JPS62116509A - 経皮用貼付剤 - Google Patents
経皮用貼付剤Info
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- JPS62116509A JPS62116509A JP25888585A JP25888585A JPS62116509A JP S62116509 A JPS62116509 A JP S62116509A JP 25888585 A JP25888585 A JP 25888585A JP 25888585 A JP25888585 A JP 25888585A JP S62116509 A JPS62116509 A JP S62116509A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
1)産業上の利用分野
本発明は生理活性物質を経皮より投与するための、気触
れのない非常に安全な無刺激の経皮用貼付剤に関するも
のである。
れのない非常に安全な無刺激の経皮用貼付剤に関するも
のである。
2)従来技術
従来経皮より薬物を投与する手段として、粘着性高分子
に薬物を含有させ柔軟性のある布、不織布、各種プラス
チックフィルムなどの担持体上に直接、あるいは間接的
に展延したプラスター剤。
に薬物を含有させ柔軟性のある布、不織布、各種プラス
チックフィルムなどの担持体上に直接、あるいは間接的
に展延したプラスター剤。
パップ剤、テープ剤等が用いられてきたが、剥離時の毛
の引っばり等の物理的作用、長時間貼付によるムレ、発
汗等の生理的作用による発赤、気触れ等の副作用の発現
が問題とされていた。
の引っばり等の物理的作用、長時間貼付によるムレ、発
汗等の生理的作用による発赤、気触れ等の副作用の発現
が問題とされていた。
一方、これらの問題を解決する手段として種々の試みが
なされている。
なされている。
例えば、特公昭58−52251号公報には膏体に通気
孔をあける方法が提示されている。又特開昭58−47
21号公報、特開昭60−56911号公報、特開昭6
0−23312号公報等にはカブレ防止あるいは皮膚刺
激低減のための薬物配合が示されている。特公昭59−
19528号公報には“基剤に特殊な処理をほどこし、
皮膚刺激を低減させる方法が提示。さらに特公昭54−
44688号公報、特開昭60−123416号公報G
こ号公報率溶性高分子に水溶性高分子を配合、基剤に透
湿性、親水性を付与している。しかし、いずれの場合に
おいても実用性に問題があったり、行程が複雑であった
り又その効果も不充分なものである。よって皮膚になじ
みの良い、無刺激性の、実用化に何ら問題の生じない貼
付剤が求められているのが現状である。
孔をあける方法が提示されている。又特開昭58−47
21号公報、特開昭60−56911号公報、特開昭6
0−23312号公報等にはカブレ防止あるいは皮膚刺
激低減のための薬物配合が示されている。特公昭59−
19528号公報には“基剤に特殊な処理をほどこし、
皮膚刺激を低減させる方法が提示。さらに特公昭54−
44688号公報、特開昭60−123416号公報G
こ号公報率溶性高分子に水溶性高分子を配合、基剤に透
湿性、親水性を付与している。しかし、いずれの場合に
おいても実用性に問題があったり、行程が複雑であった
り又その効果も不充分なものである。よって皮膚になじ
みの良い、無刺激性の、実用化に何ら問題の生じない貼
付剤が求められているのが現状である。
3)問題点を解決するための手段
本発明者らは上記技術状況に鑑み、従来技術における問
題点を解決した経皮用貼付剤の開発を目的として鋭意研
究を重ねた結果、脂肪酸エステル、天然ガム質及び吸水
高分子からなる膏体成分を貼付薬膏体中に配合すること
により、皮膚に対して非常に安全、且つ無刺激性が認め
られることを知見し、この知見に基づき更により深く検
討を加えた結果、使用上、ムレ又は気触れ等の副作用が
少なく、しかも剥離時の痛みを緩和した経皮用貼付剤を
開発し、本発明を完成するに至った。
