JPS6211302A - Yig薄膜マイクロ波装置 - Google Patents
Yig薄膜マイクロ波装置Info
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- JPS6211302A JPS6211302A JP60150430A JP15043085A JPS6211302A JP S6211302 A JPS6211302 A JP S6211302A JP 60150430 A JP60150430 A JP 60150430A JP 15043085 A JP15043085 A JP 15043085A JP S6211302 A JPS6211302 A JP S6211302A
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- Japan
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- temperature
- magnetic
- room temperature
- equation
- yig
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- Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、YIG (イツトリウム・鉄・ガーネット
)薄膜のフェリ磁性共鳴を用いたマイクロ波素子に直流
バイアス磁界を印加する手段を具備するYIG薄膜マイ
クロ波装置に係わる。
)薄膜のフェリ磁性共鳴を用いたマイクロ波素子に直流
バイアス磁界を印加する手段を具備するYIG薄膜マイ
クロ波装置に係わる。
本発明はYIG薄膜のフェリ磁性共鳴を用いたマイクロ
波素子に直流バイアス磁界を印加する磁気回路に夫々特
定の磁気特性を有する夫々、少くとも1種の材料より成
る永久磁石とソフトフェライトの整磁板とを用いるもの
であり、これにより、温度特性の良好なYIG薄膜マイ
クロ波装置を構成する。
波素子に直流バイアス磁界を印加する磁気回路に夫々特
定の磁気特性を有する夫々、少くとも1種の材料より成
る永久磁石とソフトフェライトの整磁板とを用いるもの
であり、これにより、温度特性の良好なYIG薄膜マイ
クロ波装置を構成する。
マイクロ波装置として、GGG (ガドリニウム・ガ
リウム・ガーネット)非磁性基板上に、フェリ磁性体で
あるWIG (イツトリウム・鉄・ガーネット)薄膜
を液相エピタキシャル成長(以下LPEという)させた
YIG薄膜をフォトリソグラフィー技術による選択的エ
ツチングによって円形成いは矩形等の所要形状に加工し
、これのフェリ磁性共鳴を利用することによってフィル
タ、オシレータ等のマイクロ波装置を構成するものが提
案されている。これらマイクロ波装置は、マイクロスト
リップライン等を伝送線路としてマイクロ波集積回路を
作成することが可能であり、他のマイクロ波集積回路と
ハイブリッド接続を容易に行うことができるという利点
がある。また、YIG 1ill膜磁気共鳴によるマイ
クロ波素子は、上述したようにLPEとリソグラフィー
技術によって作製することができることから量産性にす
ぐれている。
リウム・ガーネット)非磁性基板上に、フェリ磁性体で
あるWIG (イツトリウム・鉄・ガーネット)薄膜
を液相エピタキシャル成長(以下LPEという)させた
YIG薄膜をフォトリソグラフィー技術による選択的エ
ツチングによって円形成いは矩形等の所要形状に加工し
、これのフェリ磁性共鳴を利用することによってフィル
タ、オシレータ等のマイクロ波装置を構成するものが提
案されている。これらマイクロ波装置は、マイクロスト
リップライン等を伝送線路としてマイクロ波集積回路を
作成することが可能であり、他のマイクロ波集積回路と
ハイブリッド接続を容易に行うことができるという利点
がある。また、YIG 1ill膜磁気共鳴によるマイ
クロ波素子は、上述したようにLPEとリソグラフィー
技術によって作製することができることから量産性にす
ぐれている。
このようにYIG薄膜磁気共鳴素子によるマイクロ波装
置は、従前のWIG球を用いたものに比し、実用上の多
(の利点を有する。
