JPS62116198A - 螺鈿調の絵柄を現した布帛の製造方法 - Google Patents

螺鈿調の絵柄を現した布帛の製造方法

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JPS62116198A
JPS62116198A JP25705685A JP25705685A JPS62116198A JP S62116198 A JPS62116198 A JP S62116198A JP 25705685 A JP25705685 A JP 25705685A JP 25705685 A JP25705685 A JP 25705685A JP S62116198 A JPS62116198 A JP S62116198A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 g=−jt’、、、:1ニエq2工fす、■7長す■本
発明はvIjlIlij!!の絵柄を現した布帛および
その製造方法に関するものであり、更に詳しくは炉細調
の光訳と色調を呉服、絹地、和装小物類あるいは法衣や
佛具等の表面に現出させる新規な技術的手段を提供する
ものである。
従J!21術− 遣唐使によって置部から伝えられた螺鈿技法が平安時代
の後期、藤原文比の隆盛と共に繊細優美な工芸技術とし
て完成の域に達し、例えば蒔絵技法に見られる調度品、
仏具、楽器、刀剣等の工芸装飾分野で開花してから数百
年の年月が経過している。
しかしながら蝮細技法は、これ迄専ら剛直な表面特性を
有する金属や木質素材の装飾手段として使用されていた
に留まり、可撓性を存する布帛製品、例えば振袖や留袖
等の呉服生地や帯地あるいは和装小物類の装飾手段とし
て利用することは全く不可能とされていた。
o < ° しよ°と る  占 即ち、可撓性表面を有する布帛製品にat細技法を通用
しようとすると、曲げ荷重が作用した際にその剛直性に
起因して絵柄の形成素材として使用されている貝の薄層
が砕け、布面から脱落して蝦則特有の半透明な光沢感や
虹色の色彩効果が失われてしまう。
本発明の主要な目的は、可撓性表面を有する布帛製品に
螺細技法を通用するための新規な技術的手段を提供する
ことにある。
本発明の他の主要な目的は、絵柄の形成素材として使用
されている貝の薄層にはげ落ちを生せしめることのない
可撓性甥細絵柄の形成手段を提供することにある。
I    ° るた の 斯かる目的に鑑みて本発明は、貝殻をその外層部から内
側表面に向かって研削し所定の厚みを有する貝の薄層を
切り出す工程と、切り出された貝の薄層の裏面に透明な
水溶性樹脂の被膜を形成する工程と、前記貝の薄層の表
面に絵柄を画く工程と、前記水溶性樹脂の被膜の裏面に
顔料で着色された水溶性樹脂の被膜を重ね合わせる工程
と、貝の薄層を前記着色された水溶性樹脂の被膜側から
叩いて水溶性樹脂の被膜上に微粒子状に粉砕された貝の
薄層を固着する工程と、該貝の微粒子状薄層の上に透明
な水溶性樹脂の被膜を形成する工程と、斯くして得られ
た貝の微粒子状薄層と水溶性樹脂被膜との積層構造物を
前記絵柄の周縁に沿って裁断し甥細片を形成する工程と
からなる貝殻素材の加工プロセスと、絵柄の周縁に沿っ
て裁断された前記螺鈿片を接着される布帛の表面に、前
記螺鈿片の絵柄と同一の絵柄を写し取る工程と、該絵柄
の上に透明な接着力の強い浸透性樹脂液を塗布し、該樹
脂を布帛の裏面まで浸透させる工程と、前記着色された
水溶性樹脂液を布帛の表面に写し取られた絵柄の上に塗
布して該絵柄の表面の凹凸を埋める工程と、該絵柄の上
に前記@細片を接着する工程と、前記透明な水溶性樹脂
中に白金、金もしくは銀の微粒子を配合してなる部署き
液で前記螺細片の周縁部を絵取る工程と、前記部署き液
が生乾き状態のとき、予め離形剤の粉末を塗布された螺
則絵柄の表面に、白金箔、金箔もしくは銀箔を散布して
螺鈿片の周縁部に白金箔、金箔もしくは銀箔を接着する
工程と、螺鈿絵柄の表面から未接着の前記白金箔、金箔
もしくは銀箔を拭き取った後、周縁部を含む前記am絵
柄の表面全域に前記透明な水溶性樹脂の被膜を形成する
工程と、有機溶剤を主成分とする洗浄液で!!!!細絵
柄の表面を拭い未固化の水溶性樹脂を除去する工程とか
らなる螺細論柄の現出プロセスとを組合せたことを特徴
とする螺細関の絵柄を現した布帛の製造方法。および微
粒子状に粉砕された貝の薄層を第1の樹脂被膜層を介し
て着色された水溶性樹脂の被膜上に固着してなる螺鈿絵
柄の形成素材を、前記水溶性樹脂と同色の水溶性樹脂に
よって布帛の表面に接着したことを特徴とする螺!Il
調の絵柄を現した布帛を要旨とするものである。
詐■ 微粒子状に粉砕された貝の薄層を水溶性樹脂の被膜の間
に挾持した状態で布帛の表面に接着することによって螺
m調の絵柄を現しているから、布帛を折り曲げた場合に
も絵柄の破損や甥細片の脱落が発生せず、am特有の光
沢と虹色の色調が半永久的に保持される。
皇五但 第1図は本発明方法を工程別に示すフローチャートであ
る。以下、留袖用に製織された丹後縮緬の表面に螺am
の絵柄を現す例示に基づいて本発明を説明する0本発明
方法は前段工程たる貝殻素材の加工プロセスと、後段工
程たる螺縄絵柄の現出プロセスとによって構成されてい
る。
■・    の エプロセス メキシコ原産のアワビ貝の殻を四つ割りにし約100!
