JPS6212795A - 新規なプソラレン誘導体 - Google Patents

新規なプソラレン誘導体

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JPS6212795A
JPS6212795A JP61169974A JP16997486A JPS6212795A JP S6212795 A JPS6212795 A JP S6212795A JP 61169974 A JP61169974 A JP 61169974A JP 16997486 A JP16997486 A JP 16997486A JP S6212795 A JPS6212795 A JP S6212795A
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psoralen
trimethylpsoralen
trioxalene
dna
nucleic acid
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ジヨン・ユージン・ハースト
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ステフエン・テレンス・アイザツクス
チエークン・ジエームス・シエン
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University of California
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規なプンラレン誘導体に関する。更に詳細に
は、本発明は、4′位の炭素原子上に有機官能性置換基
を有する 4.5′,8−トリメチルプソラレン(一般
にトリオキサレンと呼ばれる]の誘導体に関する。明確
には、該新規なプソラレン誘導体は、一般式 式中、Xはたとえばハロゲン化アルキル、アルコール、
エーテル、アミノアルキルなどのような任意の所望とす
る置換基であることができる、 を有する。 本明m譬において用いる「アルキル」なる語は、たとえ
ばメチル、エチル、プロピルなどのような7個までの炭
素原子を有する低級アルキル基を意味することが好まし
く、メチル基が特に好適である。アルコール置換基は1
個もしくはそn以上の水酸基を有する脂肪族炭化水素、
たとえばヒドロことか好ましい。 本発明のプソラレン誘導体の特定的な例は次のものであ
る: 4′−クロロメチル−4,5′,8−トリメチループソ
ラレン; 4′−ヒドロキシメチル−4,5′,  g −)リメ
チループソラレン; 4′−メトキシメチル−4,5′,8−トリメチループ
ンラレン; 4′−フタルイミドメチル−4j5’−3−)リメチル
ープソラレン: 4′−アミノメチル−4,5′,8−トリメチルーグソ
ラレン塩酸塩。 他の局面において、本発明は、少なくとも1つの結合部
位において共有結合さtた4  、5′, 8−トリメ
チルプソラレンの4′−誘導体を有するデオキシ−リボ
核酸またはリボ核酸に関する。 更に他の局面において、本発明は、核+12を4゜5′
,8−)リメチループソラレンの4’−誘4体と接触せ
しめることから成る、核酸の応答<fi、repLic
ation )の妨害方法に関する。 更に別の局面にあ・いて、本発明は、9イルスを4.5
′, 8−トリメチルプソラレンの4′−誘導体と接触
せしめセしてそnらを放射エネルギーに暴露するこ、と
から成る、ウィルスの不活性化方法に関する。 プン之1//頌はフロクマリン(fuτocoumα−
rin)族の線状異性体であり且つそれらはある種の果
実および種子、たとえばアンミ・マジュス(Amm1 
 mαjus)およびプソラレア・コリリボリア(Ps
oralea  corylifolia)中に天然に
産する。これらγ)果実お工び種子の抽出物は、古い時
代から、白斑(υitiligo )の措置における皮
膚感作剤(dermal  5ensit it in
gtLge%t)として用いられている。プソラレ/抽
出物の局所的な塗牟およびその後の光1cJ:る照射は
、メラニン生産の刺激をもたらし、かくして皮膚の「日
焼け」効果を与える。 近年、プソラレ7類は乾癖(psoriα5is)の光
