JPS62137600A - 放射線画像記録装置 - Google Patents

放射線画像記録装置

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JPS62137600A
JPS62137600A JP28141985A JP28141985A JPS62137600A JP S62137600 A JPS62137600 A JP S62137600A JP 28141985 A JP28141985 A JP 28141985A JP 28141985 A JP28141985 A JP 28141985A JP S62137600 A JPS62137600 A JP S62137600A
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JP
Japan
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light
laser
film
image recording
radiation image
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Pending
Application number
JP28141985A
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English (en)
Inventor
哲彦 高橋
健一 岡島
剛 加納
阿高 三郎
梅谷 啓二
久猛 横内
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は放射線画像記録装置に関し、特許こ高速読出し
が可能で、高い空間解像度を有する放射線画像記録装置
に関する。
〔従来の技術〕
従来、輝尽蛍光体を利用した放射線画像記録装置におい
ては1例えば、特開昭55−12429号公報に示され
ている如く、バリウム・フロライド系粉体をバインダー
で固めたイメージプレート(以下「工P」という)を利
用している。このようなIPでは励起レーザ光が蛍光体
層で散乱し、空間分解能の劣化を招くという問題がある
。これを解決する手段として、特開昭55−14644
7号公報に記載されている如く、白色粉体を混入してレ
ーザ光の拡散を防止する等の配慮が施こされる方法が提
案されている。しかし、この方法によればレーザ光が効
率良<IF深部に到達しないため。
輝尽励起効率が低下するという別の問題が生ずる。
すなわち、空間分解能を向上させるとレーザ利用効率が
下がり、レーザ利用率を上げようとすると空間分解能が
低下するというトレードオフの関係がある。
これは、励起レーザ光が拡散される不透明輝尽蛍光膜特
有の現象であり、実用感度で、かつ、従来の増感紙−写
真フィルム系以上の高い空間分解能を有するIPはまだ
開発されていない、このような限界を有する(不透明)
粉体塗布膜を用いないIPの一例として、特開昭59−
60300号公報に記載されている透明膜を用いるもの
がある。
このIPではレーザ光の膜内での散乱が少なくなり、前
記粉体塗布膜に比べて空間分解能の向上が期待される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上述の透明膜を用いるIPは、基板として光学
的に透明な材料を用いるため、励起レーザ光の殆んどは
IPを透過してしまい、励起光の有効利用がなされてい
ないという問題がある。その結果、潜像を読出す際のレ
ーザパワーを大きくしたり、レーザ照射時間を長くする
等の配慮が必要である。また、このIPでは、輝尽光は
全立体角方向に拡がるので、効率的な輝尽光検出に困戴
が生ずるという問題もある。
本発明の目的は、従来のIPを用いる場合における上述
の如き問題を解消し、高い空間分解能を達成したまま、
レーザ利用効率、輝尽光検出効率を高めることにより、
検出信号を増大させることが可能な放射線画像記録装置
を提供すること、および、従来と等しいS/Nのまま、
レーザ照射時間、すなわち読出し時間を短縮することが
可能な放射線画像記録装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明においては、上記目的を達成するため、輝尽蛍光
体膜を用いた放射線画像記録装置が、励起光入射方向に
関して実質的に透明である輝尽蛍光膜を、少なくとも励
起光波長と検出光波長において光反射率の高い基板に密
着させて形成されているものである。
以下、本発明の原理と実施例を図面を用いて詳細に説明
する。
〔発明の実施例〕
本発明の詳細な説明する前に、本発明の原理を簡単に説
明しておく。
まず、IPからの情報読出し方法の典型的な例を説明す
る。
IPに記録された画像の読出しはレーザ光走査により行
われる。このとき用いられるレーザの出力は1例えば、
5〜30mWである。出力の上限はHe−Neレーザの
如きガスレーザ、半導体レーザの最大出力値で決まる。
レーザビーム径は約100μmで、この値は空間分解能
としてほぼ5Qp/mmを保証する。−絵素当りのレー
ザ照射時間は10〜100μs程度である。レーザ照射
時間は一画像の読込み時間を決定する0例えば、100
OX100O絵素の画像を、−絵素10μSの速さで読
めば画像全体を読込むには10秒かかることになる。
