JPS6212358Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は商品の陳列等に使用する組立て式の物
品支持台に関する。

従来の斯種組立て式の物品支持台は複数の支持
柱間に長方形の載せ板を高さ調節可能に取り付け
て構成されている。

上記物品支持台はフロアーに設置して大量の商
品を並べるのには適しているが、シヨーウインド
等の狭い場所に設置して商品を見映えよく陳列し
たり、コーナー部に設置するのには適さなかつ
た。

〔本考案の目的〕

本考案は狭い場所や室内のコーナに設置するの
に最適な物品支持台を提供することを目的とす
る。

〔本考案の構成〕

支持柱と該支持柱に着脱可能に取付けた載せ板
とで構成し、載せ板は支持柱の取付け面の幅に対
する短い当り辺の両側に当り辺に対して約135゜
の角度を存して延びる２辺を有する略直角二等辺
三角形に形成され、載せ板の当り辺の近傍に支持
柱への取付具を設けたものである。

〔本考案の作用及び効果〕

支持柱１を部屋のコーナ部に立設し、該柱の取
付け面１２に載せ板２を取り付けることにより、
コーナ棚を簡単に形成出来る。

又、２本の支持柱１，１を互いの取付け面１
２，１２ａが直交する様に組み合わせ、各支持柱
１，１の取付け面に同じ高さに載せ板２，２を取
り付ければ、180゜の載せ面を有する棚を組立て
出来る。

同様にして４本の支持柱１と４枚の載せ板２の
組み合わせによつて360゜の載せ面を有する棚を
構成出来る。

以下図面に示す実施例に基づき本考案を具体的
に説明する。

第１図は物品支持台７を室内のコーナに設置し
た状態を示している。

物品支持台７の支持柱１は断面が直角二等辺三
角形の中空体に形成され、45゜の角度の綾部１
１，１１に挾まれる面が載せ板２に対する取付け
面１２となり該面に柱の長手方向に延びる平行ス
リツト溝１３，１３が上下方向に等間隔に開設さ
れている。

載せ板２は支持柱１の取付け面１２の幅に対応
する短い当り辺２１の両側に該当り辺に対して約
135゜の角度を存して延びる２辺２２，２２を有
する略直角二等辺三角形状に形成されている。

載せ板２の裏面には当り辺２１に面して下向き
に当り板５が突設され、当り板５の両側端には一
対の支え板６，６が当り板から離れる方向に互い
の間隔が徐々に拡がる様に突設され載せ板２にネ
ジ止めされている。

上記当り板５には前記支持柱１への取付具３が
設けられ、実施例の取付具は支持柱１のスリツト
溝１３，１３に着脱可能に嵌まる鉤状の係止片３
１，３１を上下に２つずつ突設したものである。

然して支持柱１を室内のコーナにネジ止め等に
より固定し、支持柱１のスリツト溝１３に載せ板
２の係止片３１を嵌める。

載せ板２の高さはスリツト溝１３の位置に応じ
て自由に変更出来る。

載せ板２は直角二等辺三角形状を呈しており、
室内の壁が取付の邪魔になることはなく、コーナ
に体載良く収まる。

支持柱１の下端に脚台（図示せず）を突設し、
支持台７をフロアーの中央等の任意の位置に設置
することも勿論可能である。

又、第１図に２点鎖線で示す如く、２本の支持
柱１を互いの取付け面１２，１２ａが直交する様
に組み合わせ、該取付け面１２，１２ａに同一高
さに隙間なく載せ板２，２を取り付ければ180゜
の載せ面を有する棚を形成出来る。

又、同様にして４本の支持柱と４枚の載せ板２
の組み合わせによつて360゜の載せ面を有する棚
を構成出来る。

断面正方形の支持柱１の４つの側面の全てを取
付け面とすれば、同一水平面内で４つの載せ板を
正方形状に配置出来る。

尚、本考案は上記構成に限定されることはな
く、実用新案登録請求の範囲に記載の技術範囲内
で種々の変形が可能であるのは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は使用状態を示す斜面図、第２図は載せ
板の平面図、第３図は同上の側面図である。 １……支持柱、２……載せ板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 支持柱１と該支持柱に着脱可能に取り付けた載
   せ板２とで構成され、支持柱１は２つの稜が夫々
   45゜の断面二等辺三角形に形成され、稜１１，１
   １間の平面が載せ板２に対する取付け面１２とな
   り、該取付け面１２に平行スリツト溝１３，１３
   が上下方向に等間隔に開設され、載せ板２は支持
   柱１の取付け面１２の幅に等しい短い当り辺２１
   の両側に該当り辺に対して135゜の角度に開いて
   延びる２辺を有す略直角二等辺三角形状に形成さ
   れ、上記当り辺２１の近傍に支持柱１のスリツト
   溝１３，１３に係脱可能な鉤状の係止片３１，３
   １を突設した組立て式物品支持台。