JPS62113855A - 気化器のためのエアブリ−ド量制御装置 - Google Patents

気化器のためのエアブリ−ド量制御装置

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JPS62113855A
JPS62113855A JP25334585A JP25334585A JPS62113855A JP S62113855 A JPS62113855 A JP S62113855A JP 25334585 A JP25334585 A JP 25334585A JP 25334585 A JP25334585 A JP 25334585A JP S62113855 A JPS62113855 A JP S62113855A
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JP
Japan
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learning
air
value
temperature
air bleed
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Pending
Application number
JP25334585A
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English (en)
Inventor
Kazusato Kasuya
糟谷 一郷
Mikito Asanuma
浅沼 幹人
Yukitoshi Asada
浅田 幸敏
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Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、気化器の燃料供給通路へのエアブリード量を
、内燃機関の運転状態を学習した学習値により制御して
、機関本体に供給される混合気の空燃比が目標値になる
ように制御する気化器のためのエアブリード量制御装置
に関する。
〔従来技術〕
従来技術としては、例えば、特開昭57−143134
号公報に示されるように、内燃機関の運転状態を、同機
関の負荷量の大きさに応じて複数に分割された負荷領域
毎に、排気ガス成分に基づいて学習し、この学習結果に
基づいて機関本体から延出した吸気管に取付けられた電
磁式燃料噴射弁の開弁時間を制御することにより、同吸
気管内に噴射され流入空気と混合される燃料の量を前記
学習結果に応じて決定するようにして、同吸気管から機
関本体に供給される混合気の空燃比が目標値になるよう
にしたものがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるに、上記のような負荷領域毎の学習に基づ(燃料
供給量の制御を気化器に通用して、燃料供給通路へのエ
アブリード量を制御することによりフロート室から燃料
供給通路を介して吸気通路に供給される燃料の量を上記
学習結果に基づき制御した場合、機関本体の温度上昇に
伴って気化器の燃料供給通路及び/又はフロート室の温
度が高くなると、燃料供給通路内に発生する気泡のため
に吸気通路にて混合された混合気がリーン状態になった
り、フロート室から蒸発した燃料のために前記混合気が
リッチ状態になったりする。そして、このように空燃比
が不安定な状態にある混合気の燃焼による排気ガスの成
分に基づいて上記学習を行うと、内燃機関の運転状態が
誤って学習されることになり、この学習結果に基づくエ
アブリード量の制御が不正確になって、機関本体に供給
される混合気の空燃比が目標値から外れる。その結果、
かかる不適正な空燃比に起因して排気ガス中の有害成分
の増大、燃費の悪化、車両のドライバビリティの悪化等
が誘発される。
本発明は、上記問題に対処するため、上記学習が上記気
泡の発生及び燃料の蒸発の影響を受けないようにして、
適正な学習に基づ(上記エアブリード量の制御により機
関本体に供給される混合気の空燃比が目標値に正確に一
致するようにした気化器のためのエアブリード量制御装
置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
かかる問題の解決にあたり、本発明の構成上の特徴は、
第1図に示すように、内燃機関の機関本体1から延出し
た吸気管1aに連通ずる吸気通路2aと、この吸気通路
2aをフロート室2bに連通させる燃料供給通路2Cと
、前記吸気通路2aに設けたベンチュIJ 2 dの上
流部を前記吸気通路2aの周壁を介し前記ベンチュリ2
d又はその下流部に連通させる連通路2e中に介装され
てこの連通路2eを通り前記ベンチュリ2dの上流部か
ら前記燃料供給通路2Cに流入するエアブリード量を制
御するエアブリード量制御機構2fとを有−して、前記
吸気通路2aに流入する空気を、ベンチュリ作用により
前記エアブリード量に応じて前記フロート室2bから前
記燃料供給通路2Cを通し前記吸気通路2aに吸出され
る燃料と混合して混合気を形成する気化器2において、
内燃機関の負荷量を検出する負荷量検出手段3と、前記
機関本体1から延出する排気管lb内に排出される排気
ガスの成分を検出する排気ガス検出手段4と、前記検出
負荷量の大きさに応じて指定される内燃機関の負荷領域
毎に前記検出排気ガス成分に基づいて内燃機関の運転状
態を学習して前記指定負荷領域毎の学習値を算出する学
習手段5と、前記フロート室2b及び/又は前記燃料供
給通路2cが高温状態にあるとき全ての前記指定負荷領
域の学習又は前記指定負荷領域のうち低負荷領域のみの
学習を禁止しかつ前記フロート室2b及び/又は前記燃
料供給通路2Cが高温状態にないとき全ての前記指定負
荷領域の学習を許容する学習選択手段6と、前記算出学
習値に応じて前記エアブリード量を前記混合気の空燃比
が目標値になるように演算するエアブリード量演算手段
7と、該エアブリード量演算手段7の演算結果を出力信
号として発生し前記エアブリード量制御機構2fに付与
する出力手段8とを設けたことにある。
〔発明の作用効果〕
上記のように構成した本発明においては、負荷量検出手
段3が内燃機関の負荷量を検出し、排気ガス検出手段4
が機関本体1から排気管1bに排出された排気ガスの成
分を検出して、この検出排気ガス成分に基づいて、学習
手段5が前記検出負荷量の大きさに応じて複数に分割さ
れた負荷領域毎に内燃機関の運転状態を学習する際、学
習選択手段6がフロート室2b及び/又は燃料供給通路
2Cの高温状態において全ての前記負荷領域の学習又は
前記負荷領域のうち低負荷領域のみの学習を禁止し、ま
たフロート室2b及び/又は燃料供給通路2Cの高温以
外の状態において全ての前記負荷領域の学習を許容する
ので、この学習結果は、高温状態にある燃料供給通路2
c内に発生する気泡及び同状態にあるフロート室2bか
ら蒸発する燃料の影響を全ての前記負荷領域又は該影響
が混合気の空燃比に大きく現われる前記低負荷領域にお
いて受けず、内燃機関の運転状態の学習が正確に行われ
ることになる。そして、この正確な学習結果に基づいて
、エアブリード量演算手段7が燃料供給通路2c内に供
給される正確なエアブリード量を算出し、出力手段8及
びエアブリード量制御機構2fが、前記算出されたエア
ブリード量に基づいて、燃料供給通路2C内に供給され
るエアブリード量を制御することによりフロート室2b
から燃料供給通路2Cを介して吸気通路2aに供給され
る燃料の量を決定するので、機関本体1に供給される混
合気の空燃比が目標値に精度よく一致する。その結果、
かかる適正な空燃比に起因して排気ガス成分、燃費、車
両のドライバビリティ等が良好となる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明すると、第
2図は本発明に係るエアブリード量制御装置を車両用内
燃機関lOの気化器20に適用した例を示しており、内
燃機関10は機関本体11を有し、機関本体11にはデ
ィストリビュータ12及び冷却装置13が付設されてい
る。冷却装置13はラジェータ13aを有し、ラジェー
