JPS62126072A - ダンサロール制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、張力を制御するためのダンサロールの制御方
式に関する。

〔従来の技術〕

従来、製紙工場の抄紙機などにおいて、紙質変化や乾燥
むら等による紙の伸縮率変化に対するドロー調整、即ち
、２°セクシロン間の速度比率または速度差をつけるこ
とによる紙の張力の調整は手動で行われてきた。

ダンサロール制御追加による自動調整方法は、従来のも
のは第２図に示すように秒速マスター指令１２と外部ド
ロー増減信号５を乗算した抄速設定値６にダンサロール
速度補正値７を加えることにより、秒速マスター指令８
を可変し、自動ドロー調整を行う方法であり、抄速設定
値６と実測速度９が異なり、途中でダンサロール制御を
「切」にした場合、それまでのダンサロール補正分を手
動ドロー調整する必要があるなど、操作性の悪さが残る
。また、ダンサロール変位によってドロー調整時の速度
変化率が変わるため、紙質に悪影響を与えるなどの問題
点があった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は、このような従来の問題点に鑑み、ダンサロー
ル位置制御とドロー設定器とを組み合わせ、ダンサロー
ル位置偏差が零になるようにドロー設定値を変えること
により、オペレータ操作と全（同じ加減速レートでドロ
ー調整を自動的に行ない、操作性や操業の改善を図るこ
とを目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点を解決するために、本発明では、ドロー調整
において、ドロー設定回路をダンサロール制御ループ内
に組み込み、この制御ループによりダンサロール補正量
と同じ量だけドロー設定値自身を変化させ、これを記憶
させることにより自動ドロー調整を行なうようにしたも
のである。

〔作用〕

本発明では、外部ドロー増減信号とダンサロール速度補
正信号との論理和をドロー設定値として与え、自動ドロ
ー調整を行なう。

〔実施例〕

以下、本発明を第１図に示す実施例に基づいて具体的に
説明する。

同図において、１はドロー設定回路、２はダンサロール
、３は変位検出器、４はダンサロール制御器、５は外部
ドロー増減信号、６は秒速設定値、７はダンサロール速
度補正信号、８は抄速マスター指令、９は速度検出値、
ＩＯは本セクシッン駆動ロール、１１は前段セフシラン
駆動ロール、１２はドロー設定値、ＡＳＲは速度制御器
、ＴＨＹはサイリスク変換装置、Ｍは駆動モータ、ＴＧ
は駆動モータＭの速度検出器、ＭＬは乗算器である。

また、上記ドロー設定回路１は、ヒステリシス付コンパ
レータ７１と、その出力信号７２と外部ドロー増減信号
５との論理和をとるオア回路ＯＲおよびアップダウンカ
ウンタ（または電動操作抵抗器等）７４とより構成され
、ドロー増減信号５またはダンサロール位置検出信号７
の極性判別をヒステリシス付コンパレータ７１で行ない
、その出力信号７２の極性によってアップダウンカウン
タ７４の出力を増減させ、ドロー設定値１２を調整する
ものである。アップダウンカウンタ７４は、ドロー増減
信号５またはコンパレータ７１の出力信号７２が正の間
カウントアンプし、負の間カウントダウンする。このと
き、アップダウン率は一定勾配としており、ダンサロー
ルの位置に関係なく速度変化率が常に一定となる。

上記第１図のブロック図において、外部ドロー増減信号
５がドロー設定回路１に与えられている間、その出力で
あるドロー一定値信号１２は増減する。この信号１２と
秒速マスター指令８が乗算器ＭＬにて乗算され、ドロー
設定を含んだ秒速設定値６となる。従って、外部ドロー
増減信号５によって、秒速マスター指令８の信号に対す
る手動ドロー調整を行うことができる。

３は、ダンサロール２の変位を電気信号に変換する変位
検出器であり、同変位検出器３によって検出された変位
の電気量はダンサロール制御器４にてダンサロール速度
補正信号７に変換され、ドロー設定回路１のドロー設定
増減信号となり、ダンサロール２が定位置になるまでド
ロー設定回路１の出力信号であるドロー設定値信号１２
が自動調整される。

ドロー設定回路ｌは、外部ドロー増減信号５またはダン
サロール速度補正信号７のＯＲ信号によってドロー設定
値１２を可変する。従って、ダンサロール制御による抄
速補正値はドロー設定回路１によってドロー設定値とし
て記憶される。さらに、ドロー設定値信号１２の変化率
は、外部ドロー増減信号５、ダンサロール速度補正信号
７のいかんを問わず一定であるため、従来の問題点を解
決することができる。

即ち、従来のダンサロール制御はダンサロールの現在の
変位量によって、その時点の速度補正量が決まるため、
ダンサロール変位量が大きいと早く回復しようとし、そ
のため上記の速度変化率が大きく設定されることになる
が、本発明の方式では、アンプダウンカウンタの加減速
レートが一定のため、ダンサロール位置に無関係に速度
変化率が一定となり、紙に加わる力が安定することにな
る。

なお、本発明は、抄紙機のみならず、他の祇加エライン
、フィルム製造加工ラインにも応用できる。

〔発明の効果〕

上述したように本発明によれば、オペレータ操作と同じ
加減速レートでドロー調整を自動的に行なうことができ
るので、操作性や操業の改善を図ることができ、またダ
ンサロール制御を切っても今までのダンサロール補正量
がドロー設定回路て残っているため、速度変動ショック
がないなど、抄紙機操作におけるテングーの負担軽減と
紙切れ防止、さらには紙質の安定、向上に寄与すること
ができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の構成を示すブロック図、第２
図は従来の例を示すブロック図である。 ｌ−ドロー設定回路　２：ダンサロール３：変位検出器
　　　４：ダンサロール制御器５：外部ドロー増減信号
　６：抄速設定値７：ダンサロール速度補正信号 ８：秒速マスター指令　　９：速度検出値ｌＯ二本セク
ション駆動ロール １１：前段セクション駆動ロール １２ニドロー設定値

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、ドロー調整において、ドロー設定回路をダンサロー
   ル制御ループ内に組み込み、この制御ループによりダン
   サロール補正量と同じ量だけドロー設定値自身を変化さ
   せ、これを記憶させることにより自動ドロー調整を行う
   ことを特徴とするダンサロール制御方式。