JPS62129376A - 漏水管の補修方法 - Google Patents

漏水管の補修方法

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JPS62129376A
JPS62129376A JP60269313A JP26931385A JPS62129376A JP S62129376 A JPS62129376 A JP S62129376A JP 60269313 A JP60269313 A JP 60269313A JP 26931385 A JP26931385 A JP 26931385A JP S62129376 A JPS62129376 A JP S62129376A
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acrylate
meth
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gel
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Yuko Takeuchi
竹内 雄幸
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宮沢 健
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  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)発明の目的 「産業上の利用分野」 本発明は、遮水を目的とした矢板等の隔壁からの漏水、
特に地中に埋設した管、就中下水管からの漏水を止める
ための組成物(こ関するもので土木建設工業において広
(利用されるものである。
「従来の技術」 地中に埋設された比較的口径の小さい下水管は。
埋設深度が浅く地盤の変位、地表を走行する車両等の振
動のため破損し易い。そしてかかる破損箇所を通じて地
下水が流入して、末端処理場に負担をかけたり、降雨時
には処理能力を遥に超過してしまう。またある時には下
水が地盤に逆流して地下水汚染等の公害を引き起こすこ
ともある。このような下水管の破損は下水道の普及と共
に増加し、大きな社会問題となりつつある。その補修方
法として定着しつつあるのが、テレビカメラで破損箇所
を検出し、その箇所を挾んで管内にバッカーを設置し、
その中へ所定時間後にゲル化する薬剤を注入して破損箇
所を閉塞し、管内の余分のゲルを水噴流などで除去する
方法である。この目的に用いられる薬剤としては、水ガ
ラス系のものが一般的であるが、生成するケイ酸ゲルは
、収縮し易く、僅かではあるが水に溶けるので長年月に
亘る効果を期待できない欠点がある。
一方、アクリルアマイド系のものは、耐久性に優れてい
るが、毒性が強く、薬液注入工事では建設省の暫定指針
で使用が禁止されている程である。
ポリイソシアネート系の薬剤も現在使用されているが、
可燃性の有機溶剤を用いているため、火災の危険性、地
下水の汚染等の欠点があるし、イソシアネートの作業者
に対する毒性も看過できない。
アクリル酸マグネシウムを用いた薬剤は安全性に優れて
いるが、生成するゲルが餅状で切断し難いので、注入作
業後の水噴流による清掃ができない短所がある。ポリエ
チレングリコールメタクリレートを用いる薬剤もよく用
いられているが、ゲル化後の収縮、離しヨウ水の生成が
著しく性能としては未だ十分でない。セメントを主体と
したスラリー状の薬剤も用いられるが、固化物に柔軟性
がないために、下水管破損と同じ原因で破損してしまい
、長期間の効果持続を望めない。以上のように多種類の
薬剤が考案されているが、満足し得るものがないのが現
状である。
「発明が解決しようとする問題点」 下水管の破損個所の内側から所定時間後にゲル化する薬
剤水溶液を注入して、ゲル化させた後に水噴流で過剰の
ゲルを除去して補修を終了させることができ、補修効果
を長年月持続する薬剤に要求される性能は、安価で毒性
が小さく、ゲルは適度の硬さと弾力性を持ち、且つ水噴
