JPS62124642A - 磁気光学薄膜の製造方法 - Google Patents

磁気光学薄膜の製造方法

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JPS62124642A
JPS62124642A JP26443985A JP26443985A JPS62124642A JP S62124642 A JPS62124642 A JP S62124642A JP 26443985 A JP26443985 A JP 26443985A JP 26443985 A JP26443985 A JP 26443985A JP S62124642 A JPS62124642 A JP S62124642A
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JP
Japan
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magneto
heat treatment
substrate
thin film
laminated films
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Pending
Application number
JP26443985A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Inukai
犬飼 隆
Kenichi Ono
小野 堅一
Shigeto Matsuoka
茂登 松岡
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は磁気光学薄膜の製造方法、さらに詳細には、大
きな磁気カー効果、大きなファラデー効果並びに透光性
を有する合金磁気光学薄膜の製造方法に関する。
〔発明の技術的背景〕
金属あるいは合金磁気光学薄膜は、それらのカー回転を
利用して、光磁気記録媒体への応用が考えられている。
光磁気記録媒体として、最も重要な条件の一つは、再生
特性の信号/雑音(C/N ’)に比を大きくすること
である。このC/N比を大きくするために、媒体の多層
構造などの工夫がなされているが、その中で基本となる
ことは、大きな磁気カー回転角(θK)を有する磁気光
学薄膜を得ることである。従来、光磁気記録媒体材料と
して検討されている、たとえばCdCoなどの合金磁気
光学薄膜は、θにが十分な大きさではないという欠点が
あった。
一方、光応用技術の発展により、光との相互作用を有す
る各種の光変換素子が必要とされ、この一つとして透光
性のよい、磁気光学素子が注目されている。現在、この
要求に応えるものとしてガーネット系薄膜が実用されて
いるが、組成コントロールなどの製造法が難しいなどの
欠点を有している。これに対し、ファラデー回転角(θ
F)の大きいFeXCo、 MnB1などの金属、合金
薄膜は透過性が悪く、このため材料選択の目安である性
能指数(2θF/α:αは光の吸収係数)が小さくなり
実用的ではなかった。
〔発明の概要〕
本発明は上述の点に鑑みなされたものであり、すぐれた
磁気光学効果、すなわち大きなθにと大きなθFを有し
、かつ透光性のある磁気光学薄膜を制御性良く製造する
方法を提供することを目的とする。
したがって、本発明による磁気光学薄膜の製造方法によ
れば、Pt、 MnおよびSbを任意の順序で、少なく
とも一回以上、基板上に堆積させて積層膜を形成し、次
いでこの積層膜を130〜900℃の温度範囲で熱処理
を行ない、二重CsC1型結晶構造(C1b構造)を有
するPt−Mn−Sb合金膜とすることを特徴としてい
る。
また、本発明による第二の磁気光学薄膜の製造方法によ
れば、120〜800℃に加熱した基板上へPt、 M
nおよびSbを任意の順序で、少なくとも一回以上積層
し、二重CsC1型結晶構造(C1h構造)を有するP
t−Mn−Sb合金膜を形成することを特徴としている
本発明による磁気光学薄膜の製造方法によれば、基板上
にr’t、、MnおよびSbをそれぞれ任意の順序で少
なくとも一回以上堆積させ、130〜900℃の温度で
熱処理を行ない、あるいは120〜800℃に加熱した
基板上にPt、 MnおよびSbをそれぞれ任意の順序
で少なくとも一回以上堆積させて、二重CsCl型結晶
構造(C1b構造)のP L −M n−5b合金膜を
製造するため、組成制御が容易に可能であり、また再現
性が良好であるという利点を生じる。
すなわち、PL、 MnおよびSbをそれぞれ堆積させ
る過程において、各元素の堆積速度を十分制御すること
により、各元素の1層分の厚さを正確に制御することが
容易であり、最終のPt−Mn−Sb合金層の組成制御
が容易であること、また各元素を交互に堆積することに
