JPS62133182A - 防臭加工された繊維編織物 - Google Patents

防臭加工された繊維編織物

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JPS62133182A
JPS62133182A JP27402885A JP27402885A JPS62133182A JP S62133182 A JPS62133182 A JP S62133182A JP 27402885 A JP27402885 A JP 27402885A JP 27402885 A JP27402885 A JP 27402885A JP S62133182 A JPS62133182 A JP S62133182A
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JP
Japan
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knitted fabric
fiber knitted
agent
antibacterial
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP27402885A
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English (en)
Inventor
垣内 護
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [a業上の利用分野] 本発明は、優れた抗菌活性を有する化合物を使用するこ
とによって菌体の成育を抑制し、その効果として代謝産
物の生成を抑制することにより臭いの発生を防止した繊
維編織物に関するものである。
[従来の技術] 袋物、鞄等をはじめとする各種繊維軽相を使用した編織
物製品においては、その中に弁当、洗濯物、汚れ物等を
入れることが多く、不衛生な状態で使用されあるいは保
存されているのが実情である。その為該編織物製品内で
はこれら収納物によって持込まれた微生物の繁殖によっ
て汚染物質が分解されアンモニア臭等が発生し、使用者
や近くの人物に不快感を与えている。尚上記各種繊維と
しては合成繊維、天然繊維あるいはこれらの混紡繊維が
これに該当する。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記事態を解消する為に種々検討を重ねた結果
なされたものであって、繊維編織物における不快臭の発
生を長期に亘り防止しようとするものである。
[問題点を解決する為の手段] しかして上記目的を達成した本発明は、1−ヒドロキシ
−3−メチル−4−イソプロピルベンゼンを抗菌剤とし
て繊維編織物に付与する点に要旨を有するものである。
[作用] 布帛用抗菌剤として従来から使用されているものを挙げ
ると、第4級アンモニウム塩、芳香族ハロゲン化合物、
サイアベンダゾール、銅イオン系化合物の4つのタイプ
を代表的に例示することができる。しかるに繊維編織物
は薬物付着性が低いものであるから、上記抗菌剤の付与
による実効は未だ不十分であり、特に長期に亘って高い
抗菌性能を維持することが困難であった。
こうした状況の中で本発明者は、繊維編織物の抗菌処理
剤として最適な化合物の検討を重ねた結果前記構成に示
される本発明編織物を完成するに至った。
即ち本発明においては抗菌剤として1−ヒドロキシ−3
−メチル−4−イソプロピルベンゼンを使用する。該化
合物は優れた抗菌作用を有すると共に繊維編織物に対す
る付着性も良好であり、良好な防臭効果を発揮すること
ができる。即ち前記化合物で処理した繊維編織物におい
ては長期に亘り微生物の繁殖を十分に抑制することがで
き、不快臭の原因となる微生物の代謝産物の発生を見る
ことがない。尚抗菌剤の処理方法としては浸漬法、PD
C(はけ刷り生乾燥・放置)法、コーティング法等が挙
げられる。又本発明薬剤の付与量は繊維編織物に対し0
.5〜10%、より好ましくは1〜5%とすることが望
ましい。
ところで繊維編織物の中には、靴下や衣服の様に一定期
間着用後洗濯し、再び着用するものがあり、こうしたた
ぐいの編織物では洗濯の繰り返しによって抗菌処理効果
が低下乃至喪失されることが経験される。本発明ではこ
うした問題点についても検討し下記の処理方法を推奨す
る。即ち本発明薬剤を粘着性担体中に均一に混入した後
、該粘着性担体を繊維編織物にコーティングすると、上
記薬剤が編織物に強固に添着し、洗濯耐久性の優れた編
織物を得ることができる。尚コーティングを2層以上に
分けて行なう場合には上層に本発明薬剤を混入する方が
望ましい。上記粘着性担体としてはアクリル系樹脂、ク
ロロスルホン化ポリエチレン系樹脂、ウレタン系樹脂等
が例示される。
又コーティング層には必要により溶剤、架橋剤、充填剤
(例えば酸化チタン等)が配合される。上記処理により
洗濯耐久性は優れたものとなるが、更に洗濯耐久性を向
上させようとすると、該薬剤をコーティングした編織物
に、弗素化合物(校本性化合物)を含有する樹脂を上掛
けする方法が推奨され、この結果薬剤コーティング層が
撲水層によって保護され洗濯耐久性が一層向上する。上
記弗素化合物は耐候性を改善する機能を有する物質であ
って、例えばパーフルオロ基含有アクリレート系ポリマ