タ13aには導管P1.P2を介して温度感応弁13b
及びポンプ13cが接続され、冷却水が機関本体11、
温度感応弁13b、ラジェータ13a及びポンプ13C
を循環するようになっている。この温度感応弁13bは
冷却水の温度が低いとき閉状態にありかつ同温度が高く
なると自動的に開状態となるもので、冷却水の温度が高
いときのみポンプ13cの吐出力により上記循環が許容
される。
また、ラジェータ13aには電動モータ13dにより駆
動されるラジェータファン13eが付設されており、こ
の電動モーフ13dにはモータ駆動回路13fを介して
機関本体11に組付けた水温スイッチ13gが接続され
ている。この水温スイッチ13gは機関本体11の冷却
水の温度が高くなると閉成されて制御信号を発生する常
開型のスイッチで構成されており、同温度が高くなって
上記水温スイッチ13gが制御信号を発生するとモータ
駆動回路13fが電動モータ13dを駆動する。
また、気化器20は、可変ベンチュリ型気化器で構成さ
れており、機関本体11から延出する吸気管14と、エ
アクリーナ15から延出する吸気管16との間に介装さ
れている。気化器20は、両吸気管14.16間に連結
した気化器本体21を有しており、この気化器本体21
はその吸気通路21aにて両吸気管14.16間の連通
を許容する。
気化器本体21には、第2図及び第3図に示すごとく、
カップ状のケーシング22が同気化器本体21の周壁−
側に組付けられており、気化器本体21の周壁他側から
ケーシング22の開口部に対向し同ケーシング22とは
反対方向に突出する筒部21bには、フロート室23が
同筒部21bから垂下して組付けられている。段付環状
のピストン24はその大径部24aにて気化器本体21
の吸気通路21aに対し直角方向にケーシング22内に
摺動可能に嵌装されて大気室22a及び変圧室22bを
形成しており、大気室22aは、気化器本体21の周壁
−側の一部に設けた連通孔21cを通し吸気通路21a
の上流に連通している。
ピストン24の小径部24bは、気化器本体21の周壁
−側にスロットル弁25の上流にて穿設した貫通孔2I
d内に気密的に摺動可能に嵌装されて、その上側頭部2
4cでもって、気化器本体2Iの吸気通路21a内に突
出する突出部21eとの協働により可変ベンチュリを形
成しており、この小径部24bに穿設した連通孔24d
は、変圧室22bを吸気通路21aのスロットル弁25
の上流に連通させている。また、変圧室22b内には、
コイルスプリング26が、ケーシング22の環状のボス
22cとピストン24の頭部との間に介装されてピスト
ン22を突出部21eに向けて付勢しており、このコイ
ルスプリング26のバネ定数は非常に小さな値に設定さ
れている。
また、ピストン24の頭部中央に嵌着したガイドロッド
27は、ケーシング22のボス22cに圧入した筒体2
2d内に摺動自在に挿入されており、このガイドロフト
27から吸気通路21d内に延出するニードル状の弁体
27aは、気化器本体21の筒部21bの内端に嵌着し
た環状のノズル28を通り、同筒部21b内に嵌装した
筒体29内に侵入している。筒体29は、その基部29
aにて、コイルスプリング29bの弾発作用のもとに、
筒部21bの外端に螺着した雄ねじ栓29Cの内端に係
止しており、この筒体29の周壁の中間部位に穿設した
連通孔29dは、フロート室23の燃料供給路23aに
連通している。
筒体29の先端内周面には、環状の計量ジェット29e
が周方向に突設されており、この計量ジェンl−29e
の内周面と、これに対向する弁体27aとの外周面部分
との間に形成される環状面積が、吸気通路21aを流れ
る空気量にほぼ比例するようになっている。また、筒体
29の先端部に半径方向に穿設した連通孔29fは、気
化器本体21の周壁他側に形成したエアブリード通路2
1fを計量ジェット29eを通し筒体29の中空部に連
通させるようになっており、エアブリード通路21fは
吸気通路21a内における突出部2】eの上流に連通し
ている。なお、第3図にて、符号22eは圧入栓を示し
、また各符号29g、29hはOリングを示す。
また、気化器20は、第2図及び第3図に示すごとく、
気化器本体21の周壁他側に組付けた駆動機構30を有
しており、この駆動機構30は、第4図に示すごとく、
ステップモータ30a内にプランジャ30bを軸方向に
変位可能に組付けて構成されている。ステップモータ3
0aは、ステータ31の一側にて気化器本体21の周壁
他側にエアブリード通路21fの中間部位に対向するよ
うに組付けられており、このステップモータ3゜aの中
空状ロータ33は一対のボールベアリング3’2.32
によりステータ31代に同軸的に回転自在に軸支されて
いる。
プランジャ30bは、その外周面中間部位に軸方向に形
成した雄ねじ部35を、ロータ33の中空部内周面中間
部位に軸方向に形成した雌ねじ部34に鯉合させて、ロ
ータ33内に軸方向に変位可能に嵌装されており、この
プランジャ30bの先端部であるニードル状の弁体部3
6は、ステータ31の一側中央から延出し、エアブリー
ド通路21fの中間部位に形成した環状の弁座部21g
内に挿入されている。このことは、プランジャ30bが
その軸方向変位により弁体部36と弁座部21gとの間
の環状面積(即ち、エアブリード通路21fの上流から
下流へのエアブリード流入量)を制御することを意味す
る。なお、プランジャ3obはステータ31に対し軸周
りには回転不能に軸方向には変位可能になっている。ま
た第4図にて、符号37はプランジャ30bをその弁体
部36側に付勢するコイルスプリングを示す。
エアブリード量制御装置は、第2図に示すごとく、各種
センサ40a〜40fと、気温センサ40 a %スロ
ットルセンサ40b、i圧センサ4゜C及び水温センサ
40dにそれぞれ接続した各A−り変換器50 a、 
 50 b、  50 c及び50dと、回転角センサ
40eに接続した波形整形器50eと、酸素濃度センサ
40f及び基準信号発生器50fに接続したコンパレー
タ50gとを備えており、気温センサ40aは吸気管1
6内の空気流の温度を検出しアナログ気温信号として発
生する。
スロットルセンサ40bはスロットル弁25の開度を検
出しアナログ開度信号として発生する。
負圧センサ40cは吸気管14内に生じる負圧を検出し
アナログ負圧信号として発生する。水温センサ40dは
機関本体11の冷却系統における冷却水温を検出しアナ
ログ水温信号として発生する。
回転角センサ40eは、ディストリビュータ12内のカ
ム面の回転角を検出し内燃機関10の回転角を表わす回
転角信号として発生する。酸素濃度センサ40fは機関
本体11から延出する排気管17内の排気ガス中に含ま
れる酸素の濃度を検出しアナログ濃度信号として発生す
る。
A−D変換器50aは気温センサ40aからのアナログ
気温信号をディジタル気温信号に変換し、A −D−変
換器50bはスロットルセンサ40bからのアナログ開
度信号をディジタル開度信号に変換し、A−D変換器5
0cは負圧センサ40cからのアナログ負圧信号をディ
ジタル負圧信号に変換し、かつA−D変換器50dは水
温センサ40dからのアナログ水温信号をディジタル水
温信号に変換する。波形整形器50eは回転角センサ4
0eからの回転角信号を波形整形し整形信号として発生
する。基準信号発生器50fは、理論空燃比の特定に必
要な所定酸素濃度に対応するレベルの基準信号を発生す
る。コンパレータ5Qgは、酸素濃度センサ40fから
のアナログ濃度信号を基準信号発生器50fからの基準
信号と比較して、アナログ濃度信号のレベルが基準信号
のレベルより高い(又は低い)ときハイレベル(又はロ
ーレベル)になる酸素濃度レベル信号を発生する。かか
る場合、コンパレータ50gからの酸素濃度レベル信号
のハイレベルが気化器20において調整された空燃比が
理論空燃比より濃いことを表わし、ローレベルが気化器
20において調整された空燃比が理論空燃比より薄いこ
とを表わす。
マイクロコンピュータ60は、当該車両のイグニッショ
ンスイッチICの閉成に応答して直流電源Bから給電を
受けて作動状態となり、その内部に予め記憶したメイン
