JPS6213729Y2 - - Google Patents

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JPS6213729Y2
JPS6213729Y2 JP19515081U JP19515081U JPS6213729Y2 JP S6213729 Y2 JPS6213729 Y2 JP S6213729Y2 JP 19515081 U JP19515081 U JP 19515081U JP 19515081 U JP19515081 U JP 19515081U JP S6213729 Y2 JPS6213729 Y2 JP S6213729Y2
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sand
case
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casting
frame
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、型ばらし後の鋳造品を複数個1まと
めにして冷却用バケツト等の冷却用搬送装置に移
し変えるための鋳造品用フイーダに関し、特に受
け入れた鋳造品を傾動により搬出するようにした
傾動式のものに関する。
一般に、各種鋳造工程においては、鋳造後に型
ばらしされた鋳造品をオシレートコンベアで搬送
しながら鋳造品に付着した鋳物砂を落とし、次い
でこの鋳造品を複数個ずつ鋳造品用フイーダに移
し変えて他の鋳造品と縁切りしたのちこの1まと
めの鋳造品をコンベアで移送される冷却用バケツ
ト等に移し変えて空冷する後処理が行われる。
そして、上記のような鋳造品用フイーダとして
は、従来、オシレートコンベアの先側にもう1つ
のオシレート式の水平姿勢のフイーダを設置し、
このフイーダの冷却用バケツト側に開閉シヤツタ
を設け、オシレートコンベアから投入された鋳造
品を上記シヤツタを閉じて受け止め、搬出時には
上記シヤツタを開けて鋳造品を排出するようにし
たシヤツタ式のものと、冷却用バケツト側前方が
開放されたケースを水平な軸で前後方向に揺動自
在に支持し、鋳造品の投入時にはケースをバケツ
トに対して後傾状態(ケース床板の前方側が後方
側より高くなる状態)にして鋳造品を受け入れ保
持し、搬出時にはケースを前傾状態(床板の前方
側が後方側より低くなる状態)に傾動させて鋳造
品を搬出するようにした傾動式のものとが知られ
ている。しかし、前者のシヤツタ式のものでは、
鋳造品がシヤツタに噛み込んでシヤツタが動かな
く虞れがあること、およびシヤツタの剛性を大き
くする必要があることなどから、後者の傾動式の
ものが主流である。
ところで、鋳造品に鋳物砂が付着したままであ
ると、その放熱作用の低下によつて冷却効率が極
端に悪くなる。そのため冷却用バケツトに移し変
えるまでに鋳造品から鋳物砂を可及的に除去して
おく必要がある。
そのため、従来、このような要求を満たすべ
く、上記傾動式の鋳造品用フイーダにおいてその
ケース床板にスリツト状またはパンチ孔状の砂回
収口を形成して、ケースを振動させることによ
り、鋳造品から鋳物砂を除去するとともに、該除
去した鋳物砂を上記砂回収口から落下させて回収
するようにして、砂除去機能と併せて砂回収機能
を持たせるようにしたものが提案されている。
しかし、その場合、砂回収口がケース床板に形
成されているため、該砂回収口の大きさが大きい
と、砂回収口に鋳造品の鋳ばり等が引つ掛つて鋳
造品の搬出がうまく行われず、逆に小さいと、鋳
物砂が充分に落下しなくなつて砂回収効率が低下
するという背反した問題があつた。
本考案はかかる諸点に鑑みてなされたものであ
り、上記した傾動式の鋳造品用フイーダの床板を
従来の如き平面構造とせずに後方側が高くなつた
階段構造とし、かつその各段の縦部分に砂回収口
を形成することにより、上記階段構造の床板によ
つてオシレートコンベアから投入された各鋳造品
