JPS62141043A - 発泡性ポリスチレン系樹脂粒子 - Google Patents

発泡性ポリスチレン系樹脂粒子

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JPS62141043A
JPS62141043A JP28142785A JP28142785A JPS62141043A JP S62141043 A JPS62141043 A JP S62141043A JP 28142785 A JP28142785 A JP 28142785A JP 28142785 A JP28142785 A JP 28142785A JP S62141043 A JPS62141043 A JP S62141043A
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polystyrene resin
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rice bran
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Toshiki Ikeda
池田 敏喜
Akiyoshi Higashiyama
東山 昭義
Tomohiko Ishida
智彦 石田
Toshimi Shimada
島田 富志美
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Sekisui Kasei Co Ltd
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Sekisui Plastics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子に関づ′る
。さらに詳しくは、予備発泡する際に粒子同志が結合せ
ず、しかも成形の際に個々の予備発泡粒子が相互によく
融着する、改良された発泡性ポリスチレン系樹脂粒子に
関する。
(ロ)従来の技術 一般に、ポリスチレン系樹脂発泡体の製造は、発泡性ポ
リスチレン系樹脂粒子を、水蒸気により予備発泡粒子と
なし、この発泡粒子を金型内に充填し、水蒸気等により
加熱成形した後、冷却して取出すという方法で行なわれ
ている。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 上記の予備発泡の際、一般に発泡性ポリスチレン系樹脂
粒子は粒子が相互に融着し、塊になる傾向、即ち、ブロ
ッキングを起こす傾向がある。このブロッキングは、予
備発泡粒子の空気輸送を困難にして、作業性、生産性を
低下させ、また、金型内への充填を阻害するため、不良
品の発生率が高くなり満足な製品を得ることを困難にす
る。このブロッキングが更に著しい場合には、予(、H
ii発泡機内でほとんどの粒子が強固に結合した塊とな
って、成形に供することがrきず、また予備発泡機の撹
1’l!装置に損傷を与える等の障害を起こす。
このブロッキングの発生を防止するために、金属石鹸や
無機塩類などを樹脂粒子に塗布させる方法はよく知られ
ているが、一般にこれらの物質は成形時の粒子1[Nの
融着を阻害し易く、成形体の礪械的強度を低下させるた
め、良好な成形体をiqることは困難ぐあった。そのた
めに、成形時の融着を阻害しないブロッキング防止剤が
種々検討されてきた。一方、常温で固体状の表面処理剤
を発泡性ポリスチレン系樹脂粒子の表面に機械的に塗布
したものは、空気輸送中にはがれやすく、ブロワ−、フ
レキシブルチューブ等に付着堆積して、送粒困難になる
欠点がある。これを解決するためには、表面処理剤に液
状の物質を使うことが考えられるが、そうすると、樹脂
粒子の表面にクラックが入り、製品の品質を損う。また
、表面処理剤を機械的に塗布する代りに、発泡剤と共に
含浸して、樹脂粒子の表面近くに存在させる方法が考え
られるが、この方法では目的とする予備発泡時のブロッ
キング防止効果と、成形時の粒子相互の融着促進効果は
、不充分となる。
また、特開昭56−95936号公報には高級アルコー
ルの高級脂肪酸ニスデルの硬化植物油を樹脂粒子に塗布
する提案がある。しかし、この方法は、予備発泡時に粒
子表面が侵食状態となって粒子内の発泡剤mが低減する
作用を利用し、これにJ:り成形時の成形体内圧を速く
低下させて金型への噛み込みを防止することを主目的と
するものにすぎず、ブロッキング防止もステアリン酸亜
鉛との併用において行なわれており、それ単独では不充
分である。
(ニ)問題点を解決するための手段 この発明者は、かかる従来の欠点を解決するために、鋭
Qω1究の結果、どのような方法で発泡性ポリスチレン
