JPS62113908A - コントロ−ルケ−ブル - Google Patents

コントロ−ルケ−ブル

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JPS62113908A
JPS62113908A JP25568385A JP25568385A JPS62113908A JP S62113908 A JPS62113908 A JP S62113908A JP 25568385 A JP25568385 A JP 25568385A JP 25568385 A JP25568385 A JP 25568385A JP S62113908 A JPS62113908 A JP S62113908A
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白木 武
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好村 福浩
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はコントロールケーブルに関する。さらに詳しく
は、導管の内周に合成樹脂製のライナが設けられたコン
トロールケーブルに関する。
[従来の技術] コントロールケーブルは一般的に可撓性を有する導管と
、その導管内に挿通された可撓性を有する1本の内索と
からなり、内索の一端を引き操作、押し引き操作、回転
操作またはそれらの組み合わせ操作をすることにより、
内索の他端に取り付けられた従動機器をり干−トコント
ロールするものである。
前記内索は通常1本の金属線または数本の金属素線を撚
り合わせたもの、あるいはその外周に平鋼線などを巻き
つけてよろい層を形成したものからなる。また導管とし
ては、たとえば1本または複数本の平鋼線または丸鋼線
をコイル状に、かつ隣接する鋼線同士がほぼ密着するよ
うに巻回することにより構成される螺旋管と、その螺旋
管の外周に設けられる合成樹脂製の保護層とからなるも
のが用いられる。
そのようなコントロールケーブルにおいては、従来より
それぞれ金属製の導管と内索の摺動抵抗を少なくするた
め、および摺動操作や回転操作のときの摺接音や急激に
操作を加えたときに発生するいわゆるムチ打ち音などの
騒音を低減するために、導管の内周に合成樹脂製のフレ
キシブルチューブからなるライナを設けるばあいがある
ライナと螺旋管とは、あらかじめ形成した螺旋管の内周
にライナを挿入したり、あるいはライナの外周に鋼線を
巻きつけて螺旋管を形成するなどの方法で、たがいに動
かないように、あるいはいくらか動ける状態で組み合わ
せられる。
そのようなライナを構成する合成樹脂としては、従来は
高密度ポリエチレン、ポリアセクール、ポリブチレンテ
レフタレートなどが用いられている。
[発明が解決しようとする間届点] 前記ライナに高密度ポリエチレンを用いるときは、10
0℃を超える高温環境下では耐久性が低く、機械的強度
が大幅に低下するため、使用条件が限られ、使用範囲が
狭いという問題がある。
一方、ポリアセタールやポリブチレンテレフタレートな
どの高温下での耐久性が高い合成樹脂を用いるときは、
ムチ打ち音や摺動音などの騒音が大きく、摺動感が劣る
(摺動時にザラザラした感じがするなど)という問題が
ある。
本発明は叙上の問題を解消し、高温条件下でも耐久性が
高く、使用時の騒音が低く、しかもすぐれた摺動感を有
するコントロールケーブルを提供することを目的として
いる。
[問題点を解決するための手段] 本発明のコントロールケーブルは、可撓性を有する内索
と、該内索を摺動自在に案内するための可撓性を有する
導管と、前記導管の内周に設けられたライナとからなり
、該ライナが超高分子量ポリエチレンから形成されてい
ることを構成上の特徴としている。
[作 用] 超高分子量ポリエチレンは耐衝撃性、耐摩耗性、自己潤
滑性などの機械的特性がすぐれているため、これをコン
トロールケーブルにおけるライナとして用いるときは、
耐久性が高く、摺動音やムチ打ち音が低く、摺動感のす
ぐれたコントロールケーブルかえられる。
[実施例] つぎに図面を参照しながら本発明のコントロールケーブ
ルを説明する。
第1図は本発明のコントロールケーブルの一実施例を示
す一部切欠斜視図、第2図は本発明にかかわる導管の横
断面図、第3図は本発明にかかわるライナを形成するた