流による切断性がよ(、水に不溶性で離しよう水の生成
がなく、水による著しい膨潤のないことである。
本発明者らは、前記の要求性能のうち、ゲルの耐久性の
主要要素である離しよう水を生成せず、且つ水による著
しい膨潤のないこと、ならびに切断性がよいという性能
を重視し、その上池の諸性能も満足する薬剤組成物を求
めるべく鋭意検討を行った。
(ロ)発明の構成 「問題を解決するための手段」 本発明者らは、上記諸性能を満足する薬剤がアクリル酸
塩とポリエチレングリコールジアクリレート等に重合触
媒を添加した組成物によって得られることを見出し本発
明を完成した。
すなわち本発明は、下記6成分を含有することを特徴と
する漏水補修用組成物に関するものである。
(1)  アクリル酸塩又はメタクリル酸塩(以下(メ
タ)アクリル酸塩という) (2)  ホljエチレングリコールジアクリレート又
ハホリエチレングリコールジメタクリレート(以下ポリ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレートという) (3)重合触媒 ◎(メタ)アクリル酸塩 本発明に使用される(メタ)アクリル酸塩とは、アクリ
ル酸またはメタクリル酸のナトリウム、カリウム、カル
シウム、マグネシウム、亜鉛、アルミニウム等の塩のこ
とであり、本発明にとり好ましいのはナトリウム、マグ
ネシウム、アルミニウム塩であり、より好ましいのはマ
グネシウムおよびナトリウム塩である。
これら(メタ)アクリル酸塩は比較的安価で。
水溶性であって、レドックス触媒で浴湯に重合して弾力
性のあるゲルをあたえるものである。
◎ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート 本発明に使用されるポリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレートとはポリエチレングリコールとアクリル酸
またはメタクリル酸を酸触媒の存在でエステル化反応し
て得られ、具体的なものとしては、例えばポリエチレン
グリコールm400(平均分子量ろ8O−420)、階
600(平均分子[570−630)からのジエステル
をあげることができ、これらのアクリレートは上記反応
で副生ずるモノ(メタ)アクリレートを20〜60チ程
度含有しているものでも差し支えない。
なおこれらのアクリレートとしては水溶性のものが本発
明にとり好ましい。
◎重合触媒 本発明に用いられる重合触媒としては酸化剤と還元剤の
組み合わせからなるものが好ましくまた水溶性であるも
のが好ましい。酸化剤としてはナトリウム、カリウム、
アンモニウムの過硫酸塩が賞月される。但し、過硫酸ア
ンモニウムは本発明組成物にセメントを併用する場合に
はアンモニアを生成するので避けることが好ましい。
還元剤としては、ジェタノールアミン、トリエタノール
アミン、ヒドラジン、ヒドロキシルアミン、ジメチルア
ミンプロピオニトリル、ジエチルアミノエタノール、ジ
メチルアミンブロノくノール、ピペラジン、モルホリン
等のアミン類、第一鉄塩、亜硫酸塩、チオ尿素、エリソ
ルビン酸ナトリウム、ロンガリット等であり、二種以上
を併用することもある。またセメントを併用する場合に
は、これら還元剤の使用を省略することもできる。
酸化剤と還元剤の組み合わせや使用量は、ゲル化時間や
ゲルの物性等に影響するので作業条件その他によって選
択する。
◎配合割合 本発明組成物中における(メタ)アクリ)し酸塩とジ(
メタ)アクリレートの併用比率は、ゲルの物性を大きく
左右するので重要である。本発明者等の研究によれば、
(メタ)アクリル酸塩ニジ(メタ)アクリレートの重量
比は、8:2−3ニアであるのが好ましく、より好まし
くは 7:6−4:6である。重量比がこの範囲外では
、ゲルの強度が小さくなりまた離しよう水を生じる恐れ
がある。本発明組成物は水溶液または水分散体として使
用されるが、その際の(メタ)アクリル酸化合物の濃度
は、5−30%が好ましく、より好ましくは7−20%
である。濃度30多以上では硬いゲルが得られるが経済
