JPS62115214A - ハイドロカルチヤ−用植木鉢 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ らしめ、植物の根腐れ防止、立ち枯れ防止、培地用材料
の変色の防止など植物の成育と外観美の向上に種々の利
点を備えるハイドロカルチャー用植木鉢に関するもので
ある。

［従来の技術１ 室内インテリア−の一つとして古くからハイドロカルチ
ャ−用 植込み定期的に散水を行って、植物の成長過程や四季折
々の特徴ある姿を楽しむわけであるが、近時上記ハイド
ロカルチャ−用ユアー植木鉢として透明なガラス、プラ
スチック製の容器を用い、培地の部分についても美的感
覚を得ようとする要望が強まっている。

【発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、従来かかる目的に使用されているハイド
ロカルチャー用植木鉢においては次のような欠点がある
。即ち、 ■　外から見ただけでは水位の判別がつきにくいので水
の過不足が起こりやすく、植物の根腐れ、立た状態とな
るため水λｆ異臭を放ったり、美観を付与する目的で使
用される各種材料が変色したりして、長期のうちには却
って美観を損なう原因となることが多い。

■　■に関連して水の補給時期がわかりにくい。

かかる問題を解決するために従来貯水用の容器を別途設
けて植木鉢と重ね合わせたり、水位計を取付けたりする
ことも試みられているが、取扱いが不便であったりする
など未だに問題が多い。

Ｅ問題点を解決するための手段１ しかして本発明者は上記問題を解決し、かつ誰でもが手
軽にハイドロカルチャー栽培を行えるように鋭意研究を
重ねた結果、 透明な素材から製造された鉢にハイドロカルチャー用の
培地用材料を充填してなるハイドロカルチャー用植木鉢
において、前記培地用材料が鉢の側面部及び底面部のい
ずれとも接触しない様に障壁を設けることによって鉢ま
ず本発明において［培地用材料が鉢の側面部及び底面部
のいずれとも接触しない様に障壁を設けることによって
体内に部分的に空間部を形成する」とは具体的には例え
ば第１図に示す如く、鉢底に任意の形状の仕切用成形体
を設置することによって培地用材料部分と貯水部分とが
」１記仕切用成形体によって隔てられて鉢の外側から水
位を見ることが可能であることを意図するものである。

かかる方法によって体内の水量は一目瞭然であり、補給
水管理が非常に容易になると同時に後述する様に毛細管
現象によって植物への水の補給が適切に行われ、培地用
材料の保持する水が常に適量となるように保てるので、
植物の成育には好適であり、植物の根腐れ、立ち枯れも
未然に防げるのである。

第１図は本発明の代表的な実施能様を示した植木鉢の断
面図である。

同図において１は鉢、２は培地用材料、３は仕切用成形
体、４は仕切用成形体によって隔てられた貯水用空間る
必要はなく、例えば培地用材料を特に鑑賞の対象としな
い場合などはその大部分は不透明で、貯水空間部４の一
部のみが透明となっているものであっても差支えない。

２に用いられる培地用材料としては、市販の高吸水性樹
脂、例えばポリビニルアルコール系樹脂、アクリル系樹
脂、アクリルアミド系樹脂等の公知の人工培地用材料の
他、培土、パーライト、ゼオライト、砂、軽石、鉱さい
、火山灰、バーミキュライト、無水ケイ酸、炭酸カルシ
ウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、クレー、珪藻
土、タルク、長石粉、酸化チタン、アルミナ、石膏等の
無機質資材、ピートモス、パルプ、木綿、石綿、絹、腐
葉土、天然水ボケ等の有機質資材、ポリウレタン発泡体
等の合成資材等、種々の物が単独又は併用して用いられ
る。かかる中でも上記人工培地用材料として用いられる
高分子は粉末、粒子、繊維状、フィルム成算任意の形状
で用いられるが、ハイドロカルチャ−栽培地としての効
果をより発揮させるためには、細条に裁断された薄層基
村上に該高分子を付着・担持せしめた積層構造物が本発
明の植木鉢においては前述した如く第１図の仕切用成形
体３を設置する（＝障壁を設ける）ことによって、４で
示されるような空間部を形成せしめる点に最大の特徴が
ある。該成形体は吸水時の培地用材料の重量及び植物の
重量に耐えろる強度を持つものであれば、木材・プラス
チック・金属・ガラスなど任意の材質を使用することが
できるが、耐久性、鑑賞用としての着色・成形・加工性
あるいは腐食性、繰作性などの点によりプラスチック製
が望ましい。形状は望ましい代表的な例を各図において
示したが、勿論これに限定されるものではない。