題点を解決した経皮用貼付剤の開発を目的として鋭意研
究を重ねた結果、脂肪酸エステル、天然ガム質及び吸水
高分子からなる膏体成分を貼付薬膏体中に配合すること
により、皮膚に対して非常に安全、且つ無刺激性が認め
られることを知見し、この知見に基づき更により深く検
討を加えた結果、使用上、ムレ又は気触れ等の副作用が
少なく、しかも剥離時の痛みを緩和した経皮用貼付剤を
開発し、本発明を完成するに至った。
このような本発明貼付製剤は上記目的達成のため、脂肪
酸エステル、天然ガム及び吸水高分子を必須成分とした
特定割合の配合比でもってなる。
酸エステル、天然ガム及び吸水高分子を必須成分とした
特定割合の配合比でもってなる。
すなわち、脂肪酸エステル//天然ガム質//吸水高分
子の配合比が1〜5//2〜5//2〜10、好ましく
は1〜3//2〜4//2〜8であり、又、基剤成分を
100重量%とじた場合、脂肪酸エステルは2.0〜1
5.0重量%、天然ガム質2.0〜15.0重量%、吸
水高分子5.0〜20.0 !If量%が配合され、こ
の3成分の基剤成分全体量に占める配合割合は8〜45
重量%、好ましくは10〜35重量%の範囲内に特定さ
れることが最も好ましい貼付剤となすことができる。
子の配合比が1〜5//2〜5//2〜10、好ましく
は1〜3//2〜4//2〜8であり、又、基剤成分を
100重量%とじた場合、脂肪酸エステルは2.0〜1
5.0重量%、天然ガム質2.0〜15.0重量%、吸
水高分子5.0〜20.0 !If量%が配合され、こ
の3成分の基剤成分全体量に占める配合割合は8〜45
重量%、好ましくは10〜35重量%の範囲内に特定さ
れることが最も好ましい貼付剤となすことができる。
次に本発明の必須成分について具体的に説明する。
脂肪酸エステルとは、酸とアルコールとから脱水して生
成する化合物であり、好ましくは飽和脂肪酸エステルで
あり、さらに好ましくは直鎖飽和脂肪酸エステルであり
、例えばミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソ
プロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、
ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸オレイル、オレイ
ン酸デシル、ミリスチン酸オクチルドデシルなどである
。
成する化合物であり、好ましくは飽和脂肪酸エステルで
あり、さらに好ましくは直鎖飽和脂肪酸エステルであり
、例えばミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソ
プロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、
ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸オレイル、オレイ
ン酸デシル、ミリスチン酸オクチルドデシルなどである
。
他の必須成分である天然ガム質とは天然にある特殊な植
物から分泌される樹脂で、例えばアラビアガム、カラヤ
ガム、トラガントガム、グアガム、ベンゾインガム等で
あり、好ましくはカラヤガム、グアガム等である。さら
に3番目の必須成分である吸水高分子とは自重の10倍
以上の水を吸水、溶解あるいはゲル化、膨潤するもので
あって、例えばポリアクリル酸、ポリアクリル酸ソーダ
、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース
ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、サラにこれら
のポリマーあるいは他の水溶性ポリマーに軽度な架橋結
合を導入したもの、例えば■三洋化成の商品名サンウエ
ッl−rM−300、サンウェットIM−300MPS
、サンウェットIM−1000、サンウェットIM−1
000MPS等、■製鉄化学の商品名アクアキープ4S
、アクアキープ4SH等、■住友化学の商品名スミカゲ