性に不利であるし、反応による発熱が大きいので、冷却
による収縮のため止水が不完全になることがあり好まし
くないし、5%未満では弱いゲルしか得られないので、
やはり好ましくない。
なお本発明組成物はセメントを併用して使用することも
可能で、セメントを併用する場合には、薬液1L中のセ
メント量は、600g以下が好ましく、より好ましくは
400g以下である。600Iを超えると得られるゲル
は硬すぎて弾力性に乏しい欠点がある。酸化還元触媒の
組み合わせと使用量は、組成物のゲル化する時間に影響
するので、組成物の濃度や構成、圧送距離、配管の寸法
、温度、組成物の浸透のし易さ等多くの条件を考慮して
選ぶ必要がある。通常の工事では、10秒−3分間くら
いのゲル化時間で十分であるので、その様になるように
設定する。
施工に当たっては、酸化剤と還元剤を含む溶液を別々に
圧送し、下水管の破損箇所の直前で合流させる方法が一
般的である。(メタ)アクリル酸塩とジ(メタ)アクリ
レートは別々に酸化剤あるいは還元剤の液に存在させて
も、混合した状態で、酸化剤あるいは還元剤のいずれか
の液の中に存在させても差し支えな(・。セメントを用
いる場合は、(メタ)アクリル酸塩あるいはジ(メタ)
アクリレート、酸化剤のいずれもセメントと共存させる
ことは好ましくない。
◎施工方法 下水管の中でテレビカメラを牽引して、ブラウン管の映
像から破損箇所を検出し、該箇所を挾んでゴム製のパッ
カーを設置し、パッカーに空気を送って膨張させ、下水
管を遮断する。遮断された下水管の中へ、本発明になる
組成物をポンプあるいは落差によって送液し、破損箇所
へ注入する。
所定時間送液するかあるいはゲル化が始って注入できな
くなった時送液を止め、少くとも該組成物のゲル化時間
以上経過後、パッカーの空気を抜いてパッカーを収縮さ
せ、牽引ワイヤーによって引き出す。この時、下水管内
部にはみ出したゲルの大部分が切断される。しかるのち
、高圧水流によって更に管内を清掃して作業を完了する
更に要すれば、圧張り試験によって補S参の良否を確認
する。
なお、組成物の送液のケースを列挙すると、次の通りで
ある。この中で薬剤とは、(メタ)アクリル酸塩とポリ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレートの混合物を
指す。
■ 薬剤、酸化剤、還元剤の混合液 ■ 薬剤、酸化剤、セメント、必要な場合は還元剤の混
合液 ■ 薬剤、酸化剤の混合液と、薬剤、還元剤の混合液を
別々に送液してパッカー内で混合■ 薬剤、酸化剤の混
合液と、必要に応じて還元剤を含むセメントスラリを別
々に送液してノくツカ−内で混合 ■ 酸化剤もしくは還元剤を含む薬剤と、還元剤もしく
は酸化剤の水溶液を別々に送液してパッカー内で混合 ■ 度化剤もしくは還元剤を含む(メタ)アクリル酸塩
溶液と還元剤もしくは酸化剤を含むポリエチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート溶成を別々に送液してバッ
カ内で混合 「作用」 本発明の組成物を、破損下水管や遮水のため設けられた
隔壁の漏水箇所に注入してゲル化させた水噴流による切
断性に浚れているため、漏水箇所からはみ出したゲルは
水噴流で容易に清掃でき、漏水部に生成したゲルは柔軟
性に富み、水中において収縮あるいは著しい膨潤もしな
いので、長年月に亘って漏水間隙を有効に閉塞すること
ができるという優れた作用を有するものである。
「実施例および比較例」 実施例1 5’00rnl中にアクリル酸マグネシウム9611過
硫酸ナトリウム12gを含むAK!Lと、500成中に
ポリエチレングリコールNn400のシアクリL/−)
64&1 ニリンルピン酸ナトリウム6gを含むBiの
2液からなる組成物を?A整し、24°Cで混合したと
ころ、58秒でゲル化し弾力性のある半透明ゲルを得た
。このゲルは全く離しよう水を生じなかった。
また、このゲルを室温の水の中に7日間浸漬したが膨潤
はみられなかった。ゲル化30分後に太さ0.2 mx
