JPS62108897A - アスカマイシン誘導体及びその合成法並びに制癌剤 - Google Patents

アスカマイシン誘導体及びその合成法並びに制癌剤

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JPS62108897A
JPS62108897A JP24739285A JP24739285A JPS62108897A JP S62108897 A JPS62108897 A JP S62108897A JP 24739285 A JP24739285 A JP 24739285A JP 24739285 A JP24739285 A JP 24739285A JP S62108897 A JPS62108897 A JP S62108897A
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butyloxycarbonyl
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Kiyoshi Isono
磯野 清
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、新規なアスカマイシン誘導体及びその合成法
並びに該誘導体を有効成分とする制癌剤に関するもので
ある。
(発明の背景) 従来、癌化学療法剤として、アルキル化剤(ナイトロン
エンマスタード類、エチレンイミン頌、スルフォン酸エ
ステル類)、代謝拮抗物質(葉酸拮抗剤、プリン拮抗剤
、ピIJ ミジン拮抗剤)、植物性核分裂毒(コルセミ
ド、ビンブラスチン等)、抗生物質(ザルコマイシン、
カルチノフィリン、マイトマイシン等)、ホルモンMI
(副腎ステロイド、男性ホルモン、女性ホルモン)及び
ポルフィリン錯塩(マーフィリン、copp )等が用
いられている。
先に、本発明者らは、すぐれた制癌活性を有する物質を
探索して、ストレプトミセス (Streptomyces )属に属する微生物の代
謝産物の生理活性につき、鋭意研究の結果、新規抗生物
質RK−647A物質(アスカマイシン)が、浸れた制
癌活性を有することを見出し、この物質が癌治療に顕著
な効果を発揮し得ることの知見を得て、新規な制癌剤を
完成した(特開昭59198981号公報;す゛・ジャ
ーナル・オブ・アンディバイオティ り ス (The
  Journal  of  八ntibiotic
s)  vol、37、No、6、pp670−672
 (1984):特願昭60−196468号明細書参
照)。
そこで、本発明者らは、更にアスカマイシンの各種アミ
ノ酸アナログの構造とその活性相関関係を明らかにする
ことを目的として研究を続けた結果、アスカマイシンの
新規なアミノ酸アナログ化合物を合成することに成功し
、又、これらのアスカマイシン誘導体が、優れた制癌活
性を有することを見出し、これらの物質が癌治療に顕著
な効果を発揮し得ることの知見を得て、本発明を完成し
たものである。
H2 □ アスカマイシン (発明の目的) 本発明の目的は、新規なアスカマイシン誘導体とその合
成法を提供することにある。
又、本発明の目的は、新規なアスカマイシン誘導体を有
効成分とする制癌剤を提供することにある。
(発明の構成) 本発明は、一般式: (式中、R1は、アミノカルボニル基、R2は水素原子
またはt−ブチルオキシカルボニル基、R3は水素原子
または2個のR3が共同してイソプロピリデン基を示す
。但し、R’ がL−アラニル基を示すことはない。) で示されるアスカマイシン誘導体化合物及びその製造法
ならびに該化合物を有効成分とする制癌剤を提供するも
のである。
本発明の出発物質は、2−り四ロー9−(2’。
3′−〇−イソプロピリデンー5′−〇−スルファモイ
ル−β−D〜リボフラノシル)アデニン(E)であり、
例えば次の方法により得ることができる。すなわち、2
,6−ジクロロプリン(A)とβ−D−リボフラノース
ー1.2.3.5−テトラアセテート(B)から2段階
で2−クロロアデノシン(C)を得る(モンゴメリー(
