JPS62130756A - Haz硬さの低い溶接用鋼材の製造方法 - Google Patents
Haz硬さの低い溶接用鋼材の製造方法Info
- Publication number
- JPS62130756A JPS62130756A JP27205585A JP27205585A JPS62130756A JP S62130756 A JPS62130756 A JP S62130756A JP 27205585 A JP27205585 A JP 27205585A JP 27205585 A JP27205585 A JP 27205585A JP S62130756 A JPS62130756 A JP S62130756A
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- JP
- Japan
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- welding
- hardness
- steel
- haz
- production
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、海洋構造物などに使用される溶接用鋼材で
あって、溶接影響部(本明細書中ではHAZと略す)硬
さの低い溶接用鋼材を製造する方法に関するものである
。
あって、溶接影響部(本明細書中ではHAZと略す)硬
さの低い溶接用鋼材を製造する方法に関するものである
。
例えば、海洋構造物のプラットフォーム用鋼板では、H
AZの硬さがビッカース硬さで350以下という厳しい
条件が要求されている。
AZの硬さがビッカース硬さで350以下という厳しい
条件が要求されている。
HAZの材質劣化は、HAzの最高硬さが高い程起こり
やすい。その最高硬さに対しては、鋼材の化学組成が最
も大きな影響を及ぼすことが明らかにされている。そし
て各合金元素の影響を炭素の量に換算した次の炭素当量
式Ceqが提案されている。
やすい。その最高硬さに対しては、鋼材の化学組成が最
も大きな影響を及ぼすことが明らかにされている。そし
て各合金元素の影響を炭素の量に換算した次の炭素当量
式Ceqが提案されている。
Ceq = C+Si/24 +MTL/6 + Ni
/40+Cr15+Mo/4 + V/14 (重量%
) したがって、HAZの硬さを下げる手段としては、この
Ceqを下げることが一般的な方法である。
/40+Cr15+Mo/4 + V/14 (重量%
) したがって、HAZの硬さを下げる手段としては、この
Ceqを下げることが一般的な方法である。
このCttqは材料の強度レベルあるいは製造方法によ
り異なるが、強度との兼ね合いからCeqも自然と制限
される。よって、従来技術では大幅なHAZ硬度の低下
は望めない。
り異なるが、強度との兼ね合いからCeqも自然と制限
される。よって、従来技術では大幅なHAZ硬度の低下
は望めない。
この発明は、このような事情に鑑みて提案されたもので
、その目的は、Ceqを下げることなくHAZ硬さを低
下させることのできる製造方法を提供することにある。
、その目的は、Ceqを下げることなくHAZ硬さを低
下させることのできる製造方法を提供することにある。
この発明に係る溶接用鋼材の製造方法は、通常の溶接用
鋼材を製造するための溶鋼に、Tiをo、oos〜0.
10チ添加し、TjNとして分散析出せしめ、これをフ
ェライト生成核として利用し、溶接時、HAZにフェラ
イトを極力多く生成させるとともに、マルテンサイトあ
るいはベーナイト等の硬化組織をできるだけ少なくしよ
うとするものである。
鋼材を製造するための溶鋼に、Tiをo、oos〜0.
10チ添加し、TjNとして分散析出せしめ、これをフ
ェライト生成核として利用し、溶接時、HAZにフェラ
イトを極力多く生成させるとともに、マルテンサイトあ
るいはベーナイト等の硬化組織をできるだけ少なくしよ
うとするものである。
さらに、TiNがフェライトの核生成サイトとして働く
ためには、微細分散させることが必要であり、このため
には、TiNの析出する温度範囲において冷却速度を可
能な限り速くする必要があり、本発明では製鋼に当って
、鋼片を凝固直後から800℃までが5分以内となるよ
うに冷却する。
ためには、微細分散させることが必要であり、このため
には、TiNの析出する温度範囲において冷却速度を可
能な限り速くする必要があり、本発明では製鋼に当って
、鋼片を凝固直後から800℃までが5分以内となるよ
うに冷却する。
このような冷却速度は、連続鋳造の鋳込みに相当するも
のであり、インゴットで鋳込むような遅い冷却速度では
この効果は生じない(矛2図参照)。
のであり、インゴットで鋳込むような遅い冷却速度では
この効果は生じない(矛2図参照)。
これは第1表のような成分の溶鋼を用いて、矛3表
このようにして得られた鋼片を矛3表に示すように溶接
を行ない、HAZの硬さを調べたところ、牙1図に示す
ように、Ti入り連鋳材とインゴツト材に大きな硬度差
が生じ、Ti処理するとともにその冷却時間を短(する
ことにより、ビッカース硬さ350以下のHAZを得る
ことができる。
を行ない、HAZの硬さを調べたところ、牙1図に示す
ように、Ti入り連鋳材とインゴツト材に大きな硬度差
が生じ、Ti処理するとともにその冷却時間を短(する