の姿勢を不規則に保持して鋳物砂の落下を促進し
その回収効率を高めるとともに、搬出時砂回収口
による鋳造品の引つ掛かりを防止するようにし、
よつて良好なる鋳造品搬出機能と砂回収機能とを
併有するようにした傾動式の鋳造品用フイーダを
提供せんとするものである。
すなわち、本考案は、型ばらし後の鋳造品を受
けて鋳物砂を除去しながら冷却用搬送装置へ搬出
するようにした鋳造品用フイーダであつて、水平
な軸により上記搬出装置に向つて前後方向に揺動
自在に支持されたフレームと、該フレームを前傾
状態の鋳造品搬出姿勢および後傾状態の鋳造品保
持姿勢に傾動制御する駆動手段と、上記フレーム
に弾性体を介して支持されたケースと、該ケース
を振動させるバイブレータとを備え、上記ケース
は、床板と左右の側壁と後壁とからなり、上記床
板の前方が開放されており、上記床板は、後壁側
が高くなつた階段構造に形成されその各段の縦部
分に砂回収口が形成されているとともに、各段の
高さが鋳造品の厚みより低くなつていて、かつ各
段の横部分がその下側の砂回収口位置より前方に
突出していることを特徴とするものである。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図および第2図において、1は鋳造ライン
のフロア2から所定高さの位置に水平に設置され
たオシレートコンベアであつて、該オシレートコ
ンベア1の始端は鋳型を型ばらしする型ばらし装
置(図示せず)に接続され、該型ばらし装置で型
ばらしされた鋳造品B1,B1,…,湯口B2等をオ
シレートコンベア1に載置して該コンベア1の振
動により砂落とししながら移送するようになされ
ている。
一方、3は上記オシレートコンベアの終端部か
ら所定距離離れてフロア2近傍に配設された冷却
用搬送装置としての冷却用バケツトであつて、該
バケツト3は、紙面と直交する方向に間欠移動す
るトロリコンベア(図示せず)からハンガ4を介
して吊り下げられており、鋳造品B1,B1,…を
間欠搬送しながら空冷するためのものである。
上記オシレートコンベア1の終端部と冷却用バ
ケツト3との間のフロア2上には支持台5が設置
され、該支持台5には水平な軸7を介してフレー
ム6が、その軸廻りに揺動自在に支持されてい
る。また、上記フレーム6の後端部(図で右端
部)には、フロア2に固定された駆動手段を構成
するシリンダ8のピストンロツド8aが連結され
ており、該シリンダ8の伸縮作動により上記フレ
ーム6をそれぞれ前傾状態(フレーム6の前側部
が後側部より低い状態)の鋳造品搬出姿勢および
後傾状態(フレーム6の前側部が後側部より高い
状態)の鋳造品保持姿勢に傾動制御するように構
成されている。
さらに、上記フレーム6には、床板9と左右の
側壁10,10と後壁11とからなり、前方(冷
却用バケツト3側)および上方が開放されたシヨ
ベル状のケース12が弾性支持されている。すな
わち、第1図に示すように、ケース12の左右の
側壁10,10の外面に、前後に対向する垂直ブ
ラケツト10a,10aと、該前側の垂直ブラケ
ツト10aから前方へおよび後側の垂直ブラケツ
ト10aから後方へそれぞれ水平に延びる水平ブ
ラケツト10b,10bとを突設する一方、上記
両垂直ブラケツト10a,10a間におけるフレ
ーム6に支持部材6aを配置し、該支持部材6a
と各垂直ブラケツト10aとの間をスプリング1
3で弾設し、かつ上記各水平ブラケツト10bと
フレーム6との間をスプリング14,14で弾設
することにより、ケース12を弾性体13,14
を介してフレーム6に支持するように構成されて
いる。
また、上記ケース12の後部には自己振動式の
バイブレータ15が固設され、該バイブレータ1
5の作動によりケース12を前後方向(鋳造品送
り方向)に振動させるように構成されている。
そして、上記ケース12の床板9は、第2図に
示すように、後壁11側が高くなつた2段の階段
構造に形成され、その各段の縦部分9a(階段に
おける蹴込みに相当する部分)および上記後壁1