プログラム、第1割込制御プログラム、第1サブプログ
ラム、第2サブプログラム、第2割込制御プログラムを
、各々第5図乃至第9図に示す各フローチャートに従い
、各A−D変換器50a〜50d、波形整形器50e及
びコンパレータ50gとの協働により繰返し実行し、か
かる実行の繰返し中において、駆動機構30のステップ
モータ30a及びリレー70の制御に必要な各種の演算
処理を以下の作用に述べるごとく行う。
かかる場合、マイクロコンピュータ60に内蔵したバン
クアンプRAMが、同マイクロコンピュータ60の演算
処理内容に対する一時的記憶素子としての役割を果し、
このバックアップRAMはバックアンプ電源60a (
第2図参照)から常時給電されて作動状態を維持する。
また、本実施例においては、第1割込制御プログラムの
割込が、マイクロコンピュータ60に内蔵したタイマに
よる所定計時値(例えばItり秒)の計時終了毎に開始
され、一方、第2割込制御プログラムの割込がイグニッ
ションスイッチICの開成に伴う同イグニッションスイ
ッチIGを介しての直流電源Bからマイクロコンピュー
タ60への給電電圧の遮断に応答して開始される。リレ
ー70は、電磁コイル71と、この電磁コイル71の励
磁(又は消磁)により閉成(又は開成)する常開型スイ
ッチ72を有しており、電磁コイル71及びスイッチ7
2は、共に、直流電源Bとマイクロコンピュータ60と
の間′に接続されている。
以上のように構成した本実施例において、気化器20の
ピストン24が第3図にて二点鎖線により示した状態に
あり、駆動機構30及びスロットル弁25が第3図に示
した状態にあるものとする。
このような段階にてイグニッションスイッチICの閉成
により内燃機関10を始動させて当該車両をそのアクセ
ルペダルの踏込みに応じたスロットル弁25の開度のも
とに走行させれば、かかる状態にあっては、エアクリー
ナ15を通し吸気管16内に流入する空気流が、スロッ
トル弁25の開度に応じて変圧室22b内に生じる負圧
と大気室22a内の大気圧との差に基きコイルスプリン
グ26に抗して摺動するピストン24と突出部21eと
の可変ベンチュリ作用のもとに、フロート室23から燃
料供給通路23a、連通孔29d、ガイドロッド27の
弁体27aと計量ジエ・ノドとの間の環状領域及びノズ
ル28を通り吸出される燃料と共に、混合気を形成し、
気化器本体21の吸気通路21a、スロットル弁25及
び吸気管14を通り機関本体11内に現段階にて必要な
空燃比でもって流入し、同機関本体11の燃焼室内にて
燃焼し、然る後排気管17内に排気ガス流として排出さ
れる。
また、マイクロコンピュータ60が、上述のイグニッシ
ョンスイッチIGの開成に応答して作動状態となり、第
5図のフローチャートに従いメインプログラムの実行を
ステップ100にて開始し、これと同時にマイクロコン
ピュータ60のタイマが前記所定計時値の計時を開始す
る。以降、このタイマは所定時間(例えば1ミリ秒)毎
に割込命令を発し、マイクロコンピュータ60は、メイ
ンプログラム、第1サブプログラム又は第2サブプログ
ラムの実行を中断して、第6図のフローチャートに従い
第1割込制御プログラムのステップ200−202の演
算を実行し、後述するフィードバック補正値Afの算出
タイミングを決定するために利用するタイマ用カウンタ
値TMを所定時間毎に1ずつ増加させた後、中断したプ
ログラムの実行に戻る。
しかして、上述のイグニッションスイッチICの開成前
においてマイクロコンピュータ60のバックアップRA
Mに記憶済みの状態判定値F(後述する)が、現段階に
て変化していなければ、マイクロコンピュータ60が、
前記バソクア・ノブRAMの記憶内容が正常であるとの
判断のもとに、ステップ101にて「NO」と判別して
ステップ102の演算に移る。一方、ステップ101に
おける判別がrYEsJとなる場合には、前記バンクア
ップRAMの記憶内容が異常であるとの判断のもとにマ
イクロコンピュータ60がステップ1Otaにて各学習
値GK (0) 〜GK!?)を共に基準値Ko(例え
ば1)にセットする。
かかる場合、各学習値GK (0)〜G K (71は
、内燃機関の運転状態を学習し混合気を目標空燃比に制
御するための学習による補正値をそれぞれ意味し、これ
ら各学習値GK (0) 、cKl)、  ・・・、G
K(7+は、基準値KOを中心に変動するもので、気化
器20の吸気通路21aに流入する空気流の量(以下、
空気流量Qという)の第1領域(0≦Q<Ql)、第2
領域(Ql≦Q<Q2)。
・・・、第8領域(Q7≦Q≦Q8)にそれぞれ対応す
る。
但し、各空気流量Ql、Q2.  ・・・、Q8は、ス
ロットル弁25の全閉から全開までの間に変化する空気
流量Qを8分割した合価にそれぞれ相当する。上述のご
とくステップ101aにおける演算が終了すると、マイ
クロコンピュータ60が、ステップ102にて、フィー
ドバック補正値Af及び積分制御値Aflを基準値KO
にセットし、タイマカウンク値TMを零にセットし、か
つリレー70の電磁コイル71の励磁に必要な励磁信号
を発生する。かかる場合、フィー1−バック補正値Af
は排気ガス流中の酸素濃度に基づいて混合気を目標空燃
費に制御する補正値を表し、積分制御値/11はフィー
ドバンク補正値Afの積分制御分を表し、これらのフィ
ードバンク補正値Af及び積分制御値Aflは基準値K
oを中心に変動する。
上述のごとく、マイクロコンピュータ60から励磁信号
が生じると、リレー70が電磁コイル71を励磁させて
スイッチ72を閉成し同スイッチ72を介する直流電源
Bからマイクロコンピュータ60への給電電圧の付与を
許容する。また、メインプログラムがステップ103に
進むと、マイクロコンピュータ60は、ステップ103
にて回転センサ40eとの協働により波形整形器50e
から生じる整形回転角信号により内燃機関10の回転数
Nを演算して回転数Nを表すデータを一時的に記憶する
。回転数Nの演算後、マイクロコンピュータ60は、ス
テップ104にてA−D変換器50aから気温センサ4
0aとの協働のもとに生じるディジタル気温信号、A−
D変換器50bからスロットルセンサ40bとの協働の
もとに生じるディジタル開度信号、A−D変換器50c
から負圧センサ40cとの協働のもとに生じるディジタ
ル負圧信号、A−D変換器50dから水温センサ40d
との協働のもとに生じるディジタル水温信号、並びにコ
ンパレータ50gから酸素濃度センサ40f及び基準信
号発生器50fとの協働により生じる酸素濃度信号の値
を読取り、これらの値に基づき各々吸気温THA、スロ
ットル開度SRT、吸気管圧力PIM、水温THW及び
酸素濃度0I(Lを表すデータを一時的に記憶して、ス
テップ105の実行に移る。
マイクロコンピュータ60は、ステップ105にて下記
(式1)に基き、上記記憶したエンジン回転数N及び吸
気管圧力PIMを表すデータに基づき空気流量Qを算出
し、空気流量Qを表すデータを一時的に記憶する。
Q=に1・PIM−N    ・・・ (式1)ただし
、K1は比例定数である。さらに、マイクロコンピュー
タ60は、このステップ105にて上記記憶した水温T
HWを表すデータに基づいて混合気を目標空燃比にする
ための水温補正値Awを算出してこの補正値AWを表す
データを一時的に記憶する。なお、水温補正値AWは基
準値KOを中心に変動する値である。水温補正値AWの
演算後、マイクロコンピュータ60はステップ106に
て温度評価値EFを水温THWを示す値に設定する。な
お、この温度評価値EFは、気化器20特にフロート室
23.燃料供給路23a及び/又は計量ジエン)29e
部の温度を間接的に表す変数であり、同値EFが基準値
EFO(例えば水温THWが摂氏100度程度を示す値
)より大きいとき、気化器20が高温状態(気化器20
の温度が約摂氏50度以上)にあってフロート室23か
らの燃料の蒸発及び筒体29とニードル状の弁体27a
間の環状空間に発生する気泡が吸気通路21aにて形成
される混合気の空燃比を不安定状態にすることを意味す
る。
次に、マイクロコンピュータ60は、ステップ107に
てその詳細を第7図のフローチャートに示す第1サブプ
ログラムを実行することにより、空気流量Qの大きさに
