JPS62137564A - 乾式分析要素 - Google Patents

乾式分析要素

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JPS62137564A
JPS62137564A JP27694585A JP27694585A JPS62137564A JP S62137564 A JPS62137564 A JP S62137564A JP 27694585 A JP27694585 A JP 27694585A JP 27694585 A JP27694585 A JP 27694585A JP S62137564 A JPS62137564 A JP S62137564A
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acid
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hydrophilic polymer
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  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は合成バインダーを少くとも一層に含む乾式分析
要素に関し、さらに詳しくは水性液体中の蛋白質例えば
アルブミンあるいは総蛋白の定量分析用の乾式操作可能
な一体型多層分析要素に、関するものである。
〔従来の技術〕
水性液体中のアルブミンや総蛋白のように蛋白質を定量
分析するときに用いられる乾式一体型多層分析要素では
試薬を安定にしたり、他の蛋白質との競合反応を避ける
ため、非蛋白性親水性ポリマーバインダーとしてポリア
クリルアミド、ポリ−N−ビニル−2−ピロリドン、ア
クリルアミド−N−2−ビニルピロリドン共重合体ある
いはアがロースを用いることが特開昭58−77664
号公報及び同57−50660号公報に提案されている
。これらの要素はポリエチレンテレフタレート支持体上
に試薬及び緩衝剤を上記の非蛋白性親水性ポリマーバイ
ンダーに分散した試薬層と多孔性展開層をこの順に塗布
積層したものである。展開層にヒト血清を点着すると展
開層から試薬層に水分が供給されて両層が液体接触状態
になり、試薬層から試薬等が供給され展開層に拡散移行
して展開層でアルブミン又は総蛋白が試薬と反応して発
色するので、色濃度を測定して比色測字の原理により各
々の含有量を求める乾式操作の要素である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながらこれらの要素は用いられている非蛋白性親
水性ポリマーバインダーが通常は硬化し難いため、製造
される乾式分析要素の品質、特に膜質か弱いという問題
があった。またアルブミン分析要素では測定時間が長引
くとグロブリンの妨害が無視できない程度に現われるこ
とも判明した。
本発明の目的は非蛋白性親水性ポリマーバインダーが架
橋硬化可能で硬化により膜質が強化され、安定製造可能
な乾式分析要素を提供することにある。
本発明の他の目的は簡単な層構成でグロブリン、その他
の蛋白質の妨害による誤差を低減したアルブミン分析用
乾式分析要素を提供することにある。
本発明の他の目的は硬化可能な非蛋白性親水性ポリマー
バインダーの使用により膜質の強化された総蛋白分析用
乾式分析要素を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のこのような目的は、メタリルアルコールとアク
リルアミドもしくはその誘導体、アクリル酸、メタクリ
ル酸もしくはそれらの誘導体又はN−ビニル−2−ピロ
リドンとの共重合体を非蛋白性親水性ポリマーバインダ
ーとして少なくとも一層に含む乾式の一体型多層分析要
素によって達成される。