ル5P−520,スミカゲル5P−540、スミカゲル
N100、スミカゲルNP−1020、スミカゲルNP
−1040等、■荒用化学の商品名アラソーブ、アラソ
ーブF等であり、好ましくは、軽度の架橋結合を導入し
たものが好適に用いられる。
物から分泌される樹脂で、例えばアラビアガム、カラヤ
ガム、トラガントガム、グアガム、ベンゾインガム等で
あり、好ましくはカラヤガム、グアガム等である。さら
に3番目の必須成分である吸水高分子とは自重の10倍
以上の水を吸水、溶解あるいはゲル化、膨潤するもので
あって、例えばポリアクリル酸、ポリアクリル酸ソーダ
、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース
ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、サラにこれら
のポリマーあるいは他の水溶性ポリマーに軽度な架橋結
合を導入したもの、例えば■三洋化成の商品名サンウエ
ッl−rM−300、サンウェットIM−300MPS
、サンウェットIM−1000、サンウェットIM−1
000MPS等、■製鉄化学の商品名アクアキープ4S
、アクアキープ4SH等、■住友化学の商品名スミカゲ
ル5P−520,スミカゲル5P−540、スミカゲル
N100、スミカゲルNP−1020、スミカゲルNP
−1040等、■荒用化学の商品名アラソーブ、アラソ
ーブF等であり、好ましくは、軽度の架橋結合を導入し
たものが好適に用いられる。
以上の無刺激性貼付剤の必須3成分、脂肪酸エステル/
/天然ガム質//吸水高分子の1〜5//2〜5//2
〜10、好ましくは1〜3//2〜4//2〜8の配合
比組成であり、且つ8〜45重量%、好ましくは10〜
35重量%、基剤成分に配合されることにより本発明の
無刺激性貼付剤となるものである。本発明の必須3成分
の組み合わせ、配合比、配合量、配合方法は本発明者ら
が初めて見い出したものであって、従来公知の文献等に
もそれを示唆する記載のないことはもちろんである。
/天然ガム質//吸水高分子の1〜5//2〜5//2
〜10、好ましくは1〜3//2〜4//2〜8の配合
比組成であり、且つ8〜45重量%、好ましくは10〜
35重量%、基剤成分に配合されることにより本発明の
無刺激性貼付剤となるものである。本発明の必須3成分
の組み合わせ、配合比、配合量、配合方法は本発明者ら
が初めて見い出したものであって、従来公知の文献等に
もそれを示唆する記載のないことはもちろんである。
本発明を実施するにあたって、貼付剤としてもちいられ
る基剤成分としての高分子系の基剤は別に制約はなく、
例えばシリコーン系、スチレン−イソプレン−スチレン
系、スチレン−ブタジェン系、アクリル系、ビニルエー
テル系、天然ゴム系、ウレタン系、ポリイソブチレン系
等の高分子物質が用いられ、さらに従来公知の粘着付与
剤例えば、ロジン系樹脂〔エステルガム(荒用化学)、
ハリニスター(播磨化成)、ハリタンク(播磨化成)〕
、テンベル系樹脂(YSレジン(安原油脂)、ピコライ
ト(バーキュリーズ)〕、石油系樹脂〔アルコン(荒用
化学)、レガレッツ(バーキュリーズ)、エスコレッツ
(エクソン)、ウィングダック(グツドイヤー)〕、フ
ェノール系樹脂、キシレン系樹脂、その信号塑剤、充填
剤、老化防止剤が適宜配合されても良い。
る基剤成分としての高分子系の基剤は別に制約はなく、
例えばシリコーン系、スチレン−イソプレン−スチレン
系、スチレン−ブタジェン系、アクリル系、ビニルエー
テル系、天然ゴム系、ウレタン系、ポリイソブチレン系
等の高分子物質が用いられ、さらに従来公知の粘着付与
剤例えば、ロジン系樹脂〔エステルガム(荒用化学)、
ハリニスター(播磨化成)、ハリタンク(播磨化成)〕
、テンベル系樹脂(YSレジン(安原油脂)、ピコライ
ト(バーキュリーズ)〕、石油系樹脂〔アルコン(荒用
化学)、レガレッツ(バーキュリーズ)、エスコレッツ
(エクソン)、ウィングダック(グツドイヤー)〕、フ
ェノール系樹脂、キシレン系樹脂、その信号塑剤、充填
