JPS62140348A - 電子顕微鏡における試料移動装置 - Google Patents

電子顕微鏡における試料移動装置

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JPS62140348A
JPS62140348A JP28078085A JP28078085A JPS62140348A JP S62140348 A JPS62140348 A JP S62140348A JP 28078085 A JP28078085 A JP 28078085A JP 28078085 A JP28078085 A JP 28078085A JP S62140348 A JPS62140348 A JP S62140348A
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sample holder
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JP28078085A
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Koro Oi
公郎 大井
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Jeol Ltd
Original Assignee
Jeol Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電子顕微鏡において、試料を光軸と直交する方
向から挿入する、いわゆるサイドエントリータイプの試
料移動装置の改良に関する。
[従来の技術] サイドエントリータイプにおける試料移動装置としては
第4図及び第5図に示すような構造のものが広く使用さ
れている。
図中、1は励磁コイル2.ヨーク3及び非磁性体製スペ
ーサ4により一体化された上磁極片5゜下磁極片6から
構成される対物レンズである。7はこの対物レンズ内の
上部空間1a、つまり上磁極片5及び下磁極片6の外周
部分に固定された環状のステージで、このステージの側
壁にはベアリング8a、8bを介して筒状の傾斜体9が
回転可能に取(t 4)られている。この傾斜体の回転
軸は電子線光軸Zと直交するX軸と一致するように配置
されており、また、この傾斜体内には球体軸受10を介
して保持筒11が同芯状に、かつ回動可能に保持されて
いる。12は試料ホルダで、この試料ホルダは前記保持
筒11に嵌合される基部12aと試F113を保持する
薄板状に形成された試料保持部12bとから構成されて
おり、試料保持部12bが前記上磁極片5と下磁極片6
との間に挿入されることにより試料13を電子線通路上
に配置する。1/I及び15は前記保持筒11を回動さ
せるために前記傾斜体9に螺合された押しネジで、14
は光軸7と平行に置かれ、また、15は光軸Zを中心に
してX軸と直交するY軸と平行に置かれている。16は
前記ステージ7の側壁に取付けられた保持体、17はこ
の保持体16に移動可能に嵌合された駆動棒で、この駆
動棒は光軸Zを中心にして前記試料ホルダ12の挿入位
置と反対側に置かれ、かつその軸心がX軸(保持筒11
の軸心の延長線)と一致するにうに冒かれている。また
、この駆動棒17の一端には押しネジ18が当接し、他
端には浮遊体1つが係合している。この浮遊体19の他
端には前記試料ホルダ12の試料保持部12bの先端が
係合されている。また、浮遊体と試料保持部及び浮遊体
と駆動棒との夫々の係合部はビボッ1〜どピボット軸受
で構成され、浮遊体が駆動棒及び試Fl保持部に対して
夫々三次元的に回動できるようになしである。さらに、
浮遊体は図示外のコイルスプリングにJ:って駆動棒1
7側に押圧された状態でその軸心が同図に示すように常
にX軸と一致するようにこの駆動体17に支持されてい
る。
このような装置において、押しネジ18を回すと駆動棒
17が移動し、その移動が浮遊体19を介して試料ホル
ダ12に伝達されるため、試料13がX軸に沿って移動
する。このとき、対物レンズ1内は真空であるため試料
ホルダ12に大気圧が作用し、試料ホルダの先端部は常
に浮遊体19に押付【プられながら移動1ノ°る。また
、押しネジ15を回すと保持体11が球体す111受1
0を中心にしてX及びY軸を含む41面内で回動する。
このとぎ、試料ホルダの先端は大気圧により常に浮遊体
1つに押付けられて71つ、かつ浮遊体は駆動棒17に
3一 対して三次元的に回動可能に支持されているので、試料
ホルダ12は保持筒11内を滑りながら回動し、試料ホ
ルダ先端の描く軌跡は駆動棒17と浮遊体19との係合
点を中心にした円弧状となって、試料13がY軸方向へ
移動する。従って、2つの押しネジ15と18とを任意
に回すことにより試r113を任意方向に移動させるこ
とができる。