応じて学習領域nを決定する。このプログラムにおいて
は、ステップ107aにて演算の実行が開始され、上記
記憶した空気流量Qを表すデータに基き、ステップ10
7b〜107hの比較演算により、学習領域nが決定さ
れて、ステップ1071〜107pの演算によりこの学
習領域nを表すデータが記憶される。すなわち、マイク
ロコンピュータ60は、空気流i1QがO≦Q≦Q1の
関係にあればステップ107bにてrYEsJと判定し
てステップ1071にて学習領域nを表すデータをrO
Jに設定し、空気流量QがQ1≦Q<Q2の関係にあれ
ばステップ107bにて「NO」、ステップ107cに
て「YESJと判定してステップ107jにて同データ
を「1」に設定し、空気流量Q7’1(Q2≦Q<Q3
の関係にあればステップ107 b、  107 cに
て「NO」、ステップ107dにてrYEsJと判定し
てステップ107kにて同データを「2」に設定する。
また、マイクロコンピュータ6oは、空気流量QがQ3
≦Q<Q4.Q4≦Q<Q5゜Q5≦Q<Q6.Q6≦
Q<Q7にあるとき、上記のような順次比較により「3
」〜「6」の各学領域nのデータ設定を行い、空気流量
QがQ7≦Q<Q8の関係にあるときステップ107b
〜107hにて全てrNOJと判定してステップ107
Pにて学習領域nを表すデータを「7」に設定する。上
記ステップ1071〜107pの各々のデータ設定後、
マイクロコンピュータ60はステップl07qにてこの
プログラムの実行を終了して第5図のステップ108に
プログラムを進める。
ステップ108にて、マイクロコンピュータ60は、上
記ステップ104にて記憶したスロットル開度SRT、
吸気管圧力PIM、水温THWを各々表すデータ及びコ
ンパレータ50gからのハイレベル信号の発生済検知信
号に基き、内燃機関の運転状態が排気ガスの酸素濃度に
よるフィードバックの補正領域にあるか否かを判断する
。なお、このフィードバック補正領域の判断は水温T 
HWが高く (例えば約摂氏45度以上)、内燃機関が
全負荷領域及びアイドル領域になくかつ酸素濃度センサ
40fが活性されていることを条件とじてなされる。ス
テップ108にてrNOJすなわちフィードバック補正
領域にないと判断されると、マイクロコンピュータ60
は、ステップ109にてフィードバック補正値Afを基
準値KOに設定し、ステップ110にて上記ステップ1
07 (ステップ107a〜107 q)にて記憶した
学習領域nを表すデータを読出し、該データに基づき指
定された領域の学習値GK (n)を学習補正値GKと
して設定し、ステップ111にて上記ステップ105,
109,110にて各々設定した水温補正値AW、フィ
ードバック補正値Af、学習補正値GK及び当該気化器
の基本エアブリード量を制御する基本エアブリード量制
御値SBに基づいて下記(式2)によりステップモータ
30aの目標回転ステップ数Soを算出する。
So =に2 ・ (SB+AF+GK+AW−3・K
o)・・・ (式2) なお、目標回転ステップ数Soは、エアブリード通路2
1fにおける目標エアブリード流入量、即ち気化器20
にて調整されるべき混合気を目標空燃比に制御するため
のステップモータ30aのステップ数に対応し、係数に
2は基準値KOを中心に変動する各補正値Af、Gk、
Awによる補正量をステップモータ30aのステップ数
に変換するための定数である。また、上記(式2)中の
項3・KOは上記制御値SB及び各補正値Af、GK、
Awの加算による基準値KOの合算値4・KOを基準値
KOに戻すための修正項であり、K2・SBの値が基本
空燃比、即ち基本エアブリード流量に対応するステップ
モータ30aの基本回転ステップ数を表す。
ステップ111における演算後メインプログラムがステ
ップ112に進むと、マイクロコンピュータ70がステ
ップ112における目標回転ステップ数SOとステップ
モータ30aの現実の回転ステップ数(以下、現回転ス
テップ数Sという)との差を回転信号として発生する。
かかる場合、現回転ステップ数S−〇はプランジャ30
bの原位置(弁体部36と弁座部21gとの間の環状面
積が零のときに対応)に対応するとともにSの増大はプ
ランジャ30bのコイルスプリング37に抗する変位量
の増大に対応する。ついで、駆動機構30のステップモ
ータ30aがマイクロコンピュータ60からの回転信号
の値に応じロータ33、即ち雌ねじ部34を正転させ、
これに伴いプランジャ30b、即ち雄ねじ部35がコイ
ルスプリング37の弾撥力に抗して変位して弁体部36
と弁座部21gとの間の環状面積をロータ33の正方向
回転に対応して増大させる。すると、吸気通路21aの
突出部21eの上流に存在する空気流が、弁体部36と
弁座部21gとの間の環状面積に対応するエアブリード
量としてエアブリード通路21f、筒体29の連通孔2
9f、計量ジェット29e及びノズル28を通り連通孔
29dから燃料と共に吸気通路21a内に吸出される。
然る後、マイクロコンピュータ60は、プログラムをス
テップ103に進め、以降ステップ103〜112の循
環演算を実行して、内燃機関10の運転状態に応じた水
温補正値AW及び学習補正値GKの変化に基づき目標ス
テップ数SOを変更するようにして、内燃機関10の運
転状態に応じて気化器20にて調整される混合気の空燃
比を目標値に制御する。
上記ステップ103〜112の循環演算中、マイロコン
ピュータ60はステップ108にて上記条件の基にrY
EsJすなわち内燃機関がフィードバック補正領域にあ
ると判断すると、ステ、ノブ113にてフィードバック
補正値の算出を行う。
このステップ113の演算は、第8図のフローチャート
に第2サブプログラムとして示されているように、ステ
ップ113aからプログラムが実行される。マイクロコ
ンピュータ70は、ステップ113bにてタイマカウン
タ値TMと所定値TMOを比較して、タイマカウンタ値
TMが所定値TMO以下の場合には、ステップ113C
の演算を経由して後述するメインプログラムのステップ
114の演算の実行に移り、水温THWが所定温度TH
Wo(例えば、約摂氏70度)以下又は吸気温THAが
所定温度THAo (例えば、約摂氏35度)以上であ
ればステップ114にて「NO」との判定の基にステッ
プ110〜112の演算後、ステップ103の演算に戻
る。
これにより、マイクロコンピュータ60はステ・7ブ1
03〜108,113,114,110〜112の循環
演算を実行し続け、この循環演算中、上記第1割込制御
プログラムの実行によりタイマカウンタ値TMが増加し
て所定値TMoより大きくなると、第2サブプログラム
のステップ113bにてマイクロコンピュータ70はr
YEsJと判断してステップ113dの演算に移る。ス
テップ113dにて、マイクロコンピュータ60は、ス
テップ104にて記憶した酸素濃度OHLを表すデータ
がハイレベルを示すとき、rYEsJと判断してステッ
プ113eの演算の実行に移、す、同データがローレベ
ルを示すとき、rNOJと判断してステップ113fの
演算の実行に移る。ステップ113eの演算においては
、マイクロコンピュータ60が現積分制御値Aflに積
分増分値ΔAflを加算することにより積分制御値Af
tを更新し、更新した積分制御値Aftと比例制御値K
Pを加算することによりフィードパ、7り補正値Afを
算出する。ステップ113fの演算においては、マイク
ロコンピュータ60が現積分制御値Aflから積分減分
値ΔAf2を減算することにより積分制御値Aflを更
新し、更新した積分制御値Aflから比例制御値KPを
減算することにより、フィードバンク補正値Afを算出
する。
上記ステップ113e又はステップ113fの演算後、
マイクロコンピュータ60はステップ113gにてタイ
マカウンタ値TMを「0」に設定してステップ113C
を介してメインプログラム114の演算に移る。
そして、マイクロコンビエータ60は、ステップ114
における「NO」との判定の基にステップ110〜11
2,103〜108,113,114の循環演算を実行
し、これらの循環演算中、ステップ111にてステップ
113 (113a〜113g)の実行によるフィード