剤、老化防止剤が適宜配合されても良い。
又、含有される薬物は経皮吸収性薬物であれば特に限定
はなく、例えば皮膚刺激剤および鎮痛消炎剤として、サ
リチル酸、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール、
!−メントール、カンフル、ハツカ油、チモール、ニコ
チン酸ベンジルエステル、トウガラシエキス、カブサイ
シン、ノニル酸ワニルアミド、ベタメシン、エプタゾシ
ン、ツェナゾール、メピリゾール、ピロキシカム、ベン
ジダミン、チアラミド、プフェキサマック、アセトアミ
ノフェノン、およびイブプロフェン、アルクロフェナッ
ク、アセメタシン、インドメタシン、ケトプロフェン、
ナプロキセン、スリンダック、ベノキサブロフエン、イ
ンドブフェン、メフェナム酸、トルメチン、メチアジン
酸、プロピオン酸、プラノプロフェン、ゾンダール、フ
ェンブフェン、フェンチアザツク、ジフルニザール、ゾ
メビラフク、ピメプロフェン、ペンダザック、ミロプロ
フェン、アムフェナック、スプロフエン、並びにこれら
のエステル誘導体。
はなく、例えば皮膚刺激剤および鎮痛消炎剤として、サ
リチル酸、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール、
!−メントール、カンフル、ハツカ油、チモール、ニコ
チン酸ベンジルエステル、トウガラシエキス、カブサイ
シン、ノニル酸ワニルアミド、ベタメシン、エプタゾシ
ン、ツェナゾール、メピリゾール、ピロキシカム、ベン
ジダミン、チアラミド、プフェキサマック、アセトアミ
ノフェノン、およびイブプロフェン、アルクロフェナッ
ク、アセメタシン、インドメタシン、ケトプロフェン、
ナプロキセン、スリンダック、ベノキサブロフエン、イ
ンドブフェン、メフェナム酸、トルメチン、メチアジン
酸、プロピオン酸、プラノプロフェン、ゾンダール、フ
ェンブフェン、フェンチアザツク、ジフルニザール、ゾ
メビラフク、ピメプロフェン、ペンダザック、ミロプロ
フェン、アムフェナック、スプロフエン、並びにこれら
のエステル誘導体。
中枢神経作用剤として、フルフェナジン、チオリダジン
、ジアゼパムクロルプロマジン、ニトラゼバム等。降圧
利尿剤としてハイドロサイアザイド、ペンドロンルナサ
イアザイド、レセルピン等。
、ジアゼパムクロルプロマジン、ニトラゼバム等。降圧
利尿剤としてハイドロサイアザイド、ペンドロンルナサ
イアザイド、レセルピン等。
降圧剤としてクロニジン等。
冠血管拡張剤としてニトログリセリン、ニトログリコー
ル、イソソルバイトシナイトレート、塩酸パバベリン、
ジピリダモール、ニフェジピン等。
ル、イソソルバイトシナイトレート、塩酸パバベリン、
ジピリダモール、ニフェジピン等。
気管支喘息治療剤としてプロカテロール、メソチン、ピ
ンドロール、イソプロテレノール、チオフィリン等。
ンドロール、イソプロテレノール、チオフィリン等。
抗ヒスタミン剤及び抗アレルギー剤として塩酸ジフェン
ヒドラミン、クロルフェニラミン、ジフェニルイミダゾ
ール、マレイン酸クロルフェニラミン、グリチルレチン
酸、トラニスト、ケトチフェン等。
ヒドラミン、クロルフェニラミン、ジフェニルイミダゾ
ール、マレイン酸クロルフェニラミン、グリチルレチン
酸、トラニスト、ケトチフェン等。
副腎皮質ホルモン剤として酢酸ヒドロコルチゾン、ヒド
ロコルチゾン、プレドニゾロン、トリアムシノロンアセ
トニド、デキサメタシンリン酸エステル、メチルプレド
ニゾロン、酢酸ダイクロリシン、酢酸メチルプレドニゾ
ロン、フルオシノロンアセトニド、酢酸デキサメタシン
、デキサメタシン、フルオロメソロン、ベタメタシンリ
ン酸ナトリウム、ベタメタシン、吉草酸ベタメタシン、
プロピオン酸ベクロメタゾン、フルドロキシコルチド、
酪酸ヒドロコルチゾン、ジプロピオン酸ベタメタシン、
フルオシノニド、プロピオン酸クロベタゾール、吉草酸
ジフルコルトロン、ハルジノニド、アムシノニド、吉草
酸プレドニゾロン等。
ロコルチゾン、プレドニゾロン、トリアムシノロンアセ
