JPS62112745A - 高い耐磨耗性および耐蝕性を有する合金、ならびにこの合金を基礎とする溶射用粉末 - Google Patents

高い耐磨耗性および耐蝕性を有する合金、ならびにこの合金を基礎とする溶射用粉末

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JPS62112745A
JPS62112745A JP61262077A JP26207786A JPS62112745A JP S62112745 A JPS62112745 A JP S62112745A JP 61262077 A JP61262077 A JP 61262077A JP 26207786 A JP26207786 A JP 26207786A JP S62112745 A JPS62112745 A JP S62112745A
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alloy
boron
nickel
silicon
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JP61262077A
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English (en)
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エドワード・アール・ノヴインスキー
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Original Assignee
Perkin Elmer Corp
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Publication date
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    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C4/00Coating by spraying the coating material in the molten state, e.g. by flame, plasma or electric discharge
    • C23C4/04Coating by spraying the coating material in the molten state, e.g. by flame, plasma or electric discharge characterised by the coating material
    • C23C4/06Metallic material
    • C23C4/067Metallic material containing free particles of non-metal elements, e.g. carbon, silicon, boron, phosphorus or arsenic

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  • Metallurgy (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野: 本発明は、改善された耐磨耗性および耐蝕性を有する自
溶合金組成物ならびにこのような合金組成物を基礎とす
る溶射用粉末に関する。
従来の技術: ニッケルおよびコバルトの自溶合金は、表面硬化被覆に
よ(常用されている。この合金は、被覆作業の間に融剤
として作用しかつ被覆の際に硬化剤として作用する硼素
および珪素を含有する。このような合金を処理する常法
は溶射による。
火炎溶射としても知られている溶射は、金属またはセラ
ミックスのような熱溶融性材料を熱軟化すること、なら
びに軟化された材料乞粒子の形で被覆すべき表面に噴射
することを包含する。加熱された粒子は、表面に衝突し
、かつそれに結合する。常用の溶射機は、粒子を加熱す
るととも妊噴射する目的で使用される。溶射機の1つの
タイプの場合、熱溶融性材料は粉末の形で溶射機に供給
される。このような粉末は、典型的には、例えば米国規
格の篩寸法100′メツシュ(149ミクロン)と約2
ミクロンとの間の小さい粒子から構成されている。
溶射機は、通常燃焼またはプラズマ火炎を利用し、粉末
粒子を溶融するだめの熱ン生じる。
しかし、例えばアーク、抵抗加熱器または銹導加熱器の
ような他の加熱装置ヶ十分に使用することかでき、これ
らの加熱装置乞単独でかまたは他の形の加熱器と組合せ
て使用することができることは、当業者によって認めら
れている。
粉末型の燃焼溶射機の場合、粉末を連行して運搬するキ
ャリヤーガスは、燃焼ガスの1つまたは窒素のような不
活性ガスであることができるか、または単に圧縮空気で
あることができる。
プラズマ溶射機の場合、−次プラズマガスは、一般に窒
素またはアルビンである。水素またはヘリウムは、通常
−次ガスに添加されている。
場合によっては、例えば炭化水素のような他のガスを使
用することができるが、キャリヤーガスは、一般に一次
プラズマガスと同じものである。
また、材料は、棒または線材の形で加熱帯域中に供給す
ることができる。線材型の溶射機の場合、溶射丁べき材
料の棒または線材は、例えは燃焼火炎のようなあるタイ
プの火炎によって形成された加熱帯域中に供給され、そ
