JPS62133291A - シ−ルド掘進機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、特に急曲線状の目前ができるシールド［屈通
接に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、この種の屈曲式シールドｌ屈通接として、例えば
特開昭５６−１５６３９２号公報に記載されたものを挙
げることができる。同公報に記載のものは、シールド１
屈進機の外殻を長手方向に分割し、その分割胴を直径方
向の両端に位置するピンで屈曲自在に連結すると共に、
内周に屈曲用ジヤツキを均等に配置し、分割胴の連結部
間の間隙を覆う可撓性カバーを設けたものである。

したがって、この従来のシールド掘進機は、曲線状の１
８！削を行う場合、屈曲用ジヤツキにより前側を後胴に
対して大きな角度に折り曲げることができるので、余堀
りを少なくすることができるというものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、従来のシールド掘進機は上記のように構
成されおりシール機構を備えていないので、手掘式等の
開放式シールド１屈進機にしか適用できない。したがっ
て、加泥式、泥水加圧式、土圧式等の利用度の高い密閉
式シールド１屈進機には適用不可能な構造である。特に
、急曲線を１屈削する場合、セグメントの先端面に当接
してシールド掘進機を推進せしめる推進ジヤツキが前側
側に固定されていると急角度に折り曲げたとき、推進ジ
ャッキの軸線とセグメントの軸線との間に偏角を生し、
セグメントに対し水平荷重が加わり、このためセグメン
トの端面を破損したり、推進ジヤツキが後胴内壁と干渉
を起こしたりするなどの問題点があった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明に係るシールド掘進機は、前後に分割された前側
及び後胴をシール部材を介在させた球面継手により屈曲
自在に連結すると共に、その球面継手と同心に中空球面
継手を前側及び後胴の内部に設け、またセグメンＩ・の
先端面と当接する推進ジヤツキを後胴内周に配設したも
のである。

〔作　用〕

本発明においては、前側と後胴を連結するその間にシー
ル部材を介在させた球面継手によって、泥水の侵入を防
止しつつ急角度に折り曲げることがてき、後胴と同方向
に伸びる後胴内周に配設された推進ジヤツキによって、
球面継手と同心の中空球面継手を介して前側に推進力を
伝達する。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図により説明する。

第１図はこの実施例の縦断側面図、第２図は第１図Ａ部
の詳細図、第３図は推進ジヤツキの取付は状態図、第４
図は折り曲げ時の状態図である。

これらの図において、（１）及び（２）はそれぞれシー
ルドを屈通接の外殻を長手方向前後に２分割して形成さ
れた前側と後胴である。前側（１）と後胴（２）は、第
２図に拡大して示すように、その間にシール部材（３）
を介在させた球面継手（４）　（５）により屈曲自在に
連結されている。このために、前側（１）の後端部内周
はシール部材（３）を装着した凹状球面継手（４）に形
成されており、また後胴（２）のやや小径に形成された
先端部外周は凹状球面継手（４）と嵌合する凸状球面継
手（５）に形成されている。

球面継手（４）　（５１の中心Ｏと同心に中空球面継手
（６）（７）がそれぞれ前側（１）及び後胴（２）の内
部に係合状態に設けられている。すなわち、凹状の中空
球面継手（６）は前側（１）内に設けられた仕切壁（８
）の背面に固着されている。凹状中空球面継手（６）に
係合する凸状中空球面継手（７）は後胴（２）内に設け
られた環状板（９）の前面に固着されている。

前側（１）は内部に仕切壁（８）とその前方に駆動装置
ＱＯ）によって駆動されるカッター（１１）を備えてお
り、仕切壁（８）には駆動装置００）のほか泥水注入用
パイプ（１２）と排泥水用パイプ（１３）がそれぞれ合
成ゴム等の可撓性ジョインＩ−（１４）を介して取り付
けられている。

後胴（２）は環状板（９）の後方にエレクタ装置（１５
）を有し、そのエレクタ装置（１５）によって後方に削
孔用のセグメント（１６）’が組立施工される。また、
後胴（２）の後端部にはセグメント（１６）の外周を覆
うテールシール（１７）が設けられている。

次に、前側（１）を後胴（２）に対して屈曲させるため
に、第５図に示すように、所要数の屈曲用ジヤツキ（１
８）が連結部内周に均等に配置される。各々の屈曲用ジ
ヤツキ（１８）はピストンロッド（１９）先端が前側（
１）内に設けられたブラケッ１−（２１）にピン（２２
）により枢着されており、またピストンロッド（１９）
が摺動自在に嵌合するシリンダ（２０）の基端は後胴（
２）内の環状板（９）上に設けられたブラヶッＩ−（２
３）にピン（２４）により枢着されている。

