JPS62109742A - 柔軟材料で形成された二重巻締缶 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、プラスチック等の柔軟材料で形成された缶胴
体に金属蓋体を二重巻締した缶、特にその巻締部から缶
胴体が抜脱するのを防止した二重巻締缶に関する。

従来の技術 従来、ポリエチレンテレフタレート等のプラスチック材
料で形成された缶胴体に金属蓋体を二重巻締した缶体が
提案されている。ところが、このような缶体に従来のよ
うな二重巻締を行なうと、充填物が炭酸飲料等内圧が常
時高く作用するものである場合、内圧によって缶胴体が
厚み方向に歪み、巻締部に張力が作用してボディフック
部が序々に短かくなり、ついには巻締部から金属蓋体が
す９抜けてしまうことがある。

この現象は、缶胴体が薄い柔軟材料で構成されている場
合、特に著しい。

この問題を解決するために、従来、巻締部に接着剤を使
用したもの、又は特開昭６０−４５１４６号公報に記載
されているようにポリエステル缶胴体の巻締部を一部熱
結晶化させるもの、さらに特開昭６０−４５１４５号公
報に記載されているようにプラスチック缶体のアッパー
クリアランス部を構成する缶胴体厚を曲の部分より肉厚
にしたもの等が提案されている。

発明が解決しようとする問題点 上記のように、プラスチック材からなる缶胴体に金属蓋
体を巻締した缶体の巻締部の抜脱防止法は、種々提案さ
れているが、未だ完全なものとは言えず、又はポリエス
テル等特定の材料にしか適用することができ々い等の問
題があったＯ 本発明は、上記実情に鑑み創案されたものでて柔軟性の
ある材料で形成された缶胴体に金属蓋体を巻締した缶体
に於いて、缶胴体の巻締部からの抜脱を、蘭学な方法で
効果的に防止することができる抜脱防止巻締構造を有す
る缶体を提供することを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するための技術的手段を実施例に対応
する第２図を用いて説明する。

本発明は、缶胴体１と金属蓋体５との二重巻締部Ｓ内に
、缶胴体１と金属蓋体５とが互に噛１が抜脱するのを防
［卜するようにしたものである。

前記噛み込み係止部は、種々の形態のものを採用した。

作用 巻締部内に於いて、缶胴体１と金属蓋体５とが互いに噛
み合って係止しているから、内圧によって缶胴体が歪を
受けても、その歪応力にょる巻締部への張力は缶胴体１
と蓋体５とが噛み込む方向に作用する。従って、巻締部
Ｓがら缶胴体ｌが抜脱するのを防止することができる。

実施例 以下、図面に示した実施例に基づいて本発明を詳述する
。

第１．２図は、本発明の第１実施例を示す。

缶胴体１のボディウオール部の二重巻締した状態でカバ
ーフック６先端が位置する箇所に、第１図に示すように
フランジ部側が缶胴体１に対して直角で缶胴体側が斜め
に傾斜しているノツチ４ｆ形成する。上記のノツチ４を
形成した缶胴体１と金属蓋体４を二重巻締すると、巻締
押圧力によってカバーフック６先端が第２図のようにノ
ツチ４と噛み込んで保合維持される。従って、缶体の内
圧が作用して、胴体１が巻締部から抜脱しようとしても
、ノツチ４の直角切欠縁がカバーフック６の先端縁と係
合して移動が阻止される。

第３図は、第２図の保合状態を実現する他の実施例であ
る。本実施例は、缶胴体１が柔軟な材料であるから金属
蓋体のエッヂを喰い込ませることができるのを利用した
もので、第１図のように予めボディウオールにノツチを
形成しないで、第１巻締工程で蓋カール部先端縁を第一
巻締ロールで缶胴体のボディウオール３に喰い込むよう
に加圧して巻締める方法を採用した◎核力法は、蓋体５
のカール部の先端を通常より浅くカールして第一巻締工
程を実施することで達成できる。このようにして巻締め
ることＫよって、第２図と同様な巻締状ｍｔ得ることが
できる。

さらに、第４．５図は池の実施例である。本実施例では
、缶胴体１のフランジ部の巻締後にボディフックとなる
位置に第４図に示すように複数個の突起８又は複数条の
突条を設けたものである。該突起８は、蓋体５のカール
部に塗布されたコンパウンド９に巻締時に噛み込み、結
果的に第５図に示すように蓋体５のシーミングウオール
７に噛み込んだ状態を呈し、缶胴体の抜脱を防止するこ
とができる。従って、本実施例では、粘着力が高いコン
パウンドを使用してコンパウンド被膜厚さも通常より厚
くすることによってより効果を高めることができる。

発明の効果 本発明は以上のように１巻締部に於いて缶蓋体と缶胴体
が噛み込んで係止しているので、缶体内に高い内圧が作
用して強い引張力が巻締部の缶胴体に作用しても耐える
ことができ、巻締部の抜脱を完全に防止することができ
る。

また、本発明は、特に缶胴体の材質を特に限定すること
なく、柔軟な材料で形成されているすべての缶体に容易
に適用でき、構成も簡単である。

以上のように、本発明は実用上程々の顕著な効果を奏す
るものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すものであり、第１図は缶胴
体の一部断面図、第２図は第１図の缶胴体を二重巻締し
た巻締部の一部断面図、第３図は曲の実施例の説明図、
第４図はさらに他の実施例の缶胴体の一部断面図、第５
図は第４図の缶胴体を二重巻締した巻締部の一部断面図
である。 １：缶胴体　２：７ランク部　３：ボディウオール　４
：ノツチ　５：蓋体　６：カバーフック　７：シーミン
グウオール　８：突起９：コンパウンド 特許出願人　　東洋製罐株式会社 出願人代理人　弁理士　佐　　藤　　文　　男（ほか２
名） 第１図 第３図 第　　　４　　　図 算　　　５　　　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）プラスチック等の柔軟な材料から形成された缶胴体
   の開口部に金属蓋体を二重巻締した缶に於いて、巻締部
   内に前記缶胴体と前記金属蓋体とが互に噛み込んで軸方
   向の移動を阻止する係合部を設けたことを特徴とする柔
   軟材料で形成された二重巻締缶 ２）前記係合部が、ボディウォールに形成されたノッチ
   にカバーフック先端が係合することによつて構成されて
   いる特許請求の範囲第１項記載の二重巻締缶