JPS6213706A - 油圧式弁間隙調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 従来のかかる装置にはその内部全体社同−粘度の油が前
もって封入されている。粘度の低い油で満たされている
場合、装置から油が外部に漏れ出しやすく高圧室以外に
保たれるべき油の量が不足し、エンジン組付時またはエ
ンジン起動時に高圧室に空気が入り込んで大きなバルブ
ラッシュ音を発するなどの異常をきたす場合がある。

また粘度の高い油が封入されていた場合には、高圧室以
外の油の漏れは軽減できるが、高圧室からシリンダとプ
ランジャとの嵌合を通過する油が流れにくくなり、シリ
ンダヘッド組付時に本装置が自由伸長位置から動弁系セ
ット位置まで変位するのに時間がかかりエンジンの組付
に要する時間が長くなる欠点があった。セット位置まで
短縮するまで十分な待ち時間をおかないと、エンジンバ
ルブ同志が干渉し合ったり、バルブとピストンとが干渉
したりして正常なエンジン組付を阻害する。

本発明は前述の２つの問題点を同時に解決すべくなされ
たものであり、高圧室にエンジン油よりも粘度の低い油
をそれ以外の部分に高圧室よりも粘度の高い油を封入す
ることにより、装置内部の油は外部に漏れにくクシ、同
時にエンジン組付時に装置が素早く最適位置に短縮する
様にしたものである。

以下添付図面を参照して本発明の２つの実施例について
説明する。

第１図および第２図において、一端閉塞の中空円筒シリ
ンダーの内部に中空円筒プランジャ２が摺動自在に嵌入
され前記プランジャ２のシリンダ閉塞端側にチェック弁
３を配し、対向端は直接（第１図）又はシリンダボディ
ーａ（第２図）を介して閉塞され、プランジャ内部にリ
ザーバ室４が形成される。シリンダ閉塞端側にはプラン
ジャ２を反発すべくリターンスプリング５が置かれ、シ
リンダーとプランジャ２とで囲まれる高圧室６講 １　　　　　が形成され、前記チェック弁３はリザーバ
室４から高圧室６側へ一方向に油が流れるように置かれ
ている。リザーバ室４は第１図に示す例ではプランジャ
２の中央付近に設けられた第１給油穴７とシリンダ１に
設けられた第２給油穴８を通して外部と連通している。

第２図に示す例では、第１給油穴７はシリンダボディ１
ａの閉鎖頂壁内面に設けられ、シリンダボディ１ａに設
けられた第２給油六８から供給される油をリザーバ室４
に導くようになっている。

エンジンに組付前には高圧室６にはエンジン油よりも粘
度の低い油が封入され、かつ、その他の空間少なくとも
リザーバ室４は高圧室６よりも粘度の高い油で満たされ
ている。

第１図に示す本発明の第１の実施例では高圧室に軽油を
、リザーバ室にエンジン油を用いた。又第２図に示す第
２の実施例では高圧室６にエンジン油より粘度の低い油
を用い、リザーバ室４に高圧室より高い粘度の油を封入
した。

第１図に示す油圧式弁間隙調整装置はシリンダ１がシリ
ンダヘッドに取付られ、プランジャ２は他の動弁系部品
であるロッカーアーム９に接し、本発明では高圧室には
エンジン油よりも粘度の低い油を封入し、かつリザーバ
室に代表されるその他の空間には高圧室より粘度の高い
油を封入することによりこれらの不都合を解消すること
が出来た。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例による油圧式弁間隙調整装
置の断面図。 第２図は本発明の第２実施例による油圧式弁間隙調整装
置の断面図である。 １・・・シリンダ、２・・・プランジャ、６・・・高圧
室。 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シリンダとプランジャとで囲まれてなる高圧室内にエン
   ジン油よりも粘度の低い油を封入し、かつ、それ以外の
   空間には高圧室よりも粘度の高い油を封入したことを特
   徴とする内燃機関の油圧式弁間隙調整装置。