JPS62119588A - リコ−ダ - Google Patents

リコ−ダ

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JPS62119588A
JPS62119588A JP60260390A JP26039085A JPS62119588A JP S62119588 A JPS62119588 A JP S62119588A JP 60260390 A JP60260390 A JP 60260390A JP 26039085 A JP26039085 A JP 26039085A JP S62119588 A JPS62119588 A JP S62119588A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業」二の利用分野〉 本発明はリコーダに係わり、特に、リコーダの演奏時に
該リコーダの管内孔内に発生する共振空気柱に関する物
理量、例えば音高、音色、音量を共振空気柱から直接検
知することにより、演奏者の演奏姿勢等に関係無く、常
に演奏者の意図を反映する物理量をセンサで正確に検知
可能にしたリコーダに関する。
〈従来の技術〉 一般に、無簀楽器に分類されるリコーダは、第2図に示
されている例のように頭部管1と中部管2と足部管3と
で管体が構成されており、頭部管1には中空の頭部管本
体4と該頭部管本体4の一端部に嵌合されたブロック5
とで画成されるウィンドウエイ6が形成されている。こ
のウィンドウエイ6は、空気流の吹出し端に形成された
窓7内に突出するエツジ8に対向して才?す、ウィン1
〜ウエイ6から吹き出される空気流はエツジ8に衝突し
た後、窓7に連通する内孔9にその一部が流入する。
これに対し、中部管2の両端は開【コしており、その一
端において頭部管1に、その他端において足部管3にそ
れぞれ嵌合している。中部管2の管壁には複数の音孔]
、 Oa乃至1. Ofが穿設されており、これら音孔
10a乃至1. Ofは中部管2の内孔11を外気に連
通させるものである。続く足部管3も両端が開口する内
孔を有しており、この内孔は前述の内孔9,11と共に
一端が窓7を介して外気に連通し、他端が開口する管内
孔を形成している。
従って、ウィンドウエイ6から流入した空気流は、窓7
と開放された音孔10a乃至10fとにより規定される
空気柱の振動を惹起し、最もウィンドウエイ6に近い音
孔10aが開放されているときは、窓7と開放された音
孔10aとで規定される空気柱の振動に基因゛する楽音
が、窓7と音孔10aとから外気に放射される。これに
対して、音孔1−Oaが閉止され、代りに音孔10bが
開放された場合には、窓7と音孔10bとで規定される
空気柱の振動に基因する楽音が窓7と音孔10bとから
外気に放射される。
かかる構成のリコーダを狭い室内で演奏する場合には、
聴衆にリコーダで直接発生される楽音による演奏を提供
できるが、比較的広いait奏会場での演奏においては
、リコーダで発生される楽音をマイクで集音し、マイク
にて楽r′1を電気信号に変換した後、該電気信壮をサ
ウンドシステムにて増幅して発音させることが必要であ
る。このようにリコーダで発生される楽音を電気的に増
幅する場合は、第3図に示されているように、リコーダ
から一定距離離隔した位置にマイク11を設置し、リコ
ーダの窓7から放射される音波s1と開放されているい
ずれかの音孔10a乃至]、 Ofから放射される音波
S2とをマイク1]により集音する。
マイク11は音波S 1 、 、S 2とに基づき演奏
された楽音に対応する電気信号を形成し、この電気信号
はアンプ12にて増幅された後、スピーカ13に供給さ
れ、リコーダで演奏された楽音に対応する増幅された楽
音を発生させる。従って、広い会場において演奏がなさ
れても、聴衆は充分な音量でリコーダの演奏をI&1 
<ことができる。