こでこの材料は、溶融されるかまたは少なくとも外状化
され、かつ通常噴射ガスによって微粒化され、したがっ
て微粒状で被覆すべき表面上に噴射される。線材型のア
ータ浴射機の場合、2つの嶽材は、線材端部間でのアー
ク衝突位置で溶融され、この溶融された金属は、圧縮ガ
ス、通常空気によって微粒化され、かつ被覆丁べき工作
物に溶射される。棒または線材は、常法で引抜きによっ
て形成させることができるか、または粉末?−緒に焼結
させるかまたは加熱帯域の熱中で砕解てる有機結合剤も
しくは他の適当な結合剤((より粉末を一緒に結合させ
、その後に微粒状で浴射丁べき粉末χ離型させることに
よって形成させることができる。
通常、自溶合金′L工、2工程で適用される。すなわち
、それは′常法で溶射され、次にその場でオキシアセチ
レントーチ、誘導コイル、炉等を用いて融合される。融
剤は、融合工程ン実際に開放空気中で行なう。しかし、
合金は、融合工程ケ必要とすることなしにプラズマ溶射
のような方法で溶射てることもできるが、被膜は、密度
または耐磨耗性の点で殆んど十分なものではない。一般
に、自溶合金被覆は、表面硬化のために使用され、特に
融合により極めて低い気孔率を有する被膜を生じるので
良好な表面仕上が必要とされる場所に耐磨耗性を提供す
る。
ニッケルまたはコバルトの典型的な自溶合金組成物は、
クロム、硼素、珪素および炭素を含有する。合金は、付
加的にモリブデン、タングステンおよび/または鉄を含
有することができる。例えば、米国特許第286863
9号明細書には、クロム 7〜17(重量)%、硼素1
〜45(重量)%、珪素 1〜5.5(重量)%、鉄0
.1〜5.5(重量)%、タングステンおよびモリブデ
ンの少なくとも1つ 6〜20(重量)%、炭素 0.
05〜2.5(重量)Ob、残分ニッケルおよび付随的
な不純物から構成された表面硬化用合金が開示されてい
る。同様に、米国特許第2936229号明細書には、
硼素1.5〜4(重量)%、珪素 0〜4(重量)Ob
、炭素 0−3(重量)%、タングステン 0〜20(
重量ン%およびモソブデン 0−8(重量)%を含有す
るコバルト合金が開示されている。
米国特許第2675045号明細書には、ニッケル少な
くとも牛○(重量)%、硼素 1〜6(重量)%、約6
(重量)%までの珪素、銅3〜8(重量)%およびモリ
ブデン 3〜10(重量)%を含有する肉盛溶射可能な
合金が教示されている。タングステンは包含されていな
い。
米国特許第3471310号明細書には、種々の”典型
的な“合金が開示されている。1つは、モリブデン、珪
素、鋼、クロム、鉄、タングステン、残分ニッケルを含
有するが、硼素は全く含有されていない(第4欄、第3
行〜第10行)。他G工、硼素および鋼を含有するが、
モリプデレまたはタングステンは全くき有されていな−
・(第牛欄、第34行〜第41行)。この米国特許明細
書は、このような合金粉末をフラツクスと一緒に樹脂を
使用してクラッドすることに向げられて℃・る。化合物
の形での種々の7ラツクスの詳細な911が設けられて
いる(第8欄、第33行〜第54行)。
欧州特許第0009881号明細書(発行日1984年
1月11日ンは、コ・ζルト少なくとも46(重量)%
、ニッケルおよび(存在する場合に)鉄;クロム 27
〜35(重量)%;モリブデンおよび/またはタングス
テン 5〜15(重量)%;炭素および/または硼素0
.3〜2.25(重量)%;珪素および/またはマンガ
ン O〜3(重量2%;チタンおよび類似物0〜さく重
量)%;銅 0〜5(重量)%;希土類 ○〜2(重量
)%の合金組成物を包含−「る。しかし、炭素および/
または硼素 2(重量)%またはそれ以上が存在する場
合には、30(重量)%よりも多いクロムが存在すると
いつことを包含する一定の制限がある。10(重量)O
らよりも多い鉄は好ましい。また、好ましくは、硼素は
全く存在しないか、または存在する場合には、それは組
成物に対して1(重量)%以下を構成丁べきであつ;さ
らに、硼素を限定することは、重要な量の炭素が存在す
る場合に指114されている。
米国特許第4116682号明細書には、式二M8Tb
x。〔式中、Mは鉄、コA )v )、ニッケルおよび
/またはクロムであることができ、Tはモリブデンおよ
びタングステンを包含することができ、Xは硼素、珪素
および炭素を包含することができ、a、bおよびCI−
xそれぞれ原子比を表わ丁〕で示されるアモルファス金
属合金の種類が記載されている。硼素等のX群は、アモ
ルファス合金中の硼素的1.91景%に対して計算され
る10原子百分率の最大?有し、したがって硼素は、幾
らかは重なるのだけれども、自溶型の合金中の硼素含量
に比して特性的には低含量である。
上記した合金の幾つかは、25年間以上に亘って商業的
に使用されており、完全に成果?収めている。しかし、
極めて高い耐磨耗性が必要とされる場合には、炭化タン
グステンのような炭化物が、例えば英国特許第8674
55号明細書の記載と同様に添加される。この炭化物含
有合金シエ、高価であり、研磨仕上するのが困難であり
、融合して硬化し、かつ耐蝕性が殆んどない。
従って、本発明の目的は、耐蝕性および耐磨耗性の双方
な有する新規の合金組成物を得ることである。
更に、本発明の他の目的は、溶射法に対して改善された
自溶合金を得ることである。
発明を達成するための手段: 前記目的は、クロム 25重量%まで、モリブデン 1
0〜25重量%、タングステン0.5〜18重量%、銅
 0.1〜10重量%、硼素2〜6重量%、珪素 2.
