JPS6212441Y2 - - Google Patents

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JPS6212441Y2
JPS6212441Y2 JP11319381U JP11319381U JPS6212441Y2 JP S6212441 Y2 JPS6212441 Y2 JP S6212441Y2 JP 11319381 U JP11319381 U JP 11319381U JP 11319381 U JP11319381 U JP 11319381U JP S6212441 Y2 JPS6212441 Y2 JP S6212441Y2
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nozzle
hole
compressed air
ultra
tip
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JP11319381U
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JPS5819761U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、水、薬液等の液体を、靄に近い超微
霧状粒子にして噴霧する超微霧発生ノズルに関す
るものである。
液体を靄に近い超微霧状粒子にして噴霧するこ
とによつて、例えば、繊維工場や家具店店舗等で
加湿する際、商品(繊維、布、家具等)や工場の
床、壁等に水滴を結んだり、染みを作つたりする
ことが少く、また、農作物等の病害虫防除に用い
た場合には、超微霧状薬液粒子が作物の隅々まで
浮遊、浸透していつて付着し、そのうえ展着性も
良好で、付着粒子同志が結合して雫となつて滴下
することがない、等の利点があることが判明して
いる。
この利点を活かすべく、液体を靄に近い超微霧
状粒子化するノズルとして、液体の流通路たる放
射孔と、この放射孔の周囲に圧縮空気の流通路た
る収斂拡散状の周囲孔と、周囲孔の出口たる噴射
口とを備えたノズル素体を、該ノズル素体の噴射
口の軸線が一点で集軸するように複数個対設し
て、噴射口から噴射された液体粒子と圧縮空気と
の混合体同志を集軸点で衝突させ、液体粒子をさ
らに細かく超微霧化するものが、例えば特開昭55
−49162号で提示されている。ところが、この先
願発明のノズルは、液体を靄に近い超微霧状粒子
化することは可能であるが、超微霧化された粒子
群は、噴射されたノズルの近傍に集団的に浮遊、
停滞するのみで方向性がなく、前述のような工場
や農作物を栽培する温室内で使用して所期の加
湿、病害虫防除を行なうには、超微霧化された粒
子を工場や温室内全体に充満させる必要があつ
た。また、室内における対流や屋外からの自然風
等によつて、超微霧状粒子群が思わぬ方向に移動
させられ、加湿または防除対象物から離れてしま
つて所期の目的を達成できないことがあつた。
そこで本考案は、上記構成の超微霧発生ノズル
に改良を加え、ノズル素体の軸線を前記集軸点か
ら一定距離ずらせて集軸点をなくして対設させた
ノズル本体に、ノズル素体の仮想集軸点に向け圧
縮空気を吹出す吐出口を開口させることによつ
て、ノズル素体から噴射された靄状の超微霧状液
体粒子群を、吐出口から吹き出す圧縮空気流に載
せて送り出すようにし、超微霧状粒子群がノズル
本体近傍に浮遊、停滞することなく方向性を付与
されて送り出され、到達性を良好にし、自然風や
対流等の影響が少く、室内ばかりでなく室外(露
地)においても使用できるようにした超微霧発生
ノズルを提供するものである。
以下、図示の実施例を参照して本考案を説明す
る。
第1図ないし第4図において、符号Aはノズル
を示し、このノズルAは、その基端側に設けたア
ダプタ1の側部から接手2の先端部を螺挿し、ま
たアダプタ1の先端部に設けた雄螺子部1dにノ
ズル本体3の雌螺子部3aを螺装しており、前後
方向中央部に給気孔1aを貫通させ、外側寄りに
給液孔1bを設けてその基端側をそれぞれのパイ
プ18および前記接手2と連通させてある。な
お、給液孔1bの先端部はアダプタ1の挿入端面
に設けた環状凹溝1cに連通させてある。
前記ノズル本体3は、アダプタ1との取付基部
から斜め外側に向け等間隔に分岐した3つの腕部
3bを有し、この3つの腕部3bの各先端にノズ
ル素体aとなる筒部3cが設けられている。前記
腕部3b内には、一端が前記給気孔1aと連通
し、他端を筒部3c側に貫通した導気路3dと、
一端を前記環状凹溝1cに連通させ、他端を筒部
3c側に貫通させた導液路3eが設けられてい
る。筒部3c内には、先端側にノズルチツプ4が
嵌挿され、このチツプ4の後方にパツキング5を