Montgomery)、J、八、ヒュウソン(lle
wson)  、K、 (1964)、ジャーナル・オ
ブ・ヘテロサイクリック・ケミスト リ −  (J、
  tleterocycle 、 Chem、  )
  、  l−1213−214参照)。得られた2−
クロロアデノシン(C)を2’、3’−イソプロピリデ
ンアセタール体(D)とし、次いで、水素化す) IJ
ウム存在下、スルファモイルクロリドを作用させ、出発
物質(E)を(昇る(ダウ(Gough )、 J、C
,、ペングリスーカレデス(Penglis−Care
des )、 P、+  7グイレ(Magu+re)
、!i11.  (1978)ジャーナル・オブ・メデ
ィカル・ケミストリー(J、 !、led、 Chem
、 )21.520−525参照。)。以上の工程を示
せば、次のとおりである。
(D) (E) しかしながら、上記方法では、出発物質(E)の収率が
不十分(化合物(D)より約40%)であるので、本発
明者らは、改良法を開発した。すI工わち、化合物(D
)をビス(トリーn−ブチルスズ)オキシドの存在下、
スルファモイルクロリドを作用させることにより出発物
質(E)を収率よく(約80%以上)碍ることかできる
(参考例1) 化合物(D)68.2mgを乾煙ベンゼン6mlに溶解
し、ビス(トリーn−ブチルスズ)オキシド0.33m
1(3,25当漬)を加えた4人分子ふるいを脱水剤と
して、2時間加熱還流を行った。反応液を5℃に冷却後
、屹怪1.4−ジオキサン3mRに溶解したスルファモ
イルクロリド76.4 mg(4当量)を滴下した。室
温で3時間、5℃で10時間反応させた後、スルファモ
イルクロリド溶液(4当遣)を再び滴下した。室温にて
22時間反応させ、減圧濃縮した後、熱ヘキサンで残渣
を抽出、残渣に酢酸エチルを加え、飽和フッ化カリウム
水溶液、飽和食塩水にて順次洗浄、酢酸エチル層を硫酸
マグネシウムにて乾煙し、減圧濃縮してシリカゲルTL
Cを用いて精製し、出発物質(E)を得た(収率80%
)。
得られた出発物質(E)を、次の工程により処理して、
目的のアスカマイシン誘導体(1)を得ることができる
すなわち、化合物(E)を、重炭酸ジ−t−ブチル(d
i−t−hutyl dicarbonate)  と
反応させて、N6−t−ブチルオキシカルボニル体(F
 ) ’;c :’、pる。この反応は、NaH,)リ
メチルシリルクロリド、n−ブチルリチウム、リチウム
ジイソプロピルアミン、ビス(トリーn−ブチルスズ)
オキサイド等の存在下で行うことができる。溶媒として
は、ジメチルホルムアミド、ジオキサン、テトラヒドロ
フラン、ベンゼン等を用いることができる。
反応温度、反応時間は、それぞれ、−78〜100℃、
1〜20時間が適当である。
次いで、得られたN6−t−ブチルオキシカルボニル体
(F)を、アミノカルボン酸(但し、L−アラニンを含
まない)の活性エステルとカップリング反応させて、カ
ップリング体(G)を1)る。
この反応は、炭酸セシウム、水素化ナトリウム、トリメ
チルシリルクロリド、n−ブチルリチウム、リチウムジ
イソプロピルアミン、ビス(トリーn−ブチルスズ)オ
キシド等の存在下で行うことができる。溶媒としては、
ジメチルホルムアミド、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、ベンゼン等を用いることができる。
反応温度、反応時間は、それぞれ、−78〜100℃、
1〜20時間が適当である。
前記アミノカルボン酸としては、いわゆるアミノ酸が好
適であり、例えば、アスパラギン、アスパラギン酸、ア
ラニン、アルギニン、イソロイシン、グリシン、グルタ
ミン、グルタミン酸、シスチン、システィン、チロシン
、セリン、テロ手シン、トリプトファン、トレオニン、
バリン、ヒスチジン、ヒドロキシプロリン、ヒドロキシ
リジン、フェニルアラニン、プロリン、メチオニン、リ
ジン、ロイシン等のα−アミノ酸が挙げられ、これらは
、いずれもD又はL体のいずれかがよく、更に、分子中
のアミノ基が保護されたものを用いる。