系樹脂粒子に含ませても、予備発泡時のブロッキング防
止効果と、成形時の粒子相互の融着促進効果を持つ、発
泡性ポリスチレン系樹脂粒子の改質剤を見出し、この発
明を完成するに至った。すなわら、本発明は、発泡性ポ
リスチレン系樹脂粒子に米ぬか油木添硬化油を被覆又は
表面含浸させることにより、従来の問題点の解決された
発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を提供するものである。
この発明に用いる米ぬか油水添硬化油は、炭素数24の
高級脂肪酸と炭素数30の脂肪族高級アルコールとのエ
ステルを主とする水添物であり、いわゆる米ぬか油を水
添処理して得られ公知のものである。この被覆又は表面
含浸量は樹脂粒子に対し0.01〜2.00重量%が適
しており、0.02〜1.00重t%が好ましい。使用
量が0.01重量%未満ではその効果が小さく、また、
2.00 @ω%以上は経済上、必要がなくかつ多すぎ
るとかえって効果が小さくなり好ましくない。
米ぬか油水添硬化油を発泡性ポリスチレン系樹脂粒子に
被覆又は表面含浸させる方法については限定されない。
通常、ポリスチレン系樹脂粒子に発泡剤を含浸りろ過程
で粒子分散系に添加して被覆又は表面含浸するのが好適
であるが、ポリスチレン系樹脂粒子の小合過稈に添加し
て被覆又は表面含浸してもよい。もちろん、従来のよう
に、混合機を用いて直接混合する方法や、溶剤に溶解し
て塗布する方法で発泡性ポリスチレン系樹脂粒子の表面
に被覆又は表面含浸しても何等差支えない。
用いる米ぬか油水添硬化油の形状(例えば塊、フレーク
、粉末等)に特別な制限はないが、混合機を用いて表面
処理する場合は、60メツシユ以下の粉末の形態が好ま
しい。また、米ぬか油水添硬化油は、単独で用いてもよ
いし、他の処理剤と併用しても、差支えない。
この発明に用いられるポリスチレン系樹脂としては、ポ
リスチレン樹脂、少なくとも50@S%以上のスヂレン
成分と他の重合可能な不飽和化合物との共重合体及びこ
れらの混合樹脂、並びにこれらの樹脂に適ωのゴム状物
質を添加した強化樹脂等が挙げられる。前記共重合可能
な不飽和化合物としては、α−メチルスヂレン、アクリ
ロニトリル、アクリル酸もしくはメタクリル酸と1〜8
個の炭素原子数を有するアルコールとのエステル、マレ
イン酸、フマル酸と1〜8個の炭素原子数を有するアル
コールとのエステル、無水マレイン酸等や、更に少量の
架橋剤として、ジビニルベンゼン、ブタジェン、ポリエ
ヂレングリコールジメタクリレート等も挙げることがで
きる。発泡剤としては、沸点がポリスチレン系樹脂の軟
化点以下であって、常圧でガス状もしくは液状の有機化
合物が適しており、プロパン、ブタン、ペンタン、石油
エーテル等の炭化水素、または、ジクロロフルオロメタ
ン、トリフルオロクロロメタン等のハロゲン化炭化水素
、または、ジメチルエーテル、ジプロピルエーテル等の
低沸点のエーテル化合物等が用いられる。これらの発泡
剤は、1種または2種以上を1n用してもよい。これら
の発泡剤は当該分野で公知の方法により行なわれる。
また、これら発泡性ポリスチレン系樹脂粒子には、難燃
剤、難燃助剤として高温になって分解し始める有機過酸
化物、前記粒子を着色させるための染料、顔料等を含有
させてもよい。
(ホ)作 用 本発明の米ぬか油水添硬化油がどのように作用して、従
来の問題点を解決できるのかについて、詳しい作用機構
は明らかではないが、米ぬか油水添硬化油は分子量の大
きい長鎖状物質であることから、発泡性ポリスチレン系
樹脂粒子の表面に被膜を形成し易くかつ発泡剤の含浸過
程、あるいは重合過程で添加しても、分子量が大きいた
めに該粒子の表面や表面付近に存在しやすくなるためと
思われる。
くべ)実施例 実施例1及び比較例1 オートクレーブに水10011部、分散剤としてビロリ
ン酸マグネシウム0.3重用部、アルキルベンゼンスル
ホン酸ソーダ0.02重合部を入れ、粒子径0.9〜1
 、2 mmのポリスチレン粒子100重岱部と、米ぬ
か油水添硬化油0.1重量部を加えて密閉した。次いで
撹拌しながら、発泡剤としてプロパン2小聞部、ブタン
1重量部と、発泡助剤としてトルエン2重量部の混合液
を圧入した。圧入後80℃に昇温しで5時間含浸した後
、30℃まで冷却して、この発明の発泡性ポリスチレン
粒子を得た。
この粒子を4日間熟成させた後、500gをバッチ式発
泡機によって、蒸気で加熱し、約60倍のかさ倍率に予
備発泡させた。この発泡粒子を目開き15mmの篩にか
け、篩上に残留した結合塊の+l[を測定して、ブロッ
キングの度合を表わす結合fa((1)とした。次いで
、この発泡粒子を1日放鷹(熟成)した後に成形し、3
00X 400x 50mmの成形体を作成した。成形