置は、従前のWIG球を用いたものに比し、実用上の多
(の利点を有する。
ところが、このようなYIG薄膜のフェリ磁性共鳴を利
用したマイクロ波装置は、YIG薄膜のフェリ磁性共鳴
周波数fの温度Tの依存性が大であることから温度特性
が悪いという実用上に大きな問題点がある。
用したマイクロ波装置は、YIG薄膜のフェリ磁性共鳴
周波数fの温度Tの依存性が大であることから温度特性
が悪いという実用上に大きな問題点がある。
以下、これについて説明する。
YIG薄膜のフェリ磁性共鳴周波数fは、異方性磁界の
寄与が小さいとしてこれを無視すると、キラチル(Ki
ttel)の式を用いて、次式(1)のように表わすこ
とができる。
寄与が小さいとしてこれを無視すると、キラチル(Ki
ttel)の式を用いて、次式(1)のように表わすこ
とができる。
f (T) =γ (Hg (T) −Nz’ 4π
MsY(T))・・(11 但し、γは磁気回転比でr = 2.8MHz/ Oe
、 Ilgは直流バイアス磁界、N、YはYIGi膜の
反磁界係数で静磁モード理論を用いて計算される値、4
πMsYはYIGの飽和磁化である。 f、 Hg、
4πMsYは全て温度Tの関数となる。具体例としては
、アスペクト比(厚み/直径)が、0.01のYIG円
板の垂直共鳴では、Nj = 0.9774であり、仮
にバイアス磁界Hgが温度によらず一定とした場合、4
πMsYは、−20℃で1916G (ガウス)、+
60℃では、1622Gとなるから共鳴周波数fはこの
温度範囲で、823MHzもの変化をする。
MsY(T))・・(11 但し、γは磁気回転比でr = 2.8MHz/ Oe
、 Ilgは直流バイアス磁界、N、YはYIGi膜の
反磁界係数で静磁モード理論を用いて計算される値、4
πMsYはYIGの飽和磁化である。 f、 Hg、
4πMsYは全て温度Tの関数となる。具体例としては
、アスペクト比(厚み/直径)が、0.01のYIG円
板の垂直共鳴では、Nj = 0.9774であり、仮
にバイアス磁界Hgが温度によらず一定とした場合、4
πMsYは、−20℃で1916G (ガウス)、+
60℃では、1622Gとなるから共鳴周波数fはこの
温度範囲で、823MHzもの変化をする。
このようなWIG薄膜マイクロ波装置において、外囲温
度による共鳴周波数の変動を回避する方法としては、W
IG薄膜磁気共鳴素子を恒温槽内に配置して素子自体を
一定の温度に保持するとか電磁石によって温度に依存し
て磁界を変化させて素子の共鳴周波数を一定に保持させ
るなどの方法が考えられているが、これらは、電流制御
などの外部からのエネルギー供給を必要とすることから
その構成は複雑となる。
度による共鳴周波数の変動を回避する方法としては、W
IG薄膜磁気共鳴素子を恒温槽内に配置して素子自体を
一定の温度に保持するとか電磁石によって温度に依存し
て磁界を変化させて素子の共鳴周波数を一定に保持させ
るなどの方法が考えられているが、これらは、電流制御
などの外部からのエネルギー供給を必要とすることから
その構成は複雑となる。
本発明は上述した問題点が解消された、すなわち、温度
特性を補償するための外部回路を必要とせず、更にこれ
に伴って温度特性を補償するための電力消費がなく、し
かも固定周波数、可変周波数の両方のYIG薄膜マイク
ロ波装置に通用できて広範囲の使用周波数のYIG薄膜
マイクロ波装置において、温度特性の補償を良好に行う
ことができるようにするものである。
特性を補償するための外部回路を必要とせず、更にこれ
に伴って温度特性を補償するための電力消費がなく、し
かも固定周波数、可変周波数の両方のYIG薄膜マイク
ロ波装置に通用できて広範囲の使用周波数のYIG薄膜
マイクロ波装置において、温度特性の補償を良好に行う
ことができるようにするものである。
第1図はYIG薄膜マイクロ波装置の構成図で、図中(
1)はYIG薄膜によるマイクロ波素子、(2)はこの
マイクロ波素子(1)にバイアス磁界を与える磁気回路
で、この磁気回路(2)は、例えばコ字状ヨーク(3)
とその両端部の相対向する面に、夫々厚さ1mの永久磁
石(4)と例えばソフトフェライトより成る厚さ!×の
整磁板(5)とが配置され、両整磁坂(5)間に間隔1