化学療法において使用さnている。このような措
【dに
おいては、プソラレンー頒を経口旧にまたは局部的に患
者に投与する。引続いて、皮膚を紫外線に暴す。 分子生物学の研究および興味の増大に伴ない、プソラレ
ン類は、核酸と共有結合を形成するその能力に関して研
究されている。その平面的構造によって、グソラレン頑
は、核誠の二重らせん状分子構造中の塩基対の間に挿入
する( 1ntercα−lαtg)  ことができる
。適当な波長の光で照射すると、プンラレン類は、核酸
ストランド(strαnd >の一体の構成’iFP+
とじて存在するピリミジンヌクレオチドと共に共有結合
を形成することができる。核酸ストランドの二重らせん
間において共有結合したプソラレン架橋の生成は、生体
内での核酸の二次構造の研究において使用するための別
の手段を提供する。加うるに、プソラレン類は、ワクチ
ンの製造のために、そしてまた可能性のある化学療法剤
として、ウィルスを不活性化するための手段を提供する
つ共有結合したプソラレン類は、DNA応答の阻止剤と
して働らき、かくして応答工程を遅くシ、または停止さ
せる能力を有する。共有結合ζ、第一にプソラレy類を
核酸のらせん中に挿入し、そして第二にそれらの部位を
電磁線照射に暴すことによって、2段階の工程でのみ生
ぜしめることができる。このように、共有結合は時間的
および空間的の両方で制御することができるということ
は自明である。 架喬が正しい場所で正しい時間において存在するプソラ
レン分子に対・してのみ生ずるということ、すなわち、
プソラレ7分子が正しい位置に挿入し且つ正確な時期に
放射エネルギーがその部位に到達しなければならないと
いうこともまた明らかであろう。適当な位置におけるプ
ソラレン分子の存在は、水溶液中におけるグソラレ/の
溶解度お工びプソラレンの核酸への非共有的結合に対す
る解離定数に依存する。すなわち、溶解度が高いほど、
多数の分子が、取り巻いている液体媒質中で、結合部位
に近付くことができる。同様に、解離定数が低いほど、
多くの数のプソラレンが任意の、4点において可能な結
合部位を占有することができる。 グノラレンの核ぽに対する非共有的な結合に対する解離
定数、KD%は下式によって定義さnる:上式にふ・い
て、(P)は遊離ブソラレ/の濃度であり、(S)は核
酸上の各塩基対が結合部位であると考える場合の非占有
結合部位の濃度であり、そしてIPS)はプソラレン結
合部位の濃度である。 新規なプソラレン誘導体は、公昶のプソラレン類と実質
的に同様に、すなわち、たとえば白斑お工び乾赫の治療
における皮膚感作剤として:ならびにウィルスの不活性
化のための手段として使用することができる。 上記の新規なプンラレ/誘導体は、核ばへのモ・ノー付
加に関して、従来から公知のプソラレン類よりも優れて
いる。この意味における優位とは、通常の結合部位の初
期濃度および全プソラレン濃度において、試剤の補充な
しに、生ずる核酸上に共有結合したプソラレンの濃度に
関するものである。 新規ナグンラレン類は二つの利点を有している。 ナなわら、これらは水中における改善された溶解度を有
し、そして/またはDNAお工び/またはRNAからの
低い解離定数を有している。 プノラレン頑、4′−クロロメチル−4,5′、8−ト
リメチルプソラレンh・よび4′−N−フタルイミド−
メチル−4,5′,8−1−リメチル7”yLy7ゆ、
オー。1゜7・ツウツー。ヨ    1ト 造における中間物としての用途を見出することが   
   iし できる。これらのプソラレン類は、その也のプソ   
   jラレン類と同じ領域におけるいくつかの用途を
有することができるということにはいくつかの証拠r) がある。4′−クロロメチルプソラレンの場合において
は、クロロメチ、ルを換基は水溶液中で容易に加水分解
し、それ故、DNAまたはRNA結合に関する特異的な
活性を確かめることは困難である。何1にしても、両化
合物の役割は以下の説明から明白となるであろう。 グソラレン類、4′−ヒドロキシメチル−4゜5′,8
−トリメチルプソラレン;4′−メトキシメチル−4,
5′,8−トリメチルプソラレン;および4′−アミノ
メチル−4,5′, 8−1置本 メチルプソラレンはすべて、以下に記載すように、DN
