JPS62124227A - タ−ビンロ−タシヤフトの製造法 - Google Patents

タ−ビンロ−タシヤフトの製造法

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JPS62124227A
JPS62124227A JP26219385A JP26219385A JPS62124227A JP S62124227 A JPS62124227 A JP S62124227A JP 26219385 A JP26219385 A JP 26219385A JP 26219385 A JP26219385 A JP 26219385A JP S62124227 A JPS62124227 A JP S62124227A
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shaft
temperature
rotor shaft
tempering
turbine rotor
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Yoshio Nakayama
義夫 中山
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は、500℃以上の高温で使用されるタービンロ
ー夕の製造方法に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
火力発電設備は昭和30年代から飛躍的な大吉間化、高
効率化がはかられ、それに伴い発電用蒸気タービンの蒸
気温度、圧力も増加の一途をたどってきた。現在では、
使用材料の耐熱性や強度等の制約から最大蒸気温度56
6℃、圧力169/(g/ciに制限されている。それ
にもかかわらずタービンの主要BQ部品として一般に使
用されているフェライト系耐熱鋼にとってこの蒸気条件
は過酷で、種々の経年劣化現象を呈する。その一つにタ
ービンロータシャフトの経年曲り現蒙がある。この現象
は3000rpmJjよび3600 rpmで8A速回
転する大径長尺重量物であるロータシャフトが2つの軸
受間のほぼ中央の高温部で経年的に一方向に曲ってくる
もので、稼動中は軸振動の増加として検出される。この
現象を放置すれば安定運転が出来ないばかりか、ひいて
は静止部との接触事故をおこし運用上極めてm大な問題
となる。
この経年的りの発生原因は、現状量も高い蒸気温度であ
る566℃で使用されているタービンロータで発生する
ことが多いことから、ロークシ1Fフトのクリープ変形
によるものとされ、ロータシャ71〜円周での材料自身
のクリープ強度のバラツキにより曲り方向が決まるとさ
れている。高温用に使用されるロータシャフトはクロム
・モリブデン・バナジ「クム合金鋼(Cr−Mo−V鋼
)製で、直径が1〜1.8mにもなる鍛造品であること
がら、円周上でのクリープ強度を均一にす゛るため製造
上各種の工夫がなされている。鍛造品の芯が偏心しない
ような同芯鍛造やクリープ強度のバラツキに最も影響の
ある調質熱処理工程においてロータシャフトを吊るし回
転させる方法がとり入れられている。しかしながらクリ
ープ強度のバラツキを小さくすることは出来ても皆無に
することは工業上不可能である。
一方、Or−Mo−■鋼製ロータシャフトでも、538
℃の蒸気条件で使用されるものに経年的り現象が僅少で
あることから、使用温度でクリープ変形が生じないすな
わちクリープ強度あるいはクリープ破断強度が十分に強
ければ、円周上にクリープ強度のバラツキがあろうとも
経年的りが生じないとされ特開昭54−77808号公
報に開示されているようにCr−MO−V鋼製ロータシ
ャフトの高温部分を500℃以下の蒸気で冷却したり、
Cr−Mo−V鋼よりクリープ強度の強い12Crm製
ロータシャフトを適用する技術が採用され効果を上げて
いる。しかしながらタービンの高効率化を指向して蒸気
温度が高くなってぎたことを考慮すれば冷却技術の採用
は効率低下をひきおこすことが必至であり、また12C
rm製ロータシ11フトはCr−MO−V!N製より極
めて高価で経済的なデメリットがある。
〔発明の目的〕
この発明はかかる問題点に鑑みなされたものであり、タ
ービンの効率を低下させることなく、しかも高温で経年