1の下部には第3図に示すように複数の砂回収口
16,16,…が形成されている。また、上記各
段の横部分9b(階段における踏板に相当する部
分)はその下側の上記砂回収口16の位置より前
方(冷却用バケツト3側)に若干寸法だけ廂状に
突出し、かつ各段の高さは搬送する鋳造品B1
厚みより低くなるように形成されている。なお、
上記ケース12の床板9の各横部分9bには多数
の小孔状の補助砂回収口17,17,…が形成さ
れ、またケース12の後壁11の内面には、鋳造
品B1,B1,…が後壁11の砂回収口16,1
6,…を閉塞するのを防止するためのガイド板1
1aが取り付けられている。以上により、オシレ
ートコンベア1から型ばらし後の鋳造品B1
B1,…を受けて鋳物砂B3を除去しながら冷却用
バケツト3へ搬出するようにした本考案に係る傾
動式の鋳造品用フイーダAが構成されている。ま
た、18は該鋳造品用フイーダAのケース12下
方のフロア2上を回行する砂回収用コンベアであ
る。
次に、上記実施例の作動について説明すると、
予め、鋳造品用フイーダAの駆動手段としてのシ
リンダ8を収縮作動させてフレーム6および該フ
レーム6に弾性支持されたケース12を後傾状態
の鋳造品保持姿勢にするとともに、バイブレータ
15を作動させてケース12をフレーム6に対し
て前後方向に振動させておく。
この状態において、型ばらし装置で型ばらしさ
れた鋳造品B1,B1,…をオシレートコンベア1
で移送して該オシレートコンベア1からフイーダ
Aのケース12内に所定数(図では6個)投入す
ると、投入された各鋳造品B1は、振動するケー
ス12に合せて前後方向に振動し、この振動によ
つて各鋳造品B1に付着していた鋳物砂B3がはが
れてケース12の後傾状態の床板9上に落ち、こ
の床板9上の砂B3は床板9の縦部分9aの各砂
回収口16を通つて砂回収用コンベア18上に落
下して回収される。
その場合、上記ケース12の床板9が後壁11
が高くなつた階段構造に形成されているため、オ
シレートコンベア1からケース12内に投入され
た複数個の鋳造品B1,B1,…は各々不規則な姿
勢となつて床板9上に載り、このことによつて落
下によるシヨツク,バイブレータ15による振動
等で各鋳造品B1からはがれた鋳物砂B3が鋳造品
B1間を通つて砂回収口16,16,…から搬出
される、よつて砂回収効率を高めることができ
る。
また、上記ケース12床板9の各段の横部分9
bが下側の砂回収口16位置より前方に突出し、
かつ該各段の高さ寸法が鋳造品B1の厚みより低
いことにより、鋳造品B1,B1,…のばりが砂回
収口16,16,…に喰込むのを未然に防ぐこと
ができ、砂回収口16が閉塞されて鋳物砂B3
ケース12内に溜るという虞れが全くなく、よつ
て鋳物砂B3の回収を効果的に行つて上記回収効
率をより向上させることができる。
尚、上記鋳造品B1,B1,…をフイーダAのケ
ース12内へ投入する際、鋳造品B1,B1,…以
外に湯口B2や鋳物砂B3の塊り等もいつしよに投
入されるが、ケース12の振動に伴い、上記湯口
B2等は鋳造品B1,B1,…と同様にして砂落とし
され、また鋳物砂B3の塊りは粉砕されて微粒状
の砂になつたのち回収される。
このような砂落とし操作を所定時間継続して鋳
造品B1,B1,…や湯口B2等に付着した砂B3がな
くなつた時点で、上記シリンダ8を伸張作動させ
てフレーム6およびケース12を第2図仮想線で
示す如く鋳造品搬出姿勢に傾動させると、鋳造品
B1,B1,…等は前傾したケース12の床板9上
を滑り落ちて冷却用バケツト3内へ移し変えられ
る。
その際、上記各砂回収口16が階段構造の床板
9の縦部分9aに形成され、しかも上記の如く鋳
造品B1の厚みが各段の高さ寸法より大きいこと
により、鋳造品B1が砂回収口16に引つ掛かる
ことはなく、鋳造品B1,B1,…の搬出をスムー
ズに行うことができる。
尚、上記搬出操作後、シリンダ8の収縮作動に
よりフレーム6およびケース12は直ちに当初の