又、アミノ酸の活性エステルは、通常のペプチド合成に
用いられる活性エステル、了シト法、混合酸無水物法、
酸ハロゲン化物として活性化したものを用いることがで
きる。例えば、カルボニルイミダゾ趣ルの他、N−エチ
ル−5−フェニルイソキサゾリウム−3′−スルホン酸
塩(試薬″K”)、N−エチル−2′−ヒドロキンベン
ズイソキサゾリウムトリプルオロホウ酸塩、1−エトキ
シカルボニル−2−エトキシ−132−ジヒドロキシキ
ノリン(EEDQ)、I−インブチルオキシカルボニル
−2−イソブチルオキンー1゜2−ジヒドロキシキノリ
ン(IIDQ)、ベンゾトリアゾリル−N−ヒドロキシ
トリスジメチルアミノホスホニウムへキサフルオロリン
化物塩(Bop試薬)、ジフェニルホスホリルアジド(
DPPΔ)等を用いて、又は酸りD IJドとしてアミ
ノ酸カルボニルを活性化したものを用いることができる
。なお、化合物(F):触媒ニアミノカルボン酸の活性
エステルの比率は、はぼ1;1:1.5(当潰比)が好
適である。
得られた化合物を、脱保護(脱インプロピリデン及び脱
t−ブチルオキシカルボニル)を行って、目的のアスカ
マイシン誘導体(1)を得る。この反応は、トリフルオ
ロ酢酸、トリフルオロメタンスルホン酸、メタンスルホ
ン酸、HF、)IBr/酢酸、HCfl/酢酸、HCO
OH1酢酸又はこれらの酸等と水との混合液を用いて行
うことができる。
反応温度、反応時間は、それぞれ、−78〜100℃、
0.5〜20時間が適当である。
かくして、目的のアスカマイシン誘導体(I)を1昇る
こきができるが、t−ブチルオキシカルボニル−し−フ
ェニルアラニルイミダゾールを用いた場合の工程の例を
次に示す。
NH2 (1,J−al HO0H (Bocは、t−ブチルオキン力ルボニル基を示す。)
(1−a)かくしで、僻られる本発明のアスカマイシン
導体(+)の例としては、例えば、次のもの杢げること
かできる。
[’l−a] :9−β−[5−0,−(N−L−フェ
ニルアラニル)スルファモイル−D −リボフラノシルクー2−クロロγ デニン ] 1:(1−a)の物理的性質] 〔C1,=−4,47°(C= 0.745、H2O−
MeOII (2: 1))8.5(IH,s、[:8
−1t)  、7.4(511,m、  フェニル)、
6.21(IH,d、 J=5.25Hz、 [1’ 
−tl)  、4、8 <1.1(、+j+J、 J=
5.2511z、 5.311z、 C2−tl)  
、4.56 (ltl、 dd、 J=5.3Hz、 
5.311z、 C3’ −II)  、4、51(I
H,m、 C4’ −H)  、4.49 、 4.4
2(各In2各dd、  C5’−11)  、U、V
、  :  2 6 3  n m  (C12,30
0)IR:m1図のとおり。(KBr法) CI−bl  :9−β−〔5−’0−(N−L−プロ
リル)スルファモイル−D−リボフ ラノシル〕−2−クロロアデニン N トI2 [:(I−b)の物理的性質〕 〔α〕。ニー13.5° (C=0.84.11゜0)
8、35<18. s、 C3−H)、 6.04(I
)I、 d、 J=5Hz、 CI ’ −tl)6.
04(1M、d、J=5Hz、 CI ’−H)4、7
5 (III、 dd、 J=511z、 4.911
z、 C2’ −II)4.53 (LH,dd、 J
=4.9Hz、 5.9)1z、 [:3 ’ −H)
4.46(if(、m、 C4’−tl) 、 4.4
2(2H,m、C5’−Hz  )1  II 」[ U、V、  :  263nm  (ε12,270 
  >1、R,:第2図のとおり。(KBr法)N−c
〕 :9−β−[5−O−(N−D−アラニル)スルフ
ァモイル−D−tJボフ ラノシル)−2−タロロ了デニン [:(1−c)の物理的性質〕 〔α〕o   ニー9.36°(C=0.438 、I
I。0)8、25 (III、 s、 C’8−fl)
5、98 (III、 d、 J=6.5tlz、 C
1’ −ti)4.62(ill、 t、 J=4.7
Hz、 C2’ −II)4、41 (ill、 t、
 j=4.711z、 C3’ −II)4、34 (
