JPS62123980A - ブラシレス直流モ−タにおける位置検出信号の補正方法 - Google Patents

ブラシレス直流モ−タにおける位置検出信号の補正方法

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JPS62123980A
JPS62123980A JP60248094A JP24809485A JPS62123980A JP S62123980 A JPS62123980 A JP S62123980A JP 60248094 A JP60248094 A JP 60248094A JP 24809485 A JP24809485 A JP 24809485A JP S62123980 A JPS62123980 A JP S62123980A
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brushless
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常博 遠藤
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/06Arrangements for speed regulation of a single motor wherein the motor speed is measured and compared with a given physical value so as to adjust the motor speed

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、ブラシレス直流モータにおける位置検出信号
の補正方法に係り、特にモータ端子電圧よりフィルター
とコンパレータとを用いて位置検出信号を得る形式のブ
ラシレス直流モータにおける位置検出信号の補正方法に
関するものである。
〔発明の背景〕
従来、モータ端子電圧から位置検出信号を作成する。フ
ィルターとコンパレータとからなる逆起電圧位置検出回
路を備えた、逆起電圧検出形の3相ブラシレス直流モー
タに関しては、例えば、特開昭59−162793号公
報、特公昭59−36519号公報、電気学会論文誌B
、105巻、5号、  (1985年)”Brushl
ess  Motorwithout  a  5ha
ft  Po5itionSensor”  (ブラシ
レス モータ ウイズアウトア シャフト ポジション
 センサ)等に述べられている。
しかして、これらの逆起電圧位置検出回路によって得ら
れる位置検出信号によりブラシレス直流モータを運転し
たときの電圧ベクトル図を示したものが第9図である6 同図においてモータへの印加電圧Vは、モータ誘起電圧
Eo、巻線抵抗降下電圧rI+および巻線リアクタンス
降下電圧XIにのベクトル和である。
しかして1巻線電流工にの位相は、位置検出信号の位相
PSと同相であって、この位置検出信号の位相PSは、
上記の逆起電圧位置検出回路の原理上、印加電圧Vの位
相上にある。
このため、巻線電流IMが増加すると、モータ誘起電圧
Eoと巻線電流IMどの位相差である制御進み角γが、
より進み位相となる。
すなわち、従来の逆起電圧位置検出回路では、巻線電流
の増減により、制御進み角γが変動するという欠点があ
った。
更に、従来の逆起電圧位置検出回路では、その入力であ
る3相のモータ端子電圧の交流成分が平衡しているとい
う条件下において成立するため、例えば1相の端子電圧
のみが過渡的に変化する場合では、もはや、第9図の電
圧ベクトル図は成立せず、巻線電流Iにの大きさだけで
は説明できない位相に移動してしまう現象が生じていた
6以上のモータ端子電圧の過渡的電圧変化のために起因
する位置検出信号の位相変化は、逆起電圧位置検出回路
を構成するフィルターの遅れ作用のために、上記の過渡