めの押出成形装置の一例を示す縦断面図、第4図は本発
明のコントロールケーブルの他の実施例を示す一部切欠
斜視図、第5図は第4図に示されるコントロールケーブ
ルの断面図、第6図および第7図はそれぞれコントロー
ルケーブルの諸特性を測定するための測定装置の概略説
明図である。
第1図および第2図において、(1)は内索であり、(
2)は内索(1)を摺動自在に案内するための導管であ
る。内索(1)は複数本の鋼索線を撚り合わせることに
より構成され、通常はその外周にグリスなどの潤滑剤が
塗布されている。
第1図に示されるコントロールケーブルにおいては、導
管(2として1本の断面四角形の鋼線を螺旋状に巻いて
管状に形成したよろい層(3)の外周に合成樹脂の保護
層(4)を設けたものが用いられている。保護層(4)
を構成する合成樹脂としては、高密度ポリエチレン、ポ
リ塩化ビニル、ポリプロピレン、フッ素樹脂などがあげ
られる。
前記よろい層(3)の内周には、第2図に詳細に示され
るように、導管(2)とは別個に形成した超高分子量ポ
リエチレン製のフレキシブルチューブからなるライナ(
5)が挿入されている。
なお超高分子量ポリエチレン製のライナを導管(2)の
内周に設ける方法としては、前述のようにフレキシブル
チューブのライナ(5)をあらかじめ形成した導管(2
の内周に挿入するほか、まずライナ(5)を形成してお
き、°ついでライナ(5)の外周に螺旋管を構成すべき
鋼線や合成樹脂製の線材などを巻きつけてよろい層(第
1図の(3))や支持層(第4図の(15))を形成し
、さらにその外周に保護層(4)を押出成形する方法な
どがある。
本発明において用いられる超高分子量ポリエチレンとし
ては、デカリン溶媒中135℃で測定した極限粘度[η
]が3.5 dR/g以上、なかんづく 8〜25 d
ff /gで、かつメルトフローレート(MFR:AS
TM D 1238.P)が0.01g/10m1n以
下のエチレンの単独重合体もしくはエチレンと他のα−
オレフィン、たとえばプロピレン、1−ブテン、1−ヘ
キセン、1−オクテン、4−メチル−1−ペンテンなど
とのエチレンを主体とじた共重合体で結晶性のものが好
ましい。
なお極限粘度[η]が3.5 dfi 7g未満のもの
は耐摩耗性が劣り、しかもF!l−擦係数が大きいので
コントロールケーブルのライナとして用いるには好まし
くない。しかも溶融粘度が低いため、後述する方法で押
出形成するばあいには樹脂とマンドレルとの共同りによ
り捩れが発生し、とくにLID  (チューブダイの入
口部から出口部までの長さしとアウターダイの出口部内
径りとの比)が大きいばあいにはマンドレルの撓みによ
り偏肉が生じやすく、成形性が劣る。
また前記ライナ(5)は前記超高分子量ポリエチレンを
後述する方法で押出成形することができるが、成形され
たライナの破断点抗張力(TS)は150kg/cd以
上、なかんづ<  200kg/c−以上、とりわけ2
50kg/c−以上であるのが好ましい。
またフレキシブルチューブに成形するばあい、熱間内圧
クリ゛−ブ(80℃、フープストレス40 kg/ c
d )の破壊時間が200時間以上、なかんづく500
時間以上、とりわけ1000時間以上であるのが屈曲疲
労性および耐ストレスクラック性が向上するため好まし
い。
超高分子量ポリエチレンは、溶融流動性が低いため、通
常の押出成形や射出成形によっては成形が困難であり、
とくに肉厚が薄く、肉厚の均一性が必要とされるコント
ロールケーブルのライナとして実際に使用しうるフレキ
シブルチューブは従来の方法ではできない。
本発明のコントロールケーブルのライナとして使用しう
る超高分子量ポリエチレンからなるフレキシブルチュー
ブは、具体的にはたとえば超高分子量ポリエチレンの樹
脂粉末を、スクリュー押出機、好ましくは溝付きシリン
ダを備えたスクリュー押出機で溶融し、ついでマンドレ
ルがスクリューの回転にともなって回転するLIDが5
以上、好ましくは10以上、さらに好ましくは30〜7
0のチューブダイ中で溶融押出成形するという成形方法
を採用することにより、偏肉がなく、機械的強度がすぐ
れたフレキシブルチューブかえられる。
上記製造方法はたとえば第3図に示す装置により行なわ
れる。
第3図に示される装置は押出機(6)とLIDが5以上
のチューブダイ(7)とから構成されている。
押出機(6)はシリンダ(8)と、シリンダ(8)内に
回転自在に挿入されているスクリュー(9)とから構成
