JPS62136380A - 貫通ドライバおよびその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は貫通ドライバの技術分野で利用され特にその
構造および製造方法に関するものである。

（従来の技術） 貫通ドライバは、柄の後端においてドライバビットの後
端と連接した尻金が設けられ、この尻金をハンマーで叩
くようになっている。しかしこの尻金は単に柄に押し込
んである場合が多く、抜けやすいという欠点があった。

さらにドライバビットの後端に尻金を溶接して一体化し
てから柄に押し込むようにした場合は尻金か外れろこと
はないが、柄とドライバビットとの回り止めが不完全で
あると（・う問題点かあった。

（発明が解決しようとする問題点） この発明は、従来の貫通ドライバにおいて尻金が外れや
すく、また尻金を外れぬようにドライ／（ビットと一体
化しようとすると、ドライノ（ビットと柄との間の回り
止めが不完全となるという問題点を解決しようとするも
のである。

（問題点を解決するための手段） この発明において前記の問題点を解決するための手段を
、図面を参照しつつ説明する。

この発明の貫通ドライノ（１は、ドライノくビット。

２が、その基端部（図において右側部分）２ａ％が柄３
内部に固定されて一体化されている。そして柄３はドラ
イバビット２の後端（図にお〜・て右端）２ｂから後方
に向けて空胴３ａが形成して設けられろ。そして一方空
胴３ａの底部３ｂは中高状に形成されており、さらに空
胴３ａには先端部４ａが筒状になった尻金４が圧入され
る。この圧入によって尻金４の先端部４ａは空胴３ａの
底部３ｂの中高状の斜面によって拡張され、空胴３ａの
内面に食い込み固定される。

この貫通ドライバ１の製造方法は、柄３は合成樹脂成形
で製作され、この成形時にドライバビット２が一体に埋
込まれると共に、このドライバビット２の後端２ｂに接
して中高状金具５を同時に埋設して一体に成形する。そ
してさらにこの成形時に中高状金具５より後方な空胴３
ａに成形し、この空胴３ａに前記と同様に尻金４を圧入
するものである。

（作　用） 次に前記の手段になる貫通ドライバ１０作用につき述べ
る。

貫通ドライバ１は尻金４が圧入される空胴３ａの底部３
ｂの中高状の斜面によって、尻金４の先端部４ａが拡張
されて空胴３ａの内面に食い込み尻金４の抜は止めをは
たす。またドライバビット２は柄３に打ち込む必要がな
いから、ドライバビット２と柄３との相互の回り止めも
完全とすることができる。

（実施例） 以下この発明の実施例を図面を参照しつつ詳述する。

ドライバビット２はその基端部２ａの一部に突起部２ｃ
が形成され、柄３と一体に成形したときの抜は止めおよ
び回り止めを確実とする。

柄３は周知の２つ割りの雌型Ｍ１によって成形される。

この成形時において雌型Ｍ１の中央部から前部にかけて
ドライバビット２の基端部２ａを挿入し、さらに先端部
が磁化された円柱状の芯型Ｍ２の先端部に鋼板を傘状に
成形した中高状金具５を図示のように吸着しておいて雌
型Ｍ１　　の内部でドライバビット２の後端２ｂに当接
させた状態とし、雌型Ｍ１内の空間に溶融合成樹脂を圧
入して、柄３の外形を成形する。そして成形後芯型Ｍ２
を抜き去ると空胴３ａが形成される。その後ドライバビ
ット２および柄３の前端を同時に支持した状態で柄３の
後方から尻金４を空胴３ａ内に圧入するものである。な
お尻金４は金属製とし、その先端部４ａは孔４ｂを穿設
して筒状として圧入時の拡張を容易ならしめろと共に、
先端部４ａの外周は軸方向に多くの溝４ｃを形成して、
圧入時の締付をより強化させである。

中高状金具５は傘状とする他、第４図図示のように鋼球
としてもよい。

このようにドライブビット２と尻金４との間に中高状金
具５を介在させることにより、尻金４を叩いたときに、
その衝撃を緩和させる効果がある。

しかしながら別に中高状金具５を使用せず、代りにドラ
イバビット２の後端２ｂを直接中高状に形成してもよい
。

（発明の効果） この発明の貫通ドライバおよびその製造方法は前記のと
おりであるから、尻金な柄に強固に取り付けうるのみな
らず、ドライバビットと柄との回り止めも強固となしう
るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面はいずれもこの発明の実施例を示し、第１図は全体
の縦断側面図、第２図は柄を成形する状態を示す縦断側
面図、第３図は圧入前の尻金め縦断側面図、第４図は第
１図ないし第２図とは異なる実施例の要部縦断側面図で
ある。 １・・・貫通ドライバ、２・・・ドライバビット、２ａ
・・・基端部、２ｂ・・・後端、３・・・柄、３ａ・・
・空胴、３ｂ・・・底部、４・・・尻金、４ａ・・・先
端部、５・・・中高状金具。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）貫通ドライバにおけるドライバビットはその基端
   部が柄の内部に固定されて一体に組み付けられており、
   前記柄は前記ドライバビットの後端から後方に向けて空
   胴が設けられ、この空胴の底部は中高状に形成され、さ
   らに空胴には先端部が筒状の尻金が圧入され、この尻金
   の前記先端部が前記中高状の斜面によって拡張されて前
   記柄の空胴の内面に食い込んでいることを特徴とする、
   貫通ドライバー。
2. （２）前記中高状は前記空胴の底部に埋設された中高状
   金具によって形成されている特許請求の範囲第１項記載
   の貫通ドライバ。
3. （３）合成樹脂によって柄を成形するとき、ドライバビ
   ットを一体に埋込むと共にこのドライバビットの後端に
   接して中高状金具を埋設し、さらにこの中高状金具より
   後方を空胴に成形し、この空胴内に先端部が筒状の尻金
   を圧入し、この尻金の先端部を前記中高状金具の斜面に
   よって拡張して前記空胴の内面に食い込ませることを特
   徴とする、貫通ドライバの製造方法。