造を有する調光体の断面図
である。
この第1図において、 (IA)、 CIB)は表示電
極基板及び対向電極基板を形成する基板、(2A)、(
2B)はその両方の基板上に形成された透明電極、 (
3A)、(3B)はその透明電極上に形成された低抵抗
の導電性の線状物、(4A)、(4B)はその導電性の
線状物の上を覆うように形成されたオーバーコート材、
 (5)は表示電極基板の透明電極上に形成されたEC
物質層、 (8)は両方の基板の周辺をシールしたシー
ル材、 (7)は2枚の基板とシール材とにより形成さ
れたセル空間に封入された電解質を示している。
本発明の表示電極基板はガラス、プラスチック等の基板
上にI To (In203−SaO2) 、 In2
O3等の透明電極と酸化タングステン、酸化モリブデン
、酸化イリジウム等の遷移全屈化合物や有機のEC物質
を層状に形成したものである。
また対向電極基板は、ガラス、プラスチック等の基板上
にI To (In203−Sn02) 、 In2O
3等の透明電極を形成し、必要に応じて表示電極基板と
逆極性の電圧の印加で着消色するEC物質や電n:の印
加によりnl視光域では着消色しないEC物質の層を形
成したり1部分的的に表示電極ノ、(板のEC物質と同
じEC物質やカーボン等の不透明の対向電極材料を形成
してもよい。
なお、鏡のような反射型の用途の場合には、一方の透明
′IC極は、窒化チタン、アルミ等の反射性の1[極で
もよく、その場合には裏側の基板は不透明な材料、例え
ば金属、セラミック、不透明ガラス、不透明プラスチッ
クを使用してもよい。
本発明においては、これらの表示電極基板と対向電極基
板の少なくとも一方の基板の透明電極に低抵抗の金属の
ような導電性の線状物を積層する。
この導電性の線状物としては、Cu、 Ag、 Ni。
Pt、 Or、 Ti等の金属材料、それらの金属やカ
ーボンのような導’ill性材料と接若材とからなる導
電性組成物等がある。これらの内、金属材料の場合には
蒸若、スパッタリング、メッキ等により所望のパターン
に形成されればよく、導電性組成物の場合にはそれらの
材料を印刷、ディスペンサーによる供給等の方法により
形成されればよい、また、このバターニングは、最初か
ら所望のパターンに形成してもよいし、全面に形成した
後にバターニングしてもよい。
これらの導電性の線状物の中でも、金属材料の使用が好
ましく、低抵抗の導電性の線状物を細い巾で、かつ厚み
も薄く形成できる。
この導電性の線状物は、前記した透明電極の上に形成さ
れてもよいし、ドに形成されてもよく、直線状、格子状
等に線または線を組み合せたパターンに形成されればよ
い。この線の巾は10gm乃至10II11程度に形成
されればよく、目に見えにくくする場合には10〜20
0gm程度とし、大型の調光体のような場合であって線
入りガラスや網入リガラスのように線が目立って見えて
もよい場合には0.5〜t(lff1w程度にされれば
よい。またこの線の厚みは、金属材料等の薄膜の場合に
は0.01〜2pm程度に、導電性組成物の厚膜の場合
には1〜10gm程度とされればよ〈、線間については
 1〜20cm程度とされればよい。
これらの線幅、厚み、線間の値については、調光体の大
きさ、その所望応答時間等によって適宜定められればよ
く、上記の範囲からはずれたものとしたり、2種類以上
の材ネ゛l、線巾をMIみ合せて使用したりしてもよい
この導電性の線状物は、特に両方の基板が透明電極であ
る場合には両方の基板に形成されることが好ましく、応
答性が向りする。これに対して1例えば対向電極が低抵
抗の反射性電極である場合には、その低抵抗の側には導
電性の線状物を形成しなくてもよい。
なお、この導電性の線状物は透明電極の1−に形成する
ことがkfましく、透明電極がモ坦な基板1−に直接形
成できるため、導電性の線状物の1−に透明電極を形成
した場合に比して透明′1C極が安定で剥離しに〈〈、
没差部分で導電接続かl)Jれたり、細かい透明電極の
破片の生じたりする危険性が少なく好ましい。
未発明においては、この導電性の線状物の上に電解質に
よる酸化還元反応を阻止しうるオー7ヘーコート材が設
けられるものであり、エポキシ、ポリシリコン、ポリイ
ミド、ポリアミド。
7−/素樹脂等の有機材It、 5i02、CeO2、
Ta2O3、Ah03等の無機材料を蒸着、スパッタ、
印刷等の方法により形成すればよく、また、導電性の線
状物が金属材料である場合には、その表面を酸化して金
属醇化物の膜を形成してもよい。
このオーバーコート材は、電極に電圧を印加した時にお
いても電解質によって導電性の線状物が酸化還元反応を
ひき起さなければよく、通常0.01−107z m程
度の厚みとすればよく、必要に応じて2種類の材料を使
用したり、積層したり2部分的に膜厚を変えたりしても
よい。
本発明においては、その一部を除いてこのオーバーコー
ト材が厚く形成されて2枚の基板の間隙を一定に保つス
ペーサーの役目を果すようにされないことが好ましい、
即ち、調光体内部の線の全長にわたってスペーサーが形
成されることとなると’、l+: M ′!iの注入が
難しくなり、電解質が均一に配置されにくくなるという
問題点を生じ1特に、線と線の間隔がせまくなった場合
