JPS62114654A - エチレンオキシド製造用銀触媒の製造方法 - Google Patents

エチレンオキシド製造用銀触媒の製造方法

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JPS62114654A
JPS62114654A JP60253718A JP25371885A JPS62114654A JP S62114654 A JPS62114654 A JP S62114654A JP 60253718 A JP60253718 A JP 60253718A JP 25371885 A JP25371885 A JP 25371885A JP S62114654 A JPS62114654 A JP S62114654A
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compound
carrier
adsorption
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Yoshiji Kishimoto
宣二 岸本
Masaharu Kiriki
正晴 桐木
Minoru Saotome
五月女 稔
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Nippon Shokubai Co Ltd
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】 本発明はエチレンを分子状酸素により接触気相酸化して
エチレンオキシドを製造するに際して使用されるエチレ
ンオキシド製造用銀触媒およびその製造方法に関するも
のである。 【従  来  の  技  術1 工業的にエチレンを分子状酸素により接触気相酸化して
エチレンオキシドを製造するに際し使用される銀触媒に
は、その性能として高選択性、高活性、および触媒スを
命の耐久性が要求される。 これらの要求に対し、その性虎を改善する目的で今[]
迄種々検討がなされており担体、反応促進剤、銀化合物
等の改良に多くの努力が払われてきた。1■体に関する
報告は多数提案されている。たとえば、特公昭42−1
412号、特公昭43−13137号、特公昭45−2
1373号、特公昭45−22419号、特公昭45−
11217号、特開昭56−89843号、米国特許第
2766261号、米国特許第3172893号、米国
特許第3664970号の各公報明細12≧とであるが
その多くは、担体の細孔分布と比表面積に関するもので
ある。 米国特許第2125333号明細書には、ナトリウムま
たはカリウムおよびその金a塩を含有するアルカリ金属
塩はエチレンオキシド製造用銀触媒の添加剤として使用
されることが記載されている。 米国特許第2238474@明細出には、水酸化ナトリ
ウムはエエタンオキシドwIIJ造用銀触媒の活性度を
向上さけるが、水酸化カリウムは触媒作用に悪影響を及
ぼりことが記載されている。 米国特許第2765283号明細tqには、担体に銀を
担持する前に触媒担体に塩化ノ1ヘリウムのごとき無纒
塩素化物を1〜2000opM小吊添加することにより
触媒が改善されるhが記載されている。 米国時n′[第2799687号明細書には、2゜〜1
6000ppMffl場の塩化ナトリウム、塩化カリウ
ムのごときハロゲン化物は抑制剤としで作用し、触媒の
活性低下を起すことが記載されている。 特開昭50−90591号明細書には、担体中に不純物
またはセメントとして存在するよりも過剰mであって促
進作用を有する間の銅、金、亜鉛、カドミウム、水銀、
ニオビウム、タンタル、モリブデン、タングステン、バ
プジウム、または好ましくはクロム、カルシウム、マグ
ネシウム、ストロンチ「クムおよび/またはさらに好ま
しくはバリウム、ならびに好ましくはさらに、アルカリ
金属を含有するアルキレンオキシド製造用触媒を開示し
ている。 特開昭5’?−151690号明細書には、比表面積0
.05へ一10′11t/(lを有する多孔質の耐熱性
担体に担持された銀を含有しざらに1H体中の不純物も
しくは結合剤としての存在量以外に、促進量のツートリ
ウムとカリウム、ルビジウムおよびセシウムより成る群
から選ばれた少なくとも1種の促進端の他のアルカリ金
属とを含イ1するアルキレンオキシド製造用触媒を開示
している。 特開昭54−79193号明細書には、担体−ヒに先ず
銀および場合によりナトリウムまたはリヂウムを該当す
る塩の形で施し、常法により加熱し、そして後続の処理
においてカリウム、ルビジウムおよびセシウムのアルカ
リ金属の塩をアミンおよび/またはアンモニアと共に施
すことによりアルキレンオキシド製造用触媒が得られる
ことを開示している。 特開昭55−1/15677号明細占には、酸化反応触
媒としてアルミナ、シリカおよびチタニアの合t1含右
■が99重間%以−にであり、周期゛彰表のVa、Vr
a、Via、■、ibおよびII bの各族の金属の含
有埴が金属酸化物合計tnとして0.1fflffi%
未満であり、かつpKaが−+−4,8のメチルレッド
により酸性色を呈しない非酸性担体に銀および必要に応
じてさらにアルカリ金属成分又はアルカリ土類金属成分
を10持しでなる銀触媒を開示している。 特開昭56−105750号明細書には、′j1ヘリウ
ム成分が0.07重量%以F、比表面積が1〜5TIt
/qのα−アルミJ主成分担体を、完成触媒に対し5〜
25重間%担持率となる如き分解性銀溶液に、完成触a
!1キログラムあたり0.001〜0.05グラム当吊
のアルカリ金属とホウ素の銘合物、アルカリ金属とモリ
ブデンのt11合物および/またはアルカリ金属とタン
グステンの錯合物含む含浸液で含浸処理をおこない、加