ill、 m、 C4’ −tf)4.30 (2H,
m、 C5’ −tl)N     O :、I 3、 73(18,q、  J=7. 01lz、  
−CH−C)1、35 (3il、 d、 J=7.旧
1z、−C113)11、V、:263nm   (E
12300)1、it、:第3図のとおり(KBr法)
寒天平板法(各化合物8nmolを含む径8 mmの円
形濾紙を使用)による植物病原菌に対する各化合物の抗
菌活性(阻止口の大きさ:mm)は、次のとおりであっ
た。(培地は、ポテト・シュークロス培地を用いた。) 本発明の制癌剤は、経口及び非経口投与のいずれも使用
可能であり、経口投与する場合は、軟・硬カプセル剤又
は錠剤、類粒剤、細粒剤、成剤として投与され、非経口
投与する場合は、水溶性懸濁液、油性製剤などの皮下或
いは静脈注射剤、点滴剤及び固体状又は懸濁粘稠液状と
して持続的な粘膜吸収が維持できるように生薬のような
剤型で投与され得る。
本発明の有効成分の製剤化は、界面活性剤、賦形剤、滑
沢剤、佐剤、及び有効成分の性質を考慮して腸溶性製剤
とするために医葵的に許容し得る皮膜形成物質、コーテ
ィング助剤等を用いて適宜行うことができ、その具体例
を挙げれば、次のとおりである。
本発明の組成物の崩壊、溶出を良好ならしめるために、
界面活性剤、例えばアルコール、エステル類、ポリエチ
レングリコール誘導体、ソルビタンの脂肪酸エステル類
、硫酸化脂肪アルコール類等の1種又は2種以上を添加
することができる。
また、賦形剤として、例えば蔗糖、乳糖、デンプン、結
晶セルロース、マンニラ)、Il質無水Jfi酸、アル
ミン酸マグネシウム、メタ珪酸アルミン酸マグネシウム
、合成珪酸アルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナ
トリウム、リン酸水累カルシウム、カルボキシメチルセ
ルロースカルシウム等の1種又は2種以上を組合わせて
添加することができる。
滑沢剤としては、例えばステアリン酸マグネシウム、タ
ルク、硬化油等を1種又は2種以上添加することができ
、また矯味剤及び矯臭剤はして、食塩、サッカリン、糖
、マンニット、オレンジ油カンゾウエキス、クエン酸、
ブドウ糖、メントール、ユーカリ油、リンゴ酸等の甘味
剤、香料、着色料、保存料等を含有させてもよい。
懸濁剤、湿潤剤の如き佐、剤としては、例えばココナツ
ツ油、オリーブ油、ゴマ油、落花生油、乳酸カルシウム
、ベニバナ油、大豆リン脂質等を含有させることができ
る。
また皮膜形成物質としては、セルロース、糖類等の炭水
化物誘導体として酢酸フタル酸セルロース(CΔP)、
またアクリル酸系共重合体、二塩基酸モノエステル類等
のポリビニル誘導体としてアクリル酸メチル・メタアク
リル酸共重合体、メタアクリル酸メチル・メタアクリル
酸共重合体が挙げられる。
また、上記皮膜形成物質をコーティングするに際し、通
常使用されるコーティング助剤、例えば可塑剤の他、コ
ーティング傑作時の薬剤相互の付着防止のための各種添
加剤を添加することによって皮膜形成剤の性質を改良し
たり、コーティング傑作をより容易ならしめることがで
きる。なお、有効成分を皮膜形成物質を用いてマイクロ
カプセル化してから賦形剤等と混合した剤型としても良
い。
時に代表的な剤型における配合比は下記の通りである。
特に好ましい範囲 有効成分  0.1〜90重遣% 0.3〜15重1%
賦形剤   10〜99,9  〃85〜99.7  
〃滑沢剤    0〜50 〃   0〜20〃界面活
性剤  0〜50 〃   0〜20〃皮膜形成物質0
.1〜50〃0,3〜20/l特に好ましい賦形剤は、
乳糖、結晶セルロース、カルボキシメチルセルロースカ
ルシウムである。
また、投与看は、対象腫瘍を有効に治療するに十分な1
であり、腫瘍の症状、投与経路、剤型などによって左右
されるが、一般に、経口投与の場合、大人では1日当り
、約0.01〜100 lTlg / kg体重(小人
では、0.01〜60mg/kg体重)の範囲で、その
上限は好ましくは約50mg/kg体重、更に好ましく
