JPS62127483A - 化学洗浄剤 - Google Patents
化学洗浄剤Info
- Publication number
- JPS62127483A JPS62127483A JP26554185A JP26554185A JPS62127483A JP S62127483 A JPS62127483 A JP S62127483A JP 26554185 A JP26554185 A JP 26554185A JP 26554185 A JP26554185 A JP 26554185A JP S62127483 A JPS62127483 A JP S62127483A
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- Japan
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- hydrazine
- malonic acid
- acid
- chemical detergent
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- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は金属表面等の化学洗浄剤、特に原子力機器の
除染に適した化学洗浄剤に関するものである。
除染に適した化学洗浄剤に関するものである。
原子炉−次冷却水系の機器、配管等の金属材料表面には
マグネタイト（Ｆｅ、 ０４）、ヘマタイト（ｃＦｅ、
０３）、ニッケルフェライト（ＮＩＦｅ２０４）などに
代表される金属酸化物（クラッド）が付着する。これら
の結晶格子中に、”Ｃｏ、 ”Ｃｏ、 ”Ｍｎなどの放
射性核種が取り込まれて蓄積し、原子力発電所従事者の
被ばく量増大の原因となっている。
マグネタイト（Ｆｅ、 ０４）、ヘマタイト（ｃＦｅ、
０３）、ニッケルフェライト（ＮＩＦｅ２０４）などに
代表される金属酸化物（クラッド）が付着する。これら
の結晶格子中に、”Ｃｏ、 ”Ｃｏ、 ”Ｍｎなどの放
射性核種が取り込まれて蓄積し、原子力発電所従事者の
被ばく量増大の原因となっている。
そのため最近では、この放射性クラッドを取り除くいわ
ゆる除染が重要視され、特に化学洗浄剤を用いてクラッ
ドを溶解除去する化学除染技術の研究が盛んに行われて
いる。化学除染技術の最大のポイントは、上記のような
放射性クラットをいかに効率よく溶解除去するかにあり
、しかもその際母材金属に腐食損傷を与えないことが重
要である。
ゆる除染が重要視され、特に化学洗浄剤を用いてクラッ
ドを溶解除去する化学除染技術の研究が盛んに行われて
いる。化学除染技術の最大のポイントは、上記のような
放射性クラットをいかに効率よく溶解除去するかにあり
、しかもその際母材金属に腐食損傷を与えないことが重
要である。
このようなりラッド成分を除去する従来の除染技術とし
て、シュウ酸とクエン酸アンモニウムを含む化学洗浄剤
を用いるＣ１ｔｒｏｘ法（特公昭４５−３７３６０号）
、およびシュウ酸とヒドラジンを含む化学洗浄剤を用い
るシュウ酸ヒドラジン法（特開昭５７−９８８５号）が
ある。
て、シュウ酸とクエン酸アンモニウムを含む化学洗浄剤
を用いるＣ１ｔｒｏｘ法（特公昭４５−３７３６０号）
、およびシュウ酸とヒドラジンを含む化学洗浄剤を用い
るシュウ酸ヒドラジン法（特開昭５７−９８８５号）が
ある。
しかしながら、上記のような従来の化学洗浄剤は、Ｃ１
ｔｒｏｘ法の場合、ステンレス鋼（特に鋭敏化材や鋳物
）に対して腐食性が強いため、使用温度を低く、かつ時
間を短くコントロールする必要があり、そのためにクラ
ッドの溶解力が低下してしまうという問題点がある。ま
たシュウ酸ヒドラジン法の場合は、薬剤の水に対する溶
解度が低いため、現場作業性が悪いという問題点がある
。
ｔｒｏｘ法の場合、ステンレス鋼（特に鋭敏化材や鋳物
）に対して腐食性が強いため、使用温度を低く、かつ時
間を短くコントロールする必要があり、そのためにクラ
ッドの溶解力が低下してしまうという問題点がある。ま
たシュウ酸ヒドラジン法の場合は、薬剤の水に対する溶
解度が低いため、現場作業性が悪いという問題点がある
。
この発明は上記問題点を解決するためのもので、高い洗
浄力を有していて放射性クラッドの除染も可能であり、
かつ金属材料に対する腐食性が小さく、現場作業性も良
好で、原子力機器の除染に好適な化学洗浄剤を提供する
ことを目的としている。
浄力を有していて放射性クラッドの除染も可能であり、
かつ金属材料に対する腐食性が小さく、現場作業性も良
好で、原子力機器の除染に好適な化学洗浄剤を提供する
ことを目的としている。