メタリルアルコールH12−メチルアリルアルコールと
も呼ばれ、重合単位(構成繰り返し単位)としては、下
記の構造をとると考えられる。
H3 壬CH2C+ H20H メタリルアルコールと共重合されるコモノマーとしては
アクリルアミドおよびその誘導体(例えばメタクリルア
ミド、N、N−ジメチルアクリルアミド、ジアセトンア
クリルアミド、 N −(tert−ブチル)アクリル
アミド、N−(イソプロピル)アクリルアミド、2−ア
クリルアミp−2−メチルグロノクンスルホン酸、N−
(3−(ジメチルアミノ)プロピルコアクリルアミド等
)、アクリル酸、メタクリル酸およびそれらの誘導体(
例えば、メチルメタクリレート、n−ブチルメタクリレ
ート、ヒPロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチ
ルメタクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、
(ジエチルアミノ)エチルメタクリレート等)、並びK
N−ビニル−2−ピロリドン等がある。これらの中でア
クリルアミド、N−ビニル−2−ピロリドン、アクリル
酸及びメチルメタクリレートが好ましく、特にアクリル
アミド及びN−ビニル−2−ピロリドンが好ましい。こ
れらのコモノマーは二つ以上併用することもできる。
共重合比はメタリルアルコール単位が0.5〜50モル
チ程度、好ましくは3〜30モル多程度であり、従りて
アクリルアミド等の他のビニル化合物単位が50〜99
.5モルチ程度、好ましくは70〜97モルチ程度であ
る。
これらのメタリルアルコールを含む共重合体は「高分子
合成法I J (C,G、Overberger編、湊
宏訳、東京化学同人、1969年発行)あるいは「高分
子合成の実験法」(大津随行、木下雅悦共著、化学同人
、1972年発行)t−参考に触媒、反応溶媒を適当に
えらべば容易に合成することができる。
共重合体の中ではアクリルアミPメタリルアルコール共
重合体、アクリルアミドN−ビニル−2−ピロリドン−
メタリルアルコール共重合体、アクリルアミドアクリル
酸−メタリルアルコール共重合体が好ましい。
合成された共重合体は架橋剤を添加すれば容易に架橋し
て硬化する。架橋剤にはホルマリン、グルタルアルデヒ
ドのようなアルデヒド、テトラエチレングリコール、エ
チレングリコールジグリシノルエーテルのような少くと
も二個以上のグリシジル基を含むエポキシ化合物及びジ
ビニルスルホン、エチレンビスビニルスルホニルアセト
アミド、ビス(ビニルスルホニルメチル)エーテルのヨ
ウな少くとも二個の電子吸引性ビニル基を含む化合物を
用いることができる、架橋剤の添加量はメタリル共重合
体に対し、1.25重量%以上、好ましくは2〜20重
量%の範囲から選択される。架橋は一般には加熱により
行うが、その温度は共重合体の組成及び架橋剤の種類に
よりて異り約20℃から約200℃の温度範囲で架橋で
きるが、乾式分析要素においては約20℃から約80℃
、好ましくは約30℃から約60℃の温度範囲から選択
される。
本発明の乾式分析要素は通常は光透過性水不透過性支持
体の上に少くとも一層の前記親水性ポリマーバインダ一
層とその上に設けられて試料を均一に拡散せしめる多孔
性展開層とからなっている。
このような水性液体測定用の多層分析要素の典型的な例
は米国特許第3,992,158号及び同第4.042
,335号に開示されている。場合によっては米国特許
3.485.587号の如く単一ゾーンからなる要素で
あってもよい。
多孔性展開層としては、特開昭55−164356号公
報、特開昭57−66359号公報等に記載の織物展開
層(例、ブロード、ボデリン等の平織等)、特開昭60
−222769号公報等に記載の編物展開層(例、トリ
コット編、ダブル) IJコツト編、ミラニーズ編等)
、特開昭57−148250号公報に記載の有機、t?