5〜8重量り6および炭素 3重量%までからなり、そ
の際残分が付随的な不純物ならびにニッケル、コバルト
およびこれらの組合せ物からなる群から選択された金属
少なくとも3Ofi量%であり、かつ硼素および炭素の
総和が少なくとも2.5重量%である合金組成物によっ
て達成される。
本発明によれば、開発された合金材料は、高度の耐磨耗
性および耐蝕性7有する。この合金は、殊に常用の溶射
装置によって金舅基体上に溶射するのに好適であり、被
膜は、場合によってはその後に融合させることができる
本発明による合金組成は、 クロム       25重量f6まで、モリブデン 
    10〜28重債%、重量グステン    0.
5〜16重量%、銅             0.1
〜10重量%、硼素         2〜8重量%、
珪素        2.5〜8重量%、炭素    
    3重量%まで の広い範囲内にあり、その際残分は、付随的な不純物な
らびにニッケル、コノマルトおよびこれらの組合せ物か
らなる群から選択された金属少なくとも30重1%であ
り、かつ硼素および炭素の鑑和は、少なくとも2.5重
量%である。
好ましく ’=工、この範囲は次のよりに、クロム  
      2〜23重量%、モリブデン     1
0〜25重量%、タングステン    0.5〜10重
はりb、銅        0.1〜8重量%、硼素 
      2.5〜6重量%、珪素       2
.5〜5.5重量%および炭素       0.5〜
2重量り6であり、その際残分は、付随的な不純物なら
びにニッケル、コノマルトおよびこれらの組合せ物から
なる群から選択された金属少なくとも30重量%である
最も好ましくは、この組成は、 クロム      15〜20重量%、モリブデン  
  15〜20重量%、タングステン      1〜
4重量%、銅             1〜4重量%
、硼素        3〜5重量qら、珪素    
   3〜5重量デb1 炭素        0.5〜1重量06、ならびに残
分ニッケルおよび付随的な不純物である。
高い耐蝕性を維持するためには、鉄の全含量は、最小値
に維持しなけれはならず、一般に約1.0重量%未満、
好ましくは約0.5重量%未満でなければならない。
一定の高温腐蝕条件に対する抵抗のような使用要件に応
じて塗布性能の利点を得るためには、ニッケルは一般に
好ましいが、コノ々ルトは部分的または完全に置換させ
ることができる。
前記組成中に包含させることができる場合による元素は
、炭化物を形成させかつさらに耐蝕性を改善するために
約7重量%までの総和でジルコニウム、タンタル、ニオ
ブ、チタン、バナジウムおよびハフニウムである。他の
場合による元素は、融点?減少させかつ融合乞改善させ
るために約3重量%までの総和でマンガン、燐、ゲルマ
ニウムおよび砒素であり、かつ付加的な酸化および耐磨
耗性のためには、約2重量%までの総和でイツトリウム
および/またはセリウムのような希土類元素である。そ
の他の点で(工、付随的な不純物は、約2重量%未満、
好ましくは0.5重量%未満である。
本発明による組成物は、鋳造形または焼結形等で十分に
有用であることができるが、例えば溶接、移転アークま
たは好ましくは溶射によって被膜として適用するのに殊
