JPS62107733A

JPS62107733A - 人工魚礁

Info

Publication number: JPS62107733A
Application number: JP60249725A
Authority: JP
Inventors: 浜田　征雄
Original assignee: KOKURIYUU KOGYO KK
Current assignee: KOKURIYUU KOGYO KK
Priority date: 1985-11-07
Filing date: 1985-11-07
Publication date: 1987-05-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野この発明は、海や湖等において魚を集めるために底質に
沈めで使用する魚礁に関する。

従来技術魚礁は、タイヤ等の廃物を海底に沈下させることにより
つくられることもあるが、一般的にコンクリート製であ
って、各面に魚が出入りする多数の窓孔を設けた構造に
製造される。その製造には、成形型が用いられるが、成
形型による自由な成形には限度があるので、構造上単純
なブロック状に形成されている。そのため魚が好む変化
に富んだ構造のものが少なく、重量があって運搬や設置
に不便であった。

魚礁は、海域の特性や対象魚種や目的に応じ、高さ、広
がり、形状等を変えることにより魚礁効果を高めること
ができるが、成形型で成形する関係上、高さ、広がり、
形状が異なるものごとに成形型を変える必要があり、経
済的に少量多品種に適しないという問題があった。

また従来の魚礁は、言わばコンクリートの固まりであっ
て、海の底質に沈下しやすく、しかも潮流に対して大き
な抵抗となるため、底質の洗掘が起こりやすい等の問題
があった。

発明の目的この発明は、上記のような従来の魚礁の欠点に鑑みて、
高さ、広がり、形状が異なるごとに成形型を必ずしも変
える必要のない組立式で、構造の変更が組立ての態様に
より自由であり、単一の成形型により複雑且つ軽量に構
成でき、しかも設置場所の底質に洗掘が発生し難いコン
クリート製の人工魚礁を安価に提供することを目的とし
たものである。

発明の構成上記の目的を達成するためのこの発明の構成は、棒状に
形成された鉄筋コンクリート製であって、両端に鉄筋と
連結されたボルトを突設した多数本の弦材と、多方面に
ボルトを螺入するネジ孔を穿設した多数個の金属製のジ
ヨイントとからなり、ジヨイントを介して弦材をジャン
グルジム状に組立て、ジヨイントをコンクリートで密閉
して被覆節を形成したものである。

実施例図面はこの発明の一実施例を示したもので、その魚礁は
、角棒状に形成された鉄筋コンクリート製の稜弦材Ｐａ
および斜弦材Ｐｂ１複数本の弦材Ｐａｗｐｂを集約的に
連結する鉄製のジヨイントＪとからなっている。しかし
稜弦材Ｐａと斜弦材ｐｂとは主として強度上からの使用
場所の区別であって、同一構造であってもこの発明の趣
旨に反するものではなく、説明の都合上、符号Ｐで統括
することもある。ちなみに稜弦材Ｐａは魚礁において強
度上主要な稜部分に、斜弦材ｐｂは他の部分に主として
使用される。

稜弦材Ｐａおよび斜弦材ｐｂは、耐海水性能の高い高炉
セメントで成形され、ともに四角断面形状であるが、そ
の断面形は、前者が正四角形であるのに対して、後者は
、稜弦材Ｐａの断面における正四角形の一辺の長さを長
い対角線とする菱形に形成され、連結部において隣合う
弦材Ｐａとの突当たりを防止しである（第８図）。また
稜弦材Ｐａの両端部２，２は、同じく連結部において隣
の斜弦材ｐｂと突き当たらないようにや）細く形成され
、前記正四角形の一辺の長さを対角線の長さとする正四
角形の断面形状に形成されている。

稜弦材Ｐａおよび斜弦材ｐｂは、それぞれ両端に連結ボ
ルト３，３を突設し、その間に四本の鉄筋５．５・・・
が同様に入れである。また両端部にはボルト３の取付は
用にそれが螺着されるナツト６゜６を埋設し、ナツト６
に各鉄筋５，５・・・が溶接しである。鉄筋５は弦材Ｐ
ａ、Ｐｂの断面の各隅角に入れてあって、適は所に四角
リング状のセパレータ７を設け、それに鉄筋５が溶接し
である。