的りが生じないタービンロータを安価に製造する方法を
提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明者は、種々の研究試験を行なった結果、タービン
ロータシャフト全体が均一の強度(クリープ破断強度)
および靭性を必要とせず、シャフトの各部位に応じた強
度および靭性を付与するように焼もどしをづれば、この
発明の目的達成に有効であることの知見を得てこの発明
を完成するに到った。
すなわち、この発明のタービンロータシャフトの製造方
法は、Or−Mo−V鋼から成形されたロータシャフト
素材を熱処理して均一にオーステナイ1−化し、処理さ
れた該素材を冷却した後、タービン運転時に高温雰囲気
にさらされるシャフト部位、例えばシャフト中央部の焼
もどし温度を、運転時により低い温度の雰囲気にさらさ
れるシャフト部位の焼もどし温度より低くしてタービン
ロータシャフト素材を焼もどすことを含むものである。
この発明の好ましい態様として、オーステナイトの熱処
理を950℃〜990℃の温度範囲で行なうことができ
る。
この発明の好ましい態様として、タービン運転時に高温
雰囲気にさらされるシャフト部位、例えばシャフト中央
部の焼もどし温度を600℃〜650℃、より低い温度
の雰囲気にさらされるシャフト部位の焼もどし温度を6
50℃〜700℃に設定することができる。
以下、この発明のタービンロータシャフトの製造法につ
いでより詳細に説明する。
この発明は、通常、タービンロータに使用されるCr−
Mo−V鋼の原材料を溶解し、精練し、鋳造し、例えば
第1図に示すようなロータシャフト素材形状に鍛造して
成形し、次いでこのタービンロータシャフト素材を熱処
理(例えば、約950℃〜990℃の温度範囲)して均
一にオ−ステナイト化し、処理されたこの素材を冷却し
た後、タービン運転時に高温雰囲気にさらされるシト7
1一部位、例えばシt・フト中央部1の焼もどし温度(
例えば600℃〜650℃)を、その運転時により低い
温度の雰囲気にざらされるシャツ1〜部位、例えばシャ
フト中央部1以外の部位の焼もどし温度(例えば650
°〜700℃)より低く設定してタービンロータシャフ
ト素材を焼もどすことを含むタービンロータシャフトの
製造法である。
この発明において、タービンロータシャフト素材の焼な
ましは、シャフトの部位によって相違する温度で実施さ
れる。ザなわら、タービン運転時に高温の雰囲気にさら
される部位、例えば軸の中央部の焼もどし温度は、ター
ビン運転時により低い温度の雰囲気にさらされるシャフ
ト部位の焼もどし温度より低く設定される。
これは、このCr−MO−V鋼の焼もどし温度が低いと
クリープ破断強度が高くなるが靭性が低下し、他方この
焼もどし温度が高いと靭性を増大させることができるが
クリープ破断強度が低下するので、経年面りの生じるお
それのあるロータシャフト中央部に対して低い焼もどし
温度に、経年面りの生じない他の部位に対して高い焼も
どし温度に設定するためである。
タービン運転時に高温雰囲気にさらされて経年面りを生
じるおそれのあるシャフト部位、例することができる。
これは、下限温度未;)1では、焼もどしが不十分とな
り、クリープ破断強度が高いが靭性が低くなって破壊抵
抗が減少するからであり、他方上限!a度を超えるとク
リープ破断強度が低下して経年面りを起すおそれがある
からである。
また、タービン運転時により低い温度雰囲気にさらされ
るシャフト部位の焼もどし温度を640〜700℃、好
ましくは650℃〜700℃、より好ましくは650℃
〜670℃に設定される。
これは、これらの部位は経年面りを生じるおそれが少な
いので特にクリープ破断強度を必要とせず、むしろ靭性
の改善が期待される温度に設定すべきだからである。
次いで、この発明において、オーステナイト化の為の熱
処理温度は、940〜1000℃、好ましくは950℃
〜990℃に設定される。これは次のような理由による
。オーステナイト化温度が下限温度未満であると、クリ
ープ破断強度に効果のあるバナジウム炭化物が完全に固
溶することが出来ず、未固溶炭化物として残存するので
その侵の焼もどし過程においてバナジウム炭化物を均一
に分散析出することが出来ず、クリープ破断強度が向上
させることはできない。一方、上限温度を超える高温で