さて、輝尽蛍光体に照射される読出し用レーザ光の光量
Pは、レーザ照射強度をり、−絵素当りの照射時間をt
とすれば。
P=LXt         ・・・・・・(1)で与
えられる。また、このときの輝尽蛍光の検出量Qは、 Q=S(P)Xρ      ・・・・・・(2)とな
る、ここで、5(p)は輝尽蛍光体に励起光を照射した
ときに放出される輝尽光量を示し、ρは輝尽蛍光膜から
放出された輝尽光を検出する際の幾何学的(集光)効率
である。
5(p)の−例として、第2図に77Kに冷却したC3
l(N、i)蛍光体にX線を照射した後、760nmの
光で励起したときの輝尽光量を示した。この図から明ら
かな如く、読出し率90%までは輝尽光量が励起光量P
に強く依存している。特に、読出し率60%以下では。
S (P)c5P         ・−・・−・(3
)となる。このことから、高速読出しくtが小さい)を
行うとPが減り((1)式による)、この結果として5
(p)が減り((3)式による)、検出光量が減少する
((2)式による)。このように、読出しを高速化しよ
うとすると検出信号が小さくなり、S/Nの低下を招く
これを解決する方法として、レーザパワーLの増大が挙
げられるが、これは先に述べた如くレーザの性能で決ま
ってしまう。一方、透明輝尽蛍光膜中では励起レーザ光
が拡散しないという特徴に着目した結果1反射率(η)
の高い基板上に透明輝尽蛍光膜を形成する方法が有効で
あることが見出された。
以下、この方法について詳細に説明する。
上記方法によれば、励起光量は直接蛍光体に照射される
分と1反射板に反射された後蛍光体層を再び通過する分
との和となるので。
p=LX t x(1+ η)    −(1)’とな
る。ここで、透明輝尽蛍光膜内でのレーザ光の拡散、吸
収は極めて小さいので無視している。
一方、光励起による輝尽発光自体も反射板で反射される
ので、検出幾何効率もρ(1+η)となり。
検出輝尽光量は Q=S(P)Xρx(i+η)・・・・・(2)′と増
大する。
輝尽光が励起光量に強く依存する(3)式の条件下では
、(1)5式と(2)5式の効果が積の形で導入される
。すなわち、 Qc5t、 x t x p x(1+ η)” −4
2)’となる。こうして透明輝尽蛍光膜と反射率の高い
基板を用いることにより検出光量Qは(1+η)1倍に
増える。従って、レーザ励起強度を変えることなしに検
出信号のS/Nを向上させることが可能となる。
次に、センサの実際の利用形態を考えると、上記検出信
号のノイズは入射放射線の量子モトルに起因するノイズ
に比べて充分小さければ良い。そのため、必要最小限の
S/Nを満たした後は、検出光量Qを更に増加するより
はレーザ励起時間を短縮し、読出しの高速化を図ること
が実用上望ましい、そこで、検出信号Qを一定とした場
合の励起時間について考える。(2)式を変形すること
によりtは LX4X (1+77) 2   (4)と書けるので
、反射材がない場合(η=0)に比べて17(1+η)
2と短くなり、高速化が可能となる。特に、η≧0.4
の場合には、レーザ励起時間tがη≧0のときの1/2
以下になり、効果が大きい。
以上述べた本発明の原理からも明らかな如く、本発明で
はレーザ反射光を利用するので、これに起因する空間分
解能の劣化を防ぐ必要がある。以下、この点に関して説
明する。
(1)先の説明中に述べた如く、空間分解能は励起光(
一般にはレーザ光)のビーム径で決まるので。
反射材により反射したレーザビーム径が拡がると空間分
解能が劣化してしまう。そこで、基板は拡散反射を極力
小さくシ、かつ、正反射率の高い材料を用いることが必
要である。
(2)レーザビームは実質的に輝尽蛍光膜厚の2倍の長
さを通る(反射分を考慮して)ので、この間ビーlx径
が拡がらないことが必要である。しかしながら、従来の
粉体輝尽蛍光体では、励起光の拡散が極めて多かったの
で、この条件は満たされていない。これに対し、本発明
では、輝尽蛍光体層は励起光に対して実質的に透明であ
るので、上記条件を満たしている。この場合、励起光入
射方向に・ ついて透明であれば良いので、霜柱状蒸着
膜の如き形態でも良い。また、透明であれば良いので、
粉末蛍光体と屈折率が等しい結合材で固めた透明シンチ
レータでも良い。
(3)上記(1)、(2)が満たされてもIPに励起光
が斜め入射すると空間分解能は劣化する。この程度も、
(2)と同様の理由から2倍となる。そこで励起光はI
Pに対して極力垂直入射することが望ましい、ガルバー
ミラーのような可動鏡を用いてレーザを走査する場合に
も、Fθレンズの焦点距離を極力長くして、IPへの斜
め入射を小さくすることが必要である。
(4)上記(2)、(3)の効果は輝尽蛍光膜厚が厚い
程影響が大きいので、膜厚は極力薄いことが望ましい。
そのためには、輝尽蛍光膜のX線吸収能が極力大きいも
のを用いる必要がある。そこで、可能であれば2輝尽蛍
光体層は結合材を含まないことが望ましい。
以上で本発明の原理についての説明を終り、以下5実施
例の説明に移る。
第1図は本発明の一実施例であるIPを用いる放射線画
像検出装置の構成例を示すものである。
図において、1は放H線発生源、2は被写体、3は輝尽
性蛍光膜を有するIP、4は温度制御部。
5は読取り用光ビーム、6は輝尽光検出器、そして7は
画像処理表示部を示している。
上記IP3の基板は0.5mm厚のアルミニウム円板の