Aとの優nた反応性を示す◎ 都合の好いことに、本発明の全プンラレy類は、4.5
′,8−トリメチルプソラレン(トリオキサレン)から
合成することができるけ几ども、その他の公知の合成方
法を用いることもできる。 本発明のプソラレン類は、ハロメチル化反応あるいはフ
リーデル−クラフッ反応において、トリオキサレ/をハ
ロゲン化アルキル、アルコール、エーテルまたはアミノ
アルキルと反応させることによって製造することができ
る。たとえば、トリオキサレンをノ・ロゲン化(好まし
くは塩化)メチルアルキルエーテルマタハメチルベンジ
ルエーテルと、室温において、トリオキサシン分子上の
4′−炭素原子に結合したハロメチル官能性置換基を与
えるのに充分な時間反応させ、然るのち、反応混合物を
冷却し、そして4′−置換トリオキサレンを沈殿させる
ことによって混合物から4′−置換トリオキサレンを分
離する。本発明の方法の好適な局面においては、・・ロ
メチル化段階の前にまたはその間に、トリオキサレンを
濃酢酸中に溶解する。 しかしながら、トリオキサシン分子上の4′−炭素原子
に結合したハロメチル官能性置換基は、4′−ハロメチ
ルトリオキサレンを水または適当なアルコールと共に還
流することによって、ハロメチル官能基上のハロゲンの
代りにヒドロキシまたはオキシ−アルキル置換基を与え
ることにより修飾することができる。 ハロメチル官能基は、4′−ハロメチルトリオキサレン
を、たとえばジメチルホルムアミドのような有機溶剤の
存在下に、7タルイミドのアルカリ金属塩と共に加熱し
、そnによって47−フタルイミドメチル置換したトリ
オキサレンを与え、そして所望に応じ、4′フタルイミ
ドメチルートリオキサレンを、ヒドラジン水化物および
アルコールと共に還流し、然るのち還流混合物から4′
−アミノメチルトリオキサレ/を回収することによって
もまた修飾することができる。 実施例1 プソラレン トリオキサレン+659W)’k、75a+7の氷酢酸
中に、穏やかな加熱によって溶解させたのち、室温まで
冷却した。5dのクロロメチル−メチルエーテルを加え
そして混合物t?24時間放置したのち、再び5aのエ
ーテルを添加した。48時間後に、反応フラスコを氷上
に1置き、12時間後に豊富な白色沈殿を収集した。ア
セトニトリルからの再結晶は、435mgの純粋な生成
物を与えた。 E液から第二の生成物を単離して、全体で499ηの生
成物金得た。生成物の分析は下記の結果を与えた: 融点215〜217℃:NMR(CDCI、)δZ6〜
λ7 (9H,m)4.8 (2H,s)6.3(1j
7.5)、7.6  [IH,s);賞蓋スペクトルm
/e(相対強度+276)?7L+、48)、278(
m  2,15)。 実施例■ 4−ヒドロキシメチル−4,5′,8−)リメチルプノ
ラレン 先の合成からの4′−クロロメチル−4,5′、8−ト
リメチルプソラレン(s31Ni、0.192ミリモル
)を、50atの蒸留水中で7時間還流させたのち、氷
上で2Vf間冷却した。生成物を一過によって分離およ
び収集したのち、乾燥して、25■の生成物を得た。収
率は50.5%であった。 生成物の分析は次の結果を与えた: 融点221〜224℃HNMR(DMSO−d、)δZ
5〜17 (9H,m)、4.5〜4.7+2H。 m)、5.0〜5.2 + lH、b8 )、6.8+
LH。 S】、7.8 + IH,8);質゛盪スペクトルrn
 / g(相対強度)258 CM  、100)、2
41(17)。 実施例■ 4′−メトキシメチル−4,5′,8−トリメチルプソ
ラレン ルプソラレン(78′Iq、0.28ミリモル)を、3
0■のメタノール中で5時間還流させた。蒸留による溶
剤の除去は、74qの生成物を与えた。 収率は97.2%であった。生成物の分析は次の結果を
示した: 融点171〜174℃;NMR<CDC1,)δλ4〜
Z 6 (9H、m ) 、3.4 [3H、s )、
4J(2H,S)6.3(tff、s):度量スペクト
ル′rrL/e(相対強度)272(M  、93)、
241 (100)。 実施例■ 実施例iにおいて取得し* 4 /−クロロメチル−4
,5′, 8−トリメチルプソラレン(200■、0.