は約10mg/kg体重程度であり、非経口投与の場合
、その上限は約10mg/kg体重程度であり、好まし
くは5 mg / kg体重、更に好ましくは2 mg
 / kg体重が適当である。
次に、アスカマイシン誘導体の制癌活性を確認した制癌
性試験について述べる。
各種細胞を各々の培地で37℃5%C02を含む培養器
中にj3養し5〜10 X 10’ cells/mβ
となった時に培地中に供試化合物を添加する。アスカマ
イシンの培地中濃度は5 Xl0−’〜10−5Mの間
である。供試化合物処理時間20時間後に各濃度のアス
カマイシン誘導体を含む培地(10%FC5を含む)に
交換し、0.5μCi/mβとなるように〔3H〕−ロ
イシンを加える。[3H]−ロイシンで3時間細胞をラ
ベルした後、細胞をよく洗浄し、水冷トリクロル酢酸に
不溶な両分の放射活性を測定する。
無投与の場合の〔3日〕−ロイシンの取込量に対する供
試化合物を投与した場合の〔3H〕−ロイシンの取込量
の関係から、次式より取込率を求める。
用いた細胞は、マウス由来のクローン化正常細胞(Ba
lb 3T3)及びカースティン・ザルコーマ・ウィル
ス(Kirsten Sarcoma  Virus 
)  でトランスフオームした3T3細胞(Ki 3T
3 )  である。
以下に、本発明を実施例、製剤例及び試験例により更に
詳しく説明する。
参考例I N6−t−ブチルオキシカルボニル−2−クロロ−9−
(2’、  3 ’−0−イソプロピリデン〜5′−〇
−スルファモイル−β−D−リボフラノシル)アデニン
(F) 化合物(E) 36mg (0,0857mmole)
を無水DMF0.72mAに溶解し、無水DMF0.5
mJに懸濁した水素化す) IJウム(55%> 20
.6 mgに−20℃にて滴下した。
室温にて30分間攪拌し、再び一20tに冷却し、無水
DMF0.5mfに溶解した’、;−t−1チルオキシ
ージカーボネート21.6μlを滴下した。
−20℃から徐々に0℃まで2時間かけて温度を上昇さ
せた。反応液に酢酸エチルを加え、10%クエン酸、飽
和食塩水にて順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾煙
し、減圧a N I、で、シリカゲルTLCを用いて[
1し、化合物(F ) 8.1 mg(収率80%)を
得た。
〔化合物(F)の物理的性質〕
質量分析(SIMS)  + m/ z  521 (
MH)+6、17(LH,d、 J=3Hz、  C1
’−1I)5、31(LH,dd、 J=3Hz、 J
=6.71tz、 C2,’ −It)5、07 (I
H,dd、 J=4Hz、 J=6.711z、 C3
’ −II)4.57(IH,m、  C4’−fl)
4.39(2H,m、  C5’−H)U V :  
A、、、  (JJeOII)  255  (110
00sh )280  (16100sh  ) 実施例1 N6−t−ブチルオキシカルボニル−2−クロロ−9−
[5’−0−(N−t−ブチルオキシカルボニル−し−
フェニルアラニル)スルファモイル−β−D−IJボフ
ラノシル〕アデニ7(G−a)化合物(F) 35mg
 (0,0667mmole)全無水DMF0.72m
Aに溶解し、無水DMF0.5+++j!に懸濁した炭
酸セシウム22.5 mg (1当量)ニ加えて、室温
で60分間攪拌した。反応液に、t−ブチルオキシカル
ボニル−L−フェニルアラニン25 mg (1,5当
量)及びN、N’−力ルボニルジイミダゾール16mg
(1,5当量)をjjj(水DMFに溶解し、室温で3
0分間反応させた溶液を、−20℃で滴下した。
一20℃から室温まで6時間かけて徐々に温度を上昇さ
せながら反応させた。反応液に酢酸エチルを加え、10
%クエン酸、飽和食塩水にて111百次洗浄し、無水硫
酸す) IJウムにて乾怪し、減圧濃縮して、シリカゲ
ルTLCを用いて精製し、化合物(C−a)42mg(
収率82%)を得た。
(:(G−a)の物理的性質〕 質量分析(SIMS):  m/ z  768 (M
+H)”8.34(lft、s、C8−11)  、 
