JPS6213821A - 軸受 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、改良された減摩軸受に係り、特に軸受のアウ
タレースと軸受ハウジング、例えば枕形ブロックとの間
の相対回転又は他の相対運動を阻止し又は制御するため
にロックピンが使用された減摩軸受に係る。

従来の技術 上述の如きロックピンは軸受の製造に広く使用されてお
り、ロックピンはハウジングに設けられた潤滑材通路内
に受入れられ、軸受のアウタレースに形成された窪み内
へ延在している。通常ロックピンは棒材より切出された
円筒形の金属部材である。グリースフィッティングがロ
ックピンの一端に当接し又は一端より僅かに隔置された
状態にて潤滑材通路内にねじ込みにより受入れられてい
る。ロックピンが取付けられる際には、ロックピンが所
定の位置にねじ込まれる際にロックピンに及ぼされるこ
とがある軸線方向の圧縮力に起因してアウタレースが変
形することを防止すべく、グリースフィッティングが注
意深く調節されることが必要である。

米国特許第２，４４１．２９４号には、ハウジングと、
インナレースと、アウタレースと、前記二つのレース間
に設けられた減摩要素と、ハウジングを貫通して延在す
る潤滑材通路と、アウタレースに形成された窪みと、潤
滑材通路内に嵌込まれ前記窪み内へ延在するロックピン
と、潤滑材通路にねじ込みによって受入れられたグリー
スフィッティングとを含む軸受が記載されている。

発明の概要 本発明によれば、グリースフィッティングが軸受ハウジ
ングに取付けられる際に良さを自動的に調節し得るよう
改良された軸受用ロックピンが得られる。ロックピンは
実質的に円筒形の、即ちスリーブ状の本体と、グリース
フィッティングを締付けることにより発生される軸線方
向の圧縮力に嗜されると前記本体内へ入筒式に嵌入する
小径の中心ピン状部材とにて形成されている。入筒式の
嵌入作用によりアウタレースの変形や軸受の作動不良が
排除される。

ロックピンは二つの部材として製造され、しかる後組立
てられてよく、或いはロックピンは一塊りの金属が塑性
変形されるのではなくその中央部が剪断されるに十分な
程、即ち押出しではなく剪断作用により打抜かれる冷間
すえ込み鍛造機にて一塊りの金属より形成されてよく、
後者の方が好ましい。

以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実施例について
詳細に説明する。

実施例 第１図に二つの足１４を有するハウジング１２を含む軸
受１０が図示されており、足１４にはハウジングを図に
は示されていない支持構造体に取付けるための図には示
されていないボルトを受入れる貫通孔１６が設けられて
いる。また軸受は図には示されていないシャフトに固定
されるよう構成されたインナレース１８と、該インナレ
ースより隔置されたアウタレース２ｏとを含んでいる。

インナレース１８とアウタレース２０との間には図に於
てはボールとして示された減摩要素２２が配置されてい
る。ローラ等の如き他の型式の減摩要素が本発明の範囲
より逸脱することなく二つのレース間に使用されてよい
。かかる軸受に於て通常行われている如く、アウタレー
スの外面はハウジング１２の内面２６に実質的に一致す
るような形状に形成されている。

ハウジング１２にはそれを貫通ずる潤滑材通路２８が設
けられており、通路２８の外方部分３０はねじ部を有す
るグリースフィッティング３２を受入れるべ（ねじ切り
されている。アウタレース２０には窪み３４が設けられ
ており、比較的小さい直径の通路３６が窪み３４のテー
バ状の底部３８と減摩要素が配置された二つのレース間
の空間とを接続している。窪み３４は潤滑材通路２８と
整合されており、互いに整合された潤滑材通路２８及び
窪み３４内にはロックピン（位置決めピン）４０が受入
れられている。ロックピンはハウジングとアウタレース
との間の相対回転を実質的に阻止し、しかもシャフトと
支持面との僅かな角度の非整合を許すようになっている
。

本発明のロックピン４ｏは実質的に円筒形のスリーブ４
２とこれに入筒式に嵌入するインナ部材４４とを含んで
おり、インナ部材４４はスリーブ４２に設けられたボア
４６内に密に嵌入している。

スリーブ４２及びインナ部材４４の端部には、減摩要素
に潤滑材を供給すべく二つのレース間の空間へ潤滑材を
導くべく、断面Ｖ形の溝（通路）４８及び５０が設けら
れている。