ことにより、ビッカース硬さ350以下のHAZを得る
ことができる。
前述のとおりこの発明によれば、微量のTiを添加する
とともに鋼片の冷却速度を短くするーことにより、HA
Z硬さの低い溶接用鋼材を得ることができる。
とともに鋼片の冷却速度を短くするーことにより、HA
Z硬さの低い溶接用鋼材を得ることができる。
第1図はこの発明に係る材料と従来の材料とのビッカー
ス硬度の相異を示すグラフ、牙2図は連鋳材とインゴツ
ト材の温度変化を示すグラフである。 手続補正書 昭和61年 1月10日 特許庁長官 宇 賀 道 部 殿 1、事件の表示
湖奴昭和60年特 願第272055号 2、発明の名称 HAZ硬さの低い溶接用鋼材の製造方法3、補正をする
者 事件との関係 特許出願大 佐 所 氏 名 (211)住友金属工業株式会社4、代
理人 ■107東京都港区赤坂6丁目5番21号シャドー赤坂
6、補正の対象 明細書 1、 明細書の特許請求の範囲の欄を次の通り訂正する
。 「(l) 通常の溶接用鋼材を製造するための溶鋼に
、重量%でTiをo、oos〜0.10%含有せしめ、
鋼片を凝固直後から800℃までが5分以内となるよう
に冷却することを特徴とするHAZ硬さの低い溶接用鋼
材の製造方法。」 2、 同書第3頁第1行〜第2行目のrTiを0.00
5〜0.10% 添加し」を「重量%でTiを0.00
5〜0.10%含有せしめ」と訂正する。 3、 同書同頁第12行目の「製鋼に当たって」を削除
する。
ス硬度の相異を示すグラフ、牙2図は連鋳材とインゴツ
ト材の温度変化を示すグラフである。 手続補正書 昭和61年 1月10日 特許庁長官 宇 賀 道 部 殿 1、事件の表示
湖奴昭和60年特 願第272055号 2、発明の名称 HAZ硬さの低い溶接用鋼材の製造方法3、補正をする
者 事件との関係 特許出願大 佐 所 氏 名 (211)住友金属工業株式会社4、代
理人 ■107東京都港区赤坂6丁目5番21号シャドー赤坂
6、補正の対象 明細書 1、 明細書の特許請求の範囲の欄を次の通り訂正する
。 「(l) 通常の溶接用鋼材を製造するための溶鋼に
、重量%でTiをo、oos〜0.10%含有せしめ、
鋼片を凝固直後から800℃までが5分以内となるよう
に冷却することを特徴とするHAZ硬さの低い溶接用鋼
材の製造方法。」 2、 同書第3頁第1行〜第2行目のrTiを0.00
5〜0.10% 添加し」を「重量%でTiを0.00
5〜0.10%含有せしめ」と訂正する。 3、 同書同頁第12行目の「製鋼に当たって」を削除
する。
Claims (1)
- (1)通常の溶接用鋼材を製造するための溶鋼に、Ti
を0.005〜0.10%添加し、製鋼に当つて、鋼片
を凝固直後から800℃までが5分以内となるように冷
却することを特徴とするHAZ硬さの低い溶接用鋼材の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27205585A JPS62130756A (ja) | 1985-12-03 | 1985-12-03 | Haz硬さの低い溶接用鋼材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27205585A JPS62130756A (ja) | 1985-12-03 | 1985-12-03 | Haz硬さの低い溶接用鋼材の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62130756A true JPS62130756A (ja) | 1987-06-13 |
Family
ID=17508475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27205585A Pending JPS62130756A (ja) | 1985-12-03 | 1985-12-03 | Haz硬さの低い溶接用鋼材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62130756A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4979558A (en) * | 1988-03-09 | 1990-12-25 | Nippon Steel Corporation | Process for preparation of a casting having MnS dispersed and uniformly and finely precipitated therein |
-
1985
- 1985-12-03 JP JP27205585A patent/JPS62130756A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4979558A (en) * | 1988-03-09 | 1990-12-25 | Nippon Steel Corporation | Process for preparation of a casting having MnS dispersed and uniformly and finely precipitated therein |
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