JP2846928B2 - 缶蓋の巻締方法 - Google Patents
缶蓋の巻締方法Info
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Description
関する。
ように、外方に向かって折り曲げたフランジ部20を備え
た缶胴Xの開口に、シーミングパネル部21を備えた缶蓋
Yを被冠し、次いでシーミングパネル部21を押圧成形し
て二重巻締加工が行われる。前記シーミングパネル部21
は、その外周端部が内包に向かって断面円弧形状にカー
ル部22を有している。このような缶蓋Yを缶胴Xに被冠
して二重巻締めすることにより、第6図に巻締状態を示
すように、カール部22が十分なエンドフック23を形成し
て確実な巻締めが施される。
由から、缶胴にネックイン加工を施すことが一般的とな
っている。缶胴にネックイン加工を施すことにより、該
缶胴の開口は縮径されるので、該開口に被冠する缶蓋の
径を小として缶蓋材料を節減することができる。
第7図に示すように、予め缶胴Xにネックイン部24を形
成し、その後に該缶胴Xに缶蓋Yを被冠することが知ら
れている。
を缶蓋Yの径に合致させることができ、該缶蓋Yのシー
ミングパネル部21のカール部22が缶胴Xのフランジ部20
に突き当たることなく缶胴Xに缶蓋Yを被冠することが
可能となっている。
に、その作業工数が増加する不都合がある。
ことが提案されている。これにより、缶蓋Yの被冠に先
立ってネックイン部24を形成する作業を排除することが
でき、作業工数を削減することができる。
には、該缶胴Xがネックイン部を形成するための間隙m
を存しており、このため、ネックイン加工を未だ施して
いない缶胴Xに缶蓋Yを被冠する際には、第8図中仮想
線示した缶蓋Yのシーミングパネル部21のカール部22
が、缶胴Xのフランジ部20に突き当たって缶蓋Yの被冠
が困難となる。
ネル部21にカール部22を形成しない状態で缶胴Xへの被
冠することが考えられる。
を形成しない場合に缶蓋Yの二重巻締めを行うと、第1
巻締めにおいて急激に巻締め量が増加されるので、巻締
部分にシワ等が発生して巻締不良となるおそれがある。
また、第9図に示すように、缶蓋Yのシーミングパネル
部21の先端25が缶胴Xのに突き当たり、エンドフックが
形成されないばかりか、十分な巻締めを施すことができ
ない不都合がある。
クイン加工を施すことなく該缶胴に缶蓋を被冠すること
ができ、しかも、該缶胴に確実に缶蓋を二重巻締めする
ことができる缶蓋の巻締方法を提供することを目的とす
る。
胴に缶蓋を巻締める方法であって、缶胴の開口の外周縁
に外方に向かって形成されたフランジ部に、缶蓋の外周
に沿って形成されたシーミングパネル部を重合して缶胴
に缶蓋を被冠した後、缶胴のフランジ部と重合した部分
より外方に延びる缶蓋のシーミングパネル部の外周端部
をその先端縁が缶胴のフランジ部の先端縁の内方に位置
するように断面円弧形状にカール成形する工程と、次い
で、缶蓋に第1巻締加工を施すと同時に缶胴にネックイ
ン加工を施す工程と、続いて前記第1巻締加工を更に深
める第2巻締加工を程す工程とからなることを特徴とす
る。
たフランジ部が備えられている。
れている。
ル部を重合して缶胴に缶蓋を被冠した後、缶胴のフラン
ジ部と重合した部分より外方に延びる缶蓋のシーミング
パネル部の外周端部を断面円弧形状にカール成形する工
程を行う。このとき、該シーミングパネル部のカール成
形した部分の先端縁は、缶胴のフランジ部の先端縁の内
方側に位置するように成形する。
パネル部の外周端縁をカール成形するので、缶胴に予め
ネックイン加工を施すことなく缶蓋の被冠を可能とす
る。
ックイン加工を施す。このとき、前記シーミングパネル
部の外周端縁がカール成形されているのでシワ等の発生
が防止される。しかも、シーミングパネル部のカール成
形された先端縁は、缶胴のフランジ部の先端縁の内方側
に位置しているので、缶胴にシーミングパネル部の先端
が突き当たることなく円滑な巻締めが行われる。
する。
カール成形の工程を示す説明的断面図、第3図及び第4
図は二重巻締加工及びネックイン加工の工程を示す説明
的断面図である。
ジ部2を備えるプラスチック等の合成樹脂製の缶胴、3
は外周縁にシーミングパネル部4を備えるアルミやスチ
ール等の金属製の缶蓋である。また、5はシーミングチ
ャック、6は缶蓋の外周にカール成形を施すカーリング
レール、7は第1巻締加工及びネックイン加工を施す第
1巻締レール、8は第2巻締加工を施す第2巻締レール
である。
はその巾寸法を、缶胴1のフランジ部2の巾寸法よりも
大に成形されている。
ように、缶胴1のフランジ部2上に、缶蓋3のシーミン
グパネル部4を重合して缶胴1に缶蓋3を被冠する。こ
のとき、缶蓋3は、シーミングパネル部4の外周端部9
が、缶胴1のフランジ部2と重合した部分より外方に突
出する状態で缶胴1に被冠される。
らシーミングチャック5によって被冠状態が維持され、
カーリングレール6によって缶蓋3のシーミングパネル
部4の外周端部9を押圧成形される。該カーリングレー
ル6は、その前記シーミングパネル部4の外周端部9に
対応する位置にカール成形する形状に対応するカーリン
ググルーブ10を備えている。該カーリングレール6によ
って、缶蓋3のシーミングパネル部4の外周端部9は、
断面円弧形状にカール成形される。このとき、該シーミ
ングパネル部4のカール成形した部分の先端縁11は、缶
胴1のフランジ部2の先端縁12の内方側に寸法lを存し
て位置するように形成される。
ングパネル部4の外周端部9を寸法lを存してカール成
形するので、後述する巻締めを施した後に十分なエンド
フックを得ることができ、また、缶胴1に予めネックイ
ン加工を施すことなく缶蓋3を被冠することができる。
3図に示すように、缶蓋3のカール成形されたカール部
13が、第1巻締レール7によって押圧されて該缶蓋3に