 IJマー繊維パルプ含有抄造紙からなる展開層、特公
昭53−21677号公報、USP 3.992.15
8等に記載のメンブランフィルタ−(プランシュポリマ
一層)、ポリマーミクロビーズ、ガラスミクロビーズ、
珪藻土が親水性ポリマーバインダーに保持されてなる連
続微空隙含有多孔性層等の非繊維等方的多孔性展開層、
特開昭55−90859号公報に記載のポリマーミクロ
ビーズが水で膨潤しないポリマー接着剤で点接触状に接
着されてなる連続微空隙含有多孔性層(三次元格子状粒
状構造物層)からなる非繊維等方的多孔性展開層、その
他特開昭57−148250号公報に記載のポリエチレ
ン・ぐルデ含有抄造紙からなる展開層、特開昭56−2
4576号公報、特開昭57−94658号公報に記載
のP紙からなる展開層、特開昭57−125847号公
報に記載されている繊維分散液を塗布した繊維質展開層
等を用いることができる。これらの多孔性展開層のうち
で指示薬を含有保持させやすい点で織物展開層、編物展
開層に代表される繊維質展開層が好ましい。このような
多好性の展開層を設けることにより血清、尿のような水
性液体試料を均一に拡散せしめて分析精度及び分析の再
現性を高めることができる。
親水性?リマーパインダ一層は前記メタリルアルコール
共重合体の未架橋物、部分架橋物または架橋物を主成分
とする吸水性の層で水に接触して膨潤し水を吸収できる
層である。
水吸収時の膨潤率は30℃で約150チから約2000
q6、好ましくは約250チから約1500チの範囲が
適当である。
親水性ポリマーバインダ一層に用いられる前記の親水性
ポリマーバインダーの含有量は1m2当り約7I!から
約701!、好ましくは約10.Fから約5ONの範囲
である。親水性ポリマーバインダーは必要により他の親
水性バインダーと併用して用いることもできる。
この親水性ポリマーバインダ一層の乾燥時の厚さは約1
μmから約100μm、好ましくは約3μmから約30
μmの範囲、被覆量では約117m2から約100g/
m2、好ましくは約317m2から約3097m 2の
範囲が適当である。
この親水性ポリマーバインダ一層には液体試料を適用し
ての分析操作実施時の5値を2.0から10.0の範囲
の所望の値に緩衝できる公知の緩衝剤から適宜選択して
含有させることができる。
用いうる緩衝剤としては、日本化学金網「化学便覧基礎
編」(東京、丸善■、1966年発行)1312−13
20頁+ R,M、C,Dawson et a1編r
Data for Bioehemical Re3e
archJ 第2版0xfordat the C1a
rendon Press、 1969年発行)476
−508頁、 [Biochemistryj 5 *
 467頁以降(1966年)。
rAna−1ytical Bjochemistry
J104 * 300−310頁(1980年)等に記
載の一緩衝剤系がある。
PH2,O〜10.0の範囲の一緩衝剤の具体例として
、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(Tr i
 s )を含む緩衝剤:燐酸塩を含む緩衝剤:硼酸塩を
含む緩衝剤:酢酸または酢酸塩を含む緩衝剤;拘柵酸ま
たは拘橘酸塩を含む緩衝剤ニゲリシンを含む緩衝剤:リ
ンゴ酸;ゴノ−り酸:マロン酸;酒石酸ニゲルタル酸:
3.3ジメチルグルタル酸;N、N−ビス(2−ヒドロ
キシエチル)グリシン(Bicine): N −2−
ヒト90キシエチルピ(ラジンーN’−2−ヒrロキシ
デロノ4ンー3−スルホン酸(HEPPS) Na塩ま
たはに塩等二N−2−ヒドロキシエチルピイラノン−N
′−3−スルホン酸(EPPS)Na塩またはに塩等:
N−()リス(ヒドロキシメチル)メチル〕−3−アミ
ノプロノfンスルホン酸(TAPS) Na塩またはに
塩等:N−2−ヒドロキシエチルピ被ラジンーN′−2
−エタンスルホン酸(HEPES)Na @またはに塩
等:およびこれらのいずれかと必要により組合せられる
