JPS59215456A - 高耐アブレ−シブ摩耗,耐食,耐熱複合材料 - Google Patents

高耐アブレ−シブ摩耗,耐食,耐熱複合材料

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JPS59215456A
JPS59215456A JP8740083A JP8740083A JPS59215456A JP S59215456 A JPS59215456 A JP S59215456A JP 8740083 A JP8740083 A JP 8740083A JP 8740083 A JP8740083 A JP 8740083A JP S59215456 A JPS59215456 A JP S59215456A
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恒幸 井手
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大平 成一
Tadao Watanabe
忠雄 渡辺
Yoshikazu Kondo
近藤 嘉一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、高耐アブレーシブ摩耗、耐食、耐熱複−金材
料に関し、高硬度で強度も充分高く、耐摩耗性、特に耐
アブレーシブ摩耗性、耐アッシュエロージョンに優れ、
かつ、耐食性、耐熱性にも優れた複合材料に関するもの
である。
本発明は、少な(とも10%(以下%は重量%を表わす
)のFeを含む複硼化物よりなる硬質相を40〜95%
と、該硬質相を結合する結合相よりなる硬質焼結合金で
あり、該硬質焼結合金中の、B含有量3〜8%、 Cr
含有量35%以下、Ni含有量35%以下、Al含有量
2.85%以下%Si含有量0.03〜4.75%、C
含有量0.9596以下、0含有量2.3%以下であり
、かつMOおよびWのいづれか1種または2種の含有量
が(MoおよびW) /Bの原子比で0.3〜1.25
を満足する範囲内にあ1ハ残部がFeおよび少量の不純
物である硬質焼結合金を鉄基母材表面に0.5〜20叫
の厚さで接合することを特徴とする高耐摩耗性、特に高
耐アブレーシブ摩耗、高耐アッシュエロージョン耐食、
耐熱複合材料を提供するものである。
本発明に使用する硬質焼結合金(以後本硬質焼結合金と
いう)は、主要構成元素をIITJ記のようにし、特に
(MoおよびW)/Bの原子比を0.3〜1、25−’
 、好(まじ・くは、0.75〜1.25の範囲にした
ときに、硬度がHRA 80〜93の範囲で、130〜
300 kV−という高い抗折力を安定して示す。(M
oおよびW)/Bの原子比を1前後にとると何故、抗折
力が高ζかつバラツキが少な鳴なるのか、理由ははっき
りしないが、更に詳細に調べてみると硬質相を形成する
Fef!:含む複硼化物が、主としてMo2FeBzあ
るいはWFeB型またはこれらの混合した複硼化物と、
その他若干のMB、 、MzB、MxNyB型の硼化物
で構成されていることが判明した。さらに、特にW含有
量が多い場合にはWzFeB2型の複硼化物も認められ
た。
Mo2FeBz、 WFeBあるいはW2 F e B
 2型の複硼化物において、 MoとWは相互ニ、 F
eハCr、 Ni、 Coの元素と、部分的に置換して
いることが観察される。よって以下これら3種の複硼化
物のMoあるいはWが部分的に置換した形態、 Feが
Cr、 Ni、 Co  と部分的に置換した形態も含
めて、MozFeIlz 、  WFeB 。
W2FeBz型複硼化物と総称することにする。
これらのMo2FeBz、 WFeB、 WzFeBz
型の複硼化物を主体とした硬質相を形成させるためには
、少なくとも10%のFeを硬質相に含む必要がある。
なお、本焼結合金においてFeおよびFeを含む複硼化
物を用いたのは、 Feを含有する複硼化物の焼結体が
充分に高い硬度と靭性な示すこと、Cr JPNiなど
の適量添加によってステンレス鋼と同様の優れた耐食性
と耐熱性、耐酸化性を示すこと、 Feを主とした硼化
物粉末は工業的に容易に作ることができること、 Fe
は資源的に豊富であり、かつ安価であることによる。
本焼結合金の硬度は硬質相となる複硼化物の量と結合相
の量および結合相の硬度に依存する。本焼結合金の硬度
はHRAで80〜93の範囲である。
硬度をHRA 80以上にするには、硬質相の量を最低
40%必要とする。一方、硬質相の量が95%をこえる
と、硬度がHRA 93となるものの、抗折力が130
に一以下となる。よって硬質相の量は40〜95%の範
囲とする。
硬質相形成元素であるBは、硬質相を下限で40%形成
させるために396を必要とし、硬質相を95%形成さ
せるために8515を必要とする。よってBの限定範囲
は3〜896とする。
MOおよびWはB同様硬質相となる複硼化物を形成する
元素であり、(MoおよびW)/Hの原子比で0.3〜
1.25 、、、好まし、くは、・0.75〜1.25
を満足する範囲内で含有された時、本焼結合金は硬度H
RA 80〜93の範囲内で、130〜300 kg/
−という高い抗折力を安定して示す。さらに(Moおよ
びW)/Bの原子比を0.90〜1.20とすると、さ
らに高い抗折力が得られる。よってM。
およびWのいづれか1種または2種の含有量は。
(MoおよびW)/Bの原子比で0.3〜1.25 、
、好ましくは0.75〜1.25 、更に好ましくは0
.90〜1.20を満たす範囲とする。
Crは本焼結合金の耐食性、耐熱性および耐酸化性を向
上させるばかりでな(、Niと組合せて使用した場合に
は、結合相をオーステナイト化することにより本硬質合
金を非磁性にする働きを持つ。
本焼結合金を゛機械的強度と耐摩耗性を必要とし耐食性
ケ必要としない用途に適用する場合は、本焼結合金中に
特にCrを含有する必要はないが、通常はこれらの特性
と合わせて耐食性も必要とされる場合が多いので、耐食
性が必要な場合Crは下限で0、5%含まれることが好
ましい。一方%Cr含有量が35%をこえると耐食性、
耐熱性および耐酸化性の面からは優れるものの、機械的
強度が低下し、抗折力が130 kp/i以下となる。
よってCr含有量は35%以下、好ましくは0.5〜3
5%とする。
NiはCrと同様に耐食性、耐酸化性に役立つ元素であ
り、また結合相の組織をオーステナイト系の非磁性材と
する場合に必要とする元素である。これらの目的を達成
させるためには、最大35%までで目的を達する。
Coは硬質相であるMo2FeB2. WFeB、 W
2FeBz型硼化物中の主にreと置換可能な元素であ
り、また結合相がフェライト相である場合、結合相の赤
熱硬度を高める効果を有する。しかし35%をこえると
抗折力が130 kg/d以下となる。よって上限を3
5%とする。
Cuは本焼結合金の熱伝導性と耐食性を改善する目的の
場合に添加する元素であって、35%を越えると、硬度
および抗折力の低下を生ずる。よってCu含有量は35
%以下とする。
周期律表のIVa族のTi、 Zr、 HfおよびVa
族のV、Nb、Taの各金属はMo2FeB2. WF
eB、 WzFeBz型複硼化物型開硼化物くはWと置
換され、一部は単独の硼化物を作り、かつ一部が結合相
中での合金化のために消費される。これらIVa族、V
a族の金属は本焼結合金の硬度を向上させるばかりでな
く、液相焼結時の結晶粒の粗大化を防止する効果を持つ
。こわらの金属は全般に高価な元素であるが。
少皿の添加で大きな効果を示す。従ってこれらIVa族
、 Va族の金属はコスト面もかんがみ各金属の合計が
15%以下の範囲であれば、硬度、抗折力。
共に満足するものが得られる。よってこわらの金属の合
計は15%以下とする。勿論、これらは硼化物として添
加してもよい。
Cは酸化物の還元ならびに結合相の硬度を高めるのに効
果のある元素で、その効果により本焼結合金全体の硬度
を萬めるが、0.95%をこえても硬度は向上せず、か
えって抗折力が低下し始める。
よってC含有量は0,95%以下とする。
Alは原料粉から混入するものであって、BおよびOと
反応し、Al硼化物、Al酸化物を形成し・やす曵、特
にA4の酸化物は本焼結合金の焼結性を阻否する。従っ
て本焼結合金中に含まれるA4の量はできるだけ少ない
ことが好ましいが、1%以下であればその影響は比較的
少ない。しかし本焼結合金中へのOの混入を極力防止し
た場合、Alが2.85%以下であればAdによる害は
かなり小さなものにすることができる。よってAI含有
量は2.85%以下とする。
0はB、 Cr、 A6. Si等と反応して酸化物を
形成し、焼結性を阻害すると共に抗折力の低下とバラツ
キの拡大を生ずるため、その量は極力少なくした方が良
い。しかしその量が2.3 %以下であればその影響は
比較的少な(、よってC含有量は2.3%以下とする。
Slは主に原料粉から混入してくる元素である。
このS+は本焼結合金の焼結性を向上させ、密度の上昇
をもたらし、結果的に本焼結合金の機械的特性を向上さ
せる効果を有している。しかし0.03%以下ではその
効果は少なく、4.75%をこえると本焼結合金をかえ
って脆化させる。よってSi含有量は0.03〜4.7
5%とする。
なお、本焼結合金はボロン源として、水またはガスアト
マイズによって作成したFe−BまたはIi’e−B系
合金粉末を使用するか、場合によっては)、1T−Cl
ホoy粉末、 Ni、 Cr、 W、 Ti、A10等
の各ホライド粉末もしくはB単体相を用い、これらとM
o。
W、 ’I’i、 V、 Fe、 Cr、 Ni、 C
o、 Cu等の川内金属粉、もしくはこれらを2種以上
を含む合金粉とを所定の組成になるように配合し、必要
に応じて、炭素粉もしくは炭化物を混合し、これらの混
合粉を振動ボールミルを用い、有機溶媒中で湿式粉砕後
、乾燥造粒、成形を行い、該成形体を真空中または非酸
化性雰囲気中で、液相焼結を行うことにより製造される
。液相焼結法を用いることにより、本焼結合金はほぼ1
00%の密度となる。焼結の際の酸化防止のため、真空
、還元性ガス、あるいは不活性ガスなどの非酸化性雰囲
気中で、焼結を行うことが重要である。液相焼結は通常
1.100〜1.400℃で5〜90分行う。焼結温度
が1,100℃未満では、液相が充分な量出現しないた
め焼結が充分進行せず、空孔の多い焼結体となる。一方
、1、400℃をこえると液相焼結は充分進行するもの
の、結晶粒の粗大化と形状の崩れがおこり、抗折力の低
下を生ずる。また焼結時間が5分未満であると充分な高
密度化がなされず、一方90分をこえても、時間の経過
に見合う強度の向上がみられない。場合によっては強度
が低下することもある。よって90分以上の焼結時間を
とる必要はなLl 。
なお、本焼結合金の空孔を極力減少させる目的で液相焼
結法について述べたが、該目的を達成するためには液相
焼結法のみでなく、熱間静水圧プレス法、ホットプレス
法1通電焼結法においても充分にその目的を達すること
ができる。
このようにして得られた本硬質焼結合金は、優れた耐摩
耗性と共に耐食性、耐熱性を付与できる。
しかしながら本硬質焼結合金を実用に供する場合に、特
に必要な部分のみに適用して複合化して使用する場合が
生ずる。このような場合には、母材として鋼材を使用す
る。使用する鋼材は、JIS規格のss 1,1.sc
材、 8B相およびSTB材のような低炭素鋼、普通鋼
、 SU、T利、 SCM材、 SK材、 SKS材。
SKD材、 81(I(材、 SO3材、およびSUH
材のような低合金鋼、構造用鋼、工具鋼、ステンレス鋼
、耐熱鋼、高速度鋼、鋳鋼、鋳鉄等の板、線、棒、/(
′イブ、ブロック、切削加工材等を目的に応じて使用す
る。
接合方法は、本発明複合材の使用目的および使用条件に
よって異なるが、従来からの公知の方法を用いることが
できる。すなわち、銀ろう、銅ろう、ニッケルろう等に
よるろう付は接合、重置溶接等の溶接棒を使用した溶接
、電子ビーム溶接。
プラズマアーク溶接、レーザー溶接、拡散接合、粉末か
らの直接焼結接合法等を用いる。常温使用の場合には有
機高分子接着剤による接合を用いる場合もある。
本硬質焼結合金は熱膨張係数を常温からi、 o:o 
℃までで9〜13X10’/℃の範囲にでき、母材の鋼
材に近いので、ろう付けや拡ff、に接合、溶接等高温
での接合の場合に母材との熱膨張係数の差による残留応
力が小さ々、有利である。
また1本硬質焼結合金は、Bを3〜8%含有した鉄基の
複合硼化物系焼結合金であり、焼結は鉄基の硼化物とF
e、 Cr、 Ni等との間で生じる共晶液相焼結を利
用して相対密度100%のほぼ真密度焼結体としている
ため拡散接合を容易に行うことができる。また、焼結時
の液相出現を利用した圧粉体からの焼結と接合を同時に
進行させることも容易である。
本硬質焼結合金を母材に接合する厚さは0.5雪から2
0鰭の厚さの範囲である。0.5圏以下の厚さにするこ
とは粉末の圧粉体および焼結体製造上困難を伴い、また
20m以上の厚さにすることは複合体としての経済性が
な(なる。
接合の方法は、母材の鋼材の全表面を覆うように接合す
る方法、また表面積が大きい場合は、硬質焼結合金の板
やチップ、円筒状や円弧状のものを必要な表面積に応じ
て必要な数をすき間なく接合する方法、または、硬質焼
結合金の板やチップ。
円筒状や円弧状のものを所要の間隙を設けて接合する方
法をとる。粉末圧粉体からの直接焼結接合法の場合に、
接合する粉末圧粉体を複数個、使用する場合には、粉末
圧粉体が焼結接合される場合に約20%の寸法収縮を示
すのでその分丈、焼結体相互の間に間隙を生じるが、サ
ンドエロージョンやフライアソンユによるエロージョン
防止の場合等には、充分な効果を示す。
N1ろライ」けや、拡散接合の場合には、接合温度がi
、 o o o℃以上で1.275℃にも及ぶため鉄基
母材の結晶粒が粗大化し、当初の機械的強度が得られな
い場合が生ずる。母材の当初の機械的強度が必要な場合
には、使用した母材に応じた調質熱処理をほどこすこと
によって機械的特性を回復することが出来る。例えば、
炭素鋼等は950℃位で不活性雰囲気や真菟中で10分
〜1時間加熱した後急冷する規準熱処理によって、低下
した強度をもとに回復できる。構造用鋼や、工具鋼など
は、油焼入れ後焼戻し熱処理を、ステンレスH11では
、950℃〜1.200℃での溶体化処理後油冷速度で
の急冷など、使用する母材に公知の方法で熱処理する。
こしらの熱処理によって、接合した硬質焼結合金の機械
的特性が大きく変化することはないが、特に高硬度とし
た焼結合金の場合には水冷では焼き割れを生ずることが
あるので、冷却速度を遅くする必要がある。
本願発明は高耐摩耗、耐食、耐熱複合材料であり、多く
の耐摩耗用に使用できるが、特に効果が大きい用途につ
いて下記に示す。最も効果が大きい用途としては、耐サ
ンドエロージョン、耐アッシュエロージョン等や乾燥状
態または湿式状態での、土・砂、粉塵1石炭灰等による
アブレーシブ摩耗(ひつかき摩耗)に極めて強い。この
使用例を更に細分すると、カウンング摩耗、グラインデ
ング摩耗、スフラッチング摩耗である。使用される条件
は常温から1.000℃までの温度範囲である。
上記の耐摩耗性については従来から使用されている工具
鋼や、窒化鋼、高Cr鋳鉄、ステンレス鋼の約5倍から
60倍の耐摩耗性を示す。これらの用途としては、石炭
焚きボイラーの排気軸流ファンの真先端部への拡散接合
、ろう付けまたは溶接、流動床ボイラー炉内水管保護の
ための水管への拡散接合、ろう付け、または溶接、ある
いは他の鉄基合金への接合を行った複合材料を木管表面
に溶接する方法、砂や高硬度鋳鉄、マルテンサイト系高
硬度鋼ショツトブラスト用のインペラ、およびショット
γ内へのろう付け、拡散接合、石炭、コークス、焼結鉱
石処理、運搬装置、選鉱機給鉱設備、高炉装入装置、石
灰石、鉱石、岩石等の破砕機、粉砕機、分級機振動コン
ベアー、空気輸送パイプ、振動コンベア等の部材として
のろう付け、拡散接合、土木建築用トラックター等建機
類のキャタピラ−スプロケットビン等の部品、パケット
、爪、等部材へのろう付け、拡散接合、砕岩機、掘削用
ドリル先端への拡散接合、ろう付け、樹皮剥離機械のカ
ッタ刃先へのろう付け、拡散接合、更に耐食性を要求さ
れる土砂を伴った。海水や汚水用のポンプの羽根、軸受
はスリーブ、ケーシング。
遠心分#I機や鉱石、移動用のスクリュー羽根等へのろ
う付けや溶接または鉄基合金へ接合したプレートのはり
付は等々である。
次に金属加工工具としての用途がある。
打抜きダイスやパンチの摩耗部分へのろう付けや拡散接
合、ガイドロール、ガイドプレート、ガイド棒、銅棒の
圧延ロール、ライナーなど、鉄鋼、およびCu 、 k
l 、 Zn等非鉄金属加工機の部品としての摩耗の激
しい部材へのろう付けや拡散接合がある。更に疲労摩耗
を伴うものとして、金属や紙、プラスチック、木の切断
用の刃先についても同様の接合により使用する。
なお、上記の用途のうち、常温程度で温度の上昇が少な
く、また、金属接合のような強い接合強度を要しない部
材については、育成高分子の接着剤による接合で充分で
ある。
次に本発明を実施例により説明する。
実施例1゜ 13%B、5%Cr、 Fe Bai、の粉末ニMO粉
末50%、Ni粉末3%、 Fe粉末4%、黒鉛粉末0
.396とパラフィンを混合し、ボールミルで、平均粒
径1.3μmに湿式粉砕し、乾燥造粒後5001c2/
ThJで圧粉成型し、真空中で4.5 X 10 ”J
’orrで1.250 ℃で焼結した。1勢られた50
+w+ X 50+++m X 4μmmの焼結体をJ
I8規格BNi−2のB  Z75〜3.75%、Cr
6.0〜8.0  %、 Si   4.0〜5.0 
 %、 Fe   2.0〜4.0  %Ni Ba1
.よりなるNiろう粉末で真空中、1.050℃でSU
S 405に接合した。同じ焼結体を5US405上に
おき、1.0  ’I’orrの真壁中で1.220℃
に加熱して拡散接合した。
実施例2゜ 16%B %Fe BaAの粉末にMo粉末51%、C
r粉末1.3%、Ni粉末3 L黒鉛粉末0.3%とペ
ラフィンを混合し、実施例1と同様の処理を行−って5
゜馴X 50 TLrmX 4 ++onの焼結体を得
、軟鋼板上にJIS規格BAg−2のAg34〜36%
、Cu25〜2796、  Zn  19〜23 %、
cd 17〜19%のAgろう粉末で780℃に加熱し
て接合した。
実施例3゜ 1096B、13%Cr 、 Fe Bad、の粉末に
、MoB粉末1496、Mo粉末38%、Ni粉末3%
、Cr粉末596、W粉末4%、 Fe粉末17%、グ
ラファイト粉末0.5%とパラフィンを混合()、ボー
ルミルで平均粒径1.1μmに湿式粉砕し、乾燥、造粒
後圧粉成型し、真空中10 ”Torr テ1.275
℃テ焼結り。
た。得られた50朋X 50箪X5mの焼結体を8U8
405上に実施例1のNiろうで1,050℃で接合し
た。
実施例4゜ lO%B、13%Cr 、 Fe Ba1.の粉末にM
o粉末33%、 Nj粉末854.Cr粉末19%、 
Fe粉末46%1.グラファイト粉末0.45%とパラ
フィンを混合し、ボールミルで平均粒子+ i、 oμ
に湿式粉砕し、乾燥造粒後1.000 kqMの圧力で
圧粉成型後、5O8304板上に圧粉体を乗せ、真空中
10〜3Torrで1、275℃で焼結接合を行った。
上記実施例1〜3について、ンヨットブラスト。
サンドブラスト、およびフライアッシュによる耐摩耗テ
ストを行った。
試験機はショツトブラスト機を使用し、インペラー後方
壁面に各テストピースを置き試験を行った。ショットは
、マルテンザイト系でci、o96、sio、s%、M
n0.7%、の成分であり、HmV900の硬度をもっ
#8oスチールグリッドである。8 io+は粒度25
0μInのものを使用した。比較材として従来からこの
用途に使用されている高Cr 高C白銑である27Cr
鋳鉄(C2,25〜2.85%、Si0.25〜1.0
%、Mn  0.50〜1.25%。
Cr 25〜30%%vO125〜20%、Mo 〜6
.5%)を使用した。また、フライアッシュテストは、
5i(L+ 54%、A#zOa 22%、CaO59
6、Fears 5%を主成分とするもので、流速50
 m/secでノズルから試料に吹きつけて行った。比
較材lこは窒化処理鋼を選んだ。
実施例1,2.3と比較例の高Cr鋳鉄および窒化鋼の
結果をqS1表に示した。スチールグリッドでは、高C
r鋳鉄の8〜15倍、SiO2粒では6〜10倍の寿命
を示した。フライアッシュのテスト結果では、窒化鋼に
比較して30倍から62倍の長痔命を示した。漫炭焼人
鋼に対しては窒化鋼の場合よりも更に高寿命で最大80
倍を示した。なお、試験中に接合試片の剥離等は生じな
かった。
第1表 実施例4の接合材を海水中20℃でlO日間浸漬腐食試
験を行った。腐食減量は0で・あり、海水中での腐食に
も強い。
同じ試料を大気中で700℃、800℃、900℃にそ
れぞれ各1時間加熱して酸化増量をifl定した。測定
結果は0〜0.32 m7/r、aであり、高温でもほ
とんど酸化されないことがわかった。硬度は常温でl−
1v 740,800℃でl−1v 450を保ってお
り、高温での硬度も高く、高温での耐摩耗性も充分高い
ことがわかった。
特許出願人  東洋鋼鈑株式会社

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  少な(とも10%(以下%は重量%を表わす
    )のFeを含む複合硼化物よりなる硬質相を40〜95
    %と5該硬質相を結合する結合相5〜60%よりなる硬
    質焼結合金であり、該硬質焼結合金中のB含有量3〜8
    %、 Cr含有fi35%以下、Ni含有量35%以下
    、kl含有量2.85%以下、Si含有jl 0.03
    〜4.75%、C含有量0.95%以下、0含有量2.
    3%以下であり、かつMoおよびWのいづれか1種また
    は2種の含有量が(MoおよびW)/Bの原子比で0.
    3〜1.25を満足する範囲内にあり、残部がFeおよ
    び少量の不純物である硬質焼結合金を鉄基母材の表面に
    0.5〜20間の厚さで接合することを特徴とする高耐
    アブレーシブ摩耗。 耐食、耐熱複合材料。
  2. (2)  MoおよびWのいづれか1種または2種の含
    有量が(MoおよびW)/B(D原子比で0.75〜1
    .25を満足する範囲である特許請求の範囲第1項記載
    の複合材料。
  3. (3)  CuまたはCOの含有量が35%以下である
    特許請求の範囲第1項および第2項記載の複合材料。
  4. (4)  Ti、 V 、 Nb、 Ta、 Hf、お
    よびZrから選ばれた1種以上の金属の合計含有量が1
    596以下である特許請求の範囲第1項、第2項および
    第3項記載の複合材料。
  5. (5)  接合後、調質熱処理または焼入れ、焼戻し熱
    処理をした特許請求の範囲第1項、第2項、第3項およ
    び第4項記載の複合材料。
JP8740083A 1983-05-20 1983-05-20 高耐アブレ−シブ摩耗,耐食,耐熱複合材料 Granted JPS59215456A (ja)

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