JPS62122335A - テレビジヨン受像機用のブ−スタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、テレビジョンチューナにより同調選択された
テレビジョン放送電波の電界強度の強弱に応じて、自動
的に信号を増幅する増幅経路と信号を増幅することのな
いスルー経路のいずれか−方を動作状態に適宜に切り換
えるようにし、しかもテレビジョンチューナのプリセッ
トチューニング操作の際には、テレビジョン放送電波の
電界強度の強弱にかかわらず、増幅経路若しくはスルー
経路のいずれか一方に強制的に切り換え固定するように
したテレビジョン受像機用のブースタに関するものであ
る。

（従来の技術） 従来の一般的なテレビジョン受像機用のブースタは、山
間部等の電波障害の多い地域やテレビジョン放送局から
距離的に遠い地域等のテレビジョン放送電波の電界強度
の弱い弱電界地域において、アンテナ入力を適宜に増幅
してテレビジョンチューナに入力することで、テレビジ
ョン受像機の受信状態の改善を図ろうとするものである
。

しかしながら、テレビジョン放送電波の電界強度の強い
強電界地域においては、アンテナ入力が必要以上に増幅
されてテレビジョンチューナに入力されると、混変調を
生じて逆にテレビジョン受像機の受信状態を悪化させ易
い、そこで、従来のテる増幅経路と信号を増幅すること
のないスルー経路とが設けられ、これらの増幅経路とス
ルー経路のいずれか一方を動作状態とするようにスイッ
チング手段により手動操作で切り換えるように構成され
、同調選択されたテレビジョン放送電波の電界強度に応
じて利得の切り換えができるようにされている。また、
テレビジョンチューナのプリセットチューニングは、オ
ートサーチ式であれば同調電圧を掃引させて同調された
電界強度の一番強い最良同調点を検出してプリセットし
、また可変抵抗器式であれば可変抵抗器を手動で調整し
ながらテレビジョン受像機に現れる最良の画面等から電
界強度の一番強い最良同調点を識別してプリセットする
ように構成されている。

（発明が解決しようとする問題点） ところで、受信するそれぞれのテレビジョン放送電波の
電界強度が同程度である地域であれば、テレビジョン受
像機を設置のときに、一度ブースタを増幅経路とスルー
経路とのいずれを動作状態とするかスイッチング手段に
より手動切換で設定すれば良く、上記従来のテレビジョ
ン受像機用のブースタであっても何ら問題点はない、し
かしながら、受信するあるテレビジョン放送電波の電界
強度は強いが他のテレビジョン放送電波の電界強度が弱
いというような地域にあっては、テレビジョン受像機の
良好な受信状態を維持するために、受信するテレビジョ
ン放送電波の電界強度に応じてチャンネルを切り換える
毎に増幅経路とスルー経路とのいずれを動作状態とする
かスイッチング手段により手動操作でブースタを切り換
えるようにしなければならず、その手間が煩雑であると
いう問題点がある。

本発明の目的は、と記の従来のテレビジョン受像機用の
ブースタの問題点を解決するためになされたもので、テ
レビジョンチューナにより同調選択されたテレビジョン
放送電波の電界強度の強弱に応じて、自動的に増幅経路
とスルー経路のいずれか一方の経路に切り換えるように
し、しかもテレビジ目ンチューナのプリセットチューニ
ング操作の際には、テレビジ１ン放送電波の電界強度の
強弱にかかわらず増幅経路若しくはスルー経路のいずれ
か一方に強制的に切り換え固定するようにして、増幅経
路とスルー経路の切り換えによって誤ったプリセットが
なされないようにしたテレビジョン受像機用のブースタ
を提供することにある。