gをもって磁気ギャップgが形成され、この磁気ギヤツ
ブg内にマイクロ波素子(1)が配置される。
1)はYIG薄膜によるマイクロ波素子、(2)はこの
マイクロ波素子(1)にバイアス磁界を与える磁気回路
で、この磁気回路(2)は、例えばコ字状ヨーク(3)
とその両端部の相対向する面に、夫々厚さ1mの永久磁
石(4)と例えばソフトフェライトより成る厚さ!×の
整磁板(5)とが配置され、両整磁坂(5)間に間隔1
gをもって磁気ギャップgが形成され、この磁気ギヤツ
ブg内にマイクロ波素子(1)が配置される。
本発明においては、この磁気回路(2)中に、foを使
用周波数、γを磁気回転比、N2YをYIG薄膜の反磁
界係数、4πMSざを室温におけるYIGの飽和磁化、
αIYを室温付近におけるYIGの飽和磁化の1次の温
度係数とするとき、室温でのレマネンスBr或いは平均
レマネンスtが(fo/ T ) + N2Y4 πM
Sざ以上で、且つ室温付近でのOr或いはγの1次の温
度係数が と、室温での飽和磁化、或いは平均飽和磁化が(fo/
γ)+N2t4πMsざ以上で、且つ室温付近での飽和
磁化或いは平均飽和磁化の1次の温度係トフェライト整
磁板とを組合せ用いる。
用周波数、γを磁気回転比、N2YをYIG薄膜の反磁
界係数、4πMSざを室温におけるYIGの飽和磁化、
αIYを室温付近におけるYIGの飽和磁化の1次の温
度係数とするとき、室温でのレマネンスBr或いは平均
レマネンスtが(fo/ T ) + N2Y4 πM
Sざ以上で、且つ室温付近でのOr或いはγの1次の温
度係数が と、室温での飽和磁化、或いは平均飽和磁化が(fo/
γ)+N2t4πMsざ以上で、且つ室温付近での飽和
磁化或いは平均飽和磁化の1次の温度係トフェライト整
磁板とを組合せ用いる。
尚、ここに使用周波数foとは、マイクロ波装置の使用
周波数が固定である場合は、この周波数を指称し、可変
とするときは、固定のバイアス磁界に重畳して磁気回路
に図示していないが電磁コイルへの通電制御によってバ
イアス磁界が可変されるようになされているが、この電
磁コイルへの通電電流をオフとしたときの周波数を指称
する。
周波数が固定である場合は、この周波数を指称し、可変
とするときは、固定のバイアス磁界に重畳して磁気回路
に図示していないが電磁コイルへの通電制御によってバ
イアス磁界が可変されるようになされているが、この電
磁コイルへの通電電流をオフとしたときの周波数を指称
する。
第1図に示す磁気回路において、磁束はすべて磁気ギヤ
ツブg内を通り、このギヤツブg内の磁界は一様であり
、またヨークの透磁率が無限大であるとすると、マツス
フウェルの方程式により次式が成り立つ。
ツブg内を通り、このギヤツブg内の磁界は一様であり
、またヨークの透磁率が無限大であるとすると、マツス
フウェルの方程式により次式が成り立つ。
BIII= Bx= Bg ・・(2
)UmHm= 1!8 Hg+ Ox fix
・・(31但し、Bl、 BX及びBgは、夫々永
久磁石(4)、整磁板(5)及び磁気ギャップ内の磁束
密度、Hm、 tlx及び11gは、夫々同様に永久磁
石(4)、整磁板(5)及び磁気ギヤツブg内の磁界で
、Hmはその向きが’g+ Hx。
)UmHm= 1!8 Hg+ Ox fix
・・(31但し、Bl、 BX及びBgは、夫々永
久磁石(4)、整磁板(5)及び磁気ギャップ内の磁束
密度、Hm、 tlx及び11gは、夫々同様に永久磁
石(4)、整磁板(5)及び磁気ギヤツブg内の磁界で
、Hmはその向きが’g+ Hx。
Be、 Bx、 BHの向きと逆となる。
更に、永久磁石(4)がクニック点を持たないものであ
って、リコイル透磁率μrが一定、つまり減磁特性が直
線性を示すものと仮定すると、次式(4)が成立する。
って、リコイル透磁率μrが一定、つまり減磁特性が直
線性を示すものと仮定すると、次式(4)が成立する。
今、フェライト整磁板(5)は充分に飽和していると仮
定し、その飽和磁化を4gMsXとし、その反磁界係数
をN2Xとすると、フェライト整磁板の内磁界Hxは次
式(5)で表せる。
定し、その飽和磁化を4gMsXとし、その反磁界係数
をN2Xとすると、フェライト整磁板の内磁界Hxは次
式(5)で表せる。