酸、アルカリまたは塩がある。好ましい緩衝剤の具体例
として、燐酸二水素カリウム−燐酸水素二ナトリウム:
Tris−硼酸ナトリウム:Tris−硼酸ナトリウム
−EDTA・2Na塩: TrilI−拘塘酸:酢酸−
酢酸ナトリウム:拘塘酸−燐酸二水素ナトリウム: B
 i c t ne : HEPPS ”e耶ppsナ
トリウム塩: EPPS : EPPSナトリウム塩:
TAPS : TAPSナトリウム塩;耶PES :リ
ンゴ酸;コハク酸:マロン酸:酒石酸;グルタル酸: 
3,3−ジメチルグルタル酸等がある。
pi(緩衝剤または酸の要素中における含有量はI)当
り約30ミリ当量から約500ミリ当量、好ましくは約
50ミリ当量から約300ミリ当量の範囲である。
親水性ポリマーバインダ一層には被検体あるいは試薬等
に悪影響を及ぼさない諸種の成分を含有させることがで
きる。その例としてノニオン性界面活性剤がある。ノニ
オン性界面活性剤の具体例として、p−オクチルフェノ
キシプリエトキシエタノール、p−ノニルフェノキシポ
リエトキシエタノール、ポリオキシエチレンオレイルエ
ーテル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート
、p−ノニルフェノキシポリグリシドール、オクチルグ
ルコシド等がある。ノニオン性界面活性剤を親水性ポリ
マーバインダ一層に含有させることにより分析操作時に
水性液体試料中の水が親水性ポリマーバインダ一層に実
質的に一様に吸収されやすくなり、また多孔性展開層と
の液体接触が迅速にかつ実質的に一様になる。
親水性ポリマーバインダ一層は必要に応じて2層以上設
けることができる。2層以上の親水性ポリマーバインダ
一層を設ける場合には、多孔性展開層に近い層に低分子
量の一緩衝剤組成物または低分子量の酸を含有させ、多
孔性展開層から遠い層に高分子量の一緩衝剤または高分
子量の酸を含有させることが好ましい。用いることがで
きる高分子量の酸の例として、公知のカルボキシル基含
有ポリマー、スルホン酸基含有ポリマーがある。
親水性yff +Jママ−インダ一層にはそのほか公知
の媒染剤、ポリマー媒染剤等を含有させることができる
。親水性ポリマーバインダ一層は実質的に透明であるこ
とが好ましいが、必要に応じて吸水層中に二酸化チタン
微粒子、硫酸バリウム微粒子、カーざンブラック等を少
量分散含有させて光学的性能を調節することができる。
親水性ポリマーバインダ一層に後記の試薬組成物を含有
させて試薬層としての機能をもたせることができる。こ
の場合には親水性ポリマーバインダ一層と支持体との間
にさらに吸水層を設けることもできる。
吸水層は水を吸収して膨潤する親水性ポリマーを主成分
とする層で、吸水層の界面に到達または浸透した水性液
体試料の水を吸収できる層であり、全血試料を用いる場
合には水性液体成分である血漿の試薬層または試薬組成
物含有展開層への浸透を促進する作用を有している。吸
水層に用いられる親水性ポリマーは水吸収時の膨潤率が
30“℃で約150%から約2000チ、好ましくは約
250チから約1.500 %の範囲のポリマーである
。親水性& IJママ−具体例として前記メタリルアル
コール共重合体の架皓していないもの′#開昭59−1
71864、特開昭60−115859等に開示の酸処
理ゼラチン、脱イオンゼラチン等のゼラチン、メタル化
ゼラチン、ヒーロキシアクリレートグラフトゼラチン等
のゼラチン誘導体、特開昭59−171864、特開昭
60−115859等に開示のアガロース、ゾルラン、
プルラン誘導体、ぼりアクリルアミげ1.if IJビ
ニルアルコール。
プリビニルピロリドン等がある。これらの親水性−リマ
ーは単独で、あるいは2種以上を組合せて用いることが
できる。
吸水層の乾燥時の厚さは約1μmから約100μm、好
ましくは約3μmから約30#IcDw、囲、被覆量で
は約19/mから約100JF/m、好ましくは約39
7m2から約301!/m2の範囲である。吸水層には