（聞届を解決するための手段） かかる目的を達成するために、本発明のテレビジョン受
ｆＩ１機用のブースタは、アンテナとテレビジョンチュ
ーナとの間に介装され、信号を増幅する増幅経路と信号
を増幅することのないスルー経路とが設けられ、これら
の増幅経路とスルー経路がスイッチング手段によりいず
れか一方のみ動作状態に切り換えられるテレビジョン受
像機用のブースタにおいて、前記テレビジョンチューナ
から出力されるＡＧＣ電圧に応じて前記スイッチング手
段を切り換え制御する制御手段と、前記テレビジョンチ
ューナのプリセットチューニング操作の際に前記スイッ
チング手段を前記増幅経路若しくはスルー経路のいずれ
か一方に強制的に切り換え固定する切換固定手段と、を
備えて構成されている。

（作用） 制御手段によりテレビジョンチューナから出力されるＡ
ＧＣ電圧に応じてスイッチング手段を切り換え制御し、
増幅経路とスルー経路のいずれか一方を動作状態とする
ようにしたので、テレビジョンチューナにより同調選択
されたテレビジョン放送電波の電界強度の強弱に応じて
自動的に増幅経路とスルー経路のいずれか一方に適した
経路に切り換えることができ、テレビジョン受像機を常
に良好な受信状態とすることができる。しかも、プリセ
ットチューニング操作の際は、切換固定手段によりスイ
ッチング手段を増幅経路若しくはスルー経路のいずれか
一方に強制的に切り換え固定するようにしたので、プリ
セットチューニング操作中に増幅経路からスルー経路に
切り換わるようなことがなく、経路の切り換えによる増
幅度の変化で最良同調点を誤認して誤った同調点でプリ
セットされるＪＲれがない。

（実施例の説明） 以下、本発明の実施例を第１図ないし第３図を参照して
説明する。第１図は、本発明のテレビジョン受像機用の
ブースタを用いたテレビジョン受像機のブロック図であ
り、第２図は１本発明のテレビジョン受像機用のブース
タの一実施例の回路図であり、第３図は、増幅経路およ
びスルー経路の動作状態におけるテレビジョンチューナ
から出力されるＡＧＣ電圧特性図である。

第１図において１本発明のテレビジョン受像機用のブー
スタ１は、アンテナ２とテレビジョンチューナ３のアン
テナ入力端子３ａとの間に介装され、アンテナ２のアン
テナ入力を増幅し若しくは増幅することなしにテレビジ
ョンチューナ３のアンテナ入力端子３ａに与え、またこ
のテレビジョンチューナ３のＡＧＣ端子３ｂよりＡＧＣ
電圧入力端子６にＡＧＣ電圧が与えられている。

以下、本発明のテレビジョン受像機用のブースタｌを詳
細に説明する。第２図において、入力端子４と出力端子
５との間に多段の増幅器が直列に介装されてアンテナ入
力が増幅されて出力される増幅経路７とアンテナ入力が
増幅されることなく出力されるスルー経路８とが並列に
設けられている。そして、入力端子４と増幅経路７との
間にスイッチングダイオード９，１０が逆接続されて介
装され、入力端子４とスルー経路８との間に他のスイッ
チングダイオード１１　、１２が逆接続されて介装され
、電源端子１３より一方のスイッチング用のＰＮＰ）ラ
ンジスタ１４を介してスイッチングダイオード９　、１
０に順方向電流が流れて導通するときは他のスイッチン
グダイオード１１．１２が逆バイアスを受けて非導通と
なり、これと逆に電源端子１３より他方のスイッチング
用のＰＮＰトランジスタ１５を介して他のスイッチング
ダイオード１１．１２に順方向電流が流れて導通すると
きはスイッチングダイオード９，１０が逆バイアスを受
けて非導通となり、増幅経路７とスルー経路８とのいず
れか一方のみが動作状態となるように構成されている。

これらのスイッチングダイオード９　、１０．１１．１
２およびスイッチング用のＰＮＰトランジスタ１４゜１
５でスイッチング手段が構成されている。さらに、テレ
ビジョンチューナ３からＡＧＣ電圧が与えられるＡＧＣ
電圧入力端子６は、ダイオード１６と抵抗１７を直列に
介して比較器１８の一方の入力端子に接続されている。