HX= l1g ・N zX4πMsX・・(5)今、
熱膨張による磁気回路の寸法変化の寄与は、充分小さく
無視できると仮定すると、(3)式、(4)式及び(5
)式より、この磁気回路(2)のギャップ磁界ogは、
温度Tの関数として、次式(6)として求められる。
熱膨張による磁気回路の寸法変化の寄与は、充分小さく
無視できると仮定すると、(3)式、(4)式及び(5
)式より、この磁気回路(2)のギャップ磁界ogは、
温度Tの関数として、次式(6)として求められる。
一方、永久磁石のレマネンスBr及びYIGの飽和磁化
4πMSゞは、室温TOを中心として士数十℃の温度範
囲で、具体的には±40℃の温度範囲では、夫々磁石、
YIG 、フェライト整磁板の2次までの温度係数α
IB+ α2j αIY+ α2Yr α1’ +
α2Xを考慮すれば、充分精度良く表現することが
可能である。
4πMSゞは、室温TOを中心として士数十℃の温度範
囲で、具体的には±40℃の温度範囲では、夫々磁石、
YIG 、フェライト整磁板の2次までの温度係数α
IB+ α2j αIY+ α2Yr α1’ +
α2Xを考慮すれば、充分精度良く表現することが
可能である。
Br(T)= B rO(1+(r 1日 (
T−To) + cx2B (T−To)2
)・・(7) 4gM s’ (fl = 4gMsX(1+αIY(
T−To)+α2Y(T−To)2) ” ”
(814gM 5X(T) = 4gMsl (1+
α? (T−To)十α2×(T−To)21
・・” (91(11式及び(6)式から共鳴周波数f
(T)が温度Tに依存せず、一定の値foになるた
めには、(1)式と(6)式とにより次式〇〇が成立す
る必要がある。
T−To) + cx2B (T−To)2
)・・(7) 4gM s’ (fl = 4gMsX(1+αIY(
T−To)+α2Y(T−To)2) ” ”
(814gM 5X(T) = 4gMsl (1+
α? (T−To)十α2×(T−To)21
・・” (91(11式及び(6)式から共鳴周波数f
(T)が温度Tに依存せず、一定の値foになるた
めには、(1)式と(6)式とにより次式〇〇が成立す
る必要がある。
Qg+(ム/μr)+Qx
= (fo/ r )+N、’ 4gMsYω
・・αωこのαω式に、(7)式、(8)式及び(9
)式を代入し、温度Tについての0次、1次、及び2次
の各項を等しいとすることにより次式が求められる。
・・αωこのαω式に、(7)式、(8)式及び(9
)式を代入し、温度Tについての0次、1次、及び2次
の各項を等しいとすることにより次式が求められる。
(QllBr0/μr )[xNz 4gMsl−偵
g+G1m/μr)−Hl)J ((fo/γ)+
Nz’4 πMJ・・(11) (lInB rOClIB/μr )−I(IxNzX
4 πMsl(Xt’ = (f2t+olrJ11
r 升−Nzゞ4πM51ahY ・・(12) (hBr0α28/μr )+QxNz’ 4π1li
4J(r2X= (Qg+(Qm/μr )4(bJ
Nz’ 4gMS(<α2Y・・(13) 今、YIG、永久磁石、フェライト整磁板の3つの材料
が与えられ、且つギャップ間隔i!gも与えられたとす
ると、(11)式、 (12)式、 (13)式を
同時に満す1I11と1×の組み合せを求めることは不
可能である。したがって主要項である0次と1次の係数
が等しくなる、すなわち(11)式と(12)式とを満
すlll1と、1xとを求めると以下のようになる。
g+G1m/μr)−Hl)J ((fo/γ)+
Nz’4 πMJ・・(11) (lInB rOClIB/μr )−I(IxNzX
4 πMsl(Xt’ = (f2t+olrJ11
r 升−Nzゞ4πM51ahY ・・(12) (hBr0α28/μr )+QxNz’ 4π1li
4J(r2X= (Qg+(Qm/μr )4(bJ
Nz’ 4gMS(<α2Y・・(13) 今、YIG、永久磁石、フェライト整磁板の3つの材料
が与えられ、且つギャップ間隔i!gも与えられたとす
ると、(11)式、 (12)式、 (13)式を
同時に満す1I11と1×の組み合せを求めることは不
可能である。したがって主要項である0次と1次の係数