後胴（２）を推進させるために、推進ジヤツキ（３０）
が第１図に示すように、後胴（２）の内周に軸線を平行
にして配設されている。また推進ジヤツキ（３０）は各
屈曲用ジヤツキ（１８）の間に交互に配置され、さらに
第３図に示すように、後胴（２）内の環状取付板（３３
）にシリンダ（３１）を挿通した状態で固着され、ピス
トンロッド（３２）の先端には偏心継手（３４）を介し
て抑圧体（３５）が偏心的に取り付けられ、抑圧体（３
５）によってセグメンＩ−（１Ｂ）の先端面を同心的に
押すようになっている。

次に、上記実施例の動作を説明する。

第５図において左側の屈曲用ジヤツキ（１８ａ）と右側
の屈曲用ジヤツキ（１８ｂ）について、第６図に示すよ
うな切換弁（２９）の位置では左側の屈曲用ジヤツキ（
１８ａ）は縮小し右側の屈曲用ジヤツキ（１８ｄｌは伸
長するので、前側（１）は後胴（２）に対して第４図に
おいて反時計方向に回転する。また切換弁（２９）を切
り換えて左側の屈曲用ジヤツキ（１８ａ）を伸長し右側
の屈曲用ジヤツキ（１８ｂ）を縮小させるときは、前側
（１）は後胴（２）に対して時計方向に回転する。

したがって、前側（１）及び後胴（２）はそれらを連結
する球面継手（４）　（５１によりシール部材（３）に
よるシール作用を受けながら水平面において左又は右方
向に屈曲する。

次に、推進ジヤツキ（３０）はその軸線が後胴（２）及
びセグメント（１６）の軸線と平行な状態で後胴（２）
の内周に配設されているので、ピストンロッド（３２）
を伸長せしめれば押圧体（３５）が先頭のセグメント（
１６）の先端面に当接しこれを真直ぐに押す。この場合
に推進ジヤツキ（３０）の推進力は中空球面継手（６１
（７１を介して前側（１）に伝達されるため、セグメン
１−（１６）に対して水平荷重を生じないのでセグメン
）　（１６）の端面を損傷させることはない。

なお、上記実施例ではシールド掘進機を水平面において
左右に屈曲させる場合について説明したが、上下或いは
斜めに屈曲させる場合もそれぞれの方向に屈曲用ジヤツ
キ（１８）を選定することによって同様に行えるもので
ある。

また、このシールド掘進機がローリングした場合にも屈
曲用ジヤツキの選定だけで対応できる。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、前側と後胴をシール部材
を介在させた球面継手により連結したので、加泥式、泥
水加圧式、土庄式等の密閉式シールド掘進機に適用可能
となり、また折り曲げ角度が大きく、シたがって急曲線
の１屈削を行うことができると共に、余１屈りを最小に
することができる。

もっとも、開放式シールド掘進機にも適用できることは
いうまでもない。また推進ジヤツキを後胴内周に軸線が
平行になるように配置したので、推進ジヤツキとセグメ
ントが同軸に位置することになり、推進ジヤツキによる
推進力の水平荷重がセグメントの端面に加わらないので
セグメント端面を損傷させたり、後胴内壁と干渉を起こ
したりすることがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の縦断側面図、第２図は第１図
Ａ部の詳細図、第３図は推進ジヤツキの取付は状態図、
第４図は折り曲げ時の状態を示す断面図、第５図は前側
及び後胴の連結部における屈曲用ジヤツキの配置図、第
６図は屈曲用ジヤツキの油圧回路図である。 （１）：前側、（２）；後胴、（３）：　シール部材、
（４１（５１７球面綿手、（６１（７）　：中空球面継
手、（１６）：セグメント、（３０）　：推進ジヤツキ
。 代理人　弁理士　　佐　藤　正　年 １−泊１１畠

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シールド掘進機の外殻を長手方向の前後に分割した前側
   及び後胴と、該前側を後胴に対して屈曲自在に連結する
   球面継手と、該球面継手の間に介在するシール部材と、
   前記球面継手と同心に前記前側及び後胴内にそれぞれ設
   けられた中空球面継手と、前記後胴の軸線と平行に該後
   胴内周に配設されセグメントの端面と当接する推進ジヤ
   ツキとを備えてなることを特徴とするシールド掘進機。