JPS62107052A - 溶融亜鉛めつき鋼板およびその製造法 - Google Patents
溶融亜鉛めつき鋼板およびその製造法Info
- Publication number
- JPS62107052A JPS62107052A JP24602285A JP24602285A JPS62107052A JP S62107052 A JPS62107052 A JP S62107052A JP 24602285 A JP24602285 A JP 24602285A JP 24602285 A JP24602285 A JP 24602285A JP S62107052 A JPS62107052 A JP S62107052A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel sheet
- hot dip
- spangle
- dip galvanized
- galvanized steel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coating With Molten Metal (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、溶融亜鉛めっき鋼板およびその製造法に関す
る。
る。
[従来技術〕
溶融めっき鋼板なかでも溶融・亜鉛めっき鋼板は、めっ
き直後の冷却方式によって2種類に分類される。すなわ
ち (1)めっき後大気中で放冷して、溶融唾鉛層を徐々に
冷却凝固させて亜鉛結晶の層模様(スパングル)を大き
く発達させたレギュラースパングル材 (2)めっき後、ただちに薬剤を含む水等にて溶融亜鉛
層を急冷してスパングルをほとんど消失させたゼロスパ
ングル材 このうちゼロスパングル材は塗装仕上り性が良好なため
塗装されて使用されることが多い。
き直後の冷却方式によって2種類に分類される。すなわ
ち (1)めっき後大気中で放冷して、溶融唾鉛層を徐々に
冷却凝固させて亜鉛結晶の層模様(スパングル)を大き
く発達させたレギュラースパングル材 (2)めっき後、ただちに薬剤を含む水等にて溶融亜鉛
層を急冷してスパングルをほとんど消失させたゼロスパ
ングル材 このうちゼロスパングル材は塗装仕上り性が良好なため
塗装されて使用されることが多い。
一方レギュラースパングル材は、多くは塗装されずにそ
のまま使用される。従ってスパングルの大きく発達した
めっき表面が露出されることになり、ここでスパングル
のパターンに意匠性を持たせることができれば製品価値
を著しく白玉させることができる。しかしながら、現在
スパングルのサイズの制御についてはめっき浴中のPb
等の元素濃度あるいはめっき後の冷却速度等の調整によ
り可渣であるが、スパングルのパターンをMI御するこ
とはでJない。
のまま使用される。従ってスパングルの大きく発達した
めっき表面が露出されることになり、ここでスパングル
のパターンに意匠性を持たせることができれば製品価値
を著しく白玉させることができる。しかしながら、現在
スパングルのサイズの制御についてはめっき浴中のPb
等の元素濃度あるいはめっき後の冷却速度等の調整によ
り可渣であるが、スパングルのパターンをMI御するこ
とはでJない。
ここでレギュラースパングルの生成について述べる。溶
融亜鉛層の凝固はまずめっき層に接する地鉄面から始ま
るといわれる。すなわち亜鉛凝固の結晶核は地鉄面のあ
らゆる地点でアトランダムに発生する。その後、結晶の
成長過程に移行するが、放冷状況下では結晶は十分に発
達し、その結果大きなスパングルが出現する。
融亜鉛層の凝固はまずめっき層に接する地鉄面から始ま
るといわれる。すなわち亜鉛凝固の結晶核は地鉄面のあ
らゆる地点でアトランダムに発生する。その後、結晶の
成長過程に移行するが、放冷状況下では結晶は十分に発
達し、その結果大きなスパングルが出現する。
従って得られるスパングルはその結晶核の発生起点が無
秩序なため不規則なパターンとなる。
秩序なため不規則なパターンとなる。
このスパングルパターンを制御するには地鉄面における
結晶核の発生起点をあるパターンをもってコントロール
する必要があるが、これを制御することは現状困難であ
る。
結晶核の発生起点をあるパターンをもってコントロール
する必要があるが、これを制御することは現状困難であ
る。
[発明の目的]
本発明は、規則正しいスパングルパターンを有する意匠
性の高い亜鉛めっき鋼板およびその製造法を提供するこ
とを目的どする。
性の高い亜鉛めっき鋼板およびその製造法を提供するこ
とを目的どする。
[発明の概!’1
本出願に係る第1の発明は、凝固結晶核の発生起点が亜
鉛めっき層表面に規則的に導入されていることを特徴と
する溶融亜鉛めっき鋼板である。
鉛めっき層表面に規則的に導入されていることを特徴と
する溶融亜鉛めっき鋼板である。
本出願に係る第2の発明は、鋼板を溶融亜鉛めっき浴に
浸漬、引とげ後、溶融状態にあるめっき層表面を規則的
に点状に冷却してめっき層表面に凝固結晶核の発生起点
を導入することを特徴とする溶融亜鉛めっき鋼板の製造
法である。
浸漬、引とげ後、溶融状態にあるめっき層表面を規則的
に点状に冷却してめっき層表面に凝固結晶核の発生起点
を導入することを特徴とする溶融亜鉛めっき鋼板の製造
法である。
本発明の最大のポイントは第4図に示す通り溶融亜鉛の
凝固結晶核の発生起点を、従来のように地鉄面ではなく