よって各元素1層分の厚さを十分薄くできるため、熱処
理中または高温度基板への堆積に十分な原子の拡散が起
こり、磁気光学特性の良好なC1,b構造を有するP 
t −M n−Sb薄膜が容易に、かつ再現性よく得ら
れるからである。
〔発明の詳細な説明〕
本発明による第一の磁気光学薄膜の製造方法によれば、
まず、基板上にPt、 MnおよびSbを、任意の順序
で、少なくとも一回以上堆積して積層膜を形成する。す
なわち、このPt、 Mn、 Sbの堆積は、それぞれ
任意の順序で行うことができ、また複数回堆積を行って
もよい。
前記Pt、 Mn、 Sbを堆積させる方法は、本発明
において基本的に限定されるものではない。たとえば、
真空蒸着法、レーザビーム蒸着法、イオンビーム蒸着法
、イオンクラスタビーム蒸着法、イオンブレーティング
法、r、f、マグネトロンスパッタリング法、対向スパ
ンタリング法など種々の方法を用いることができる。
このようにPL、、MnおよびSbを堆積させる基板は
、本発明において基本的に限定されるものではあく、従
来磁気光学薄膜を形成する基板として用いられたものを
有効に用いることができる。たとえば、石英ガラス基板
であることができる。
本発明による第一の発明においては、この基板は必ずし
も加熱する必要はないが、多少加熱しておいてもよい。
前述のようにI’t、 Mn、 Sbの積層膜を任意の
順序で、少なくとも一層づつ形成したのち、熱処理をか
生じ、磁気光学特性の良好なC1,b構造を有するP 
t −M n −S b合金膜が得られない虞を生じ、
一方、900℃を超えると、後述の実施例より明らかな
ように薄膜が溶解する虞を生じるからである。
熱処理の時間は、好ましくは、30分以上であるのがよ
い。30分未満であると、各元素の拡散が十分でない虞
を生じるからである。
このように形成されるPt−Mn−Sb合金層は、本発
明においては二重CsCl型結晶構造、すなわちC1b
構造を有するものを製造する。このC1b構造は磁気光
学特性が良好であるからである。このC1b構造を有す
る相は、好ましくは体積比で30%以上であるのがよい
。前記C1b構造を有する相が30%未満であると、後
述の実施例より明らかなように、良好な光学特性と透光
性を有するPt−Mn−Sb合金膜かえられにくいから
である。
次ぎに本発明による第二の磁気光学薄膜の製造方法につ
いて説明する。
本発明による第二の磁気光学薄膜の製造方法によれば、
120〜800℃に加熱された基板上に、任意の順序で
PtXMnおよびSbを少なくとも一回以上堆積させて
、C1b構造を有するPt−Mn−Sb合金層を形成さ
せる。
なお、前記基板、各元素の堆積方法、製造されるPt 
 Mn−Sb合金層などは第一の発明と同様であるので
、説明を省略する。
本発明による第二の発明においては、基板を加熱してお
き、この加熱された基板上に、Pt、 MnおよびSb
を任意の順序で、少なくとも一回以上堆積させることを
特徴としている。
基板温度が120℃未満であると、各元素が十分に拡散
せず、C11)構造を有するP t −M n−5b合
金層を形成しない虞があり、一方800℃を超えると、
蒸気圧の高いSbおよびMnが再蒸発して、組成変動を
生しる膚があるからである。
以下、本発明の実施例について説明する。
実施例 真空度 3 xto−5Paに排気した真空蒸着装置に
おいて、蒸発原料のPL、 MnおよびSbをそれぞれ
等配位に配置し、その中央部上方に配置した回転してい
る石英ガラス基板上へ、Pt、 MnおよびSbをそれ
ぞれ1層づつ順番に堆積させた。ここでPt1およびS
bは電子線加熱によって、Mnは抵抗加熱によって蒸発
させた。
製造される合金組成は、Pt、 MnおよびSbの蒸発
源それぞれに設置した膜厚モニターにより各元素の蒸着
速度と膜厚を精密に調整することによって制御した。基
板温度を室温から800℃とし、得た堆積膜の一部は真
空中、もしくは不活性ガス雰囲気中で熱処理を行った。
上記の方法で得られた組成が原子濃度比でPt:Mn:
5b=1  :1  :lのPt−Mn−Sb合金薄膜
の形成条件と磁気光学特性を、第1表のNo、1〜No
、 16として示す。また、前記Pt : Mn : 
Sbの組成を変化させて製造したPt−Mn−Sb合金
薄膜の磁気光学薄膜毒 た1段積層膜を各温度で熱処理を行ったときの場合の、
本発明による第一の発明の実施例であり、試料No、 
1は比較例として示しである。
このうち、試料No、 1〜3におけるMn  −要分
の厚さが461 人、No、 4でばMn  −要分の
厚さが230人、No、 5ではMn  −要分の厚さ
が115人の場合であり、Pt−Mn−5b堆積膜の組
成が原子濃度比で1  :l  :lになるように、p
t  −要分の厚さはMn   ff4分の厚さの1.
