JPS62107811A - ブラシロ−ルによる板材のスケ−ル除去方法 - Google Patents

ブラシロ−ルによる板材のスケ−ル除去方法

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JPS62107811A
JPS62107811A JP24827485A JP24827485A JPS62107811A JP S62107811 A JPS62107811 A JP S62107811A JP 24827485 A JP24827485 A JP 24827485A JP 24827485 A JP24827485 A JP 24827485A JP S62107811 A JPS62107811 A JP S62107811A
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JP
Japan
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scale
brush
roll
plate material
brush roll
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JP24827485A
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English (en)
Inventor
Ichiro Kokubo
小久保 一郎
Kazuhiko Gunda
郡田 和彦
Tokuo Mizuta
水田 篤男
Jitsuo Kitazawa
北沢 実雄
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は連続鋳造工程1分塊圧延工程、厚板圧延工程、
熱間圧延工程、酸洗工程あるいは冷間圧延工程等におけ
るブラシロールによる板材のスケール除去方法に関する
ものである。
(従来の技術) 板材が加熱炉において加熱される際に発生する1次スケ
ール及び圧延過程において発生する2次スケールは、圧
延ロールの摩耗を早めたり、製品表面のスケール欠陥と
なって製品価値を低下させろことになる。
このため、従来より各種のスケール除去方法が提案され
ている。
例えば第1の方法として、粗圧延前あるいは仕上圧延i
fIにおいて板材の表面に高圧水を吹き付けてスケール
を吹き飛ばす方法がある。
また第2の方法として、バーデカルスケールブレーカ−
(VSB)と称するエソジャー圧延機により板材を幅圧
下し、スケールに歪みを与えて剥離させた後、高圧水て
吹き飛ばす方法がある。
さらに第3の方法として、高圧噴射水による板材スケー
ル除去用高圧デスケーリングヘッダーの前面にブラシロ
ールを設けて、予め板材表面のスケールを剥離させてお
くか又はクラックを発生させておく方法もある(実開昭
57−16207号公報、特開昭58−16352Q号
公報)。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前記第1の方法においては、多大な水量
と水圧を高めるための電力を必要とする。
また、噴射された高圧水によって板材の表面温度が低下
するため、その低下分を見込んで加熱炉において板材の
加熱温度を高めておかなければならず、エネルギー上の
ロスが大きくなるうえ、スケールの生成が増加すること
になる。さらに、最近の高張力鋼板のようにSi含有量
が多い板材のスケールは完全に除去されない等の問題点
を有している。
前記第2の方法では、幅圧下により歪みが生じた両側端
部近傍のスケールは除去されるが、歪みの生じない中央
部のスケールは残存するという問題がある。
前記第3の方法では、確かにスケールは除去されるが、
第15.16図に示すようなプランロール6のブラシ7
の曲がり又は摩耗により、第17図に示すように、ブラ
シロール6のプラン部の中央部が凹んで偏摩耗した状態
になる。このため、続いて幅広の板材のスケールを除去
しようとしても、板材中央部にブラシが接触しなくなり
、スケールが残存する。そこで、ブラシロールのプラン
長さを揃えるため、頻繁にドレッシングと称する刈り込
みか行なわれているが、ブラシロールの寿命が短くなる
うえ、コスト高となる。また、ブラシロールを軸方向に
周期的に移動させることも考えられる。しかし、機構上
複雑であり、板材の進行中に移動すれば板材表面に疵が
つく危険性があるうえ、ブランロールの中央部は平均的
に両側端部よりも板材との接触頻度が高いため、ブラシ
ロール中央部近傍の摩耗が大きい傾向は避けることがで
きない。
本発明は、斯かる問題点に鑑みてなされたらので、特に
ブラシロールの偏摩耗が押さえられ、ブラシロールの長