7.0〜7.3(511,m、フェニル)6、24(1
)1. d、 J=3Hz、 C1’−旧4、 O(i
ll、 m、  −C旦−)実施例2 N6−t−ブチルオキシカルボニル−2−クロロ−9−
[:5’−〇−(N−t−ブチルオキシカルボニル−[
、−プロリル)スルファモイル−β−D−リボノフラノ
シル〕アデニン(G−b)実施例1において、t−ブチ
ルオキシカルボニル−L−7エニルアラニンに代えて、
t−ブチルオキシカルボニル−し−プロリンを用いて同
様に反応ヲ行−) タN 果、化合物(G−b)40I
I1g(収率84%)を得た。
[(c−b)の物理的性質〕 質1分析(SIMS)  : m/ z  718 (
M+H)”8、53 (III、 s、 C3−tl)
6、29 (ljl、 d、 J=3Hz、 CI ’
 −tl)5、17 (LH,m、 (1:2 ’ −
f()5、06 (ltl、 dd、 J=311z、
 611z、 C3’ −H)4、50(ill、m、
 C4’ −t()4.29,4.18  (各111
.各dd、  C5’−H)N。
4.50(IH,m、  −CH−C−)実施例3 N’−t−ブチルオキシカルボニル−2−クロロ−9−
[5’−〇−(N−t−ブチルオキシカルボニル−D−
アラニル)スルファモイル−β−D−リボフラノシル〕
アデニン(G−c)実施例2において、t−ブチルカル
ボニル−し−7エニルアラニンに代えて、t−ブチルオ
キシカルボニル−D−アラニンを用いて同様に反応を行
った結果、化合物(G−c)37+ng(収率81%)
を得た。
[(G−c)の物理的性質〕 質量分析(SIMS)  :二/ユ 692 (M+H
)”8゜54(lft、 s、 C3−H)6、30(
1,11,d、 J=3Hz、  C1’ −tl)5
、28 (]、IILdd、 C2’ −H)5、08
 (IIL dry、 C3’ −IH)4.59(i
ll、m、  C4’−旧4.40,4.28  (2
H,各dd、  C5’−H)1、2 (311,d、
 、I=711z、−Ct13)実施例4 化合物(I−a) 実施例1で(lられた化合物(G−a)1.6mgを9
0%トリフルオロ酢酸0.1m+flに溶解し、0℃で
15分間、室温で1時間反応させた。反応液を凍結乾怪
し、残渣を30%メタノールを展開溶媒とし、高速液体
クロマトグラフィー(センシューパック、○DS−1−
1−14251)にて精製し、化合物(I−a)9mg
(収率82%)を得た(アミノ酸残基の光学収率86%
)。
実施例5 化合物(1−b) 実施例2で寿られた化合物(G−b)1.4mgを、実
施例4と同様に反応させた後、精製を行った結果、化合
物(1−b ) 7.4 mg (収率80%)を11
だ(アミノ酸残基の光学収率90%)。
実施例6 実施例3で得られた化合物(CI−c)14mgを、実
施例4と同様に反応させた後、精製を行った結果、化合
物(I −c ) 7.3 mg (収率80%)を(
!hた(アミノ酸残基の光学収率86%)。
製剤例1(注射・点滴剤) 化合物(I−a)又は(1−b)10mgを含有するよ
うに粉末ぶどうW、!i 5 gを加えてバイアルに無
菌的に分配し、密封した上、窒素、ヘリウム等の不活性
ガスを密封して冷暗所に保存する。(重用前に0.85
%生理的食塩水100+++j2を添加して静脈内注射
剤とし、1日、10〜100+r+j!を症状に応じて
静脈内注射又は点滴で投与する。
製剤例2(注射・点滴剤) 化合物(1−b ) 2 mgを用いて、製剤例1と同
様の方法により軽症用静脈内注射剤とし、1日、10〜
loOmffを症状に応じて静脈内注射又は点滴で投与
する。
製剤例3(腸溶性カプセル剤) 化合物(1−c)5g、乳糖2.46 g及びヒドロキ
シプロピルセルロース0.04gを各々トリ、よく混合
した後、常法に従って粒状に成形し、これをよく乾煙し
て篩別してビン、ヒートシール包装などに適した顆粒剤
を製造する。次に、酢酸フタル酸セルロース0,5g及
びヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート0.