さらに、押しネジ14を回せば、保持筒11が球体軸受
10を中心にしてX及びZ軸を含む平面内で回動するた
め、押しネジ15側と同様にして試料13がZ軸方向に
移動し、試料表面を傾斜体9の回転軸に一致させること
ができる。
さらに、傾斜体9を回転させると球体軸受10及び保持
筒11を介して試料ホルダ12が回動するため、試料1
3を傾斜させることができる。
[発明が解決しようとする問題点] ところで1.サイドエントリータイプの試料移動装置を
組込んだ電子顕微鏡においては、分解能を向上させるこ
とが大きな課題とされている。この分解能を向上させる
ためには対物レンズを構成する上磁極片5と下磁極片6
との間のギャップをできるだけ狭くする必要がある。し
かし、この上及び下磁極片の間には試料13を保持する
試お1保持部12bが挿入されており、ギャップを狭く
覆る大きな障害となっている。すなわち、ギャップを狭
くするためには試料ホルダの試料保持部の厚みを薄くす
る必要があるが、試料保持部の先端は浮遊体19に当接
されて大気圧の力が作用し、またX軸方向に移動すると
きに駆動棒17にJ:り押圧力を受け、さらに、浮遊体
の自重によるモーメントが作用している。従って、試料
保持部の厚みを薄くすると、試料保持部の剛性及び弾痕
が弱くなり、試料保持部及び浮遊体1つが不安定となっ
てしまい、像がボケで分解酷を保障することができなく
なるという問題が生じ、試料保持部の厚さを薄くするに
も限度がある。
そこで、本発明はこのような不都合を解決するために、
試料保持部に大気圧や試料移動時の押圧力が作用しなく
なるようにすることにより、試料保持部の厚さをできる
だけ薄クシて分解能を向上させることを目的とづるもの
である。
F問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明はその軸心が電子線光
軸と直交するように置かれ、かつ光軸と直交づる平面内
で鏡体に対して回動可能に取付けられた保持筒と、該保
持筒に嵌合される基部、試料を保持Jる薄い板状の試料
保持部及び前記基部と試料保持部との間に形成された段
部を有する試tセ1ホルダと、前記保持筒を回動さゼて
前記試料を試料ホルダの軸心と直交する方向に移動させ
るための手段ど、光軸を中心にして前記試料ホルダの挿
入位置と反対側に置かれ、かつその軸心が前記保持筒の
軸心の延長線上に沿って移動するにうに鏡体に取付けら
れた駆動体と、前記試11ホルダの段部と駆動体とを連
結し、かつ夫々の連結点において互いに回動できるよう
に連結された浮遊体と、前記駆動体、浮遊体及び試料ホ
ルダを介して前記試料を試料ホルダの軸心方向に移動さ
せるための手段とを設りたことを特徴とする。
以下、図面に基づき実施例を詳説する。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例を示す縦断面図であり、第4
図及び第5図と同一番号のものは同一構成要素を示すも
のである。
即ち、本実施例では試料ホルダ12の基部12aと試料
保持部12bとの間に球面状の段部12Cを形成し、こ
の段部と駆動棒17との間に浮遊体20を配設したこと
を特徴とする。前記浮遊体20はスペーサ4により一体
化された上磁極片5及び下磁極片6間に16かれる第1
の浮遊体20aとこの両磁極片間外に置かれる第2の浮
遊体20bとの2つに分割されており、この両浮遊体は
着脱可能に嵌合されている。第1の浮遊体20aは有底
筒状に形成され、その内部に試料ホルダ12の試料保持
部12bが挿入される。また、この浮遊体の光軸Zと交
叉刃る部分には第2図に側面断面図を示すにうに切欠部
21,22が夫々形成され、この切欠部内に夫々上vA
極片5と下磁極片6とが入り込んでいる。ざらに、この
浮遊体の前記試料ホルダの段部12Gと係合づる面はテ
ーパ23となしてあり、さらに、また、底部にはスペー
サ4に形成した穴24に嵌合される突起部25が設りで
ある。前記第2の浮遊体20bと駆動棒17との係合部
はピボットとピボット軸受で構成され、浮遊体20bが
駆動棒に対して三次元的に回動できるようになしてあり
、また、この浮遊体は図示外のコイルスプリングによっ
て駆動棒側に押圧された状態でその軸心がX軸と常に一
致するようにこの駆動棒17に支持されている。
今、押しネジ18を回すと駆動棒17が移動し、その移
動が互いに一体化した第1及び第2の浮遊体20a、2
0bを介して試料ホルダ12の段部12cに伝達される
ため、試料ホルダ、つまり試料13がX軸方向に移動す
る。このとき、試料ホルダ12には大気圧が作用してい
るが、この力は段部ゴ2Cを介して浮遊体20で受けて
いる。
次に、押しネジ14または15(第5図参照)を回すと
球体軸受10を中心にして試料ホルダ12が回動するが
、このとき試料ホルダは大気圧ににり常に段部12Gの
球面を介して第1の浮遊体−8= 20aのテーパ23に押(dりられ、かつ浮遊体20が