が等しくなる、すなわち(11)式と(12)式とを満
すlll1と、1xとを求めると以下のようになる。
(14)式及び(15)式よりlla、Ilxが正の解
をもつには、以下の条件が成立する必要があることが分
る。
をもつには、以下の条件が成立する必要があることが分
る。
B r’ > (fo/ r ) + NzI4πMg
、 ” (16)N2X4πMs?i< (fo
/γ)+NZY4πM8K・・(17) (17)式でN/≦1であるから、次式(20)の条件
が成立すれば(17)式は常に成立することが分る。
、 ” (16)N2X4πMs?i< (fo
/γ)+NZY4πM8K・・(17) (17)式でN/≦1であるから、次式(20)の条件
が成立すれば(17)式は常に成立することが分る。
4 yr Msl <(fo/ r ) + Nz’
4πMSざ・・(20) したがって、室内でのレマネンスBrが(fo/y)+
NzY4πMsざよりも大きく、且つ室温付近でのレマ
ネンスBrの1次の温度係数α1Bが、(fo/ T
) +Nz” 4πM st5久磁石材料と、室温で
の飽和磁化4πM slが、(fo/r)+N/4πM
Sざよりも小さく、且つ室温付近での飽和磁化4πMg
’の1次の温度係数α1xいわゆるソフトフェライト整
磁板とを組み合せて良好な温度特性を実現できることに
なる。
4πMSざ・・(20) したがって、室内でのレマネンスBrが(fo/y)+
NzY4πMsざよりも大きく、且つ室温付近でのレマ
ネンスBrの1次の温度係数α1Bが、(fo/ T
) +Nz” 4πM st5久磁石材料と、室温で
の飽和磁化4πM slが、(fo/r)+N/4πM
Sざよりも小さく、且つ室温付近での飽和磁化4πMg
’の1次の温度係数α1xいわゆるソフトフェライト整
磁板とを組み合せて良好な温度特性を実現できることに
なる。
第1図に示す構成において、整磁板(5)として第2図
に示すような温度特性を有するMgMnA1フェライト
を用い、永久磁石(4)として、Br” 11.000
G 。
に示すような温度特性を有するMgMnA1フェライト
を用い、永久磁石(4)として、Br” 11.000
G 。
αIB= −1,2X 10−3、a 2B= −0,
75X 10−”のNd2Fet4B磁石、Br= e
、oooc、 αIB= 0.9 X 10−3、α
2B=0の(:eCos磁石、Br−8,500G、t
X IB−0,5X 10−’、α2B=0の5nCo
s磁石の3種の永久磁石のうちのいずれか1f15mを
用いた場合の夫々の厚さIlt、lraの値及び−20
℃〜+60℃の温度範囲における2次り係数までを考慮
した周波数変動Δfを第3図。
75X 10−”のNd2Fet4B磁石、Br= e
、oooc、 αIB= 0.9 X 10−3、α
2B=0の(:eCos磁石、Br−8,500G、t
X IB−0,5X 10−’、α2B=0の5nCo
s磁石の3種の永久磁石のうちのいずれか1f15mを
用いた場合の夫々の厚さIlt、lraの値及び−20
℃〜+60℃の温度範囲における2次り係数までを考慮
した周波数変動Δfを第3図。
第4図及び第5図に示す、但し、この場合ギヤップ間隔
Qg = 3 amとし、第2図から4πM sl =
943 、8((X Ix= −6,38X 10−
’、CX 2X= −1、40X 1O−5(!: シ
タ。
Qg = 3 amとし、第2図から4πM sl =
943 、8((X Ix= −6,38X 10−
’、CX 2X= −1、40X 1O−5(!: シ
タ。
このとき、式(20)及び(18)式の条件は、周波数
foによらず、常に成立していることが分る。更にまた
第3図〜第5図により、使用する永久磁石(4)の種類
に対応して実現可能な周波数foに範囲があることが分
る。
foによらず、常に成立していることが分る。更にまた
第3図〜第5図により、使用する永久磁石(4)の種類
に対応して実現可能な周波数foに範囲があることが分
る。
第6図は、MgMnA1フェライト整磁板(5)と、N
d2Fet+ B磁石(4)との組み合せにより磁気回
路(2)を構成した場合のYIGの共鳴周波数の温度特
性を測定した結果を示したもので、これによれば−20