に好適である。
この組成物がこれから得られる均質性の所望の利点を得
るために合金の形であることは、重要なことである。溶
射に適当な寸法および流動性tv合金粉末は、このよう
な形のものである。
このような粉末は、100メツシユ(米国規格の高寸法
)(149ミクロン)と約2ミクロンとの間の範囲内に
なければならない。
また、この粉末は、例えば溶射機の加熱帯域中で分解す
るプラスチックまたはポリエチレンもしくはポリウレタ
ンのような結合剤乞使用することにより線材または棒の
複合物の形に結合させることができるけれども、この粉
末は、常法で粉末型の溶射機を使用することにより吹き
付けられる。また、合金棒は、溶練溶射法に使用するこ
とができる。棒または線材は、常用の寸法および火炎溶
射用線材に対でる正確な許容差を有しなければならず、
したがって例えば6゜4?I11と20ゲージとの間の
寸法で変動する二とができる。
本発明による合金は、溶射したままの条件で使用するこ
とができるが、好ましくはプラズマ溶射が使用される。
このような場合には、粉末の寸法は、幾分微細に、例え
ば270メツシユ(53ミクロン)と2ミクロンとの間
になければならない。
また、被膜は、自溶合金についての常法で融合させるこ
とができる。このような目的のだめの出発粉末は、吹き
付けたままの使用に対して上記した記載のように寸法?
有することができるかまたは厚い被膜の場合には、粗大
な粉末は、例えば140=325メ:77ユ(105〜
44ミクロン)の間にある。融合温度は、約1100°
C〜1250°Cであるのが評価される。
本発明による合金被膜は、特に緻密で酸化物含量が低く
、かつこれまでの被膜ヶ凌駕して耐磨耗性および耐蝕性
の双方の点で重要な改善を示す。この破膜は、機械部品
の支承面および゛磨耗面として、特に例えば石油化学生
産装置、例ツサーロノ1;自動車の周面ならびにディー
ゼルエンジンピストンリングおよびシリンダ壁;発電お
よび加工工業用の煙道ガススクラノ々−の内面;パルプ
および製紙の加工装置、例えば蒸解がま、皮むき機およ
び回収ゼイラー;ガラス製造装置、例えば金型、金型取
付板、プランジャーおよびネックリング;発電ダイラー
氷壁、傾斜管、制御弁およびポンプ部品;ガスタービン
エンジン部品、例えばノズルおよび固定羽根セグメント
:機械の通路;印刷ロール;電気メツキ取付具;ロータ
リーエンジントロコイド、シールおよびエンドプレート
;エンジンクランクシャフト;ロールジャーナル;軸受
スリーブ;羽根の回転軸;イヤジャーナル;燃料ポンプ
ロータ;スクリューコンベヤ;11またはスレッドキャ
プスタン;シフトレノ々−フォーク;ドクターブレード
;農具;電動機軸;旋盤および研削盤のセンター;カム
従動節ン被覆することに関連して耐蝕条件が存在する場
合に卓越して好適である。
実施例: 次に、本発明を実施例につき詳説する。
例1 次の組成の合金粉末を溶融液から窒素微粒化によって得
たニ クロム          17.2重量%、モリブデ
ン        18.7重量%、タングステン  
      25重量%、銅            
2.0重量%、鉄                 
  0.6重量%、硼素            3.