鋳造品保持姿勢に傾動し、次の鋳造品B1等の投
入に備える。
尚、上記実施例では、フレーム6(ケース1
2)を傾動させる駆動手段として、シリンダ8を
用いたが、その他リンク機構等各種の機構を使用
してもよいのは言うまでもない。
また、冷却用搬送装置としては、上記実施例の
如きバケツト3の他に種々の搬送手段が採用可能
である。
以上述べたように、本考案の傾動式の鋳造品用
フイーダによれば、フレームに弾性支持されかつ
冷却用搬送装置に対し前後方向に傾動するケース
の床板を後壁側が高くなつた階段構造にし、該階
段構造の縦部分に砂回収用口を形成したものであ
るので、ケース内に投入される鋳造物の姿勢を不
規則にして砂の回収効率を高めることができると
ともに、搬出時の鋳造品の砂回収口による引つ掛
かりを防止して鋳造品をスムーズに搬出させるこ
とができ、よつて砂回収効率の向上および搬出の
円滑化を同時に満足することができるものであ
る。
さらに、上記ケース床板の各段の横部分を下側
の砂回収口位置より前方に突出させ、かつ各段の
高さを鋳造品の厚みより低くしているので、砂落
とし時の鋳造品の鋳ばりによる砂回収口の閉塞防
止および搬出時の砂回収口による鋳造品の引つ掛
かりのより確実な防止を図ることができ、よつて
上記砂回収効率の向上および搬出の円滑化という
効果の発揮をより確実化することができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を例示するもので、第1
図は鋳造品保持姿勢での正面図、第2図は同縦断
面図、第3図に第2図の−線断面図である。 1……オシレートコンベア、3……冷却用バケ
ツト、6……フレーム、7……軸、8……シリン
ダ(駆動手段)、9……床板、9a……縦部分、
9b……横部分、10……側壁、11……後壁、
12……ケース、13,14……スプリング、1
5……バイブレータ、16……砂回収口、A……
鋳造品用フイーダ、B1……鋳造品、B3……鋳物
砂。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 型ばらし後の鋳造品を受けて鋳物砂を除去しな
    がら冷却用搬送装置へ搬出するようにした鋳造品
    用フイーダであつて、水平な軸により上記搬送装
    置に向つて前後方向に揺動自在に支持されたフレ
    ームと、該フレームを前傾状態の鋳造品搬出姿勢
    および後傾状態の鋳造品保持姿勢に傾動制御する
    駆動手段と、上記フレームに弾性体を介して支持
    されたケースと、該ケースを振動させるバイブレ
    ータとを備え、上記ケースは、床板と左右の側壁
    と後壁とからなり、上記床板の前方が開放されて
    おり、上記床板は、後壁側が高くなつた階段構造
    に形成され、その各段の縦部分に砂回収口が形成
    されているとともに、各段の高さが鋳造品の厚み
    より低くなつていて、かつ各段の横部分がその下
    側の砂回収口位置より前方に突出していることを
    特徴とする傾動式の鋳造品用フイーダ。
JP19515081U 1981-12-24 1981-12-24 傾動式の鋳造品用フイ−ダ Granted JPS5895911U (ja)

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JPS5895911U JPS5895911U (ja) 1983-06-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0726045Y2 (ja) * 1990-08-08 1995-06-14 東芝機械株式会社 部分加振形鋳枠砂落し装置

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JPS5895911U (ja) 1983-06-29

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