トニド、デキサメタシンリン酸エステル、メチルプレド
ニゾロン、酢酸ダイクロリシン、酢酸メチルプレドニゾ
ロン、フルオシノロンアセトニド、酢酸デキサメタシン
、デキサメタシン、フルオロメソロン、ベタメタシンリ
ン酸ナトリウム、ベタメタシン、吉草酸ベタメタシン、
プロピオン酸ベクロメタゾン、フルドロキシコルチド、
酪酸ヒドロコルチゾン、ジプロピオン酸ベタメタシン、
フルオシノニド、プロピオン酸クロベタゾール、吉草酸
ジフルコルトロン、ハルジノニド、アムシノニド、吉草
酸プレドニゾロン等。
局所麻酔剤としてリドカイン、ベンシカイン、アミノ安
息香酸エチル、塩酸ブロカイン、ジプカイン、ブロカイ
ン等。
息香酸エチル、塩酸ブロカイン、ジプカイン、ブロカイ
ン等。
その他、抗ガン剤、催眠鎮静剤、強心剤、ホルモン剤、
ビタミン剤、鎮咳去たん剤、プロスタグランディン類、
抗潰瘍剤等が挙げられ、これら薬効成分は一種又は二種
以上適宜配合されて用いられる。
ビタミン剤、鎮咳去たん剤、プロスタグランディン類、
抗潰瘍剤等が挙げられ、これら薬効成分は一種又は二種
以上適宜配合されて用いられる。
本貼付剤を皮膚に対して貼付するに際して保護剤となす
支持体としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリブタジェン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリ
塩化ビニル、ポリエステル、ナイロン、ポリウレタン等
のフィルム又はシート、あるいはこれらの多孔質体、発
泡体そして紙、布、不織布等より選ばれる。
支持体としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリブタジェン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリ
塩化ビニル、ポリエステル、ナイロン、ポリウレタン等
のフィルム又はシート、あるいはこれらの多孔質体、発
泡体そして紙、布、不織布等より選ばれる。
製造法としては従来実施されている方法でも良いが、下
記の製造が一例として挙げられる。
記の製造が一例として挙げられる。
溶解あるいは混練された基剤成分に脂肪酸エステル//
天然ガム質//吸水高分子を予め練ったものか、あるい
は個々に添加、さらに必要に応じて薬効成分等を添加、
テープあるいはシート基材に直接展延するかもしくはい
ったん剥離処理のほどこされた紙、フィルム等に展延し
、その後使用する基材に圧着転写して製造することもで
きる。
天然ガム質//吸水高分子を予め練ったものか、あるい
は個々に添加、さらに必要に応じて薬効成分等を添加、
テープあるいはシート基材に直接展延するかもしくはい
ったん剥離処理のほどこされた紙、フィルム等に展延し
、その後使用する基材に圧着転写して製造することもで
きる。
4)作用効果
このようにして得られた本発明の貼付剤は、後述の試験
例、実施例で述べるごとく脂肪酸エステル//天然ガム
質//吸水高分子の必須成分の組み合わせと特定の配合
割合が不可欠であり、これらの組成が基剤成分に配合さ
れることにより、基剤成分中で網鎖状に分布した脂肪酸
エステル//天然ガム質があたかも植物の導管のごとく
、皮膚由来の湿潤物を吸いあげ、天然ガム質//吸水高
分子で保持、常に皮膚表面を定常状態に維持するととも
に、脂肪酸エステルと水分により膏体全体を可塑化、膏
体内部をゲル状に維持、従って貼付剤特有の生理的、物
理的要因による気触れの原因を排除しているものと推論
する。
例、実施例で述べるごとく脂肪酸エステル//天然ガム
質//吸水高分子の必須成分の組み合わせと特定の配合
割合が不可欠であり、これらの組成が基剤成分に配合さ
れることにより、基剤成分中で網鎖状に分布した脂肪酸
エステル//天然ガム質があたかも植物の導管のごとく
、皮膚由来の湿潤物を吸いあげ、天然ガム質//吸水高
分子で保持、常に皮膚表面を定常状態に維持するととも
に、脂肪酸エステルと水分により膏体全体を可塑化、膏
体内部をゲル状に維持、従って貼付剤特有の生理的、物