挾んでプラグ6が、その雄螺子部6aを筒部3c
の後部に設けた雌螺子部3f1に螺挿され固定さ
れている。プラグ6の後部にはOリング7が設け
られ、漏液を防止している。
前記ノズルチツプ4を挿入することで筒部3c
内には筒孔3fが形成され、その一部の円柱孔部
3f2は前記導気路3dと連通しており、先端側
には先鋭孔部3f3、先端孔部3f4が形成さ
れ、先端孔部3f4の先端は噴射口3gとなつて
いる。
一方、前記筒部3b,3b間の交差部3hには
前記給気孔1aと連通する吐気路3iが貫通して
おり、その吐出口3jは前方に向け開口してい
る。前記吐気路3iの中間位置には、調量機構c
が設けられている。この調量機構cは、枢支孔3
k内に弁体8を回動可能に収容し、枢支孔3kに
は大径部3k1を有し、弁体8には操作部8a、
調量孔8bを有している。また、枢支孔3kと弁
体8間には、ゴムリング9、スナツプリング10
等が介装されている。
前記ノズルチツプ4は、基部4aから筒部3c
の先端側に向け芯筒部4bを形成し、その先端部
に縮径した先筒部4cを形成して前記先端孔部3
f4内に臨ませている。また、基部4aには前記
導気路3dと連通する環状切欠溝4dが形成され
てある。さらに、ノズルチツプ4には、この環状
切欠溝4dより先端側に延びて前記先鋭孔部3f
3に開口する連通孔4eが穿設してある。また、
前記芯筒部4b内には中心孔4fが設けられ、先
筒部4c内に先端孔4gが形成され、この先端孔
4gから先筒部4cの外周と先端孔部3f4の内
周とで形成された収斂拡散状の周囲孔bに向け、
放射孔4hが開口している。
前記プラグ6の外周部には、前記導液路3eと
連通する環状空隙6bが形成され、この空隙6b
と中心側のセンタ孔6dとを連通する集液孔6c
が穿設されている。また、このセンタ孔6dは前
記ノズルチツプの中心孔4fと連通させてある。
そして、ノズル素体aの噴射口3gの軸線p
は、仮想集軸点oを中心として描く仮想円rの円
周に接するように配置させてあり、この仮想集軸
点oに向け吐出口3jの中心線qが合致するよう
開口している。なお、ノズル素体aは3個に限ら
ず増減にしてもよいものである。
上記の構成を有するノズルAは、第5図に示す
背負型散布機に装着される。この散布機は、背負
架台11の水平枠11aに防振具15を介してエ
ンジン16を取付け、このエンジン16には燃料
タンク16a、スロツトルレバー16bが設けら
れている。このエンジン16によつて駆動される
圧縮機17が防振具15を介して水平枠11aに
エンジンと並設され、また架台11の起立枠11
bの中間から延設された載置枠11cには、薬液
タンク14が搭載され、起立枠11bの前側には
背当て12が設けられ、起立枠11bには背負バ
ンドが取付けられている。圧縮機17の吐出口に
設けた接手17aにはパイプ18の基部が連結さ
れ、このパイプ18は可撓パイプ18a、弁操作
体18b、金属パイプ18cを順に設け、金属パ
イプ18cの先端にノズルAが装着されている。
また、薬液タンク14の取出口部14bにはホー
ス19の一端が接続され、その他端側は前記パイ
プ18に沿つて延びていて、その端部を前記接手
2に接続しており、このホース19の中間部には
コツク19aが設けられている。なお、符号14
aに薬液タンク14の蓋である。
このように構成された散布装置においては、エ
ンジン16により駆動される圧縮機17によつて
発生した圧縮空気が、パイプ18を介してノズル
Aに、また、薬液が薬液タンク14からホース1
9を介してそれぞれノズルAに供給される。ノズ
ルAでは、圧縮空気は、給気孔1aから導気路3
dを通つてノズル素体aに送られると共に、一方
では吐気路3iを通つて吐出口3jから仮想集軸
点oに向けて放出され、また、薬液は、給液孔1
bから導液路3eを通つてノズル素体aに送られ
る。
ノズル素体aでは、圧縮空気は筒孔3f→連通
孔4e→先鋭孔部3f3から収斂拡散状に周囲孔
bを通過し、一方、薬液は、環状空隙6b→集液
孔6c→センタ孔6d→中心孔4f→先端孔4g
→放射孔4hを経て周囲孔bを通過する圧縮空気
によつて生ずる負圧により吸い出され、圧縮空気
による剪断作用を受け、微細な粒子となつて噴射
口3gから外部に噴射される。各噴射口3gから
噴射された薬液粒の棒流は、仮想円rの円周接線
の延長線方向に移動し、そのうちの一部は薬液の
微粒子同志、また圧縮空気同志の衝突による空気
の剪断作用によつて薬液粒子がさらに細分され
る。
そして超微霧化された薬液粒子群は、その発生
位置の中心である仮想集軸点oを通つて、吐出口
3jから噴射される圧縮空気風に載つて方向性を
もつて前方に送り出され、ノズルAを防除作物に
向けることによつて薬液を集中的に付着させられ
る。