には極めて注入が困難となり、線が格子状のように配置
された場合には注入がほとんど不可能となってしまう、
このため、このような調光体内部の基板間隙を規制する
スペーサーの役目をなす部分は形成されるとしても、そ
の一部とされることが好ましい。
また1本発明では、電解質の注入とシールの圧着とを同
時に行うことにより注入しにくいが両方の基板が風等の
外圧によって接触しにくく安全性の高いゲル状電解質を
使用できる。この場合には、上記のようなスペーサーを
調光体の内部に配置すると、電解質が均一に配置されに
くいことのみならず、注入後のスペーサーの加熱硬化1
程が調光体の特性に悪影響を与える、例えば電解質とシ
ール材の材料とが反応して又はシール材中から電解質に
形容を及ぼす材料が流出して応答性を低ドさせたり、寿
命を低下させたりする可能性がある。このため、この場
合においても調光体内部に線の全長にわたってスペーサ
ーを設けることは好ましくなく、たとえ形成されるにし
ても両方の基板間隙に相当する厚みの部分は一部とされ
ることが好ましい。
EC物質は、電圧の印加によって過通的に着消色するも
のであれば使用でき讐03、M2O3等の遷移金属化合
物、シアノ鉄錯体等の無機EC材J1.金属フタロシア
ニン等の有JaEC材料等があり、表示電極基板上に層
状に形成されればよい。また対向電極基板上にも表示’
IIE極基板側基板側物質層とは逆極性の電圧の印加に
より過通的に着消色するEC物質の層を形成してもよい
し、可視光域で着消色しないEC物質の層を形成しても
よい。
表示電極基板においては、:j4i図に示すように導電
性線状物とその上のオーバーコートが存在する部分以外
の部分にのみEC物質層が形成されることが好ましい。
第2図のF側の基板(tlA)の右側のように。
基板りに透明電極(12A)を形成し、その上に導電性
の線状物(130)を形成し、その上にEC物質層(1
5)を形成し、さらにその−Lにオーバーコート材(1
4)を形成した場合には、EC物質層が多孔質であるた
め、オーバ−コート材の巾を導電性の線状物の巾よりも
かなり大きくしなくてはならなく、調光可能な面積が低
下することとなるため、オーバーコート材は導電性の線
状物のヒに直接形成することが好ましく、従ってEC物
質層はその部分には形成されないか、たとえ形成される
としてもオーバーコート材のLに形成されることが好ま
しい、特に、第1図の例のように十−バーコート部分に
は、EC物質層が形成されないようにすることが好まし
く、このオーバーコート部分にEC物質層が形成されて
いてもこの部分は着消色しないので意味がなく、かつ場
合によってはこの部分でEC物質が2II離して電解質
中に飛散することを生じたりする危険性があるため、オ
ーバーコート部分にはEC物質層を形成しないことが好
ましい。
電解質としては、表示電極のEC物質を着消色させうる
ものであればよく、プロトン若しくはリチウムイオン等
の陽イオンを含む溶液型、ゲル型、固体型の電解質が使
用しうる。
特に前述の如く対向電極にf1η述の如く単なる透明電
極若しくは反射電極を用いる場合には、電解質中にLi
tのようなレドンクス反応を生じる透明な物質を混入し
ておくことが好ましく、これにより反応の遅くかつ容量
の小さい前述のような電極を用いても充分速い応答速度
を得ることができ、電極の低抵抗化をした本発明の効果
をト分発揮することができる。
又、rIJ光体は一般に大面積となり4かつ大面積が透
過若しくは反射で見えるものであるため1表示電極基板
の電極と対向電極基板の電極とが接触により短絡したり
、たてて用いた時に下側がふくれたり、破損時に電解質
が飛散することを防止するために電解質をゲル状にして
おくことが好ましい。
このゲル状電解質溶液の材質としては、γ−ブチロラク
トン(γ−BL) 、 プロピレンカーボネイト、ブチ
ルアルコール等の有機溶媒に、該4重機溶媒に溶解して
ゲル化する樹脂1例えば、ウレタン樹脂、アクリル酸樹
脂、ポリビニルブチテールその他の樹脂又はそれらの共
重合体等が加えられたゲル状電解質溶液であり、さらに
これにレドッ、クス剤、特にLil を加えたもの等を
用いることが望ましいが、これらに限定されないことは
はうまでもない。
又、固体電解質もゲル状電解質と同様な効果をイエする
が、大面積化する場合には生産性が悪く、かつ風や加圧
により曲げの力が加わった時に破損しやすいため、調光
体としてはゲル状電解質又は電解液を含浸させた可撓性
フィルム状の電解質が好ましい。
ンールゼについては、固体電解質の場合には必ずしも必
要とはしないが、信頼性からみて設けることが好ましく
、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂等の接着剤
若しくは接着性のフィルム等が使用できる。
未発明では、シールの圧着と電解質の注入とを同時に行
うことが好ましく、シールを少なくとも2重にし、電解
質と接触する内側のシールは注入前にほぼ所望の間隙で
硬化させておきその外側に未硬化のシール材を配置して
、電解質を内側のシール内にa置して2枚の基板を圧着
することにより未硬化のシール材と電解質とが接触しな
く好ましい、この場合、特にゲル状の電解質を使用する
ことにより、両方の基板が人間や風等の外圧によって加