的電圧変化が無くなった以降も、ある時間の間、継続し
て発生する現象となっている。
以上の位置検出信号の位相変化のために、特に位置検出
信号のパルス間隔測定により速度検出を行う場合には、
モータに印加した電圧の変化でパルス間隔が影響を受け
、この結果、正しく速度が検出できず、指令速度に実速
度が一致しないで、回転数が大きく脈動するという欠点
が生じたものである。
〔発明の目的〕
本発明は、上述の従来の逆起電圧位置検出回路で得られ
る位置検出信号のもつ欠点を無くし、特にモータ印加電
圧が過渡的に変化しても、その影響を受けないための、
ブラシレス直流モータにおける位置検出信号の補正方法
の提供を、その目的とするものである。
〔発明の概要〕
本発明に係る。ブラシレス直流モータにおける位置検出
信号の補正方法は、モータ端子電圧からフィルターとコ
ンパレータとを用いて位置検出信号を得る形式のブラシ
レス直流モータにおける前記位置検出信号の状態変化時
点を、モータに流れた電流に係る量もしくはモータに印
加した電圧に係る坂により決定される補正位相量だけ補
正するようにしたものにおいて、上記状態変化時点を含
めた、当該時点より過去の任意の時点を基準にして時間
1+ (1+ >1l−1)の過去にモータに流れた電
流に係る量11もしくはモータに印加した電圧に係る量
Vsのn(任意整数)個のそれぞれにC0 補正位相量を決定するようにしたものである。
さらに補足すると、次のとおりである。
本発明は、モータへの印加電圧の過渡的変化にともなう
位置検出信号の位相変化分が、上記の過渡的変化分に応
じたものであり、更には、その影響が逆起電圧位置検出
回路を構成するフィルターの回路時定数に依存した時間
だけ継続することに着目し、位置検出信号に対する補正
方法として、補正すべき位相量を、補正の対象とした位
置検出信号の状態変化時点より過去のモータへの印加電
圧、もしくはモータに流れた電流に関する量を、どの程
度の時間、過去であるかを考慮して用いて、決定するよ
うにしたものである。
〔発明の実施例〕
本発明に係る、ブラシレス直流モータにおける位置検出
信号の補正方法の実施例を、各図を参照して説明する。
第1図は、本発明の一実施例の対象とするブラシレス直
流モータの構成図、第2図は、その逆起電圧位置検出回
路の詳細図、第3図ないし第6図は、本発明の一実施例
に係るものの位相補正説明図、第7図は、本発明の他の
実施例の対象とするブラシレス直流モータの要部構成図
、第8図は、その位相補正説明図である。
まず、上述のごとく、第1図は1本発明の一実施例に係
るものの対象とするブラシレス直流モータの一構成例で
ある。
すなわち、図示の交流電源1から整流回路2及び平滑コ
ンデンサ3より直流電圧EJ を得て、インバータ4に
供給するものである。
このインバータ4は、トランジスタTR□〜TRsと還
流ダイオードD、1〜D8とから構成された120”通
電形で、がっ電流制御形のインバータであり、その交流
出力電圧は、直流電圧E。
の正電位側トランジスタT R1−T Raの通流期間
(電気角120°)がパルス幅変調を受けてチョッパ動
作することにより制御されるものとしている。
また、トランジスタTR4〜T Reの共通エミッタ端
子と、還流ダイオードD4〜DBとの共通アノード端子
間に低抵抗R1が接続されているものである。
5は、ブラシレス直流モータ本体に係る同期モータであ
り、回転子5−1と電機子線線5−2とから構成され、
3相4極の同期モータとしている。
また、この電機子巻線5−2に流れる3相の巻線′It
流は、前記の低抵抗R1にも流れ、この低抵抗R1の電
圧降下として、上記3相の巻線電流の余波整流した電流
に等しいモータ電流ILが検出できるものである。
同期モータ5の速度を制御するようにした制御回路は、
マイクロコンピュータ7、同期モータ5の回転子5−1
の磁極位置を電機子巻線5−2のモータ端子電圧V^!