ー、パーフルオロ基含有ウレタン系ポリマー等が挙げら
れる。一方探水性樹脂はその名の通り水分の浸透を防止
する樹脂であって、例えばメトキシメチロールメラミン
樹脂、ジメチロールジヒドキシエチレン尿素樹脂等を挙
げることができる。尚上記では本発明薬剤をコーティン
グした編織物に校本処理を施したが、浸漬法やPDC法
によって薬剤を付着させた編織物に校本処理を施した場
合にも相応の洗濯耐久性改善効果を得ることができる。
上記の如く本発明薬剤をコーティング処理により樹脂編
織物に付与する場合には、該薬剤を粘着性担体に対し、
1〜20%好ましくは5〜15%配合することが望まれ
る。そして該薬剤を所定量含んだ粘着性担体は繊維編織
物に対し1+u2当たり30〜50g塗布することが望
ましい。
一方上記抗菌処理によって、繊維編織物に付着した汗等
が分解して生ずる悪臭の発生は防止することができるが
、悪臭そのものを有する液体等が付着した場合抗菌処理
ではこれを消す効果がf。
い。そこで抗菌処理した繊維に更に消臭作用をも付与す
る為に、上記抗菌処理に際して防臭剤を共存させてもよ
い。該防臭剤としては無機質シリカ化合物等を挙げるこ
とができ、硫化物質具、アミン臭、アンモニア臭等を消
臭することができる。
尚かかる防臭剤についても洗濯耐久性を確保したい場合
には上記と同様の洗濯耐久性を向上処理が有効である。
従って粘着性担体に本発明薬剤と防臭剤を粘着性担体へ
同時に担持させるのが好ましい方法となる。又防臭剤は
不溶性である為攪拌などによフて極力均一に分散させる
ことが望ましい。上記防臭剤を付与するに当たっては、
粘着性担体に対し0.5〜10%好ましくは1〜5%混
入したものを繊維編織物1m2当たり30〜50g塗布
することが望まれる。
[実施例コ 実施例1 に対し、常法に従いプレセット、精錬、染色、アンダー
コートの各処理を施した後、ハイパロン樹脂に対して安
定剤、及び加硫剤、加硫促進剤、充填剤、溶剤及び純度
30%の本発明薬剤(ハイパロン樹脂100重量部に対
して10重量部)添加し、得られた混合物を、1m2当
たり35gの割合でナイフコーターにより塗布し、コー
ティング後楔水加工(弗素化合物+メラミン樹脂使用)
して製品に仕上げた。
上記抗菌処理製品にブドウ状球菌(9,8万個)を接種
し、18時間後の菌数、ざらに洗濯1回後及び5回後の
菌数を調べた。比較例として未処理製品の18時間後の
菌数を確認した。結果は第1表に示す通りであった。
第   1   表 注) 調査方法:AATCC100法 第1表に示す様に、上記処理を加えた製品(実施例)に
おいては洗濯5回後においても優れた抗菌特性を得るこ
とができた。
実施例2 に対し、常法に従いプレセット、l′!錬、染色、アン
ダーコートの各処理を施した後、アクリル樹脂に溶剤、
架橋剤、充填剤を混合すると共に攪拌しながら純度30
%の本発明薬剤をアクリル樹脂100重量部に対し10
重量部加え、さらに防臭剤ハイカットB−507(高松
油脂社製)をアクリル樹脂100重量部に対し3重量部
加えた。これらを均一に分散するように十分攪拌して得
た混合物を、l112当たり40gの割合でナイフコー
ターによって塗布し、乾燥後、弗素化合物AG710(
哨戒化学製)とメラミン樹脂(S umitexRes
inM−3住友化学製)を使用して校本加工し製品に仕
上げた。
し!コ+A:茜α七自加T田制御」苛イV^仲拙芋to
n万個)を接種し、18時間後の菌数、洗濯1゜3.5
回後の菌数を確認した。又洗擢前、洗潤1.3.5回後
の製品にアンモニアを塗布し、1時間後及び20時間後
の脱臭率を測定した。さらに未処理品及び洗濯前、洗濯
1,3.5回の製品にブドウ状球菌を接種して発臭状態
を調べた。実験結果は第2表に示す通りであった。
第2表に示す通り、処理を加えた製品においては洗濯5
回後でも優れた抗菌性能が得られると共に、悪臭を有す
る物質が付着しても効率良くこれを脱臭することができ
た・。
[発明の効果] 本発明は以上の様に構成されており、繊維編織物の如く
被着性の悪い製品に対して優れた抗菌性能を長期に亘り
維持させることに成功した。これにより微生物の繁殖に
よる悪臭の発生を防止することができた。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)抗菌剤として1−ヒドロキシ−3−メチル−4−
    イソプロピルベンゼンが付与されたものであることを特
    徴とする防臭加工された繊維編織物。
  2. (2)1−ヒドロキシ−3−メチル−4−イソプロピル
    ベンゼンを粘着性担体に担持して繊維編織物にコーティ
    ングしたものである特許請求の範囲第1項記載の繊維編
    織物。
  3. (3)弗素化合物を含有する樹脂が上掛けされたもので
    ある特許請求の範囲第1又は2項記載の繊維編織物。
  4. (4)1−ヒドロキシ−3−メチル−4−イソプロピル
    ベンゼンに防臭剤を共存させたものである特許請求の範
    囲第1〜3項のいずれかに記載の繊維編織物。
JP27402885A 1985-12-04 1985-12-04 防臭加工された繊維編織物 Pending JPS62133182A (ja)

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