バック補正値Afを考慮して目標回転ステップ数SOを
決定し、気化器20にて調整される混合気を目標空燃比
に制御する。このフィードバンク補正値Afによる空燃
比の制御は、酸素濃度OHLを表すデータがハイレベル
を示すときすなわち気化器20において調整された空燃
比が濃いとき、フィードバック補正値Afを所定値TM
oにより決定される時間毎に増分値ΔAftずつ増加さ
せて、目標ステップ数S−Oを大きくすることにより空
燃比を薄くするように作用する。一方、酸素濃度OHL
がローレベルにあるとき、即ち気化器20において調整
された空燃比が薄いとき、フィードバック補正値Afを
上記時間毎に減分値ΔAf2ずつ減少させて、目標ステ
ップ数Soを小さくするこ左により空燃比を濃くするよ
うに作用する。上記所定値TMo、増分値ΔAfl及び
減分値ΔAf2は、タイマカウンタ値TMoの変化速度
との関係により、フィードバック補正値Afが1秒間に
2〜5パーセントずつ変化する値に設定されており、さ
らに空燃比を薄(する方向よりも濃(する方向への制御
速度を早めて排気ガス成分の悪化を避けるために減分値
ΔAf2は増分値ΔAftより大きく設定されている。
なお、比例制御値KPは排気ガス中の酸素濃度による空
燃比のフィードバック制御における比例制御量を表す。
上記ステップ110〜112,103〜108゜113
.114の循環演算中、水温THWが所定温度T HW
 oより高くなりかつ吸気温THWが所定温度THAo
より低くなると、マイクロコンピュータ60は、ステッ
プ104にて、記憶した水温THW及び吸気温THAを
表子データ値に基づき、ステップ114にてrYEsJ
と判定して、プログラムをステップ115に進めて、ス
テップ106にて記憶した温度評価値EFが基準値EF
Oより大きいか否かを判断する。この判断において、温
度評価値EFが基準値EFo以下であれば、マイクロコ
ンピュータ60はステップ115にて「NO」と判定し
て、プログラムを116に進めて、下記(式3)に基づ
いて、学習値G K (n)の演算を行う。
GK(nl=GK(nl+K 3 ・(A f −K 
o)・・・ (式3) 上記(式3)において、学習領域nはステップ107(
107a〜109q)にて算出した内燃機関の空気流量
Qに基づいて決定されたものであり、フィードバック補
正値Afはステップ113にて算出されたものである。
なお、係数に3はフィードバック補正値Afの基準値K
Oからのずれ分が一回の学習において学習値G K (
n)に与える影響度を示すものであり、これにより、各
学習領域毎の学習値G K fnlが酸素濃度センサ4
0f出力に基づき逐次更新される。次に、マイクロコン
ピュータ60は、上述と同様に、ステップ110〜11
2の演算によりステンプモータ30aを目標回転ステッ
プ数SOに制御して気化器20にて調整される混合気を
目標空燃比に設定し、以降ステップ103〜108,1
13〜116,110〜112の循環演算を実行し続け
る。
一方、上記循環演算中、水温THWが上昇して、ステッ
プ106の演算により設定される温度評価値EFが基準
値EFoより大きくなると、マイクロコンピュータ60
はステップ115にてrYES」と判定し、ステップ1
16の学習値G K (n+の更新演算を実行せず、プ
ログラムを直接ステップ110に進め、以降、ステップ
110〜112゜103〜108,103〜115の循
環演算を行う。これは、温度評価値EFが大きくなった
場合すなわち気化器20が高温状態になった場合、内燃
機関10の学習を禁止することを意味する。
以上のような動作説明からも理解できる通り、水温TH
Wが所定温度T HW oより高く、吸気温THAが所
定温度THAoより低くかつ温度評価値EFが基準値E
Fo以下の場合のみ、マイクロコンピュータ60は、ス
テップ114,115の演算に基づき内燃機関10が学
習領域にあると判定して、ステップ116にて学習値G
 K fn)の更新演算を許容し、それ以外の場合には
ステップ116の非実行により学習値G K (n)の
更新演算を禁止するようにしたので、内燃機関10が定
常運転状態にあり、かつ気化器20が高温状態にないと
きにのみ内燃機関10の運転状態が学習されて該学習が
正確に行われることになる。そして、この学習結果に基
づき、ステップ110〜112の演算によりエアブリー
ド量すなわち燃料供給量が適格に制御されて、その結果
、吸気通路21aにて形成される混合気の空燃比がより
一層精度よく目標値に制御される。これにより、排気ガ
ス成分、車両のドライバビリティ及び燃費の各改善がな
される。
以上述べたような動作において、走行中の当該車両が停
止した後イグニッションスイッチIGを開成すれば、マ
イクロコンピュータ60が、リレー70の電磁コイル7
1の励磁下におけるスイッチ72の閉成状態のちとに同
スイッチ72を介する直流電源Bからの給電電圧の受電
に基き第2割込制御プログラムの割込実行を第9図のフ
ローチャートに従いステップ300にて開始し、ステッ
プ301にて、イグニッションスイッチrGの開成直前
の学習値GK (0)とこの学習値GK (0)の補数
との加算値を状態判定値Fとして記憶し、ステップ30
2にてステンプモータ30aの現回転ステップ数S−0
に必要な回転信号を発生し、これに応答してス・テップ
モータ3Qa7!J<S=Oとなる迄回転しプランジャ
30bが第3図に示す原位置まで変化して弁体部36を
弁座部21gに着座させる。
第2割込制御プログラムがステップ303に進むと、マ
イクロコンピュータ60が励磁信号を消滅させ、これに
応答してリレー70が電磁コイル71の消磁によりスイ
ッチ72を開成しマイクロコンピュータ60の演算処理
をステップ304にて停止させる。このとき、マイクロ
コンピュータ60のバックアップRAMはバックアンプ
電源60aとの協働によりステップ301における状態
判定値FをイグニッションスイッチIGの開成直前の各
学習値GK (0)〜G K f7)と共にそのまま記
憶している。なお、内燃機関10のイグニッションスイ
・シチIGの開成による停止のもとに気化器20の変圧
室22b内の圧力が大気圧となり、ピストン24がコイ
ルスプリング26の作用を受けて第3図の二点鎖線に示
す位置まで摺動する。
なお、上記実施例においては、温度評価値EFが基準値
EFoを越えた場合、全ての学習領域の学習を行わない
ようにしたが、上記場合に空気流量Qが小さい領域すな
わち内燃機関10の低負荷領域に相当する学習領域の学
習のみを禁止するようにしてもよい。この場合、第5図
のフローチャートに対応するプログラムの一部を第10
図のフローチャートに対応するプログラムで置換え、マ
イクロコンピュータ60が、上記実施例と同様のステッ
プ114の演算後、温度評価値EFが基準値EFo以下
のときにはステップ115aにて[NOJと判定して上
記実施例と同様のステップ116の演算を実行し、温度
評価値EFが基準値EFOより大きいときにはステンブ
115aにて「YESJと判定してステップ115bに
て空気流量Qが小さいか否かを判断するようにするとよ
い。
空気流量Qが小さいとき、マイクロコンピュータ60が
ステップ115bにしてr ’Y E S Jと判定し
てプログラムをステップ110に進めることにより学習
値G K (n)の更新演算が行われないようにし、又
空気流量Qが大きいとき、マイクロコンピユークロ0が
ステップ115bにてrNOjとセ)定してプログラム
をステップ116に進めることにより学習値G K (
nlの更新演算が行われるようにする。これにより、気
化器20が高温状態にあるとき、燃料の蒸発及び気泡の
発生に基づく燃料供給量の誤差が影響する低空気領域に
相当する学習領域の学習が禁止され、その他の学習領域
の学習は行われるので、上記燃料の蒸発及び気泡の発生
に起因して内燃機関10の運転状態の学習が不正確にな
ることはなく、かつ上記その他の学習領域の学習回数が
増えて、上記実施例に比べ学習精度が向上する。
次に、機関本体11の温度変化に応じて第2図のラジェ
ータファン13eの作動時間と非作動時間との比が変化
することに着目して、気化器20特にフロート室23.