 Va 、Vcから検出するための逆起電圧位置検出回
路6.上記モータ電流ILを、前記マイクロコンピュー
タ7から出方される電流指令値ILCに等しくするよう
にチョッパ信号CHを作成する電流制御部8、トランジ
スタT Rl〜T Reに対するペースドライバ9から
構成されるものである。
前記マイクロコンピュータ7は、CPU7−1゜ROM
7−2.RAM7−3.及びタイマー7−4などから構
成され、それぞれアドレスバス、データバス及びコント
ロールバス(図示せず)によって接続されている。
そして、前記のROM7−2は、同期モータSを駆動す
るのに必要な各種処理プログラム、例えば速度制御処理
や、前記逆起電圧位置検出回路6からの位置検出信号a
、b、cの位相を補正するための補正位相量算出処理な
どに係るものが記憶されている。
第2図は逆起電圧位置検出回路6の詳細図である。
同図において、さぎのインバータ4の出力であるモータ
端子電圧Va 、Vc 、Vにが、それぞれ、RBI、
 RB21 Csと、RCII Rczt C2r及び
RAI、R^21 Csの、抵抗とコンデンサとからな
るフィルター回路11B、1lct及び11^に入力さ
れ、フィルター通過電圧Vaz、 Vctr及びV A
 xが作成される。
そして、直流分を含んだ3相のフィルター通過電圧V 
a t + V c i r及びV A xを、これら
からスター結線抵抗RNI〜RN8を介して得られる中
性点電圧v〜と、コンパレータCP−1〜CP−3で比
較することにより、位置検出信号a、b、cを作成する
ものである。
次に、第1図の電流指令値It、cは、前述の速度制御
処理の結果として得られ、インバータ出力周波数に対し
て60″毎にマイクロコンピュータ7より出力されるも
のとしている。
第3図は、位置検出信号a、b、cと、上記電流指令値
ILCとして60’毎の電流指令値ILCの2周期分I
t、c≦ (i=0〜11)のそれぞれとの、ある時点
における関係を示した説明図である。
同図において、Tは、インバータ出力周波数fに対する
1周期の時間として、1=0以降の60゜の期間の電流
指令値をILco とし、1=0以前の、1番目の位置
における電流指令値を前述のI LCIとして、3相4
極の同期モータ5に対して、12個の電流指令値を考え
た場合を示している。すなわち、3X4=12である。
次に、上記の電流指令値ILC+ を用いて、第3図に
おいて、j=jl’  での位置検出信号の状フナ変化
時点に対して、補正位相量に係る補正時間Δtたけ位置
検出信号の位相補正を行わうとする場合について説明す
る。
このとき、補正時間Δtは、次式で与えられる。
上式において、Lは、電機子巻線5−2の1相分巻線イ
ンダクタンス、kEは、電機子巻線5−2に誘起される
電圧に関する発電定数、Tは、第3図に示したように、
インバータ出力周波数fに対する1周期の時間、kは、
1相分巻線電流INから、その3相全波整流に等しいモ
ータ電流I+。
への換算係数である6 また、(1)式において、kiは、各電流指令値ILC
t に対する重み係数であり、逆起電圧位置検出回路6
を構成する、さぎのフィルター回路11A 、11B 
、llcの回路時定数を、C3・(Rat//Raw)
 = CI ・(Rbz//Rbz) =C2・(Rc
t//Rc2)=Tpsとしてとき、ko以外の重み係
数に、は1次式で与えられる。koについては後述する
上式において、tl は、第3図に示したように。
電流指令値ILC+  を出力した時点がら、し=oの
時点までの経過時間である。
一方、さきのkoは、(2)式のに1に対して、次式の
ようにして決定する。
ここで、12個の電流指令値ILCI の平均値をIL
Cとして、各電流指令値ILC+  どの差をΔILC
I = ILCI −IL、Cとすれば、(1)式と(
3)式とより、次式が得られる。
2π  kE         2π  k巳+Σに+
(ILct −ILCO) )       −−(4
)i=1 上式において、12個の電流相流値が、すべて等しい場
合には、上式の第2項は消去され、第1項のみが残る。
すなわち、(1)式で示した補正時間Δしに対して、(
