JPS62134832A - 光学ヘツド用アクチユエ−タ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、光学ヘッド用の電磁アクチュエータに関し、
更に詳しくは、ギャップ中ですべり案内される可動体中
にコイルを内蔵させてギャップ長方向の振動を防止した
アクチュエータに関するものである。

［従来の技術］ 光デイスクシステムにおいて情報の読み取りや書き込み
を行うのに半導体レーザを使用した光学ヘッドが用いら
れている。光学ヘッドはレーザビームを対物レンズで集
光して光デイスク面上のピット部に照射するが、その際
に所定の位置に正しく焦点を結ぶように制御しなければ
正確な情報の読み出しや書き込みを行うことはできない
。このため対物レンズは少なくともフォーカッレンズ方
向とトラッキング方向の２方向に移動自在に支持されか
つ駆動できるように構成される。

従来技術では、例えば第５図に示すように、ヨーク１０
゛の内面に永久磁石、１２を取り付けて磁気ギャップ１
４を形成した磁気回路と、上部中央に対物レンズ１６を
取り付け、側面にフォーカッレンズコイル１８およびト
ラッキングコイル２０を有するボビン２２とを組み合わ
せた構成である。前記各コイル１８．２０が磁気ギャッ
プ１４内に位置し、コイルに流れる電流と磁界との相互
作用によって生じる電磁力によって対物レンズ１６をフ
ォーカソシング方向Ｆ（同図において上下方向）および
トラッキング方向（同図において紙面の表裏方向）に駆
動可能である。

［発明が解決しようとする問題点］ 従来技術ではコイル１８．２０およびポビン２２は磁気
ギャップ１４中に挿入され両側に空間が存在するため、
ギャップ長方向（矢印Ｇで示す）へも移動可能であり、
対物レンズ１６を駆動する際にこの方向への振動が生し
易い。この振動はジッタとなり時間軸上の振動して現れ
るため、特に高速動作させる場合にその影響が甚だしく
なり、ビームスポットの位置決め精度が低下し情報の読
み誤りを生じ易い等の欠点が生じる。

本発明の目的は、上記のような従来技術の欠点を解消し
、フォーカソレング方向とトラッキング方向以外の方向
への振動を防止して、ビーＪ、スポットの位置決め精度
を向上させ情報の読み誤りが生じ難いようにした光学ヘ
ッド用アクヂュエータを提供することにある。

［問題点を解決するための手段］ 上記のような目的を達成することのできる本発明は、必
要なコイルを可動体中に内蔵させ、その可動体を磁気ギ
ヤツブ中ですべり案内されるように両側の部材で接触保
持させた光学ヘッド用アクチュエータである。

可動体は僅かな力でスムーズに動く必要がある。そのた
め可動体と磁気回路構成部材との対向面を摺動容易な構
造としてもよいが、磁気回路構成部材あるいは可動体の
一方もしくはそれらに挾まれる部材にベアリング等を組
み込んで極く小さな摩擦抵抗でスムーズに動きＤｉる構
造とするのがよい。

［作用］ 可動体は磁気回路のギャップ内ですべり案内されるから
、ギャップ長方向の移動は完全に防止され、ある決まっ
た面内でのめ移動自在となる。このため高速動作を行わ
せても従来技術のようなギャップ長方向の振動は発生せ
ず、ビームスポットの位置決め精度を向上させることが
でき、それによって誤動作の発生を抑えることが可能と
なる。

［実施例］ 第１図は本発明に係る光学ヘッド用アクチュエータの基
本的な構成を示す分解斜視図であり、第２図はその磁気
回路部分の断面図である。中央に光ビームが通過する貫
通孔３０を備えたベース板３２の両側にそれぞれ断面Ｕ
字型のヨーク３４が立設される。その外側ヨークの内面
に永久磁石３６が貼着されて磁気回路が構成され、その
磁気ギャップ３８内に可動体４０が挿入される。

この可動体４０は、断面Ｕ字型の枠体４２の内部にフォ
ー力ッシングコイル４４および複数のトラッキングコイ
ル４６を収納し充填材４８により所定の位置に埋設した
構造である。コイル４４．４６はそれぞれ四角形状に型
巻きした構造であり、フォー力ソシングコイル４４はそ
の底辺が丁度磁気ギャップ中に位置し、またその底辺近
傍に配設されたトラッキングコイル一つ ４６は、その中央側の側辺部が丁度磁気ギャップの中央
に位置するように設置される。このような２つの可動体
４０は、対物レンズ５０を搭載したレンズ保持板５２の
両端から垂設される。