駆動棒17に対して三次元的に回動できるように支持さ
れている。そのため、試料ホルダ12は保持筒11内を
81りながら回動し、また、段部12Gが第2の浮遊体
のテーパ23上を滑りながら回動すると共に、試お1ホ
ルダの段部12cの描く軌跡は駆動棒17ど浮遊体20
との係合点を中心にした円弧状となって、試お113が
Y軸またはZ軸方向に移動する。
次に、傾斜体9を回転させると、球体軸受10及び保持
筒11を介して試r1ホルダ12が回動するが、このと
ぎ大気圧にJ、り試料ホルダの段部12Cが浮遊体20
aのテーパ23に押付けられているので、段部12Cが
′テーパ23上を滑りながら試料ホルダ12が回動する
ため、試料13を傾斜させることができる。
一方、試料交換する場合には押しネジ15を操作して浮
遊体20の軸心をX軸に一致させた状態において、試料
ボルダ12を保持筒11から抜出し、新しい試料と交換
した後、再び試料ホルダを保持筒内に挿入させることに
より行うことができる。このとき、試料ホルダ12を保
持筒11から抜出しても浮遊体20は駆動棒17に支持
されている。
また、対物レンズの上及び下磁極片を交換する場合には
、先ず浮遊体20をX軸上に配置した状態で押しネジ1
8を回して駆動棒17を同図中左方向に移動させること
により第2の浮遊体20aの突起部25をスペーサ4の
穴2/Iに嵌合させる。
その後、さらに、駆動棒17を同方向に移動させれば、
第3図にその状態を示すように第2の浮遊体20bが第
1の浮遊体20aから抜出される。
この状態において試料ホルダ12を保持体11から抜出
せば、上及び下磁極片5,6をその内部に第1の浮遊体
20aを収納した状態で外部に取出すことができる。し
かる後、第1の浮遊体20aを収納した新しい上及び下
磁極片を対物レンズ1内に装着し、前述と逆の動作を行
うことにより第1、第2の浮遊体20aと20bとを連
結させることができる。
尚、前述の説明では浮遊体は2つに分割した場合につい
て述べたが、磁極片を交換する必要がない場合には分割
する必要はtrい。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明ににれば、従来のように試料
ホルダの試料保持部に大気圧やX軸方向の駆動による力
または浮遊体の自重によるモーメントが作用しないので
、試料保持部の形状や厚さを自由、つまり可能な限り薄
くすることが可能となる、そのため、上及び下Ii極片
間のギャップを狭くすることができ、分解能を向上さけ
ることができる。また、本実施例で示すように浮遊体を
2つに分割することにより」ニ及び下磁極片の交換を容
易に行うことができる。′
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は本発
明で使用される浮遊体の側面断面図、第3図は本発明の
詳細な説明するための図、第4図は従来例を示す断面図
、第5図は第4図の△A断面図である。 1:対物レンズ   2:励磁コイル 3:ヨーク     4ニスペーサ 5:上磁極片    6:下磁極片 7:ステージ 8a、8b:ベアリング 9:傾斜体     10:球体軸受 11:保持筒    12:試料ホルダ12a:基部 
   12b:試料保持部12C:段部    13:
試料 14.15.18:押しネジ 16:保持体    17:駆動棒 19.20:浮遊体 21.22:切欠部 23:テーパ    24:穴 25:突起部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. その軸心が電子線光軸と直交するように置かれ、かつ光
    軸と直交する平面内で鏡体に対して回動可能に取付けら
    れた保持筒と、該保持筒に嵌合される基部、試料を保持
    する薄い板状の試料保持部及び前記基部と試料保持部と
    の間に形成された段部を有する試料ホルダと、前記保持
    筒を回動させて前記試料を試料ホルダの軸心と直交する
    方向に移動させるための手段と、光軸を中心にして前記
    試料ホルダの挿入位置と反対側に置かれ、かつその軸心
    が前記保持筒の軸心の延長線上に沿って移動するように
    鏡体に取付けられた駆動体と、前記試料ホルダの段部と
    駆動体とを連結し、かつ夫々の連結点において互いに回
    動できるように連結された浮遊体と、前記駆動体、浮遊
    体及び試料ホルダを介して前記試料を試料ホルダの軸心
    方向に移動させるための手段とからなる電子顕微鏡にお
    ける試料移動装置。
JP28078085A 1985-12-13 1985-12-13 電子顕微鏡における試料移動装置 Pending JPS62140348A (ja)

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