3)式の関係を用いることにより、電流指令値がその出
力の都度、変化する場合の補正時間分が、(4)式の第
2項に過渡補正項の形で表現される。
第4図は、マイクロコンピュータ7で、(1)式の補正
時間を算出するための流れを示している説明図であり1
位置検出信号a、b、Qの状態変化時点以降、60’毎
に実行されるとしているものである。
同図のように、補正時間Δを算出にあたっては。
(1)〜(TV)の4つのステップに分けられる。
ステップ(1)は、ko以外の重み係数に+ を算出す
るもので、あらかじめ、マイクロコンピュータ7に内蔵
のタイマー7−4を用いて測定され、RAM7−3に格
納されている60″毎の時間t、oa(j=1〜11)
を用いる。
そして、1+ =ΣtoJを算出し、この1+  を用
j=1 いて、あらかじめROM7−2に記憶されているに従っ
て得るものである。この時、ts を、さきに説明した
インバータの出力周波数fの一周期Tとする。
ステップ(■)は、あらかじめRAM7−3に記憶され
ている、すでに出力された電流指令値I t、ct よ
り、に+  XIt、ct  を演算し、i=1〜11
までの和を求めるものである。
ステップ(m)は、すでにステップ(1)で求めた重み
係数に、 を用いて、(3)式に従いk。
を求め、更に、koXIしco を演算して、Σに嘱・
ILCIを得る。
i=0 ステップ(rV)は、ステップ(+)〜(Tll)で得
たΣに1・I LCIを用いて、(1)式に従い補正i
=0 時間Δtを算出するものである。
次に、第5図と第6図とにより、補正時間Δtに係る(
1)式の内容と逆起電圧位置検出回路6との関連を説明
する。
第5図は、位置検出信号に対して補正時間Δtを考慮す
ることにより、ブラシレス直流モータを運転した場合の
目標とする電圧ベクトル図である。
すでに述べたように、逆起電圧位置検出回路6により作
成された位置検出信号の位相PSは、モータへの印加電
圧V上にあり、これに対して上記位置検出信号に補正を
加えて、補正後の位置検出信号の位相である巻線電流I
sの位相を、モータ誘起電圧Eo上となるようにする。
この時、その補正角度δは1次のようにして求められる
Eo+r IM 上式に対して、巻線抵抗rを無視し、δ:tanδの近
似を行い、インバータ出力角周波数ωに対しで、Eo”
kb ・ω、X=ωLを考慮すれば、次式が得られる。
δ= −I阿  (rad)      ・・・・・・
(6)p 上式より、既述の巻線電流Isとモータ電流Iム。
との換算係数kを考慮し、インバータ出力の1周期Tに
対する時間Δt′を求めれば、次式のようになる。
上式は、さぎの(4)式において、電流指令値I+、c
t が、すべて等しい場合の補正時間ΔLに対応するも
のである。
以上の電圧ベクトル図からの考え方は、上述のように、
モータ電流ILが、少なくとも1周期Tに対して一定で
ある定常的な場合に成立するものであり、例えば60’
毎にモータ電流1しが変化するような過渡変化状態では
成立しない。
この過渡変化を考慮したものが、(4)式第2項、すな
わち(1)式と(3)式との関連式であって、これによ
り対応しうるものである。
第6図は、第2図に示した逆起電圧位置検出回路6にお
ける各部波形として、端子電圧Vn、フィルター通過電
圧VBi、及び中性点電圧VN を示し、同図に併せて
、第3図に示した電流指令値を示しているものである。
電流指令値ILCI  を端子電圧Vuの波形との関連
で注目すると、インバータ負電位側トランジスタがオン
状態であるILCO、ILC5、ILC[l 。
ILCll(第1グループ)、端子電圧Vaにモータ誘
起電圧が現われるILCI 、  ILC4!  IL
C7+ILCIO(第2グループ)、及び正電位側トラ
ンジスタがチョッパ動作を行っているILC2+  I
LC3+ILC8r ILC9(第3グループ)の3つ
のグループに分けられる6 逆起電圧位置検出回路6から得られる位置検出信号a、
b、cは、第6図では、フィルター通過電圧Vnxと中
性点電圧VN とを比較して得られる。
ここで、上記第3グループの代表として、電流指令値I