公知のP[′(緩衝剤、有機カルゲン酸、酸性ポリマー
、塩基性ポリマー等を含有させて使用時(分析操作実施
時)の−を調節することができる。さらに吸水層には公
知の媒染剤、ポリマー媒染剤等を含有させることができ
る。吸水層は実質的に透明であることが好ましいが、必
要に応じて吸水層中に二酸化チタン微粒子、薄酸バリウ
ム微粒子、カーダンブラック等を少量分散含有させて光
学的性能を調節することができる。
親水性ポリマーバインダ一層あるいは多孔性展開層等に
水性液体試料中の予め定められた成分と反応して検出可
能な変化を生じさせる少なくとも1種の酵素を含む試薬
組成物を一層にあるいは適宜分散させて実質的に一様に
含有せしめる。検出可能な変化とは主として光学的測定
方法により検出できる変化を意味し、例えば色変化、発
色(呈色)、螢光発生、紫外線領域における吸収波長の
変化、混濁発生等である。
この試薬組成物は水性液体試料中の被検成分とこの成分
を分析するために選択した酵素が関与する(触媒する)
生化学反応または化学反応によって決り、選択した反応
が2種以上の酵素が関与する反応の場合にはそnらの酵
素を含む試薬組成物を一つの試薬層に混合して含有させ
ることもできるし、必要に応じて試薬組成物を2層以上
の別個の層に分けて含有させることもできる。
酵素を少なくとも1種含む試薬組成物の例としては、米
国特許3.992.158、特公昭53−21677、
特開昭54−26793、特開昭55−164356、
特開昭59−20853、特開昭59−46854、特
開昭59−54962、特公昭55−25840等に記
載のグルコースオキシダーゼトヘルオキシダーゼを含む
グルコース分析用改良トラインダー(Trinder)
試薬組成物、特公昭56−45599、特開昭59−1
93352等<記載のコレステロールオキシダーゼ、ペ
ルオキシダーゼと必要により配合されるコレステロール
エステラーゼを含むコレステロール分析用試薬組成物、
特開昭52−3488、特開昭58−77661、特開
゛昭56−70460等に記載のウレアーゼを含む尿素
態窒素(BUN)分析用試薬組成物、特開昭53−24
893等に記載のリポプロテインリノ母−ゼ f IJ
セロールキナ−セ、α−グリセロール−3−燐酸オキシ
ダーゼ、硬ルオd−シダーゼを含むトリグリセリドまた
はグリセロール分析用試薬組成物、特開昭54−151
193、特開昭60−78580に記載のビリルビン特
異的酸化酵素とペルオキシダーゼを含むビリルビン分析
用試薬組成物、特開昭53−26188、特開昭59−
193352等に記載のウリカーゼとペルオキシダーゼ
を含む尿酸分析用試薬組成物、特開昭55−12449
9、特開昭58−86457等に記載のペルオキシダー
ゼを含む過酸化水素検出用呈色試薬組成物等がある。
本発明の一実施態様であるアルブミン分析用乾式分析要
素の場合にはアルブミンと結合して色変化する指示薬と
して、コルトホフ(I 、M、Kolthoff )著
「酸−塩基指示薬(Acid−Base Indica
tors) j(Mac Millan社、1937年
発行) 350−353頁等に記載の蛋白誤差(pro
teinerror)を示す酸塩基指示薬色素を含有さ
せることが好ましい。蛋白誤差を示す酸塩基指示薬色素
の例としてブロムクレゾールクリーン、ブロムクレゾー
ルパープル、ブロムチモールブルー、フロムフェノール
ブルー、クロルフェノールレッド、フェノールレッド、
クレゾールレッド、チモールブルー、クレゾールフタレ
イン等のスルホンフタレイン指示薬色素、インジゴカル
ミン等のインノボイド色素、メチルレッド、メチルオレ
ンジ等のアゾ色素系指示薬がある。これらの指示薬のう
ちで、スルホンフタレイン指示薬色素が好ましく、ブロ
ムクレゾールグリーン(BCG)とブロムクレゾールパ
ープル(BCP)が最も好ましい。
この指示薬は通常は前記の多孔性展開層に含有させる。
その場合、酸塩基指示薬色素の量は1m2当り約0.2