寿命化が可能なブラシロールによる板材のスケール除去
方法を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、前記ブランロールによるスケール除去方
法について、特にプラノロールの中央部近傍のgA摩耗
低減を目的として種々実験を行った結果、次の結論を得
た。ブランロールのプラノ部の軸方向長さを常に板材の
幅よりも短くしておくことによって、ブラシロールの中
央部の偏摩耗をなくすことか可能である。また、ブラシ
が接触しない両側端部近傍については、前記ブラシロー
ルとは別個に両側端部近傍のみをスケール除去するブラ
シロールを併用するか、又はエツジヤ−圧延を行なうこ
とにより板材の全幅にわたってスケール除去可能である
すなわち、本発明は、板材の板幅よりプラン部の軸方向
長さが短いブランロールを用いて、板材の両側端部とは
別個に中央部のスケールを掻取るようにしたものである
(実施例) 次に、本発明の一実施例を図面に従って説明する。
第1図〜第3図において、板材lの板幅よりプラン部の
軸方向長さが短い上下一対のブランロール2は板材1の
中央部に、軸方向に2分割したプラノ部を有ずろ上下一
対のブラシロール3は板材lの両側端部に、それぞれ板
材lの表面にブラシを接触させ、かつ、これらのプラン
によるスケール除去可能範囲が若干重複するように配置
する。
そして、これらのプランロール2,3を回転させて板材
Iの表面に生成したスケール4を掻取った後、第4図に
示すように噴射ノズル等のスケール排除手段5により前
記掻取ったスケール4を外方に吹き飛ばす等して排除す
るのである。
この場合、ブラシロール2のブラシ部は板材1の表面に
均等に接触するため、ブラシ部の偏摩耗は生じない。一
方、ブラシロール3のブラシ部は板材lに接触する部分
と接触しない部分があるため偏摩耗が生じるが、ブラシ
部の軸方向長さが短いものであるから、前記ドレッシン
グ作業は容易であり、また交換するとしてもブラシロー
ル2を交換するよりも安価である。
本発明者らは、下記条件の下で、板幅より長いブラシロ
ールを用いる従来の方法と、板幅より短いブラシロール
を用いる本発明に係る方法によるスケール除去の限界す
なわちブラシ部の寿命を比較する実験を行なった。
■プランロール2.3.噴射ノズル5の設置場所熱延粗
ミルの出側 ■ブラシロール2.3 回転方向        板材と同方向ブラシ部軸方向
長さ ブラシロール2    850mm ブラシロール3    400mmX2ブラシ部中心部
分の幅方向の位置 プランロール2    板幅中心 ブラシロール3    板幅中心から両側へ600mm ブラシ部外径      400mm ブラシのワイヤ長さ   50++u++ブラシのワイ
ヤ径    0 、5 mmステンレス調 圧下シリンダ押え力 ブラシロール2    500kg ブラシロール3    200kg ■圧延材! 板厚          30mm 板幅          1500mm温度     
     950℃ ■噴射水の圧力       50 kg/am’(従
来の173の圧力) その結果、ブラシロール2のブラシ部の寿命(スケール
除去可能な板材の延べ長さで表す。)は、第5図に示す
ように本発明に係る方法によれば従来の方法に比べて3
倍以上の寿命となることが判明した。なお、本実験にお
いて本発明に係る方法によるブラシ部の寿命は、第15
.16図に示すようなブラシの曲りによってスケール除
去機能が損なわれる時点で定まり、従来のように偏摩耗
によって定まるものではない。一方、ブラシロール3に
ついては従来と同様の偏摩耗が生じるものの、前記のよ
うにドレッシング又は交換によるコストが従来に比べて
低下した。
次に、本発明の第2実施例を図面に従って説明する。
第6図において、一対の竪ロール11により板材lを幅
圧下するバーチカルスケールブレーカ−等のエツジヤ−
圧延機12を配置し、その出側に板材lの板幅よりブラ
シ部の軸方向長さが短い上下一対のブラシロール2を板
材lの中央部の表面にブラシを接触させて配置する。
そして、竪ロール11を圧下して板材1を幅方向に圧延
する。このとき、板材1の両側端部に歪が生じるため、
板材1の表面に生成したスケール4が剥離する。続いて
、プランロール2を回転すせて板材lの中央部のスケー
ル4を掻取った後、第7図に示すように噴射ノズル等の
スケール排出手段5により、前記竪ロール11の幅圧下
より剥離したスケール4とともに外方に吹き飛ばす等し
て排出する。なお、ブラシロール2をエツジヤ−圧延機
12の入側に配置して予め中央部のスケールを掻取った
後、両側端部のスケールを竪ロール11により剥離させ
るようにしてもよい。
この場合においても、ブラシロール2のプラノ部は板材
1の表面に均等に接触するためブラシ部の偏摩耗は生じ
