JPS62113398A - ストロボスコ−プ制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明はストロボスコープ制御装置に関する。

（従来の技術） たとえば織機の試運転などに際して、それがマニアルど
おりに動作しているか否かを判断するのにストロボスコ
ープを使用することがある。ストロボスコープは周知の
ように周期運動の有様を観測するのに使用するもので、
周期的に光源をトリガしてそのときの運動状態をあたか
も静止している状態として観察するものである。

これを織機の動作の判定に使用するときは、・たとえば
その織機のクランクシャフトの回転運動を基準とし、こ
のクランクシャフトの特定回転位置から任意−に設定し
た角度だけ回転したときにストロボスコープの光源をト
リガするようにすれば、その遅れ角度における状態を知
ることができるようになる。

そのためには前記特定回転位置を基準とし、その位置か
ら任意に調整できる遅延装置を用意すればよく、前記特
定回転位置にあるときに出る信号を受けて、そのときか
らこの遅延装置に設定されである遅延量を経過したとき
にストロボスコープの光源をトリガすればよい。

ところで従来ではこの遅゛延装置の遅延量を時間として
設定するようにしており、具体的には前記特定回転位置
で信号（外部入力信号）を発生するようにするとともに
、この外部入力信号をトリガ信号とする単安定回路を用
い、その時定数を可変抵抗によって変更させることによ
って、これからのパルス周期を調整するようにし、この
パルスをストロボスコープの光源のトリガ信号として使
用するようにしている。

しかしこのような遅延量変更手段によると、たとえばク
ランクシャフトの回転速度を変更したときでも同じ時間
゛だけ遅延するので、さぎと同じ回転角度における状態
を観察することはもはや不可能となる。

これを更に詳細に説明すると、第３図において外部入力
信号が成る周期をもって発生しているとし、単安定回路
による遅延時間をＴとするとき、外部入力信号の周期が
変更されても、遅延時間Ｔにはなんらの変更をももたら
さないから、外部入力信号の１周期に対するトリガ信号
の相対的発生時期は当然のことながら変化するようにな
る。

図の例は外部入力信号Ｓ１の成る周期において、これが
発生してから１８０度回転したときにトリガ信号ＴＧＩ
が発生しているが、次のトリガ信号ＴＧ２は回転速度が
早くなって外部入力信号の周期が短くなったために、外
部入力信号Ｓ２が発生してから、２４０度回転したとき
に発生するようになったことを示している。すなわち遅
延角度は外部入力信号の周期の変更によって変化してし
まうようになる。

これでは同じ回転角度における状態を観察することがで
きないようになることは明らかである。

このような状態を回避するには回転速度が変化する都度
遅延時間を変更すればよいが、そのためには変化前にお
けるのと同じ回転角度における状態がｉ察できるまで、
遅延時間を試行錯誤して設定しなければならないので極
めて面倒である。

（発明が解決しようとする問題点） この発明は遅延量を設定したときは、このあと外部入力
信号の周期が変更されても、遅れ角度に変更が生じない
ようにすることを目的とする。

（問題点を解決するための手段） この発明は外部入力信号の１周期の期間に３６０パルス
またはそれを整数倍した数のパルスを入力とし、かつ前
記外部入力信号によってトリガされるパルスカウンタと
、遅延角度をデジタル値で設定するデジタルスイッチと
を用意し、前記パルスカウンタのカウント値と前記デジ
タルスイッチに設定されたデジタル値とをデジタルコン
パレータによって比較し、両値が一致したときにこのデ
ジタルコンパレータから、ストロボスコープの光源を点
灯させるためのトリガ信号を発生するようにしたことを
特徴とする。

（作用） これによれば外部入力信号の周期が変化した場合でも、
その１周期の期間でのパルスカウンタのカウント値は同
じ３６０パルス（またはその整数倍）である。そのため
同じ遅れ角度が設定されてあれば前記した１周期に対す
るトリガ信号の発生角度は外部入力信号の周期が変更さ
れても同じとなる。

（実施例） この発明の実施例を第１図、第２図によって説明する。

第１図において１は外部入力信号Ａが入力される入力端
子である。この外部入力信号Ａは前記した例のように、
織機のクランクシャフトの１回転毎に１箇発生されるパ
ルスのように、周期性を持つ信号である。