この比較器１８の一方の入力端子は、抵抗１９を介して
接地されるとともに、これと並列に抵抗２０と減衰用の
ＮＰＮトランジスタ２１を直列に介して接地されている
。さらに、この比較器１８の一方の入力端子は、切換固
定用のＰＮＰトランジスタ２２を介して電源端子１３に
接続されるとともに、切換固定用のＮＰＮ　トランジス
タ２３を介して接地されている。比較器１８の他方の入
力端子には基準１［圧２４が与えられている。なお、比
較器１８が基準電圧を内蔵する構造のものであっても良
く、このときは基準電圧２４が不要である。そして、比
較器１８の出力端子は、インバータ２５と抵抗２６を直
列に介して一方のスイッチング用のＰＮＰ　ｌ−ランジ
スタ１４のベースに接続されるとともに、抵抗２７を介
して他方のスイッチング用のＰＮＰトランジスタ１５の
ベースに接続されている。この、他方のスイッチング用
のＰＮＰ　トランジスタ１５のコレクタは、抵抗２８を
介して減衰用のＮＰＮトランジスタ２１のベースに接続
されている。この減衰用のＮＰＮ　ｈランジメタ２１の
ベースは抵抗２９を介して接地されている。さらに、切
換固定用電圧源３０が１回路３接点の選択スイッチ３１
の共通接点ａに接続され、１つの接点すは抵抗３２を介
して切換固定用のＮＰＮ　）ランジスタ２３のベースに
接続され、他の１つの接点ｄは抵抗３３を介してＮＰＮ
トランジスタ３４のベースに接続され、残りの接点Ｃは
接続されていない。そして、ＮＰＮトランジスタ３４の
エミッタは接地され、コレクタは抵抗３５を介して切換
固定用のＰＮＰ）ランジスタ２２のベースに接続されて
いる。なお、比較器１８と基準電圧２４で比較切換手段
が構成され、抵抗１７，１９゜２０および減衰用のＮＰ
Ｎ）ランジスタ２１で減衰調整手段が構成され、さらに
これらの比較切換手段と減衰調整手段で、スイッチング
手段を制御する制御手段が構成されている。また、切換
固定用のＰＮＰおよびＮＰＮ）ランジスタ２２，２３と
ＮＰＮトランジスタ３４と抵抗３２　、３３　、３５と
１ｆｆ４Ｒスイツチ３１および切換固定用電圧源３０で
切換固定手段が構成されている。

かかる構成において、基準電圧２４を１．２５Ｖに設定
し、減衰用のＮＰＮ）ランジスタ２１が非導通でＡＧＣ
電圧入力端子６に第１の切換電圧たる３■のＡＧＣ電圧
が与えられると、抵抗１７．１９の分圧により比較器１
８に１．２５Ｖの減衰されたＡＧＣ電圧が与えられるよ
うに抵抗１７，１θを設定する。さらに、減衰用のＮＰ
Ｎ）ランジスタ２１が導通で抵抗２０が抵抗１９に波列
接続されＡＧＣ電圧入力端子６に第２の切換電圧たる７
ｖのＡＧＣ電圧が与えられる。と、抵抗１７，１９．２
０の分圧により比較器１８に１．２５Ｖの減衰されたＡ
ＧＣ電圧が与えられるように抵抗２０を設定する。

ここで、まずテレビジョンチューナ３で同調選択された
テレビジョン放送電波の電界強度が極めて強く、テレビ
ジョンチューナ３から出力されるＡＧＣ電圧が第１の切
換電圧の３ｖ以下であれば、比較器１８からＯｖが出力
されて他方のスイッチング用のＰＮＰ　）ランジスタ１
５が導通し、インバータ２５で反転されて与えられる一
方のスイッチング用のＰＮＰ）ランジスタ１４が非導通
となる。

したがって、他のスイッチングダイオード１１．１２に
順方向電流が流れて導通してスルー経路８が動作状態と
なり、スイッチングダイオード９．ｌＯは逆バイアスを
受けて非導通となり増幅経路７が非動作状態となる。な
お、他方のスイッチング用のＰＮＰトランジスタ１５が
導通してスルー経路８が動作状態となると、減衰用のＮ
ＰＮトランジスタ２１が導通してＡＧＣ電圧入力端子６
に与えられるＡＧＣ電圧を大きく減衰して比較器１８に
与える。