〈発明の解決しようとする問題点〉 しかしながら、−■−記従来のリコーダにあっては、広
い会場において演奏をする際、リコーダの外部にマイク
を設置し、リコーダの窓7と音孔10a乃至1. Of
とから放射される音波SL、S2を集音しなければなら
なかったので、演奏者が演奏中にリコーダを例えば矢印
A方向に揺動させると、音波S1の伝播するリコーダの
窓7とマイク11との距離および音波S2の伝播する開
放された音孔10a乃至10fとマイク11との距離が
変化するだけでなく、窓7と開放された音孔10a乃至
10fとマイク11との相対的位置関係が変化する。そ
の結果、特に低音の演奏時に音波S1と音波S2との干
渉が顕著になり、互いに異なる音程の楽音の場合は固よ
り、同じ音程の楽音間でもリコーダの位置によりマイク
の集音レベルが変化し、リコーダで発生される楽音の音
量とスピーカ13から発生される楽音の音量との相対関
係が一致しなくなるという問題点があった。
加えて、音波81.S2がリコーダとマイク11との間
を伝播する間に減衰するので、マイク11近傍における
音圧はかなり低くなっており、かかる減衰した音波SL
、S2を増幅するとスピーカ13での発音時のハウリン
グマージンが小さくなるという問題点もあった。
かかる問題点は楽音の発生に直接関与するリコーダ内の
空気柱と楽音を集音するマイク11とが互いに隔てられ
ていることに基因しており、マイクをリコーダ内の空気
柱の近傍、例えば管壁を貫通させて管内孔に直接臨ませ
集音させることも考えられる。しかしながら、リコーダ
は他の無贋楽器、例えばフルー1〜とは異なり、全ての
管壁が振動する空気柱に直接接触しており、管壁の形状
変化がリコーダにより発生される楽音の音高等に重大な
影響を与えることから直ちにマイクをリコーダ内に設け
ることはできない。
このことをフルーj〜との比較において詳8(トすれば
以下の通りである。第4図はフルー1〜の概略構成を表
わした断面図であり、音孔を開閉するためのキーアッセ
ンブリ等は省略されている。フルートは円錐管21とこ
の円錐管21に接続される円筒管22等で構成されてお
り、円錐管21の一端は、円錐?l?21の軸線方向に
摺動可能な反射板233により閉塞されており、この反
射板23から一定距#煎隔して歌口24が形成されてい
る。一方、円筒管22には音孔25a、25b、  ・
・が形成されており、円錐管21に円筒管22を接続す
ると、円筒管22のいずれかの音孔25a、25b。
・・と歌口24とで開口する管内孔が画成される。
従って、フルートの発音モデルも基本的には両端開口管
の空気柱振動と考えられるが、歌口24と反射板2;3
との間に可変容積のキャビティ26が画成されるので、
管内空気中の実効長は歌口24ではなく、歌口24より
若干キャビティ26内の方向に入った位置から開放され
た音孔までの長さとなる。このことは、文献から明らか
であり1.■θurnal of Acoustjca
l 5ociety of America: Vo1
37、 P67− (1965)、 A、 H,Ben
ade、 (Il、 J、 F+ench。
から、キャビティ内の反射板の位置が音高に与える影響
は僅少であることが分かる。したがって、フルートの場
合、キャビティ26内へのセンサ配設は極めて容易であ
ることを、’(′:J:味しており、この事実は以下に
説明する発明者にJ:る実験からも検証されている。。
下表は、円り1管21と円筒管22との接続位置を変え
たときと反射板23を移動させたときとの音高変化& 
+1 ’ 音(440Hz)を基準にセント値で示すも
のである。実験に使用したフルー1・の基準状態でのJ
l ’音のセンI−値は+12であり、円錐管21と円
筒管22との接続位置を変えて空気柱の実効長を3mm
長くするとセント値は+4になる。また、逆に空気柱の
実効長を3 m m短くするとセン1−値は+24にな
る。
しかしながら、反射板2:3をキャビティ26内に3 