２は逓倍回路で、外部入力信号Ａを入力としてこれを３
６０迎倍し、その逓倍出力をクロックパルスＢとして出
力する。クロックパルスＢはパルスカウンタ３によって
カウントされる。なおこのパルスカウンタ３には、外部
入力信号Ａをその立ち上がりまたは立ち下がりで微分す
る微分回路４の出力信号がリセット信号Ｃとして与えら
れている。

５はデジタルスイッチで、これは希望する遅れ角度を設
定するするのに使用される。この遅れ角度を任意に設定
すると、そのデジタル値がこれより出力される。６はデ
ジタルコンパレータで、これは前記パルスカウンタ３の
カウント値（デジタル値）と、デジタルコンパレータ６
からのデジタル出力値とを比較する。そして両値が一致
したとき出力を出す。この出力をストロボスコープの光
源のトリガ信号として使用する。

次に図示する構成の動作を第２図を参照して説明する。

第２図は外部入力信号Ａが周期Ｔをもって入力されてく
るものとし、この１周期の間に逓倍回路２よりクロック
パルスＢとして３６０パルスを出力する。パルスカウン
タ３はこのクロックパルスを前記１周期にわたってカウ
ントする。このカウント値はデジタルコンパレータ６に
比較対象の一つとして入力される。デジタルコンパレー
タ６には他の比較対象入力として、デジタルスイッチ５
に設定されたデジタル値が与えられている。

前記パルスカウンタ３のカウント動作が進んでいく過程
で、デジタルスイッチ５によって設定されたデジタル値
にまでパルスカウンタ３のカウントが到達すると、この
デジタルコンパレータ６より信号が出力される。この信
号をトリガ信号としてストロボスコープの光源を点灯さ
せる。このようにすれば外部入力信号Ａが出力されてか
ら、デジタルスイッチ５によって設定された遅れ角度を
゛経過したときに、ストロボスコープの光源を点灯させ
ることができるようになる。以下これを外部入力信号の
各周期毎に繰り返す。

以上の説明は角度の分解能を１度としたので、外部入力
信号Ａの１周期におけるクロックパルスの数を３６０パ
ルスとしたが、分解能に応じてこれを整数倍したパルス
数を発生するようにすればよい。たとえば分解能を０．
１度とするときは、３６００パルスとすればよい。

なお図の実施例では逓倍回路２を利用した構成としてい
るが、逓倍回路２に代えて３６０パルス７１回転のロー
タリエンコーダを使用して、クロックパルスＢを発生す
るようにしてもよい。３６０パルス７１回転以外のパル
スを発生するロータリエンコーダを使用する場合は、こ
れからのパルスを適宜逓倍または分周して３６θを整数
倍したパルスを発生するようにすればよい。

更に図の実施例では外部入力信号を回転体から得るよう
にしているが、この外部入力信号は要は周期性をもつも
のであればよく、したがって回転体から得るのに代えて
往復運動する運動体から得るようにしてもよい。

（発明の効果） 以上詳述したようにこの発明によれば、いったん遅れ角
度を設定したときは、外部入力信号の周期が変化しても
同じ遅れ角度をもってストロボスコープの光源を点灯す
るためのトリガ信号を発生させることができるし、更に
そのためにデジタルスイッチ、デジタルコンパレータ、
パルスカウンタなどを主たる構成要素とするものである
ため、極めて簡単に構成できるといった効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例を示す回路図、第２図は動作
説明用の波形図、第３図は従来構成の動作説明用の波形
図である。 １・・・外部入力端子、２・・・逓倍回路、３・・・パ
ルスカウンタ、５・・・デジタルスイッチ、６・・・デ
ジタルコンパレータ、 蓬Ｉ閏 千３閃

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 周期性をもつ外部入力信号の１周期の期間毎に３６０パ
   ルスまたはその整数倍のパルスをカウントするパルスカ
   ウンタと、前記外部入力信号に対する遅れ角度をデジタ
   ル値で設定するデジタルスイッチと、前記パルスカウン
   タのカウント値と前記デジタルスイッチに設定されたデ
   ジタル値とを比較して両値が一致したときに出力を出す
   デジタルコンパーレータとからなり、前記デジタルコン
   パーレータからの出力をもってストロボスコープの光源
   を点灯するためのトリガ信号を発生するようにしてなる
   ストロボスコープ制御装置。