尚、本発明の植木鉢においては障壁を設ける手段として
上記の如き仕切用成形体を別途作成して体内に挿入・設
置する場合のみならず、例えば該仕切が鉢と一体になっ
たものでも同様に目的を達成しうるちのである。

本発明の植木鉢は以上の如き基本構成、即ち鉢、培地用
材料、仕切用成形体を備えていれば最低限の目的を達す
るものであるが、より具体的な態様を各図に基づいて面
図である。１〜５は前述した如くであり、４に形成され
る空間部には適量の水が注入される。水は容器中心部へ
も流入するが、その水面は仕切用成形体３の高さを越え
ないように注意すベトである。該空洞部には必要に応じ
てイオン交換樹脂、硅酸白土、ゼオライト等からなる根
腐れ防止剤や固形塗料、殺菌剤、防黴剤等を入れても良
い。培地用材料２は必ずしも水と直接後している、又は
その一部が浸漬している必要はなく、後述するような適
当な手段で水を培地用材料２に伝える構造であっても良
い。

しかしてかかる構造をとることにより、第２図に示す如
く外観からは培地用材料（／仕切用成形体）／水の層が
はっきりと区別された美観上優れたハイＶロ力ルチャー
用植木鉢となるのである。勿論、仕切用成形体の素材に
透明なものを用いたり、該成形体の高さ、素材の厚さは
適宜変更しうるちのであることとは言うまでもない。

又、水を補給する場合も空間部４の水量が少くなった第
３図は第１図、第２図で用いた仕切用成形体２の平面図
、第４図はその側面図である。第５図は仕切用成形体の
空洞部内の水と空間部４との水の流れを良くするために
切り口を入れて改良したものの側面図であり、この改良
品を利用してかつ本発明においてより好ましい態様を示
したものが第６図（断面図）及び第７図（側面図）であ
る。

即ち、第６図、第７図においては特に近時室内用のイン
テリアとして流行している着色された人工培地材料を数
種類組合せて層状に透明容器内に敷詰めて単に植物のみ
でなく、植木鉢全体を鑑賞用として楽しむ場合に望まし
い態様である。該図における特徴点は、仕切用成形体３
の空洞部に２゛として底にたまっている水を毛細管現象
等によって汲み上げて人工培地材料２に伝える培地用材
料、例えば人工水苔、発泡石、天然の多泡石、軽石、繊
維状物質等を使用している点である。かかる培地用材料
２゛を用いることによって、従来長期間水中に浸漬され
ているうちに変色しやすかった着色された人工培地材と
によって第７図の様に外観からはその存在をわからなく
することができ、インテリアとして非常に有用となる。

尚、第７図における６はＰＡｓ図で述べた様に通水をを
より良くするために設けられた切り口を示したものであ
る。

第８図は、第１図〜第７図で示した仕切用成形体３とは
その形状が異なるものを使用した例を示し、第９図は該
仕切用成形体の平面図である。第８図及び第９図の７は
通水のための孔であって、該図においては底面部及び側
面に設けられているが、勿論その態様は任意である。