オーステナイト化すると結晶粒が粗大化すると共にバナ
ジウム炭化物が地に完全に固溶するのでその後の焼もど
しによりクリープ破断強度は向上するが、切欠存在下で
のクリープ破断強度が低下する。すなわち切欠弱化現象
が生じるので、タービンブレードが取り付けられる溝加
工部分に存在するR部の強度が問題となる。
(実施例) 以下、実施例によってこの発明をより具体的に説明する
表1に示す化学組成よりなるCr−Mo−V鋼を溶解・
鍛造してロータ素材用テストピースを9個作製した。
このうち5個はオーステナイト化温度の効果を明らかに
するため930.950.970.990.1010℃
の温度でオーステナイト化し、650℃で焼もどしを行
なった。また残りの4個は焼もどし温度の効果を明らか
にするためオーステナイト化温度を970℃として焼も
どし温度を570.600,670.700℃とした。
なおこの中で970℃オーステナイト化、670℃焼も
どIノの熱処理条件は通常Cr−Mo−V鋼ロー表2よ
り明らかなようにオーステナイト化温度950〜990
℃、焼もどし温度600〜650℃の条件のもの〈実施
例1〜4)は従来の熱処理のもの(従来例)と比ベクリ
ープ破断強度が高く、しかも切欠強化を示すので、経年
向りの生じないロータシャフトを製造することができる
〔発明の効果〕
以上、具体的に裏付けられたようにCr−M。
−V鋼製ロータシャフトの製造方法を変更することによ
り、本発明によって製造されたタービンロータシャフト
は従来の工程で製造されたものと比べ軸中央部において
十分に高いクリープ破断強度を呈し、566℃で使用さ
れても経年向りを生じない。経年向りの生じないロータ
シャフトを提供することが可能となるので、経済的メリ
ットがあるばかりでなく、安定したタービンの運転が出
来るので、電力の安定供給といった社会的使命をはだせ
る点ですこぶる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は高温で使用されるタービンロータシャフトの素
材の断面図である。 1・・・高温部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、Cr−Mo−V鋼から成形されたタービンロータシ
    ャフト素材を熱処理して均一にオーステナイト化し、処
    理された該素材を冷却した後、タービン運転時に高温雰
    囲気にさらされるシャフト部位の焼もどし温度を、運転
    時により低い温度の雰囲気にさらされるシャフト部位の
    焼もどし温度より低く設定してタービンロータシャフト
    素材を焼もどすことを含むタービンロータシャフトの製
    造法。 2、オーステナイト化の熱処理を950℃〜990℃の
    温度範囲で行なう、特許請求の範囲第1項記載の製造法
    。 3、高温雰囲気にさらされるシャフト部位の焼もどし温
    度を600℃〜650℃、より低い温度の雰囲気にさら
    されるシャフト部位の焼もどし温度を650℃〜700
    ℃に設定する、特許請求の範囲第1項または第2項記載
    の製造法。
JP26219385A 1985-11-21 1985-11-21 タ−ビンロ−タシヤフトの製造法 Granted JPS62124227A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0368717A (ja) * 1989-08-05 1991-03-25 Kurimoto Ltd シュレッダーハンマーの製造方法
JPH0686449U (ja) * 1993-04-08 1994-12-20 株式会社アクアデザインアマノ 水草植物育成用水槽における二酸化炭素拡散装置
JPH0718543U (ja) * 1994-06-30 1995-04-04 株式会社アクアデザインアマノ 水草植物育成用水槽における二酸化炭素拡散装置

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JPH0718543U (ja) * 1994-06-30 1995-04-04 株式会社アクアデザインアマノ 水草植物育成用水槽における二酸化炭素拡散装置

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