圧され接触するという喜態を生じにくく、安全性の高い
調光体を得ることができ、電解質の粘性が高いためシー
ル圧着前にシール部からこぼれにくいため、電解質の注
入が容易となる。
このため、もし調光体内部の一部に基板間を−・定に保
つスペーサーを形成したい場合には、F記の内側のシー
ル材の硬化詩に同時に硬化させればよい。もっとも、前
述したようにこのスペーサーが長い長さにわたって配置
されると注入が困難となるため、このようなスペーサー
は配置されるとしてもできるだけ小さい面積で短い長さ
とすることがkTましい。
電極の端f−は、外部との導電接続し、表示素子に比し
てかなり大きな′上流を流すことができるようにする必
要があるため、端fの設けられる辺に(1?状に低抵抗
の部材を設けて取り出すようにすることが好ましい、こ
の例としては透明電極りに無電解N1メッキ、金属蒸着
、導電ペースト焼付、金層箔の接着、ガラスハンダ等を
単独又は併用し、さらに必要に応じてリードピンを付r
1シたりすればよい。
[実施例」 実施例1 20cmX 20c+sX 1.Immのガラス板−L
にITOを2000人の厚みで形成し、さらにその上に
巾 +0116の直線状に厚さ6000人で開口率97
%になるようにCuの細線を形成し、さらにシリコンボ
ムラ印刷してオーバーコートして、電極)。(板を形成
した。この金Iヱの細線を形成したことにより電極の抵
抗は約171Oとなった。
この電極基板上にさらにWOc を6000人蒸着して
表示電極基板とした。
前記電極基板を対向電極基板として用いて。
前記表示電極基板と電極面が相対向するようにして内部
に0.75M Lilのγ−ブチロラクトン溶液5hM
に脱水したポリビニルブチラール25gを溶解したゲル
状電解質をエボ午シ系シール材で2重にシールして封入
した。
この調光体は、導電性の線状物として金属細線を使用し
ない透明電極のみの電極基板を使用した場合に比して、
応答速度が約8倍も速くなり、周辺部分のみが早く着色
するというという色ムラ現象も生じなかった。さらに、
金属細線と電解質との酸化還元反応による劣化を全く生
じなく、105回の着消色テストにおいても異常を全く
生じなかった。
実施例2 実施例1のGuの細線に変え、巾3+amの線状に厚さ
 Igmで開口率80%になるようにCrの細線を形成
し、200℃空気中で12時間保存することにより、1
細線表面に厚さ数百人の酸化膜を生成させ、この電極基
板を使用して実施例1と同様にして調光体を形成した。
この調光体は、導電性の線状物として金属細線を使用し
ない透明電極のみの電極基板を使用した場合に比して、
応答速度が約2倍も速くなり1周辺部分のみが5L〈着
色するというという色ムラ現象もかなり低ドした。さら
に、金属細線と電解質との酸化還元反応による劣化を全
く生じなく、105回の着消色テストにおいても異常を
全く生じなかった。
実施例3 実施例1のCuの細線を、直線状から、一部を絵画的な
パターンに形成した。この調光体は実施例1と同等の調
光機能を有するとともに、光の透過時には絵画的パター
ンが見えるという美しいものであった・ 実施例4 実施例1の導電性の線状物のオーバーコートのシリコン
ゴムの厚みを両方の基板のオーバーコートが対向する部
分で部分的に基板間隙の約50トmと一致させるように
して調光体を製造した。
この調光体は実施例1と同等の調光機能を有するととも
に1.!!板の間隙ムラが減少した。
[発明の効果] 本発明は、調光体の電極に透明電極と導電性の線状物を
積層することにより、調光体の応答速度を著しく改善し
、調光体の中央部と周辺部の印加電圧の差による色ムラ
を生じにくくすることができ、かつ部分的な過着色や過
消色といった現象を生じにくく、調光体の大型化が容易
にできる。
また、本発明の調光体は導電性の線状物の上をオーバー
コートして電解質と接触しないようにされているため、
導電性の線状物の溶出やカスの発生というような副反応
も生しにくい。
このため、EC物質に過大の−[圧が印加されたり、電
解質にf3影響を及ぼす物質が溶出しないため、劣化に
よる寿命の低重を生じに<〈。
長寿命の調光体を容易に得ることができる。
本発明では、調光体であるため、通常全面に電極がベタ
で形成されているため、透明電極と導電性の線状物の配
置が容易であり、導電性の線状物を直線状に配置して線
入りガラス風に見せたり、#1目状に配置して網入りガ
ラス風に見せたり、所望のパターンに配置して絵画的多
こ見せたりすることができる。もちろん、線入りガラス
、網入りガラスと組み合せ、その線や網と本発明の調光
体の導電性の線状物のパターンを・致させ目\rたなく
することもできる。
また、この導電性の線状物自体に特定の色をつけたり、
その部分にのみ基板の表面に特定の色を印刷したりして
もよく、基板表面にフレネルレンズ様の模様を形成して
導電性の線状物を[1)rたなくしたり、調光体の−・
部に表示素子をMtみ込んだり、2種類以EのEC物質
を用いて2色の調光をしたり1表示電極人(板の透明電
極を複数に分;1.+1 して1部分的に調光度を切り
換えるようにしてもよい。
本発明はこの外、基板を強化ガラス、合せガラスに代え
たり、表面にソングレア層、熱線吸収層、熱線反射層、