、めっき層表面に、しかも、鋼板の巾ないし長年方向に
規則的に設けることにより、始めて、スパングル生成を
規則的に行なわしめることを可能にした点にある。
凝固結晶核の発生起点を、従来のように地鉄面ではなく
、めっき層表面に、しかも、鋼板の巾ないし長年方向に
規則的に設けることにより、始めて、スパングル生成を
規則的に行なわしめることを可能にした点にある。
地鉄面に結晶核の発生起点がある限り1本発明のように
、後述する規則的で意匠性を有するスパングルは全く得
ることができない、すなゎ地鉄面に結晶核が発生するの
に先だってめっき層表面に結晶核を生成させるわけであ
る。
、後述する規則的で意匠性を有するスパングルは全く得
ることができない、すなゎ地鉄面に結晶核が発生するの
に先だってめっき層表面に結晶核を生成させるわけであ
る。
溶融めっき層の表面に結晶核の発生起点を規則的に与え
るには、たとえば、ガス、液体あるいは表面に凸部を設
けたロール等の固体を規則正しいパターンで溶融めっき
層表面に噴射あるいは接触させこれらの接触点を結晶核
発生起点とすればよい、この発生手段より結晶は四方六
方にJ&長し互いにぶつかりあうまで発達しその結果規
則正しいスパングルパターンを得ることができる。
るには、たとえば、ガス、液体あるいは表面に凸部を設
けたロール等の固体を規則正しいパターンで溶融めっき
層表面に噴射あるいは接触させこれらの接触点を結晶核
発生起点とすればよい、この発生手段より結晶は四方六
方にJ&長し互いにぶつかりあうまで発達しその結果規
則正しいスパングルパターンを得ることができる。
[発明の実施例]
(第1実施例)
ガス噴射法を例に未発明の実施例を具体的に述べる。本
例では、第1図、第2図に示す装置を用いてスパングル
パターンをコントロールした。すなわち第1図に示す様
に、めっき浴4から引上げめっき直後の鋼板2を左右一
対のスパングルパターン制御用冷却装a!8の間に設置
した。スパングルパターン制御用°冷却!It1Bは、
鋼板2側面に規則的に配列された0、4φの噴射孔lO
を有しており、鋼板2と反対側の側面にはガス導入口1
2を有している。なお、その内部には、噴射孔10から
のガス噴射が均一となるようにじ壺ま板14が設けであ
る。
例では、第1図、第2図に示す装置を用いてスパングル
パターンをコントロールした。すなわち第1図に示す様
に、めっき浴4から引上げめっき直後の鋼板2を左右一
対のスパングルパターン制御用冷却装a!8の間に設置
した。スパングルパターン制御用°冷却!It1Bは、
鋼板2側面に規則的に配列された0、4φの噴射孔lO
を有しており、鋼板2と反対側の側面にはガス導入口1
2を有している。なお、その内部には、噴射孔10から
のガス噴射が均一となるようにじ壺ま板14が設けであ
る。
ガス導入孔12からNgLガスを送入し、そのN2ガス
を噴射孔lOより鋼板2上に噴射させた。噴射流量と得
られるスパングルパターンの関係を結晶組織として第3
図の写真に示す、流量が10J17分以下では冷却能が
低いため従来のレギュラースパングルの如く不規則なス
パングルパターンを示す(第3図(a))、流量が20
〜40!L7分では第2図に示すガス噴射孔パターンと
同一パターンの規則正しいスパングルパターンが得られ
た(第3図(b))、このスパングルを詳細に観察する
と第4図に示す如く結晶核発生起点42の周囲は冷却速
度が大きいためスパングルは生成、成長しておらず(ノ
ースパングル部44)、これより外側にてスパングル4
6が大きく成長し、となり合うスパングル結晶同士がぶ
つかりあってその成長が伴出している。噴射流量が50
17分をこえると規則正しいスパングルパターンは依然
として得られるものの冷却速度がより大きくなるため前
述の7−スパングル部の範囲が広がり美観は低下する(
第3図(C))、このように規則正しくかつ美麗なスパ
ングルパターンを得るにはガス噴射孔のパターンに規則
性をもたせるとともに噴射ガス流量を適正に制御する必
要がある。噴射するガスの種類はNLガス以外空気ある
いはHL等特に限定するものではない。
を噴射孔lOより鋼板2上に噴射させた。噴射流量と得
られるスパングルパターンの関係を結晶組織として第3
図の写真に示す、流量が10J17分以下では冷却能が
低いため従来のレギュラースパングルの如く不規則なス
パングルパターンを示す(第3図(a))、流量が20
〜40!L7分では第2図に示すガス噴射孔パターンと
同一パターンの規則正しいスパングルパターンが得られ
た(第3図(b))、このスパングルを詳細に観察する
と第4図に示す如く結晶核発生起点42の周囲は冷却速
度が大きいためスパングルは生成、成長しておらず(ノ
ースパングル部44)、これより外側にてスパングル4
6が大きく成長し、となり合うスパングル結晶同士がぶ
つかりあってその成長が伴出している。噴射流量が50
17分をこえると規則正しいスパングルパターンは依然
として得られるものの冷却速度がより大きくなるため前
述の7−スパングル部の範囲が広がり美観は低下する(
第3図(C))、このように規則正しくかつ美麗なスパ
ングルパターンを得るにはガス噴射孔のパターンに規則
性をもたせるとともに噴射ガス流量を適正に制御する必
要がある。噴射するガスの種類はNLガス以外空気ある
いはHL等特に限定するものではない。
以Eはガス噴射法について述べたが、ガスの代りに木等
の液体を同様に噴射しても同じ効果を得ることができる
。
の液体を同様に噴射しても同じ効果を得ることができる