7重量%、珪素            3.9重量%
、炭素            0.5重量%、残分ニ
ッケルおよび付随的な不純物。
この粉末を約−270メツシユ(53ミクロン)〜+2
ミクロンの寸法にした。この粉末馨次のノξラメータを
使用することにより、+6粉末口およびGEノズルを有
する、W7MBとしてメトコ社(Metco )によっ
て販売された、米国特許第3145287号明細書に記
載された型のプラズマ溶射機を用いて溶射した:3.5
−々−ルの圧力および95標準t/1itnの流量での
窒素−次ガス、3.5ノ々−ルの圧力および5.7b−
の流量での水素二次ガス、85〜90ボルトおよび30
0アンペアでめアーク、窒素キャリヤガスを1 OL’
mで使用することによる粉末供給量6に、/hおよび溶
射距離13備。支持体は、常法でグリッドプラスト仕上
によって得られた冷間圧延鋼であった。
厚さ0.6朋までの被膜を生じた。この吹き付けたまま
の被膜を共通に自溶合金被膜として6〜15ミクロン(
算術的平均)の仕上りに研磨した。硬さはRC55であ
った。
例2 本発明の範囲外の次のニッケル合金乞同降に製造し、か
つ溶射した(第1表)。
第  1  表 合金:  2a     2b     2c    
 2d(重量%)  (重1%)  (重量%)  (
重量%)クロム    16.2    17.7  
  16.2    17.7モリブデン   19.
3    19.δ    19.7    10.7
タングスプン    1.6            
  2.4      2.5銅          
   2.1     2.0     2.2鉄  
    0.5     0.7     0.06 
   0.6硼素  3.5  3.8  2.8  
2.7珪素  4.4  3.7  3.8 4.0炭
素  0.5  0.6  0.7  0.6例3 例1の合金粉末を同様に溶射し、次にそれをオキシアセ
チレントーチを用℃・て融合した。この被膜は、RC7
0の硬さおよびD P H(300)998のマイクロ
硬さを有した。
例1および例2の合金被膜を、これらの被膜を支持体か
ら除去しかつそれに80℃の25 %の硫酸溶液に3時
間暴露することによって耐蝕性につ(・て試験した。例
1の合金ならびに合金2b、2cおよび2 d ハ、年
間約0.2546(約0.1(ンチ)〜約0.508m
(約0.2 (7テ)の腐蝕率を示し;合金2aは、年
間約10゜16濡(約4インチ)の極めて高い腐蝕率を
示した。合金2aの試験では液体の明らかな変色が存在
したが、これとは異なり他のものは殆んど澄明なままで
あった。
例1および例2について測定されたマイクロ硬さは、D
PH300王子を使用することにより第2表に記載され
ている。
第  2  表 合金   DPH300(ミクロン) 例1   791     3.7      L9.
52a      746      4.9    
   25.72b      549      8
.3       49.72C7415,51g、2 2d      656      5.5     
  21.1これらの硬さは、本発明による合金に対し
て最高のものであり、低モリブデン合金に対して著しく
低く、かつタングステン不含合金に対して殊に低い。顕
微鏡検査によれば、ダイヤモンドの押込み回数あたりの
亀裂の平均数およびそれぞれ測定された13〜17回の
押込みに対する最長亀裂の平均的長さにより第2表中に
示したように押込みに隣接したマイクロ亀裂に対する相
関関係が判明した。これによれば、点荷重下でマ・fク
ロ亀裂に対するタングステン不含合金の予想されなかっ
た敏感性は磨耗量の係数で示される。
本発明による例1および例3の磨損抵抗ケ、被覆した試
料を鋳鉄板に対して水500 ml中の270メツシユ
(53ミクロン)〜15ミクロンの酸化アルミニウム研
磨粉150yのスラリーと一緒に滑り動作させることに
よって測定した。3.3 Kg/?yIIfの荷重を適
用し、表面動作は、20分間約122C%”secであ
った。被覆損失を測定した。
その後に融合しなかった例1の被1漠は、工業標準規格
と見なされる溶射AMS  4775Aの融合被膜の磨
損抵抗と比較可能な磨損抵抗を示した。意外なことに、
例3の融合被膜の耐磨耗性は、前記の英国特許第867
455号明細書による炭化タングステン50%を含有す
る融合AMS 4775A合金の耐磨耗性よりも大きか
った。
例1の合金の滑つ磨耗のデータを、フエイビル−L/ 
/S ル社(Fayv i I Ie−Leval l
e Corp。
Downers Grove在、イリノイ州、米国)に
よって販売されたαLFW−1.摩擦磨耗試験機を用℃
・て12000回転に対して直径3.5mの試論リング
および197  PPMで4 ’5 Kgの荷重を使用
することにより測定した。
溶線浴射法を用いて溶射されたモリブデン被膜と比較し
た結果は、第3表に示されており;このようなモリブデ
ン被膜は、実質的に自動車用ピストン圧縮リング上に一
般に使用される。
データは、硬質鋼に対する改善された摩擦抵抗ならびに
硬質鋼および鋳鉄の双方のリング表面の耐磨耗性におけ
る実質的な改善を示す。
第  3  表 例 1  モリブデン リング表面:硬質鋼 平均摩擦係数           0.12  0.