次に、このスルー経路８の動作状態のままで同調選択さ
れているテレビジョン放送電波の電界強度が弱くなり、
テレビジョンチューナ３からのへ〇〇電圧が第２の切換
電圧の７Ｖ（第３図でａ点）以上となると、比較器１８
は反転して出力端子に電源電圧たる１２Ｖを出力する。

そこで、こんどは他方のスイッチング用のＰＮＰ　）ラ
ンジスタ１５が非導通となり、インバータ２５で反転さ
れて与えられる一方のスイッチング用のＰＮＰトランジ
スタ１４が導通となる。したがって、スイッチングダイ
オード９．ＩＱに順方向電流が流れて導通して増幅経路
７が動作状態となり、他のスイッチングダイオード１１
．１２は逆バイアスを受けて非導通となりスルー経路８
が非動作状態となる。なお、他方のスイッチング用のＰ
ＮＰ　トランジスタ１５が非導通となりスルー経路８が
非動作状態となると、減衰用のＮＰＮ　トランジスタ２
１は非導通となってＡＧＣ電圧入力端子６に与えられる
ＡＧＣ電圧の減衰雀を小さくする。このために、増幅経
路７の動作によりアンテナ入力が増幅されてテレビジョ
ンチューナ３から出力されるＡＧＣ電圧が低下（第３図
でｂ点）しても、比較器１８に与えられる減衰されたＡ
ＧＣ電圧は基準電圧２４より大きく、増幅経路７の動作
状態が継続される。

そして、この増幅経路７の動作状態のままで同調選択さ
れているテレビジョン放送電波の電界強度が強くなり、
テレビジョンチューナ３からのＡＧＣ電圧が第１の切換
電圧の３Ｖ（第３図で０点）以下となると、比較器１８
は反転して出力端子にＯｖを出力する。そこで、スルー
経路８が動作状態となり、増幅経路７が非動作状態とな
る。同時に、減衰用のＮＰＮ　）ランジスタ２１が導通
し、ＡＧＣ電圧入力端子６に与えるＡＧＣ電圧を大きく
減衰する。このために、ＡＧＣ電圧が増幅経路７からス
ルー経路８に切り換わることで上昇（第３図のｄ点）し
ても、比較器１Ｂに与えられる減衰このように、増幅経
路７からスルー経路８の動作状ｆ息への切り換えと、ス
ルー経路８から増幅経路７の動作状態への切り換えは、
第３図で明らかなように、テレビジョン放送電波の電界
強度の僅かな相違で行なうことができる。そして、この
テレビジョン放送電波の電界強度の相違は、増幅経路７
の増幅度（例えば２０ｄＢ）とＡＧＣ電圧の減衰量の設
定等により決定される。増幅経路７の増幅度は、スイッ
チング手段が切り換えられて変化するＡＧＣ電圧が第１
と第２の切換ｔ［圧の間の電圧となるように設定する。

ところで、プリセットチューニング操作の際には、上記
のごとく増幅経路７とスルー経路８がＡＧＣ電圧に応じ
て切り換えられると不具合を生ずる。即ち、増幅経路７
がスイッチング手段により動作状態にあるときに、同調
電圧の掃引により最良同調点に近づいてＡＧＣ電圧が低
下し最良同調点に至る前に第１の切換電圧以下となると
、増幅経路７からスルー経路８の動作状態に切り換えら
れる。この切り換えにより、あたかもテレビジ１ン放送
電波の電界強度が弱まったように判別され、この切り換
えられた同調電圧の点を最良同調点と誤ってプリセット
される虞れがある。このために、プリセットチューニン
グ操作の際には、テレビジョン放送電波の電界強度の強
弱にかかわらず、スイッチング手段が増幅経路７若しく
はスルー経路８のいずれか一方に切り換え固定されてい
ることが望ましい。