熱し還元または熱分解して製造されたエチレンオキシド
製造用銀触媒を開示している。 特開昭57−107241号明■1占には銀の他にカヂ
Aン成分として太トリウム(Na>およびアニオン成分
として塩素(C1)を少なくとも含有し、かつCj!/
Naの原子比が1未満となるよう割合で加えられている
エチレンオキシド製造用銀触媒を開示している。 特開昭57−140654号明細書には銀の他にカヂオ
ン成分としてナトリウムJ5よびセシウムを、アニオン
成分として塩素を少イ1くとも含有するエチレンオキシ
ド製造用銀触媒を171示している。 特開昭57−171435号明細書には、ナトリウム成
分が0.07@ffi%以下、比表面積が0゜5〜5T
d/Qのα−アルミナ担体に完成触媒に対し5〜25川
吊%1u持された金属銀粒子と、担体中の存在量以外に
完成触媒1キログラムあたり0゜001〜0.05グラ
ム当最を担持されたアルカリ金属またはアルカリ金属の
化合物の少なくとも1種とを含有するエチレンオキシド
M ’dl用銀触媒を開示している。 持分11F159−29293号明細出には、多孔性無
機質耐火性担体に還元性物質を含有した銀化合物を含浸
し、加熱還元処理Vしめて担体の外表面および細孔内壁
面に微細銀粒子を分散付着せしめた後、水J3よび/ま
たは低級アルコールにより洗かし、乾燥後さらにこれに
反応促進含有溶液を含浸し、液成分を蒸発乾燥せしめて
なることを特徴とするエチレンオキシド製造用銀触媒の
製造方法を開示している。 15 fail昭58−1193471Qlll[Ii
L?ニハ、全触媒の重量のIKG当り担体の表面に化学
的に吸収された少なくとも0.003グラム当量のレシ
ウムJ3よび/またはルビジウムを含む多孔性無機質耐
火性担体上の銀からなるアルキレンオキシドの製造用触
媒さらに化学的に吸収されたセシウムおよび/またはル
ビジウムの間が担体1g当りの表面積1rdにつき全触
媒の400〜3000ppmに当るものである触媒を1
用示している。 特開昭58−174238号明Il1店には、アルミナ
、シリカ、シリカ−アルミナまたはこれらの組み合せか
らなり、約0.05〜1.5m10の表面積を右し、か
つアルカリ金属の溶液からアルカリ金属を選択的に吸着
する能力特性を有している粒状lj1体−Fにri機水
銀塩溶液から析出させ、分子状酸素の存在下で500℃
を越えない最大温度で活性新鮮触媒を生成するのに充分
な時間だ(〕活性化した、平均粒径約0.2〜1.0ミ
クロンの粒子どして存在覆る、完成触媒の5〜20重楢
%の銀の分散体およびこの分散活性銀粒子上に水と1〜
3炭木アルカノールから成る溶液から前記完成触媒の約
10〜1000i1′!匿ppmの範囲ノ吊だ1ノ後析
出させたセシウム、カリウムおよびルビジウムから選択
される少なくとも一つのアルカリ金属から成る触媒を開
示している。 以上のように数多く出されているが、その多くは限定さ
れた範囲内のアルカリ金属を銀触媒に添加することによ
り触媒性能を向上させているものである。しかしながら
これらの触媒は、触媒性能a3よび触媒寿命の点で問題
がある。 [Jn明が解決しにうとする問題点] 工f−レンオキシド”d 造用銀触媒にJ−3いて、ア
ルカリ金属に代表される反応促進剤の添加効果は広く認
められているところであり、特許にも数多く開示されて
いるが、これはほとんど経験にもとづく効果を示したも
のに過ぎず実際の化学的作用がいかなるものかという点
に言及したものはき無といってよい。このような状態に
おいて過去の特許においては発明者によってしばしば相
反するような内容を開示したものも少なくないことは当
業省ならよく心得ているところである。一般文献におい
てもたとえばマルゴリス著[炭化水素の触媒酸化」に記
載されているようにアルカリ金属の添加はエチレンオキ
シド選択率を下げるという内容の報告しみられ研究者の
実験方法によって結果が大きく左右されていることがう
かがえるがこれらはすべて反応促進剤の化学的作用の本
質を理解していないがために生じる混乱であったと言え
る。本発明者等は鋭意研究の結果、反応促進剤の化学的
作用の解明に成功しその知見に基づいて1!!!想的と
も占える触媒を発明するに至った。 従来技術において反応促進剤の種類と有効添加間及び添
加方法については、種々提案されているが反応促進剤の
触媒での分布状態やその作用は明らかにされていなかっ
た。例外的に特開昭58−119344号、特開昭58
−174238号には担体上へのアルカリ金属の化学的
吸収または吸着が有効であることが述べられている。こ
のことは、担体上の酸点へのアルカリ金属の吸着被毒が
エチレンオキシド生成反応における副反応であるエチレ
ンオキシドからアセトアルデヒドへの異性化反応を抑制
する効果を与えたものと理解でき、本発明者等の研究に
おいてもこれを支持する結果を得た。しかし、本発明者
等の得た結論は銀触媒におけるアルカリ金属等の添加効
果におけるこれら担体表面酸点への吸着被毒効果はあく
まで第二義的なもので、アルカリ金属等の添加効果の主
たるものはあくまで銀に対、する効果であるということ
である。担体表面上酸点への吸着被毒を理想的に実現し
たとしても触媒性能(エチレンオキシド選択率)の飛躍
的向上にはつながらず、銀表面上に最適量のアルカリ金
属等の化合物を単分子レベル(アルカリ金属等のイオン
が1個1個別々に〉で分散配置させてはじめて理想的な
触媒性能が実現できることを確認した。 特開11i158−119344号にはあえて多数の酸
サイトを有する担体を用いて担体上への化学吸着金属量
を増大させることが有効であるが如ぎの記述がみられる
が、本発明者等は多数の酎り′イトを有する担体を用い
ることは無益であると考えている。 金属添加物の銀表面上での化学的作用について本発明者
