JPS62107163A - 建築工事における墨出し開孔の施工法 - Google Patents
建築工事における墨出し開孔の施工法Info
- Publication number
- JPS62107163A JPS62107163A JP24291785A JP24291785A JPS62107163A JP S62107163 A JPS62107163 A JP S62107163A JP 24291785 A JP24291785 A JP 24291785A JP 24291785 A JP24291785 A JP 24291785A JP S62107163 A JPS62107163 A JP S62107163A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、鉄筋コンクリート建築物の施工に当たっての
上階層床版の打設成形に際し、最下階の床版面に印した
柱の心易を各上階に移すための墨出し作業に必要な開孔
が各上階床版面に簡単に設けられるようにした建築工事
における墨出し開孔の施工法に関する。
上階層床版の打設成形に際し、最下階の床版面に印した
柱の心易を各上階に移すための墨出し作業に必要な開孔
が各上階床版面に簡単に設けられるようにした建築工事
における墨出し開孔の施工法に関する。
鉄筋コンクリート建築物の施工においては、予じめ最下
階の床版面に柱心から算出したＸＹ方向の基準墨（線）
を印しておき、この基準墨の交点である基準点を各上階
の床版面にも移していくという上階への墨出し作業を必
要とする。この墨出し作業は、具体的には第６ａ図に示
すように、各上階の床版４を打設成形するに際して、最
下階床版１上に印した前記基準点Ａの上方部分における
各上階床版４に直径１５０ ｍｍ程度の開孔２を開けて
おき、最上階の天井などから各階の床版の開孔２を通し
て最下階床版ｌの基準点Ａに向けて下げ振り３を吊下げ
て、この下げ振り３の位置を基準にして各上階床版４に
最下階床版１の基準墨と同じＸＹ方向の基準墨を移し取
る。
階の床版面に柱心から算出したＸＹ方向の基準墨（線）
を印しておき、この基準墨の交点である基準点を各上階
の床版面にも移していくという上階への墨出し作業を必
要とする。この墨出し作業は、具体的には第６ａ図に示
すように、各上階の床版４を打設成形するに際して、最
下階床版１上に印した前記基準点Ａの上方部分における
各上階床版４に直径１５０ ｍｍ程度の開孔２を開けて
おき、最上階の天井などから各階の床版の開孔２を通し
て最下階床版ｌの基準点Ａに向けて下げ振り３を吊下げ
て、この下げ振り３の位置を基準にして各上階床版４に
最下階床版１の基準墨と同じＸＹ方向の基準墨を移し取
る。
ところで、従来における前記の墨出し作業に使用する開
孔を各上階床版に設けておくための工程は、次のような
方法によっていた。まず、第６ｂ図のように床版型枠５
の所定位置に、上面にＭ７を設けた筒形スリーブ６を固
定しておいて前記床版４を打設成形し、これによって成
形された前記開孔２を用いて第６ａ図のように墨出し作
業を行う。この墨出し作業の終了後は開孔２を埋め戻す
必要があるので、第６ｃ図のように開孔２の下面を針金
９で吊下げた板８によって塞ぎ、この針金９の上端を開
孔２の上方にかけ渡した梁材１０で繋ぎ止めて開孔２内
にコンクリート４ａを充填する。
孔を各上階床版に設けておくための工程は、次のような
方法によっていた。まず、第６ｂ図のように床版型枠５
の所定位置に、上面にＭ７を設けた筒形スリーブ６を固
定しておいて前記床版４を打設成形し、これによって成
形された前記開孔２を用いて第６ａ図のように墨出し作
業を行う。この墨出し作業の終了後は開孔２を埋め戻す
必要があるので、第６ｃ図のように開孔２の下面を針金
９で吊下げた板８によって塞ぎ、この針金９の上端を開
孔２の上方にかけ渡した梁材１０で繋ぎ止めて開孔２内
にコンクリート４ａを充填する。
しかしながら、このような従来の方法では、開孔の口径
が床版の厚さ方向において同じであるため筒形スリーブ
６を床版型枠５の上に固定させておく方法が難しく、ま
た開孔の使用後における埋め戻しのための方法が頻繁で
あるうえに、埋め戻しコンクリートの硬化に時間がかか
るという問題点、また開孔の埋め戻し復旧作業後には使
用した資材を再利用できないので、残材が多く発生し、
工費としても無駄があり、そのうえ安全性にも難点があ
るなどの問題点があった。
が床版の厚さ方向において同じであるため筒形スリーブ
６を床版型枠５の上に固定させておく方法が難しく、ま
た開孔の使用後における埋め戻しのための方法が頻繁で
あるうえに、埋め戻しコンクリートの硬化に時間がかか