第1巻締加工が施される。該第1巻締レール7は、カー
ル部13に対応する位置に第1シーミンググルーブ14を備
えている。更に、第1巻締レール7は、第1シーミング
グルーブ14の下方部に第1顎部15を備えている。これに
より、缶蓋3は前記第1シーミンググルーブ14によって
第1巻締加工が施され、同時に缶蓋1は前記第1顎部15
によってネックイン加工が施される。
カール成形されているので第1巻締加工時における巻締
量の差を小としてシワ等の発生が防止される。更に、前
述したように、シーミングパネル部4のカール部13の先
端縁11は、缶胴1に突き当たることがないので、缶蓋3
に円滑に第1巻締加工を施すことができる。
後、第4図に示すように、缶蓋3の第1巻締加工された
部分が、第2巻締レール8によって押圧されて更に深く
巻締められて、該缶蓋3に第2巻締加工が施される。該
第2巻締レール8は、缶蓋3の第1巻締を更に深めるた
めの第2シーミンググルーブ16を備えている。更に、第
2巻締レール8は、前記第1顎部15によってネッキング
加工が施されたネッキング部17を押さえる第2顎部18を
第2シーミンググルーブ16の下方部に備えている。これ
により、缶蓋3は、第2顎部18によってネッキング部17
の形状を維持された状態で、前記第2シーミンググルー
ブ16によって第2巻締加工が施される。
胴に缶蓋を被冠した後に、缶蓋の第1巻締加工に先立っ
てシーミングパネル部の外周端部をカール成形するの
で、その先端縁が缶胴に突き当たることがなく、該缶蓋
を二重巻締めした後に十分なエンドフックを得ることが
できる。
施すことなく缶蓋を被冠することが可能なので、作業工
数を削減することができる。
すことの困難な容器に対しても、缶蓋が被冠できるの
で、プラスチック容器等に好適な巻締方法を提供するこ
とができる。
ール成形の工程を示す説明的断面図、第3図及び第4図
は巻締加工及びネックイン加工の工程を示す説明的断面
図、第5図乃至第9図は従来の缶蓋の巻締工程を示す説
明的断面図である。 1……缶胴 2……フランジ部 3……缶蓋 4……シーミングパネル部 9……シーミングパネル部の外周端部
Claims (1)
- 【請求項1】円筒状の缶胴に缶蓋を巻締める方法であっ
て、缶胴の開口の外周縁に外方に向かって形成されたフ
ランジ部に、缶蓋の外周に沿って形成されたシーミング
パネル部を重合して缶胴に缶蓋を被冠した後、缶胴のフ
ランジ部と重合した部分より外方に延びる缶蓋のシーミ
ングパネル部の外周端部をその先端縁が缶胴のフランジ
部の先端縁の内方に位置するように断面円弧形状にカー
ル成形する工程と、次いで、缶蓋に第1巻締加工を施す
と同時に缶胴にネックイン加工を施す工程と、続いて前
記第1巻締加工を更に深める第2巻締加工を程す工程と
からなることを特徴とする缶蓋の巻締方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16421890A JP2846928B2 (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | 缶蓋の巻締方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16421890A JP2846928B2 (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | 缶蓋の巻締方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0455028A JPH0455028A (ja) | 1992-02-21 |
JP2846928B2 true JP2846928B2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=15788916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16421890A Expired - Fee Related JP2846928B2 (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | 缶蓋の巻締方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2846928B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6419110B1 (en) | 2001-07-03 | 2002-07-16 | Container Development, Ltd. | Double-seamed can end and method for forming |
US6903391B2 (en) | 2003-09-10 | 2005-06-07 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Solid state image pickup device |
JP5210137B2 (ja) * | 2008-12-10 | 2013-06-12 | 株式会社神戸製鋼所 | 二次電池用円形容器 |
GB2510623B (en) | 2013-02-11 | 2015-10-21 | Crown Packaging Technology Inc | Seated end process |
-
1990
- 1990-06-25 JP JP16421890A patent/JP2846928B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0455028A (ja) | 1992-02-21 |
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