燃料供給路23a及び計量ジエンt−29e部の温度推
定値としての温度評価値EFを水温THWによらず前記
比に基づいて決定するようにした上記実施例の変形例に
ついて第11図のフローチャートを用いて説明すると、
同フローチャートは第5図のフローチャートのステップ
106の演算に相当するプログラムを示している。なお
、この変形例の場合、第2図に示すように水温スイッチ
13gはマイクロコンピュータ60にも接続されており
、同スイッチ13gの開成に応して駆動されるラジェー
タファン13eの作動状態及び非作動状態を表す制御信
号はマイクロコンピュータ60に供給される。
マイクロコンピュータ60は、第11図のステップ40
0にてプログラムの実行を開始し、ステップ401にて
第5図のステップ104にて記憶した水温THWを表す
データに基づき、該水温THWが所定温度THW1より
大きいが否かを判断する。この所定温度THWIは第2
図の温度感応弁13bが開き始める温度(例えば、約摂
氏75゛ 度)に設定されている。上記判断において、
水温THWが所定温度THW1以下のとき、マイクロコ
ンピュータ60はrNOJと判定して、ステップ402
にて温度評価値EFをその変化範囲の下限を表す下限値
LOWに設定する。このことは、水温THWが低いこと
に関係して気化器20の温度が低いことを示している。
この温度評価値EFの演算後、マイクロコンピュータ6
0はステップ403の演算によりこのプログラムの実行
を終了して、第5図のステップ107の演算の実行に移
り、第5図のフローチャートに従ってプログラムを実行
する。なお、この変形例の場合、第5図のステップ11
5にて比較される基準値EFoは、上記実施例の場合の
ように水1rHwに対応するものではなく、高温状態に
ある気化器20自体の温度に対応するものである。
また、水温THWが高くなり、THW>THWlの関係
になると、マイクロコンピュータ60はステップ401
にてrYEsjと判定し、ステップ404にて温度評価
値決定用のタイマカウンタ値TTMが所定カウンタ値T
TMoより大きいが否かを判断し、同タイマカウンタ値
T T Mが所定カウンタ値TTMo以下ならばステッ
プ4o・口こてrNOjと判定してステップ403にて
このプログラムの実行を終了する。また、同タイマヵウ
ンタ値TTMが所定カウンク値TTMoより大きければ
マイクロコンピュータ60は同ステップ404にてrY
EsJと判定し、ステップ405にて同タイマカウンク
値TTMを「0」に設定して、プログラムをステップ4
06以降に進め、温度評価値EFの変更のための演算を
実行する。なお、上記タイマカウンタ値TTMは、第6
図の第1割込制御プログラムのステップ201にてタイ
マカウンタ値TMとともに「1」ずつ加算され、所定カ
ウンタ値TTMoは1000程度の値に設定されている
ので、第1割込制御プログラムの実行の間隔(約1ミリ
秒)との関係により上記ステップ406以降の温度評価
値EFの演算は約1秒毎に行われる。
この約1秒毎の演算において、マイクロコンピュータ6
0はステップ406にて水温スイッチ13gからの信号
に基づきラジェータファン13eが作動状態にあるか否
かを判断し、ラジェータファン13gが作動状態にあれ
ば同ステップ406にてrYEsJと判定し、ステップ
407にて以前の温度評価値EFに増分値ΔEFIを加
算することにより現在の温度評価値EFを計算し、計算
した温度評価値EFがその変化範囲の上限を表す上限値
H1以下であれば、ステップ408にて「NOJと判定
してステップ403にてこのプログラムの実行を終了す
る。また、上記計算した温度評価値EFが上限値HIよ
り大きければ、マイクロコンピュータ60は、ステップ
408にテ「YESJと判定し、ステップ409にて温
度評価値EFを上限値H1に設定して、ステップ403
にてこのプログラムの実行を終了する。このステップ4
06〜409の演算は、ラジェータファン13eが作動
状態にある間約1秒毎に行われるものであり、この演算
により温度評価値EFは上限値H1になるまで増分値へ
EFIずつ増加する。
一方、ラジェータファン138が非作動状態にあれば、
マイクロコンピュータ60はステップ406の判断にお
いてrNOJと判定し、ステップ410にて以前の温度
評価値EFから減分値ΔEF2を減算することにより現
在の温度評価値EFを計算し、計算した温度評価値EF
が下限値LOW以上であれば、ステップ411にてrN
OJと判定してステップ403にてこのプログラムの実
行を終了する。また、計算した温度評価値EFが下限値
LOWより小さければ、マイクロコンピュータ60は、
ステップ411にてrYEsJと判定し、ステップ41
2にて温度評価値EFを下限4a L OWに設定して
、ステップ403にてこのプログラムの実行を終了する
。このステップ410〜412の演算は、ラジェータフ
ァン13eが作動状態にある間約1秒毎に行われるもの
であり、この演算により温度評価値EFは下限値LOW
になるまで減分値ΔEF2ずつ減少する。
上記のように、温度評価値EFの増加及び減少はラジェ
ータファン13eの作動時間及び非作動時間に応じて決
定され、冷却水の温度が変動してラジェータファン13
eの作動及び非作動が繰り返されると、温度評価値EF
は増加及び減少しながら上記両持間の比の増加に従って
増加する値に設定される。また、この両持間の比は冷却
水をラジェータファン13eにより冷却する時間と冷却
しない時間との比であり、言い換えれば、機関本体11
の温度が高く前記冷却時間が長くなると大きくなりかつ
機関本体11の温度が低く前記冷却時間が短くなると小
さくなる値であるので、温度評価値EFが、機関本体1
1の温度に関係する気化器20の温度を表すこととなる
。さらに、温度評価値EFは、ラジェータファン13e
の作動時間と非作動時間に基づく積分演算により計算さ
れるので、機関本体11にて発生される熱の伝達により
除々にその温度が変化する気化器20の温度が精度よく
表され、しかも同値EFの演算は検出水温THWの値を
直接利用しないので、上記実施例のように所定温度に達
すると温度感応弁13b及びラジェータファン13eに
より冷却されて急に変動し、かつ高温状態になると飽和
する冷却水の水温THWに基づくものに比べ、混合気の
空燃比が安定しない高温状態付近にある気化器20の温
度を正確に表すことができる。
また、機関本体11の温度変化に応じて第2図のラジェ
ータファン13eの作動時おける水温THWの下降率と
同ファン13eの非作動時における水温THWの上昇率
との差が変化することに着目して気化器20特にフロー
ト室23.燃料供給路23a及び/又は計量ジェン)2
9e部の温度推定値としての温度評価値EFを前記差に
基づいて決定するようにした上記変形例の他の実施例に
ついて第12図のフローチャートを用いて説明すると、
同フローチャートは第11図のフローチャートに置換さ
れるものであり、この場合にも、マイクロコンピュータ
60には第2図に示すように、水温スイッチ13gから
ラジェータファン13aの作動状態及び非作動状態を表
す制御信号が供給されている。
マイクロコンピュータ60は、第12図のステップ50
0にてプログラムの実行を開始して、ステップ501に
て上記変形例と同様に水温THWと所定温度THWIと
を比較し、水温THWが所定温度THWI以下のときr
NOJと判定し、ステップ502にてファン状態フラグ
FFLG、水温上昇率THH及び水温下降率THLを「
0」に設定する。なお、ファン状態フラグFFLGは値
“1”にてラジェータファン13eが以前非作動状態に
あったことを表し、かつ値“′0”にてラジェータファ
ン13eが以前作動状態にあったことを表す変数であり
、水温上昇率THHは、ラジェータファン13eの非作