るという問題点、また開孔の埋め戻し復旧作業後には使
用した資材を再利用できないので、残材が多く発生し、
工費としても無駄があり、そのうえ安全性にも難点があ
るなどの問題点があった。
本発明は、従来における床版に墨出し用開孔を開設する
ための上記のような問題点を解決するための手段として
、床版型枠上の所定位置に逆錐形の開孔用専用型枠を配
置して、この開孔型枠を床版型枠に対しフオームタイの
セパレータを用いて締付は固定し、この開孔型枠が床版
型枠上に固定された状態において床版コンクリートを打
設して、該コンクリートの硬化後に開孔型枠による逆錐
形の開孔を形成して、この開孔を用いて墨出し作業が能
率的に行えるようにしたことを特徴とするものである。
ための上記のような問題点を解決するための手段として
、床版型枠上の所定位置に逆錐形の開孔用専用型枠を配
置して、この開孔型枠を床版型枠に対しフオームタイの
セパレータを用いて締付は固定し、この開孔型枠が床版
型枠上に固定された状態において床版コンクリートを打
設して、該コンクリートの硬化後に開孔型枠による逆錐
形の開孔を形成して、この開孔を用いて墨出し作業が能
率的に行えるようにしたことを特徴とするものである。
この発明の施工法においては、床版に開孔を開設するた
めに逆錐形の開孔型枠を用いるので、この開孔型枠が固
定された状態で成形される床版コンクリートには逆錐形
の墨出し作業用の開孔が開設される。そのため、この開
孔を墨出し作業に使用したのちには、予じめこの開孔型
枠内にコンクリートを流し込んで造っておいた逆錐形の
埋め込みブロックを、前記開孔内に嵌合することによっ
て床版の開孔埋め戻し復旧作業を能率的に行うことがで
きる。
めに逆錐形の開孔型枠を用いるので、この開孔型枠が固
定された状態で成形される床版コンクリートには逆錐形
の墨出し作業用の開孔が開設される。そのため、この開
孔を墨出し作業に使用したのちには、予じめこの開孔型
枠内にコンクリートを流し込んで造っておいた逆錐形の
埋め込みブロックを、前記開孔内に嵌合することによっ
て床版の開孔埋め戻し復旧作業を能率的に行うことがで
きる。
また、開孔型枠は、下端に吊環を介して自由に揺動する
バーを設けたセパレータを床版型枠の下面に貫通して該
下端バーを床版型枠の下面に水平に係止すると共に、開
孔型枠上の桟木に梁材を配置し、この梁材と前記下端バ
ーと介してセパレータを締め付けることによって開孔型
枠を床版型枠上に確実に固定することができる。床版コ
ンクリートの打設成形後において開孔型枠を脱型する際
には、セパレータの締め付けねじを緩めると、下端バー
はセパレータに対して自由に回動傾斜するので、床版型
枠の下面から抜去でき、セパレータの取外しによって開
孔型枠を脱型することができる。
バーを設けたセパレータを床版型枠の下面に貫通して該
下端バーを床版型枠の下面に水平に係止すると共に、開
孔型枠上の桟木に梁材を配置し、この梁材と前記下端バ
ーと介してセパレータを締め付けることによって開孔型
枠を床版型枠上に確実に固定することができる。床版コ
ンクリートの打設成形後において開孔型枠を脱型する際
には、セパレータの締め付けねじを緩めると、下端バー
はセパレータに対して自由に回動傾斜するので、床版型
枠の下面から抜去でき、セパレータの取外しによって開
孔型枠を脱型することができる。
次に本発明に係る施工法を図面に示す実施例により説明
すると、第１図に示すように、上階の床版型枠１１上に
おける所定位置に平面が正方形をなす角形の逆錐形開孔
型枠１２を配置する。この開孔型枠１２を配置する所定
位置は、第１図では示してはいないが、第６ａ図に示す
ような最下階床版ｌ上に印された基準点Ａの上方部分で
ある。
すると、第１図に示すように、上階の床版型枠１１上に
おける所定位置に平面が正方形をなす角形の逆錐形開孔
型枠１２を配置する。この開孔型枠１２を配置する所定
位置は、第１図では示してはいないが、第６ａ図に示す
ような最下階床版ｌ上に印された基準点Ａの上方部分で
ある。
また、開孔型枠１２を配置する床版型枠１１には小径の
小孔１３を開設しておく。
小孔１３を開設しておく。
開孔型枠１２は底面に床版型枠１１の前記小孔−１３と
連通ずる小孔１４を有すると共に、高さｈは床版型枠１
１上に打設されるコンクリート床版２２の厚さより実質
的に太き（なっている。
連通ずる小孔１４を有すると共に、高さｈは床版型枠１
１上に打設されるコンクリート床版２２の厚さより実質
的に太き（なっている。
この開孔型枠１２を床版型枠１１上に固定するための手
段として、第３図及び第４図に示すように、下端に吊環
１６を介してバー１７を吊下げたセパレータ１５が用い
られている。このセパレータ１５は上端部にねじ１８と