.9から約3.0,9.好ましくは約0.!IMから約
1.5 Nの範囲である。指示薬は他の層、例えば親水
性ポリマーバインダ一層に含有させてもよい。
…緩衝剤は分析操作時に液体接触領域の多孔性展開層の
5値を約2.0から約4.0、好ましくけ約3.2から
約3.4の範囲に維持できる低分子量の声緩衝剤組成物
または低分子量の酸を用いる。このような−緩衝剤の例
としては、リンゴ酸、乳酸、コハク酸、マロン酸、拘柵
酸、酒石酸等の低分子量カルビン酸およびそれらの塩、
USP 3,438,737、日本化学金線「化学便覧
基礎編」(東京、丸善、1966年発行)1312−1
320頁等に記載のその他の低分子量の一緩衝剤組成物
を挙げることができる。これらのうちでリンゴ酸が好ま
しい。
やはり本発明の一実施態様である総蛋白分析用乾式分析
要素の場合には、例えばビウレット試薬が利用される。
すなわち、水溶性第二銅塩、例えば硫酸銅、硝酸鋼等、
キレート化剤、例えば酒石酸塩、クエン酸塩、エチレン
ノアミン等、及びアルカリ、例えば水酸化リチウム、水
酸化カルシウム等が含有せしめられる。ビウレット試薬
を用いた総蛋白分析用乾式分析要素の例は特開昭54−
101398号公報、特開昭58−77664号公報、
特開昭59−51356号公報、特頭昭60−1320
57号明細書などに開示されている。このビウレット試
薬はメタリルアルコール共重合体を架橋した親水性7+
?リマーバインダ一層に含有せしめるのがよい。
他のものを分析する場合には分析対象物に応じた試薬を
多孔性展開層あるいは親水性ポリマーバインダ一層等に
含有させる。
光透過性水不透過性支持体は従来の一体型多層分析要素
に用いられる公知のものを用いることができる。その具
体例としては、プリエチレンテレフタレート、ビスフェ
ノールAのポリカルケネート、ポリスチレン、セルロー
スエステル(IM、セルロースアセテート、セルロース
トリアセテート、セルロースアセテートプロピオネート
等)のポリマーからなる厚さ約50μmから約h1好ま
しくは約80μmから約300μmの範囲の透明な、す
なわち波長約200 nmから約900nmの範囲の少
なくとも一部の波長範囲の電磁輻射線を透過させる。
平滑平面状の支持体を用いることができる。支持体の表
面には公知の下塗層または接着層を設けて現水性ポリマ
ーバインダ一層または吸水層との接着を強固にすること
ができる。
このようなメタリルアルコール共重合体の架橋物の親水
性ポリマーバインダ一層を含む一体型多層分析要素は、
例えばまず透明支持体上に、メタリルアルコール共重合
体、架橋剤及び該層に含有せしめる試薬等を含む溶液を
塗布し、この塗布物を硬化温度範囲のなかから適宜選ば
れた温度において加熱処理することにより親水性ポリマ
ーバインダ一層を形成する。そしてその上に多孔性展開
層を積層すればよい。
本発明の乾式分析要素は一辺約151mから約301m
の正方形またはほぼ同サイズの円形等の小片に裁断し、
特開昭54−156079号公報、実開昭56−142
454号公報、特開昭57−63452号公報、実開昭
58−32350号公報、特開昭58−501144号
公報等に記載のスライド枠に収めてアルブミン分析用化
学分析スライドとして用いることが、製造、包装、輸送
、保存、測定操作停会ての観点で好ましい。使用目的に
よっては、長いテープ状でカセットまたはマガジンに収
めて用いること、または小片を開口のあるカードに貼付
または収めて用いることなどもできる。
本発明の乾式分析要素は前述の諸特許明細書等に記載の
操作により液体試料中の分析を実施できる。例えば、6
μlから15μlの範囲の血漿、血清等の水性液体試料
筒を多孔性展開層に点着し、1分から10分の範囲で、
好ましくは37℃近傍の温度でインクベーションし、光
透過性支持体側から発色の吸収極大波長またはその近傍
の波長の光を用いて試薬展開層の光学濃度を反射測光し
、予め作成した検量線を用いて比色測定法の原理により