理的要因による気触れの原因を排除しているものと推論
する。
本発明によると、脂肪酸エステル//天然ガム質//吸
水高分子の特定配合比の特定量の添加により成りたった
経皮用貼付剤は、 1)ムレ、発汗等による気触れの生理的因子の排除。
水高分子の特定配合比の特定量の添加により成りたった
経皮用貼付剤は、 1)ムレ、発汗等による気触れの生理的因子の排除。
2)剥離時の毛の引っばり等による気触れの物理的因子
の排除。
の排除。
と、従来の経皮用貼付剤では考えられなかった理想的な
無刺激性の外用貼付剤となる。
無刺激性の外用貼付剤となる。
上述の作用及び効果を実施例及び試験例により、さらに
詳しく説明する。
詳しく説明する。
実施例1
スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体カリ
フレックスTR−1107(シェル化学製)35重量部
、アルコン−Ploo (荒用化学製)17.5重量
部、流動パラフィン 17.5重量部よりなる基剤成分
にミリスチン酸イソプロピル7.0重量部、カラヤガム
5.0重量部、アラソーブF (荒用化学製)10重
量部を添加混合、ついでサリチル酸メチル 4重量部、
β−メントール3.2重量部、dl−カンフル 0.8
重量部を配合し、ポリエステルナイロン基布に厚さ10
0μmになるように展延、シリコーン処理のほどこされ
たポリプロピレンフィルムで覆い所望の形に切断し、本
発明の無刺激性貼付剤とした。
フレックスTR−1107(シェル化学製)35重量部
、アルコン−Ploo (荒用化学製)17.5重量
部、流動パラフィン 17.5重量部よりなる基剤成分
にミリスチン酸イソプロピル7.0重量部、カラヤガム
5.0重量部、アラソーブF (荒用化学製)10重
量部を添加混合、ついでサリチル酸メチル 4重量部、
β−メントール3.2重量部、dl−カンフル 0.8
重量部を配合し、ポリエステルナイロン基布に厚さ10
0μmになるように展延、シリコーン処理のほどこされ
たポリプロピレンフィルムで覆い所望の形に切断し、本
発明の無刺激性貼付剤とした。
本貼付剤を貼付したところ、強い刺激が持続し、剥離時
における毛の引っばりもなく、剥離後の発赤、気触れ等
は皆無であった。
における毛の引っばりもなく、剥離後の発赤、気触れ等
は皆無であった。
実施例2
スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体カリ
フレックスTR−1107(シェル化学製)23.1重
量部、ピコライトA(バーキュリーズ類)36.8重量
部、流動パラフィン 11.6重量部、酸化亜鉛 2.
0重量部よりなる基剤成分にバルミチン酸イソプロピル
3.5重量部、カラヤガム 3.0重量部、スミカゲ
ルNP−1020(住人化学製)10.0重量部を混合
添加、ついでサリチル酸メチル 5.0重量部、!−メ
ントール4.0重量部、di−カンフル 1.0重量部
を配合し、剥離処理のほどこされた紙に厚さ120μm
になるように展延した後、塩化ビニルフィルムをかぶせ
圧着転写し、所望の形に切断、本発明の貼付剤とした。
フレックスTR−1107(シェル化学製)23.1重
量部、ピコライトA(バーキュリーズ類)36.8重量
部、流動パラフィン 11.6重量部、酸化亜鉛 2.
0重量部よりなる基剤成分にバルミチン酸イソプロピル
3.5重量部、カラヤガム 3.0重量部、スミカゲ
ルNP−1020(住人化学製)10.0重量部を混合
添加、ついでサリチル酸メチル 5.0重量部、!−メ
ントール4.0重量部、di−カンフル 1.0重量部
を配合し、剥離処理のほどこされた紙に厚さ120μm
になるように展延した後、塩化ビニルフィルムをかぶせ
圧着転写し、所望の形に切断、本発明の貼付剤とした。
本貼付剤を貼付したところ、実施例1と同様の効果を示
した。
した。
実施例3
スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体ツル
プレン−418(フィリソブスペトロリアム製)22.