そこで、選択スイッチ３１を接点すに接続すると、切換
固定用のＮＰＮ）ランジスタ２３が導通して比較器１８
の一方の入力端子を強制的にＯｖとする。したがって、
ＡＧＣ電圧にかかわらず比較器１８は出力端子にＯｖを
出力し、他方のスイッチング用のＰＮＰ　）ランジス月
５を導通させ、スルー経路８を動作状態に切り換え固定
する。また、選択スイッチ３１を切り換えて接点ｄに接
続すると、ＮＰＮ　）ランジスタ３４が導通し、これに
伴ない切換固定用のＰＮＰ）ランジスタ２２が導通して
比較器１８の一方の入力端子を強制的に１２Ｖとする。

したがって、比較器１８は出力端子に１２Ｖを出力し、
一方のスイッチング用のＰＮＰ）ランジスタ！４を導通
させ、増幅経路７を動作状態に切り換え固定する。

このようにテレビジョン放送電波の電界強度が全般的に
弱い地域にあっては、選択スイッチ３１を接点ｄに接続
して増幅経路７の動作状態に固定してプリセットチュー
ニングを行なえば良く、これと逆にテレビジョン放送電
波の電界強度が全般的に強い地域にあっては、選択スイ
ッチ３１を接へｂに接続してスルー経路８の動作状態に
固定してプリセットチューニングを行なえば良い。プリ
セットチューニング操作時以外は、選択スイッチ３１を
接点Ｃに接続しておくことは勿論である。

第４図は１本発明のテレビジョン受像機用のブースタの
他の実施例の回路図である。第４図において、第２図と
同一回路には同一符合をイ４して屯複する説明を省略す
る。

第４図において、第２図と大きく相違するところは、比
較器１８の出力端子が抵抗３８を介してインバータ２５
と抵抗２７の接続点に接続され、この接続点と電源端子
１３との間に切換固定用のＰＮＰ　トランジスタ２２が
介装されていることにある。そして、このＰＮＰトラン
ジスタ２２のベースが抵抗３５とＮＰＮ　トランジスタ
３４を介して接地され、さらにこのＮＰＮトランジスタ
３４のベースが抵抗３３を介して切換固定信号入力端子
３７に接続されている。この切換固定信号入力端子３７
には、オートサーチを動作状態としたときにテレビジョ
ンチューナ３から出力されるオートサーチ信号が与えら
れるように構成されている。なお、第４図に示す実施例
にあっては、抵抗３Ｂとインバータ２５および抵抗２７
の接続点を制御手段の出力端子とする。

かかる構成において、オートサーチを動作状態とするプ
リセットチューニング操作の際には、ＮＰＮトランジス
タ３４がオートサーチ信号で導通し、これに伴ない切換
固定用のＰＮＰ）ランジスタ２２が導通して、ＡＧＣ電
圧にかかわらず制御手段の出力端子を１２Ｖとする。し
たがって、スイッチング手段は増幅経路７を動作状態に
固定することができる。この第４図に示す実施例と同様
に、オートサーチ信号により制御手段の出力端子を強制
的にＯｖとして、スルー経路８を動作状態に固定しても
良い。