紫外線カツトフィルタ一層を形成したりしてもよく、今
後種々の応用が可能なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の調光体の代表的例の断面図。 第2図は、調光体の従来例または比較例を示す断面図。 基板      : IA、 IB、IIA、IIB透
明電極    : 2A、 2B、12A、128,1
20導電性の線状物 : 3A、 3B、+3A、13
B、13C:、13[1オーバーコート材: 4A、 
4B、14EC物質居   :5 シール材    二6 電解質     ニア、+7

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エレクトロクロミック物質層を有する表示電極を
    形成した表示電極基板と、対向電極を形成した対向電極
    基板とを有し、該表示電極基板と該対向電極基板の少な
    くとも一方には透明電極と該透明電極よりも低抵抗の導
    電性の線状物が積層されており、該表示電極基板と該対
    向電極基板とを電極面が対向するように電解質を介して
    配置してなる調光体において、該線状物の表面が電解質
    による酸化還元反応を阻止しうるオーバーコート材で覆
    われていることを特徴とする調光体。
  2. (2)線状物が透明電極の上に形成されている特許請求
    の範囲第1項記載の調光体。
  3. (3)線状物が金属である特許請求の範囲第1項または
    第2項記載の調光体。
  4. (4)表示電極基板に線状物が形成されており、基板上
    に透明電極、線状物、エレクトロクロミック物質の順に
    層が形成されている特許請求の範囲第2項記載の調光体
  5. (5)線状物の表面のオーバーコート材が形成された部
    分にはエレクトロクロミック物質の層が形成されていな
    い特許請求の範囲第4項記載の調光体。
JP60282119A 1985-12-17 1985-12-17 調光体 Expired - Fee Related JPH0693067B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60282119A JPH0693067B2 (ja) 1985-12-17 1985-12-17 調光体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60282119A JPH0693067B2 (ja) 1985-12-17 1985-12-17 調光体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62143032A true JPS62143032A (ja) 1987-06-26
JPH0693067B2 JPH0693067B2 (ja) 1994-11-16

Family

ID=17648371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60282119A Expired - Fee Related JPH0693067B2 (ja) 1985-12-17 1985-12-17 調光体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0693067B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03107129A (ja) * 1989-09-13 1991-05-07 Ppg Ind Inc 透明エレクトロクロミック物品
JP2016133648A (ja) * 2015-01-20 2016-07-25 株式会社リコー エレクトロクロミック素子及びその製造方法
US20160333829A1 (en) * 2015-05-13 2016-11-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control device for internal combustion engine
WO2017175796A1 (ja) * 2016-04-05 2017-10-12 凸版印刷株式会社 調光モジュール
CN109154755A (zh) * 2016-06-13 2019-01-04 株式会社Lg化学 电致变色装置
JP2019507910A (ja) * 2016-05-09 2019-03-22 エルジー・ケム・リミテッド 電気変色素子
JP2019508750A (ja) * 2016-05-09 2019-03-28 エルジー・ケム・リミテッド 電気変色素子
US11467461B2 (en) * 2019-06-05 2022-10-11 Heliotrope Europe S.L. Electrochromic device including transparent conductors having reduced sheet resistance in a direction of current flow