ない。
本実施例においては、板材lの板幅が広い場合、第8図
に示すように、竪ロール11とプランロール2のみでは
スケール4が除去されないで残存する部分か生じるか、
後述するように、ざらにプラノロールを並設してその部
分のスケール4を掻取るようにすることにより解決され
る。
すなわち、第3実施例として、第9図に示すように板幅
よりブラン部の長さが短いブランロール2の下流側に、
プラノ部を軸方向に2分割したプラノロール3を配置し
て、その2つのブラシ部をプランロール2のフラノ部よ
り外方に位置させる。
あるいは、第4実施例として、第11図に示すようにプ
ランロール2の下流側に、プランロール2よりもプラノ
部の軸方向長さか長いプラノロール13を配置する。
このようにプランロール3又は13を配置することによ
り、竪ロール+1及びブラシロール2では除去されなか
った残存スケール4が掻取られ、板材1のスケールは完
全に除去されることになる。
しかしながら、スケール除去を行なう板材lの板幅は一
定ではなく、例えば熱間鋼の場合には900mmから1
500mmまで種々の板幅のものを扱うのが通例である
。この場合、板幅の最も狭い板材lのスケール除去が可
能となるように、ブラシロール2のブラン部の長さは板
幅の最も狭い板材1よりも常に短くしておく必要がある
。このため、板幅の変化により竪ロール11及びブラシ
ロール2では除去されない残存スケール4の範囲は板材
1の板幅に応じて増減することになる。
そこで、第5実施例として、第12図に示すように板幅
よりブラン部の長さが短いプランロール2の下流側に、
軸方向に2分割して移動可能に形成したブラシ部を有す
るプラノロール14を配置し、板材lの板幅に応じてブ
ラシロール14のブラシ部を移動させる。
あるいは、第6実施例として、第13図及び第14図に
示すように板材lの板幅よりブラシ部の長さが短く軸方
向に移動可能な2つのブラシロール15.L5aを並設
し、板材lの板幅に応じてブラシロール15,15aを
互いに反対方向に移動さ仕る。この場合、従来のように
摩耗の均一化のため仮(オlの通過中にフラノ部の移動
を行なう必要があったのと異なり、プラノロール15,
15aのフラノ部の移動は板材lが通過する前に行なう
ため、仮(41にすり疵が付くことはない。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、板材
の板幅よりプラン部の軸方向長さが短いプラノロールを
用いて、板材の両側端部を除く中央部のスケールを除去
し、両側端部のスケールは適宜手段によって除去するも
のであり、プランロールか板+4の表面に均一に接触す
るため偏摩耗がなくなる。このため、ブラシロールのス
ケール除去機能が改善され、またプラノロールの寿命が
大幅に向上してプラノロールの交換頻度が減少し、生産
性が向上する等の効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る方法を適用するブラシロール装置
の平面図、第2図は第1図のI−i線拡大断面図、第3
図は第1図の■−■線断面図、第4図は第1図に示す装
置の側面図、第5図は本発明の効果を確認するための実
験結果を示す図、第6図は本発明の第2実施例に係る方
法を適用するブラシロール装置の平面図、第7図は第6
図に示す装置の側面図、第8図は本発明の第2実施例に
係る方法によるスケール除去状態を示す平面図、第9図
は本発明の第3実施例に係る方法を適用するブランロー
ル装置の平面図、第10図は第9図に示す装置の側面図
、第11図、第12図、第13図はそれぞれ本発明の第
4実施例、第5実施例、第6実施例に係る方法を適用す
るブラシロール装置の平面図、第14図は第13図に示
す装置のプランロールを軸方向に移動させた状態を示す
平面図、第15図、第16図は従来の方法によるブラシ
ロールのブラシの曲がり状態を示すそれぞれ断面図。 斜視図、第17図は従来の方法によるプラノロールの偏
摩耗状態を示す断面図である。 l・・・板材、2,3・・・ブラシロール、4・・・ス
ケール、13.I4.15,15a−ブラシロール。 第1面 N2図 第3図 第4図 第5図 −派 聞 第9図 第113 第12面 務13図 第147 第15図 第16図 第17図 ア 手続補正書崗発) 昭和61年 7月 88 1、事件の表示 昭和60年特許願第   248274   号2、発
明の名称 板材のスケール除去方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 4、代理人 5補正命令の日付(自発補正) 7、補正の内容 (1)明細書(全文)を別紙の通り補正します。 (2)第16図及び第17図を削除し、第1図〜第15