液体試料中の分析対象物の量を求めることができる。点
着する水性液体試料の量、インクペーション時間と温度
は一定にすることにより定量分析を高精度で実施できる
。この測定操作は特開昭56−77746号公報、特開
昭58−21566号公報、特開昭58−161867
号公報等に記載の化学分析装置により極めて容易な操作
で高精度の測定をすることができる。
〔作用〕
メタリルアルコールを共重合させることによって親水性
を付与するとともにその水酸基に架橋剤を反応させて硬
化させることができる。コモノマーであるアクリルアミ
ド、N−ビニルピロリドン等も共重合体に親水性を付与
している。
このようなメタリルアルコール共重合体の架橋物を親水
性?リマーノぐインダ一層に飲用するとpH緩衝剤を含
む親水性ポリマーバイング一層74 pH緩衝剤と水に
接触して膨潤し水を吸収する。この混水性11?リマー
バインダ一層は分析操作時に多孔性展開層に点着された
水性液体試料中の水がこの層に到達し両層が液体接触状
態になった時に低分子量の一緩衝剤を多孔性展開層に拡
散により供給して多孔性展開層の液体試料の存在領域を
予め定められた一定の5値またはその近傍の値に維持す
る機能を有する。
〔実施例〕
実施例1 本発明のアクリルアミド・N−2−ビニルピロリドン・
メタタリルアルコール三元共重合体(A・W・■と略称
、モル比58:38:4.粘度400cp〔20%溶液
、40℃、B型粘度計〕)に試薬としてりんご酸及び共
重合体に対し1重量%のホルマリン、6N−塩酸数滴を
添加して塗布液をつくり、180μmの透明ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)支持体上に乾燥厚さ35μ
mとなるように塗布した。比較例として特開昭57−5
0660で使用されているアクリルアミド−N−2ビニ
ルピロリドン共重合体(A−NVと略称、モル比60 
: 40、粘度400cp (20%溶液40℃、B型
粘朋計〕)を使用して同じように塗布した。次に厚さ約
140μmのブロムクレゾールグリーン約0.717m
2を含む綿紡績糸(100S )製ブロード布地をラミ
ネートし多孔性展開層とした。このように作成したサン
プルの試薬の塗布隘は次の曲りである。
第1−1表 このようにして作成した二つの塗布物を70℃の温水に
浸漬したところ、本発明のサンプルは溶けなかったが、
比較サンプルは溶は出して、膜質に差のあることが示さ
れた。
次に濃度の異る人アルブミン溶液を点着し発色濃度を6
40nmで測定した。その結果いずれの濃度でも本発明
の架橋硬化可能な非蛋白性バインダーを用いた分析素子
の発色光学濃度の高いことが示された。これは顕微鏡観
察の結果本発明のサンプルは試薬層と展開層がはっきり
分離状態を示しているのに対し、比較例のサンプルは展
開層が試薬層に陥没しているためと分った。
実施例−2 本発明の共重合体と特開昭58−77664に記載のア
クリルアミド−N−2−ビニルピロリドン共重合体(実
施例1と同じ)を使用して表2の1のようなビウレット
試薬を塗布し、厚さ140μmのPET紡績糸(100
8相当)製平織布地をラミネートした。作成した総蛋白
分析要素を40℃の温水に浸漬したところ本発明のサン
プルの試薬層は溶けないが、比較例のサンプルの試薬層
は溶は出すことが分った。
表2−1 次にa度の異る牛アルブミン(BSA)含有生理食塩水
を作成したサンプル上に10μ4点着し540nmで発
色濃度を測定した。実施例1と同様、比較サンプルと比
較し本発明のサンプルの濃度が高かったが、これは試薬
層が硬化されたため膜質が強く、展開層が試薬層に陥没
していないことによるものであることが分った。
次にメタリルアルコール共重合体の合成例を示す。
合成例1 反応容器の中にメタノール220m1.蒸留水80m1
,7クリルアミド3011.N−ビニル−2−ピロリド
ン30g及びメタリルアルコール5gを入れ攪拌しなが
ら十分窒素置換する。アゾビスイソブチロニトリル0.