。
(第2実施例)
固体接触によるスパングルパターン制御法の一例として
第5図に示す如き突起52付ロール54を用いることが
できる。この突起52に接触した点が結晶核発生起点と
なる。ロール54は中空構造とし内部を水冷゛でさるよ
うにすると冷却水量のJl!によって規則正しい美麗な
スパングルパターンを容易に得ることができる。
第5図に示す如き突起52付ロール54を用いることが
できる。この突起52に接触した点が結晶核発生起点と
なる。ロール54は中空構造とし内部を水冷゛でさるよ
うにすると冷却水量のJl!によって規則正しい美麗な
スパングルパターンを容易に得ることができる。
[発明の効果]
以1の如く、未発IJIによればめっき後の冷却パター
ンおよび冷却速度を制御して規則正しい美麗なスパング
ルパターンを有する意匠性のきわめて高い溶融めっき鋼
板およびその製造法を提供することができる。
ンおよび冷却速度を制御して規則正しい美麗なスパング
ルパターンを有する意匠性のきわめて高い溶融めっき鋼
板およびその製造法を提供することができる。
第1図は本発明の第1実施例を示すための側面図及び平
面図である。第2図は本発明の第1実施例に使用するス
パングルパターン制御用冷却装置を示す正面図である。 第3図は亜鉛結晶のマクロ組織を示す写真である。第4
図は亜鉛結晶のスパングルパターンを示す概念図である
。第5図は本発明の第2¥施例に使用するローラの斜視
図及び側面図である。 2働・めりS鋼板、4−・めっ3浴、8φ・スパングル
パターンI’ll 1!l JII冷却装置、10・拳
噴射孔、12・Φガス導入口、14Φ争じヤま板、42
・・凝固結晶発生起点、44・・ノースパングル部、4
B−−スパングル成長部、52・・突起、54・・ロー
ル、56拳・従来の発生起点。 第7図 第2図 第3図 第4図 第5図 (a)(b)
面図である。第2図は本発明の第1実施例に使用するス
パングルパターン制御用冷却装置を示す正面図である。 第3図は亜鉛結晶のマクロ組織を示す写真である。第4
図は亜鉛結晶のスパングルパターンを示す概念図である
。第5図は本発明の第2¥施例に使用するローラの斜視
図及び側面図である。 2働・めりS鋼板、4−・めっ3浴、8φ・スパングル
パターンI’ll 1!l JII冷却装置、10・拳
噴射孔、12・Φガス導入口、14Φ争じヤま板、42
・・凝固結晶発生起点、44・・ノースパングル部、4
B−−スパングル成長部、52・・突起、54・・ロー
ル、56拳・従来の発生起点。 第7図 第2図 第3図 第4図 第5図 (a)(b)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 凝固結晶核の発生起点が亜鉛めっき層表面に規則的
に導入されていることを特徴とする溶融亜鉛めっき鋼板
。 2 鋼板を溶融亜鉛めっき浴に浸漬、引上げ後、溶融状
態にあるめっき層表面を規則的に点状に冷却してめっき
層表面に凝固結晶核の発生起点を導入することを特徴と
する溶融亜鉛めっき鋼板の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24602285A JPS62107052A (ja) | 1985-11-01 | 1985-11-01 | 溶融亜鉛めつき鋼板およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24602285A JPS62107052A (ja) | 1985-11-01 | 1985-11-01 | 溶融亜鉛めつき鋼板およびその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62107052A true JPS62107052A (ja) | 1987-05-18 |
Family
ID=17142281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24602285A Pending JPS62107052A (ja) | 1985-11-01 | 1985-11-01 | 溶融亜鉛めつき鋼板およびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62107052A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100490738B1 (ko) * | 2000-12-19 | 2005-05-24 | 주식회사 포스코 | 미니 스팡글의 냉각장치 |
JP2020193357A (ja) * | 2019-05-27 | 2020-12-03 | 日本製鉄株式会社 | 溶融亜鉛めっき鋼板 |
-
1985
- 1985-11-01 JP JP24602285A patent/JPS62107052A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100490738B1 (ko) * | 2000-12-19 | 2005-05-24 | 주식회사 포스코 | 미니 스팡글의 냉각장치 |
JP2020193357A (ja) * | 2019-05-27 | 2020-12-03 | 日本製鉄株式会社 | 溶融亜鉛めっき鋼板 |
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