JPS62112771A - 高窒素含有クロムの製造方法 - Google Patents

高窒素含有クロムの製造方法

Info

Publication number
JPS62112771A
JPS62112771A JP25286385A JP25286385A JPS62112771A JP S62112771 A JPS62112771 A JP S62112771A JP 25286385 A JP25286385 A JP 25286385A JP 25286385 A JP25286385 A JP 25286385A JP S62112771 A JPS62112771 A JP S62112771A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chromium
nitrogen
nitrogen content
high nitrogen
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25286385A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kamei
亀井 博志
Junichi Saga
佐賀 淳一
Yoshinori Kato
加藤 昌憲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP25286385A priority Critical patent/JPS62112771A/ja
Publication of JPS62112771A publication Critical patent/JPS62112771A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は高窒素含有クロムの製造方法に関し、窒素成
分10〜20%を含有するクロムを製造することを目的
とする。
〔従来の技術〕
バネ鋼や軸受鋼等高窒素成分を要求される鋼種を製造す
る場合、窒素添加剤が用いられる。この窒素添加剤とし
て窒化フェロクロム、ffl化フェロマンガン、窒化フ
ェロシリコン等がある。この中で窒化フェロシリコン、
窒化フェロマンガンは、製造される鋼種の大部分が81
0Mn成分共に14未満と規定されており、窒素添加剤
としての使用量に限界がある。
窒化フェロクロムでは従来品は4〜9係程度の窒素含有
量しかなく、近年増加傾向にある2 000 ppm程
度の高窒素鋼を製造する場合、−回の溶解に添加する窒
化フェロクロムは4wtチ 程度までになり、溶湯温度
が40〜50℃も低下し、合金鋼の製造上問題となり、
甚だしい場合には製造不能となる@種もあった。
〔発明の概要〕
本発明は、上記した従来技術の問題点を解決するために
なされたもので、窒素成分10〜20係を含有する高窒
素含有クロムを製造する方法を提供しようとするもので
ある。このような高窒素含有クロムとした場合、添加量
を大巾に減少でき溶湯温度の低下を抑制することが可能
となる。
まず本発明を説明するlこあたり、窒化クロムについて
説明する。
窒化クロムは結晶構造上CrN型とCr、 N型の2つ
が知られている。Cr、N は六方晶系lこ属し、密度
6.51 f/an” 、 N : 11.9 % で
あり、CrNは立方晶、密度6.1897cm” 、 
N : 21.7 ’1であるが、一般番こCr、Nが
高温観、CrNが低温型と考えられている。しかしなが
ら、この2相の分解点や相変態点及び個々の相の合成方
法などについては不明確な点が多い。例えば、Or、 
Tng HANNA ZAK等の文献には、固体のクロ
ムの窒化反応は以下のように示されている。
■反応は約410’0以上で2 Cr (S ) +2
 N* →Cr、Hの反応によって起こる。
■400〜1032℃の範囲では、最初にCr、Nが、
次にCrN  が生成する。
■1032℃以上ではCrNは解離し、1477℃まで
(PN、 = 1 atm) Cr、N半固溶体となる
■1477℃1477℃. = 1 atmのときCr
、Nは解離する。クロム中窒素の固溶は安定であり、1
600“0で約6幅固溶する。
しかしながら、これら事項はミクロ的物理現象について
の記述にとどまり、具体的な事項は省略されている。特
に固体クロム粒度と窒素含有量についての検討範囲が狭
く、高窒素含有クロム(特lこ104以上)を得る方法
や工業的に生産する方法薔こついては何ら規定していな
い。
本発明者らは、この点についての研究を重ね、従来はC
r1N主本の鉱物を合成していたのに対し、CrNを主
体とする製品を合成する方法を開発した。
そして高蓋素、特にCrNmの合成方法としては、次の
塩化法が知られている。
Cr、O,+ 3CC1,= 2CrCL、+ 3CO
CLtCrC2,+ 4N)(、= CrN + 3N
H,CLしかしながら、この方法では経済的に高窒素ク
ロムを得ることはできず、本用途のように多量に使用さ
れるものには不向きである。
ところで従来型の固体クロムから窒化クロムを合成する
方法lこついて以下に示す。