15ピーク摩擦係数           0.16 
 0.20被膜の耐磨耗性(傷あとの幅、mm)  1
.0   1.2リングの耐磨耗性(重量損失、mg)
0.3   1゜2リング表面:鋳鉄 平均摩擦係数           0.18 0.1
6ピーク摩擦係数           0.20  
0.20被膜の耐磨耗性(傷あとの幅、mu)  08
g  ’   1.0リングの耐磨耗性(重量損失、■
)  2.2  16.3本発明を詳細な実施態様に関
連して詳細((上記したが、本発明の精神および特許請
求の範囲内で生じる種々の変更および変形2行なうこと
は、当業者の当然とするところで1ちる。従って、本発
明は、特許請求の範囲の記載またはそれに相当する記載
によって限定されるもののみに向けられている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、高い耐磨耗性および耐蝕性を有する合金において、
    実質的に クロム25重量%まで、 モリブデン10〜28重量%、 タングステン0.5〜18重量%、 銅0.1〜10重量%、 硼素2〜8重量%、 珪素2.5〜8重量%および 炭素3重量%まで からなり、残分が付随的な不純物ならびにニッケル、コ
    バルトおよびこれらの組合せ物からなる群から選択され
    た金属少なくとも30重量%であり、硼素および炭素の
    総和が少なくとも2.5重量%であることを特徴とする
    、高い耐磨耗性および耐蝕性を有する合金。 2、実質的に クロム15〜20重量%、 モリブデン15〜20重量%、 タングステン1〜4重量%、 銅1〜4重量%、 硼素3〜5重量%、 珪素3〜5重量%、 炭素0.5〜1重量%、ならびに 残分ニッケルおよび付随的な不純物からな る、特許請求の範囲第1項記載の合金。 3、存在する場合、鉄は約0.5重量%未満である、特
    許請求の範囲第1項または第2項に記載の合金。 4、付加的にジルコニウム、タンタル、ニオブ、チタン
    、バナジウムおよびハフニウムからなる群から選択され
    た1つまたはそれ以上の元素約7重量%までの総和を包
    含する、特許請求の範囲第1項または第2項に記載の合
    金。 5、付加的にマンガン、燐、ゲルマニウムおよび砒素か
    らなる群から選択された1つまたはそれ以上の元素約3
    重量%までの総和を包含する、特許請求の範囲第1項ま
    たは第2項記載の合金。 6、付加的に希土類元素約2重量%までの総和を包含す
    る、特許請求の範囲第1項または第2項に記載の合金。 7、組成物が溶射用合金粉末の形である、特許請求の範
    囲第1項または第2項に記載の合金。 8、高い耐磨耗性および耐蝕性を有する合金の溶射用粉
    末において、実質的に クロム15〜20重量%、 モリブデン15〜20重量%、 タングステン1〜4重量%、 銅1〜4重量%、 硼素3〜5重量% 珪素3〜5重量%、 炭素0.5〜1重量%および 鉄0.5重量%まで、 ジルコニウム、タンタル、ニオブ、チタン、バナジウム
    およびハフニウムからなる群から選択された1つまたは
    それ以上の第1の元素の総和約7重量%まで、 珪素、マンガン、燐、ゲルマニウムおよび砒素からなる
    群から選択された1つまたはそれ以上の第2の元素の総
    和約3重量%まで、 希土類元素の総和約2重量%まで、ならびに残分ニッケ
    ルおよび付随的な不純物からなることを特徴とする、高
    い耐磨耗性および耐蝕性を有する合金の溶射用粉末。
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