ロックピン４０は、インナ部材４４が円筒形のアウタス
リーブより塑性変形により押出されるのではなく剪断作
用により打法かれる冷間すえ込み鍛造により一塊りの金
１）ｉ（４０Ａ＞より製造されることが好ましい。ビン
４０は製造された状態のまま互いに整合された通路２８
及び窪み３４内へ挿入され、グリースフィッティングが
設定され締付けられる。このことによりロックピンに軸
線方向の圧縮力が及ぼされ、その結果インナ部材４４が
スリーブ４２内へ少なくとも部分的に入筒式に嵌入し、
これによりアウタレースに損傷が及ぶことが回避される
。要するに、本発明のロックピンは軸受の伯の部分に損
傷を及ぼすことなく僅かに長さが減小するよう自らの長
さを調節する。このことは、グリースフィッティングが
交換される場合や、軸受の構成要素の非整合又は固着に
起因してロックピンが剪断されたことにより新たなロッ
クピンを挿入する必要がある場合に、軸受を修理する使
用者にとって特に重要である。

以上に於ては本発明を特定の実施例について詳細に説明
したが、本発明はかかる実施例に限定されるものではな
く、本発明の範囲内にて他の種々の実施例が可能である
ことは当業者にとって明らかであろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に従って構成された軸受を示す正面図で
ある。 第２図は第１図の線２−２に沿う拡大部分断面図であり
、本発明に従って形成された軸受の詳細を示している。 第３図は冷間すえ込みａ造機にて成形される前の一塊り
の金罵を示す斜視図である。 第４図は本発明によるロックピンを示す拡大断面図であ
る。 １０・・・軸受、１２・・・ハウジング、１４・・・足
、１６・・・貫通孔、１８・・・インナレース、２０・
・・アウタレース、２２・・・減摩要素、２４・・・外
面、２６・・・内面、２８・・・潤滑材通路、３０・・
・外方部分、３２・・・グリースフィッティング、３４
・・・窪み、３６・・・通路、３８・・・底部、４０・
・・ロックピン、４２・・・スリーブ、４４・・・イン
ナ部材、４６・・・ボア、４８．５０・・・溝 特許出願人　　エマーツン・エレクトリック・カンパニ
ー

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）ハウジングと、インナレースと、前記インナレー
   スより隔置されたアウタレースと、前記インナレースと
   アウタレースとの間の空間に配置された減摩要素と、前
   記インナレース、前記アウタレース及び前記減摩要素は
   前記ハウジング内に受入れられていることと、前記ハウ
   ジングを貫通して延在する潤滑材通路と、前記アウタレ
   ースに形成され底壁を有し前記潤滑材通路と整合された
   窪みと、前記アウタレース内に延在し前記インナレース
   と前記アウタレースとの間の前記空間と前記窪みとを接
   続する小径の通路と、前記潤滑材通路内に配置され前記
   窪み内へ延在し前記底壁に当接するロックピンであつて
   、アウタスリーブと該アウタスリーブに入筒式に嵌入す
   るインナ部材とを有するロックピンと、前記潤滑材通路
   内に螺合式に受入れられたグリースフィッティングであ
   って、設定される際に前記ロックピンに軸線方向の圧縮
   力を及ぼすグリースフィッティングとを含み、前記ロッ
   クピンに軸線方向の圧縮力が及ぼされると前記ロックピ
   ンは入筒式に変形して長さが減小するよう構成された軸
   受。
2. （２）一対の互いに隔置されたレースと、該一対のレー
   ス間に介装された減摩手段とを有し、前記一対のレース
   及び前記減摩手段はハウジング内に支持された軸受にし
   て、前記減摩手段へ潤滑材が至ることを許す手段と、前
   記一対のレースの一方と前記ハウジングとの間の相対回
   転を実質的に阻止する手段であつて、ロックピンを含み
   、該ロックピンは実質的に円筒形のアウタスリーブと、
   該スリーブに密に嵌合するピン状部材とを含み、前記ピ
   ン状部材は前記ロックピンに軸線方向の圧縮力が及ぼさ
   れると前記スリーブ内に入筒式に嵌入するよう構成され
   た軸受。
3. （３）軸受組立体に使用されアウタレースとハウジング
   との間の相対回転を実質的に阻止するロックピンにして
   、スリーブと、該スリーブ内に受入れられ前記ロックピ
   ンに軸線方向の圧縮力が及ぼされると前記スリーブ内に
   入筒式に嵌入するよう構成されたピン状部材とを含むロ
   ックピン。