図を別紙の通り補正します。 以上 明   細   書 1、発明の名称 板材のスケール除去方法 2、特許請求の範囲 (1)板材の板幅よりプラン部の軸方向長さが短いブラ
シロールを用いて、板材の中央部のスケ特徴とする板材
のスケール除去方法。 ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の板材
のスケール除去方法。 (3)前記ブラシロールが、軸方向に移動可能に形成し
たものであることを特徴とする特許請求の範囲第1項又
は第2項のいずれかに記載り材のスケール除去方法。 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は連続鋳造工程1分塊圧庇工程、厚板圧延工程、
熱間圧延工程、酸洗工程あるいは冷間圧延工程等におけ
る板材のスケール除去方法に関するものである。 (従来の技術) 板材が加熱炉において加熱される際に発生する1次スケ
ール及び圧延過程において発生する2次スケールは、圧
延ロールの摩耗を早めたり、製品表面のスケール欠陥と
なって製品価値を低下させることになる。 このため、従来より各種のスケール除去方法が提案され
ている。 例えば第1の方法として、粗圧延前あるいは仕上圧延前
において板材の表面に高圧水を吹き付けてスケールを吹
き飛ばす方法がある。 また第2の方法として、バーチカルスケールブレーカ−
(vSB)と称するエソツヤ−圧延機により板材を幅圧
下し、スケールに歪みを与えて剥離させた後、高圧水て
吹き飛ばす方法がある。 さらに第3の方法として、高圧噴射水による板(,4ス
ケール除去用高圧デスケーリングヘツダーの前面にプラ
ンロールを設けて、予め板材表面のスケールを剥離させ
ておくか又はクラックを発生させておく方法らある(実
開昭57−16207号公報、特開昭58−16352
0号公報)。 (発明か解決しようとする問題点) しかしながら、前記第1の方法においては、多大な水量
と水圧を高めろための電力を必要とする。 また、噴射された高圧水によって板材の表面温度か低下
するため、その低下分を見込んで加熱炉において板材の
加熱温度を高めておかなければならず、エネルギー」二
のロスが大きくなるうえ、スケールの生成か増加するこ
とになる。さらに、最近の高張力胴板のようにSi含有
壜が多い板材のスケールは完全に除去されない等の問題
点を有している。 1i7ine第2の方法では、幅圧下により歪みが生じ
た両側端部近傍のスケールは除去されるが、歪みの生し
ない中央部のスケールは残存するという問題がある。 前記第3の方法では、確かにスケールは除去されるか、
第13図、第14図に示すようなプラノロール6のブラ
ン7の曲がり又は摩耗により、第15図に示すように、
フラノロール6のブラシ部の中央部が凹んで偏摩耗した
状態になる。このため、続いて幅広の板材のスケールを
除去しようとしてし、板材中央部にフラノが接触しなく
なり、スケールが残存する。そこで、プランロールのブ
ラシ長さを揃えるため、頻繁にドレッンングと弥する刈
り込みが行なわれているが、ブラシロールの寿命が短く
なるうえ、コスト高となる。また、プラノロールを軸方
向に周期的に移動させることら考えられる。しかし、機
構上複雑であり、板材の進行中に移動すれば板材表面に
疵がつく危険性があるうえ、プランロールの中央部は平
均的に両側端部よりら板材との接触頻度が高いため、ブ
ランロール中央部近傍の摩耗が大きい傾向は避けること
ができない。 本発明は、斯かる問題点に鑑みてなされたものて、特に
プラノロールの偏摩耗が押さえられ、プラノロールの長
寿命化が可能な板材のスケール除去方法を提供すること
を目的とする。 (問題点を解決するfコめの手段) 本発明音らは、前記スケール除去方法について、特にプ
ラノ〔7−ルの中央部近傍の偏摩耗量減を1的として種
々実験を行った結果、次の結論を得た。 プラノロールのプラノ部の軸方向長さを常に板材の幅よ
り6短くしておくことによって、プラノロールの中央部
の偏摩耗をなくすことが可能である。 まfこ、プラノが接触しない両側端部近傍については、
上ノジャー圧延を行なうことにより板材の全幅にわたっ
てスケール除去可能である。 すなわち、本発明は、板材の板幅よりプラン部の軸方向
長さか短いフラノロールを用いて、板材の中央部のスケ
ールを掻取るとともに、一対の竪ロールを用いて板材を
幅圧下し、板材に歪みを与えて、仮+4の両側端部のス
ケールを剥離させるようにしたしのである。 (ガ雅例) 次1こ、本発明の一実施例を図面に従って説明する。 第1図において、一対の竪ロール11により板材1を幅
圧下するバーチカルスケールブレーカ−等のエツジヤ−
圧延機I2を配置し、その出側に板材1の板幅よりプラ
ノ部の軸方向長さが短い上下一対のブラシロール2を板