が得た結論はマルゴリスらが主張する電子的効果よりも
銀表面上での立体両方効果が大きいということである。 マルゴリスらの考え方では電子供与性のアルカリ金属の
添加はEO選択率低下の方向を予古し、事実そのような
実験結果を提示しているが、これは現在広く認められて
いるアルカリ金属の有効性と明らかに矛盾するものであ
る。一方本発明者等が立体両方効果を主張する根拠の第
一はアルカリ金属等の眼上べの単分子レベルの吸着担持
が選択性向上に大きく寄与する事実。 第2は一般的に知られているセシウム、ルビジウム、カ
リウムの重アルカリ金属の他にタリウムもこれらに匹敵
する有効な促進剤であることをすでに我々の研究グルー
プが開示しているが、それらに共通ずるのは金属のカチ
オン半径の大ぎさであることである。セシウム、ルビジ
ウム、カリウム、タリウム(I価)の4種の金属イオン
は不安定な放射性元素を除いた全天素中上位4位のカチ
オン半径をもっている。これに対して電気陰性度、イオ
ン化ポテンシャル、仕事函数等電子効果に関連するファ
クターに共通性は見い出せない。銀表面上での立体両方
効果の内容は分子状酸素の解離吸着抑制および生成エチ
レンオキシドの再吸着の抑制等が大きいとみられ、いず
れも選択性向上に直接寄与するものである。従来公知の
特許に数多く見られる触1f11KO当り金R添加物量
の範囲限定、担体表面積IML当りの端範囲限定等の表
示方法は極めて外面的で本質とはかけはなれたものであ
り、その金属添加物がどのような状態で触媒中に存在す
るかで、その触媒性能は大きく左右される。実験者によ
ってしばしば異なった結果が得られ混乱をきたしたのも
そこに原因があった。これら従来技術に塁づいて調製さ
れた触媒は触媒性能、待に選択率の面で十分満足できる
ものではなかった。 本発明者等は触媒における根太面積に対応する一定量の
反応促進剤を単分子レベルで銀表面−トに分散10持さ
せることにより従来にない高い選択率を持らしかもそれ
が長期にわたつ′CNvfT:きる触媒が151られる
ことを見い出し本発明を完成した。 【問題点を解決するための手段1 本発明はエチレンを分子状酸素により接触気相酸化して
エチレンオキシドを製造するに際し使用される多孔性態
i質耐火性1■休の外表面および細孔内壁面に微細銀粒
子を分散付着せしめてなる銀触媒の製造方法において、
多孔性無機質耐火性担体に還元性化合物を含有した銀化
合物の溶液を含浸し、加熱還元処理せしめて、多孔性無
機質耐火性担体の外表面および■(孔内壁面に微細銀粒
子を分散付着uしめた後、ガス気流中200℃以上で加
熱し残余の有機物を分解除去し、その後銀表面上に根太
面積1尻当り、1x1o−6〜5X10−6ダラム当吊
のセシウム、ルビジウム、カリウム、タリウム(1価)
よりなる群から選ばれた少なくとも1種の金属イオンか
らなる化合物を分散担持するにあたりその分散担持が、
セシウム、ルビジウム、カリウム、タリウム(1価)よ
りなる群から選ばれた少なくとb1種の金属化合物含有
浸漬溶液からの吸着によるものであり、浸漬及び、吸着
担持後の溶媒の乾燥除去を50℃未満の湿度で行なうこ
とを特徴とするエチレンオキシド1m用銀触媒の製造方
法にlするものである。 銀触媒の選択性を飛躍的に向上させるためには、銀表面
上への最適量のセシウム化合物等の単分子レベルでの分
散担持が必要であることを本発明者らは見い出したが、
従来技術ではこれを実現することははなはだ困難であり
、このような触媒は事実上存在しなかった。このような
セシウム化合物等の分散10持を行なうには吸着作用を
利用することが好適であるが、公知技術である担体酸点
への吸着と異なり、眼上には化学的吸着を行なう強い吸
着サイトが存在しないため完成触媒において分散担持状
態を維持するためには特別な条f1設定が必要である。 担体に担持した銀触媒のみならず、銀単味の触媒に+3
いてもセシウム化合物等含有溶液に艮時間浸)へしてお
くと、溶液の濃度変化が観測され一定時間後(多くは3
〜4時間後)平衡811良に到達し、眼上に溶液濃度を
超える溶質量が蓄積されることが![された。これは一
種の吸着現象といってまらがいではない。しかしこの吸
着は非常に弱いものであり、より溶解力の大きい溶媒で
処理すると、容易に19離する程度のものである。また
、浸漬温度を上げると吸着量は著しく減少する。 本発明者等がT!1iしたところでは、CSイオン等の
吸着量と、溶液平衡濃度の関係は、ラングミュア吸着式
で整理されるので、この吸着は単分子層吸着であり、化
学吸着的性質をもつと考えられるが、一方、求められる
飽和吸着量は銀表面をi工ぼおおいつくす吊に相当する
ので、吸着サイトは銀表面上の特殊なサイトに限定され
るものではないことがわかる。これらの知見から、本発
明者等はこの吸着現象を通常の銀表面に存在する吸着酸
素〇−と、C5+イオン等との静電的吸着作用と結論づ
けたが、このような弱い吸着を利用して、分散11持を
行なう場合、調製工程には特別の条件設定が必要となる
。 調製工程の守るべき条件をあげると (1)  セシウムイオン等含有浸漬溶液は所要の溶質
量を含む必要があるが溶質の溶解度がなるべく小さい溶
媒を選んで調製すること。 たとえば、水に対してほとんどのセシウム等の化合物は
高すぎる溶M度をもち溶媒として水を中種で用いること
は好ましくない。セシウム等の化合物としては、シュウ
酸塩、炭酸塩、酢酸塩およびその他の各種塩、酸化物、
水酸化物を用いることができるが、溶媒は炭素数3以下
の低級アルコールか、その混合溶媒が好適である。 ■ セシウム溶液等への浸漬は50℃未満の低温で行な
うこと。97ましくは0〜40°Cである。より好まし
くは0〜25℃である。高温での浸漬は、吸着量が著し
く減少し、触媒性能が悪化する。 G) 溶媒の乾燥除去を50℃未満の低温で行なうこと