吐出口3jからの圧縮空気の吐出量は、調量機
構Cの弁体を回動することにより、任意に調節し
て、超微霧粒子群の送り出し強さを必要に応じて
変えられる。
なお、上記実施例の散布機は背負型のものを示
したが、これを定量型あるいは車載型にしてもよ
いことはもちろんである。
以上説明したように本考案の超微霧発生ノズル
によれば、液体を送出する放射孔と、この放射孔
の周部に設けられた圧縮空気が収斂拡散状に通過
する周囲孔と、この周囲孔の先端に形成される噴
射口とを備える複数個のノズル素体を、それぞれ
の噴射口の軸線が、その軸線を一点で集軸させた
仮想集軸点を中心として描く仮想円の円周に接す
るように対設させてノズル本体を構成し、このノ
ズル本体に、前記仮想集軸点に向け圧縮空気を吹
き出す吐出口を開口させたので、ノズル素体の噴
射口から噴射された靄に近い超微霧状液体粒子
を、例えば繊維工場や家具店店舗等で加湿のため
に使用すれば、繊維、布、家具等の商品や工場の
床、壁等に水滴を生じたり染みを作つたりするこ
とが少く、また、農作物の病害虫防除に用いた場
合には、薬液粒子が作物の隅々まで行きわたつて
一様に付着し、また展着性も良好で、薬液粒子が
雫となつて滴下することもなく、防除効果がきわ
めて高いものとなる。しかも、超微霧化された液
体粒子群は、その発生中心位置を通つて噴射され
る圧縮空気流に載つて送り出されるから、方向性
が付与され、対象物への到達性が良好となつて、
屋外でも十分使用することができ、作業効率が向
上し、かつ薬液に無駄がなく、利用範囲の拡大が
図れる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はノズ
ル全体の正面図、第2図は第1図のX−X線断面
図、第3図はノズル素体の部分拡大断面図、第4
図は第2図のY−Y線拡大断面図、第5図は背負
型散布機全体の側面図である。 A……ノズル、a……ノズル素体、b……周囲
孔、1……アダプタ、3……ノズル本体、3g…
…噴射口、3j……吐出口、4……ノズルチツ
プ、4h……放射孔、6……ブラグ、p……軸
線、q……中心線、o……仮想集軸点、r……仮
想円。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 液体を送出する放射孔と、この放射孔の周部に
    設けられ、圧縮空気が収斂拡散状に通過する周囲
    孔と、この周囲孔の先端に形成される噴射口とを
    備える複数個のノズル素体を、それぞれの噴射口
    の軸線が、その軸線を一点で集軸させた仮想集軸
    点を中心として描く仮想円の円周に接するように
    対設させてノズル本体を構成し、このノズル本体
    に、前記仮想集軸点に向け圧縮空気を吹き出す吐
    出口を開口させ、各ノズル素体の噴射口から噴射
    される靄状に超微霧化された液体粒子群を、吐出
    口から吹き出す圧縮空気流に載せて送り出すよう
    にしたことを特徴とする超微霧発生ノズル。
JP11319381U 1981-07-29 1981-07-29 超微霧発生ノズル Granted JPS5819761U (ja)

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JP11319381U JPS5819761U (ja) 1981-07-29 1981-07-29 超微霧発生ノズル

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Publication Number Publication Date
JPS5819761U JPS5819761U (ja) 1983-02-07
JPS6212441Y2 true JPS6212441Y2 (ja) 1987-03-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016076038A1 (ja) * 2014-11-13 2016-05-19 株式会社いけうち スプレーノズルおよび該スプレーノズルを備えた加湿器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0531765Y2 (ja) * 1986-09-03 1993-08-16
JP2521504Y2 (ja) * 1992-07-08 1996-12-25 富士ロビン株式会社 動力噴霧機

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JPS5819761U (ja) 1983-02-07

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