78ミリモル)、カリウムフタルイミド(165aF、
0.89ミリモル、アセト/中で2時間還流することに
より精製)お工び20dのN。 N′−ジメチルホルムアばドを、定常的な攪拌下に、1
00℃に6時間加熱した。水浴中で加熱することにエリ
溶剤を蒸発させたのちに残留した黄色のペースト状物を
、クロロホルム中に溶解して、3回水洗した。 クロロホルムーブソラレンに、Mrt S’ 4 上で
乾保し、次いで濾過したのち、溶剤を蒸発させて、22
27+9+79.3%)の生成物を得た。生成物の分析
は次の結果を示した:融点267〜274°:NMR(
CDCI、)δl 5 ml 8 (9If 、 m 
)、5.012H,S)、6.a(tH,a)、7.7
〜7.8t7H,d)、8.0(Iff、5)、質量ス
ペクトルm/e(相対強度)387 (常 、80)、
241 (20)、240 (75)。 実施例V 4′−N−フタルイミドメチル−4,5′,8−トリメ
チルグソラレン(■、848’f 、L2ミリモル)、
ヒドラジン水化物(85%水溶液としてo、 s aj
 )および95%エタノール(100at)を4時間還
流させたのち、第二のQ、5 mlのヒドラジン水化物
溶lF1.全添加した。還流を更に2時間行なったのち
に、薄層クロマトグラフィー(ジエチルエーテル)によ
って分析したところ、出発物質は全く残存していなかっ
た。エタノールfiI:留云し、1残渣を200dのa
、INtJaOH中に取ったの      、)[i ち、50atずつのクロロホルムによって3回抽出  
   ・iして、198)W(84%)の粗製アミンを
得た。      、1塩畷塩を調製するために、この
アミンを1QQajの1.zNHct中に取り、それを
aomずつのクロロホルムに工って3回抽出して、不純
物を除いた。酸性の溶液の真空′axaによって得た粗
塩酸項を、l’15m1の無水エタノール中に溶解した
のち、等量のジエチルエーテルの添加によって沈殿させ
た。終良の冷却(7℃クン後、161〜の純生成物を収
集した;融点260〜269℃;NMR(CDCl2)
アばンとじてδ1.4〜1.6(2M、s)、Z6〜Z
7 (9/(、m)、4.1(2H。 S)、6.311H,s )、7.’1(lH,8)7
.質量スペクトルm/g(相対強度)25?(A/”。 36)、2401100) 既に先に詳細に記載したものに関する付加物は、同一の
製造手l1ftを用いてiA41mすることができる。 しかしながら、本発明の目的に対しては、かかる付加物
の重要な性質は、水溶液中における高い溶解度、ならび
にDNAおよび/またはRNAがらの低い解離定数であ
る。 溶解度および解離定数について調べるためには、プソラ
レン化合物のトリチウムl導体を調製することがもつと
も便利である。それにより公知の放射線計数方法を用い
て、溶液中または核酸中のプソラレンの存在を監視する
ことができる。 トリチ9ムで標識付けしたプンラレン類は、トリチウム
を含有するトリオキサレンから調製する。 更に詳細には、トリチワム化し足木を通常のトリオキサ
レンと共に還流させることによって、トリオキサシン上
の水累のトリチ9ムによる交換ヲ行なわせる。トリチク
ム化したトリオキサレンを回収して、前記の実施例に従
がう本発明のプソラレン類の調製に使用する。 次の実施例はトリチウム化トリオキサレンの調製のため
の一つの特定方法を示す。 実施例■ トリチワム化−4,5′,8−トリメチルグソラ正二乙 4.5′,8−トリメチルプソラレン(1158岬)、
Two(水溶液、4d中に100キユリー八ジオキサン
(67,5腐l)および発煙H,So。 (30%SQ3.7.5mg)を、定常的な攪拌と共に
2時間還流させたのち、室温まで冷却した。 125mgの氷水を加え、そして混合物を氷上で1時間
冷却した。−過によって沈殿を集め、風花して、900