。りTましくはガス気流中浸漬温度以下で1テなこと。 浸漬を低温で行なって6、乾燥段階を高温で行なえば、
この段階で吸着イオンの1税離がおこり吸着16は著し
く減少し、触媒性能は悪化Jる。 このような条件を選ぶことにより銀表面、[にli分子
レベルに分散担持したセシウム化合物等を含む銀触媒が
得られるが、最高性能を得るためには分散担持したセシ
ウムイオン等の吊を銀表面上に根太面積1rIt当り1
×10〜5X10−6グラム当量(セシウムイオン等と
して)に限定する必要がある。この範囲内に担持■を設
定するために必要な浸漬液の濃度は銀表面への吸着につ
いて測定された、ラングミュア−型吸着等8線からの直
線式から容易に求められる。この範囲を超えるセシウム
化合物等を銀表面−Fに分散1■持した場合、触媒は著
しく活性を失ない、またこの範囲を下まわる場合には、
触媒の選択性が著しく低下する。 本発明の方法によった場合、+014上にしヒシCクム
化合物等が担1.1されるが、11!体上のセシウ11
化合物等についてはこの範囲とは無関係である。この範
囲はあくよ′C銀表面上のセシウム化合物等に限定され
る。銀表面上に吸着により単分子レベルに分散担持され
たセシウム化合物の間は次のようにして測定される。 まず銀触媒表面全体に吸着されたff1A(ダラム当量
)は、 A−((9漬液の仕込み濃度)−(浸漬液の吸着平衡濃
度))×(浸漬液間)    −(1)で求められる。 この中には銀表面への吸着量以外にl1体露出表面への
吸着力も含まれる。次に触媒調製に用いたと同じロット
、同じ吊の担体を銀担持する事を除いて触媒に施したと
全く同じ処理を行ない触媒と同様にセシウムイオン等を
含む種々の仕込み濃度の溶液中に浸漬し吸着平衡濃度と
吸着量の関係を求めるとラングミュア型の吸着式で整理
される。触媒での吸着平tIim度と同じ吸着平衡濃度
にJ3 +jる1B体表面への吸着量を(1)式と同様
に求め[3(グラム当量)とする。 13[T法ににり求められる触媒の比表面積をSA  
(TIt/Q触媒)使用した担体の比表面積をSB  
(rIt/Q担体)触媒の銀金…をa(wt%)−(触
媒型/fi −4f3体小吊)/触媒重量X100とし
銀粒子を半球状とすると触媒における銀の表面積 SA
’(TIt / 触媒 ) (よ 、SA’=2 (S
A −3B x (100−a−) / 100)と求
められ、また触媒におlプる担体露出表面積SB’(尻
/Q・触媒)は、 SB’=Sへ一3A’ で求められる。以上より銀表面」ニに吸着した最A″(
グラム当量)は、 A=− Δ−BX(SB’x触媒重量/SB x担体重量)とイ
べろ。根太面積1rd当りの吸着量C(グラム当量/ボ
・八〇)は、 C=  A−/  3A’x触媒重f と求められる。 この綿出法により求められる銀表面上の吸着量A′と浸
ii液の吸着平衡濃度との関係はやはりラングミュア型
の吸着式で整理されるので銀表面上への吸着は単分子層
吸着である。ラングミュア式から求められる飽和吸着量
はセシウム等のイオン半径から幾可学的に求められるは
とほぼ一致し、この吸着が分子レベルの吸着である事を
証Ill bでいる。 担体に対するセシウム等の添加効果は担体表面上の酸点
を被d1することによりエチレンオキシドの異性化活性
が抑制されるところにあると考えられこれは例えば次の
ような実験によって証明される。本発明による触媒を充
てんした反応管で通常の二[チレン酸化反応を行ない、
生成したエチレンオキシドを含む反応管出口ガスを触媒
に用いたと同じ量の担体のみを充填し触媒反応管と同一
温度に設定したもう一つの反応管に通し、その人口J3
よび出口のガス組成の変化からエチレン第4:シドの異
性化の割合を測定すると、担体の種類にもよるが、入ロ
エブレンAキシドの1〜4%が失4rねれるのに対し、
適当量のセシウム化合物等を分散1i1ド1した担体で
同様の試験を行なうと入1]エチレン第4−シトの1%
以下が失なわれるにすざない。 この結果より担体へのセシウム化合物等の添加効果は明
らかであるが触媒表面に占める担体露出表面は担体のみ
の場合よりかなり小さいことを考え合けるとエチレンオ
キシド選択率にして高々2%稈度の効果にJぎないとみ
られる。これに対して本発明にしたがって銀表面上に適
当量のセシウム化合物を分散担持させることによりエチ
レンオキシド選択率にして10%以上ものプラス効果を
実現できるということを特に強調しておきたい。 溶液から吸容I11持させた場合、触媒細孔中に残存し
た溶液なかの溶質分が沈着するがこれはここで定義する
分散担持したセシウム化合物等とはみなさない。分散担
持したセシウム化合物等とはt1i分子レベルに(セシ
ウム等のイオンが1個1個別々に)担持されたものを指
す。沈着した溶質分は分散担持されず、ある程度のかた
まりとなって存在する。これらは有効な作用を及ぼさな
いばかりか、大過剰に存在する場合には触媒性能をそこ
なうので、可能な限り(の聞を抑制することが好ましい
。そのためには先にあげた少なくとら三条性を厳守し、
仕込み溶液濃度を必要最低限におさえ、吸着平衡′a度
を出来るだけ小さくすることが必要である。これらの条
件を守ると、沈着分は吸着力の二割程度に抑制でき、触
媒性能に著しく影響を与えることはない。これらの条件
を守らない場合、沈着分の占めるウェイトが大きくなり
触媒性能を低下さける。沈着分の影響を小さくするため
のもう一つの方法は、触媒完成後もう一皮溶媒中に浸漬
し、沈者分を優先的に溶出させるという方法であるが、
この場合には吸着力を正確に測定し、コント[]−ルす
ることが打易でないので必ずしも好ましい方法とTa1
l言えない。 本発明の効果をよりイ1効に発揮させるにはllj体上
への銀の1u持らより高分散であることが望ましい1.
