JPS6213982Y2 - - Google Patents

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JPS6213982Y2
JPS6213982Y2 JP1981141355U JP14135581U JPS6213982Y2 JP S6213982 Y2 JPS6213982 Y2 JP S6213982Y2 JP 1981141355 U JP1981141355 U JP 1981141355U JP 14135581 U JP14135581 U JP 14135581U JP S6213982 Y2 JPS6213982 Y2 JP S6213982Y2
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JP
Japan
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concrete
lining material
anchors
lattice
shaped
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JP1981141355U
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JPS5846795U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は鉄筋コンクリート製の躯体を有するタ
ンクの側壁ライニング構造に関するものである。
例えば地中タンクにおいては、外側の連続地中壁
とこれに対向する内側のライニング材とを型枠と
しその間にコンクリートを打設し、側壁ライニン
グ材と鉄筋コンクリート製躯体とを一体化した構
造が採用されている。ライニング材は通常金属で
あつて熱膨張率の点ではコンクリートと大差ない
が熱伝導率が大きく異なる。このため、被貯蔵液
温度、地熱および太陽熱の影響でコンクリートと
ライニング材との間の温度差により熱応力が生ず
る。
従来は第１図に示すごとくライニング材１の外
周に型鋼等からなる格子状アンカー２を固着する
ものと、第２図に示すごとく多数のジベル状アン
カー３を固着するものとがあつた。格子状アンカ
ーを固着する方法はコンクリートの応力集中が線
状で残るとともに十分な強度を得るためには格子
の目を小さくする必要がありコンクリート打設時
にアンカー固着部にコンクリートが行き渡りにく
いほか、レイタンスができ易い。このためコンク
リートとライニング材との一体化が完全に行われ
ず、熱応力によつてライニング材の座屈および躯
体からの剥離が起こる等の問題点を有する。また
ジベル状アンカーを固着する方法はライニング材
のコンクリートからの剥離に対して強度上問題が
ある。
本考案はこれらの欠点を解消するもので、経済
的な側壁ライニング構造を提供せんとするもので
あつて、薄板ライニング材のコンクリートと接す
る面にアングル等の型鋼からなる横骨と縦骨とに
よつて形成される格子状アンカーを固着するとと
もに該格子の目の中にジベル状アンカーを均等配
置して固着したことを特徴とするコンクリートタ
ンクの側壁ライニング構造に関するものである。
以下に本考案を地中タンクについての実施例の
図面に沿つて説明する。第５図に示したようにコ
ンクリート躯体は地中に打ち込んだ連続地中壁５
を外側型枠としこれと対向して内側に配置したラ
イニング材１を内側型枠としてコンクリート４を
打設する工程を、順次下方の内部土を掘削しなが
ら繰返すことにより建設される。このコンクリー
ト躯体を建設する過程でライニング材１は上から
直接太陽光線を受け、コンクリート４は地熱の影
響を大きく受け、一体化したライニング材１とコ
ンクリート４とに温度差に基づく熱応力が発生し
ライニング材１がコンクリート４から剥離したり
座屈を生ずる。これを防止するために第３図およ
び第４図に示したようにライニング材１のコンク
リートと接する面に型鋼等例えばアングルからな
る横骨２ａと縦骨２ｂとによつて形成される格子
状アンカー２を固着するとともにこの格子の目の
中にジベル状アンカー３を配置固着する。このラ
イニング材１を内側の型枠として第４図に示した
地中連続壁５との間にコンクリートを打設してラ
イニング材１とコンクリート４とを一体化する。
この場合、格子状アンカー２とジベル状アンカー
３とを併設することにより格子状アンカー２のみ
の場合に比較して格子の目を大きくすることがで
きるのでライニング材１へのアンカー固着部にも
コンクリートの行渡り方が改善され、レイタンス
形成量も減少する。さらに、コンクリートの行き
渡りを改善するために、格子状アンカー２の適当
な位置に当該アンカー２の強度を著るしく損なわ
ない程度の空気抜き用穴６を設けることが好まし
い。本考案によると、格子状アンカーによつてラ
イニング材とコンクリートとが完全に一体化され
るとともに、ジベル状アンカーによつてコンクリ
ート躯体とライニング材とに温度差が生じた場合
にもライニング材とコンクリートとの一体化が保
持されてライニング材の剥離や座屈の発生を完全
に防止できるし、しかも格子状アンカーまたはジ
ベル状アンカー単独でするよりも遥かに経済的に
実施できるという利点がある。尚、本考案はコン
クリート躯体を有する地上タンクにも応用可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
第１図および第２図は従来の場合の説明用斜視
図、第３図は本考案の実施の１例を示す説明用斜
視図、第４図は本考案説明用部分横断面図、第５
図はタンク建設中の状態を示す縦断面図である。 符号の説明、１：ライニング材、２：格子状ア
ンカー、２ａ：横骨、２ｂ：縦骨、３：ジベル状
アンカー、４：コンクリート、５：連続地中壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ライニング材のコンクリートと接する面にアン
    グル等の型鋼からなる横骨と縦骨とによつて形成
    される格子状アンカーを固着するとともに該格子
    の目の中にジベル状アンカーを均等配置して固着
    したことを特徴とするコンクリートタンクの側壁
    ライニング構造。
JP14135581U 1981-09-25 1981-09-25 コンクリ−トタンクの側壁ライニング構造 Granted JPS5846795U (ja)

Priority Applications (1)

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JP14135581U JPS5846795U (ja) 1981-09-25 1981-09-25 コンクリ−トタンクの側壁ライニング構造

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JP14135581U JPS5846795U (ja) 1981-09-25 1981-09-25 コンクリ−トタンクの側壁ライニング構造

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Publication Number Publication Date
JPS5846795U JPS5846795U (ja) 1983-03-29
JPS6213982Y2 true JPS6213982Y2 (ja) 1987-04-10

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ID=29934457

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JP14135581U Granted JPS5846795U (ja) 1981-09-25 1981-09-25 コンクリ−トタンクの側壁ライニング構造

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
MX2009013692A (es) * 2007-06-15 2010-06-01 Palmer Linings Pty Ltd Sistema fijador para revestimiento refractario.

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS555359A (en) * 1978-06-27 1980-01-16 Kawasaki Heavy Ind Ltd Fabricating of side wall of underground tank

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56124899U (ja) * 1980-02-22 1981-09-22

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS555359A (en) * 1978-06-27 1980-01-16 Kawasaki Heavy Ind Ltd Fabricating of side wall of underground tank

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JPS5846795U (ja) 1983-03-29

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