IIIIIX 30a+mの寸法を有する比較的平坦な
蝮細素材(Ao)を用意する。このll!ll1wU素
材(Ao)を外層側から内側表面に向かって研削し、平
均厚ミ約0.07+sIlヲ有スル貝ノ薄7!(A)を
切り出す1次いで貝の薄層(A)の裏面、即ち被研削面
側に酢酸ビニルを主成分とし、これにi!!量のアクリ
ル樹脂を配合してなる透明な水溶性樹脂液(B)を塗布
し風乾させることによって水溶性樹脂の被膜(B)を形
成する。水溶性樹脂の被膜(B)で裏打ちされた貝の薄
層、(A)の表面に希望する絵柄、例えば櫻の花びらを
画いた後、前記水溶性樹脂の被膜(B)の裏面に顔料で
所望の色、例えば淡紅色に着色された前記同様の水溶性
樹脂液(C)を塗布し風乾することによって前記第1の
樹脂液1!l!(B)と積層状態で第2の水溶性樹脂の
被膜(C)を形成する。斯くして得られた貝の薄層(A
)、第1の水溶性樹脂の被膜(B)ならびに第2の水溶
性樹脂の被膜(C)からなる積層体を第2の水溶性樹脂
の被膜CC>側からゴムハンマーで叩き前記第1の水溶
性樹脂の被検(B)の上に接着されている貝の薄層(A
)を微粒子状に粉砕する。次いで粉砕された貝の薄層(
A)の表面に前記同様の透明な水溶性樹脂液を塗布し風
乾することによって、絵柄(本実施例では櫻の花びら)
を画かれた貝の薄層(A)の表面に水溶性樹脂の被膜(
B’)を形成する。最後に前記絵柄の周縁に沿って(B
)−(A)−(B)−(C)なる積層構造を有する1)
1)1wU素材を裁断することによって櫻の花びらの形
をした淡紅色の螺鈿片(P)を製造する。
■、−1−の エプロセス 絵柄の周縁に沿って裁断された前記蝮畑片CP)を接着
される布帛(F)の表面に、前記’a’!!7片(P)
の輪郭を写し取った後、該絵柄の上にアクリル樹脂を主
成分とする接着力の強い浸透性樹脂液(D)を塗布し、
該樹脂を布帛(F)の裏面まで浸透させる。この後、該
布帛の裏面から前記浸透性樹脂液(D)を絵柄部分に塗
布し浸透性樹脂液の浸透状態を更に強化し、次いで前記
布帛(F)の表面に写し取られた絵柄の上に着色された
水溶性樹脂液(C)を塗布して絵柄の表面に残存してい
る凹凸を埋める。この後、櫻の花びらの形をした淡紅色
の螺細片(P)をその樹脂被膜(C)を布面に画かれた
絵柄と対向させた状態で布帛(F)の表面に接着し、前
記透明な水溶性樹脂液中に金粉を配合してなるwJ書き
液(E)で螺細片CP)の周縁部を絵取る。WJ書き液
(E)が完全に乾かないうちに、予め離形剤(例えば炭
酸カルシウムとタルク粉末を主成分とする微粉末状の離
形剤)を塗布された螺m絵柄、即ち、前記’a”tJJ
J片(P)の表面に金箔を散布し、該a細片の周縁部に
金箔を接着する。蝮畑絵柄の表面から未接着の金箔を拭
き取った後、金箔を接着された螺細片の周縁部を含む前
記螺鈿絵柄の表面全域に前記透明な水溶性樹脂液(B)
を塗布し、風乾を施し、螺細絵柄(本実施例では1嬰の
花びら)の表面全域に前記水溶性樹脂(B)の被膜を形
成する。そして最後に、有機溶剤を主成分とする洗浄液
で該a!則絵柄の表面を拭い、未固化の水溶性樹脂(B
)を除去することによって、頓銅調の絵柄を現した丹後
縮緬地を製造した。
光凱■立来 以上の説明から理解されるように、!−W m絵柄の形
成素材を微粒子状に粉砕し7、水溶性樹脂の被膜内に担
持せしめるごとによって、布帛等の可撓性材料の表面に
’1JflTo調の絵柄を現すことができる。斯くし7
て形成された螺泪闘の絵柄は、金属材料や木質材料の表
面に見られるv8部と全く変わらない光沢と色調を具備
しており、また、例えば帯を結ぶときの折り曲げ等によ
りでも絵柄に形成れや破損あるいは螺鈿片の脱落が発生
しないから、W!III特有の光沢と虹色の色調を半永
久的に保持することができる。斯くして本発明は、和装
品や洋装品を始めとする広い用途分野に利用し得るもの
として工芸技術上極めて高い実用価値を認め得るもので
ある。また、本発明に使用される貝の薄層は、100ミ
クロン以下の厚みに研削されているから、貝の色白体が
殆ど螺鋪絵柄の色調に影響を与えない。従って、裏打ち
層として用いられる水溶性樹脂中に配合する顔料の色を