されている。
チューブダイ(′71はその一端がスクリュー(9)に
取り付けられたマンドレル(10)と、マンドレル(1
0)との間に樹脂流路を形成するように設けられたアウ
ターダイ(11)とから構成されている。
なお本発明のコントロールケーブルのライナとして使用
しうる超高分子量ポリエチレンのフレキシブルチューブ
の製造方法および装置は特願昭59−101712号明
細書に詳しい。
溶融した超高分子量ポリエチレン樹脂はゴム状の塊状物
であるため、LIDが5未満のチューブダイではダイか
ら押し出される前に完全に均一に融合されず、コントロ
ールケーブルのライナとしては機械的強度が不足するた
め好ましくない。一方L/Dの上限はとくに限定されな
いが、一定の生産速度を確保するため、実用上70以下
が好ましい。
なおシリンダ(8)に溝(81)を設けておくときは超
高分子量ポリエチレンの粉末を安定して供給することが
できるので好ましい。
またスクリュー(9)の圧縮比は1〜2.5であるのが
好ましい。すなわち 1.0未満ではシリンダ(8)の
壁面に対する樹脂の圧着応力が小さく、押し出し量が不
安定になるなどの問題があり、2.5を超えると、圧縮
部(82)における閉塞現象や摩擦熱によって樹脂温度
が上昇して樹脂の分子量が低下し、ライナの摩擦係数、
耐摩耗性を損うなどの問題が生じる。
チューブダイの人口部(71)の断面積S1と中間部(
72)の断面積S2との比(S1/S2)は0.5〜3
.0、なかんづ<1.0〜2.0の範囲であるのが好ま
しく、中間部(72)の断面積S2と出口部(73)の
断面積S との比(S2/S3)はi、o〜3,0、な
かんづ<1.1〜2.0の範囲が好ましい。(S2/S
3)が1.0未満では溶融樹脂が完全に融着されず、一
方、3.0を超えると樹脂圧が過大になり、チューブの
押出成型が困難になる。
なおチューブダイ(7)の先端部(74)の流路面積を
一定にしておけば、ライナの寸法精度が高くなるため好
ましい。ストレート部は通常L/Dが5〜10程度であ
る。
マンドレル(10)の先端はアウターダイ(11)より
外部に出ている方が、押し出されたフレキシブルチュー
ブの蛇行が矯正されるので好ましい。
前記マンドレル(10)をスクリュー(9)と共に回転
させるときは、マンドレル(lO)の偏心を防止し、均
一な厚さのチューブかえられるため好ましいが、マンド
レル(10)の回転数は必ずしもスクリュー(9)の回
転数と同じである必要はない。
超高分子量ポリエチレンの押出成形温度は樹脂の融点よ
り実質的に高い温度で、かつ樹脂の分解温度よりも低い
温度(たとえば350℃以下)である限り、とくに制限
がない。押出成形温度が融点未満の温度では、ダイ内で
樹脂の閉塞現象を生じやすくなり、装置破損の原因とな
る。
なお成形温度条件を押出機(6)の温度を200〜33
0℃、チューブダイ入口部(71)〜中間部(72)の
温度を180〜310℃およびチューブダイ中間部(7
2)〜出口部(73)の温度を136〜170℃の範囲
にすると、チューブダイ(7)内でのランドメルトフラ
クチャーが生じないので好ましい。
叙上のごとく形成されるフレキシブルチューブは、あら
かじめ形成されている導管(2内にそのまま挿入してラ
イナ(5)として用いてもよく、また、たとえばチュー
ブのまわりに1本の平鋼線を密に巻きつけて第1図に示
すようなよろい層(3)を形成するか、あるいはたとえ
ば第4〜5図に示すようにライナ(5)のまわりに複数
本の合成樹脂コードまたは丸鋼線(■4)をゆるいピッ
チで束ねて巻きつけて支持層(15)を形成し、その表
面および丸鋼線(14)の隙間に合成樹脂をコーティン
グして保護層(4)を形成することによりライナ(5)
つきの導管(′2Jを構成しうる。
なお第4〜5図に示されているコントロールケーブルに
おいては、内索(1)の表面に合成樹脂製の被覆層(t
a)を有するものが用いられている。
そのばあい被覆層(16)を構成する合成樹脂は超高分
子量ポリエチレンと溶着しにくく、しかも超高分子量ポ
リエチレンとの間の摩擦抵抗が低いものが好ましい。
叙上のごとく構成される導管(aおよび内索(1)は従
来の方法と同じようにして1本のコントロールケーブル
に組立てられる。
つぎに前記のように構成されるコントロールケーブルの
実施例1〜3をあげ、比較例1〜3と比較しながら説明
する。
実施例1 厚さ 1 、3mll1s幅2 、4mmの1本の平鋼