担体表面を銀粒子で覆うことにより担体の露出面積を小
ざくした方が担体表面活性点の影響を小さくてさ゛本発
明の効果を疎外することがなく4゛Cる。 本発明にかかる触媒は、以下の針1くにして製造される
。 本発明に使用される還元性化合物を含有した′A!化合
物溶液としては、これまで公知の全てのらのが利用でき
るが、銀の高分散担持を有効にfi <tうにはアルカ
ノールアミンを還元性化合物とじて含有した、各種銀化
合物をアルカノールアミンまたは他のアミンに溶かした
溶液、ホルマリンを還元成分として含有した硝Pa銀水
溶液、低級酸アミドを還元成分として含有した硝酸銀の
モノ丁ブレングリ]−ル溶液等が好ましい。 還元性化合物として用いられるアルカノールアミンまた
は他のアミンとしては、七ノー・ジー・トリエタノール
アミン類、七ノー・ジー・トリーn−プロパツールアミ
ン類、[ノー・ジー・トリーイソプロパツールアミン類
、n−ブタノールアミン類イソブタノールアミン類など
が挙げられる。 低級酸アミドとしては、ボルムアミド、アL71−アミ
ド、プロピオン酸アミド、グリコール酸アミド、ジメチ
ルホルムアミドなどが挙げられる。 原料として用いられる銀塩には、上記アルカノールアミ
ンと反応して錯塩を形成する無機銀塩J3よびイ11塩
のいかなるものも用いつるが、−例を挙げると、硝酸銀
、炭PIi銀、硫酸銀、酢酸銀、シュウ酸銀、乳酸銀、
コハク酸銀、グリコール酸銀むどが用いられる。 また、用いられる溶媒としては、水が好適であるが、ア
ルコール性水酸基を1分子中に1〜3個イjりる炭素数
2〜6の低級脂肪族化合物、たとえば、Lノエチレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール類、トリメエタングリコール、Uノブロビレングリ
コール、メチルt?[1ソルブ、丁−ブールセロソルブ
、メチルカルビ1へ一ル、エチル力ルビl−−ル、グリ
ヒリン/γどら、とくに還元性化合物として低級酸アミ
ド類を用いる場合に好適に使用される。 これらの中から選ばれた銀化合物溶液を多孔性無機′貞
担体に含浸する。 本発明で使用される多孔性無機質IIJ体は従来公知の
いずれも採用しI)るが、アルミナおよび151、たは
シリカよりなる担体が好ましい。特にα−アルミナ11
体が好結果を与える。 上記の還元性化合物を含有した銀化合物は常温〜200
℃で金属銀に還元され担体内外表面に微粒子として析出
する。 しかし銀化合物が金属銀に還元された後還元竹イ11物
等が残留するのでガス気流中200℃以上で加熱し、有
機物を除去し、活性化を行なう。含酸7、雰囲気中で3
00℃を超える1Oiiu−rの1111熱ハ4)粒子
の菖しいシンタリングをしたらりので好ましくは4“C
い。銀粒子の平均粒径が2000 Aングストc+ −
j、x以下となるような条f1を選ぶことが好ましい。 銀Ill持率は触媒に対し2〜25重量%、好ましくは
5〜20重ム%である。 さらにこの触媒を所定量のセシウム、ルビジウム、カリ
ウム、タリウム(1価)よりなる群から選ばれた少なく
とも1種の金属化合物のメタノール、エタノール等の低
級アルコール溶液中に浸漬し、銀表面上に根太面積1尻
当り、lXl0’〜5×10−6グラム当吊のセシウム
、ルビジウム、カリウム、タリウム(11tfii )
よりなる群から選ばれた少なくとも1種の金属化合物を
吸着分散担持させる。その際浸漬物温度は50℃未満好
ましくは0〜40℃、より好ましくは0〜25℃で浸漬
し吸着担持後の溶媒の乾燥除去も50℃未満好ましくは
0〜40℃より好ましくは0〜25℃で行なう。 これら溶媒の乾燥除去はガス気流中で行なうのが特に好
ましい。 セシウム、ルビジウム、カリウム、タリウム(I価)の
化合物としては、たとえばlir1M塩、硫酸塩、炭P
a塩、シュウ酸塩、水酸化物、酸化物、!’i1M塩等
の各種化合物が用いられる。 溶媒とする低級アルコールとしは、メタノール、エタノ
ール、プロパツールおよびこれらの混合溶媒が用いられ
る。 本発明の銀触媒を使用してエチレンを分子状酸素により
接触気相酸化してエチレンオキシドを装32[Jる方法
において採用できる反応条件は、これまで当分野で知ら
れている全ての条件が採用できる。■渠内製造規模にお
ける一般的な条件、すなわち反応温度150〜300℃
、好ましくは180〜280℃、反応圧力2〜40kQ
/ciG、好ましくは10〜30kg/ciG1空閤速
度1000〜30000hr”(STP) 、好ましく
は3000〜8000hr−1(STP)が採用される
。そして触媒を通過する原料ガス組成としては、エチレ
ン0.5〜30容聞%、炭酸ガス5〜30容聞%、残部
が窒素、アルゴン、水蒸気等の不活性ガスおよびメタン
、エタン等の低級炭化水素類さらにまた反応抑制剤とし
ての二塩化エチレン、塩化ジフェニル等のハロゲン化物
を0.1〜1oppm(容量)添加する方法が好適に採
用ひきる。 本発明において使用される分子状M水源としては空気、
1%1素および富化空気が挙げられる。 〔作   用〕 銀表面上へのセシウムイオン等の分散担持の化学的作用
は、エチレン順化反応における銀表面上での各種吸着物
に対する立体両方効果が大きいとみられる。その一つは
酸素吸着種に対するもので隣接する銀原子を有効に被覆
することにより、酸素の解離吸着を抑制し、よって完全
酸化を抑制するという効果であり、他には生成エチレン
オキシドの眼上べの再吸着を抑制し、アセトアルデヒド
への異性化反応を抑制づるという効果があり、いずれも
エチレンオキシドの選択性向上に直接的に寄与している
と考えられる。 【 実   tS    :列 1 以下さらに具体的にづるために実施例J3J、び比較例
をあげて詳細に説明するが、本発明はその主旨に反しな