m m押し込んだときも、逆に3mm引き抜いたときも
セント値はいずれも+12となり変化が無く、反射板2
3は管内空気柱の実効長を規定する主要因ではないこと
を示している。なお、一般的なフルートの基準状態は、
川口中央部から反射板までの空気柱長手方向の距離が1
.7mmの状態であり、また、円錐管21ど円錐管22
け最深挿入状態から3〜5 m m引き抜いた状1rl
Aである。
表 以上の実験結果からも明らかなように、フルートには発
生される楽音の音高に影響を与えることの少ないキャビ
ティ26が存在しているのであるが、リコーダにはキャ
ビティ26に相当する部分がなく、ブロック5の端面と
頭部管1等の内壁とで管内空気柱の実効長が規定される
ので、それらの壁面の形状変化は発生する楽音の音高に
重大な影響を与えるという難点を有している。
従って、本発明は、発生される楽音の音高に実質的に影
響を与えることなくセンサを直接共振空気柱に臨ませる
ことにより、集音レベルが一定で、かつハウリングマー
ジンを大きくできるセンサ内蔵型リコーダを提供するこ
とを1ヨ1的にしている。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明は、中空の管体と、該管体の端部に設けられ管内
孔を画成するブロックとを有し、前記管体には前記管内
孔のブロック側端部を外気に連通させる窓と前記管内孔
を外気に連通させる複数の音孔とが形成されたリコーダ
において、前記ブロックあるいは前記管体の窓近傍にセ
ンサを設けて該センサを前記管内孔に臨ませ、前記管内
孔内に発生する共振空気柱に関する物理1tt−を検知
できるようにしたことを要旨とする。
〈作用および効果〉 上記構成に係わるリコーダにあっては、所定の音孔を開
放すると窓と開放さJした音孔とで外気に接する空気柱
が管内孔内に規定され、ウィンドウエイから空気流を管
内孔内に供給すると前記空気柱が所定の周波数で共振し
始める。この共振空気柱に関する物理量は、管内孔に臨
むセンサにより検知されるので、共振空気柱に関する物
理量を減衰する以前の充分にエネルギの高い状態で検知
することができる。従って、かかるセンサの検知結果の
電気的処理等を行なっても処理の過程で含まれる雑音等
の影響を受けにくく、例えば、共振空気柱の振動に基づ
く楽音をセンサで検知し、その検知結果を増幅して発音
させる場合でも充分のハウリングマージンを得ることが
できる。
また、ブロック内あるいは窓近傍の管体に設けられたセ
ンサは管体内部の共振空気柱から物理量を直接検知する
ので、音波の干渉等の影響を受けることがなく、共振空
気柱に関する物理量を正確に検知することができる。
次に、センサをブロックに設けることにより、共振周波
数等への影響を実質的に排除できることについて説明す
れば以下の通りになる。まず、リコーダの振!Iす」モ
ー1くを第5図(a)、(b)に基づき説明する。ウィ
ンドウエイから吹き込まれた空気流によりリコーダ内に
惹起される空気柱の振動は、両端開口管における空気柱
の共振に近似させることかでき、共振空気柱の実効長は
開放された音孔と窓とで規定される。すなわち、第5図
(a)に示されているように、窓に最も近い音孔が開放
されその他の音孔が閉+1−さAした状態では、管内孔
内に惹起される共振空気柱の基本振119ノは、窓と開
放された音孔とに振動の腹りを有する。ところが、第5
図(b)に示されているように、窓に最も近い音孔を閉
止し2番目の音孔のみ開放すると、共振空気柱の基本振
動の腹■、は窓と開放された音孔、すなわち、゛2番目
の音孔に位置する。
以下同様に開放する音孔を順次変更していくと、窓は常
に基本振動の腹りになるが、もう一方の腹りは開放され
る音孔に従って移動してゆく。このことは管体の内壁の
特定位置に形状の変化を与えると、その影響は全ての基
本振動に対してさえ一様ではなく、基本振動の周期が変
化すると形状変化の影響も変化することを示110シて
いる。