材1の中央部の表面にプランを接触させて配置する。 そして、竪ロール11を圧下して板材1を幅方向に圧延
する。このとき、板材lの両側端部に歪が生じるため、
板材Iの表面に生成したスケール4が剥離する。続いて
、第3図に示すようにブラシロール2を回転させて板材
Iの中央部のスケール4を掻取った後、第2図に示すよ
うに噴射ノズル5等のスケール排出手段により、前記竪
ロール11の幅圧下により剥離したスケール4とともに
外方に吹き飛ばず等して排出する。なお、フラノロール
2をエツジヤ−圧延機12の入側に配置して予め中央部
のスケール4を掻取った後、両側端部のスケール4を竪
ロールIIにより剥離させろようにしてもよい。 この場合、ブラシロール2のブラシ部は板材1の表面に
均等に接触するためプラン部の偏摩耗は生じない。 本発明者らは、下記条件の下で、板幅より長いブラシロ
ールを用いる従来の方法と、板幅より短いブラシロール
を用いる本発明に係る方法によるスケール除去の限界す
なわちブラシ部の寿命を比較する実験を行なった。 ■ブラシロール2.噴射ノズル5の設置場所熱延粗ミル
の出側 ■ブラシロール2 回転方向        板材と同方向ブラシ部軸方向
長さ   850mm ブラシ部中心部分の幅方向の位置 板幅中心 ブラシ部外径      400mm ブラシのワイヤ長さ   50mm プランのワイヤ径    0 、5 mmステンレス調 圧下シリンダ押え力   500kg ■圧延材l 板厚          30mm 板幅          150’omm温度    
      950°C ■噴射水の圧力       50 kg/cm2(従
来の1/3の圧力) その結果、ブラシロール2のブラシ部の寿命(スケール
除去可能な板材の延べ長さで表す。)は、第4図に示す
ように、本発明に係る方法によれば従来の方法に比べて
3倍以上の寿命となることが判明した。なお、本実験に
おいて本発明に係る方法によるプラン部の寿命は、第1
3.14図に示すようなプランの曲りによってスケール
除去機能が損なわれる時点で定まり、従来のように偏摩
耗によって定まるものではない。 なお、前記実施例では竪ロール11によるエツジヤ−圧
延により剥離したスケール及びプランロール2の回転に
より掻取られたスケールを排出するスケール排出手段と
して噴射ノズル5を用いたが、第5図に示すように竪ロ
ールllによるエツジヤ−圧延により剥離した両側端部
のスケールを噴射ノズル5の替わりにブラシロール5a
を用いて排出するようにしてもよい。 また、前記実施例においては、板材lの板幅が広い場合
、第5図に示すように、竪ロールItとブラシロール2
のみではスケール4が除去されないで残存する部分が生
じるが、後述するように、さらにブラシロールを並設し
てその部分のスケール4を掻取るようにすることにより
解決される。 すなわち、第2実施例として、第7図、第8図に示すよ
うに板幅よりプラン部の長さが短いブラシロール2の下
流側に、ブラシ部を軸方向に2分割したブラシロール3
を配置して、その2つのブラシ部をブラシロール2のブ
ラシ部より側方で、かつ、これらのプラン部によるスケ
ール除去可能範囲か若干重複するように位置させる。 あるいは、第3実施例として、第9図に示すようにブラ
シロール2の下流側に、ブラシロール2よりもブラシ部
の軸方向長さが長いプランロール13を配置する。 このようにプランロール3又は13を配置することによ
り、竪ロール11及びブラシロール2ては除去されなか
った残存スケール4が掻取られ、板材1のスケールは完
全に除去されることになる。 しかしながら、スケール除去を行なう板材1の板幅は一
定てはなく、例えば熱間鋼の場合には900mmから1
500mmまて種々の板幅のものを扱うのか通例である
。この場合、板幅の最ら狭い板材lのスケール除去が可
能となるように、プラノロール2のプラノ部の長さは、
板幅の最も狭い板材!よりも常に短くしておく必要かあ
る。このため、板幅の変化により竪ロール11及びプラ
ノロール2では除去されない残存スケール4の範囲は、
板材lの板幅に応じて増減することになる。 そこで、第4実施例として、第10図に示すように、板
幅よりブラシ部の長さが短いブラシロール2の下流側に
、軸方向に2分割して移動可能に形成したプラン部を有
するプランロールド1を配置し、板材1の板幅に応じて
ブランロール14のフラノ部を移動さ仕る。 あるいは、第5実施例として、第11図及び第12図に
示すように、板材1の板幅よりブラン部の長さが短く軸
方向に移動可能な2つのプランロールl 5.15aを
並設し、板材lの板幅に応じてフラノロール15.15
aを互いに反対方向に移動さける。この場合、従来のよ
うに摩耗の均一化のため板材Iの通過中にプラノ部の移
動を行なう必要かあったのと冑なり、プランロール15