この発明は、マロン酸とヒドラジンを有効成分として含
有する組成物からなる化学洗浄剤である。
有する組成物からなる化学洗浄剤である。
マロン酸は通常は酸の形で使用されるが、場合によって
は一部にナトリウム塩等の塩が含まれていてもよい。ま
たヒドラジンは通常は水加ヒドラジンの形で使用される
が、場合によっては硫酸ヒドラジン、塩酸ヒドラジン等
の塩を用いてもよい。
は一部にナトリウム塩等の塩が含まれていてもよい。ま
たヒドラジンは通常は水加ヒドラジンの形で使用される
が、場合によっては硫酸ヒドラジン、塩酸ヒドラジン等
の塩を用いてもよい。
マロン酸とヒドラジンの配合比は重量比で（９：１）〜
（１：９）、好ましくは（７： ３）〜（３： ７）程
度である。
（１：９）、好ましくは（７： ３）〜（３： ７）程
度である。
マロン酸およびヒドラジンは予め配合したものを洗浄す
る系に添加して洗浄を行ってもよいが、別々に添加して
配合し１組成物として使用してもよい。組成物の使用濃
度はマロン酸の濃度で１〜ｌＯ重量％、好ましくは３〜
７重量％程度である。
る系に添加して洗浄を行ってもよいが、別々に添加して
配合し１組成物として使用してもよい。組成物の使用濃
度はマロン酸の濃度で１〜ｌＯ重量％、好ましくは３〜
７重量％程度である。
使用時のｐ＋１は２．５〜６、好ましくは３〜４．５で
あり、使用濃度のマロン酸に水加ヒドラジンを添加して
所定ｐＨに調整して使用するのが望ましい。
あり、使用濃度のマロン酸に水加ヒドラジンを添加して
所定ｐＨに調整して使用するのが望ましい。
上記の化学洗浄剤は原子力発電プラント等の原子力機器
その他の被洗浄物に注入し、その汚染された金属表面と
接触させることにより、金属表面の付着物を洗浄除去す
る。洗浄温度は常温ないし各成分の分解温度の範囲の任
意の温度で洗浄することができ、特に８０〜１００℃の
高温で洗浄を行うと、洗浄力は高く、また金属材料に対
する腐食性は小さい。
その他の被洗浄物に注入し、その汚染された金属表面と
接触させることにより、金属表面の付着物を洗浄除去す
る。洗浄温度は常温ないし各成分の分解温度の範囲の任
意の温度で洗浄することができ、特に８０〜１００℃の
高温で洗浄を行うと、洗浄力は高く、また金属材料に対
する腐食性は小さい。
本発明の化学洗浄剤は水溶性が高いため、現場で容易に
溶解して洗浄液を調製することができ。
溶解して洗浄液を調製することができ。
また毒性、環境汚染性などが小さいため、現場作業性は
優れている。
優れている。
本発明の化学洗浄剤は、上記各成分のほかに、他の洗浄
剤、助剤、腐食抑制剤等の他の成分を含んでいてもよい
。また本発明の化学洗浄剤は原子力機器の除染に適して
いるが、他の機器の洗浄にも使用できる。
剤、助剤、腐食抑制剤等の他の成分を含んでいてもよい
。また本発明の化学洗浄剤は原子力機器の除染に適して
いるが、他の機器の洗浄にも使用できる。
本発明によれば、マロン酸とヒドラジンを有効成分とし
たので、高い洗浄力を有していて放射性クラッドの除染
も可能であり、かつ金属材料に対する腐食性が小さく、
現場作業性に優れているなどの効果がある。
たので、高い洗浄力を有していて放射性クラッドの除染
も可能であり、かつ金属材料に対する腐食性が小さく、
現場作業性に優れているなどの効果がある。
以下、本発明の実施例について説明する。
実施例１
模擬クラッド（ａＦｅ、Ｏ，、ＮｉＦｅ、０４）を対象
に、本発明の方法による溶解性を確認した。まず５重量
％濃度のマロン酸を含み、水加ヒドラジンで各種ｐｌ＋
に調整した溶液５００ａｕをビー力にとり、これにａＦ
ｅ、Ｏ，またはＮｉＦｅ、Ｏ，の粉末１ｇを添加した。
に、本発明の方法による溶解性を確認した。まず５重量
％濃度のマロン酸を含み、水加ヒドラジンで各種ｐｌ＋
に調整した溶液５００ａｕをビー力にとり、これにａＦ
ｅ、Ｏ，またはＮｉＦｅ、Ｏ，の粉末１ｇを添加した。
９０℃恒温浴槽中に浸漬し、スタークで攪拌しながら４
時間溶解試験を行った。αＦｅ、 ０．の溶解試験の結
果を第１図に示し、ＮｉＦｅ、 Ｏ，の溶解試験の結果
を第２図に示す。
時間溶解試験を行った。αＦｅ、 ０．の溶解試験の結
果を第１図に示し、ＮｉＦｅ、 Ｏ，の溶解試験の結果
を第２図に示す。
比較例として、αＦｅ、 Ｏ，について、シュウ酸とク
エン酸アンモニウム（１： １）の５重量％溶液を用い
たＣ１ｔｒｏｘ法（Ａ）、および５重量％のクエン酸を
水加ヒドラジンでｐＨ４に調整した組成物（Ｂ）により
同様の試験を行った結果を第１図に併記する。
エン酸アンモニウム（１： １）の５重量％溶液を用い
たＣ１ｔｒｏｘ法（Ａ）、および５重量％のクエン酸を
水加ヒドラジンでｐＨ４に調整した組成物（Ｂ）により