+、cθによるモータ電流のために、フィルター通過電
圧Vazが、同図々示のようにΔV上昇ΔV したとすると、中性点電圧VNは、□しか上昇しないた
め、それ以降、位置検出信号の位相に誤差を生じる。第
6図の右側に示した1=0の時点以降の次の転流位相で
は、その誤差は遅れ方向の誤差である(破線の交点から
、右方の実線の交点への位相差)。
一方、第1グループの電流指令値では、例えば電流指令
値I LC8に対しては、フィルター通過電圧VBF(
破線表示)は上昇せず、他相(ここではVCに係る相の
電圧上昇)の影響として中性点電圧VN  (実線表示
)のみが上昇し、その結果として、上述のし=0以後の
、次の転流位相を、進み方向の誤差を生じさせる。
また、第2グループの電流指令値に対しては、上述のご
とく1本来、端子電圧VBにモータ誘起電圧が現われる
位置であり、大きく転流位相に誤差を生じさせることは
ない。
以上のように、第1.第2及び第3グループによって生
じる位置検出信号の位相誤差の方向が異なるため、補正
時間Δtを表わす式である(1)大玉の60°毎の電流
指令値I LCI に対する個々の重み係数kiは、(
2)式及び(3)式で示したように、上記第1グループ
の電流指令値に対する重み係数ko 、 ks + k
e r kxxは正の値、また第2グループの電流指令
値に対しては0の重み係数、更に第3グループの電流指
令値に対する重み係数kz 、 Lc3. kδ+ke
は負の値となっているものである。
次に、重み係数に+ の大きさについて以下説明する。
第6図において、さきに述べたように、電流指令I L
C9によるモータ電流工しのために、フィルター通過電
圧VBFがΔV上昇したとすると、この電圧上昇分は、
第2図に示した逆起電江位は検出回路6を構成するフィ
ルター回路11BのコンデンサC1の電圧上昇に、ほか
ならない。
すなわち、一旦充電されたコンデンサ電圧は、その電圧
上昇をもたらした要因が無くなったとしても、その放電
に時間を要する。
そして、電流指令値ILC9を出力した時点から、補正
の対象とした6o°期間までの時間経過後の電圧上昇分
を、重み係数に、は表わしている。
すなわち、過去に出力した電流の位相誤差に与える影響
は、時間経過と共に減少し、その減少程度が、フィルタ
ー回路11八〜llcの回路時定数Tpsであって、さ
きの(1)式の補正時間Δtの武士に、同(2)式に示
した重み係数に+ として反映される。
しかして、以上に示した実施例においては、電流制御形
インバータによりブラシレス直流モータを構成した場合
の例を示したものである。
そして、補正位相量に係る補正時間算出にあたっては、
特にΔ/D変換器等を用いてモータ?li流工しをマイ
クロコンピュータ7でディジタル景として読み込まず、
回路構成簡略の点から電流指令値を用いているものであ
る。
また、電流指令値ILCは、過去に出方した2サイクル
に係る2周期分12個を用いたが、補正時間Δtの精度
向上にあたっては、更に過去にわたって出力した電流指
令値を用いてもよい。
そして、この補正時間Δtの計算精度向上にあたっては
、上記の実施例において補正時間Δし算出のための近似
1例えば巻線抵抗rの無視や、δ= tanδ の近似
を行わずに、(5)式で示した式に基づいて、正確に計
算を行ってもよいものである。
次に、本発明の他の実施例につき第7,8図により説明
する。
さきの実施例で示した第1図のブラシレス直流モータの
構成に対して、本実施例で対象とするものは、その制御
回路の一部が異なるものである。
すなわち、第7図は、その制御回路の要部を示したもの
で、マイクロコンピュータ7Aに内蔵のタイマー7A−
4を用いて作成されたチョッパ信号CHが、ペースドラ
イバー9に伝えられるように構成したものであり、他の
構成は第1図と同様である。
しかして、第1図におけるインバータ4の制御形態につ
いていえば、さきの実施例と異なり1本実施例に係るも
のでは電圧制御形としており、インバータ4を構成する
正電位側トランジスタT R1〜TRaの1200の通
流期間が、上記チョッパ信号CHによって、直接パルス
幅変調を受けるようにしたものである。