,15aのプラン部の移動は板けlが通過する府に行な
うため、板材1にすり疵が付くことはない。 (発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、板材
の板幅よりプラノ部の軸方向長さが短いフラノロールを
用いて、板材の両側端部を除く中央部のスケールを除去
し、両側端部のスケールは一対の竪ロールによるエツジ
ヤ−圧延によって除去するらのであり、ブラシロールか
板材の表面に均一に接触するため偏摩耗がなくなる。こ
のため、プランロールのスケール除去機能が改善され、
またプランロールの寿命が大幅に向上してプラノロール
の交換頬度か減少し、生産性が向上する等の効果を有し
ている。 4、図面の簡単な説明 第1図は本発明に係る方法を適用するスケール除去装置
の平面図、第2図は第1図に示す装置の側面図、第3図
は第1図の+−1線拡大断面図、第4図は本発明の効果
を確認するための実験結果を示す図、第5図はエソジャ
ー圧延によって除去された両側端部のスケールをプラノ
ロールにより排出するようにしたスケール除去装置の平
面図、第6図は本発明の第1実施例に係る方法によるス
ケール除去状態を示す平面図、第7図は本発明の第2実
施例に係る方法を適用するスケール除去装置の平面図、
第8図は第7図に示す装置の側面図、第9図、第1O図
、第11図はそれぞれ本発明の第3実施例、第4実施例
、第5実施例に係る方法を適用するスケール除去装置の
平面図、第12図は第11図に示す装置のプランロール
を軸方向に移動させた状態を示す平面図、第13図、第
14図は従来の方、去によろプラノロールのブラシの曲
がり状態を示すそれぞれ断面図、斜視図、第15図は従
来の方法によるプランロールの偏摩耗状態を示イー断面
図である。 1・・仮(オ、2・−プラノロール、4・・スケール、
11 ・竪ロール、12 エソツヤ−圧延機、3゜+ 
3.14,15.15a・・ブラシロール。 特 許 出 願 人  株式会社神戸製鋼所代 理 人
 弁理士  前出 葆 ほか2名第3図 第4図 E丁つ方法     44ご明1て1÷コ方り云第5図 第7図 第9図 第10図 第11図 第12図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)板材の板幅よりブラシ部の軸方向長さが短いブラ
    シロールを用いて、板材の両側端部とは別個に中央部の
    スケールを掻取るようにしたことを特徴とするブラシロ
    ールによる板材のスケール除去方法。
  2. (2)前記板材の両側端部のスケール除去が、ブラシ部
    を軸方向に2分割したブラシロールにて掻取ることによ
    り行なわれるものであることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載のブラシロールによる板材のスケール除
    去方法。
  3. (3)前記板材の両側端部のスケール除去が、一対の竪
    ロールを用いて板材を幅圧下し、板材に歪みを与えてス
    ケールを剥離させることにより行なわれるものであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のブラシロ
    ールによる板材のスケール除去方法。
  4. (4)前記ブラシロールがブラシ部の軸方向長さの異な
    る2以上のブラシロールからなり、これらを板材の進行
    方向に沿って並設したものであることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項、第3項のいずれかに記載のブラシロ
    ールによる板材のスケール除去方法。
  5. (5)前記ブラシロールが軸方向に移動可能に形成され
    たものであることを特徴とする特許請求の範囲第1項、
    第2項、第3項及び第4項のいずれかに記載のブラシロ
    ールによる板材のスケール除去方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0754504A1 (de) * 1995-07-19 1997-01-22 Sms Schloemann-Siemag Aktiengesellschaft Schleifvorrichtung

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EP0754504A1 (de) * 1995-07-19 1997-01-22 Sms Schloemann-Siemag Aktiengesellschaft Schleifvorrichtung

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