従来までの窒化クロムは、原料クロム合金の粉砕性・製
造方法などの制約から3〜5m以上の板ないし粒状の金
属クロム及び鉄−クロム合金が真空窒化炉に装入され1
200〜1300℃程度の高温にて窒化処理されていた
。従ってこの場合には第4図に示すようにその原料粒径
が大きいことからクロムへの窒素浸入深さに限界があり
、窒素含有t4〜9釜までの製品しか得られなかった。
この窒素はX線回析によればCr2N型であり、窒素の
浸入深さは温度と時間の関数であることは知られている
が、1200°C以上の温度ではクロム成分の蒸発が起
こり、実際の工場生産には不向きでもあり、市販の窒化
クロムは4〜9係の窒素含有量であった。
本発明は上記知見に基づいてなされたもので、金属クロ
ム、フェロクロム等のクロム金属を粒度0.2〜0.0
44■lこ主体をおくように粉砕分級処理し、次いで真
空窒化炉において窒素成分10〜20係となるように窒
化処理することを基本的な特徴とするものである。
以下本発明につき詳細に説明する。
まず原料粒径と吸収窒素filこついて、広い粒径範囲
で検討した結果の要約を第1表に示す0粒径が細かくな
るほど窒素吸収量が増加するとともに、800℃などの
低温の方が最終到達窒素量は高くなることがわかる。特
に第1表1こ示されるように一200Meahの原料で
は窒素17壬にもなり、この窒素はX@回析の結果Cr
、NとCrN型の2つの型で存在することがわかった。
また下掲表から合成温度も吸収窒素量に大きく影響する
ことがわかった。
第1表  粒径と窒素吸収量 次lこ原料中に含有するクロム成分が吸収窒素量に与え
る影響についてCr−Fe系合金に関して調査したのが
第1図である。この結果は1100℃の温度で30時間
窒化させたもので、粒径0.2fl穆度から急激に吸収
する窒素量が増加することがわかる。第1図においてC
i科(Cr62%)の粒径0.05mにおいて吸収窒素
量が低下する原因については、窒化処理中の異常発熱に
より高温型のCr、 Nが生成したことによる。ところ
でこれら製品tこついて化学成分を分析したところ、0
.044m以下(−325M以下)の粒度については第
2表に示すように酸素が0.5%以上と高く、本用途の
鋼中添加剤としては不向きであることが判明した。
第2表 以上の理由lこより、本発明法では原料であるクロム合
金を粒径Q、2〜0.044m、  好ましくは0.1
5mから0.044 wm lこ調整するものとする。
これは必ずしも全粒子が上記粒径とならなくても良く、
大部分の粒子が上記範囲内にあり、上記範囲に主体をお
くように粉砕分級処理すれば良い。
また粉砕分級処理後、窒化処理する際には、700〜1
100°Cとするのが好ましく、更に800〜1000
℃ とすればより好ましい。
なお、窒化時の装入厚みについて検討した結果、厚さ1
00=以上で異常発熱が発生し、高温型のCr、Nが生
成し、結果的に窒素量が低下し易いことが明らかとなっ
た。そこで層厚は50〜1ooIIm(l!:するのが
望ましい。
以上の方法によって得られる窒化ダ□ロムは窒素10〜
20%となり、従来の高温型窒化 (クロムCr、Nと
は異なり、低温型CrN主体の結晶構造となる。この低
温型CrNを主体とした2化クロムは、従来型の鋼中添
加剤Cr、Nよりは分解温度は多少低いが、溶鋼中に添
加した場合、従来型の添加剤と大差ない窒素歩留を得る
ことができるため、添加剤使用量の削減及び溶湯温度の
低下を防止することができ、工業上有益である。   
  ′なお、第2図に本発明方法で得られた製品の光学
顕微鏡写真、第3図に従来型と本発明方法によ□る製品
、のX線回析結果を示す。
〔発明の効果〕  □ 以上説明したように、本発明法によれば窒素成分10〜
20%の高窒素含有クロムを得ることができろ、そのた
め合金gA製造時に使用される添加量を削減でき、また
このことによって従来型添加剤によって発生する溶湯温
度の低下を押え、良好な鋼の生産を可能とする効果があ
る。
第1図は粒径とffl、Aとの関係を示すり1ラフ、第
2図は本発明法lこよって得られた:窒化クロムの結晶
構造を示す顕微鏡写真、第3図は本発明法lこより得ら
れた窒化クロムと従来法lこより得らj、た窒化クロム
のX線回折結果を示す回折角度と強度のオシロ波形、第
4図は従来法による窒化クロムの結晶構造を示す顕微鏡
写真である。
特許出願人  日本鋼管株式会社 発  明  者   亀   井   博   思量 
         佐   賀    淳   −同 
         加   藤   晶   憲代理人
弁理士   吉   原   省   玉量   同 
     高   橋        清同   升材
士   吉   原   弘   子窒素 (%) ズ面の ニー″τ−二二−′二了ニー:l)第 2 区 第 4 図 ・持、τ1庁静1;              殿)
3 補正をする者        特  許事1!1と
の関係       出願人(412)  日本m管株
式会社 4、代理人 5 補正命令の目付  昭和61手7 月8日6、ぞ山
王のχ1gA