線を密に螺旋状に巻きつけて、その上にポリプロピレン
の保護層を押出成形でコーティングした導管の内周に、
外径5.7± O,1ffli内径3.8± 0.1m
ff!。
長さ700aunの超高分子量ポリエチレン製のライナ
を挿入し、それに直径0.8mmの鋼索線19本を撚り
合わせた直径3■、長さ1000mmの単撚の表面に潤
滑剤を塗布した内索を挿通して実施例1のコントロール
ケーブルを製造した。
ライナは、超高分子量ポリエチレンとして[77]  
: 17 dR/g、 MPR:0.01g/10m1
n未満、融点:136℃および嵩密度:  0.45g
/ aAの樹脂粉末(ハイゼックスミリオン240M、
ハイゼツクス:三井石油化学工業(株)の登録商標)を
用い、これをスクリュー外径20mm、スクリュー有効
長さくL/D ) 22、フライトピッチ12a+m一
定、スクリュー圧縮比1.8、アダプター長さ90■、
チューブダイ長さく L/D) 32、ダイ出口アウタ
ーグイ内径12mm、ダイ出口マンドレル外径8.5■
、S  /S  −1,67およびS  2/S  3
−1.53の押出成形機を用いて、押出機、アダプター
、ダイ基部、ダイ端部の設定温度をそれぞれ270℃、
250℃、180℃および145℃の条件の下に押出成
形し、引取り機で0.32a+/+inの速度で引取る
ことにより成形した。
実施例2 外径5.7±0.1■、内径3.8±0.1mmの実施
例1と同じ材質で同じ成形方法でえられた長尺ライナの
上に直径0.8ma+の鋼線を24本束ねて緩いピッチ
で巻きつけ、その上にポリプロピレンの保護層を形成し
て導管を構成し、このものに直径2a+a+の鋼線を中
心としてその周囲に直径0.8avの鋼線12本を撚り
あわせて形成した内索を挿通して実施例2のコントロー
ルケーブルを製造した。
実施例3 実施例1と同じ材料をスクリュー外径301III11
1スクリュー有効長さくL/D ) 34、フライトピ
ンチ20■一定、スクリュー圧縮比1.8、アダプター
長さ 250mm、チューブダイ長さく L/D) 2
5、ダイ出口アウターダイ内径22fflII11ダイ
出ロマンドレル外径18mm、S  /S  −1,4
0およびS2/S  3−1.58の押出成形機を用い
て、押出機、アダプター、ダイ基部、ダイ端部の設定温
度をそれぞれ270℃、250℃、170℃および16
3℃の条件の下に押出成形し、引取り機で2m/min
の速度で引取ることにより成形したライナを用いたほか
は実施例1と同じ構成の導管に実施例1と同じ内索を挿
入して実施例3のコントロールケーブルを製造した。
比較例1 [rt ]:2.7dfI/gSMFR:Q、3g/1
0 winの高密度ポリエチレン(IIDPE)を、ス
クリュー有効長さくL/D ) 22、フライトピッチ
40a+m一定、スクリュー圧縮比3.5、アダプター
長さ 250■、チューブダイ長さくL/T)10(L
/D:1.8) 、ダイ出口アウターダイ内径10a+
a+、ダイ出口マンドレル外径6.5■のクロスへラド
ダイの押出機を用いて、押出機、アダプター、ダイの設
定温度がそれぞれ200℃、195℃および190℃の
条件の下にスクリュー回転数26rpmで押出成形し、
引取り機で5m/ff1inの速度で引取ることにより
ライナを成形したほかは実施例1と同じようにして導管
を製造し、それに実施例1と同じ内索を挿通して比較例
1のコントロールケーブルを製造した。
比較例2 ライナの材質にポリオキシメチレン(POM)を用い、
押出機、アダプター、ダイの設定温度をそれぞれ190
℃、185℃および180°Cとしてライナを形成した
ほかは比較例1と同じものを比較例2のコントロールケ
ーブルとして製造した。
比較例3 ライナの材質にポリブチレンテレフタレート(PBT)
を用い、押出機、アダプター、ダイの設定温度をそれぞ
れ240℃、235℃および230℃としてライナを形
成したほかは比較例1と同じものを比較例3のコントロ
ールケーブルとして製造した。
実施例1および比較例1〜3のコントロールケーブルを
、第6図に示すように半径150a+mで180”の反
転状態となるように測定装置に取り付け、さらに内索(
1)にバネ(31)による負荷(ストロークエンドで最
大30kg ’)をかけて、内索(1)の他端をストロ
ーク30+I1m、サイクル数30cpmて往復摺動さ
せた。
そのときの力の伝達効率((負荷荷重(W) /他端の