5gを加え60℃で2時間攪拌する。次いで、アセトン
中に反応物を投下し生成物を沈殿せしめる。十分乾燥し
た9ち20%(重量)の浴液を調整し、B型粘度計で粘
度を測定した結果420cp(40℃)あった。また、
元素分析値ばC: 57.85 % 、 H: 7.7
0 cs、 N :15.64%であった。
この共重合体溶液にホルマリン、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム(SDS) 、触媒とし塩酸を添加し
、170μのポリエチレンテレフタレート支持体上に厚
み26μとなるように塗布、60℃で20分間乾燥した
。各々のサンプルを膨潤膜を用い、37℃で平衡膨潤膜
厚を測定し、元の膜厚に対する膨潤倍率を求めた。硬化
剤としてホルマリンを添加したサンプルはホルマリン添
加量の多いほど膨潤率が低く、硬化が進んでいることを
示しているのに対し、ホルマリンを添加しないサンプル
は37℃の蒸留水に浸すと直ちに溶解した。
したがって、本発明の硬化性樹脂を用いると温和な条件
で硬化ができる(メタリルアルコールの水酸基が含まれ
ている。)ことが示された。
合成例2 攪拌装置付の反応容器にメタノール120++J!。
蒸留水95m1.アクリルアミド30g、メp IJ 
/l/アルコール5g及びアゾビスイソブチロニトリル
180mqを加え、窒素置換したのち60℃で2時間攪
拌した。生成物はアセトン中に投下し粉末としたのち6
0℃で真空乾燥した。収ffi 28.5 g(収率8
1.4%)。20%水溶液の粘度は500cp(B型粘
度計40℃)であった。元素分析値は次の通りであった
C:52゜17%、Hニア、42%、N:17.90%
合成例3 攪拌装置付の反応容器にメタノール140 m、l 。
蒸留水85m/!、アクリルアミド32.!iT、アク
リルiffFM、メタリルアルコール5II及び2.2
7−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)2o
orn9を加え窒素置換後60℃で2時間攪拌した。生
成物はアセトンに投下して粉末としてから60℃で真空
乾燥した。
収量35!9(収率83.3%)。20チの水溶液の粘
度は350 cpであった(B型粘度計、40℃)。
元素分析値は次の通りであった。
C:51.58係、Hニア、09%、N:15.93チ
〔発明の効果〕 本発明の乾式分析要素は非蛋白性親水性ポリマーバイン
ダーが架橋硬化可能なため架橋便化してよって該層に充
分な強度を与えることができる。その結果、製造、保存
、使用が容易になる。また、総蚕白あるいはアルブミン
分析用に使用した場合に発色光学濃度が高く、測定精度
、感度ともに向上することが認められた。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メタリルアルコールとアクリルアミドもしくはそ
    の誘導体、アクリル酸、メタクリル酸もしくはそれらの
    誘導体又はN−ビニル−2−ピロリドンとの共重合体を
    親水性ポリマーバインダーとして少なくとも一層に含む
    乾式の一体型多層分析要素
  2. (2)親水性ポリマーバインダーが架橋された前記共重
    合体である特許請求の範囲(1)に記載の多層分析要素
  3. (3)親水性ポリマーバインダーが架橋されていない前
    記共重合体である特許請求の範囲(1)に記載の多層分
    析要素
  4. (4)共重合体がメタリルアルコールとアクリルアミド
    又はN−ビニル−2−ピロリドンとを共重合して得られ
    たものである特許請求の範囲(1)に記載の多層分析要
  5. (5)分析対象物がアルブミンである特許請求の範囲(
    1)に記載の多層分析要素
  6. (6)分析対象物が総蛋白である特許請求の範囲(1)
    に記載の多層分析要素
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