ナソ１−１９とが設けられており、このナツト１９の下
方部のねじ１８部分に梁材２０が遊挿されている。この
セパレーク１５を用いて開孔型枠１２を固定するために
は。
段として、第３図及び第４図に示すように、下端に吊環
１６を介してバー１７を吊下げたセパレータ１５が用い
られている。このセパレータ１５は上端部にねじ１８と
ナソ１−１９とが設けられており、このナツト１９の下
方部のねじ１８部分に梁材２０が遊挿されている。この
セパレーク１５を用いて開孔型枠１２を固定するために
は。
開孔型枠１２上に一対の平行な桟木２１ａ、２１ｂを配
置しておいて、ナツト１９を緩めたセパレータ１５を、
この両桟木２１ａ、２１ｂの間から下端バー１７が開孔
型枠底面の小孔１４を通って床版型枠１１の小孔１３下
方に貫通するように挿通ずる。この状態で第４図のよう
に下端バー１７を水平にしてセパレータ１５を引上げる
ことにより、該バー１７を床版型枠１１の下面に係止さ
せ、同時に桟木２１ａ、２１ｂ上に梁材２０を交差支持
してナツト１９を該梁材２０上に締め付ける。
置しておいて、ナツト１９を緩めたセパレータ１５を、
この両桟木２１ａ、２１ｂの間から下端バー１７が開孔
型枠底面の小孔１４を通って床版型枠１１の小孔１３下
方に貫通するように挿通ずる。この状態で第４図のよう
に下端バー１７を水平にしてセパレータ１５を引上げる
ことにより、該バー１７を床版型枠１１の下面に係止さ
せ、同時に桟木２１ａ、２１ｂ上に梁材２０を交差支持
してナツト１９を該梁材２０上に締め付ける。
このようにセパレータ１５を介して開孔型枠１２が床版
型枠１１上゛に固定された状態で該開孔型枠１２の外側
における床版型枠１１上にコンクリートを打設し床版２
２を形成する。
型枠１１上゛に固定された状態で該開孔型枠１２の外側
における床版型枠１１上にコンクリートを打設し床版２
２を形成する。
コンクリート床版２２の硬化後、セパレータ１５のナツ
ト１９を緩めてセパレータ１５を開孔型枠１２から引抜
くと共に、該開孔型枠１２を取外し、第５図のように床
版２２に墨出し用開孔２３を開設する。この開孔２３の
開設後、該開孔２３を通して第６ａ図のように下げ振り
２４を貫通し、該床版２２面に墨出し作業を行うが、こ
の墨出し作業を終了したのちには、この開孔２３内に予
じめ前記開孔型枠１２内にコンクリートを流しこんで造
っておいた埋め込みブロック２５を嵌合して開孔２３を
閉塞する。この埋め込みブロック２５を嵌合する際には
該ブロック２５の外側にモルタルを付着して、該ブロッ
ク２５が開孔２３内に一体に固定されるようにすること
は言うまでもない。
ト１９を緩めてセパレータ１５を開孔型枠１２から引抜
くと共に、該開孔型枠１２を取外し、第５図のように床
版２２に墨出し用開孔２３を開設する。この開孔２３の
開設後、該開孔２３を通して第６ａ図のように下げ振り
２４を貫通し、該床版２２面に墨出し作業を行うが、こ
の墨出し作業を終了したのちには、この開孔２３内に予
じめ前記開孔型枠１２内にコンクリートを流しこんで造
っておいた埋め込みブロック２５を嵌合して開孔２３を
閉塞する。この埋め込みブロック２５を嵌合する際には
該ブロック２５の外側にモルタルを付着して、該ブロッ
ク２５が開孔２３内に一体に固定されるようにすること
は言うまでもない。
なお、開孔型枠１２を固定するセパレータ１５の下端バ
ー１７には、一端に重錘２６を設けておいて、このバー
１７が常に傾斜し、前記両型枠の小孔１３．１４内を通
し易いようにしておくことが望ましい。
ー１７には、一端に重錘２６を設けておいて、このバー
１７が常に傾斜し、前記両型枠の小孔１３．１４内を通
し易いようにしておくことが望ましい。
また、開孔型枠１２にループ状の把手２７を設けておい
て該型枠の引抜き及び持運びが容易に行えるようにして
おくことが望ましい。
て該型枠の引抜き及び持運びが容易に行えるようにして
おくことが望ましい。
本発明に係る工法においては、墨出し作業に用いる上階
床版の開孔２３を逆錐形の開孔型枠１２を用いて開設す
るので、開孔２３による墨出し作業の終了後は直ちにこ
の開孔２３内に予じめ造っておいた同型の埋め戻しブロ
ック２５を嵌め込むことによって該開孔２３の埋め戻し
復旧作業が従来の方法に比較してはるかに簡単かつ能率
的に行え、工期の短縮化に寄与することができる。
床版の開孔２３を逆錐形の開孔型枠１２を用いて開設す
るので、開孔２３による墨出し作業の終了後は直ちにこ
の開孔２３内に予じめ造っておいた同型の埋め戻しブロ
ック２５を嵌め込むことによって該開孔２３の埋め戻し
復旧作業が従来の方法に比較してはるかに簡単かつ能率
的に行え、工期の短縮化に寄与することができる。
勿論、開孔２３は逆錐形に形成されるので、墨出し作業