い限りこれらの実施例に限定されるものではない。 なお、実施例および比較例に記載する転化率および選択
率は次式により算出されたものである。 転化率(%)= 反応したエチレンのモル数   X100原料ガス中の
エチレンのモル数 選択率(%)= エチレンオキシドに変化した エチレンのモル数       ×100反応したエチ
レンのモル数 実施例 1 シュウ酸銀4200を水2000と泥状にしておき水浴
中で冷却しながらエタノールアミン360qを加え、よ
く撹拌して溶解し銀含浸溶液を調製した。この含浸溶液
を見かけ気孔率55%、BET比表面8%0.70TI
l/aの、α−アルミナ担体2.21に含浸させた。こ
の含浸混合物を撹拌しながら1時間90℃で加熱し、さ
らに120℃に昇温して1時間撹拌し還元銀を担体に分
散付者せしめた。これを空気気流中260℃で24時間
加熱して活性化した。 ついでこの触媒を1.16(7の炭酸セシウムを158
0mの特級エタノールに溶解した液に浸漬し、3時間2
0℃に保った。その後過剰な浸漬液を除去し、さらに乾
燥窒素を50j!/iinで5時間流通し、細孔内の溶
媒分を完全に蒸発除去した。その間触媒温度は20℃を
越えないように保った。 ここにおいて得られた触媒には13.2fflff1%
の銀が担持され、根太面積は0.50肩/Q・触媒、担
体露出表面積は0.36TIt10・触媒で根太面積1
ボ当り2.0X10”6グラム当量のセシウムイオンが
吸着担持されていIこ。 この触媒を内径25姻、管長6000mの外部が加熱型
の二車管式ステンレス製反応器に充填し、該充填層にエ
チレン20容11%、酸素8容串%、炭酸ガス78吊%
、残余がメタン、窒素、アルゴン、エタンからなり、ざ
らに二塩化エチレン2ppmからなる混合ガスを導入し
、反応圧力15Kg/criG、空間速度65001−
1r−1で反応を行なった。 30日後の結果を表−1に示す。 この触媒は6力月反応を持続しても性能は変らなかった
。 実施例 2 シュウ酸銀420oを水200C)と泥状にしてJ5き
水浴中で冷!(I I、ながうエタノールアミン360
qを加え、よく撹拌して溶解し銀含浸溶液を調製した。 この含浸溶液を見かけ気孔率55%、BET比表面積0
.70TIt/gの、α−アルミナ担体2.21に含浸
させた。この含浸混合物を撹拌しながら1時間90℃で
加熱し、さら゛に120℃に昇温して1時間19拌し還
元銀を担体に分散付者「しめた。これを空気気流中26
0℃で24時間加熱して活性化した。 ついでこの触媒を0.950の炭酸ルビジウムを158
0dの特級メタノールに溶解した液に浸漬し、3時間2
0℃に保った。その後過剰な浸漬液を除去し、さらに乾
燥窒素を501/minで511.1間流通し、細孔内
の溶媒分を完全に蒸発除去した。その間触媒温度は20
°Cを越えないように保った。 ここにおいてjiIられた触媒には13.2′gfL吊
%の銀が1n持され、根太面積は0.50Trj/g・
触媒、担体露出表面積は0.36TIt10・触媒で根
太面積1TIt当り2.3X10−6グラム当岳のルビ
ジウムイオンが吸着担持されていた。 この触媒を内径25順、管長6000Mの外部が加熱型
の二重管式ステンレス製反応鼎に充填し、該充填層にエ
チレン20容聞%、酸素8容帛%、炭酸ガス7容吊%、
残余がメタン、仝素、アルゴン、エタンからなり、ざら
に二塩化エチレン21]13mからなる混合ガスを導入
し、反応圧力15に9/ci G、空間速度6500H
r−1で反応を行なった。 30日後の結果を表−1に示す。 この触媒は6力月反応を持続しても性能は変らなかった
。 実施例 3 シ〕つI11!2銀420gを水200 <Jと泥状に
してJ5き水浴中で冷却しながらエタノールアミン36
0gを加え、」;<撹拌して溶解し銀含浸溶液を調製し
た。この含浸溶液を児か(j気孔率55%、)3F]−
比表面積0.70 rd / gの、α−アルミナ1■
体2.21に含iシさせた。この含浸混合物を撹拌しな
がら1時間90℃で加熱し、さらに120℃に昇温して
1時間1ft痒し還元銀を担体に分散付着せしめた。こ
れを空気気流中260℃で24時間加熱して活性化した
。 ついて・この触媒を0.95qの6肖酸カリウムを15
80ipの特級メタノールに溶解した液に浸漬し、31
1.’1間20℃に保った。その後過剰な浸id液を除
去し、さらに乾燥窒素を50i/minで5時間流通し
、細孔内の溶媒分を完全に蒸発除去した。 その間触媒温度は20℃を越えないように保つlζ0こ
こにJ3いて得られた触媒には13.2重量%の銀が担
ドfされ、粗衣面積は0.50TIL/Q・触媒、1i
1体露出表面積は0.36TrL/q・触媒で粗衣面積
1trL当り2./lXl0−6グラム当吊のカリウム
イA′ンが吸石担P■されていた。 この触媒を内径25護、管長6000mmの外部が加熱
型の二重管式スデンレス製反応器に充填し、該充填層に
エチレン20′?i吊%、酸素8容檜%、炭酸ガス7容
間%、残余がメタン、窒素、アルゴン、エタンからなり
、ざらに二塩化エチレン2ppmからなる混合ガスを導
入し、反応圧力15NtJ/cm G、空間速度650
0Hr−1で反応を行なった。 30日後の結果を表−1に示す。 この触媒は6力月反応を持続しても性能は変らなかった
。 実施例 4 シlつ酸根420C1を水200りと泥状にしてJ5さ
水浴中で冷7J11.なからエタノールアミン360 
gを加え、よく撹拌して溶解し銀含浸溶液を調製した。 この含浸溶液を児かけ気孔率55%、BF王比表面積0
.707rt/Qの、α−アルミナ担体2、2 J!に
含浸させた。この含浸註合物を撹拌しながら1時間90
℃て゛加熱し、さらに120℃に胃温しで1時間撹拌し
還元銀を10体に分散付着けしめた。これを空気気流中