動時における水温THWの上昇率を表す変数であり、水
温下降率THLはラジェータファン13eの作動時にお
ける水温THWの下降率を表す変数であって、上記ステ
ップ502の演算はこのプログラムにおける上記変数F
FLG、THH,THLの初期設定に相当する。
ステップ502の演算後、マイクロコンピュータ60は
、ステップ503にて水温上昇率THHから水温下降率
THLを減算することにより温度評価値EFを算出して
、ステップ504にてこのプログラムの実行を終了する
。このとき、ステップ501〜504の演算により、温
度評価値EFは「0」となっており、このことは水温T
HWが低いことに関係して気化器20の温度が低いこと
を表している。なお、この変形例の場合、温度評価値E
Fは気化器20の温度上昇に応じて負から正に変化する
値であり、第5図のステップ115にて比較される基準
値EFoは所定の正の値に設定されている。
また、水温THWが高くなりTHW>THWIの関係に
なると、マイクロコンピュータ60はステップ501に
てrYEsJと判定し、ステップ505にて水温スイッ
チ13gからの信号に基づきラジェータファン13eが
作動状態にあるか否かを判断し、ラジェータファン13
eが非作動状態にあれば同ステップ505にてrNOJ
と判定してプログラムをステップ506に進め、ステッ
プ506にてファン状態フラグFFLGが“1”である
か否かを判断する。この判断においては、ステップ50
2の演算によりファン状態フラグFFLGが“0”に設
定されているので、rNOJと判定され、マイクロコン
ピュータ60は、ステップ507にてファン状態フラグ
FFLGを“1″に設定し、温度評価値決定用のタイマ
カウンタ値TTMをrOJに設定し、ラジェータファン
13eの状態変化時における水温THWを示す初期温度
BTHWを水温THWに設定し、ステップ503の演算
後、ステップ504にてこのプログラムの実行を終了す
る。
そして、ラジェータファン13eが非作動状態にある間
、ステップ500からこのプログラムの実行を開始した
マイクロコンピュータ60は、ステップ501にて「Y
ES」、ステップ505にて「NO」と判定し、プログ
ラムをステップ506に進める。ステップ506の演算
においては、上記ステップ507の演算によりファン状
態フラグFFLGが“1”に設定されているので、マイ
クロコンピュータ60はrYESJと判定し、ステップ
508にて温度評価値決定用のタイマカウント値TTM
が所定カウンタ値TTMOより小さいか否かを判断し、
同タイマカウンタ値TTMが所定カウンタ値TTMOよ
り小さければ、同ステップ508にてrYEsJと判定
して、ステップ503.504の演算を経て、このプロ
グラムの実行を終了する。なお、このタイマカウンタ値
TTMは上記変形例と同様に第6図のフローチャートに
対応する第1割込制御プログラムのステップ201の演
算により約1ミリ秒毎に「1」ずつ増加する値であり、
所定カウンタ値TTM1はラジェータファン13eの状
態が切換わってから水温THWが安定するまでの時間に
対応した値に設定されているので、ステップ508のr
YESJとの判定は、上記ステップ507にてrOJと
設定されたタイマカウンタ値TTMが所定カウンタ値T
TM1に達するまですなわち水温THWが安定するまで
は後述するステップ509の演算を実行しないことを意
味する。
そして、依然としてラジェータファン13eの非作動状
態が続き、タイマカウンタ値TTMが所定カウンタ値T
TM1以上になると、上記のようにステップ500から
このプログラムの実行を開始したマイクロコンピュータ
60は、ステップ501.505,506.508にて
各々rYESJ。
rNOJ 、rYESJ 、rNOJと判定してステッ
プ509にて下記(式4)に基づき水温上昇率THHを
算出する。
THH冑(THW−BTHW)/TTM・・・ (式4
)上記(式4)にて水温THWは現時点の冷却水の温度
であり、初期温度BTHWはステップ507の演算を実
行した時点の水温THWであり、かつタイマカウンタ値
TTMはステップ507の演算を行ってから現時点に至
る時間を表しているので、水温上昇率THHはステップ
507の演算を行ってから現時点までの水温THWの上
昇変化率を表すことになる。この水温上昇率THHの演
算後、マイクロコンピュータ60はステップ503にて
温度評価値EFを上記算出した水温THHに応じて更新
して、ステップ504にてこのプログラムの実行を終了
する。このように、ラジェータファンl313が非作動
状態にあって、水温THWが増加する間ステップ509
,503の演算により、温度評価値EFは逐次変化する
水温上昇率THHに応じて更新される。また、このとき
の水温下降率THLは以前に設定された値に保持される
一方、水温THWが上昇し、第2図の水温スイッチ13
gが閉成されてラジェータファン13eが作動状態にな
ると、このプログラムの実行において、マイクロコンピ
ュータ60は、ステップ500の演算を経て、ステップ
501,505にて各々rYEsJ 、rYEsJと判
定し、ステップ510にてファン状態フラグFFLGが
“0″であるか否かを判断する。この判断において、今
までラジェータファン13eは非作動状態にありファン
状態フラグFFLGは“1”に設定されているので、マ
イクロコンピュータ604:It:rNOJと判定し、
ステップ511にてファン状態フラグFFLGを“0”
に反転し、タイマカウンタ値TTMをrOJに初期設定
し、初期温度BTHWを現時点の水温THWに設定して
、ステップ503゜504の演算後このプログラムの実
行を終了する。
そして、ラジェータファン13eが動作状態にある間、
ステップ500からこのプログラムの実行を開始したマ
イクロコンピュータ60は、ステップ501,505に
て各々rYEsJ 、rYEsJと判定し、ステップ5
10にて上記ステップ511にて“0”に設定したファ
ン状態フラグFFLGに基づきrYEsJと判定し、タ
イマカウンタ値TTMが所定カウンタ値TTM1以上に
なるまですなわち上記ステップ511の演算からラジェ
ータファン13eの状態が変化して水温THWが安定す
るまで、ステップ512にてrYEsjと判定して、ス
テップ503,504の演算を経由してこのプログラム
の実行を終える。この状態において、タイマカウンタ値
TTMが所定カウンタ値TTM1以上になると、上記よ
うにステップ500からこのプログラムの実行を開始し
たマイクロコンピュータ60は、ステップ501,50
5゜510.512にて各々rYESJ 、r’YEs
J。
rYEsJ 、rNOJと判定し、ステップ513にて
下記(式5)に基づき水温下降率THLを算出する。
THL= (BTHW−THW)/TTM・・・ (式
5)この(式5)は、上記(式4)と略同じであるが、
この水温下降率THLは水温THWが下降していく状態
を表すもので、初期温度BTF(Wから水温THWを減
算する点で上記(式4)とは相違する。
この水温下降率の演算後、マイクロコンピュータ60は
ステップ503にて温度評価値EFを上記算出した水温
下降率THLに応じて更新して、ステップ504にてこ
のプログラムの実行を終了する。このように、ラジェー
タファン13eが作動状態にあって、水温THWが減少
する間ステップ513.503の演算により、温度評価
値EFは逐次変化する水温下降率THLに応じて更新さ
れる。また、このときの水温上昇率THHは以前に設定
された値に保持される。
そして、ラジェータファン13eの作動により冷却水の
温度が下がり、同ファン13eが非作動状態になると、
ステップ500からこのプログラムの実行を開始したマ
イクロコンピュータ60は、ステップ501,505に
て各々rYEsJ 、rNOJと判定し、ステップ50