MF(78%)の粗生成物を得た。質量スペクトル分析
はm/e(相対強度)2281ノ、1αO)を示した。 少量の物質(3(IIFンi? 5ajの100Xエタ
ノール中に溶解し且つ22の活性炭を加えた。混合物t
−to分間還流したのち、直ちに細いガラスフィルター
を通して濾過(熱時)して、活性炭を除いた。F液を蒸
発させて、残置をメタノール/水(約90:10)から
6結晶した。生成物の薄層クロマトグラフィー分析(C
HCt 、70H1Off  9 g : 21は、ト
リメチルプソラレン中の計数の95%よりも多くを認め
た。この化合物の比活性を、トルエン−金粉(omni
flour)中で既知の濃度の無水エタノール溶液の部
分試料の計数によって測定した。比活性は6.7x10
’cpmであることが(められた。 多くの本発明のプノラレン類の実施例1−Vにおけると
同様にして製造して、トリチ9ム化生成物を得た。 次いでトリチクム化したプソラレ/類ヲ用いて、−f:
t′Lらの核酸との結合効率を調べた。こnらの研究は
、溶解度およびDNAとRNAの両者からの解離定数に
ついてのデータを確かめることを目的とした。その上、
DNAおよびRNAと共有結合するブソラレン類の能力
をも調べた。 こnらの研究およびその結果は次の如くでるった: fHVAお工びRNAからの解離定数を確立するために
、非共有結合を確かめた。非共有結合は核酸のらせん内
でのプソラレンの存在を決定スる。 その存在は、すべての放射エネルギーの不在下に測定さ
れる。前記のように、放射エネルギーは、核酸塩基対と
のプンラレンの共有結合反応を活性化するために必要で
るる。 非共有結合を定量するために、子牛の胸腺DNACシグ
マ−タイプISigma  Ty’l)e )reo、
o 1M)リス−0,001MEDTApH8,5緩衝
液中に、25μt/IIgの濃度で溶解した。所定量の
このDI’JA溶液を、透析袋(NaHCO,中で煮沸
することにより前処理した]中に入n、各種のトリチワ
ム化誘導体を、半分の場合に対しては袋の内側に入n、
他の半分の場合には袋の外側に加えた。プノラレン分子
の塩基対に対するモルた。その後に、袋の内側および外
側の両方で放射能を測定した。この情報および各誘導体
の比活性から、DNAに非共有的に結合した薬品の世を
定量した。キイロショクジョクバエ(Drosophi
lαmelanogaster)のリボソーム(rib
oso −惧αl )RNAに対するこれらの誘導体の
結合を、同様にして、正確に測定した。 平衡透析測定の結果を次の第1表に示す。解離定数の単
位はモル/リットルである。溶解度お工びモル吸光率(
ε)は純米−中で、平・画定数vio、01Mトリス中
で求めた。 第1表中の2〜7欄中の8−メトキシプソラレンに対す
るデータは、文献中にある結果から計算した。その他の
全データは本発明者によって求めら7’したものである
。 8−メトキシプソラレンおよび4.5′,8−トリメチ
ルプソラレンは、本発明のプソラレ/頑との比較として
第1表中に含めた。 プソラレン頌のDNAお工びRNAに対する共有結合性
を調べた。共有結合を連成するためには、結付部位に放
射エネルギー(光)を供給することが必要である。こn
らの研究は次のようにして行な゛りた : 共有結合の研究において用いたDNAお工び11!NA
は、先に記載したものである。谷核酸の試料を、0.0
1Mトリス−o、ootM EDTA緩衝液中で、25
μ97atの濃度で調製した。放射性プソラレ/誘導体
を、3塩基対ごとに対して1のグソラレンの比率で加え
た。照射は下記の2つ■装置の中の一つを用いて行なっ
た。 低強度の照射は、400ワツトのジェオ2ルエレクトリ
ツクCGeneral  Electric )水銀灯
(H400A83−1/T161を備えた改変スライド