このように管体の内壁の形状変化の影響が基本振動周期
毎に異なるということば、リコーダのように複数の音高
の楽音を順次発生させて演奏な行なう場合には、前記形
状変化の影響を定性的かつ定量的に考慮した設計が極め
て困難であることを示している。従って、ハウリングマ
ージンの向上および干渉の排除を図るべく、センサを管
体に取り付け、センサを管内孔に臨ませると、該センサ
を管内孔に臨ませるために管体の内壁に加えられる何等
かの形状変化がリコーダにより発生される楽音の音高等
に不均一な影響を及ぼし、楽器として致命的な欠陥を受
けることになる。
これに対し、窓側の振動の腹りは共振空気柱の基本振動
周期にかかわらず一定であり、この窓を画成する管体の
内壁あるいはブロックの内壁の形状変化は、すべての基
本振動周期に対して一様である。形状変化がすべての基
本振動周期に対して一様であるということは、該形状変
化の影響を定性的かつ定量的に予測できることを意味し
ており、その影響を予め考慮してリコーダを設計すれば
、リコーダはセンサを設けることによる形状変化の影η
lPを実質的に排除することができる。リコーダの場合
、ブロックの内壁は、管内孔の一端を外気= 17− に連通させる窓を画成しているので、本発明のようにセ
ンサをブロックあるいけ窓を画成している管体に設けて
管内孔に臨ませれば、センサを設けることによる内壁の
形状変化が仮りに生じても、その影響を予め定性的かつ
定量的に予測することができ、形状変化の影響を実質的
に排除した優れたリコーダを得ることができる。
〈実施例〉 以下、図面に基づ、き本発明の−・実施例を11(z明
する。第1図は本発明の一実施例に係わるリコーダの一
部断面図であり、この−実施例は共振空気柱から発生す
る音圧をマイクロホンで検知するようにしたものである
。図において、41.、/12,43は頭部管と中部管
と足部管とをそれぞれ示しており、頭部管41は中空の
頭部管本体44の一端にブロック45を嵌入して構成さ
れている。ブロック45の外側には溝が形成されるとと
もに、同様の溝が形成された小片とともに頭部管本体4
4に嵌入されているので、小片とブロック45との間に
はウィンドウエイ46が画成される。この例ではブロッ
ク45と小辺の二つの部品でウィンドウエイを画成する
例で説明したが、ブロックと小片を一体にして貫通孔で
もってウィン1〜ウエイを画成する等、ウィンドウエイ
の具体的画成法は適宜である。また、頭部管本体44の
一端部には窓47が形成されており、この窓47にはエ
ツジ48が突出してウィンドウエイ46の吹出し端に対
向している。窓47を画成する頭部管本体44の一端側
端面はブロック45の内端面と同一面上に位1iT L
、ているので、頭部管本体44とブロック45とで窓4
7を介して外気に連通ずる内孔49を画成している。」
二連のブロック45にはその内端面に開口する穴51が
形成されており、該穴51にはマイクロホン52が挿入
、固定されている。
このマイクロホン52の集音面はブロック45の内端面
と略同−面上に位置しているので、マイクロホン52は
内孔49に臨み、該内孔49内の音を集音可能である。
このマイクロホン52に接続される配線53はブロック
45と頭部管本体44とに穿設された孔(図示せず)を
通って図外のサウンドシステムに接続されている。
これに対し、上記中部管42は中空管で構成されており
、その一端において−1−記頭部管41に嵌合されてい
る。中部’l?/+2の管壁には内部に画成される内孔
54を外気に連通させる複数の音孔55a乃至55fが
所定間隔をIM/いて穿設されており、音孔55aのI
ll側に+4す°ムポール56が穿設されている。
一方、足部管4・S3は漸次拡開する外形形状の中空管
で構成されており、足部Q?4:3の一端は」−記中部
管42の他端に嵌合さオシている。従って、この足部管
43の内孔は中部管42の内孔54および頭部管41の
内孔49に連通することになり、これらの内孔4.9.