なお、上記実施例にあってはスイッチング手段を半導体
素子により構成したが、これに限られず、リレー等のメ
カニカルスイッチを含んで構成しても良い、また、制御
手段を構成する減衰調整手段はスルー経路８が動作状態
のときにＡＧＣ電圧の減衰５１：を大とするようないか
なる構成であっても良い。さらに、減衰調整手段に代え
てＡＧＣ電圧入力端子６と比較器１日との間に増幅器を
介装してその利得がスルー経路８が動作状態のときに小
さくなるように構成しても良い、そしてざら・に、制御
手段から減衰調整手段を省ふき、比較器１Ｂのノ＾準電
圧２４を切り換えるようにして、第１と第２の切換電圧
に対応したＡＧＣ電圧でスイッチング手段が切り換えら
れるように構成しても良く、制御手段はテレビジョンチ
ューナ３から出力されるＡＧＣ電圧に応じてスイッチン
グ手段を適宜に切り換え制御できる構成であればいかな
る構成であっても良い。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明のテレビジョン受像機用の
ブースタによれば、制御手段によりテレビジョンチュー
ナから出力されるＡＧＣ電圧に応じてスイッチング手段
を切り換え制御し、増幅経路とスルー経路のいずれか一
方を動作状態とするようにしたので、テレビジョンチュ
ーナにより同調選択されたテレビジョン放送電波の電界
強度の強弱に応じて自動的に増幅経路とスルー経路のい
ずれか一方に適した経路に切り換えることができ、テレ
ビジョン受像機を常に良好な受信状態とすることができ
る。しかも、プリセットチューニング操作の際は、切換
固定手段によりスイッチング手段を増幅経路若しくはス
ルー経路のいずれか一方に強制的に切り換え固定するよ
うにしたので、プリセットチューニング操作中に増幅経
路からスルー経路に切り換わるようなことがなく、経路
の切り換えによる増幅度の変化で最良同調点を誤認して
誤った同調点でプリセットされる虞れがないという優れ
た効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のテレビジョン受像機用のブースタを
用いたテレビジョン受像機のブロック図であり、第２図
は、本発明のテレビジョン受像機用のブースタの一実施
例の回路図であり、第３図は、増幅経路およびスルー経
路の動作状態におけるテレビジョンチューナから出力さ
れるＡＧＣ電圧特性図であり、第４図は、本発明のテレ
ビジョン受像機用のブースタの他の実施例の回路図であ
る。 １：テレビジョン受像機用のブースタ、２：アンテナ、
　　３：テレビジョンチューナ、４：入力端子、　　５
：出力端子、 ６　：　ＡＧＣ電圧入力端子、７：増幅経路、８ニスル
ー経路、 ９　、１０．．１１．１２ニスイツチングダイオード、
１４．１５ニスイツチング用のＰＮＰ　トランジスタ１
７．１９，２０：抵抗、１Ｂ＝比較器、２１：減衰用の
ＮＰＮ　）ランジスタ、２２：切換固定用のＰＮＰ　）
ランジスタ、２３：切換固定用のＮＰＮトランジスタ、
２４：基準電圧、２５：インバータ、 ３０：切換固定用電圧源、３１：選択スイッチ。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）アンテナとテレビジョンチューナとの間に介装さ
   れ、信号を増幅する増幅経路と信号を増幅することのな
   いスルー経路とが設けられ、これらの増幅経路とスルー
   経路がスイッチング手段によりいずれか一方のみ動作状
   態に切り換えられるテレビジョン受像機用のブースタに
   おいて、前記テレビジョンチューナから出力されるＡＧ
   Ｃ電圧に応じて前記スイッチング手段を切り換え制御す
   る制御手段と、前記テレビジョンチューナのプリセット
   チューニング操作の際に前記スイッチング手段を前記増
   幅経路若しくはスルー経路のいずれか一方に強制的に切
   り換え固定する切換固定手段と、を備えたことを特徴と
   するするテレビジョン受像機用のブースタ。
2. （２）前記切換固定手段が、前記スイッチング手段を増
   幅経路とスルー経路のいずれに切り換え固定するか選択
   するための選択スイッチを含むことを特徴とする特許請
   求の範囲第１項記載のテレビジョン受像機用のブースタ
   。
3. （３）前記切換固定手段が、前記ＡＧＣ電圧が与えられ
   る前記制御手段の入力端子の電圧を切り換えて前記スイ
   ッチング手段を強制的に切り換え固定するようにしたこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項または第２項記載
   のテレビジョン受像機用のブースタ。
4. （４）前記切換固定手段が、前記制御手段の出力端子の
   電圧を切り換えて前記スイッチング手段を強制的に切り
   換え固定するようにしたことを特徴とする特許請求の範
   囲第１項または第２項記載のテレビジョン受像機用のブ
   ースタ。