映写at用いて行なった。アークの像を硝酸第一コバル
ト溶液で囲んだ同一セル上に焦点を結ばせたつ硝酸第一
コバルト溶液は高純度照射においても使用した。この装
置中で試料に与えらnる光の強度は4〜6 ML 11
) / cJであったつ高強度照射は、4.0mの中心
間の距離で二屯壁試料室の両側に取付けた同一の2不の
4007ツトジエネラル・エレクトリック水銀灯を有す
る装置中で行なった。試料室は、硝ば第一コバルトの温
度制御 御した溶液(40%重量/重量)の連続的な循環   
   :によって10℃に冷却した。コバルト溶液は、
363.へ、)ヵ。Jt*J:iM$ ’<、nf工、
フイ7,1ターエ・よび約340〜3BOnmの窓とし
て働らく。内部試料室の表面における光の強度は約10
0m w / caであった。核酸−プソラレン混合物
を内室中に入n1そこで照虫の間中、混合物を連続的に
攪拌した。各溶液の部分試料(誘導体プラス核酸)を、
20.40お工び60分に採取した。次いで、各部分試
料をクロロホルム/イソ−アミルアルコール+24:1
)に工って2回抽出して未反応のプソラレンを除いたの
ち、0.01llトリス、o、olM  EDTA緩衝
液に対する徹底的な透析を行なった。クロロホルム−イ
ソアミルアルコールによる未結合プソラレンの効果的な
抽出は、水相が少なくとも0.15MのNαC1f含有
することを必要とした。最後に、核酸−プソラレン混合
物の光学密度を求め且つ放射能を測定することによって
、DNA−&たはRNAに共有結合した誘導体の量を求
めたつ時間を置いて試料を採取することによって、共有
結合の速度論の評価もまた可能       1であっ
た。                       
 1下記第n表はDNAに関するこれらの研究の結果を
示す。                      
1第1表に示したデータから、4′−アミノメチルトリ
オキサレンはトリオキサレンよりも遥かに速(DNAと
反応すること、また一方、トリオキサレンは4′−ヒド
ロキシメチルトリオキサレンよりも大きな光化学結合の
初期速度を有していることが明らかである。90分の照
射時間において、塩基対1モル当りに結合したプンラレ
ンのモル数は、アミノメチル化合物に対しては0.18
であるのに対して、トリオキサレンおよびヒドロキシメ
チル化合物に対しては、そrLぞfl、0.09および
0.06である。また第1表は90分の照射後に、mW
中の4′−アミンメチルトリオキサレンの分子の半分以
上がDNAに共有する9に対して、4′−ヒドロキシメ
チルトリオキサレンの場合は80%よりも多くが溶液中
に遊離のまま残留することをも示している。これらの相
違は、異なるプソラレン類の分子構造が、そnらの溶解
度、光化学的反応性、およびそれらの化合物自体の光分
解に対して与える影響によって生ずるものと考えること
がもつとも妥当であろう。 下記の第m表はDNAへのプソラレンの共有結合に対す
る高強度照射の結果を示す: 第■表はプンラレンとRNAとの共有結合の達成におけ
る高強度照射の結果を示す:第1.n、IIIおよび■
表中に示したデータがら、次の結論を引き出すことがで
きる: DI’JAへの平衡結合     −゛ に対する解離
定数を表わす第1表は、4′−アミノメチル−4,5′
,8−トリメチルプソラレンがトリオキサレンよりも約
8倍も強(DNAに結合することを示している。トリオ
キサレ/の結合は4′−ヒドロキシメチルプソラレンよ
りも5倍強く、また4′−メトキシメチルトリオキプレ
/エリも2倍も強い。しかしながら、こrLらの両新規
訝導体は、なお、メトキサレンおよびその他の一般的に
市販品を入手することができるプソラレンエリも10倍
も強(DNAに対して結合する。 更に、その後の研究は、ブソラレン類の相対的な溶解度
が、4′−アミンメチルトリオキサレン、4′−ヒドロ