の終了後に埋め戻しブロック２５を嵌め込んでも、この
ブロックが下階に・落下する惧れがなく、開孔の開設を
確実かつ能率的に行え、開孔型枠の脱型作業も能率的に
行えるので、工事の確実性と能率向上および工費の節減
を期待できる。
の終了後に埋め戻しブロック２５を嵌め込んでも、この
ブロックが下階に・落下する惧れがなく、開孔の開設を
確実かつ能率的に行え、開孔型枠の脱型作業も能率的に
行えるので、工事の確実性と能率向上および工費の節減
を期待できる。
第１図は本発明の工法に使用する開孔型枠の断面図、第
２図は平面図、第３図は開孔型枠の床版型枠への取付状
態を示す断面図、第４図は第３図のＴＶ−ＴＶ線におけ
る断面図、第５図は埋め戻しブロックの斜視図、第６ａ
図は従来の墨出し作業の状況を示す上階床版の断面図、
同す図は従来の工法における開孔の開設工程を示す上階
床版の部分断面図、同Ｃ図は同じ〈従来の工法における
開孔の閉塞工程を示す上階床版の部分断面図である。 １１：床版型枠、 １２：開孔型枠、１３．１４：小
孔、１５：セパレータ、１６：吊環、 １７：バー
、 １８：ねじ、 １９：ナツト、 ２０：梁材、 ２１ａ、２１ｂ：桟木、２２：コン
クリート床版、 ２３：開孔、２４：下げ振り、 ２
５：埋め戻しブロック、２６二重錘。
２図は平面図、第３図は開孔型枠の床版型枠への取付状
態を示す断面図、第４図は第３図のＴＶ−ＴＶ線におけ
る断面図、第５図は埋め戻しブロックの斜視図、第６ａ
図は従来の墨出し作業の状況を示す上階床版の断面図、
同す図は従来の工法における開孔の開設工程を示す上階
床版の部分断面図、同Ｃ図は同じ〈従来の工法における
開孔の閉塞工程を示す上階床版の部分断面図である。 １１：床版型枠、 １２：開孔型枠、１３．１４：小
孔、１５：セパレータ、１６：吊環、 １７：バー
、 １８：ねじ、 １９：ナツト、 ２０：梁材、 ２１ａ、２１ｂ：桟木、２２：コン
クリート床版、 ２３：開孔、２４：下げ振り、 ２
５：埋め戻しブロック、２６二重錘。
Claims (1)
- （１）最下階の床版面に印された墨出し用基準点を上階
床版面に移す目的をもって、該基準点の上方部分におけ
る上階の床版型枠上に逆錐形の開孔型枠を配置しておき
、下端に吊環を介してバーを吊下げたセパレータを、該
下端バーが床版型枠の下面で水平な向きに係止されるよ
うに前記開孔型枠内に挿通し、該下端バーと開孔型枠上
面の桟木上に配置した梁材とにより前記セパレータを締
付けて開孔型枠を床版型枠上に固定し、床版コンクリー
トにこの開孔型枠により形成される逆錐形の開孔によっ
て上階床版への墨出し作業を行うことを特徴とした建築
工事における墨出し開孔の施工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24291785A JPS62107163A (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 | 建築工事における墨出し開孔の施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24291785A JPS62107163A (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 | 建築工事における墨出し開孔の施工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62107163A true JPS62107163A (ja) | 1987-05-18 |
| JPH033026B2 JPH033026B2 (ja) | 1991-01-17 |
Family
ID=17096131
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24291785A Granted JPS62107163A (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 | 建築工事における墨出し開孔の施工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62107163A (ja) |
-
1985
- 1985-10-31 JP JP24291785A patent/JPS62107163A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH033026B2 (ja) | 1991-01-17 |
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