5 gを溶解して被覆基材となし、前記類粒を浮遊流動
させつ\この基材を被覆して腸溶性の顆粒剤とする。こ
の組成物をカプセルに充填して腸溶性カプセル製剤10
0個を製造する。
試験例1(制癌活性試験) 化合物(1−a)、(I 、−b )、(1−c)を用
い、前記試験法により得られた結果から供試細抱の取込
率を求めた。この結果を第1表に示す。
以上の結果から、化合物(I−a)、(1−b)、(I
−c)のID、。を求めた。この結果を第2表に示す。
第2表
【図面の簡単な説明】
第1図は、化合物(1−a)の赤外線吸収スペクトル(
IR)を示す図面であり、第2図は、化合物(>b)の
赤外線吸収スペクトルを示す図面であり、第3図は、化
合物(T−c)の赤外線吸収スペクトルを示す図面であ
る。 1′−υを補正J) ”、!・ 特許庁長官 宇 1゛v  迫 部 殿1、事(′1の
表示   昭和60イr、’1.’+、伯19,1第2
47392号3、 )l正をする者 ・旧′1との関係  出願人 名+!+;  (679)理化学研究所4代理人 (F 所  東京都千代口1区丸の内3丁目3番1号電
話(代) 211−8741         ・「−
・iご” ・   ハ。 氏名(5995)弁理士中村  稔−リ’)、 l+l
i iLT命令の1]付  自   発1、 明細四箇
11頁の反応式中、下段の反応式((D+ −([El
 > (7)“Nll2SO,tl’ ”をrNIIZ
sO,cZ’Jと訂正し、弐F[Elを次のとおり訂正
する。 [ (El 」 2、 同第37頁第1表を、次のとおり訂正する。 3、 同第38頁第2表中”IDs。(mM)”をr 
l D5゜(μM)Jと訂正する。 4、第2図を、別紙のとおり訂正する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1は、アミノカルボニル基、R^2は水素
    原子またはt−ブチルオキシカルボニル基、R^3は水
    素原子または2個のR^3が共同してイソプロピリデン
    基を示す。但し、R^1がL−アラニル基を示すことは
    ない。) で示されるアスカマイシン誘導体化合物。
  2. (2)構造式:▲数式、化学式、表等があります▼ で示される化合物を、重炭酸ジ−t−ブチルと反応させ
    て、構造式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Bocは、t−ブチルオキシカルボニル基を示
    す。) で示される化合物を得、該化合物をアミノカルボン酸(
    但し、L−アラニンを含まない)の活性エステルと反応
    させて、一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは、アミノカルボニル基を示す。但し、L−
    アラニル基は含まない。) で示されるアスカマイシン誘導体化合物を得ることを特
    徴とするアスカマイシン誘導体の合成法。
  3. (3)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは、アミノカルボニル基を示す。但し、L−
    アラニル基は含まない。) で示されるアスカマイシン誘導体化合物を有効成分とす
    る制癌剤。
  4. (4)非経口投与形態による特許請求の範囲第3項記載
    の制癌剤。
  5. (5)経口投与形態による特許請求の範囲第3項記載の
    制癌剤。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5824657A (en) * 1997-03-18 1998-10-20 Cubist Pharmaceuticals, Inc. Aminoacyl sulfamides for the treatment of hyperproliferative disorders
DE10340068A1 (de) * 2003-08-28 2005-03-24 TransMIT Gesellschaft für Technologietransfer mbH Substrate für die Inhibierung der Adenylierungsdomänen nicht-ribosomaler Peptidsynthetasen
US7951810B2 (en) 2005-02-04 2011-05-31 Millennium Pharmaceuticals, Inc. Substituted pyrrolo[2,3-d]pyrimidines as inhibitors of E1 activating enzymes
US8207177B2 (en) 2006-02-02 2012-06-26 Millennium Pharmaceuticals, Inc. Inhibitors of E1 activating enzymes
US9187482B2 (en) 2009-05-14 2015-11-17 Millennium Pharmaceuticals, Inc. Hydrochloride salt of((1S,2S,4R)-4-{4-[(1S)-2,3-dihydro-1H-inden-1-ylamino]-7H-pyrrolo[2,3-d]pyrimidin-7-yl}-2-hydroxycyclopentyl)methyl sulfamate

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US10016427B2 (en) 2009-05-14 2018-07-10 Millennium Pharmacetuicals, Inc. Hydrochloride salt of((1S,2S,4R)-4-{4-[(1S)-2,3-dihydro-1H-inden-1-ylamino]-7H-pyrrolo[2,3-D]pyrimidin-7-YL}-2-hydroxycyclopentyl) methyl sulfamate

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