℃〜+60℃の温度範囲で中心周波数1.575GHz
の±2.9MHz以内に周波数変動Δrが収っているこ
とが分る。
d2Fet+ B磁石(4)との組み合せにより磁気回
路(2)を構成した場合のYIGの共鳴周波数の温度特
性を測定した結果を示したもので、これによれば−20
℃〜+60℃の温度範囲で中心周波数1.575GHz
の±2.9MHz以内に周波数変動Δrが収っているこ
とが分る。
上述した例では、夫々1種類の永久磁石(4)と1種類
のソフトフェライト整磁板とを有する磁気回路(2)と
を有する構成とした場合であるが、2種類の磁石と、1
種類のソフトフェライト整磁板との組み合せとすること
もできる。
のソフトフェライト整磁板とを有する磁気回路(2)と
を有する構成とした場合であるが、2種類の磁石と、1
種類のソフトフェライト整磁板との組み合せとすること
もできる。
第7図に、2種類の永久磁石(4a)及び(4b):、
とソフトフェライト整磁板(5)との組み合せによっ
て磁気回路(2)を構成する場合について説明する。
とソフトフェライト整磁板(5)との組み合せによっ
て磁気回路(2)を構成する場合について説明する。
この場合、(6)式に対応して次式(21)が導出され
る。
る。
・・(21)
但し、l1rt + Br*は夫々永久磁石(4a)及
び(4b)のレマネンス、μrl+μr2は夫々永久磁
石(4a)及び(4b)のりコイル透磁率、紬1.ム2
は夫々永久磁石(4a)及び(4b)の合計の厚さであ
る。
び(4b)のレマネンス、μrl+μr2は夫々永久磁
石(4a)及び(4b)のりコイル透磁率、紬1.ム2
は夫々永久磁石(4a)及び(4b)の合計の厚さであ
る。
今、永久磁石(4a)及び(4b)の全部の厚さをI2
1.ltとすると、 QB” −11111+1!112 ”
” (22)であり、永久磁石(4a)及び(4b)の
全体の平均リコイル透磁率をμrとすると、 Qit /μr −(釉1 /μr1) +(’1!1
12 /μr2)よりQya1+121112 (I!1111/μrl) + (R112/μr
2)永久磁石(4a) (4b)の平均レマネンスを
Br■とすると1
1.ltとすると、 QB” −11111+1!112 ”
” (22)であり、永久磁石(4a)及び(4b)の
全体の平均リコイル透磁率をμrとすると、 Qit /μr −(釉1 /μr1) +(’1!1
12 /μr2)よりQya1+121112 (I!1111/μrl) + (R112/μr
2)永久磁石(4a) (4b)の平均レマネンスを
Br■とすると1
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 YIG薄膜のフェリ磁性共鳴を利用したマイクロ波素
子にバイアス磁界を与える磁気回路中に、f_0を使用
周波数(固定周波数ではその周波数、可変周波数装置で
は周波数制御用の電磁石コイルに電流を通じない状態で
の周波数)、Tを磁気回転比、N_Z^YをYIG薄膜
の反磁界係数、4πM_s_o^Yを室温におけるYI
Gの飽和磁化、α_1^Yを室温付近におけるYIGの
飽和磁化の1次の温度係数とするとき、室温でのレマネ
ンスBr或いは平均レマネンス■が(f_0/γ)+N
_Z^Y4πM_s_o^Y以上で、且つ室温付近での
Br或いは■の1次の温度係数が {(N_Z^Y4πM_s_o^Y)/[(f_0/γ
)+N_Z^Y4πM_s_o^Y]}・α_1^Y以
上の永久磁石 と、室温での飽和磁化、或いは平均飽和磁化が(f_0
/γ)+N_Z^Y4πM_s_o^Y以上で、且つ室
温付近での飽和磁化或いは平均飽和磁化の1次の温度係
数が{(N_Z^Y4πM_s_o^Y)/[(f_0
/γ)+N_Z^Y4πM_s_o^Y]}・α_1^
Y以下のソフトフェライト整磁板とが組合せ用いられて
成るYIG薄膜マイクロ波装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15043085A JPH0738527B2 (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | Yig薄膜マイクロ波装置 |