キシメチルトリオキサレン、4′−メトキシメチルトリ
オキサレン、メトキサレン、およびトリオキサレンの順
序で約to、ooo:68:17:80:1であること
を示している。 モルd解度を解離定数で除すことによって、−それぞn
のプソラレ/で飽和した溶液中での平衡に工・いて、D
NA結合部位を、トリオキサレンまたはの塩基対当り約
1のプソラレンである。第1表の第5aは、適当なプン
ラレンで飽和させfC,DNA溶液中の粘合部位の遊離
部位に対する比を示している。4′−ヒドロキシメチル
トリオキサレンおよび4′−メトキシメチルトリオキサ
レンは3塩基対当りに1つのブソラレンが結合する〔(
PS)/(S)=0.5)ことにより、DNA部位の飽
和がほとんど達成されることを予測できるのに対して、
4′−アミノエチルオリオキサレンは、この部位飽和の
状態の到達において10’倍も有効であるものと計算す
ることができる・(4′−アミノエチルトリオキサレン
は4′−ヒドロキシメチルトリオキサレンよりも150
4も多く浴解し且つ約100倍も強く結合する]。 本発明のプソラレン類は、ANAワイルスの不活性化に
おいても有用である。この点において、本発明のプンラ
レン類は、他の公知のプソラレン類の何rLよりも、著
るしく高い活性を有している。 高い投与率、たとえば30μt/me、にS・いて、4
1−ヒドロキシメチル−4,5′,8−トリメチルプソ
ラレン、4′−メトキシメチル−4,5′,8−トリメ
チルプソラレン、および4′−アばツメチル−4,5′
,8−)リメチルプンラレンは何れも、RNA動物クィ
りス、小水庖性口内炎りイルス(vesicular 
 stomatitis  virrbs )の不活性
化に除し、一般に市販品を入手することができる4、5
′,8−トリメチルプソラレ/よりも、はとんど100
0倍も効果的である。 この卓越した有効性を第1図に示すが、この図中で、曲
線は小水庖性口内炎りイルスの斑形成(plaqwe 
 forming)単位の生存率を、各記載プソラレン
頑の存在下における長波長紫外線照射時、#rIの関数
として示している。指示した投与率(約20〜30μf
 / me lにおいて、本発明のプソラレン類のトリ
オキサレンに対する著るしい優越性は明白である。本発
明の3種のプンラレン類は何nも、このような高投与量
においては本質的に同等である。こnらの高投与量にお
けるそれらの同等性は、前記の第1表中に示した、そn
らの解離定数KDにより、且つ既にe及した七nらの高
い水溶性(4′−メトキシメチルトリオキサレンの場合
においては、溶液は過飽和である)により、本質的に予
想できることである。指示した投与率において、ANA
は非共有的に結合した挿入グンラレン類によってほとん
ど飽和している。 かくして、3種のプソラレン類はすべて、活性において
同等であると思われる。しかしながら、トリオキサレン
は0.6μ9/stgの程度まで溶解するのみであり、
それ故、その濃度を10μ97 erg(0点)から3
0μS’ / al l各点)−!で増大させても、ウ
ィルスを不活性化させるべきその能力に対して何の効果
もない。 第2図は、第1図のものと同様な曲線を示しているが、
但しこの場合は、遥かに低いプンラレン類の濃度、すな
わち、1〜3μ97meにより得た結果に基づいている
。第2図もまた、本発明のものおよび市販のプソラレン
、トリオキサレンを含めたその他すべてのプソラレン類
に対する4′−アミノメチル−4,5′,8−トリメチ
ルプソラレンの疑いの余地のない優越性を示している。 4′−アミノメチル誘導体のこの優越性は、同じく第1
表中に示した##定数、KD、を参照すnば明らかなよ
うに、核酸に対するそのエリ強い結合性に基づいている
。 第1および第2の両図に示したデータは、以下の手順を