［効　　果１ 以上のように本発明の構成を備えた植木鉢を使用するこ
とによって、 １）水の補給時期が一目で判断できる。

２）培地用材料の毛細管現象によって植物の必要とする
分だけの水を供給することが出来て植物の成育も良好と
なる。

３）仮に底部の貯水がなくなっても培地用材料の腐れ、
立ち枯れを防止できる。

５）培地用材料及び容器の汚れによる変色がほとんどな
い。

等、極めて簡単かつ手軽にハイドロカルチャー用栽培を
楽しむことができる。

［実施例］ 以下実施例によって本発明の植木鉢における効果をより
具体的に説明する。

実施例１ 底部の直径１２ｃｎ＋の透明プラスチック鉢を使用して
第６図に準じて観葉植物を植えこんだ。尚第６図中、２
として市販の茶色の人工水苔、２゛として発泡石を使用
し、３として用いた仕切用成形体の高さは２ｉｎ＋ｍ、
水は当初底から１ｃＩ１１の深さとなる様に注水し、以
後底部の水がなくなった時点で水を補給した。

かかる繰作を６ケ月間続けた結果、水の補給時期は１６
ケ月経過時点で植物を取出し、根の状況を観察したが、
根腐れ等の異常は全く認められなかった。

実施例２ 実施例１において人工水苔のかわりに着色された人工水
苔（白・青・緑を使用）を層状に敷き詰めた以外は同様
にして植物の生育を行った結果、実施例１と同様の結果
が得られ、又人工水苔の色も使用前とほとんど変わらず
美観を保っていた。

対照例 実施例２において仕切用成形体を使用せずに鉢全体に着
色された人工水苔を使用し、鉢の中心部に根腐れ防止剤
を配置した。これに観葉植物を植えて、外から見て水が
なくなったと判断される時期に水を補給するという要領
で同じく６ケ月間生育を続けた。

しかしながら水の補給時期は判断が困難で管理がしにり
く、又６ケ月後の生育状況は実施例１，２に比較して明
らかに劣っていた。

損ねるものとなっていた。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の植木鉢の基本構成を示した断面図、第
２図はその側面図、第３図は第１図及び第２図で使用し
た仕切用成形体の平面図、第４図はその側面図、第５図
は第４図の改良型、第６図は第５図の改良型を使用した
本発明の植木鉢の断面図、第７図はその側面図、第８Ｍ
は第１図〜第７図において使用した仕切用成形体とは形
状の異なるものを使用した例の断面図、第９図は第８図
において用いた仕切用成形体の平面図である。 尚、第７図の培地用材料２は各種色彩に着色されたもの
が層状に敷き詰められていることを示す。 各図中１〜７は次の意味である。 １　：鉢（容器） ２．２’：培地用材料 ３　；仕切用成形体 ４　：空間部 ５　：植物 第　　１　ロ 第　　　２　　図 □′ 第　３　図 晃　　４　　図 晃　　５　　（刀 第　　６　口 第　　７　　図 第　　８　図 Ｘ　　　９　　図 手続補正書（自制 昭和６１年２月δ日 ２、発明の名称 ハイドロカルチャー用植木鉢 ３、補正をする者 事件との関係　特　許　出　願　天 性　所　大阪市北区野崎町９番６号（郵便番号５３ｏ）
４、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 ５、補正の内容 １、明細書第２頁下から第３行目の「底」を「孔」と訂
正する。 ２、明細書第４頁下から第９行目の［能］を「態」と訂
正する。 以　　　上 手続補正書働側 昭和６１年１２月７２日 ２、発明の名称 ハイドロカルチャー用植木鉢 ３、補正をする者 ４、補正命令の日付（発送日） 昭和６１年１１月２５日 ５、補正の対象 昭和６１年９月３日付提出の手続補正書の補正の６、補
正の内容 第１項目の「底」を 「用の底」に及び「孔」を「用の孔」にそれぞれ訂正す
る。 以　　　上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 透明な素材から製造された鉢にハイドロカルチャー用の
   培地用材料を充填してなるハイドロカルチャー用植木鉢
   において、前記培地用材料が鉢の側面部及び底面部のい
   ずれとも接触しない様に障壁を設けることによって鉢内
   に部分的に空間部を形成したことを特徴とするハイドロ
   カルチャー用植木鉢。