選択するだけで螺細絵柄の色彩的特性を自由に変えるこ
とができる。この特性はまた、岬畑素材とξ、て使用さ
れる貝殻の選択範囲の拡大にも寄与するところが大きい
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を工程別に示すフローチャートであ
る。 (A)−微粒子状に粉砕された貝の薄層、(B)−・−
水溶性樹脂の被膜、(C)−着色された水溶液性樹脂の
被膜、(D)−・浸透性樹脂、(E)−m−筒書き液、
(F)−布帛、CP)−螺細片。 第1図 A A f β Q

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)貝殻をその外層部から内側表面に向かって研削し
    所定の厚みを有する貝の薄層を切り出す工程と、切り出
    された貝の薄層の裏面に透明な水溶性樹脂の被膜を形成
    する工程と、前記貝の薄層の表面に絵柄を画く工程と、
    前記水溶性樹脂の被膜の裏面に顔料で着色された水溶性
    樹脂の被膜を重ね合わせる工程と、貝の薄層を前記着色
    された水溶性樹脂の被膜側から叩いて水溶性樹脂の被膜
    上に微粒子状に粉砕された貝の薄層を固着する工程と、
    該貝の微粒子状薄層の上に透明な水溶性樹脂の被膜を形
    成する工程と、斯くして得られた貝の微粒子状薄層と水
    溶性樹脂被膜との積層構造物を前記絵柄の周縁に沿って
    裁断し螺鈿片を形成する工程とからなる貝殻素材の加工
    プロセスと、絵柄の周縁に沿って裁断された前記螺鈿片
    を接着される布帛の表面に、前記螺鈿片の絵柄と同一の
    絵柄を写し取る工程と、該絵柄の上に透明な接着力の強
    い浸透性樹脂液を塗布し、該樹脂を布帛の裏面まで浸透
    させる工程と、前記着色された水溶性樹脂液を布帛の表
    面に写し取られた絵柄の上に塗布して該絵柄の表面の凹
    凸を埋める工程と、該絵柄の上に前記螺鈿片を接着する
    工程と、前記透明な水溶性樹脂中に白金、金もしくは銀
    の微粒子を配合してなる筒書き液で前記螺鈿片の周縁部
    を絵取る工程と、前記筒書き液が生乾き状態のとき、予
    め離形剤の粉末を塗布された螺鈿絵柄の表面に、白金箔
    、金箔もしくは銀箔を散布して螺鈿片の周縁部に白金箔
    、金箔もしくは銀箔を接着する工程と、螺鈿絵柄の表面
    から未接着の前記白金箔、金箔もしくは銀箔を拭き取っ
    た後、周縁部を含む前記螺鈿絵柄の表面全域に前記透明
    な水溶性樹脂の被膜を形成する工程と、有機溶剤を主成
    分とする洗浄液で螺鈿絵柄の表面を拭い未固化の水溶性
    樹脂を除去する工程とからなる螺鈿絵柄の現出プロセス
    とを組合せたことを特徴とする螺鈿調の絵柄を現した布
    帛の製造方法。
  2. (2)微粒子状に粉砕された貝の薄層を第1の樹脂被膜
    層を介して着色された水溶性樹脂の被膜上に固着してな
    る螺鈿絵柄の形成素材を、前記水溶性樹脂と同色の水溶
    性樹脂によって布帛の表面に接着したことを特徴とする
    螺鈿調の絵柄を現した布帛。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003097497A (ja) * 2001-09-20 2003-04-03 Taikisha Ltd 換気扇改良構造
JP2016020054A (ja) * 2014-07-14 2016-02-04 有限会社白光 螺鈿調の絵柄を施した布帛の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003097497A (ja) * 2001-09-20 2003-04-03 Taikisha Ltd 換気扇改良構造
JP2016020054A (ja) * 2014-07-14 2016-02-04 有限会社白光 螺鈿調の絵柄を施した布帛の製造方法

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