260℃で24時間加熱して活性化しtこ。 ついて・この触媒を2.00qのllItMタリウムを
1580−の特級1タノールに溶解した液に浸1へし、
3 +1.’1間20℃に保った。その後過剰な浸it
’j液を除去し、ざらに乾燥窒素を50j!/mi++
で5時間流通し、細孔内の溶媒分を完全に蒸発除去した
。 その間触媒温1復は20’Cを越えないように(呆った
。 ここにJ5いで(!1られた触媒には13.2ΦM%の
銀が101.7され、粗衣面積は0.50i/<1・触
媒、111体露出入而槓面積、 36 nt /す・触
媒で゛鍛人面積1TrL当り2.5X10−”ダラム当
最のタリウム(1価)イオンが吸着1u持されていた。 この触媒を内径25mm、管長6000mの外部が加熱
(−ツの−jQ管式管式スレンレス製反応器填し、該充
1眞層にエチレノ20容吊%、酸素8容吊%、炭酸ガス
7容量%、残余がメタン、窒素、アルゴン、」エタンか
らなり、ざらに二塩化エチレン2ρpIからなる混合ガ
スを導入し、反応圧力15Kg/ai G、空間速1旦
6500 II r−1−Q反応を(jなった。 30日後の結果を表−1に示す。 この触媒は6力月反応を持続しても性能は変らなかった
。 実施例 5 シュウ酸銀420gを水200(、lと泥状にしておき
水浴中で冷却しながらエタノールアミン360gを加え
、よく撹拌して溶解し銀含浸溶液を調製した。この含浸
溶液を児かけ気孔率53%、BET比表面積1.05T
It/qの、α−アルミナ担体2.21に含浸させた。 この含浸混合物を撹拌しながらi I’i間90℃で加
熱し、さらに120℃に昇温して1時間撹拌し還元銀を
担体に分散付着せしめた。これを空気気流中260°C
で2411i間IA1熱して活性化した。 ついでこの触媒を2.Oqの炭酸セシウムを156C)
dの特級エタノールに溶解した液に浸漬し、3時間20
℃に保った。その後過剰な浸漬液を除去し、さらに乾燥
窒素を50 j! / minで5時間流通し、細孔内
の溶媒分を完全に蒸発除去した。その間触!IXW度は
20℃を越えないように保った。 ここにa3いてせノられた触媒には13.6型組%の銀
が担持され、帳表面積は0.60m/g・触媒、担体露
出表面積は0.60m/Q・触媒で粗衣面積1d当り2
.6X10’グラム当吊のセシウムイオンが吸着1jト
rされていた。 この触媒を内径2!5mm、管長6000mの外部が加
熱型の二車管式ステンレス製反応器に充填し、該光1眞
層にエチレン20舎吊%、M素8容;6%、炭酸ガス7
容吊%、残余がメタン、草木、アルゴン、エタンからな
り、さらに二塩化エチレン2+tpmからなる混合ガス
を導入し、反応圧力151(y/Cl1lG、空間速度
650011r−1で反応を行なった。 30日後の結果を表−1に示す。 この触媒は6力月反応を1.5続しても性能は変らなか
った。 実施例 6 シュウ酸銀420qを水200qと泥状にしておき水浴
中で冷1J1シながらエタノールアミン360qを加え
、よく撹拌して溶解し銀含浸溶液を調製した。この含浸
溶液を見かけ気孔率55%、B[T比表面積0.70T
rt/gの、α−アルミナ担体2.21に含浸さぜた。 この含浸混合物を撹拌し4gから111.j間90℃で
加熱し、さらに120℃に臂温して1時間撹拌し還元銀
を10体に分散付着せしめた。これを空気気流中260
℃で24時間加熱して活性化した。 ついでこの触媒を1.160の炭酸セシウムを1580
ne(f)’Bj級エタノールに溶解した液に浸漬し、
31に’1間O℃に保った。その後過剰な浸漬液を除去
し、8°らに乾燥窒素を50.i)/minで8時間流
通し、細孔内の溶媒分を完全に蒸51除去した。 イの間触媒温度はOoCを越えないように保った。 ここにJ3いて](1られた触媒には13.2!fi1
%の銀が111)され、銀表面Riは0.50rIL/
Q・触媒、11!体露出入而槓は0.36 rtt、/
 Q ・KPI!Wぐ粗大面積1尻当り2.1X10”
6グラム当吊のセシウムイオンが吸着担持されていた。 この触媒を内径251M1管艮6000+a+の外部が
加熱型の二重管式ステンレス製反応器に充填し、該充h
1層にエチレン20舎吊%、PIi索8容吊%、炭酸ガ
ス7容量%、残余がメタン、窒素、アルゴン、エタンか
らなり、ざらに二塩化エチレン2ppmからなる混合ガ
スを導入し、反応圧力15Kg/cj G、空間速度6
5001−1r−”で反応を行なった。 30日後の結果を表−1に示す。 この触媒は6力月反応を持続しても性能は変らなかった
。 比較例 1 シュウ酸銀420c>を水200C1と泥状にしておき
水浴中で冷却しながらエタノールアミン360Qを加え
、よく撹拌して溶解し銀含浸溶液を調製した。この含浸
溶液を見かけ気孔率55%、BET比表面積0.70n
i/gの、α−アルミナ担体2.21に含浸させた。こ
の含浸混合物を撹拌しながら1時間90℃で加熱し、さ
らに120℃に昇温して1時間撹拌し還元銀を担体に分
散付者せしめた。これを空気気流中260℃で24時間
加熱して活性化した。 ついでこの触媒を4..50gの炭酸セシウムを158
0ati!の特級エタノールに溶解した液に浸漬し、3
時間20℃に保った。その後過剰な浸漬液を除去し、さ
らに乾燥窒素を50J!/sinで5時間流通し、細孔
内の溶媒弁を完全に蒸発除去した。 その間触媒温度は20℃を越えないように保った。 ここにおいて得られた触媒には13.2重世%の銀が担
持され、銀表面績は0.50yt/Q・触媒、担体露出
表面積は0.36況/g・触媒で銀表面績1肩当り(3
,1X10−6グラム当h1のヒシウムイオンが吸着担
持されていた。 この触媒を内径25#llI+、管長6000mの外部
が加熱型の二重管式ステンレス製反応器に充填し、該充
填層にエチシン20容吊%、酸素8容吊%、炭酸ガス7