54等により一端が窓47にて外気に連通し、他端が足
部’l?/13の他端あるいはいずれかの音孔55a乃
至55fにて外気に連通ずる空気柱が形成されることに
なる。
次に、上記一実施例の作用について説明する。
比較的狭い室内でリコーダの演奏を行なう場合は、マイ
クロホン52の配線53をサウンドシステムに接続する
ことなく、ウィンドウエイ46から呼気を吹き込みつつ
音孔55a乃至55fの開閉を行なえば、ウィンドウエ
イ46から供給される空気流はエツジに衝突した後、そ
の一部が管内孔に流入し、該管内孔内の空気柱に共振を
発生させる。
かかる空気柱の共振に基づく楽音は窓47と開放されて
いる音孔55a乃至55fから外気に放射されるが、マ
イクロホン52では集音しない。
しかしながら、広い演奏会場のようにリコーダから発生
する楽音のみでは不充分な場合には、マイクロホン52
の配線53をサウンドシステムに接続した後演奏を開始
する。演奏者の呼気により惹起される空気柱の振動は、
窓47と開放された音孔55a乃至55fとの実効長に
対応する基本周波数とその倍音とを含んでおり、楽曲の
進行に従い開放される音孔55a乃至55fが変化して
も、全ての周波数の振動の一方の腹りは窓47に位置し
ている。従って、ブロック45に形成された穴51さら
には該穴51に挿入されたマイクロホン52の影響は、
全ての楽音に一様であり、かかる影響を予め考慮してリ
コーダを設謂することは可能である。その結果、本実施
例のリコーダは実質的に穴51およびマイクロホン52
の影響を受けることなく正確な音程で均質な楽音を発生
することができる。
こうして楽曲の流れに従い順次発生される楽音は、マイ
クロホン52により集音され、サウンドシステムで増幅
後発音される。ここで、マイクロホン52は共振空気柱
から楽音を直接集音しているので、マイクロホン52に
て検知される楽音の音圧は非常に高く、増幅後にサウン
ドシステムから発音するにしてもそのハウリングマージ
ンが大きく、良好な楽音が発音できる。さらに、共振空
気柱から楽音を直接集音しているので、窓47および開
放された音孔55’a乃至55fがら外気中に放射され
る音波の干渉を受けることがなく、演奏者の意図通りの
演奏効果を有した楽音をサウンドシステムから発生させ
ることができる。
第6図は本発明の他の実施例を示す図であり、」二記−
実施例と同一構成には同一符号のみ付し、詳細な説明は
省略する。第6図に示されているシコーダは、マイクロ
ホン52を窓47を画成している頭部管本体44の壁面
から窓47に臨んでいる。すでに説明したように、窓4
7には振動の腹りが共振周波数にかかわらず位置してい
るので、マイクロホン52を臨ませたことによる影響は
全ての楽音に対して一様であり、従って、リコーダは、
マイクロホンの設置に影響されることなく正確な音程で
均質な楽音を発生することができる。
なお、エツジ48もこのような条件を充たす位置である
。その結果、第6図に示されたリコーダも、サウンドシ
ステムによる発音に際してハウリングマージンを大きく
とることができ、しかも、窓47および開放された音孔
から外気に放射される音波の干渉の影響を排除できる。
なお、上記各実施例ではマイクロホン、典型的にはコン
デンサ型マイクロホンで共振空気柱に基づく楽音を集音
したが、マイクロホンの代りに他のセンサ、例えば共振
空気柱の圧力変動を圧電素子で検知することもでき、共
振空気柱に関する物理量が定量的に検知できればセンサ
の検出原理あるいは作動原理は問わない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係わるリコーダを示す一部
断面図、 第2図は従来のリコーダを示す一部断面図、第3図は従
来のマイクロホンによる集音とその問題点を示す説明図
、 第4図はフルートの構造を示す断面図、第5図(a)・
、(b)はリコーダ内の共振空気柱を示す断面図、 第6図は1本発明の他の実JIli例に係わるリコーダ
の一部断面図である。 41・・・・・・・・・・頭部管、 42・・・・・・・・・・中部管、 43・・・・・・・・・・足部管、 45・・・・・・・・・・ブロック、 =19− 46・・・・・・・・・・ウィンドウエイ、47・・・
・・・・・・・窓。 52・・・・・・・・・・マイクロホン、55a乃至5
5f・・・・音孔。 特許出願人      日本楽器製造株式会社代理人 
       弁理士 桑井清−第3図 イ疋釆の隻11敢 I故岨団

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 中空の管体と、該管体の端部に設けられ管内孔を画成す
    るブロックとを有し、前記管体には前記管内孔のブロッ
    ク側端部を外気に連通させる窓と前記管内孔を外気に連
    通させる複数の音孔とが形成されたリコーダにおいて、 前記ブロックあるいは前記管体の窓近傍にセンサを設け
    て該センサを前記管内孔に臨ませ、前記管内孔内に発生
    する共振空気柱に関する物理量を検知できるようにした
    ことを特徴とするリコーダ。
JP60260390A 1985-11-20 1985-11-20 リコ−ダ Expired - Lifetime JPH0664459B2 (ja)

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JP60260390A JPH0664459B2 (ja) 1985-11-20 1985-11-20 リコ−ダ
US06/931,074 US4741240A (en) 1985-11-20 1986-11-17 Recorder

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