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2733008C1 (ru) * 2017-04-05 2020-09-28 Сэн-Гобэн Гласс Франс Интеллектуальная система регулирования светопропускания

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03107129A (ja) * 1989-09-13 1991-05-07 Ppg Ind Inc 透明エレクトロクロミック物品
JP2016133648A (ja) * 2015-01-20 2016-07-25 株式会社リコー エレクトロクロミック素子及びその製造方法
US20160333829A1 (en) * 2015-05-13 2016-11-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control device for internal combustion engine
JPWO2017175796A1 (ja) * 2016-04-05 2019-02-14 凸版印刷株式会社 調光モジュール
CN109073922A (zh) * 2016-04-05 2018-12-21 凸版印刷株式会社 调光模块
WO2017175796A1 (ja) * 2016-04-05 2017-10-12 凸版印刷株式会社 調光モジュール
US10921656B2 (en) 2016-04-05 2021-02-16 Toppan Printing Co., Ltd. Light control module
CN109073922B (zh) * 2016-04-05 2022-05-24 凸版印刷株式会社 调光模块
JP2019507910A (ja) * 2016-05-09 2019-03-22 エルジー・ケム・リミテッド 電気変色素子
JP2019508750A (ja) * 2016-05-09 2019-03-28 エルジー・ケム・リミテッド 電気変色素子
CN109154755A (zh) * 2016-06-13 2019-01-04 株式会社Lg化学 电致变色装置
JP2019518235A (ja) * 2016-06-13 2019-06-27 エルジー・ケム・リミテッド 電気変色素子
US10935863B2 (en) 2016-06-13 2021-03-02 Lg Chem, Ltd. Electrochromic device
US11467461B2 (en) * 2019-06-05 2022-10-11 Heliotrope Europe S.L. Electrochromic device including transparent conductors having reduced sheet resistance in a direction of current flow

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0693067B2 (ja) 1994-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5148306A (en) Electrochromic device with specific resistances
JP4799113B2 (ja) エレクトロクロミック素子およびその駆動方法
US8259380B2 (en) Electrodes of electrochemical/electrically-driven devices
US4824221A (en) Electrochromic device
US4927246A (en) Planar electrochromic dimmer
KR102101874B1 (ko) 저항이 낮은 투명전극 구조를 가지는 전기변색소자
JP7335657B2 (ja) フレキシブルエレクトロクロミック素子の製造方法
CN209821568U (zh) 变色器件和电子设备
JPS62143032A (ja) 調光体
JPS58129422A (ja) 調光体
JPH0452732Y2 (ja)
JPS61245143A (ja) 調光体
JPH0228500Y2 (ja)
JPS6186733A (ja) エレクトロクロミツク素子
JPH055536Y2 (ja)
JPH04107427A (ja) 透過型エレクトロクロミック素子の製造方法
JP2000047265A (ja) エレクトロクロミック防眩ミラー
JPH0522919Y2 (ja)
JPS63158528A (ja) エレクトロクロミツク素子
JPH0820648B2 (ja) 端面に取出し電極部を設けたec素子
JPH0217090B2 (ja)
JPH11242246A (ja) エレクトロクロミック素子及びその製造方法
JPH0219443B2 (ja)
JPH06202166A (ja) エレクトロクロミック素子
JPS58129423A (ja) Ec調光体

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees