JPS62110583A - 車両組立時の車体搬送方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ０発明の目的 （１１産業上の利用分野 本発明は、搬送方向に沿って設定された複数の組付は位
置で各種部品を車体に組付けて車両を組立てるための車
両組立時の車体搬送方法に関する。

（２）　　従来の技術 従来、車両組立工程で車体はオーバヘッドコンベアある
いはスラントコンベアにより、前後方向を搬送方向と同
一にして搬送されるのが一般的である。

（３）発明が解決しようとする問題点 ところで、車両組立工程は組付けるべき部品点数が多く
、しかも流れ作業であるために重労働であり、自動化を
図る傾向が強くなって来ている。

しかし従来のように車体の向きが一定であると、たとえ
ばエンジンルームやトランクルーム内などの部品組付け
にあたっては、自動組付は装置の動きが複雑となり、時
間がかかり過ぎたり、設備費が高くなり過ぎる等の問題
がある。

本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、車
両組立工程の自動化を容易とした車両組立時の車体搬送
方法を提供することを目的とする。

Ｂ０発明の構成 （１）問題点を解決するための手段 本発明によれば、各組付は位置での組付は作業特性に応
じて車体の向きを変化させながら車体を搬送する。

（２）作　用 車体の向きが変化するので、各組付は位置での組付は作
業が容易となり、自動化が容易となる。

（３）実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明すると
、先ず第１図において、車両組付は工程で、車体１は自
走台車２上に載置され、その自走台車２により搬送方向
３に向けて搬送される。しかも搬送方向３に沿って複数
の組付は位置Ｐ１゜Ｐ２・・・が設定されており、各組
付は位置Ｐ１．Ｐ２・・・で車体ｌへの各部品の組付は
作業が行われるが、自走台車２は各組付は位ｆＰＬ、Ｐ
２・・・での作業特性に応じて車体１の向きを変化させ
るように作動する。

第２図を併せて参照して、自走台車２は、矩形状の基台
４と、該基台４の長手方向に間隔をあけた位置で基台４
上に立設される一対のガイドボスト５と、それらのガイ
ドポスト５に沿って昇降可能であり車体１を載置するた
めの載置腕６と、基台４の下部に軸支される４つの車輪
７とを備える。

各車輪７は、基台４の中央を中心とする仮想円８上でし
かも四角形の各頂点位置に配置されており、これらの車
輪７を操舵して駆動することにより、自走台車２の向き
、すなわち自走台車２上の車体１の向きを任意に変化さ
せることができる。

第３図および第４図において、各車輪７は、下方に開い
た略Ｕ字状の支持部材９に水平な軸線を有して軸支され
ており、この支持部材９の上部に一体的に突設された支
軸１０が、鉛直軸線まわりに回動自在にして支持腕１１
に支承される。しかも支持腕１１は基台４に固着される
。

支持部材９の側部には電動またはエアモータ１２が支持
、固定されており、このモータ１２の出力軸１３は、車
輪７の軸１４に同心に連結される。

支持腕１１から上方に突出した支軸１０の上端には、揺
動アーム１５の一端が固定的に連結される。また揺動ア
ーム１５の他端には、エアシリンダ１６のピストンロッ
ド１７が鉛直なビン１８を介して連結される。またエア
シリンダ１６は、基台４に周設したブラケット１９にビ
ン２０を介して水平に支承される。

エアシリンダ１６の伸縮作動により支軸１０すなわち支
持部材９は鉛直軸線まわりに回動し、これにより車輪７
の操舵が行われる。

次にこの実施例の作用について説明すると、車体１は基
台４の長手方向に直交するようにして、載置腕６上に載
せられる。この状態で、車体１の前後方向を搬送方向３
に一致させて搬送するときには、各車輪７を、第２図で
示すように搬送方向３に一致させて、モータ１２を作動
する。このように車体ｌの向きが搬送方向３に一敗して
いる状態では、たとえば、車室内の計器盤、シート、フ
ロアマット、ステアリングホイルの取付けや天井張りな
どの作業が行われるとともにドアの取付けが行なわれ、
さらにブレーキドラムやタイヤ等の足まわりの組付けも
行なわれる。

次いで、第１図で示す組付は位置Ｐ２のように車体１の
向きを搬送方向３と直交させるときには、各車輪７を操
舵して第２図の仮想円８に沿うように各車輪７を向けて
モータ１２の作動を行なう。

これにより、自走台車２をその鉛直中心線まわりに９０
度回動させることができる。その後、各車輪７の向きを
搬送方向３に一致させてモータ１２を作動することによ
り、車体ｌの向きを搬送方向３に直交させて搬送するこ
とができる。

このように、車体１の向きが搬送方向３と直交する状態
では、たとえばエンジンルームへのエンジン、ラジェー
タタンク、ブレーキ類、バッテリ、ダイナモ、エアコン
デショナ等の取付け、車体１の前部へのフロントバンバ
やヘッドライト等の取付け、トランクルームへのマット
、予備工具および予備タイヤの組付け、車体１の後部へ
のストップランプやバンパ等の取付け、マフラー、ショ
ックアブソーバ、リヤアクスル、ステアリングシャフト
等の取付けが行われる。

こうして、車体組立工程では、各種部品を取付は易いよ
うに車体１の向きを変化させながら車体ｌの搬送が行わ
れる。

以上の実施例では、自走台車２で車体１を搬送するよう
にし、しかもその自走台車２を鉛直中心線のまわりに回
動させて車体１の向きを変えるようにしたが、車体１を
搬送するだめの構成および車体１の向きを変化させるた
めの構成は、上述の実施例のものには限定されない。

Ｃ３発明の効果 以上のように本発明によれば、各組付は位置での組付は
作業特性に応じて車体の向きを変化させながら車体を搬
送するので、各種部品を取付は易くなり、組付けの自動
化を行ない易くなる。また自動化を行わない場合にも、
作業員が歩行しなければならない距離が短縮され、組付
工程の全長も短縮される。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すものであり、第１図は車
両組立工程の一部を示す側面図、第２図は自走台車の拡
大平面図、第３図は自走台車の要部横断平面図、第４図
は第３図の■矢視縦断側面図である。 １・・・車体、３・・・搬送方向、ＰＬ、Ｐ２・・・組
付は位置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 搬送方向に沿って設定された複数の組付け位置で各種部
   品を車体に組付けて車両を組立てるための車両組立時の
   車体搬送方法において、各組付け位置での組付け作業特
   性に応じて車体の向きを変化させながら車体を搬送する
   ことを特徴とする車両組立時の車体搬送方法。