用いて得たものである: 5X10’のウィルス斑形成単位を含有する500μt
の燐酸塩緩衝塩水を、直径3.5Crnのペトリ皿中に
入れて、プンラレンの存在または不在下において、ピー
・ダブリュー・アレンカンパニー、ロンドア (/′,
W、A11en  Co、jLo?Ldon )のA4
05型長波長紫外線灯を用いて照射した。 いくつかの時間間隔において、50μtの部、分試料を
皿から採取して、ウィルス斑形成単位の量を滴定した。 紛試料の希釈物は調節可能なピペットヲ用いて調製し、
そnlプラスチック盆中で生長させた鶏の原発注線徴維
芽細胞(pritnarychicken fibro
blast )の単一層上にのせた。ワイルスの吸着後
に、培養物1に20%の子牛の血清および3%のメチル
セルロースを含有スる培養基でおおった。35℃におい
て2〜4日間培養したのち、ニュトラル・レッドをガロ
えた。9イルスは小水庖性ロ内炎インジアナ菌株(Ve
sicwlar  stomatitis  virl
LsIndiana  5train)でめった。
【図面の簡単な説明】
Q1図は小水崩性口内炎ウィルスの比較的高濃度の各種
プソラレン類の存在における長波長系外線の照射後の生
存率を、照射時間の関数として表わした曲線を示す。こ
の図中で、黒丸(・]=光のみ:白丸(0)=aoμy
7atのトリオキサレン;黒四角(■)=30μ2/@
lの4′−ヒドロキシメチルトルオキサレン;白三角(
Δ)=30μ9 / p、lの4′−トリオキサレン;
黒三角(ム)=20μm/1の4′−アミノメチルトリ
オキサレン。 ■ 第2図は著るしく低い濃度のプソラレン類の存    
  :□ 布下における第1図と同様な曲線を示す。この図   
    1゜□ 中で、黒丸(・)=光のみ:白丸(○)=10μ   
   1f/dのトリオキサレン;黒四角(−)=1μ
21/ meの累■Q蛯双4 ’−ヒドロキシメチルト
リオ       iキサシン:白玉1ATΔ) =3
 /!j r/dノ4 ’−メトキシメチルトリオキサ
レン、黒三角(ム)=21μf / mlの4′−アミ
ノメチルトリオキサレン。 特許出願人  ザ・リージエンツ・オプ・ザ・ユニバー
シティ・オプ・カリフォルニア           
 l・第1図 叶射叫間(介) 第2図 IQ     20    30 餡射時間(切

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくとも1つの結合部位上において共有結合せし
    められた4′−置換4,5′,8−トリメチルプソラレ
    ンを有するデオキシリボ核酸。 2、該プソラレンが4′−ヒドロキシメチル−4,5′
    ,8−トリメチルプソラレンである特許請求の範囲第1
    項記載のデオキシリボ核酸。 3、該プソラレンが4′−メトキシメチル−4,5′,
    8−トリメチルプソラレンである特許請求の範囲第1項
    記載のデオキシリボ核酸。 4、該プソラレンが4′−アミノメチル−4,5′,8
    −トリメチルプソラレンである特許請求の範囲第1項記
    載のデオキシリボ核酸。 5、少なくとも1つの結合部位上において共有結合せし
    められた4′−置換4,5′,8−トリメチルプソラレ
    ンを有するリボ核酸。 6、該プソラレンが4′−ヒドロキシメチル−4,5′
    ,8−トリメチルプソラレンである特許請求の範囲第5
    項記載核酸。 7、該プソラレンが4′−メトキシメチル−4,5′,
    8−トリメチルプソラレンである特許請求の範囲第5項
    記載の核酸。 8、該プソラレンが4′−アミノメチル−4,5′,8
    −トリメチルプソラレンである特許請求の範囲第5項記
    載の核酸。
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