6〜509の演算により水温上昇率THHを算出して、
ステップ503の演算により温度評価値EFを更新する
以上のような動作説明からも理解できるように、上記プ
ログラムにおいては、水温上昇率THHが小さくかつ水
温下降率THLが大きくなるに従って温度評価値EF 
(=THH−THL)は小さくなり、このことは第13
図に示すように、ラジェータファン13eによる冷却を
しなくても水温THWが除々にしか上がらずかつ該冷却
をすると水温THWが急激に下がる機関本体11の低い
温度状態をシミュレートしている。また、水温上昇率T
HHが大きくかつ水温下降率THLが小さくなるに従っ
て温度評価値EF (=THH−THL)は大きくなり
、このことは、第14図に示すように、ラジェータファ
ン13eによる冷却をしなければ水温THWが急激に上
がりかつ冷却をしても水温THWが除々にしか下がらな
い機関本体11の高い温度状態をシミュレートしている
。これにより、機関本体11の温度上昇に応じて上昇す
る気化器20の温度が温度評価値EFにより表さること
になる。さらにこの温度評価値EFは、逐次変化する水
温THWに直接関係する値ではなく、しかもステップ5
08,512の演算によりラジェータファン13eの状
態が切換ねった後水温T)fWが安定するまでは計算さ
れないので、上記変形例と面様、同温度評価値EFは温
度感応弁13b及びラジェータファン13eの状態切換
えの影響を受けにくり、混合気の空燃比が安定しない高
温状態付近にある気化器20の温度を正確に表すことが
できる。
そして、上記のように第5図のフローチャートのス、チ
ップ106の演算を上記第11図又は第12図のフロー
チャートに対応するプログラムで置換するようにすれば
、気化器20の高温状態付近において温度評価値EFが
より精度よく計算され、これに伴い上記学習がより正確
に行われる。
また、以上の実施例では、気化器20の広範な温度範囲
に渡り同温度を水温THW又はラジェータファン136
の動作、非動作に応じて一種類の方法により推定するよ
うにしたが、上記方法を組合せて気化器20の温度を推
定するようにしてもよい。この場合、水温THWが飽和
するまでの温度範囲においては、水温THWに基づき第
5図のステップ106にて示されるようにして気化器2
0の温度を推定し、かつ水温THWが飽和する温度範囲
においてラジェータファン13eの動作、非動作に基づ
いて第11図又は第12図のフローチャートに示される
ようにして気化器20特にフロート室23.燃料供給路
23a及び/又は計量ジェット29e部の温度を推定す
るとよい。これにより、広範囲に渡って変化する気化器
20の温度がより一層正確にシミュレートされるので、
上記学習精度がより一層向上し、エアブリード量のより
正確な制御が可能となる。
また、気化器20の温度を水iTHw又はラジェータフ
ァン13eの動作、非動作に応じて推定する代りに、気
化器20に温度センサを付設して気化器20の温度を直
接測定するようにしてもよい。この場合、本件装置のコ
ストは温度センサのコスト分高くなるが、気化器20の
温度が正確に把握されるので、上記学習精度がより向上
し、エアブリード量のより正確な制御が可能となる。
さらに、上記実施例においては、本発明に係るエアブリ
ード量制御装置が可変ベンチュリ型気化器に通用された
場合について説明したが、本発明はエアブリード量制御
装置を有する気化器であれば固定ベンチュリ型の気化器
にも通用されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は特許請求の範囲に記載の発明の構成に対する対
応図、第2図は本発明の一実施例を示すブロック図、第
3図は第2図における気化器の拡大断面図、第4図は第
2図における駆動機構の拡大部分破断図、第5図は第2
図のマイクロコンピュータにより実行されるメインプロ
グラムのフローチャート、第6図は第2図のマイクロコ
ンピュータにより実行される第1割込制御プログラムの
フローチャート、第7図は第5図のメインプログラム中
学習領域を計算するルーティンの詳細を示す第1サブプ
ログラムのフローチャート、第8図は第5図のメインプ
ログラム中フィードバック補正値を計算するルーティン
の詳細を示す第2サブプログラムのフローチャート、第
9図は第2図のマイクロコンピュータにより実行される
第2割込制御プログラムのフローチャート、第10図は
第5図のメインプログラムの一部を変形した変形プログ
ラムのフローチャート、第11図は第5図のメインプロ
グラムの温度評価値EFを計算するための他の実施例を
示すプログラムのフローチャート、第12図は第11図
のさらに別実施例を示すプログラムのフローチャート、
第13図及び第14図は第2図のラジェータファンの状
態変化及び冷却水の温度変化を示す図である。 符号の説明 10・・・内燃機関、11・・・機関本体、13・・・
冷却装置、13d・・・電動モータ、13e・・・ラジ
ェータファン、13g・・・水、温スイッチ、14゜1
6・・・吸気管、20・・・気化器、21・・・気化器
本体、21a・・・吸気通路、21f・・・エアブリー
ド通路、23・・・フロート室、23a・・・燃料供給
路、28・・・ノズル、29・・・筒体、29e・・・
計量ジェット、30・・・駆動機構、40a・・・吸気
温センサ、40b・・・スロットルセンサ、40C・・
・負圧センサ、40d・・、水温センサ、40e・・・
回転角センサ、40f・・・酸素濃度センサ、60・・
・マイクルコンピュータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 内燃機関の機関本体から延出した吸気管に連通する吸気
    通路と、この吸気通路をフロート室に連通させる燃料供
    給通路と、前記吸気通路に設けたベンチュリの上流部を
    前記吸気通路の周壁を介し前記ベンチュリ又はその下流
    部に連通させる連通路中に介装されてこの連通路を通り
    前記ベンチュリの上流部から前記燃料供給通路に流入す
    るエアブリード量を制御するエアブリード量制御機構と
    を有して、前記吸気通路に流入する空気を、ベンチュリ
    作用により前記エアブリード量に応じて前記フロート室
    から前記燃料供給通路を通し前記吸気通路に吸出される
    燃料と混合して混合気を形成する気化器において、内燃
    機関の負荷量を検出する負荷量検出手段と、前記機関本
    体から延出する排気管内に排出される排気ガスの成分を
    検出する排気ガス検出手段と、前記検出負荷量の大きさ
    に応じて指定される内燃機関の負荷領域毎に前記検出排
    気ガス成分に基づいて内燃機関の運転状態を学習して前
    記指定負荷領域毎の学習値を算出する学習手段と、前記
    フロート室及び/又は前記燃料供給通路が高温状態にあ
    るとき全ての前記指定負荷領域の学習又は前記指定負荷
    領域のうち低負荷領域のみの学習を禁止しかつ前記フロ
    ート室及び/又は前記燃料供給通路が高温状態にないと
    き全ての前記指定負荷領域の学習を許容する学習選択手
    段と、前記算出学習値に応じて前記エアブリード量を前
    記混合気の空燃比が目標値になるように演算するエアブ
    リード量演算手段と、該エアブリード量演算手段の演算
    結果を出力信号として発生し前記エアブリード量制御機
    構に付与する出力手段とを設けたことを特徴とする気化
    器のためのエアブリード量制御装置。
JP25334585A 1985-11-12 1985-11-12 気化器のためのエアブリ−ド量制御装置 Pending JPS62113855A (ja)

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