引っ張り力(P) l x  100 (%))が往復
摺動の繰り返し回数の増加によってどのように変化する
かをalll定した。なお第6図の(S)はそれぞれ内
索(1)の張力を測定するためのストレインゲージであ
る。環境温度は 120℃に維持した。
第1表に上記測定の結果を示す。
(以下余白) つぎに第7図に示すような騒音測定箱(17)の中に実
施例1および比較例1〜3のコントロールケーブル(1
8)をセットし、その湾曲している部分の中間部にマイ
クロフォン(19)を配置して内索(1)がライナに打
ち当る音を電子測器株式会社製の普通騒音計type−
1015で測定した。そのときのAスケールの音圧レベ
ルのAl11定結果および周波数分析を行なった結果を
第2表に示す。
なお騒音測定箱(17)は外部からの音を遮断し、内部
で発生した騒音のみを測定するため、多層構造の防音パ
ネルから構成したものである。
(以下余白) つぎに実施例1〜3および比較例1〜3のコントロール
ケーブルを第6図に示すように半径150■、180°
反転の状態で配索して往復摺動させたばあいの摺動路を
調べた。なおザラザラ感および摺動音は無負荷で測定し
、スティックスリップは荷重をかけて内索を引っ張り、
動き始めるまでの力と、動き出してからの力との差で調
べた。その結果を第3表に示す。
(以下余白) 第  3  表 第1〜2表によればライナに超高分子量ポリエチレンを
用いた実施例1〜3のコントロールケーブルは高温下に
おいても比較例1のコントロールケーブルに比してはる
かに耐久性が高く、比較例2〜3のコントロールケーブ
ルに匹敵する耐久性を有することがわかる。
第2表によれば実施例1のコントロールケーブルにおい
ては、摺動時の騒音が平均的にいずれの比較例1〜3の
コントロールケーブルよりも低く、とくにAスケールお
よび低周波領域における騒音の音圧レベルが比較例1〜
3のものよりも大幅に低減していることがわかる。
第3表によれば、実施例1〜3のコントロールケーブル
においては、比較例2〜3のものでみられたザラザラ感
や摺動音がなく、摺動路は比較例1とほぼ同じ程度であ
ることがわかる。
なお超高分子量ポリエチレンの比重は0.91〜0.9
7であり、ポリオキシメチレン(比重l、4)やポリブ
チレンテレフタレート(比重1.3)に比してはるかに
軽いものである。
[発明の効果] 本発明のコントロールケーブルは、従来のコントロール
ケーブルに比して使用時の騒音が低く、しかも高温条件
下における耐久性およびすぐれた摺動路を合わせ備えて
おり、さらに軽量であるという、従来のものにみられな
いすぐれた特性を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のコントロールケーブルの一実施例を示
す一部切欠斜視図、第2図は本発、明にかかわる導管の
横断面図、第3図は本発明にかかわるライナを形成する
ための押出成形装置の一例を示す縦断面図、第4図は本
発明のコントロールケーブルの他の実施例を示す一部切
欠斜視図、第5図は第4図に示されるコントロールケー
ブルの断面図、第6図および第7図はそれぞれコントロ
ールケーブルの諸特性をAll+定するための測定装置
の概略説明図である。 (図面の主要符号) (1):内 索 (z:導 管 (5):ライナ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 可撓性を有する内索と、該内索を摺動自在に案内す
    るための可撓性を有する導管と、該導管の内周に設けら
    れたライナとからなり、該ライナが超高分子量ポリエチ
    レンから形成されてなるコントロールケーブル。 2 前記超高分子量ポリエチレンの極限粘度[η]が少
    なくとも3.5dl/gである特許請求の範囲第1項記
    載のコントロールケーブル。 3 前記ライナが超高分子量ポリエチレンから押出成形
    されたフレキシブルチューブである特許請求の範囲第1
    項記載のコントロールケーブル。 4 前記ライナの破断点抗張力が少なくとも150kg
    /cm^2である特許請求の範囲第1項記載のコントロ
    ールケーブル。 5 前記ライナの熱間内圧クリープの破壊時間が少なく
    とも200時間である特許請求の範囲第1項記載のコン
    トロールケーブル。
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