片面をフライカッティングにより鏡面仕上げしてあり、
その表面粗さは約±0.03μmとなっている。また、
蛍光膜については、下記の如き構成となっている。
CsI 粉末と0.003モル%のNaI 粉末とを混
合し、タンタル製ボートに取り、真空蒸着装置内におい
て通電加熱溶融する。一方、上記アルミニウム基板をタ
ンタルボート上部にセットし、400℃に保持する。ア
ルミニウム基板とタンタルボートとの間に設置したシャ
ッタを開いて基板への蒸着を始め、膜厚が200μmに
達したらシャッタを閉じ、室温まで放冷する。
この膜を液体窒素温度(77°K)に冷却し、X線を照
射後、830 nmの半導体レーザ光を照射した。レー
ザビームは半値幅約75μmでガルバーミラーを用いて
膜面上を一次元走査した。使用したFθレンズの焦点距
離は290mmであった・このときの輝尽光を、830
nmの光をカットする光学フィルターを介して光電子増
倍管R647(浜松フォトニクス社製)で検出した。
釦フィルター透過後のX線画像プロファイルを撮影した
ところ、21p/mmにおけるコン1−ラスト比は約7
0%で現行の増感紙−フィルム系と同等程度であり、空
間分解能の低下は認められなかった。
上記実施例において、基板はアルミニウム板を用いてい
るが、これはアルミニウム蒸着膜を有するものであって
も良い、また、他材料であっても良い。更に、輝尽蛍光
膜はCsI  に限定されるものではなく、透明化され
たBaFCl:Euの如きものでも良い。
〔発明の効果〕
以上述べた如く、本発明によれば、レーザパワーを大き
くすることなしに、レーザ励起光量および検輝尽光量を
増加させることが可能になり、この結果、検出信号のS
/Nの良い放射線画像記録装置を実現できるとともに、
検出光量を減少させることなしに高速レーザ走査が可能
になり、高速読出しが可能な放射線画像記録装置を実現
できるという顕著な効果−を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である放射線画像検出装置の
構成図、第2図は励起光量と輝尽光量との関係を示すグ
ラフ、第3図は基板の反射率と励起光量あるいは検出幾
何効率との関係を示すグラフ、第4図は基板の反射率と
励起に必要な時間との関係を示すグラフである。 ■=放射線発生源、2:被写体、3:l!if尽性蛍光
性蛍光膜るIP、4:温度制御部、5:読取り用光ビー
ム、6:I!!!尽光検出光検出器画像処理表示部・ 第     1     図 第     2     図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)輝尽蛍光体を用いた放射線画像記録装置において
    、励起光入射方向に関して実質的に透明である輝尽蛍光
    膜が、少なくとも励起光波長と検出光波長において光反
    射率の高い基板に密着して形成されたことを特徴とする
    放射線画像記録装置。
  2. (2)前記輝尽蛍光膜側の基板の表面が鏡面であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の放射線画像記
    録装置。
  3. (3)前記輝尽蛍光膜が輝尽蛍光物質のみから成ること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の放射線画像記
    録装置。
JP28141985A 1985-12-11 1985-12-11 放射線画像記録装置 Pending JPS62137600A (ja)

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JP28141985A JPS62137600A (ja) 1985-12-11 1985-12-11 放射線画像記録装置

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JP28141985A JPS62137600A (ja) 1985-12-11 1985-12-11 放射線画像記録装置

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JPS62137600A true JPS62137600A (ja) 1987-06-20

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002533737A (ja) * 1998-12-23 2002-10-08 デュール デンタル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト X線像のための平板記憶素子

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002533737A (ja) * 1998-12-23 2002-10-08 デュール デンタル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト X線像のための平板記憶素子
JP4979849B2 (ja) * 1998-12-23 2012-07-18 ミヒャエル トームス X線像のための平板記憶素子及び平板記憶素子を製造する方法

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