なお、第7図で、7A−1はCPU、7A−2はROM
、7A−3はRAMである。
上記チョッパ信号CHの通流比DCは、インバータ4の
出力電圧に比例するもので、マイクロコンピュータ7A
において、60’毎に実行されろ速度制御処理の結果と
して決定されるものとしている。
第8図は、ある時点における位置検出信号a。
b、cと60”毎の12個の通流比Dci (i = 
0〜11)の関係を示した説明図である。
同図において、t=t1’  における位置検出信号の
状態変化時点に対して、補正位相量に係る補正時間Δt
vだけ、位置検出信号の位相補正を行うとするものであ
る。
以下、上記補正時間Δtvの算出式について説明する。
すでに、さぎの実施例で示したように、逆起電圧位置検
出回路6から得られる位置検出信号の位相が、モータへ
の印加電圧Vの位相上にあるのに対して、補正後の位置
検出信号の位相が、モータ誘起電圧Eo上となるように
補正を行うことを、本実施例においても、その補正の基
本としている。
すでに示した第5図の補正によって、目標とする電圧ベ
クトル図に対して、補正角度δは、次式のようにも書き
表わされる。
■ 上式において、巻線抵抗rを無視し、補正角度δに対す
る補正時間Δtv を次式により与える。
i二〇 上式において、kε、Tは、さきの実施例と同様であっ
て、Ea=2πkg/Tの関係にある。
またkvは、マイクロコンピュータで決定されるチョッ
パ信号CHの通流率DCから、モータへの印加電圧Vへ
の換算係数であり、更にに+ は、すでに、さぎの実施
例において用いた(2)式及び(3)式で与えられる重
み係数である。
以上に述べた実施例では、インバータ4の制御形態が電
圧制御形でも適用可能なものであり、マイクロコンピュ
ータ7Aの速度制御処理の結果得られるチョッパ信号C
Hの通流率DCを直接、補正式算出のための値として用
いることから、特にモータ電流工しゃモータへの印加電
圧Vを検出する必要がないものである。
以上に述べた2つの実施例に係るものでは、補正後の位
置検出イハ号の位相を、モータ誘起電圧E。
の位相上となるように補正を行う場合を示したが、特に
、これに限定されることはなく、任意に位相を選択して
1巻線電流の大きさによって、その位相が変化しないよ
うに補正を行えば、本発明の目的は達せられるものであ
る6 更に、インバータを構成するトランジスタT R1〜T
Reへのドライブ信号は、位置検出信号のパルス間隔時
間測定による速度検出に対してのみ有効とする場合では
、補正前の位置検出信号に従ってよいものである。
更にまた、重み係数に+算出のための経過時間1+ は
、例えば、第8図において1=0を基準としたが、t=
を工’  もしくは、t=j1’ +Δしく第3図のΔ
t)を基準とした時間でもよく、また、回転数により、
前記1+ は変化するが、ある回転数範囲に対して、そ
の1組に対する特定の重み係数に+ とじてもよい。
本発明に係る上記各実施例によれば、フィルターとコン
パレータとからなる逆起電圧位置検出回路で作成される
位置検出信号が、モータへの印加電圧または巻線電流の
過渡的変化によって、その位相が変化するのに対して、
モータへの印加電圧または巻線電流に係る量によって補
正を加えることにより、上記位相の変化を無くしたこと
から、特に位置検出信号のパルス間隔時間を測定して速
度検出を行うのに、上記過渡的変化の影響を受けないで
正しい速度の検出が可能となるものである。
これを逆に言えば、ブラシレス直流モータに加わる負荷
が大きく脈動し、このために巻線電流もしくはモータへ
の印加電圧を大きく変化せしめて速度を一定に制御する
場合においても、正しく速度検出ができるため、回転脈
動を大きく低減しうるものである。
〔発明の効果〕
本発明しこよるときは、従来の逆起電圧位置検出回路で
得られる位置検出信号のもつ欠点を無くシ。
特にモータ印加電圧が過渡的に変化しても、その影響を
受けないための、ブラシレス直流モータにおける位置検
出信号の補正方法を提供することができるものであり、
すぐれた効果を奏する発明ということができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の対象とするブラシレス直