同様の試験を行った結果を第１図に併記する。
第１図および第２図から明らかなように、いずれも溶解
のピークが認められ、αＦｅ、 Ｏ，の場合はｐＨ４付
近、ＮｉＦｅ、 Ｏ，の場合はｐＨ３付近であり、その
前後で比較例よりもはるかに高い洗浄力を有することが
わかる。
のピークが認められ、αＦｅ、 Ｏ，の場合はｐＨ４付
近、ＮｉＦｅ、 Ｏ，の場合はｐＨ３付近であり、その
前後で比較例よりもはるかに高い洗浄力を有することが
わかる。
実施例２
原子炉−次冷却水系機器の主要構成材である表１のステ
ンレス鋼に対する腐食性を調べた。実施例１と同様の方
法で調整したＰ１１４のマロン酸溶液に、各種材質の試
験片を浸漬し、９０°Ｃ１４ｈｒにおける腐食減量を測
定した結果を表１に示す。表１中、鋭敏化ＳＯ３３０４
は６００〜６５０℃に加熱して鋭敏化したものである。
ンレス鋼に対する腐食性を調べた。実施例１と同様の方
法で調整したＰ１１４のマロン酸溶液に、各種材質の試
験片を浸漬し、９０°Ｃ１４ｈｒにおける腐食減量を測
定した結果を表１に示す。表１中、鋭敏化ＳＯ３３０４
は６００〜６５０℃に加熱して鋭敏化したものである。
表 １
以上の結果より、本発明の薬剤のステンレス鋼に対する
腐食減量が極めて低いことがわかる。
腐食減量が極めて低いことがわかる。
第１図および第２図は実施例１の結果を示すグラフであ
る。 代理人 弁理士 柳 原 成 第１図 第２図 Ｈ
る。 代理人 弁理士 柳 原 成 第１図 第２図 Ｈ
Claims (4)
- （１）マロン酸とヒドラジンを有効成分として含有する
組成物からなる化学洗浄剤。 - （２）マロン酸とヒドラジンの配合比が重量比で（９：
１）〜（１：９）である特許請求の範囲第１項記載の化
学洗浄剤。 - （３）組成物のｐＨが２．５〜６である特許請求の範囲
第１項または第２項記載の化学洗浄剤。 - （４）組成物が原子力機器の除染用のものである特許請
求の範囲第１項ないし第３項のいずれかに記載の化学洗
浄剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26554185A JPS62127483A (ja) | 1985-11-26 | 1985-11-26 | 化学洗浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26554185A JPS62127483A (ja) | 1985-11-26 | 1985-11-26 | 化学洗浄剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62127483A true JPS62127483A (ja) | 1987-06-09 |
Family
ID=17418556
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26554185A Pending JPS62127483A (ja) | 1985-11-26 | 1985-11-26 | 化学洗浄剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62127483A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015161649A (ja) * | 2014-02-28 | 2015-09-07 | 日立Ｇｅニュークリア・エナジー株式会社 | 有機系放射性固体廃棄物の処理方法及びその処理装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5344138A (en) * | 1976-10-05 | 1978-04-20 | Canon Inc | Electronic calculator |
-
1985
- 1985-11-26 JP JP26554185A patent/JPS62127483A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5344138A (en) * | 1976-10-05 | 1978-04-20 | Canon Inc | Electronic calculator |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015161649A (ja) * | 2014-02-28 | 2015-09-07 | 日立Ｇｅニュークリア・エナジー株式会社 | 有機系放射性固体廃棄物の処理方法及びその処理装置 |
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