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、金属クロム、フェロクロム等のクロム 合金を粒径0.2〜0.044mmに主体をおくように
    粉砕・分級処理し、次いで真空 窒化炉において窒化処理することにより 窒素成分10〜20%とすることを特徴 とする高窒素含有クロムの製造方法。 2、真空窒化炉において700〜1100℃で窒化処理
    する特許請求の範囲第1項に 記載の高窒素含有クロムの製造方法。 3、層厚50〜100mmで窒化処理する特許請求の範
    囲第1項に記載の高窒素含有 クロムの製造方法。
JP25286385A 1985-11-13 1985-11-13 高窒素含有クロムの製造方法 Pending JPS62112771A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25286385A JPS62112771A (ja) 1985-11-13 1985-11-13 高窒素含有クロムの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25286385A JPS62112771A (ja) 1985-11-13 1985-11-13 高窒素含有クロムの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62112771A true JPS62112771A (ja) 1987-05-23

Family

ID=17243211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25286385A Pending JPS62112771A (ja) 1985-11-13 1985-11-13 高窒素含有クロムの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62112771A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH083737A (ja) * 1994-06-20 1996-01-09 Tosoh Corp 窒化クロムスパッタリングターゲット
JPH08225933A (ja) * 1995-02-21 1996-09-03 Tosoh Corp スパッタリングターゲット及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH083737A (ja) * 1994-06-20 1996-01-09 Tosoh Corp 窒化クロムスパッタリングターゲット
JPH08225933A (ja) * 1995-02-21 1996-09-03 Tosoh Corp スパッタリングターゲット及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2009355218B2 (en) Method for preparing ultrafine tungsten carbide powder
JPH0261531B2 (ja)
EP0079487B1 (en) Hydriding body-centered cubic phase alloys at room temperature
KR920004181B1 (ko) 입방정질화붕소의 제조방법
CA2393511C (en) Refining of metallurgical grade silicon
JPS62112771A (ja) 高窒素含有クロムの製造方法
US5316723A (en) Master alloys for beta 21S titanium-based alloys
US2569225A (en) Method of forming uranium monocarbide
RU2200128C2 (ru) Способ получения карбида вольфрама и карбид вольфрама, полученный этим способом
US4179287A (en) Method for adding manganese to a molten magnesium bath
JPH021761B2 (ja)
JP4010526B2 (ja) 鉄合金ブリケットの製法
US2329698A (en) Preparation of manganese alloys
JPS63259075A (ja) 窒化チタンタ−ゲツトとその製造方法
JPH0215618B2 (ja)
KR101923386B1 (ko) 일메나이트로부터 페로티타늄 제조방법 및 페로티타늄 제조용 조성물
US1235655A (en) Process of treating alloys.
JPH07116532B2 (ja) 高純度金属クロムの製造方法
JPS62112770A (ja) 高窒素含有フエロクロムの経済的製造方法
JPS5926909A (ja) 粉末の製造方法
JPS589821B2 (ja) モリブデンを含む超硬合金の製造法
JPS5836914A (ja) 炭窒化物原料炭窒化物の製造法
JPS6137321B2 (ja)
JPH03166326A (ja) アルミノテルミット法によるMo―Al合金の製造方法
US1130197A (en) Process of producing tungsten powder.