8重量部、アルコンP−115(荒用化学製)31.9
重量部、流動パラフィン 13.7重量部、酸化チタン
2.0重量部よりなる基剤成分にパルミチン酸イソプ
ロピル 3.4重量部、カラヤガム 5.0重量部、サ
ンウェットIM−1000MPS(三洋化成製)10.
0重量部を混合添加、ついでサリチル酸メチル 5.0
重量部、!−メントール 4.0重量部、di−カンフ
ル 1.0重量部を配合し、不透過処理のほどこされた
不織布に厚さ200μmになるように展延した後、剥離
処理のほどこされたポリエチレンテレフタレートのフィ
ルムで覆い、所望の形に切断、本発明の貼付剤とした。
プレン−418(フィリソブスペトロリアム製)22.
8重量部、アルコンP−115(荒用化学製)31.9
重量部、流動パラフィン 13.7重量部、酸化チタン
2.0重量部よりなる基剤成分にパルミチン酸イソプ
ロピル 3.4重量部、カラヤガム 5.0重量部、サ
ンウェットIM−1000MPS(三洋化成製)10.
0重量部を混合添加、ついでサリチル酸メチル 5.0
重量部、!−メントール 4.0重量部、di−カンフ
ル 1.0重量部を配合し、不透過処理のほどこされた
不織布に厚さ200μmになるように展延した後、剥離
処理のほどこされたポリエチレンテレフタレートのフィ
ルムで覆い、所望の形に切断、本発明の貼付剤とした。
本貼付剤を貼付したところ、実施例1と同様の効果を示
した。
した。
実施例4
天然ゴム 23.4重量部、ポリブテン 11.7重量
部、エステルガムH(荒用化学製)23.4重量部、炭
酸カルシウム 10.0重量部よりなる基剤成分にミリ
スチン酸ミリスチル 3.5重量部、グアガム 3.0
重量部、アラソーブF(荒Jl+化学製)10.0重量
部を混合添加、ついでサリチル酸メチル 7.5重量部
、l−メントール 6.0重1部、di−カンフル 1
.5重量部を配合し、不織布に厚さ200μmになるよ
うに展延した後、剥離処理のほどこされた紙をかぶせ、
所望の形に切断、本発明の外用貼付剤とした。
部、エステルガムH(荒用化学製)23.4重量部、炭
酸カルシウム 10.0重量部よりなる基剤成分にミリ
スチン酸ミリスチル 3.5重量部、グアガム 3.0
重量部、アラソーブF(荒Jl+化学製)10.0重量
部を混合添加、ついでサリチル酸メチル 7.5重量部
、l−メントール 6.0重1部、di−カンフル 1
.5重量部を配合し、不織布に厚さ200μmになるよ
うに展延した後、剥離処理のほどこされた紙をかぶせ、
所望の形に切断、本発明の外用貼付剤とした。
本貼付剤を貼付したところ、実施例1と同様の効果であ
った。
った。
尚、実施例1〜4に準じて、以下の実施例5〜14の貼
付剤を製造した。
付剤を製造した。
試験例1 吸水力比較試験
試験方法;
各被験サンプル5×6cIhのものを水中に浸し、1時
間後に取り出しその重量を測定し、増加した重量を元の
重量で除し、吸水した量を表1に示す。
間後に取り出しその重量を測定し、増加した重量を元の
重量で除し、吸水した量を表1に示す。
表1
本試験例より明らかな如く、本発明の無刺激性貼付剤は
、本発明の如く脂肪酸エステル//天然ガム質//吸水
高分子の3成分が必須であり、その限定された配合によ
り、その中の1成分が欠けた参考例と比較し、きわだっ
た吸水力を示した。
、本発明の如く脂肪酸エステル//天然ガム質//吸水
高分子の3成分が必須であり、その限定された配合によ
り、その中の1成分が欠けた参考例と比較し、きわだっ
た吸水力を示した。
試験例2 皮膚刺激試験
30名の被験者に本発明の実施例1,2.3及び参考例
1,2,3、比較例として市販の消炎鎮痛プラスターA
、07種を用いて背部に48時間貼付、剥離後1時間及
び24時間経過後の皮層変化程度を観察し、皮膚刺激度
を判定した。
1,2,3、比較例として市販の消炎鎮痛プラスターA
、07種を用いて背部に48時間貼付、剥離後1時間及
び24時間経過後の皮層変化程度を観察し、皮膚刺激度
を判定した。
その結果を表2に示す。
(皮膚刺激判定基準は下記の通りである。)変化なし
; − 微弱な発赤 ; ± 明瞭な発赤 ; + 重篤な気触 ;++ 表2 以上の結果より明らかな如く、本発明の無刺激性貼付剤
は参考例及び市販のプラスターに比較し、はるかに低い
皮膚刺激を有し、無刺激性外用貼付剤としての有要性を
十分に示すものである。
; − 微弱な発赤 ; ± 明瞭な発赤 ; + 重篤な気触 ;++ 表2 以上の結果より明らかな如く、本発明の無刺激性貼付剤
は参考例及び市販のプラスターに比較し、はるかに低い
皮膚刺激を有し、無刺激性外用貼付剤としての有要性を
十分に示すものである。
手続補正書(JR) (”1頁
昭和61年11月17日 分
特許庁長官 黒 1)明 雄 殿
り
1、 事件の表示 4江