組み立てた状態の断面を第２図に示す。可動体４０はフ
ォー力ッシング方向Ｆおよびトラッキング方向（同図に
おいて紙面の表裏方向）には摺動自在であるが、ギャッ
プ長方向（矢印Ｇで示す）には移動が規制され、その方
向への振動は生じない。つまりフォーカッレングコイル
４４に電流を流せば、磁界との相互作用によって対物レ
ンズ５０はフォーカッレング方向Ｆに駆動されるし、ま
たトラッキングコイル４６に電流を流せば、磁界との相
互作用によってトラッキング方向Ｔに駆動されるが、そ
れらの駆動の際にギャップ長方向Ｇへの振動は全く発生
しないことになる。

このように構成した光学ヘッド用アクチュエータは、そ
の駆動周波数に対する振動特性をグラフに描いた第３図
の特性曲線Ａから判るよう′２Ａ− に高周波側のリニアリティーが延び、基本共振強度が下
がる。これに対して従来の構造、即ちコイルが磁気ギャ
ップ中で全くフリーに存在する場合は特性曲線Ｂに示す
ように周波数がそれほど高くない領域で微小振動が生じ
ている。

本発明においては可動体と磁気回路構成部材との間のす
べり案内の摩擦抵抗を極力小さくすることが重要である
。そのためには例えは第４図に示すようにベアリングを
介在させるのも有効である。基本的な考え方は前記実施
例の場合と同様だから、対応する部分には同一符号を付
し、それらについての記載は省略する。この実施例では
、永久磁石３６の表面に水平方向にＶ溝６０を備えた第
１の案内板６２を設け、可動体４０の対向面には垂直方
向に■溝６４を形成した第２の案内板６６を取り付けて
いる。そしてそれらの間に、両側にベアリング６日を回
転自在に突出させたベアリング板７０を介装した構造で
ある。それぞれのベアリング板４中対応するＶ溝６０，
６４に嵌まり、その■溝６０゜６４に沿って回転移動す
るため可動体４０は摩擦係数が少ない杖態でフォー力７
シング方向Ｆおよびトラッキング方向Ｔに移動できる。

以上本発明の好ましい実施例について説明したが、本発
明はこのような構成のみに限定されるものでないこと熱
論である。上記の各実施例ではフォーカッレングコイル
はそれぞれ対応する可動体内に別々に埋設されているが
、両方の可動体内に収納されるように水平方向に巻き付
けた構造としてもよい。また磁気回路構造部材側もしく
は可動体側のどうらか一方に複数個のベアリングを埋設
し、反対側の面は平面にして可動体を一定の面内で移動
自在としてもよい。

［発明の効果］ 本発明は上記のようにコイルを内蔵する可動体が磁気ギ
ャフプ中ですべり案内され、ギャップ長方向への移動が
規制されて一定の面内でのみ移動可能な構成としたため
、対物レンズをフォーカッレング方向あるいはトラッキ
ング方向に駆動する際にギャップ長方向の振動が生じず
、そのためビームスポットの位置決め精度を向上でき、
また時間軸上に現れる振動（雑音）も防止でき、情報の
読み誤り等の発生が生じ難くなる優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る光学ヘッド用アクチュエータの一
実施例を示す分解斜視図、第２図はその磁気回路部分の
断面図、第３図は本発明品と従来技術の駆動周波数に対
する振動特性を示すグラフ、第４図は本発明の他の実施
例を示す部分説明図、第５図は従来技術の一例を示す説
明図である。 ３４・・・ヨーク、３６・・・永久磁石、３８・・・磁
気ギャップ、４０・・・可動体、４２・・・枠、４４・
・・フォー力ッシングコイル、４６・・・トラッキング
コイル、４８・・・充填材、５０・・・対物レンズ。 特許出願人　　富士電気化学株式会社 代　　理　　人　　　　　茂　　見　　　　　積第１図 ３ｏ　　　　　３２

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、磁気回路のギャップ中にコイルを配置して対物レン
   ズを駆動する光学ヘッド用アクチュエータにおいて、前
   記ギャップ中ですべり案内される可動体を設け、該可動
   体中にコイルを内蔵させたことを特徴とする光学ヘッド
   用アクチュエータ。