容量%、残余がメタン、窒素、アルゴン、エタンからな
り、ざらに二塩化エチレン2ρpmからなる混合ガスを
導入し、反応圧力15Kg/ci G、空間速度650
01−1r−1で反応を行なった。 30日後の結果を表−1に示す。 比較例 2 シ]つ酸銀420 (Jを水200(Jと泥状にしてお
き水浴中で冷IJlシながらエタノールアミン360g
を加え、よく撹ff l、で溶解し銀含浸溶液を調製し
た。この含浸溶液を児かけ気孔率55%、B[−「比表
面積0.70尻/qの、α−アルミナ担体2.21に含
浸させた。この含浸混合物を撹拌しなから111’i間
90℃(・加熱し、さらに120℃に4編して1時間1
宛拝し還元銀をIIJ体に分散付者せしめた。これを空
気気流中260℃で2411.i間加熱して活性化した
。 ついでこのFl!に媒を0.220の炭酸セシウムを1
580−の特級エタノールに溶解した液に浸漬し、3時
間20℃に保った。その後過剰な浸漬液を除去し、さら
に乾燥″!ざ索を504!/m1nr5時間流通し、細
孔内の溶媒弁を完全に蒸発除去した。 ぞの間触媒温度は20℃を越え/ヱいように保った。 ここにJ3いC1!1られた触媒には13.2Φ6i%
の銀が(l持され、[i面積は0.50TrL/g・触
媒 担体露出表面積は0.3 (3尻2/す・触媒で1
!人而槓11It当り0.4X10−6グラム当4のセ
シウムイオンが吸着担持されていた。 この触媒を内径25部、管長6000mの外部が加熱型
の二重管式ステンレス製反応器に充填し、該充填層にエ
チシン20容吊%、M素8レノ%、炭酸ガス7容間%、
残余がメタン、窒素、アルゴン、エタンからなり、ざら
に二塩化1チレン2op国からなる混合ガスを導入し、
反応I[))15f(ff/CiG、空間速度6500
Hr−’で反応を行なッt=。 30日後の結果を表−1に示す。 比較例 3 シュウ酸銀420gを水2000と泥状にしておき水浴
中で冷却しながらエタノールアミン3609を加え、よ
く撹拌して溶解し銀含浸溶液を調製した。この含浸溶液
を見かけ気孔率55%、B[T比表面積0.70ri1
0の、α−アルミナ担体2.21に含浸さぜた。この含
浸混合物を撹拌しながら1時間90℃で加熱し、さらに
120℃に昇温して1時間撹拌し還元銀を担体に分散付
着せしめた。これを空気気流中260°Cで24時間加
熱して活性化した。 ついでこの触媒を1.1(3qの炭酸セシウムを158
0Iniの特級エタノールに溶解した液に浸漬し、3時
間70°Cに保った。その後過剰な浸漬液を除去し、さ
らに乾燥窒素を50j!/n+inで3時間流通し、細
孔内の溶媒分を完全に蒸発除去した。 その間触媒温度は70℃に保った。 ここにJ3いて得られた触媒には13.2重量%の銀が
10持され、帳表面積は0.50d/g・触媒、71(
A露出表面積は0.3671L/Q・触媒で銀表面4e
+ 1 lrL当り0.8X10−6グラム当f3.%
のヒシウムイオンが吸着担持されていた。 この触媒を内径25m、管長6000mの外部が加熱型
の二重管式ステンレス製反応器に充填し、該充111層
にエチレン20容吊%、酸素8容品%、炭酸ガス7容量
%、残余がメタン、窒素、アルゴン、エタンからなり、
ざらに二塩化エチレン2ppmからなる混合ガスを導入
し、反応圧力15に9/ci G、空間速度65001
−1r−’で反応を行なった。 30日後の結果を表−1に示す。 この触媒は6q月反応を継続した結果、反応渇磨は3℃
上7ノシ、選択率は73.0%まで低下した。 (発明のすJ宋〕 覆でにくわしく)小べたように、従来技術の促進剤の添
加方法C(りられた触媒は、銀表面−にへのセシウム、
ルごジウム、カリウム、タリウム(I fJi )より
なる肝から選ばれた少なくとし1種の金属イオン等の分
散担持に全く配jI!が払われて+3らず、またij効
吊とみられる4範囲についても本質からはhれLこ外面
的な噂を規定したにづぎず、優れただ触媒性能及び寿命
を(+1にとが困難であったが本発明の触媒は従来にな
い優れた選択性と、長スを命を実現し、工業上大きく【
メリツl〜をIIする乙のである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチレンを分子状酸素により接触気相酸化してエ
    チレンオキシドを製造するに際し使用される多孔性無機
    質耐火性担体の外表面および細孔内壁面に微細銀粒子を
    分散付着せしめてなる銀触媒の製造方法において、多孔
    性無機質耐火性担体に還元性化合物を含有した銀化合物
    の溶液を含浸し、加熱還元処理せしめて、多孔性無機質
    耐火性担体の外表面および細孔内壁面に微細銀粒子を分
    散付着せしめた後、ガス気流中200℃以上で加熱し残
    余の有機物を分解除去し、その後銀表面上に銀表面積1
    m^2当り、1×10^−^6〜5×10^−^6グラ
    ム当量のセシウム、ルビジウム、カリウム、タリウム(
    I 価)よりなる群から選ばれた少なくとも1種の金属
    イオンからなる化合物を分散担持するにあたりその分散
    担持が、セシウム、ルビジウム、カリウム、タリウム(
    I 価)よりなる群から選ばれた少なくとも1種の金属
    化合物含有浸漬溶液からの吸着によるものであり、浸漬
    及び、吸着担持後の溶媒の乾燥除去を50℃未満の温度
    で行なうことを特徴とするエチレンオキシド製造用銀触
    媒の製造方法。
JP60253718A 1985-11-12 1985-11-14 エチレンオキシド製造用銀触媒の製造方法 Granted JPS62114654A (ja)

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