CA000513289A CA1266100A (en) | 1985-07-09 | 1986-07-08 | Yig thin film microwave apparatus |
EP86305294A EP0208548B1 (en) | 1985-07-09 | 1986-07-09 | Yig thin film microwave apparatus |
DE8686305294T DE3687930T2 (de) | 1985-07-09 | 1986-07-09 | Mikrowellenvorrichtung mit duennschichtigem yttrium-eisen-granat. |
KR1019860005540A KR950005157B1 (ko) | 1985-07-09 | 1986-07-09 | Yig 박막 마이크로파 장치 |
US06/883,603 US4746884A (en) | 1985-07-09 | 1986-07-09 | YIG thin film microwave apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15043085A JPH0738527B2 (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | Yig薄膜マイクロ波装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6211302A true JPS6211302A (ja) | 1987-01-20 |
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ID=15496752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15043085A Expired - Fee Related JPH0738527B2 (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | Yig薄膜マイクロ波装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JPH0738527B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63272202A (ja) * | 1987-04-02 | 1988-11-09 | レイセオン・カンパニー | 低雑音磁気同調共振回路 |
JPH04130670U (ja) * | 1991-05-27 | 1992-11-30 | 愛三工業株式会社 | 立体駐車装置 |
JPH056036U (ja) * | 1991-07-12 | 1993-01-29 | 愛三工業株式会社 | 1本支柱式立体駐車装置のベース |
JPH0651411U (ja) * | 1992-02-15 | 1994-07-15 | 関西技研株式会社 | 立体駐車装置 |
-
1985
- 1985-07-09 JP JP15043085A patent/JPH0738527B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63272202A (ja) * | 1987-04-02 | 1988-11-09 | レイセオン・カンパニー | 低雑音磁気同調共振回路 |
JPH04130670U (ja) * | 1991-05-27 | 1992-11-30 | 愛三工業株式会社 | 立体駐車装置 |
JPH056036U (ja) * | 1991-07-12 | 1993-01-29 | 愛三工業株式会社 | 1本支柱式立体駐車装置のベース |
JPH0651411U (ja) * | 1992-02-15 | 1994-07-15 | 関西技研株式会社 | 立体駐車装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0738527B2 (ja) | 1995-04-26 |
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