条件は、スチーム調節圧0.55 kQ檀、−次加熱時
間8秒、2次加熱時間8秒、3次加熱時間15秒、水冷
15秒とし、その後は放冷して、成形体の内部発泡圧が
減少した後、その成形体を取出した。R着の度合は、得
られた成形体を割り、その破断面において、粒界からで
はなく、粒子自体が破断されているものの割合を測定し
、融着度(%)で表わした。
次に、比較例1として、米ぬか油水添硬化油を加えない
で、実施例1と同様の手順で評価した。
それらの結果は、第1表の通りである。
実施例2   − 米ぬか油水添硬化油を0.05 fflffi%使用し
た以外(j、実施例1と同様な手順で評価した。結果は
第1表の通りである。
(以下余白、次頁へ続く。) 第1表 実施例3及び比較例2 オートクレーブに水1ooi m部、分散剤としてビロ
リン酸マグネシウム0.3mm部、アルキルベンゼンス
ルホン酸ソーダ0.02 mlJt部を入れ、スチレン
モノマー100重量部、ベンゾイルパーオキサイド0.
251it部、t−ブチルパーベンゾエート0.7重f
ji部、米ぬか油水添硬化油0.1重ω部を加えて密閉
した。次いで90℃で6時間、ざらに110℃で2時間
かけて重合を完結させた後、冷却してポリスチレン粒子
を得た。このポリスチレン粒子を0.9〜1.2mmに
篩い、米ぬか油水添硬化油を添加しないこと以外は、実
施例1と同様の手順で評価をした。
次に比較例2として、米ぬか油水添硬化油を加えないで
、実施例3と同様の手順で評価した。結果は第2表に示
す。
実施例4 米ぬか油木添硬化油を、最初からではなく90℃で5時
間30分目に加える以外は、実施例3と同様の手順で評
価した。結果は第2表に示す。
第2表 実施例5及び比較例3〜10 粒径が0.9〜1.2mmの発泡性ポリスチレン樹脂粒
子(積水化成品工業■製:エスレンビーズHC)に対し
て、各実施例及び比較例に示す表面処理剤を、それぞれ
0.1重量%塗布して、試料を作製した。次いで、実施
例1と同様の手順で予U^発泡と成形を行ない、評価し
た。結果は第3表の通りである。
(以下余白、次頁へ続く。) 第  8  表 実施例6 発泡性ポリスチレン樹脂粒子表面への塗布量を変えて、
実施例5と同様の手順で評価した。その結果は、第4表
の通りである。
第4表 (ト)発明の効果 米ぬか油水添硬化油を被覆又は表面含浸してなるこの発
明の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子は、予備発泡時のブ
ロッキング防止効果と、成形時の粒子相互の融石促准効
果を兼ね備えており、従って予備発泡及び成形を効率良
く行なうことができる。さらに、従来に比べると必要と
する処理剤の総■が少ないために、空気輸送でのはがれ
によるフレキシブルデユープ等への付着が激減し、こと
に樹脂粒子表面に、例えば帯電防止剤や染料等を、混合
機等で塗布する場合に有利である。加えて表面含浸や被
覆処理も任意な方法で行なえ、製造上も有利である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子に、米ぬか油水添硬
    化油が被覆又は表面含浸されてなることを特徴とする発
    泡性ポリスチレン系樹脂粒子。 2、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子に被覆又は表面含浸
    されている米ぬか油水添硬化油が、0.01〜2.00
    重量%である特許請求の範囲第1項記載の発泡性ポリス
    チレン系樹脂粒子。
JP60281427A 1985-12-13 1985-12-13 発泡性ポリスチレン系樹脂粒子 Expired - Fee Related JPH0665699B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5430260A (en) * 1977-08-11 1979-03-06 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd Production of foaming granules of themoplastic resin

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5430260A (en) * 1977-08-11 1979-03-06 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd Production of foaming granules of themoplastic resin

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