ジヨイントＪは、複数枚の鉄板を折り曲げまたは溶接し
て球状に近い多角形の中空に形成したもので、正面、背
面、左右側面、平面、底面の六角面８の他に、隣合う各
直面８，８間に斜面９を、またその各面８，９間に三角
形の抜孔１１を有する。そして各直面８および斜面９に
は弦材Ｐのボルト３を螺入するネジ孔１０を穿設しであ
る。

ジョイン）Ｊのこのような形状から、弦材Ｐの組立ては
、例えば四角立方体、四角錐、五角錐等の多様な形態が
考えられる。第４図は台状に組立てた場合を示したもの
である。いずれにしても、第５図のような四角錐形や＠
６図のような三角錐形に連結したものを単位胞としてト
ラスト構造に組立てることが、強度が高まるし構造的に
複雑化するので望ましい。

弦材Ｐの組立てについては、端のボルト３に外ナツト１
３を螺合した状態でシタインドＪのネジ孔１０にそのボ
ルト３を螺入し、シタインドＪの中に内ナツト１２を抜
孔１１から入れることによって、ボルト３の先端に内ナ
ツト１２を螺合し、内外ナツト１２、１３でジヨイント
Ｊの壁を締め付ける。

ジョイン）Ｊｌ、：幾つかの弦材Ｐを連結した後、ジョ
イン）Ｊを型枠で囲み、その中にコンクリートを流し込
む方法によって、ジヨイントＪの周囲にコンクリートに
よる被覆節１４を形成する。被覆節１４の形状は、図の
ような四角立方体の他、多角立方体、球形等が考えられ
るが、特に海底と接する被覆節１４については、洗掘が
発生しないように海域特性に応じてその形を変えること
が望ましい。

発明の効果この発明は、以上説明した如くであるので、次のような
諸効果を顕著に発揮する。

１）弦材による組立て式であって、その組立て方の如何
により高さ、広がり、形状等の異なる形態に組み立てる
ことができ、しかもジャングルジム形であって、方向性
がなく、且つ魚礁の内部が複雑であるため、海域特性や
対象魚種または目的に応じて魚礁効果を最大限に発揮で
きる。

２）単一形状の成形型により多品種の量産が可能である
ため、安価に提供することができる。また使用海域付近
での組立てにより運搬の合理化を図ることができるので
、この点でも安価な提供が可能となる。

３）鉄筋コンクリート製であり、且つ弦材の組立てか金
属製のジヨイントを介してなされるため、強度が大きく
、またジヨイントが金属であってもコンクリートで被覆
されるため、耐海水性能を具備し耐久性が大きく半永久
的である。

４）重量に比し表面積が大きいので、経済的に魚礁効果
を有利に高めることができ、運搬および取扱いが容易で
ある。また重量に比し水の抵抗が大きいので、強度上自
由落下による設置が可能であり、クレーン降下による設
置が困難な深い海域での使用にも適する。

５）接地面が点または線状であり、且つ潮通しが良いの
で、設置場所で底質の洗掘が防止され、また単位面積当
たりの重量も小さいため、魚礁の沈下が極めて起こりに
くい。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、第１図は稜弦材、斜
弦材およびその連結用ジヨイントを示す斜視図、第２図
は第１図Ｘ−Ｘａ矢視の断面図、第３図はＹ−Ｙ線矢視
の断面図、！＠４図は魚礁の組立て例を示す斜視図、第
５図および第６図はそれぞれ同魚礁中の組立て単位胞を
示す斜視図、第７図および第８図はそれぞれ弦材の連結
部分の断面図である。Ｊ・・・ジヨイント　Ｐａ、Ｐｂ・・・弦材３・・・ボ
ルト　５・・・鉄筋　１０・・・ネジ孔１４・・・被覆
節築　８　図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）棒状に形成された鉄筋コンクリート製であって、
両端に鉄筋と連結されたボルトを突設した多数本の弦材
と、多方面にボルトを螺入するネジ孔を穿設した多数個
の金属製のジョイントとからなり、ジョイントを介して
弦材をジャングルジム状に組立て、ジョイントの周囲に
それを密閉するコンクリート製の被覆節を形成したこと
を特徴とする人工魚礁。
（２）弦材の組立てが三角錐形や四角錐形を単位胞とす
るトラスト構造であることを特徴とする特許請求の範囲
第１項記載の人工魚礁。