39倍、Sb  −要分の厚さはMn  −要分の厚さ
の2.46倍になるように堆積させた。
試料No、 1の薄膜では400℃の熱処理によってC
1b相は全く生成されず、このため磁気光学特性および
透光性は悪い。試料No、 2および試料No。
3は、それぞれ500℃と850℃で熱処理を行った場
合であって、原子の拡散が十分に進み、形成された薄膜
はC1b相のみとなった。このため、20に、2θFは
、大きな値になり、透過性も良好であった。試料No、
 4は、試料No、 1に比較してMn−要分の厚さを
1/2とし、400℃で熱処理した場合であって、薄膜
はC1b相のみとなり、良好な磁気光学特性と透光性を
示す。試料No、 5は、さらにMn  −要分の厚さ
を試料No、 1の1/4と薄くした場合であって、3
00℃の熱処理温度で薄膜の殆どがC1b相になった。
試料No、 6〜8は、Mn  一層分の厚さをさらに
薄くして、多段に堆積し、熱処理を行った本発明による
第一の発明の実施例であり、No、 9はその比較例で
ある。
各元素の一要分の厚さを薄くすることにより、C1b相
が得られる熱処理温度は低くなり、試料N。
、8に示すように、Mn  一層分の厚さが10人(薄
膜中のMnNとしての厚さは150人)のときには、1
30℃の熱処理によって薄膜は、大部分がC1b相にな
り、良好な磁気光学特性と透光性を示す。比較例No、
 9で示したように、熱処理温度が110℃のときには
原子の十分な拡散が起こらず、C1b相かえられないた
め、磁気光学特性は悪かった。
試料No、 16は基板を多少加熱しておいた場合の本
発明による第一の発明の実施例であり、試料N。
、15はその比較例である。
この場合も、熱処理温度が130℃以上であるとC1b
相が得られ、110℃で処理を行ったときにはCub相
が得られないことが確認された。
以上の実施例および比較例より、基板へのpt、Mnお
よびSbを交互に堆積させて製造する薄膜において1.
良好な磁気光学特性と透光性を示すC1b相を有するP
t−Mn−5b合金薄膜を得るためには、熱処理温度を
130℃から900℃にするのがよいことが確認された
試料No、 12〜No、 14は加熱した基板上にP
t、 MnおよびSbを交互に堆積したときの、本発明
による第二の発明の実施例であり、No、 10および
No、 11はその比較例である。
Mn  一層分の厚さが厚い試料No、 10では基板
温度が300℃でもC1b相の生成はみられないが、試
料No、 12に示すようにMn  一層の厚さが25
人と薄くなると、基板温度が140°Cの低温であって
も、C1b相が生成され、良好な磁気光学特性と透光性
を示した。また、比較例の試料No、 11のように基
板温度が110℃のときには、ctb相の生成が認めら
れなかった。また、実施例試料No、 14の場合は基
板温度が700℃のときであり、C1,b相の体積率は
試料No、 13のときよりも小さくなっている。これ
は基板温度が高くなると、上記厚の高いSbおよCl2
) びMnの再蒸発によって組成にずれを生じるからである
以上の実施例および比較例より、良好な磁気光学特性と
透光率を有するP t−M n −S b合金薄膜をえ
るためには、120〜800℃の温度範囲であるのがよ
い。基板温度が800℃になると、組成変動が大きく成
りすぎる虞があるからである。
なお試料No、 6と試料No、 13に示した条件で
、Pt−Mn−Sb合金薄膜の形成を数回試みたところ
、同一条件では同様の磁気光学特性の薄膜が得られた。
すなわち本発明による製造方法は組成制御性および再現
性が良好なことがわかった。
第2表はPt、 MnおよびSbの組成比を変化させて
Pt−Mn−5b合金薄膜を製造し、薄膜中のC1b相
の体積率を変化させたときの実施例を示すものであり、
試料No、 17〜20は本発明の第二の発明の場合、
試料No、 2)〜24は本発明による第一の発明の実
施例を示している。
この実施例より明らかなように、C1b相の体積率が3
0%以上のときに、それらの薄膜2θにおよび2θF/
αは、CdCo薄膜の2θに−0,6〜0.8°、20
F/α−0,5と同等以上になる。この結果よりC1b
相は体積比で30%以上であることが望ましいことがわ
かった。
(以下余白) 第1表(光の波長632.8 nm、磁片kOe、熱処
理時間1〜10時圃第2表 〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明による磁気光学薄膜の製造
方法によれば、Pt、 MnおよびSbを交互に堆積し
たのち、130℃から900℃の温度範囲で熱処理を行
う、あるいは120℃から800°Cに加熱された基板
上に、Pt、 MnおよびSbを交互に堆積させること
によって、磁気光学特性および透光性の優れたC1b相
を有するP t −M n−5b合金磁気光学薄膜を制
御性よく、また再現性良好に製造できるという利点があ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Pt、MnおよびSbを任意の順序で、少なくと
    も一回以上、基板上に堆積させて積層膜を形成し、次い
    でこの積層膜を130〜900℃の温度範囲で熱処理を
    行ない、二重CsCl型結晶構造を有するPt−Mn−
    Sb合金膜とすることを特徴とする磁気光学薄膜の製造
    方法。
  2. (2)120〜800℃に加熱した基板上へPt、Mn
    およびSbを任意の順序で、少なくとも一回以上積層し
    、二重CsCl型結晶構造を有するPt−Mn−Sb合
    金膜を形成することを特徴とする磁気光学薄膜の製造方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996008008A1 (fr) * 1994-09-06 1996-03-14 Migaku Takahashi Couche magneto-optique mince, support d'enregistrement magneto-optique et son procede de production

Cited By (2)

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WO1996008008A1 (fr) * 1994-09-06 1996-03-14 Migaku Takahashi Couche magneto-optique mince, support d'enregistrement magneto-optique et son procede de production
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