流モータ構成図、第2図は、その逆起電圧位置検出回路
の詳細図、第3図ないし第6図は、本発明の一実施例に
係るものの位相補正説明図、第7図は、本発明の他の実
施例の対象とするブラシレス直流モータにおける制御回
路の要部構成図、第8図は、その位相補正説明図、第9
図は、従来技術説明のための電圧ベクトル図である。 4・・・インバータ、5・・・同期モータ、6・・・逆
起電圧位置検出回路、7.7A・・・マイクロコンピュ
ータ。 8・・・電流制御部、9・・・ペースドライバー、11
^。 11a 、1lc−フィルター回路、CP−1゜CP−
2,CP−3=−コンパレータ、a、b、c・・・位置
検出信号、I LCI  I LCO−I LCII・
・・電流指令値、工し・・・モータ電流、Δt・・・補
正時間、VAF。 VBry VCF・・・フィルター通過電圧、VN  
・・中性点電圧、IN・・・巻線電流、Eo・・・モー
タ誘起電圧、■・・・モータへの印加電圧。     
     1“”、4e’)代理人 弁理士 福田幸作
゛−1 (ほか1名)′1、・:r 早 l  口 <1−酬和(a=韓降り 第 4 口 第 7 口 第 7 図 七−タ頗I名電圧

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、モータ端子電圧からフィルターとコンパレータとを
    用いて位置検出信号を得る形式のブラシレス直流モータ
    における前記位置検出信号の状態変化時点を、モータに
    流れた電流に係る量もしくはモータに印加した電圧に係
    る量により決定される補正位相量だけ補正するようにす
    るものにおいて、上記状態変化時点を含めた、当該時点
    より過去の任意の時点を基準にして時間t_i(t_i
    >t_i_−_1)の過去にモータに流れた電流に係る
    量I_iもしくはモータに印加した電圧に係る量V_i
    のn(任意整数)個のそれぞれに重み係数k_iを掛け
    て、Σ^n^−^1_i_=_0k_i・I_i、もし
    くはΣ^n^−^1_i_=_0k_i・V_iとして
    表わせる総和量を用いて上記補正位相量を決定するよう
    にしたことを特徴とするブラシレス直流モータにおける
    位置検出信号の補正方法。 2、特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、n個の
    重み係数k_i(i=0〜、n−1)の総和Σ^n^−
    ^1_i_=_0k_iは、一定の値であるブラシレス
    直流モータにおける位置検出信号の補正方法。 3、特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、重み係
    数k_iは、位置検出信号を作成するフィルターを構成
    する時定数を用い、k_i≦k_i_−_1の関係とな
    るように決定するものであるブラシレス直流モータにお
    ける位置検出信号の補正方法。 4、特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、ブラシ
    レス直流モータを構成するようにしたインバータは電流
    制御形であり、モータに流れた電流に係る量は、モータ
    に流れた電流に対する電流指令値であるブラシレス直流
    モータにおける位置検出信号の補正方法。 5、特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、n個は
    、ブラシレス直流モータ本体の相数m、極数Pに対して
    、n=P×mとしたものであるブラシレス直流モータに
    おける位置検出信号の補正方法。
JP60248094A 1985-11-07 1985-11-07 ブラシレス直流モ−タにおける位置検出信号の補正方法 Granted JPS62123980A (ja)

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