のナイロン糸を両手でビンと張って、ゲルに押しつけた
ところ容易に切断できた。なお、この組成物の配合はア
クリル酸マグネシウム:ポリエチレングリコールジアク
リレート=6=4(i量比)、両者を合計した濃度は1
5重t%である。
比較例1 500ゴ中にアクリル酸マグネシウム80g、過硫酸す
) IJウム12JFを含むA液と、500m1中にア
クリル酸マグネシウム80g、エリソルビン酸す) I
Jウム3Iを含むB液の2液からなる組成物を、24℃
で混合したところ7秒でゲル化し、餅状のゲルを得た。
このゲルは収縮して多量の離しよう水を生成したが、水
浸漬による膨潤はなかった。また、実施例1と同様にナ
イロン糸による切断を試みたが変形するだけで切断でき
なかった。
なお、この組成物のアクリル酸マグネシウム濃度は、1
5重1に%である。
実施例2−14、比較例2 実施例1におけるアクリル酸塩の種類と量、ボリエテレ
ングリコールジ(メタ)アクリ審Me=@O0)種類と
童を変えて種々の組成物を調整し、それにより得られる
ゲルの離しよう水、水浸漬による膨潤性、ナイロン糸に
よる切断性は第1表の通りであった。なお、表の中で塩
とあるのは(メタ)アクリル酸塩、ジエステルとあるの
はポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレートで、
原料であるポリエチレングリコールの種類とくメタ)ア
クリル酸で表示しである。
実施例15 500罰中にアクリル酸マグネシウム9611、ポリエ
チレングリコールNo、400のジアクリレー)61、
過硫酸ナトリウム12.9を含むA液と、500d中に
高炉コロイドセメント250yを含むB液の2液からな
る組成物を調整し、24℃で混合したところ30秒でゲ
ル化し、弾力性のあるゲルを得た。このゲルは、全く離
しよう水を生成せず、水に7日間浸漬しても膨潤しなか
った。
また、ナイロン糸による切断性も良好であった。
水浸漬により、ゲルは次第にかたくなるが弾力性は失わ
れず、体積変化も殆どなかった。
実施例16−18 実施例15において、セメントとその量を変えて種々の
組成物を調整し、それにより得られるゲルの特性を測定
した結果が第2表である。
第2表 施工実施例1 内径50ぼの硬質塩化ビニル製の下水管が、テレビカメ
ラによる探査の結果、管の接続部で漏水していることが
判った。該位置を狭んでパッカーを設置し、空気を送っ
てバッカーを膨らませ、管路を遮断する。その中へ実施
例1と同じ組成のA。
B配合液を同じ速さで圧送し、バンカーで遮断された中
で混合させ、下水管の漏水部を通して、管の外側周辺な
らびに、地盤内に注入した。A、  B配合液各々約2
51づ瓦を送った時ゲル化が始まリ、送液できなくなっ
た。約5分後、パッカーの空気を抜いて、ワイヤーによ
ってパッカーを引き出した。この時、管の内側にはみ出
したゲルの大部分は切削された。また引きつづいて、高
圧水を吹きつけたところゲルをきれいに清掃することが
できた。翌日、テレビカメラによる検査で、漏水が完全
に停止していることが確認できた。
(ハ)効果 本発明の組成物は、遮水を目的とした矢板等の隔壁から
の漏水、地中に埋設した管、特に下水管からの漏水を極
めて容易に且つ有効に阻止する事に優れたものであり、
漏水による下水処理場での処理量の増加、漏水による公
害の発生を防止し得るものであり、非常に有益なもので
あり、本発明組成物が奏する効果は図り知れないもので
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記3成分を含有することを特徴とする漏水補修用
    組成物。 (1)アクリル酸塩又はメタクリル酸塩 (2)ポリエチレングリコールジアクリレート又はポリ
    エチレングリコールジメタクリレート (3)重合触媒
JP60269313A 1985-12-02 1985-12-02 漏水管の補修方法 Granted JPS62129376A (ja)

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