ロ昭和60年 特許願第258885号
(3)ド 2、発明の名称 口 経皮用貼付剤 3、補正をする者 4、補正命令の日付 自発 5、補正の対象 → 明細書中、「3、発明の詳細な説明」の欄の第3上から
第8行目の「膏体成分」とあるを、「成」と訂正する。
ロ昭和60年 特許願第258885号
(3)ド 2、発明の名称 口 経皮用貼付剤 3、補正をする者 4、補正命令の日付 自発 5、補正の対象 → 明細書中、「3、発明の詳細な説明」の欄の第3上から
第8行目の「膏体成分」とあるを、「成」と訂正する。
同書中、第8買上から第7行目の「ジアゼパムロルブロ
マジン」とあるを、rジアゼパム、クルプロマシンJと
訂正する。
マジン」とあるを、rジアゼパム、クルプロマシンJと
訂正する。
同書中、第9頁下から第7行目の「吉草酸プレニゾロン
」とあるを、「吉草酸酢酸プレドニゾンJと訂正する。
」とあるを、「吉草酸酢酸プレドニゾンJと訂正する。
Claims (1)
- 1、膏体成分として脂肪酸エステル、天然ガム質及び吸
水高分子を必須成分として含有することを特徴とする経
皮用貼付剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60258885A JPH0714866B2 (ja) | 1985-11-18 | 1985-11-18 | 経皮用貼付剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60258885A JPH0714866B2 (ja) | 1985-11-18 | 1985-11-18 | 経皮用貼付剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62116509A true JPS62116509A (ja) | 1987-05-28 |
JPH0714866B2 JPH0714866B2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=17326378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60258885A Expired - Lifetime JPH0714866B2 (ja) | 1985-11-18 | 1985-11-18 | 経皮用貼付剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0714866B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006008593A (ja) * | 2004-06-25 | 2006-01-12 | Nichiban Co Ltd | 鼻用貼付剤 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3003299U (ja) * | 1993-10-12 | 1994-10-18 | 株式会社銀星社 | 中通し竿 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5885817A (ja) * | 1981-11-16 | 1983-05-23 | Yamanouchi Pharmaceut Co Ltd | 外用漢方貼布剤 |
JPS61186316A (ja) * | 1985-02-13 | 1986-08-20 | Grelan Pharmaceut Co Ltd | 外用貼付剤 |
-
1985
- 1985-11-18 JP JP60258885A patent/JPH0714866B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5885817A (ja) * | 1981-11-16 | 1983-05-23 | Yamanouchi Pharmaceut Co Ltd | 外用漢方貼布剤 |
JPS61186316A (ja) * | 1985-02-13 | 1986-08-20 | Grelan Pharmaceut Co Ltd | 外用貼付剤 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006008593A (ja) * | 2004-06-25 | 2006-01-12 | Nichiban Co Ltd | 鼻用貼付剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0714866B2 (ja) | 1995-02-22 |
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